JP2002066233A - グリスフィルタ - Google Patents

グリスフィルタ

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JP2002066233A JP2000256837A JP2000256837A JP2002066233A JP 2002066233 A JP2002066233 A JP 2002066233A JP 2000256837 A JP2000256837 A JP 2000256837A JP 2000256837 A JP2000256837 A JP 2000256837A JP 2002066233 A JP2002066233 A JP 2002066233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造の金型を用いて少ない工程で加工
でき、かつ油分離能力の高いグリスフィルタを提供す
る。 【解決手段】 前枠20の前羽根板21と後ろ枠30の
後ろ羽根板31との各側端板24、34の縁部にはその
側端板24、34の主面に対して凹凸形状をなす切り曲
げ部25a、35aが間隔をあけて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば厨房など
で排気用に設置されるグリスフィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】厨房などでは油脂を含む蒸気が発生す
る。グリスフィルタは、排気中に含まれる油脂などの付
着成分を有効に除去するものである。
【0003】図18は、厨房に設置されたグリスフィル
タユニットの一例を模式的に示す図である。図18を参
照して、厨房の天井7にはフード6が取付けられてい
る。フード6内でダクト8を取り囲むようにグリスフィ
ルタが設置されている。グリスフィルタユニット1は、
ほぼV字状の位置関係となるように設置された2つのグ
リスフィルタ2と、オイル受け3と、チューブ4と、オ
イルカップ5とを備えている。ダクト8に通ずる排気口
には防火ダンパ9が設置されている。
【0004】油脂を含む蒸気は、図中矢印で示すよう
に、グリスフィルタ2を通過し、さらに防火ダンパ9を
通過してダクト8から外部へ排気される。グリスフィル
タ2は、蒸気中に含まれる油脂などを分離し、分離され
た油脂などはグリスフィルタ2を伝って下方に流れオイ
ル受け3によって受けられ、さらにチューブ4を経由し
てオイルカップ5に溜められる。
【0005】このようなグリスフィルタ2の一例とし
て、本出願人が提案した特開平11−253723号公
報に記載のグリスフィルタがある。
【0006】図19はその公報に開示されたグリスフィ
ルタの構成を示す平面図であり、図20は図19のA−
A線に沿う概略断面図である。
【0007】図19と図20とを参照して、グリスフィ
ルタ110は、前枠120と後ろ枠130とが重ね合さ
れて構成されている。
【0008】図20を参照して、前枠120には後ろ側
に向けて開いた複数個の前羽根板121が並列に配置さ
れている。後ろ枠130には、前側に向けて開いた複数
個の後ろ羽根板131が前羽根板121に部分的に向い
合うように並列に配置されている。前枠120と後ろ枠
130とが重ね合された状態で、複数個の前羽根板12
1の各々と複数個の後ろ羽根板131の各々が部分的に
向い合う。
【0009】前羽根板121は、図21の斜視図に示す
ように、後ろ側に向けて立上がる立上げ部122と、横
方向に延びる肩部123と、後ろ側に延びる側端板12
4とを有している。肩部123には切り起し片127が
複数個設けられており、切り起された部分に開口126
が設けられている。
【0010】なお、後ろ羽根板131の構成も上記の前
羽根板121の構成とほぼ同様である。
【0011】従来のグリスフィルタ110では、ガスの
最速領域に切り起し片127が設けられており、切り起
し片127にガスを衝突させることでガス中に含まれる
油脂などが有効に分離される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグリス
フィルタ110では、肩部123に切り起し片127を
設けるため、その加工が容易ではない。たとえば、前羽
根板121または後ろ羽根板131を立上げるための加
工と、切り起し片127を形成するための加工とを別個
に行なう必要がある。また、1つの肩部123ごとにし
か切り起し片127を形成することができず、さらに切
り起し片127を形成する加工には肩部123を切る加
工と起す加工とが必要である。このため、加工のための
金型の構造が複雑になるとともに、加工工程も煩雑にな
るという問題点があった。
【0013】また、単に切り起し片127を設けただけ
では、排気ガス中の油脂などを分離する能力が十分とは
いえなかった。
【0014】それゆえ、本発明の目的は、簡易な構造の
金型を用いて少ない加工工程で製造でき、かつ油分離の
能力も高いグリスフィルタを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一の局面に従う
グリスフィルタは、後ろ側に向けて開いた複数個の前羽
根板が並列に配置された前枠と、前側に向けて開いた複
数個の後ろ羽根板が並列に配置された後ろ枠とが互いに
重なり合うことにより、複数個の前羽根板の各々と複数
個の後ろ羽根板の各々とが部分的に向い合うグリスフィ
ルタにおいて、前羽根板および後ろ羽根板の各々の長手
方向に延びる側端板の縁部に、側端板の主面に対して凹
凸をなすような切り曲げ部が設けられることを特徴とす
る。
【0016】このように切り曲げ部は縁部に設けられる
ため、切り曲げ部を形成する加工は、前羽根板または後
ろ羽根板の形成加工と同時に行なうことができる。切り
曲げ部は縁部に設けられるため、隣り合う前羽根板また
は後ろ羽根板の2列ずつに同時に切り曲げ部を形成する
ことができ、さらに切り曲げ部の切る加工と曲げる加工
とを同時に行なうことができる。このため、従来例より
も加工に用いられる金型の構造を簡易にできるととも
に、少ない加工工程でグリスフィルタを製造することが
できる。
【0017】また、側端板の縁部に切り曲げ部が設けら
れているため、側端板と切り曲げ部との隙間を通ったガ
スと側端板を回り込んだガスとが衝突して乱流が生じ
る。これにより、ガスのかき混ぜ作用が生じ、ガス中の
小さな油脂などの成分が結合されて大きく成長する。大
きく成長した油脂などの成分は、前羽根板または後ろ羽
根板の壁面へのガスの衝突により、壁面に付着してガス
から除去される。これにより、細かい油脂などの成分の
除去が容易となるため、油脂などの除去能力の高いグリ
スフィルタを得ることができる。
【0018】上記一の局面に従うグリスフィルタにおい
ては、前羽根板の切り曲げ部と後ろ羽根板の切り曲げ部
とは、交互に位置するような関係で形成されていること
が好ましい。
【0019】これにより、グリスフィルタを通過しよう
とするガスは必ず前羽根板の切り曲げ部または後ろ羽根
板の切り曲げ部に衝突することになり、油脂などの分離
除去の効率を高めることができる。
【0020】上記一の局面に従うグリスフィルタにおい
ては、前羽根板および後ろ羽根板の各々の切り曲げ部
は、前羽根板および後ろ羽根板の各々の内側に折り曲げ
られていてもよく、外側に折り曲げられていてもよく、
内側と外側とに交互に折り曲げられていてもよく、かつ
一端が内側に他端が外側になるように折り曲げられてい
てもよい。
【0021】上記一の局面に従うグリスフィルタは、排
気ガスが前羽根板側から入り、かつ後ろ羽根板側から出
るように設置され、前羽根板の切り曲げ部は前羽根板の
外側に折り曲げられており、かつ後ろ羽根板の切り曲げ
部は後ろ羽根板の内側に折り曲げられていることが好ま
しい。
【0022】本発明の他の局面に従うグリスフィルタ
は、後ろ側に向けて開いた複数個の前羽根板が並列に配
置された前枠と、前側に向けて開いた複数個の後ろ羽根
板が並列に配置された後ろ枠とが互いに重なり合うこと
により、複数個の前羽根板の各々と複数個の後ろ羽根板
の各々とが部分的に向い合うグリスフィルタにおいて、
排気ガスが前羽根板側から入り、かつ後ろ羽根板側から
出るように設置され、後ろ羽根板の長手方向に延びる側
端板の縁部には、側端板の主面に対して凹凸をなすよう
に後ろ羽根板の内側に折り曲げられた切り曲げ部が設け
られており、かつ前羽根板の長手方向に延びる側端版の
主面には切り曲げ部が設けられていない。
【0023】このように前羽根板の側端版に切り曲げ部
が設けられていないため、折り曲げ部がある場合に比較
して、排気ガスの気流速度を速くすることができる。そ
して、この速い速度の気流を、後ろ羽根板の側端板に設
けられた切り曲げ部で受けるため乱流が多く発生する。
これにより、排気ガスのかき混ぜ作用が生じてガス中の
細かな油脂などの成分を効率的に除去することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0025】図1は本発明の一実施の形態におけるグリ
スフィルタの組立前の構成を示す概略斜視図であり、図
2は組立後の構成を示す概略平面図である。また図3は
図2のA−A線に沿う概略断面図である。
【0026】図1および図2を参照して、本実施の形態
のグリスフィルタ10は、前枠20と後ろ枠30とを有
している。前枠20には複数の前羽根板21が並列に配
置されており、後ろ枠30には複数個の後ろ羽根板31
が並列に配置されている。この前枠20と後ろ枠30と
が重ね合されてグリスフィルタ10が構成される。
【0027】図3を参照して、この重ね合された状態
で、複数個の前羽根板21の各々と複数個の後ろ羽根板
31の各々とが部分的に向い合う。なお、後ろ羽根板3
1には取手40が取付けられている。
【0028】図4は、前羽根板の構成を概略的に示す部
分斜視図である。図4を参照して、前羽根板21は、後
ろ側に向けて立上がる立上げ部22と、横方向に延びる
肩部23と、後ろ側に延びる側端板24とを有してい
る。この側端板24の縁部には、側端板24の主面に対
して凹凸をなすような複数の切り曲げ部25aが互いに
間隔をあけて形成されている。この切り曲げ部25a
は、たとえば前羽根板21の内側に折り曲げられてい
る。
【0029】なお、後ろ羽根板31も前羽根板21と同
様、立上げ部32と、肩部33と、側端板34と、切り
曲げ部35aとを有しており、それらは前羽根板21の
各部と同様の構成を有している。
【0030】図5は、切り曲げ部の配置の様子を示す図
2のB部を拡大して示す平面図である。図5を参照し
て、前羽根板21の切り曲げ部25aと後ろ羽根板31
の切り曲げ部35aとは交互に位置するような関係で形
成されている。
【0031】次に、本実施の形態のグリスフィルタによ
る油脂などの分離動作について説明する。
【0032】図6は、図3のC部を拡大して示す部分断
面図である。図6を参照して、排気ガスは、図中矢印で
示すように、まず前羽根板21同士の間を通って後ろ羽
根板31に衝突する。その後、排気ガスは、前羽根板2
1と後ろ羽根板31とが向い合う領域を経て、後ろ羽根
板31同士の間を抜けて、グリスフィルタ10を通過す
る。
【0033】この際、排気ガスは後ろ羽根板31や前羽
根板21の各部に衝突し、その衝突によって油脂などの
成分が排気ガスから分離される。
【0034】また、前羽根板21の側端板24と切り曲
げ部25aとの間を通るガスと側端板24の図中上側を
回り込んだガスとが、衝突する。ガスの衝突により、前
羽根板22と後ろ羽根板32とが向い合う領域において
乱流が生じ、ガスのかき混ぜ作用が生じる。これによ
り、ガス中の油脂などの細かい成分が結合されて大きく
成長する。大きく成長した油脂などの成分は、前羽根板
21および後ろ羽根板31の壁面への衝突によりその壁
面に付着し、ガス中から除去される。
【0035】また、切り曲げ部25aの側端面24から
の折り曲げ開始部付近においては、切り曲げ部25aと
側端板24との隙間が小さい。このため、この小さい隙
間部分にガス中の細かな油脂などの成分が付着しやす
く、これによってもガス中の細かな油脂などの成分が除
去される。
【0036】また、切り曲げ部25aと側端板24との
隙間の小さい領域を通ることでガスの速度が上がる。こ
のため、ガスは前羽根板21および後ろ羽根板31の壁
面に強く当ることになり、それによってガス中の油脂な
どの成分が効率よく除去される。
【0037】このように本実施の形態においては、ガス
中の大きな油脂などの成分のみならず、小さな油脂など
の成分をも有効に除去することができる。
【0038】また本実施の形態では、切り曲げ部25
a、35aは、側端板24、34の縁部に設けられてい
る。このため、前羽根板21または後ろ羽根板31の立
上げ形成加工と同時に切り曲げ部25a、35aを加工
することができる。
【0039】また切り曲げ部25a、35aは側端板2
4、34の縁部に設けられるため、2列の前羽根板21
(または後ろ羽根板31)の切り曲げ部25a(または
35a)を同時に加工でき、その加工のための金型の構
造も簡易とすることができる。
【0040】また切り曲げ部25a、35aは側端板2
4、34の縁部に設けられるため、切り曲げ部25a、
35aの切る加工と曲げる加工を同時に行なうことが可
能となる。
【0041】なお本実施の形態においては、切り曲げ部
25a、35aを内側に曲げた構成について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図7およ
び図8に示すように切り曲げ部25b、35bは外側に
曲げられていてもよい。また、図9および図10に示す
ように側端板24には内側に曲げられた切り曲げ部25
aと外側に曲げられた切り曲げ部25bとが交互に配置
されていてもよい。
【0042】また図11および図12に示すように切り
曲げ部25cの一端が内側に、他端が外側に曲げられた
構成であってもよい。またこの場合、1つの前羽根板2
1(または後ろ羽根板31)の両端に設けられた切り曲
げ部25c(または35c)は互いに異なる傾きを有す
るように設けられていてもよく、また図13および図1
4に示すように互いに同じ傾きとなるように設けられて
いてもよい。
【0043】また図15に示すように、排気ガスが前枠
20側から入り、後ろ枠30側から出るようにグリスフ
ィルタ10が設置される場合には、前羽根板21の切り
曲げ部25aが前羽根板21の外側に折り曲げられ、か
つ後ろ羽根板31の切り曲げ部35aが後ろ羽根板31
の内側に折り曲げられていることが好ましい。
【0044】この場合、前枠20の前羽根板21は図7
および図8に示す構成を有し、後ろ枠30の後ろ羽根板
31は図4に示す構成を有している。
【0045】また、図16に示すように前羽根板21の
外側に折り曲げられた切り曲げ部25aと後ろ羽根板3
1の内側に折り曲げられた切り曲げ部35aとが交互に
位置するような関係で形成されていることが好ましい。
【0046】また上記においては、前羽根板21および
後ろ羽根板31の双方に切り曲げ部25a、35aが設
けられた構成について説明したが、切り曲げ部は前羽根
板21および後ろ羽根板31のいずれか一方にのみ設け
られていてもよい。
【0047】この場合、図17に示すように排気ガス流
入側の前羽根板21には切り曲げ部が設けられておら
ず、かつ排気ガス流出側の後ろ羽根板31には内側に折
り曲げられた切り曲げ部35aが設けられることが好ま
しい。
【0048】このように前羽根板21の側端版24に切
り曲げ部が設けられていないため、切り曲げ部がある場
合に比較して、点P1での排気ガスの気流速度を速くす
ることができる。そして、この速い速度の気流を、後ろ
羽根板31の側端板34に設けられた切り曲げ部35a
で受けるため点P2付近で乱流が多く発生する。これに
より、排気ガスのかき混ぜ作用が生じてガス中の細かな
油脂などの成分を効率的に除去することができる。
【0049】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば切り
曲げ部は縁部に設けられるため、切り曲げ部を形成する
加工は、前羽根板および後ろ羽根板の形成加工と同時に
行なうことができる。また切り曲げ部は縁部に設けられ
るため、隣り合う2列の羽根板に同時に切り曲げ部を形
成することができ、さらに切り曲げ部の切る加工と曲げ
る加工を同時に行なうことができる。このため、従来例
よりも加工に用いられる金型の構造を簡易にできるとと
もに、少ない加工工程でグリスフィルタを形成すること
ができる。
【0051】また、側端板と切り曲げ部との隙間を通っ
たガスと側端板を回り込んだガスとが衝突して乱流が生
じる。これにより、ガスのかき混ぜ作用が生じ、ガス中
の油脂などの成分が結合されて大きく成長し、油脂など
の除去が容易となる。このため、油脂などの除去能力の
高いグリスフィルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるグリスフィル
タの組立前の構成を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明の一実施の形態におけるグリスフィル
タの組立後の構成を示す平面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿う概略断面図である。
【図4】 本発明の一実施の形態におけるグリスフィル
タの切り曲げ部の構成を示す部分斜視図である。
【図5】 図2のB部を拡大して示す部分平面図であ
る。
【図6】 図3のC部を拡大して示す部分断面図であ
る。
【図7】 切り曲げ部が外側に折り曲げられた様子を示
す部分平面図である。
【図8】 切り曲げ部が外側に折り曲げられた様子を示
す部分斜視図である。
【図9】 切り曲げ部が内側と外側に交互に折り曲げら
れた様子を示す部分平面図である。
【図10】 切り曲げ部が内側と外側とに交互に折り曲
げられた様子を示す部分斜視図である。
【図11】 切り曲げ部の一端が内側に他端が外側に折
り曲げられた様子を示す部分平面図である。
【図12】 切り曲げ部の一端が内側に他端が外側に折
り曲げられた様子を示す部分斜視図である。
【図13】 切り曲げ部の一端が内側他端が外側に折り
曲げられた様子を示す部分平面図である。
【図14】 切り曲げ部の一端が内側他端が外側に折り
曲げられた様子を示す部分斜視図である。
【図15】 排気ガス流入側の前羽根板の切り曲げ部が
外側に折り曲げられており、かつ排気ガス流出側の後ろ
羽根板の切り曲げ部が内側に折り曲げられている様子を
示す部分断面図である。
【図16】 前羽根板の外側に折り曲げられた切り曲げ
部と後ろ羽根板の内側に折り曲げられた切り曲げ部とが
交互に形成された様子を示す図2のB部の拡大部分平面
図である。
【図17】 排気ガス流入側の前羽根板には切り曲げ部
が設けられておらず、かつ排気ガス流出側の後ろ羽根板
には内側に折り曲げられた切り曲げ部が設けられた様子
を示す部分断面図である。
【図18】 厨房の天井に設置されたグリスフィルタユ
ニットを示す図である。
【図19】 従来のグリスフィルタの構成を概略的に示
す平面図である。
【図20】 図19のA−A線に沿う概略断面図であ
る。
【図21】 切り起し片の構成を説明するための概略斜
視図である。
【符号の説明】
10 グリスフィルタ、20 前枠、21 前羽根板、
22,32 立上げ部、23,33 肩部,24,34
側端板、25a,25b,25c,35a,35b,
35c 切り曲げ部、30 後ろ枠、31 後ろ羽根
板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後ろ側に向けて開いた複数個の前羽根板
    が並列に配置された前枠と、前側に向けて開いた複数個
    の後ろ羽根板が並列に配置された後ろ枠とが互いに重な
    り合うことにより、複数個の前記前羽根板の各々と複数
    個の前記後ろ羽根板の各々とが部分的に向い合うグリス
    フィルタにおいて、 前記前羽根板および前記後ろ羽根板の各々の長手方向に
    延びる側端板の縁部には、前記側端板の主面に対して凹
    凸をなすような切り曲げ部が設けられている、グリスフ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 前記前羽根板の前記切り曲げ部と前記後
    ろ羽根板の前記切り曲げ部とは、交互に位置するような
    関係で形成されている、請求項1に記載のグリスフィル
    タ。
  3. 【請求項3】 前記前羽根板および前記後ろ羽根板の各
    々の前記切り曲げ部は、前記前羽根板および前記後ろ羽
    根板の各々の内側に折り曲げられている、請求項1に記
    載のグリスフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記前羽根板および前記後ろ羽根板の各
    々の前記切り曲げ部は、前記前羽根板および前記後ろ羽
    根板の各々の外側に折り曲げられている、請求項1に記
    載のグリスフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記前羽根板および前記後ろ羽根板の各
    々の前記切り曲げ部は、前記前羽根板および前記後ろ羽
    根板の各々の内側と外側とに交互に折り曲げられてい
    る、請求項1に記載のグリスフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記前羽根板および前記後ろ羽根板の各
    々の前記切り曲げ部は、前記前羽根板および前記後ろ羽
    根板の各々に対して一端が内側に他端が外側になるよう
    に折り曲げられている、請求項1に記載のグリスフィル
    タ。
  7. 【請求項7】 排気ガスが前記前羽根板側から入り、か
    つ前記後ろ羽根板側から出るように設置され、 前記前羽根板の前記切り曲げ部は前記前羽根板の外側に
    折り曲げられており、かつ前記後ろ羽根板の前記切り曲
    げ部は前記後ろ羽根板の内側に折り曲げられている、請
    求項1または2に記載のグリスフィルタ。
  8. 【請求項8】 後ろ側に向けて開いた複数個の前羽根板
    が並列に配置された前枠と、前側に向けて開いた複数個
    の後ろ羽根板が並列に配置された後ろ枠とが互いに重な
    り合うことにより、複数個の前記前羽根板の各々と複数
    個の前記後ろ羽根板の各々とが部分的に向い合うグリス
    フィルタにおいて、 排気ガスが前記前羽根板側から入り、かつ前記後ろ羽根
    板側から出るように設置され、 前記後ろ羽根板の長手方向に延びる側端板の縁部には、
    前記側端板の主面に対して凹凸をなすように前記後ろ羽
    根板の内側に折り曲げられた切り曲げ部が設けられてお
    り、かつ前記前羽根板の長手方向に延びる側端版の主面
    には切り曲げ部が設けられていない、グリスフィルタ。
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