JP2002065993A - パチンコ機の可変入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の可変入賞装置

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JP2002065993A
JP2002065993A JP2000261384A JP2000261384A JP2002065993A JP 2002065993 A JP2002065993 A JP 2002065993A JP 2000261384 A JP2000261384 A JP 2000261384A JP 2000261384 A JP2000261384 A JP 2000261384A JP 2002065993 A JP2002065993 A JP 2002065993A
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Koji Ishii
康次 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定遊技状態における遊技性を向上できるパ
チンコ機の可変入賞装置を得る。 【解決手段】 可変入賞装置10では、可変入賞口22
に入賞した遊技球16が誘導通路28に誘導されて回転
する回転体32の普通領域36及び特定領域34の何れ
か一方へ収容される。遊技球16が特定領域34に収容
されると、特定遊技状態が発生する。この特定遊技状態
において特定条件が成立した時点で回転体32を一時的
に上昇させることで、普通領域36の遊技球16が誘導
通路28へ排出される。このため、遊技球16が再度誘
導通路28に誘導されて、普通領域36及び特定領域3
4の何れか一方へ収容される。これにより、一度普通領
域36に収容された遊技球16が特定領域34に収容さ
れる可能性が発生し、特定遊技状態が連続発生する確率
が高くなって特定遊技状態での遊技性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の可変
入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機では、例えば遊技盤の
略全面に誘導釘が設けられており、遊技盤に発射された
遊技球が誘導釘に誘導されつつ落下する。また、遊技盤
の中央には可変入賞装置が設けられており、可変入賞装
置の下方(遊技盤の下部)には始動口が設けられてい
る。また、可変入賞装置には可変入賞口が設けられてお
り、遊技球が始動口に入ることで、可変入賞口が1回ま
たは2回開閉されて可変入賞口に遊技球が入賞可能とな
る。
【0003】可変入賞装置内には回転体が略水平に設置
されており、回転体は常時回転制御されている。また、
回転体の周壁全体には複数の切り欠き部が形成されてお
り、各切り欠き部は遊技球1個を収容可能とされてい
る。切り欠き部の1つは特定領域(所謂Vゾーン)とさ
れると共に、特定領域以外の切り欠き部は普通領域とさ
れており、可変入賞口に入賞した遊技球が回転体へ誘導
されて特定領域及び普通領域の何れか一方へ収容され
る。ここで、遊技球が普通領域に収容されると、普通入
賞が成立して所定数の遊技球が払い出される。一方、遊
技球が特定領域に収容されると、特定遊技状態が発生
し、可変入賞口が連続的に開閉されて可変入賞口に遊技
球が入賞し易くなる。
【0004】また、可変入賞装置には停留装置が設けら
れており、特定遊技状態では停留装置が作動されて普通
領域に収容された遊技球が停留される。これにより、複
数個の遊技球が普通領域または特定領域を順に閉鎖する
状態となって特定領域に遊技球が収容され易くなる。
【0005】このように、特定遊技状態では、可変入賞
口に遊技球が入賞し易くなると共に、特定領域に遊技球
が収容され易くなるため、特定遊技状態が連続して発生
し易くなる構成である。
【0006】しかしながら、このようなパチンコ機で
は、遊技盤への遊技球の発射状態や可変入賞口周辺の誘
導釘の状態によって、可変入賞口に遊技球がランダムな
タイミングで入賞する。このため、例えば可変入賞口に
入賞する遊技球が不足した場合や停留装置の作動が終了
してしまい特定領域の隣の普通領域に遊技球が収容され
るのみの場合等には、特定領域に遊技球が収容される前
に特定遊技状態が終了してしまう。これにより、特定遊
技状態が連続発生する確率が低く、したがって、特定遊
技状態における遊技性が低いという問題があった。
【0007】さらに、特定領域に遊技球が収容されると
すぐに特定遊技状態が終了して次の特定遊技状態が開始
されるため、特定領域に遊技球が早く収容された場合の
特定遊技状態の時間は短くなる。ここで、特定遊技状態
の時間が短いと、普通領域に収容される遊技球の数が少
なくなる可能性が高くなり、これにより、特定遊技状態
一回当たりの普通入賞の成立数が少なくなって遊技球の
払い出し数が少なくなるという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、特定遊技状態における遊技性を向上できるパチン
コ機の可変入賞装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパチン
コ機の可変入賞装置は、パチンコ機の遊技盤に設けら
れ、所定条件が成立することで開閉されて遊技球が入賞
可能な可変入賞口と、略円盤状とされて略水平かつ回転
可能な状態で前記遊技盤に設置され、遊技球を収容可能
な所定数の普通領域と一定数の特定通領域とが周壁に設
けられた回転体と、前記回転体に対応して設けられ、前
記回転体を所定の制御形態で回転させる回転制御機構
と、前記回転体の外周に設けられ、前記可変入賞口に入
賞した遊技球を誘導して前記普通領域及び特定領域の何
れか一方へ収容させる誘導通路と、円筒状とされて前記
回転体と前記誘導通路との間に設けられ、前記普通領域
及び特定領域からの遊技球の脱落を阻止する隔壁と、前
記普通領域に対応して前記隔壁に形成され、前記普通領
域に収容された遊技球が通過する普通入賞口と、前記普
通入賞口に対応して設けられ、作動されることで前記普
通領域に収容された遊技球の前記普通入賞口の通過を阻
止して該遊技球を前記普通領域に停留させる第1停留機
構と、前記特定領域に対応して前記隔壁に形成され、前
記特定領域に収容された遊技球が通過する特定入賞口
と、を備え、前記普通入賞口を遊技球が通過すると普通
入賞が成立し、かつ、前記特定入賞口を遊技球が通過す
ると前記可変入賞口を連続的に開閉すると共に前記第1
停留機構を作動させる特定遊技状態が発生するパチンコ
機の可変入賞装置であって、前記特定遊技状態において
特定条件が成立した時点で前記回転体を一時的に上昇さ
せることで前記普通領域の遊技球を前記隔壁を越えて前
記誘導通路へ排出させる昇降機構と、前記昇降機構が前
記回転体を上昇させた際に前記特定領域の遊技球を保持
して該遊技球の前記誘導通路への排出を阻止する保持手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載のパチンコ機の可変入賞装
置では、所定条件が成立すると、可変入賞口が開閉され
て遊技球が可変入賞口に入賞可能となる。可変入賞口に
入賞した遊技球は、誘導通路に誘導され、回転制御機構
により所定の制御形態で回転される回転体の普通領域及
び特定領域の何れか一方へ収容される。
【0011】普通領域に収容された遊技球が隔壁の普通
入賞口を通過すると、普通入賞が成立する。一方、特定
領域に収容された遊技球が隔壁の特定入賞口を通過する
と、特定遊技状態が発生する。
【0012】この特定遊技状態では、可変入賞口が連続
的に開閉されて、可変入賞口に遊技球が入賞し易くな
る。さらに、特定遊技状態では、第1停留機構が作動さ
れることで、普通領域に収容された遊技球の普通入賞口
の通過が阻止されて該遊技球が普通領域に停留され、こ
のため、複数個の遊技球が普通領域または特定領域を順
に閉鎖する状態となって特定領域に遊技球が収容され易
くなる。このように、特定遊技状態では、可変入賞口に
遊技球が入賞し易くなると共に、特定領域に遊技球が収
容され易くなるため、特定遊技状態が連続して発生し易
くなる。
【0013】ここで、特定遊技状態において特定条件が
成立した時点(例えば可変入賞口が予め定められた回数
開閉された時点や可変入賞口に予め定められた数の遊技
球が入賞した時点)で、昇降機構が回転体を一時的に上
昇させることで、普通領域の遊技球が隔壁を越えて誘導
通路へ排出される。このため、遊技球が再度誘導通路に
誘導されて回転体の普通領域及び特定領域の何れか一方
へ収容される。これにより、一度普通領域に収容された
遊技球が特定領域に収容される可能性が発生すると共
に、可変入賞口への遊技球の入賞タイミング等の遊技状
態に関係なく遊技球が特定領域に収容される機会を提供
することができ、したがって、従来に比し特定遊技状態
が連続発生する確率が高くなって、特定遊技状態におけ
る遊技性を向上できる。
【0014】また、上述の如く昇降機構が回転体を上昇
させた際には、保持手段が特定領域の遊技球を保持する
ことで、該遊技球が誘導通路へ排出されることが阻止さ
れる。これにより、一度特定領域に収容された遊技球が
回転体の昇降後に普通領域に収容される可能性が発生す
るという不合理を防止することができる。
【0015】請求項2に記載のパチンコ機の可変入賞装
置は、請求項1に記載のパチンコ機の可変入賞装置にお
いて、前記特定入賞口に対応して設けられ、前記特定遊
技状態で作動されることで前記特定領域に収容された遊
技球の前記特定入賞口の通過を阻止して該遊技球を前記
特定領域に停留させる第2停留機構を備えたことを特徴
としている。
【0016】請求項2に記載のパチンコ機の可変入賞装
置では、特定遊技状態で第2停留機構が作動されること
で、特定領域に収容された遊技球の特定入賞口の通過が
阻止されて該遊技球が特定領域に停留される。このた
め、例えば特定領域の遊技球が特定入賞口を通過すると
すぐに特定遊技状態が終了して次の特定遊技状態が開始
される場合において、特定領域に遊技球が早く収容され
た際でも、特定遊技状態の時間は短くならない。これに
より、特定遊技状態の時間が短くなって普通領域に収容
される遊技球の数が少なくなることを防止して、特定遊
技状態一回当たりの普通入賞の成立数が少なくなること
を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2には、本発明のパチンコ機の
可変入賞装置が適用されて構成された実施の形態に係る
パチンコ機12の遊技盤14が正面図にて示されてい
る。
【0018】本実施の形態に係るパチンコ機12では、
遊技盤14の略全面に誘導釘(図示省略)が設けられて
おり、遊技盤14に発射された遊技球16(図1等参
照)が誘導釘に誘導されつつ落下する。また、遊技盤1
4には、下部中央において第1始動口18が設けられる
と共に、第1始動口18の左右方向両側において第2始
動口20が設けられている。さらに、遊技盤14の中央
部分には、可変入賞装置10が設けられている。
【0019】ここで、図1には、可変入賞装置10が斜
視図にて示されている。
【0020】可変入賞装置10の前面上部には、一対の
可変入賞口22が設けられている。各可変入賞口22
は、上記第1始動口18に遊技球16が入ると2回連続
して開閉されると共に、上記第2始動口20に遊技球1
6が入ると1回のみ開閉される。これにより、遊技球1
6が可変入賞口22に入賞可能とされている。
【0021】可変入賞口22の下方には傾斜板24が設
置されており、傾斜板24は前方側より後方側が低くさ
れた状態で傾斜されている。これにより、図3(A)に
示す如く、可変入賞口22に入賞した遊技球16が傾斜
板24の前側から後側へ案内される。また、図3(B)
に示す如く、傾斜板24の後方側には入賞球感知センサ
26が設けられており、傾斜板24の後側から落下する
遊技球16が入賞球感知センサ26を通過することで、
入賞球感知センサ26によって可変入賞口22に入賞し
た遊技球16及び該遊技球16の数が検出される。
【0022】図4の(A)及び(B)に示す如く、傾斜
板24の下方には、略円環状とされた誘導通路28が設
置されている。誘導通路28は、後方側より前方側が低
くされた状態で傾斜されると共に、誘導通路28の前端
部には収容口30が形成されている。ここで、上述の如
く入賞球感知センサ26を通過した遊技球16は、誘導
通路28の後端部に落下し、誘導通路28の左側部分を
通過して収容口30に到達する。また、誘導通路28の
右側部分に遊技球16が載置されると、この遊技球16
も収容口30に到達する。
【0023】誘導通路28の内部には、回転体32が配
置されている。回転体32は、所定厚さ(本実施の形態
では遊技球16の直径と略同一の厚さ)の略円盤状とさ
れており、回転体32は回転可能かつ昇降可能とされて
略水平に設置されている。回転体32の周壁全体には、
一対の側壁を有する切り欠き部が複数形成されており、
切り欠き部の1つは特定領域34(所謂Vゾーン)とさ
れると共に、特定領域34以外の切り欠き部は普通領域
36とされている。普通領域36及び特定領域34は1
個の遊技球16を収容可能とされており、このため、上
述の如く誘導通路28の収容口30に到達した遊技球1
6は、後述の如く回転される回転体32の普通領域36
及び特定領域34の何れか一方に収容される。
【0024】図8の(A)及び(B)に示す如く、全て
の普通領域36には底壁36Aが形成されており、各底
壁36Aは、回転体32外側へ向かうに従い低くされた
状態で傾斜されている。一方、特定領域34の底面は、
開口されて保持手段を構成する開口部34Aが形成され
ている。回転体32外周の下部には円筒状の筒部38が
一体に形成されており、筒部38には開口部34Aに連
通する開放部40が形成されている。
【0025】回転体32の下方には、保持手段を構成す
る円筒状の保持レール42が設置されている。保持レー
ル42は筒部38内であって特定領域34及び普通領域
36の直下に配置されており、後に詳細に説明する如
く、保持レール42は、特定領域34に収容された遊技
球16を支持して、この遊技球16が開口部34Aや開
放部40から脱落することを防止する。
【0026】回転体32は回転制御機構(図示省略)に
接続されており、回転制御機構によって回転体32は所
定の制御形態で回転されている。具体的には、回転体3
2は、例えば連続回転する形態、特定領域34が前方を
向いた位置(特定領域34が上記誘導通路28の収容口
30に対向する位置)で一時停止する形態、または、可
変入賞口22が開閉動作した際や可変入賞口22への遊
技球16の入賞を入賞球感知センサ26が検出した際に
回転速度が一定時間変化する形態等で回転制御されてい
る。また、本実施の形態では、回転体32は、通常上方
から見て時計回りに回転されている。
【0027】回転体32は昇降機構(図示省略)に接続
されており、後に詳細に説明する如く、この昇降機構
は、回転体32を一時的に上昇可能とされている。
【0028】図4の(A)及び(B)に示す如く、回転
体32と誘導通路28との間には、円筒状の隔壁44が
設けられている。この隔壁44は、普通領域36に収容
された遊技球16(底壁36A上に載置された遊技球1
6)を支持して、この遊技球16が普通領域36から脱
落することを阻止している。さらに、この隔壁44は、
特定領域34に収容された遊技球16を上記保持レール
42と共に支持して、この遊技球16が特定領域34
(開口部34A及び開放部40)から脱落することを阻
止している。
【0029】図5に示す如く、隔壁44の左側部分に
は、特定領域34に対応して特定入賞口46が形成され
ており、特定入賞口46には特定入賞通路48が連通さ
れている(図9の(A)参照)。ここで、図9(A)に
示す如く、特定領域34に収容された遊技球16は、開
口部34A並びに開放部40を介して特定入賞口46を
通過することで特定入賞通路48に排出され、これによ
り、後に詳細に説明する特定遊技状態がすぐに発生す
る。一方、図9(B)に示す如く、普通領域36に収容
された遊技球16は、底壁36Aに阻害されて特定入賞
口46を通過できない。
【0030】図5に示す如く、隔壁44の右側部分に
は、普通領域36に対応して普通入賞口50が形成され
ており、普通入賞口50には普通入賞通路52が連通さ
れている。ここで、図10(A)に示す如く、普通領域
36に収容された遊技球16は、普通入賞口50を通過
することで普通入賞通路52に排出され、これにより、
普通入賞が成立して所定数の遊技球16がパチンコ機1
2から払い出される。なお、回転体32が上記回転制御
機構により通常とは反対方向(上方から見て反時計回り
方向)へ回転される場合等において、特定領域34に収
容された遊技球16が普通入賞口50に到達する際に
は、図11に示す如く、この遊技球16は、普通入賞通
路52の端部に接触して普通入賞口50を通過できな
い。
【0031】図5に示す如く、普通入賞口50には、第
1停留機構としての第1可動片54が設けられている。
図10(B)に示す如く、第1可動片54は、作動され
ることで普通入賞口50を閉鎖し、これにより、普通領
域36に収容された遊技球16の普通入賞口50の通過
が阻止されて、遊技球16を普通領域36に停留可能と
されている。
【0032】ここで、図6の(A)及び(B)に示す如
く、上記特定遊技状態が発生すると、上記可変入賞口2
2が連続的に開閉されて、可変入賞口22に遊技球16
が入賞し易くなる。さらに、第1可動片54が作動され
て、普通領域36に収容された遊技球16が普通領域3
6に停留される。これにより、複数個の遊技球16が普
通領域36または特定領域34を順に閉鎖する状態とな
って特定領域34に遊技球16が収容され易くなる。
【0033】さらに、図7に示す如く、特定遊技状態に
おいて特定条件が成立した時点(例えば可変入賞口22
が予め定められた回数開閉された時点や可変入賞口22
に予め定められた数の遊技球16が入賞した時点)で、
上記昇降機構が、回転体32を回転あるいは停止させた
状態で一時的に上昇させることで、普通領域36の遊技
球16が隔壁44を越えて誘導通路28へ排出される。
これにより、遊技球16が再度誘導通路28に誘導され
て、収容口30から回転体32の普通領域36及び特定
領域34の何れか一方へ収容される。
【0034】また、上述の如く昇降機構が回転体32を
上昇させた際には、特定領域34の遊技球16が、開口
部34Aを通過すると共に隔壁44に当接した状態で保
持レール42に保持されることで、この遊技球16が誘
導通路28へ排出されることが阻止される構成である。
【0035】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0036】以上の構成のパチンコ機12では、第1始
動口18または第2始動口20に遊技球16が入る(所
定条件が成立する)と、可変入賞口22が2回または1
回開閉されて、遊技球16が可変入賞口22に入賞可能
となる。可変入賞口22に入賞した遊技球16は、傾斜
板24及び入賞球感知センサ26を経て誘導通路28に
誘導され、回転制御機構(図示省略)により所定の制御
形態で回転される回転体32の普通領域36及び特定領
域34の何れか一方へ収容口30から収容される。
【0037】普通領域36に収容された遊技球16が隔
壁44の普通入賞口50を通過して普通入賞通路52に
排出されると、普通入賞が成立して、所定数の遊技球1
6がパチンコ機12から払い出される。一方、特定領域
34に収容された遊技球16が隔壁44の特定入賞口4
6を通過して特定入賞通路48に排出されると、すぐに
特定遊技状態が発生する。
【0038】この特定遊技状態では、可変入賞口22が
連続的に開閉されて、可変入賞口22に遊技球が入賞し
易くなる。さらに、特定遊技状態では、第1可動片54
が作動されることで、普通領域36に収容された遊技球
16の普通入賞口50の通過が阻止されて該遊技球16
が普通領域36に停留され、このため、複数個の遊技球
16が普通領域36または特定領域34を順に閉鎖する
状態となって特定領域34に遊技球16が収容され易く
なる。このように、特定遊技状態では、可変入賞口22
に遊技球16が入賞し易くなると共に、特定領域34に
遊技球16が収容され易くなるため、特定遊技状態が連
続して発生し易くなる。
【0039】ここで、特定遊技状態において特定条件が
成立した時点で、昇降機構(図示省略)が回転体32を
回転あるいは停止させた状態で一時的に上昇させること
で、普通領域36の遊技球16が隔壁44を越えて誘導
通路28へ排出される。このため、遊技球16が再度誘
導通路28に誘導されて、収容口30から回転体32の
普通領域36及び特定領域34の何れか一方へ収容され
る。これにより、一度普通領域36に収容された遊技球
16が特定領域34に収容される可能性が発生すると共
に、可変入賞口22への遊技球16の入賞タイミング等
の遊技状態に関係なく遊技球16が特定領域34に収容
される機会を提供することができ、したがって、従来に
比し特定遊技状態が連続発生する確率が高くなって、特
定遊技状態における遊技性を向上できる。
【0040】また、上述の如く昇降機構が回転体32を
上昇させた際には、特定領域34の遊技球16が、開口
部34Aを通過すると共に隔壁44に当接した状態で保
持レール42に保持されることで、該遊技球16が誘導
通路28へ排出されることが阻止される。これにより、
一度特定領域34に収容された遊技球16が回転体32
の昇降後に普通領域36に収容される可能性が発生する
という不合理を防止することができる。 (変形例)図12には、本実施の形態の変形例に係るパ
チンコ機82における可変入賞装置80の主要部が斜め
後方からの斜視図にて示されている。
【0041】本変形例に係るパチンコ機82の可変入賞
装置80では、特定入賞口46に、第2停留機構として
の第2可動片84が設けられている。第2可動片84
は、作動されることで特定入賞口46を閉鎖し(図13
(A)参照)、これにより、特定領域34に収容された
遊技球16の特定入賞口46の通過が阻止されてこの遊
技球16を特定領域34に停留可能とされている。ま
た、第2可動片84の作動が解除された状態では、特定
領域34に収容された遊技球16は、開口部34A並び
に開放部40を介して特定入賞口46を通過することで
特定入賞通路48に排出される(図13(B)参照)。
【0042】なお、他の構成は、上記実施の形態と同様
である。
【0043】ここで、本変形例によっても上記実施の形
態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0044】さらに、本変形例に係るパチンコ機82で
は、特定遊技状態で第2可動片84が作動されること
で、特定領域34に収容された遊技球16の特定入賞口
46の通過が阻止されて該遊技球16が特定領域34に
停留される。このため、本変形例の如く特定領域34の
遊技球16が特定入賞口46を通過するとすぐに特定遊
技状態が終了して次の特定遊技状態が開始される場合に
おいて、特定領域34に遊技球16が早く収容された際
でも、特定遊技状態の時間は短くならない。これによ
り、特定遊技状態の時間が短くなって普通領域36に収
容される遊技球16の数が少なくなることを防止でき、
したがって、特定遊技状態一回当たりの普通入賞の成立
数が少なくなってパチンコ機12が払い出す遊技球16
の数が少なくなることを防止できる。
【0045】また、回転体32の回転制御機構による回
転制御形態や昇降機構による昇降制御形態と、第1可動
片54や第2可動片84の作動制御形態(例えば第1可
動片54や第2可動片84の作動・不作動に関する制御
形態や作動時間の制御形態)と、を組み合わせること
で、遊技者が安心して遊技できるシーンと緊張感溢れる
シーンとを盛り込んだ幅広い遊技状態を提供することが
可能となる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載のパチンコ機の可変入賞
装置では、特定遊技状態で昇降機構が回転体を一時的に
上昇させることで、普通領域の遊技球が再度誘導通路へ
排出されるため、従来に比し特定遊技状態が連続発生す
る確率が高くなって、特定遊技状態における遊技性を向
上できる。また、昇降機構が回転体を上昇させた際に
は、特定領域の遊技球が誘導通路へ排出されることが保
持手段によって阻止されるため、一度特定領域に収容さ
れた遊技球が回転体の昇降後に普通領域に収容される可
能性が発生するという不合理を防止することができる。
【0047】請求項2に記載のパチンコ機の可変入賞装
置では、特定遊技状態で第2停留機構が作動されること
で、特定領域に収容された遊技球の特定入賞口の通過が
阻止されるため、特定遊技状態の時間が短くなることを
防止して、特定遊技状態一回当たりの普通入賞の成立数
が少なくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の可変入
賞装置を示す斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図3】(A)及び(B)は、可変入賞装置の主要部
(特に傾斜板及び入賞球感知センサ)を示す斜視図であ
り、(A)は、斜め前方からの斜視図であり、(B)
は、斜め後方からの斜視図である。
【図4】(A)及び(B)は、通常遊技状態(特定遊技
状態以外の遊技状態)における可変入賞装置の主要部
(特に誘導通路及び回転体)を示す斜視図である。
【図5】通常遊技状態における可変入賞装置の主要部
(特に回転体、特定入賞口、普通入賞口及び第1可動
片)を示す斜視図である。
【図6】(A)は、特定遊技状態における可変入賞装置
の主要部(特に誘導通路及び回転体)を示す斜視図であ
り、(B)は、特定遊技状態における可変入賞装置の主
要部(特に回転体、特定入賞口、普通入賞口及び第1可
動片)を示す斜視図である。
【図7】特定遊技状態において回転体が昇降機構より上
昇された状態を示す斜視図である。
【図8】(A)及び(B)は、回転体及び保持レールを
示す斜視図であり、(A)は、斜め前方からの斜視図で
あり、(B)は、斜め後方からの斜視図である。
【図9】(A)は、特定領域に収容された遊技球が特定
入賞口を通過する状態を示す断面図であり、(B)は、
普通領域に収容された遊技球が特定入賞口を通過できな
い状態を示す断面図である。
【図10】(A)は、第1可動片が作動されない際に普
通領域に収容された遊技球が普通入賞口を通過する状態
を示す断面図であり、(B)は、第1可動片が作動され
た際に普通領域に収容された遊技球が普通入賞口を通過
できない状態を示す断面図である。
【図11】第1可動片が作動されない際に特定領域に収
容された遊技球が普通入賞口を通過できない状態を示す
断面図である。
【図12】本実施の形態の変形例に係るパチンコ機の可
変入賞装置の主要部を示す斜視図である。
【図13】(A)は、第2可動片が作動された際に特定
領域に収容された遊技球が特定入賞口を通過できない状
態を示す断面図であり、(B)は、第2可動片が作動さ
れない際に特定領域に収容された遊技球が特定入賞口を
通過する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 可変入賞装置 12 パチンコ機 14 遊技盤 16 遊技球 22 可変入賞口 28 誘導通路 32 回転体 34 特定領域 34A 開口部(保持手段) 36 普通領域 42 保持レール(保持手段) 44 隔壁 46 特定入賞口 50 普通入賞口 54 第1可動片(第1停留機構) 80 可変入賞装置 82 パチンコ機 84 第2可動片(第2停留機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤に設けられ、所定条
    件が成立することで開閉されて遊技球が入賞可能な可変
    入賞口と、 略円盤状とされて略水平かつ回転可能な状態で前記遊技
    盤に設置され、遊技球を収容可能な所定数の普通領域と
    一定数の特定領域とが周壁に設けられた回転体と、 前記回転体に対応して設けられ、前記回転体を所定の制
    御形態で回転させる回転制御機構と、 前記回転体の外周に設けられ、前記可変入賞口に入賞し
    た遊技球を誘導して前記普通領域及び特定領域の何れか
    一方へ収容させる誘導通路と、 円筒状とされて前記回転体と前記誘導通路との間に設け
    られ、前記普通領域及び特定領域からの遊技球の脱落を
    阻止する隔壁と、 前記普通領域に対応して前記隔壁に形成され、前記普通
    領域に収容された遊技球が通過する普通入賞口と、 前記普通入賞口に対応して設けられ、作動されることで
    前記普通領域に収容された遊技球の前記普通入賞口の通
    過を阻止して該遊技球を前記普通領域に停留させる第1
    停留機構と、 前記特定領域に対応して前記隔壁に形成され、前記特定
    領域に収容された遊技球が通過する特定入賞口と、 を備え、前記普通入賞口を遊技球が通過すると普通入賞
    が成立し、かつ、前記特定入賞口を遊技球が通過すると
    前記可変入賞口を連続的に開閉すると共に前記第1停留
    機構を作動させる特定遊技状態が発生するパチンコ機の
    可変入賞装置であって、 前記特定遊技状態において特定条件が成立した時点で前
    記回転体を一時的に上昇させることで前記普通領域の遊
    技球を前記隔壁を越えて前記誘導通路へ排出させる昇降
    機構と、 前記昇降機構が前記回転体を上昇させた際に前記特定領
    域の遊技球を保持して該遊技球の前記誘導通路への排出
    を阻止する保持手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機の可変入賞装置。
  2. 【請求項2】 前記特定入賞口に対応して設けられ、前
    記特定遊技状態で作動されることで前記特定領域に収容
    された遊技球の前記特定入賞口の通過を阻止して該遊技
    球を前記特定領域に停留させる第2停留機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の可変入賞装
    置。
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