JP2003000842A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003000842A
JP2003000842A JP2001187200A JP2001187200A JP2003000842A JP 2003000842 A JP2003000842 A JP 2003000842A JP 2001187200 A JP2001187200 A JP 2001187200A JP 2001187200 A JP2001187200 A JP 2001187200A JP 2003000842 A JP2003000842 A JP 2003000842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多彩な遊技演出が可能となる遊技機を提供す
ること。 【解決手段】 遊技盤2には、始動入賞口14A等へパ
チンコ球が入賞することにより動作する可動入賞装置7
が設けられている。その可動入賞装置7内に入ったパチ
ンコ球が、可動入賞装置7内のパチンコ球通路24から
Vゾーン用収納部20bへ、入賞することにより特別遊
技状態を発生する。可動入賞装置7内の空間部21に
は、回転部材20が回転可能に上下動できるように配置
されている。その回転部材20は、その下方にパチンコ
球を貯留できる多数の貯留用凹部20aを有している。
回転部材20の周囲には、環状のパチンコ球通路24が
設けられており、回転部材20がパチンコ球通路24よ
り上方へ移動した場合、貯留用凹部20aによるパチン
コ球の貯留状態を解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機等の遊技機に関し、特に、遊技盤に設けられた始動
口へ遊技球が入賞し、役物内に設けられた特定入賞口に
遊技球が入賞することにより、特別遊技状態を発生する
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の一例として、第二種特
別電動役物を備える第2種のパチンコ遊技機がある。そ
の第2種のパチンコ遊技機の遊技盤上には、例えば役物
用羽根が閉じた状態である遊技者にとって不利な第1状
態、及び役物用羽根が開いた状態である遊技者にとって
有利な第2状態に変化可能な変動入賞装置と、その変動
入賞装置を始動させるための始動口とが配設されてい
る。そして、パチンコ球が遊技盤上の始動口に入賞する
と、変動入賞装置が遊技者に不利な第1状態から、遊技
者に有利な第2状態に変化し、この第2状態において、
変動入賞装置内の作動物が作動して、遊技球が変動入賞
装置内の特定領域に入賞すると、遊技者にとって特に有
利な特別遊技状態に変化する。この特に有利な特別遊技
状態になると、第1状態と第2状態との間の変化が、3
0秒間に15回程度生じるように、役物用羽根の開閉が
行われるので、役物用羽根が開いた状態で、多数の遊技
球が入賞可能となって、遊技者の興趣を増大させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるパチン
コ遊技機の場合、遊技者の人気の移り変わりによって、
流行の隆盛下降が激しいため、遊技球の転動方法を含め
た多彩な遊技演出をできるだけ行って、遊技者の興趣を
できるだけ増大させるのが望ましい。本発明は、前記従
来の問題点を解消するためになされたものであり、多彩
な遊技演出が可能となる遊技機を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明によれば、遊技球が、遊技盤に設け
られた始動口へ入賞した後に、役物内に設けられた特定
入賞口へ、遊技球が入賞することにより、特別遊技状態
を発生する遊技機において、前記役物内に設けられた、
遊技球を貯留できる貯留手段と、前記貯留手段に対して
前記役物内で相対的に上下動して、前記貯留手段による
遊技球の貯留状態を解除させる解除手段と、前記特別遊
技状態の発生後の役物の新たな作動開始前に、前記貯留
手段に対して前記解除手段を相対的に上下動させる制御
手段とを備えたことを特徴とする。それにより、役物内
で貯留手段に対して解除手段が、相対的に上下動するこ
とができ、制御手段が、特別遊技状態の発生後の役物の
新たな作動開始前に、貯留手段に対して解除手段を相対
的に移動した場合、解除手段は、貯留手段による遊技球
の貯留状態を解除できる。このような役物内の遊技球の
貯留状態の解除は、斬新なものであり、役物の新たな作
動開始前において、多彩な遊技演出が可能となり、遊技
者の興趣を増大させることができる。このような役物内
で貯留手段に対して解除手段を、相対的に上下動させる
構成を採用した場合、遊技球が転動する流路に、例えば
解除手段を位置させることが少なくなり、解除手段自体
が、流路上の障害物となることが無くなるので、遊技球
の円滑な流れを確保することができる。
【0005】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に記載の遊技機において、前記貯留手段は、遊技球
を貯留するため複数の貯留用凹部を周囲に備え、前記解
除手段は、前記貯留用凹部に貯留された遊技球を保持す
る保持部を備え、前記保持部が貯留用凹部に位置する場
合、貯留用凹部に貯留された遊技球を保持し、保持部が
貯留用凹部より上方へ移動した状態で、貯留用凹部に貯
留保持された遊技球が、貯留用凹部から落下するように
構成されたことを特徴とする。それにより、保持部が貯
留用凹部に位置する場合、複数の貯留用凹部に貯留され
た遊技球は、貯留手段の貯留用凹部に貯留保持される。
それに対し、保持部が貯留用凹部より上方へ移動した場
合、貯留用凹部に貯留された遊技球は、貯留用凹部から
落下する。従って、役物内の貯留状態の解除は、斬新な
ものとなって、遊技者の興趣を増大させることができ
る。
【0006】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項1に記載の遊技機において、前記貯留手段は、遊技球
を貯留するため複数の貯留用凹部を周囲に備え、前記解
除手段は、貯留手段の周囲に設けられ、役物内に入った
遊技球を案内する遊技球案内部を備え、前記貯留手段が
前記遊技球案内部より下方に位置する場合、遊技球案内
部は、貯留用凹部に貯留された遊技球を保持し、前記貯
留手段が前記遊技球案内部より上方へ移動した状態で、
貯留用凹部に貯留保持された遊技球が、貯留用凹部から
落下するように構成されたことを特徴とする。それによ
り、複数の貯留用凹部に貯留された遊技球は、貯留手段
が遊技球案内部より下方に位置する場合、遊技球案内部
により、貯留用凹部に貯留保持される。それに対し、貯
留手段が遊技球案内部より上方へ移動した状態で、貯留
用凹部に貯留された遊技球は、貯留用凹部から落下す
る。従って、役物内の貯留状態の解除は、斬新なものと
なって、遊技者の興趣を増大させることができる。この
場合、貯留手段が下方へ移動した場合、その構造物の貯
留部による遊技球の貯留状態を維持する周囲壁部を備え
るのが望ましい。
【0007】また、請求項4に係る発明によれば、請求
項3に記載の遊技機において、前記貯留手段が下方へ移
動する場合と、上方へ移動する場合とで、貯留手段の回
転方向を反転させる回転制御手段とを備えたことを特徴
とする。このように貯留手段が下方へ移動する場合と、
貯留手段が上方へ移動する場合とで、貯留手段の回転方
向が反転するので、遊技者に注目させて、遊技者の興趣
を増大させることができる。
【0008】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項3または請求項4に記載の遊技機において、前記遊技
球案内部上に遊技球を保持するとともに、遊技球案内部
から遊技球を排出するように選択的に作動可能な遊技用
構造物を備えたことを特徴とする。それにより、遊技用
構造物の作動でもって、遊技球は、遊技球案内部上に位
置して保持されたり、遊技球案内部から排出されるた
め、遊技球の転動は斬新なものとなり、遊技者の興趣を
増大させることができる。
【0009】また、請求項6に係る発明によれば、請求
項1乃至請求項4のいずれか一に記載の遊技機におい
て、前記貯留部材の下方側に、前記特定入賞口と、この
特定入賞口を閉鎖または開放できる遮蔽部とを備え、更
に特別遊技状態の発生中に前記特定入賞口を閉鎖するよ
うに制御する制御手段を備えることを特徴とする。それ
により、遮蔽部が特定入賞口を開放した場合、遊技球は
前記特定入賞口に入賞するのに対して、遮蔽部は、特別
遊技状態の発生中、特定入賞口を閉鎖し、遊技球が特定
入賞口に入るのを防止できる。
【0010】また、上記遊技機において、役物が、遊技
盤前面に主に位置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に
主に位置する、前記可動物が可動させるための役物用機
構部とに分離することができる構成からなるのが望まし
い。これは、遊技盤前面側の役物の装飾用構造部が、遊
技盤裏面側の役物用機構部から分離できるので、遊技盤
前面から装飾用構造部を外して、新しい装飾用構造部を
取り付けることにより、装飾用構造部を簡単に変更でき
るからである。このように装飾用構造部を変更すると、
遊技者に対しては、遊技機全体が新しい遊技機であると
の印象を与えることができ、また、遊技盤前面の役物が
故障等した場合、装飾用構造部と、役物用機構部とを分
離することにより、容易に分解して修理できるからであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ遊技
機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面
を参照しつつ詳細に説明する。図21は第1の実施形態
に係るパチンコ遊技機を示した正面図である。図21に
示すパチンコ遊技機1は、いわゆる第二種パチンコ機で
あって、パチンコ遊技機1の遊技盤2上に、後述する始
動口、可動入賞装置等の各種構造物を配設しているが、
図21では省略している。
【0012】その遊技盤2の下方には、賞球払出装置6
6(図20参照)を介して、払い出される賞球を受ける
上皿P3がプレートP4に配設され、このプレートP4
は、音出力手段として機能するスピーカ3aを内蔵して
いる。そして、その上皿P3の下方には、上皿P3から
溢れたパチンコ球を受ける下皿P5が配設されている。
また、プレートP4の下方には、発射装置(図示せず)
用の操作ハンドルP6が設けられており、上皿P3上の
パチンコ球が、上皿P3に連通する球送り機構(図示せ
ず)を介して、発射装置へ送られるように構成されてい
る。
【0013】また、遊技盤2の両肩部には、賞球払い出
し表示用及び球切れ表示用ランプP10が設けられてい
る。この遊技盤2の前側は、鋼板やステンレス等の金属
製のガラス扉P9により覆われている。このガラス扉P
9は、枠体の前側の位置でヒンジ部材等を介して開閉自
在となる内枠に取り付けられている。また、ガラス扉P
9には、開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製の
ガラス保持枠が、スポット溶接等により固着されてい
る。そのため、遊技者はガラス保持枠に装着された2枚
のガラスを通して、遊技盤2上の遊技領域を見ることが
できる。また、ガラス扉P9の上部には、遊技中のエラ
ーを表示するエラー表示ランプP7や、「当たり」を表
示する当たり表示ランプP8が取り付けられている。
【0014】次に、この実施形態に係る遊技盤2上の役
物等について詳細に説明する。図1は実施形態に係るパ
チンコ遊技機1の遊技盤2を示した拡大正面図である。
図2は実施形態に係るパチンコ遊技機1の遊技盤2から
前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態
を、前側(遊技者側)ら見た拡大斜視図であり、図3
は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を
取り外した状態を、後側から見た拡大斜視図である。図
4は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4
を取り外した状態の拡大側面図である。図5は、遊技盤
2に前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付けた拡
大側面図である。
【0015】この場合、前側ユニット3は、遊技盤2前
面の役物の装飾用構造部であり、後側ユニット4が、役
物内の可動物が可動させるための役物用機構部である。
この遊技盤2には、図2及び図3に示すように、前側ユ
ニット3の後方側を収納するため、やや大きめの開口2
Aが形成されているので、前側ユニット3を開口2A内
に収納した状態で、後側ユニット4を前側ユニット3に
結合することができる。但し、前側ユニット3の前面に
位置する装飾板X2は、遊技盤2の開口2Aよりも大き
めの構成であるので、前側ユニット3及び後側ユニット
4を組み付ける際、装飾板X2が、前側ユニット3及び
後側ユニット4を結合させた見栄えのしにくい部分を隠
すことができる。
【0016】そして、図1に示すように、例えば締め付
け用のネジ等の締め付け部材X1でもって、遊技盤2の
前面側から前側ユニット3を取り付けることができる。
また、図3に示すように、後側ユニット4を締め付け用
の穿設溝Y1等に、不図示のビス、ネジ等の締め付け部
材を用いて、遊技盤2の後面側から取り付けことができ
る。この場合、必要に応じて、締め付け部材(図示せ
ず)等を用いて、前側ユニット3と後側ユニット4とを
相互に固定してもよい。このように遊技盤2の前面に位
置する前側ユニット3を、遊技盤2の裏面側に主に位置
する後側ユニット4から分離することができ、遊技盤2
の前面から前側ユニット3を容易に外して、新しい別種
類の前側ユニット3を取り付けることができる。そのた
め、前側ユニット3を変更することにより、簡単にモデ
ルチェンジができ、遊技者に対しては、新しい別種類の
パチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。
また、必要に応じて、前側ユニット3を所定期間だけ使
用して老朽化した場合、あるいは、故障が起きた場合、
新しい同じ種類の前側ユニット3を取り替えても良い。
【0017】次に、実施形態に係る遊技盤2前方の遊技
領域6の全体構成について、図1に基づき説明する。遊
技領域6のほぼ中央には、役物としての可動入賞装置7
が配置されている。この可動入賞装置7の左右には、電
飾ランプ8、9が設けられている。その可動入賞装置7
と電飾ランプ8、9との間の上方には、入賞口10、1
1が設けられており、更に、入賞口10、11の下方で
あって、電飾ランプ8、9の左右側方には、入賞口1
2、13が設けられている。
【0018】その入賞口12、13及び可動入賞装置7
の下方には、始動口部材14が設置されている。この始
動口部材14には、中始動口14A、左始動口14B及
び右始動口14Cが設けられている。これら中始動口1
4A、左始動口14B及び右始動口14Cにパチンコ球
が入賞すると、所定数の賞球を払い出すと共に、可動入
賞装置7の大入賞口15の開閉扉16を所定回数だけ開
閉する。例えば、中始動口14Aにパチンコ球が入賞す
ると、一定時間のインターバルを置いた後に、開閉扉1
6が、所定時間開放する。また、左始動口14B及び右
始動口14Cに、パチンコ球が入賞すると、一定時間の
インターバルを置いた後に、開閉扉16が、所定時間だ
け1回開放する。また、左始動口14B及び右始動口1
4Cの入賞動作、及び中始動口14Aの入賞動作につい
ては、開閉扉16の開閉回数の相違にすぎないので、左
始動口14B及び右始動口14Cの入賞についての動作
を中心に説明する。
【0019】これら中始動口14Aと左始動口14Bと
の間には、左側の表示用LED14Dが配設されてお
り、また、中始動口14Aと右始動口14Cとの間に
は、右側の表示用LED14Eが配設されている。そし
て、表示用LED14D及び表示用LED14Eは、左
始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞
した場合、一定時間のインターバルを置いた後に、開閉
扉16が所定時間だけ開放するに際し、左始動口14B
及び右始動口14Cへのパチンコ球の入賞直後から、所
定時間だけ点灯するように構成されている。また、表示
用LED14D及び表示用LED14Eは、中始動口1
4Aに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインタ
ーバルを置いた後に、開閉扉16が所定時間だけ開放す
るに際し、パチンコ球の入賞直後から、所定時間点灯す
るように構成されている。このように表示用LED14
D及び表示用LED14E(報知手段)を、中始動口1
4A、左始動口14B及び右始動口14C(始動口)の
近傍の見やすい位置に配置したことにより、始動口と不
作動時間との関係が、視覚的に分かりやすい。
【0020】次に、可動入賞装置7について、図6乃至
図19に基づいて説明する。図6乃至図9は、第1の実
施形態に係る可動入賞装置7の拡大斜視図であって、パ
チンコ球をパチンコ球通路24上に保持するための遊技
用構造物27の前方側27cが上側へ移動した場合を示
す。図10及び図11は、可動入賞装置7の内部を拡大
して示す縦断面図である。図12は、可動入賞装置7内
の回転部材20等及びその周囲の部品を拡大して示す斜
視図であって、図13は、同じく可動入賞装置7内の回
転部材20等、その他の周囲の部品を拡大して示す側面
図である。図14は、可動入賞装置7内の駆動モータ3
3、37及びその周囲の部品を拡大して示す斜視図であ
って、図15は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、
37及びその周囲の部品を拡大して示す側面図である。
図16は、可動入賞装置7を下方から見た拡大底面図で
ある。図17は、可動入賞装置7の内部に設けられた回
転部材20及びパチンコ球通路24等を拡大して示す平
面図である。図18は、可動入賞装置7の拡大正面図で
ある。図19(a)は、回転部材20のみの拡大正面図
であり、図19(b)は、回転部材20のみの拡大平面
図である。
【0021】可動入賞装置7の上方には、図6乃至図9
に示すように、賞球払い出し用の入賞口17が設けられ
ている。この入賞口17内にパチンコ球が入賞すると、
入賞口スイッチ17A(図20参照)によって、その入
賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞
球が払い出される。可動入賞装置7の入賞口17の下方
には、横幅が広くなる大入賞口15が設けられ、この大
入賞口15は、ほぼ長四角形状に形成されている。その
大入賞口15の前方には、開閉扉16が開閉可能に覆わ
れている。この開閉扉16は、可動入賞装置7の裏面側
に配設される開閉用ソレノイド18(図4等参照)の作
動に基づいて、開閉扉16の下方基部16a(図10参
照)を回転中心として開閉される。その大入賞口15内
には、パチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ15A
(図20参照)によって、その入賞したパチンコ球が検
出されることにより、所定数の賞球が払い出される。
【0022】その可動入賞装置7の大入賞口15の下方
には、遊技内容を興趣に富むものとするための回転部材
20が設けられており、その可動入賞装置7内には、そ
の回転部材20を上下動可能に収納できる大きさの空間
部21が形成されている。この回転部材20は、いわゆ
るUFO型といわれ、上方に向かうほど先細りとなる形
状を有し、その下方側に多数の貯留用凹部20aを有し
ている(図19参照)。この空間部21に位置する回転
部材20の上方には、図10に示すように、発光手段と
しての複数の発光ダイオードL1が内設されており、こ
の発光ダイオードL1から発せられた光が、空間部21
に面する透光性の周囲壁21aを介して、回転部材20
に向かって発せられる。この場合、発光ダイオードL1
から発する光の色を、回転部材20の回転動作及び上下
動作に連動させて、変化させるのが望ましい。この空間
部21には、大入賞口15と連通するパチンコ球通路2
2(図9参照)の出口23が形成されているので、大入
賞口15に入賞したパチンコ球が、パチンコ球通路22
の出口23から、空間部21内に出てくることになる。
その回転部材20の周囲には、図17に示すように、環
状のパチンコ球通路24が設けられており、このパチン
コ球通路24上を、図6乃至図9に示すように、パチン
コ球通路22の出口23から出てきたパチンコ球が移動
する。
【0023】そのパチンコ球通路24の前側の一部に
は、切り欠いたパチンコ球排出口25が設けられてお
り、このパチンコ球排出口25の前方の遊技者側には、
パチンコ球を受ける球受け部26が設けられているの
で、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、パチンコ球
排出口25を介して、球受け部26に導かれる。そし
て、球受け部26とパチンコ球排出口25との間には、
基端部27bを回転中心として回動して、前方側27c
を上下動させる遊技用構造物27が設けられている。そ
の遊技用構造物27の前方側27cは、作動用ソレノイ
ドH1の動作でもって、上側へ移動した場合(図6乃至
図10参照)、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移
動するのを許容するのに対して、その遊技用構造物27
の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路
24上を移動するパチンコ球が、パチンコ球排出口25
に導かれることになる。このようなパチンコ球の転動
は、斬新なものであり、遊技者の興趣を増大させること
ができる。
【0024】具体的には、その遊技用構造物27は、図
16に示すように、その基端側軸部27bに連結部材2
7aを取り付けており、この連結部材27aは作動用ソ
レノイドH1のプランジャH2と連結する。そして、作
動用ソレノイドH1が作動して、プランジャH2が伸縮
することにより、連結部材27aは回動ピン27cを回
転中心として回動させことができる。そして、連結部材
27aの先端部27a1が、基端側軸部27bに取り付
けられた遊技用構造物27b1を移動させるので、基端
側軸部27bを回動中心として、遊技用構造物27の前
方側27cを上下動させる。そして、遊技用構造物27
の前方側27cが上方に位置する場合、遊技用構造物2
7の前方側27cが、パチンコ球通路24より高く、パ
チンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部材
20の貯留用凹部20aで貯留できるのに対して(図6
乃至図9参照)、遊技用構造物27の前方側27cが下
方に位置する場合、遊技用構造物27の前方側27cが
パチンコ球通路24より低く、パチンコ球をパチンコ球
排出口25を介して下方に落下させることができる。
【0025】この場合、パチンコ球通路24は、回転部
材20の貯留用凹部20aよりも高い位置にあるので、
遊技用構造物27の前方側27cが上側へ移動した場
合、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動しながら
速度が落ち、回転部材20の貯留用凹部20aの内のど
こかに落下し、回転部材20の周囲の1個の貯留用凹部
20aには、1個のパチンコ球がパチンコ球通路24か
ら収納される。しかし、その遊技用構造物27の前方側
27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24は、
図11に示すように、やや前方に傾く斜面となっている
ので、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球は、
パチンコ球通路24の前側における前側ユニット3のパ
チンコ球排出口25に導かれる。そして、排出口25か
ら遊技用構造物27に導かれたパチンコ球は、図10に
示すように、球受け部26を介して、下方に導かれるよ
うになっており、その後再び、後側ユニット4に導かれ
るようになっている。従って、遊技用構造物27は、パ
チンコ球通路24(遊技球案内部)にパチンコ球を保持
するとともに、パチンコ球通路24(遊技球案内部)か
らパチンコ球を排出するように選択的に作動可能な構成
となっている。
【0026】この回転部材20の周囲の貯留用凹部20
aの内の少なくともいずれか一箇所(図示の場合一箇
所)には、大当たりとなるVゾーン用収納部20b(図
17参照)が設けられている。この特定入賞口としての
Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が入賞すると、
Vゾーン用スイッチ20V(図20参照)によって、そ
の入賞したパチンコ球が検出されることにより、例えば
30秒間に15回程度、開閉扉16が開閉する状態とな
るので、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる
「大当たり」となって多数の賞球が払い出される状態)
となって、多くの賞球が払い出される。この場合、回転
部材20は、パチンコ球通路24の内側を回転するの
で、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、回
転部材20のどの貯留用凹部20aに収納するか否かは
偶然による。そのためVゾーン用収納部20bに、パチ
ンコ球が収納される確率は、必ずしも高いものではな
い。しかし、沢山のパチンコ球が回転部材20の多くの
貯留用凹部20aに収納されて貯留されると、多くの貯
留用凹部20aがパチンコ球によって塞がれるので、V
ゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納する確率は
高くなり、遊技者にとって、特に有利な特別遊技状態
(大当たり)になるという期待感が高まる。
【0027】このVゾーン用収納部20bは、回転部材
20の周囲に設けられたその他の貯留用凹部20aと異
なって(図12及び図13参照)、底部がなく、下方に
落下する構成となっている。そのため、Vゾーン用収納
部20bの下方には、図16に示すように、パチンコ球
が落下するのを防止するための蓋体20cを設け、蓋体
20cとプランジャ20dとを作動部材20eでもって
連結する。そして、蓋体20cの駆動用ソレノイド20
fが作動して、プランジャ20dが伸縮することによ
り、作動部材20e及び蓋体20cを移動させることが
できるので、Vゾーン用収納部20bの下方に蓋体20
cがある場合、パチンコ球を収納して貯留できるのに対
して、Vゾーン用収納部20bの下方から蓋体20cを
外した場合、パチンコ球を下方に落下させることができ
る。そして、Vゾーン用収納部20bから落下したパチ
ンコ球を、パチンコ球検出手段としてのVゾーン用スイ
ッチ20V(図20参照)が検出することができる。こ
のように蓋体20cを設けた理由は、Vゾーン用収納部
20bに、パチンコ球が1個入った場合、蓋体20cを
閉じて、連続してパチンコ球が入るのを防止するためで
ある。従って、貯留部材20の下方側に、Vゾーン用収
納部20b(特定入賞口)を閉鎖または開放できる蓋体
20c(遮蔽部)が設けられ、この蓋体20cは、特別
遊技状態の発生中に前記Vゾーン用収納部20bを閉鎖
するように、制御回路部50(図20参照)により制御
されることになる。そして、Vゾーン用スイッチ20V
の検出が有効となるV有効時間内に、パチンコ球がVゾ
ーン用収納部20bに1個入り、特別遊技状態の発生
中、蓋体20cは、前記Vゾーン用収納部20bを閉鎖
するが、V有効時間以外は、蓋体20cはVゾーン用収
納部20bを開放する。
【0028】次に、回転部材20の回転動作及び上下動
作について、図12乃至図15を参照しながら説明す
る。その回転部材20の内側下方には、図14及び図1
5に示すように、回転部材20を装着するため、上下方
向に延びる軸部30が設けられており、その軸部30の
下方側には、回転部材20の回転動作のため、上下方向
に所定の厚さを有するギヤ部31が設けられている。こ
のギヤ部31の側部には、回転部材20及び軸部30を
一体的に回転させるための、駆動ギヤ32が設けられて
おり、これらギヤ部31と駆動ギヤ32とが歯合してい
る。そして、駆動ギヤ32の下方には、駆動ギヤ32を
回転させるための、回転動作用の第1駆動モータ33が
設けられている。
【0029】また、駆動ギヤ32の下方には、エンコー
ダ用信号を発生させるための、所定形状の鍔部34が設
けられており、エンコーダ用鍔部34の側方には、エン
コーダ用検出部35が設けられている。そして、エンコ
ーダ用検出部35は、エンコーダ用鍔部34に基づい
て、回転動作用のエンコーダ用信号を出力でき、このエ
ンコーダ用信号は、回転動作用の第1駆動モータ33の
制御のために使用することができる。そして、回転動作
用の第1駆動モータ33が駆動する場合、エンコーダ用
検出部35の検出に基づいて、駆動ギヤ32を回転さ
せ、更にギヤ部31、軸部30及び回転部材20を回転
させることになるので、第1駆動モータ33等は、パチ
ンコ球を貯留できる回転部材20(貯留部)を回転させ
るための回転駆動手段として機能する。また、軸部30
の側方(図14乃至図16の左側)には、上下動作用の
第2駆動モータ37が設けられている。この第2駆動モ
ータ37の下方には、第2駆動モータ37の駆動力を伝
達するための、駆動ギヤ38が設けられている。この駆
動ギヤ38の側部には、回転部材20及び軸部30を上
下動させるための、駆動ギヤ39が設けられており、こ
れら駆動ギヤ39と駆動ギヤ38とが歯合している。こ
の上下動作用の第2駆動モータ37等は、パチンコ球を
貯留できる回転部材20(貯留部)を上下動させるため
の、上下動駆動手段として機能する。
【0030】この駆動ギヤ38の下方には、エンコーダ
用信号を発生させるための、所定形状の鍔部40が設け
られており、エンコーダ用鍔部40の側方には、エンコ
ーダ用検出部41が設けられている。そして、エンコー
ダ用検出部41は、エンコーダ用鍔部40に基づいて、
上下動させるための、エンコーダ用信号を出力でき、エ
ンコーダ用信号は、第2駆動モータ37の制御のために
使用することができる。そして、駆動ギヤ39の上部に
は、カム用突起42と、カム用突起42に沿って摺動す
るカム溝43とが設けられている。そのため、駆動ギヤ
39が一方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝4
3内で摺動することにより、回転部材20及び軸部30
等を、図12及び図13に示すように、上方向へ移動さ
せることができる。一方、駆動ギヤ39が反対方向へ回
動すると、カム用突起42がカム溝43内で摺動するこ
とにより、回転部材20及び軸部30等を、図14及び
図15に示すように、下方向へ移動させることができ
る。従って、回転部材20(貯留手段)が下方へ移動す
る場合と、上方へ移動する場合とで、回転部材20の回
転方向を反転させることになるので、第2駆動モータ3
7の駆動を制御する制御回路部50(後述)は、回転制
御手段として機能する。
【0031】そして、回転部材20及び軸部30等は、
図14及び図15に示す位置で停止した状態で、回転部
材20が回転する場合、パチンコ球通路24よりも低い
位置になるので、回転部材20の貯留用凹部20aに、
パチンコ球の貯留状態を維持することができる。その
後、回転部材20及び軸部30等は、図14及び図15
に示す下方位置から、図12及び図13に示す上方位置
で移動する。そして、回転部材20がパチンコ球通路2
4よりも高い位置になると、貯留用凹部20aの底面2
0a1が外側に傾いた傾斜面をなすので、回転部材20
の貯留用凹部20aに貯留されたパチンコ球が、貯留用
凹部20aからこぼれ落ちて、パチンコ球通路24に落
下して、遊技用構造物27の前方側27cが下側へ移動
した場合、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球
が、パチンコ球排出口25に導かれることになる。
【0032】そして、パチンコ球を貯留する回転部材2
0が回転しながら、可動入賞装置7内の空間部21内で
回転部材20を上下動させ、回転部材20が上方へ移動
してパチンコ球通路24の周囲壁24aを越えた場合
(図18参照)、回転部材20の貯留用凹部20aに貯
留されたパチンコ球の貯留状態を解除できる。そのため
回転部材20の貯留用凹部20aの底面20a1、パチ
ンコ球通路24の周囲壁24aが、上下動用のモータ3
3の駆動に伴って、回転部材20のパチンコ球の貯留を
解除する解除部として機能する。従って、回転部材20
(貯留手段)は、パチンコ球を貯留するための複数の貯
留用凹部20aを備え、貯留用凹部20の周囲には、パ
チンコ球通路24(遊技球案内部)が設けられており、
パチンコ球がパチンコ球通路24(遊技球案内部)から
貯留用凹部20aにこぼれ落ち、複数の貯留用凹部20
aに貯留されるので、その貯留されたパチンコ球は、回
転部材20(貯留手段)がパチンコ球通路24(遊技球
案内部)より下方に位置する場合、パチンコ球通路24
により、貯留用凹部20aに貯留保持されるのに対し、
回転部材20の貯留用凹部20aが、パチンコ球通路2
4より上方へ移動した状態で、貯留用凹部20aから落
下する。そして、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ
球が1個入った特別遊技状態が発生し、開閉扉16が所
定回数開閉するといった所定の動作(特別遊技状態の動
作)の完了後、可動入賞装置7(役物)の新たな作動開
始前に、回転部材20におけるパチンコ球の貯留動作を
解除する解除動作が実行されることになる。このような
解除動作は、特別遊技状態の終了後、可動入賞装置7
(役物)の新たな作動開始前に、回転部材20の貯留用
凹部20a等から、パチンコ球を除去するために行われ
るためのものである。そして、中始動口14A、左始動
口14B、右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した時
点から、例えば10秒等の所定時間の経過時に、Vゾー
ン用収納部20bにおけるパチンコ球の入賞の有無に拘
わらず、新たな作動が開始されることになる。また、そ
の回転部材20の表面は、図19(a)及び図19
(b)に示すように、例えば金、銀等の金属メッキK1
が施されており(図19の点が多数施された部分)、発
光ダイオードL1が透光性の周囲壁21aを介して、回
転部材20に向かって発光するため、回転部材20の表
面に受けた光は、四方に反射させて、遊技者の注目を集
めることができる。そして、可動入賞装置7内の空間部
21内の回転部材20の周囲に設けられた壁について
も、例えば金、銀等の金属メッキが施された場合、更
に、この周囲の壁で反射された反射光が、遊技者に向か
って照射するため、遊技者の注目を集めることができ
る。
【0033】次に、この実施形態に係るパチンコ遊技機
1の制御回路のシステムについて、図20を参照しなが
ら説明する。図20は、第1の実施形態に係るパチンコ
遊技機1の制御回路部50のシステム構成を示すブロッ
ク図である。制御手段として機能する制御回路部50に
は、図20に示すように、制御回路部50の全体を制御
するCPU51と、制御プログラムや制御処理に必要な
データ及び各種制御処理データ等を格納しておくメモリ
52(記憶手段)と、入力ポート53及び出力ポート5
4とが設けられている。これらCPU51、メモリ5
2、入力ポート53及び出力ポート54は、バス線55
で相互に接続されている。また、CPU51には、所定
のクロック信号を出力するクロック回路56が接続され
ている。
【0034】また、中始動口14A、左始動口14B、
右始動口14Cには、入賞球を検出する中始動口スイッ
チ57、左始動口スイッチ58、右始動口スイッチ59
が設けられており、これら始動口スイッチ57、58、
59が、入力ポート53にそれぞれ接続されている。ま
た、各入賞口10、11、12、13、17には、入賞
球を検出する各入賞口スイッチ10A、入賞口スイッチ
11A、入賞口スイッチ12A、入賞口スイッチ13
A、入賞口スイッチ17Aが設けられており、これら入
賞口スイッチ10A、11A、12A、13A、17A
は、検出信号を入力するための、入力ポート53に接続
されている。また、大入賞口15の内部には、入賞球の
カウントを行う大入賞口スイッチ15Aが設けられてお
り、大入賞口スイッチ15Aは、検出信号を入力するた
めの、入力ポート53に接続されている。また、可動入
賞装置7のVゾーン用収納部20bには、大入賞口15
の開放を所定分継続して特別遊技状態(大当たり状態)
を発生させるべく、Vゾーンへの入賞球の検出を行うV
ゾーン用スイッチ20Vが設けられており、このVゾー
ン用スイッチ20Vは、検出信号を入力するための、入
力ポート53に接続されている。
【0035】また、出力ポート54には、スピーカ3a
を介してゲーム音楽等を再生するための、音声基板60
が接続されている。また、出力ポート54は、賞球払出
回路61を介して賞球払出装置66に接続されている。
また、大入賞口15の開閉扉16の開閉ソレノイド1
8、及び、遊技用構造物27を作動させるための作動用
ソレノイドH1、及び、蓋体20cの駆動用ソレノイド
20fが、ソレノイド駆動回路62を介して、出力ポー
ト54に接続されている。また、発光ダイオードL1、
及び表示用LED14D、14E等を駆動するLED駆
動回路63が、出力ポート54に接続されている。更
に、各電飾ランプ8、電飾ランプ9を点灯駆動する装飾
ランプ駆動回路64が、出力ポート54に接続されてい
る。また、可動入賞装置7の回転部材20を双方向に回
転させる第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37を
駆動するモータ駆動回路65が、出力ポート54に接続
されている。
【0036】また、メモリ52には、特別遊技状態(大
当たり)の際、大入賞口15の開閉扉16についての動
作プログラムが記憶されている。この動作プログラムに
従って動作するCPU51の制御の下、駆動用信号が開
閉ソレノイド18に出力され、開閉ソレノイド18は所
定の作動をすることができる。また、メモリ52には、
蓋体20cを作動させるための駆動用ソレノイド20f
についての動作プログラムが記憶されている。この動作
プログラムに従って動作するCPU51の制御の下、駆
動用信号が駆動用ソレノイド20fに出力され、駆動用
ソレノイド20fは所定の作動をすることができる。ま
た、遊技用構造物27を作動させるための作動用ソレノ
イドH1についての動作プログラムが記憶されている。
この動作プログラムに従って動作するCPU51の制御
の下、駆動用信号が作動用ソレノイドH1に出力され、
作動用ソレノイドH1は所定の作動をすることができ
る。また、メモリ52には、第1駆動モータ33及び第
2駆動モータ37を駆動制御するための、プログラムが
記憶されている。この動作プログラムに従って動作する
CPU51の制御の下、駆動用信号が、第1駆動モータ
33及び第2駆動モータ37に出力され、これら第1駆
動モータ33及び第2駆動モータ37は、その駆動デー
タ、例えば高速駆動用及び低速駆動用の駆動データに基
づいて駆動する。この低速駆動用の駆動データは、回転
部材20及び軸部30等を回転させる際、または、上下
動させる際の、脱調等を防止して、正常に動作させるた
めに使用するのものであり、例えば、回転部材20及び
軸部30等の回転動作を、時計回りと反時計回りとの間
で切り替える際に、または下方向から上方向への移動ま
たは上方向から下方向への移動を切り替える際に使用す
る。また、高速駆動用の駆動データは、脱調等が生じる
おそれがない場合に使用するためのものである。また、
メモリ52に備えられるカウンタは、一定時間の計測用
のタイマ52Aの機能を果たす。
【0037】以上説明した通り、第1の実施形態に係る
パチンコ遊技機1によれば、遊技盤2に設けられた左始
動口14B等(始動口)へ入賞することにより、可動入
賞装置7(役物)内の遊技用構造物27が作動して、可
動入賞装置7(役物)内に入ったパチンコ球が、可動入
賞装置7内に設けられたVゾーン用収納部20b(特定
入賞口)へ、入賞することにより特別遊技状態を発生す
る。可動入賞装置7内の空間部21には、環状のパチン
コ球通路24(解除手段、遊技球案内部)に対して、回
転部材20(貯留手段)が回転可能に上下動できるよう
に配置されている。そして、回転部材20は、その下方
にパチンコ球を貯留できる多数の貯留用凹部20aを有
しており、回転部材20の周囲には、環状のパチンコ球
通路24が設けられているので、パチンコ球通路24に
対して相対的に上下動する回転部材20(貯留手段)
が、パチンコ球通路24より下方に位置する場合、パチ
ンコ球通路24により、貯留用凹部20aに貯留保持さ
れるのに対し、回転部材20の貯留用凹部20aが、パ
チンコ球通路24より上方へ移動した状態で、貯留用凹
部20aから落下する。そして、パチンコ球が、Vゾー
ン用収納部20b(特定入賞口)へ入賞し、特別遊技状
態が発生した後、制御回路部50(制御手段)の制御の
下に、可動入賞装置7の新しい作動状態の開始前に、回
転部材20がパチンコ球通路24より上方へ移動して、
貯留用凹部20aによるパチンコ球の貯留状態を解除し
て、可動入賞装置7の新しい作動状態に対応できるよう
にする。また、このような回転部材20(貯留手段)に
対してパチンコ球通路24(解除手段)を、相対的に上
下動させる構成を採用した場合、パチンコ球が転動する
流路に、例えば解除手段を位置させる必要がなくなり、
解除手段自体が、流路上の障害物となることが無くなる
ので、パチンコ球の円滑な流れを確保することができ
る。
【0038】また、左始動口14B等に入賞しても、大
入賞口15用の開閉扉16(役物内の可動物)が開閉し
ないことを、遊技者に報知する表示用LED14D、1
4E(報知手段)を備えるので、左始動口14B等へ入
賞しても、左始動口14B等が、大入賞口15用の開閉
扉16を開放させる機能を果たさないことが分かる。こ
の場合、遊技者は例えば左始動口14B等以外の入賞口
11等へパチンコ球を入賞させるように、操作ハンドル
P6を操作して、発射装置の強さ加減を調整して、パチ
ンコ球を発射するのが良いことが分かるので、遊技者は
遊技戦略が練りやすい。また、表示用LED14D、1
4E以外に、遊技盤2の周囲に設けられた表示ランプP
8等の表示手段でもって、不作動時間に該当する旨を報
知しても良い。尚、不作動時間に該当する場合、その旨
を遊技者に報知する手段として、例えば、音出力用のス
ピーカ3aの出力でもって、その旨を報知しても良い。
また、表示用LED14D、14Eが常時は点灯し、不
作動時間に該当する場合、消灯する態様を採用しても良
い。
【0039】また、不作動時間を報知する方法として、
不作動時間の全時間に亘って、表示用LED14D、1
4Eを点灯したり、スピーカ3aから報知音を、不作動
時間の全時間に亘って流す態様を必ずしも採用する必要
はなく、要は、不作動時間に該当することを、遊技者に
知らせる態様であれば、その態様を任意に変更しても良
い。また、前記実施の形態の場合、可動入賞装置7は、
開閉扉16を開閉する方式を採用したが、必ずしも、こ
の態様を採用することなく、例えば開閉用羽根部材等の
可動部材が開閉する方式を採用してもよい。
【0040】また、前側ユニット3(装飾用構造部)を
取り外して、新しい前側ユニット3(装飾用構造部)を
取り付けるだけで、遊技者に対しては、新しい別種類の
パチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。
そして、この可動入賞装置7が故障した場合であって
も、前側ユニット3及び後側ユニット4を分離すること
ができるので、容易に修理できる。特に、前側ユニット
3の回転部材20及び大入賞口15等は、遊技盤2の前
面に位置して、遊技者の注目を集める装飾用構造部とし
て機能するので、遊技者の興趣を増大させることができ
るが、人気が無くなって商品価値が少なくなった場合に
は、前側ユニット3を取り替えて、モデルチェンジする
のが望ましい。その際、後側ユニット4には、前側ユニ
ット3の内の遊技用構造物27等を作動させるためのソ
レノイドH1等は、前側ユニット3(装飾用構造部)を
取り外して、新しい別種類の前側ユニット3(別種類の
装飾用構造部)を、後側ユニット4に取り付けた場合で
も、所定の目的のために使用できる可能性がある。それ
により、ソレノイドH1等をできるだけ使用できるよう
に、そのことを考慮した新しい別種類の前側ユニット3
を、後側ユニット4側に装着できるのが望ましい。
【0041】そして、遊技盤2前面に位置する可動入賞
装置7の前側ユニット3を、遊技盤2裏面の後側ユニッ
ト4から分離することができる場合、遊技盤2前面から
前側ユニット3を容易に外すことができるので、可動入
賞装置7内の球詰まり等についても、容易に修理でき
る。更に、かかる構成の場合、後側ユニット4は、前側
ユニット3の大きさに特に制限されずに、自由に設計で
きるので、設計の際の自由度が増すことになる。また、
役物内の所定の可動物は、例えば大入賞口15用の開閉
扉16に限定されるものではなく、その他の可動部材等
であってもよい。更に、遊技用構造物27は、例えばパ
チンコ球を遊技球通路24上に保持するための構造物に
限定されるものではなく、その他の構造物等であっても
よい。
【0042】次に、第2の実施の形態のパチンコ遊技機
について、図22乃至図25を参照して説明する。図2
2は、第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤2
の遊技領域6を示した正面図である。図23は第2の実
施形態に係るパチンコ遊技機1の可動入賞装置70内の
要部を示す拡大側面図である。図24は、第2の実施形
態に係るパチンコ遊技機の可動入賞装置70内の要部を
示す拡大平面図である。図25は第2の実施形態に係る
パチンコ遊技機1の可動入賞装置70内の要部を示す作
用図であって、(A)は解除爪が下方に位置し、(B)
は解除爪が上方に位置する状態を示す。尚、第1の実施
の形態と同様な部材については、同一の符号を付して、
その詳細な説明を省略する。パチンコ遊技機の遊技領域
6のほぼ中央には、役物としての可動入賞装置70が配
置されている。
【0043】この実施の形態においても、図22に示す
ように、遊技盤2に設けられた左始動口14B等(始動
口)へ入賞することにより、可動入賞装置70(役物)
内に入ったパチンコ球が、可動入賞装置70内に設けら
れた特定入賞口としてのVゾーン用収納部(図示せず)
へ、入賞することにより特別遊技状態を発生する。そし
て、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が1個入っ
た特別遊技状態の発生後、所定の動作の完了後、可動入
賞装置70(役物)の新たな作動開始前に、次述する回
転部材70におけるパチンコ球の貯留動作を解除する解
除動作を実行することになる。可動入賞装置70内に
は、その回転部材71を上下動可能に収納できる大きさ
の空間部70aが形成されている。この空間部70aに
は、大入賞口15と連通するパチンコ球通路22の出口
23が設けられているので、出口23から出てきたパチ
ンコ球が、回転部材70の周囲のパチンコ球通路84
(図24参照)を移動することができ、その後、球受け
部26にパチンコ球が排出される(図23参照)。この
回転部材71は、いわゆるUFO型といわれ、上方に丸
みを帯びる形状を有し、図24に示すように、その下方
側の周囲に多数の貯留用凹部71aを有している。この
回転部材71に対して、貯留用凹部71aに貯留された
パチンコ球を保持する保持部72が、上下動可能に設け
られている。尚、保持部72等の形状を、理解しやすく
するため、図22では斜線を付し、図23乃至図25で
は多数の点を付している。具体的には、この保持部72
には、上下方向に延びる軸部73が取り付けられ、軸部
73上に取り付けられたギヤ部74が、上方に設置され
た駆動モータ76によって駆動されるギヤ部75と歯合
するようになっている。そのため、駆動モータ76の駆
動に基づいて、ギヤ部75が回転し、ギヤ部74が上下
動することにより、回転部材71に対して、軸部73及
び保持部72を一体的に上下動させることができる。ま
た、回転部材71を時計回り方向または反時計回り方向
に回転させるための駆動部(図示せず)が設けられてい
るので、回転部材71を時計回り方向または反時計回り
方向に回転させることができる。
【0044】そして、保持部72の下方には、貯留用凹
部71aの空間部に対し、はまり込む爪部72aが設け
られており、この保持部72の前方に延びる爪部72a
は、パチンコ球通路84から、球受け部26にパチンコ
球を排出するのを防止するためのものである。そのた
め、爪部72aが貯留用凹部71aの空間部に位置する
場合は、貯留用凹部71aに貯留されたパチンコ球を保
持することができるのに対して、爪部72aが回転部材
71の貯留用凹部71aよりも上方に位置する場合は、
貯留用凹部71aに貯留されたパチンコ球が保持されず
に、回転部材71の周囲のパチンコ球通路84等を介し
て、回転部材71の前方側に配置される球受け部26に
向かって排出されることになる。そして、貯留用凹部7
1aにパチンコ球が貯留された状態が継続する場合、必
要に応じた回転量だけ、回転部材71を回転させればよ
い。従って、回転部材71(貯留手段)は、パチンコ球
を貯留するため複数の貯留用凹部71aを周囲に備え、
パチンコ球の貯留を解除する解除手段として機能する保
持部72は、前記貯留用凹部71aに貯留されたパチン
コ球を保持するための爪部72aを備え、回転部材71
に対して保持部72が上下動するので、保持部72の爪
部72aが貯留用凹部71aに位置する場合、貯留用凹
部71aに貯留されたパチンコ球を保持するのに対し
て、保持部72の爪部72aが貯留用凹部71aより上
方へ移動した状態で、貯留用凹部71aに貯留保持され
たパチンコ球が、貯留用凹部71aから落下することに
なる。このような可動入賞装置70(役物)内のパチン
コ球の貯留状態の解除は、斬新なものであり、可動入賞
装置70の新たな作動開始前において、多彩な遊技演出
が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができ
る。
【0045】以上説明した通り、第2の実施形態に係る
パチンコ遊技機1によれば、遊技盤2に設けられた左始
動口14B等(始動口)へ入賞することにより、可動入
賞装置70(役物)内の遊技用構造物27が作動して、
可動入賞装置70内に入ったパチンコ球が、可動入賞装
置70内に設けられたVゾーン用収納部(特定入賞口)
へ、入賞することにより特別遊技状態を発生するパチン
コ遊技機1において、パチンコ球を貯留できる回転部材
71(貯留手段)と、回転部材71に対して前記可動入
賞装置70内で相対的に上下動して、回転部材71によ
るパチンコ球の貯留状態を解除させる保持部72(解除
手段)と、特別遊技状態の発生後の可動入賞装置70の
新たな作動開始前に、回転部材71に対して保持部72
を相対的に上下動させる制御回路部50(制御手段)と
を備えたので、制御回路部50は、可動入賞装置70の
新たな作動開始前に、回転部材71に対して保持部72
を上方向に移動させ、回転部材71によるパチンコ球の
貯留状態を解除させることができる。このような可動入
賞装置70内のパチンコ球の貯留状態の解除は、斬新な
ものであり、多彩な遊技演出が可能となるので、遊技者
の興趣を増大させることができる。
【0046】尚、本発明は、前記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良、変形が可能であることは勿論である。遊技機
の一例として第2種パチンコ遊技機を例示したが、それ
以外の第1種または第3種パチンコ遊技機であってもよ
いし、それ以外のスロット機等の遊技機であっても良
い。また、役物としての可動入賞装置7は、役物内に遊
技球を入れるための大入賞口15(入口部)、及び、こ
の大入賞口15(入口部)の近傍に配置した開閉扉16
(開閉用可動部材)を備える可動入賞装置に限ったもの
ではなく、役物用羽根が開閉する構成の他、その他のも
のでも良い。その可動入賞装置内の移動物についても、
必ずしも回転部材である必要はなく、その他の移動部材
であってもよく、その移動部材の駆動方法として、ソレ
ノイドでもって動作する構成であってもよい。また、そ
の役物内の構造物自体が金属からなっていてもよいし、
発光手段は、発光ダイオード以外からなっていてもよ
い。また、可動入賞装置は、遊技球としてのパチンコ球
を貯留する構成として、上記構成以外のものであっても
よい。更に、装飾用構造部は必ずしも前側ユニット3か
らなる必要はなく、また、役物用機構部は必ずしも後側
ユニット4からなる必要はなく、その構成及び形態は任
意に変更できる。また、パチンコ球を貯留できる貯留手
段、及び、この貯留手段によるパチンコ球の貯留状態を
解除させる解除手段の構成は、上記の実施の形態に限定
される訳ではなく、任意の変更が可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係る遊技
機によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入
賞した後に、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球
が入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機
において、前記役物内に設けられた、遊技球を貯留でき
る貯留手段と、前記貯留手段に対して前記役物内で相対
的に上下動して、前記貯留手段による遊技球の貯留状態
を解除させる解除手段と、前記特別遊技状態の発生後の
役物の新たな作動開始前に、前記貯留手段に対して前記
解除手段を相対的に上下動させる制御手段とを備えたの
で、制御手段が、役物の新たな作動開始前に、役物内で
貯留手段に対して、解除手段を相対的に上下動して、解
除手段は、貯留手段による遊技球の貯留状態を解除でき
る。このような役物内の遊技球の貯留状態の解除は、斬
新なものであり、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者
の興趣を増大させることができる。また、このような役
物内で貯留手段に対して解除手段を、相対的に上下動さ
せる構成を採用した場合、遊技球が転動する流路に、例
えば解除手段を位置させることが少なくなり、解除手段
自体が、流路上の障害物となることが無くなるので、遊
技球の円滑な流れを確保することができる。
【0048】また、請求項2に係る発明によれば、前記
貯留手段は、遊技球を貯留するため複数の貯留用凹部を
周囲に備え、前記解除手段は、前記貯留用凹部に貯留さ
れた遊技球を保持する保持部を備え、前記保持部が貯留
用凹部に位置する場合、貯留用凹部に貯留された遊技球
を保持し、保持部が貯留用凹部より上方へ移動した状態
で、貯留用凹部に貯留保持された遊技球が、貯留用凹部
から落下するように構成されたので、複数の貯留用凹部
に貯留された遊技球は、保持部が貯留用凹部に位置する
場合、貯留用凹部に貯留保持されるのに対し、保持部が
貯留用凹部より上方へ移動した状態で、貯留用凹部に貯
留された遊技球は、貯留用凹部から落下する。従って、
役物内の貯留状態の解除は、斬新なものとなって、遊技
者の興趣を増大させることができる。
【0049】また、請求項3に係る遊技機によれば、貯
留手段は、遊技球を貯留するため複数の貯留用凹部を周
囲に備え、解除手段は、貯留手段の周囲に設けられ、役
物内に入った遊技球を案内する遊技球案内部を備え、前
記貯留手段が前記遊技球案内部より下方に位置する場
合、遊技球案内部は、貯留用凹部に貯留された遊技球を
保持し、前記貯留手段が前記遊技球案内部より上方へ移
動した状態で、貯留用凹部に貯留保持された遊技球が、
貯留用凹部から落下するように構成されたので、複数の
貯留用凹部に貯留された遊技球は、貯留手段が遊技球案
内部より下方に位置する場合、遊技球案内部により、貯
留用凹部に貯留保持されるのに対し、役物内の構造物が
遊技球案内部より上方へ移動した状態で、貯留用凹部に
貯留された遊技球は、貯留用凹部から落下する。従っ
て、役物内の貯留状態の解除は、斬新なものとなって、
遊技者の興趣を増大させることができる。
【0050】また、請求項4に係る遊技機によれば、前
記貯留手段が下方へ移動する場合と、上方へ移動する場
合とで、貯留手段の回転方向を反転させる回転制御手段
とを備えたので、貯留手段の回転方向が反転することに
より、遊技者に注目させ、遊技者の興趣を増大させるこ
とができる。
【0051】また、請求項5に係る遊技機によれば、前
記遊技球案内部上に遊技球を保持するとともに、遊技球
案内部から遊技球を排出するように選択的に作動可能な
遊技用構造物を備えたので、遊技用構造物の作動でもっ
て、遊技球が遊技球案内部上に位置して保持されたり、
遊技球案内部から排出されるため、遊技球の転動は、斬
新なものであり、遊技者の興趣を増大させることができ
る。
【0052】また、請求項6に係る遊技機によれば、前
記貯留部材の下方側に、前記特定入賞口と、この特定入
賞口を閉鎖または開放できる遮蔽部とを備え、更に特別
遊技状態の発生中に前記特定入賞口を閉鎖するように制
御する制御手段を備えるので、遮蔽部が特定入賞口を開
放した場合、遊技球は前記特定入賞口に入賞するのに対
して、遮蔽部は、特別遊技状態の発生中、特定入賞口を
閉鎖し、遊技球が特定入賞口に入るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤
を示した拡大正面図である。
【図2】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤
から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態
を、前側から見た拡大斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤
から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態
を、後側から見た拡大斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤
から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態の
拡大側面図である。
【図5】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤
に前側ユニット及び後側ユニットを組み付けた拡大側面
図である。
【図6】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す斜視図である。
【図7】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図8】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図9】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図10】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大し
て示す縦断面図である。
【図11】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大し
て示す縦断面図である。
【図12】第1の実施形態に係る可動入賞装置内の回転
部材、その他の周囲の部品を拡大して示す斜視図であ
る。
【図13】第1の実施形態に係る可動入賞装置内の回転
部材、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図であ
る。
【図14】第1の実施形態に係る可動入賞装置内の駆動
モータ、その他の周囲の部品を拡大して示す斜視図であ
る。
【図15】第1の実施形態に係る可動入賞装置内の駆動
モータ、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図であ
る。
【図16】第1の実施形態に係る可動入賞装置内を下方
から見た拡大底面図である。
【図17】第1の実施形態に係る可動入賞装置の内部を
拡大して示す平面図である。
【図18】第1の実施形態に係る可動入賞装置を拡大し
て示す正面図である。
【図19】(a)は、第1の実施形態に係る回転部材の
拡大正面図であり、(b)は、回転部材の拡大平面図で
ある。
【図20】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の制御
回路部のシステム構成を示すブロック図である。
【図21】第1の実施形態に係るパチンコ遊技機を示し
た正面図である。
【図22】第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技
盤の遊技領域を示した正面図である。
【図23】第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の可動
入賞装置内の要部を示す拡大側面図である。
【図24】第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の可動
入賞装置内の要部を示す拡大平面図である。
【図25】第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の可動
入賞装置内の要部を示す作用図であって、(A)は解除
爪が下方に位置し、(B)は解除爪が上方に位置する。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 2 遊技盤 2A 開口 3 前側ユニット(装飾用構造部) 4 後側ユニット(役物用機構部) 7、70 可動入賞装置(役物) 10、11 入賞口 12、13 入賞口 14 始動口部材 14A 中始動口(始動口) 14B 左入賞口(始動口) 14C 右入賞口(始動口) 14D、14E 表示用LED(報知手段) 16 開閉扉 20、71 回転部材 20a、71a 貯留用凹部(貯留部) 20a1 凹部の底面 20b Vゾーン用収納部 20c 蓋体 20f 蓋体の駆動用ソレノイド(駆動手
段) 21 空間部 22 パチンコ球通路 24 パチンコ球通路(遊技球案内部) 24a 周囲壁 25 パチンコ球排出口 27 遊技用構造物 30 軸部 31 ギヤ部 32 駆動ギヤ 33 回転動作用の第1駆動モータ(回転
駆動手段) 37 上下動作用の第2駆動モータ(上下
動駆動手段) 38 駆動ギヤ 42 カム用突起 43 カム溝 H1 作動用ソレノイド(駆動手段) L1 発光ダイオード(発光手段) K1 金属メッキ 50 制御回路部(制御手段) 51 CPU 52 メモリ(記憶手段) 72 保持部 72a 爪部 84 パチンコ球通路(遊技球案内部) 76 駆動モータ(上下動駆動手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ
    入賞した後に、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技
    球が入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技
    機において、 前記役物内に設けられた、遊技球を貯留できる貯留手段
    と、 前記貯留手段に対して前記役物内で相対的に上下動し
    て、前記貯留手段による遊技球の貯留状態を解除させる
    解除手段と、 前記特別遊技状態の発生後の前記役物の新たな作動開始
    前に、前記貯留手段に対して前記解除手段を相対的に上
    下動させる制御手段とを備えたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された遊技機において、 前記貯留手段は、遊技球を貯留するため複数の貯留用凹
    部を周囲に備え、 前記解除手段は、前記貯留用凹部に貯留された遊技球を
    保持する保持部を備え、 前記保持部が貯留用凹部に位置する場合、貯留用凹部に
    貯留された遊技球を保持し、保持部が貯留用凹部より上
    方へ移動した状態で、貯留用凹部に貯留保持された遊技
    球が、貯留用凹部から落下するように構成されたことを
    特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された遊技機において、 前記貯留手段は、遊技球を貯留するため複数の貯留用凹
    部を周囲に備え、 前記解除手段は、貯留手段の周囲に設けられ、役物内に
    入った遊技球を案内する遊技球案内部を備え、 前記貯留手段が前記遊技球案内部より下方に位置する場
    合、遊技球案内部は、貯留用凹部に貯留された遊技球を
    保持し、前記貯留手段が前記遊技球案内部より上方へ移
    動した状態で、貯留用凹部に貯留保持された遊技球が、
    貯留用凹部から落下するように構成されたことを特徴と
    する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された遊技機において、 前記貯留手段が下方へ移動する場合と、上方へ移動する
    場合とで、貯留手段の回転方向を反転させる回転制御手
    段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載された遊
    技機において、 前記遊技球案内部上に遊技球を保持するとともに、遊技
    球案内部から遊技球を排出するように選択的に作動可能
    な遊技用構造物を備えたことを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれか一に記
    載された遊技機において、 前記貯留部材の下方側に、前記特定入賞口と、この特定
    入賞口を閉鎖または開放できる遮蔽部とを備え、更に特
    別遊技状態の発生中に前記特定入賞口を閉鎖するように
    制御する制御手段を備えることを特徴とする遊技機。
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