JP2003340024A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003340024A
JP2003340024A JP2002151630A JP2002151630A JP2003340024A JP 2003340024 A JP2003340024 A JP 2003340024A JP 2002151630 A JP2002151630 A JP 2002151630A JP 2002151630 A JP2002151630 A JP 2002151630A JP 2003340024 A JP2003340024 A JP 2003340024A
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JP
Japan
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ball
probability
game
mode
variable winning
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JP2002151630A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Ryuichi Sakuma
隆一 佐久間
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定遊技状態の発生に対する遊技者の期待感
を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる弾
球遊技機を提供すること。 【解決手段】 始動入賞により可変入賞可能な可変入賞
球装置60を備え、可変入賞球装置60内の特定入賞領
域(V領域)に入賞することにより大当り遊技状態が発
生する第2種パチンコ機において、V入賞する可能性の
度合い、すなわち大当り遊技状態の期待度が報知LED
85、86a、86b、87の発光色に応じて報知され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に発射さ
れた遊技球が入賞しやすい第1の状態と、入賞しない、
または入賞しがたい第2の状態とに変化可能な可変入賞
装置を備え、遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が
通過したことに基づいて所定の始動態様にて可変入賞装
置を第1の状態に制御し、可変入賞装置に入賞した遊技
球が複数の領域のうちの特定の領域に進入したことに基
づいて始動態様より遊技者に有利な特定態様で可変入賞
装置が第1の状態に制御されるラウンドを所定の上限回
数実行可能な特定遊技状態が発生するとともに、ラウン
ド中において可変入賞装置に入賞した遊技球が、特定の
領域に進入したことに基づいて当該ラウンドの終了のあ
とに次回のラウンドに移行可能となる弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】第2種パチンコ遊技機は、始動入賞口へ
遊技球が入賞すると、始動遊技状態となって可変入賞装
置を開放状態にし、可変入賞装置内の特定領域に遊技球
が入賞(V入賞)すると特定遊技状態を発生し、特定遊
技状態では、可変入賞装置を連続開放する。可変入賞装
置の連続開放は、V入賞を条件として所定のラウンド
(開放サイクル)数だけ行われる。また、始動遊技状態
においてV入賞が生じた場合には、内部抽選が行われ、
抽選結果に応じてラウンド数が決定されるように構成さ
れているものがある。
【0003】そして、決定されたラウンド数は、特定遊
技状態において表示器に表示され遊技者に報知される。
V入賞後に行われる抽選の結果は遊技者に付与される遊
技価値の程度(例えば、景品としての遊技球の払出個
数)に反映されるので、遊技者は、抽選結果に大きな期
待感を抱く。
【0004】なお、最終ラウンド以外の各ラウンドにお
いては、所定の条件(例えばV入賞)が成立すると、継
続権が成立したことになって次ラウンドが開始される。
継続権を成立させるための所定の条件がV入賞である場
合に、遊技の興趣を増進させるために、遊技機の内部構
造を変化させてV入賞を生じやすくしたり生じにくくし
たりするものがある。遊技機の内部構造を変化させると
は、例えば、可動部材を動かして特定領域に遊技球を入
賞しやすくしたり入賞しにくくすることである。上記の
ように、遊技者は、特定遊技状態や、特定遊技状態にお
ける継続権をいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような可動部材を有するパチンコ遊技機においては、た
とえ特定領域に遊技球が入賞したとしても、その遊技球
が特定領域に導かれる可能性はその時の可動部材の動作
態様により左右されることになるため、遊技球が可変入
賞装置内のいずれかの領域に進入する前の遊技過程にお
いては、遊技性が単調化してしまい、十分に特定遊技状
態の発生に対する期待感を高めることができず、遊技者
の遊技意欲が低減してしまうといった問題を有してい
た。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、特定遊技状態の発生に対する遊技者の期
待感を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができ
る弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の弾球遊技機は、遊技領域に発射された遊技
球が入賞しやすい第1の状態と、入賞しない、または入
賞しがたい第2の状態とに変化可能な可変入賞装置を備
え、前記遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過
したことに基づいて所定の始動態様にて前記可変入賞装
置を第1の状態に制御し、前記可変入賞装置に入賞した
遊技球が複数の領域のうちの特定の領域に進入したこと
に基づいて前記始動態様より遊技者に有利な特定態様で
前記可変入賞装置が第1の状態に制御されるラウンドを
所定の上限回数実行可能な特定遊技状態が発生するとと
もに、前記ラウンド中において前記可変入賞装置に入賞
した遊技球が、前記特定の領域に進入したことに基づい
て当該ラウンドの終了のあとに次回のラウンドに移行可
能となる弾球遊技機において、複数色に発光可能とさ
れ、前記特定の領域に遊技球が進入する可能性の度合い
を発光色により報知する報知手段を備えることを特徴と
している。この特徴によれば、特定の領域に遊技球が進
入する可能性の度合い、すなわち特定遊技状態の期待度
に応じて報知手段の発光色が変化するため、特定の領域
に遊技球が進入する以前の遊技過程においても特定遊技
状態の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めるこ
とができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができ
る。
【0008】本発明の弾球遊技機の前記報知手段は、青
色の発光素子と赤色の発光素子と緑色の発光素子とを備
える発光ダイオードにより構成されていることが好まし
い。このようにすれば、これら光の3原色を発光する各
発光素子の発光状態の組み合わせにより多くの発光色を
実現できるとともに、発光ダイオードを用いることによ
り報知手段の長寿命化を図ることができる。
【0009】本発明の弾球遊技機の前記報知手段は、前
記特定の領域に遊技球が進入する可能性の度合いに応じ
て発光色を連続的に変化させることが好ましい。このよ
うにすれば、特定の領域に遊技球が進入する可能性の度
合いが変化する過程を遊技者が容易に把握できる。
【0010】本発明の弾球遊技機は、前記可変入賞装置
内に可動自在に設けられた可動部材を、前記始動領域へ
遊技球が通過したか否かに関わらず、前記特定の領域に
遊技球を進入させる確率を高くする高確率動作態様と、
前記特定の領域に遊技球を進入させる確率を低くする低
確率動作態様とに動作制御する可動部材制御手段を備
え、前記報知手段は、前記特定の領域に遊技球が進入す
る確率が高い旨を、所定の遊技過程において報知する高
確率報知手段を含むことが好ましい。このようにすれ
ば、特定の領域に遊技球が進入する確率が高い旨、すな
わち特定遊技状態が発生する期待度が高い旨が、特定の
領域に遊技球が進入する以前の所定の遊技過程において
報知されるため、特定遊技状態の発生に対する遊技者の
期待感を効果的に高めることができる。
【0011】本発明の弾球遊技機は、前記可変入賞装置
内に可動自在に設けられた可動部材の動作態様を、前記
特定の領域に遊技球を進入させる確率を高くする高確率
動作態様と、前記特定の領域に遊技球を進入させる確率
を低くする低確率動作態様と、に変化するように動作制
御する可動部材制御手段と、所定の遊技過程において、
前記可動部材制御手段により前記可動部材を前記高確率
動作態様に動作制御するか否かを決定する態様決定手段
と、を備え、前記可動部材制御手段は、前記態様決定手
段により前記高確率動作態様に動作制御すると決定され
た場合に前記可動部材を前記高確率動作態様に動作制御
させる強制動作制御手段を含み、前記報知手段は、前記
態様決定手段により前記高確率動作態様に動作制御する
と決定された場合にその旨を報知する態様決定報知手段
を含むことが好ましい。このようにすれば、高確率動作
態様に動作制御すると決定された旨、すなわち可動部材
が高確率動作態様となって特定遊技状態が発生する期待
度が高くなった旨が、特定の領域に遊技球が進入する以
前の所定の遊技過程において報知されるため、特定遊技
状態の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めるこ
とができる。
【0012】本発明の弾球遊技機の前記可変入賞装置
は、前記態様決定手段により前記高確率動作態様に動作
制御すると決定されなかった場合でも前記特定の領域へ
の遊技球の進入が可能となるように構成されていること
が好ましい。このようにすれば、高確率動作態様に動作
制御すると決定されなかったために報知が行われない場
合でも、特定遊技状態が発生する可能性が残されるた
め、特定遊技状態に対する遊技者の期待感が減退してし
まうことを回避できる。
【0013】本発明の弾球遊技機は、前記可動部材を複
数備え、前記可動部材制御手段は、これら複数の前記可
動部材の動作周期を異ならせることにより非同期的に可
動制御する非同期制御手段を含むことが好ましい。この
ようにすれば、高確率動作態様となるタイミングの判別
が容易ではなくなることで遊技性を向上させることがで
きる。
【0014】本発明の弾球遊技機の前記所定の遊技過程
は、前記始動領域を遊技球が通過した時点であることが
好ましい。このようにすれば、最も期待感の高まる時点
で、特定の領域に遊技球が進入する確率が高い旨、また
は高確率動作態様に動作制御すると決定された旨が報知
されるため、より特定遊技状態の発生に対する遊技者の
期待感を高めることができる。
【0015】本発明の弾球遊技機の前記所定の遊技過程
は、前記可変入賞装置に遊技球が入賞した時点であるこ
とが好ましい。このようにすれば、最も期待感の高まる
時点で、特定の領域に遊技球が進入する確率が高い旨、
または高確率動作態様に動作制御すると決定された旨が
報知されるため、より特定遊技状態の発生に対する遊技
者の期待感を高めることができる。
【0016】本発明の弾球遊技機の前記高確率報知手段
による前記特定の領域に遊技球が進入する確率が高い旨
の報知を実行するか否かを決定する報知決定手段を備え
ることが好ましい。このようにすれば、特定の領域に遊
技球が進入する確率が高い場合でも、その旨が報知され
ないことがあるため、報知が行われない場合でも特定遊
技状態に対する遊技者の期待感が減退してしまうことを
回避できる。
【0017】本発明の弾球遊技機の前記態様決定報知手
段による前記高確率動作態様に動作制御すると決定され
た旨の報知を実行するか否かを決定する報知決定手段を
備えることが好ましい。このようにすれば、高確率動作
態様に動作制御すると決定された場合でも、その旨が報
知されないことがあるため、報知が行われない場合でも
特定遊技状態に対する遊技者の期待感が減退してしまう
ことを回避できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明が適
用されたパチンコ機の実施例について説明する。まず、
本実施例の第2種パチンコ機(以下パチンコ機と称す)
の全体の構成について説明する。パチンコ機は、遊技領
域が前面に形成された遊技盤30と、遊技盤30が着脱
自在に取付けられる機構板とから構成されており、機構
板は遊技機の外枠に取り付けられている。また、遊技機
の前面には、額縁状に形成された前面枠が設けられ、前
面枠の額縁状の上部開口には、ガラス板を有するガラス
扉枠が、その下部に打球供給皿を有する前面扉板がそれ
ぞれ開閉自在に設けられている。また、前面枠下部の表
面には、前記打球供給皿から溢れた余剰の景品球を貯留
する余剰球受皿が設けられると共に、打球を発射する操
作ハンドルも設けられている。
【0019】次に、本実施例のパチンコ機の遊技盤30
の遊技領域32の構成について図1および図2を参照し
て説明する。図1は、遊技盤30の遊技領域32の正面
図であり、図2は、遊技盤30の背面図である。図1に
おいて、遊技領域32のほぼ中央に第2可変入賞球装置
60が配置されている。この第2可変入賞球装置60
は、一対の球受部材65a、65bと、該球受部材65
a、65bによって受け入れられた入賞球が流下する入
賞空間70と、該入賞空間70の最下方中央に設けられ
る特定入賞領域82を含む複数(3つ)の入賞領域8
2、83a、83b(83a、83bは、図3参照)と
を含んでいる。なお、第2可変入賞球装置60の詳細な
構造は、後に詳述する。
【0020】また、第2可変入賞球装置60の下方に
は、始動遊技状態を生起せしめる1つの第1可変入賞球
装置34と2つの始動口38a、38bとが配置されて
いる。第1可変入賞球装置34は、ソレノイド36(図
7参照)によって開閉駆動される一対の開閉翼片35
a、35bを有し、後述するように、通過ゲート40に
打球が通過して通過ゲートスイッチ41がONすると、
普通図柄表示器500が可変表示を開始した後、この可
変表示の結果が所定の態様であった場合には、遊技者に
とって有利な状態(開放状態)に制御される。また、始
動口38a、38bは、受口形式の入賞口である。そし
て、第1可変入賞球装置34および始動入賞口38a、
38bには、始動球検出スイッチ37、39a、39b
が内蔵されている。そして、左右の始動口38a、38
bに打球が入賞して始動球検出スイッチ39a、39b
をONさせると、第2可変入賞球装置60の球受部材6
5a、65bが比較的短い時間の開放を1回行なう。ま
た、中央の第1可変入賞球装置34に打球が入賞して始
動球検出スイッチ37をONさせると、球受部材65
a、65bが比較的短い時間の開放を2回行なう。ま
た、第1可変入賞球装置34の周囲並びに始動口38
a、38bの前面、第2可変入賞球装置60の前面下部
には、それぞれ報知LED85、86a、86b、87
が内蔵されている。これら報知LED85、86a、8
6b、87は、光の3原色である赤、青、緑の各色を発
光する個別のLED素子を備えるフルカラーLEDであ
り、本実施例では、赤、青、緑、紫、黄、水、白、の7
色を発光可能とされており、主に始動遊技状態(始動入
賞)時や可変入賞状態(第2可変入賞球装置60への入
賞)等において所定の発光態様で表示駆動される。
【0021】なお、本実施例において、第1可変入賞球
装置34は、所定条件が成立したときに、始動入賞時に
おける前記第2可変入賞球装置60への打球の入賞率を
向上させるための手段の一部を構成するものである。こ
れについては、後に詳述する。また、第1可変入賞球装
置34および始動口38a、38bに入賞した入賞球に
よって払い出される景品球数は、他の入賞口または入賞
球装置に入賞した入賞球によって払い出される景品球数
(本実施例では15個)よりも少なく設定(本実施例で
は5個)されており、その入賞球の種類が始動球検出ス
イッチ37、39a、39bによって後述する遊技状態
を制御する基本回路90に入力されるようになってい
る。
【0022】さらに、第1可変入賞球装置34の前面側
には、7セグメント表示器である普通図柄表示器500
が設けられており、通過ゲートスイッチ41が遊技球を
検出すると、普通図柄表示器500の表示部において数
字図柄0〜9が更新表示を開始する。そして、普通図柄
表示器500の更新表示が停止して表示結果が特定の表
示態様(例えば、「7」)となれば、後述するソレノイ
ド36が駆動することにより、第1可変入賞球装置34
が遊技者にとって不利な第2の状態(開閉翼片35a、
35bが閉成状態)から第1の状態(開閉翼片35a、
35bが開放状態)へ変化して所定期間だけ第1の状態
となるのである。
【0023】また、第1可変入賞球装置34の前面側に
は、通過ゲートスイッチ41が検出した遊技球の数を最
大4つまで記憶可能な保留記憶表示器600が設けら
れ、遊技者には、普通図柄表示器500があと何回表示
状態を変化させて表示結果を導出するかが一目で分かる
ようになっている。
【0024】上記した普通図柄表示器500を始動させ
るための条件としての通過ゲート40は、第2可変入賞
球装置60の一側(左側)側方に配置され、内部に通過
ゲートスイッチ41を内蔵している。また、通過ゲート
40の対称位置にも通過口42が配置されるが、この通
過口42には、スイッチが設けられておらず、単に打球
を通過させるだけである。更に、遊技領域32には、入
賞口43a、43b、入賞口45a、45bが設けられ
ている。入賞口43a、43bは、第2可変入賞球装置
60の下方部左右側方に配置され、その下部に肩下ラン
プ44a、44bが内蔵されている。入賞口45a、4
5bは、前記入賞口43a、43bの下方に配置され、
その下部にランプ付き風車が付設され、そのランプは、
袖ランプ46a、46bと言われる。また、遊技領域3
2の左右両端部には、サイドランプ47a、47bが配
置され、遊技領域32の最下方には、入賞しなかった打
球を回収するアウト口49が設けられ、遊技領域32の
入口部分には、打球の逆流を防止する逆流防止部材48
が設けられている。上記した肩下ランプ44a、44
b、袖ランプ46a、46b、サイドランプ47a、4
7bは、前記始動遊技状態(始動入賞)時や前記大当り
遊技状態時(特定遊技状態時)に所定の態様で表示駆動
される。
【0025】ここで、上記した第1可変入賞球装置34
および始動口38a、38bに打球が入賞した始動遊技
状態(始動入賞)において、第2可変入賞球装置60の
1回または2回の開閉動作中に受け入れられた入賞球が
特定入賞領域82に誘導されたときの第2可変入賞球装
置60の動作について説明する。まず、始動遊技状態に
おいて受け入れられた入賞球が特定入賞領域82に入賞
すると、特定遊技状態(以下、大当り遊技状態という)
になる。
【0026】大当り遊技状態になると、球受部材65
a、65bが所定時間(本実施例では28秒)内に所定
回数(本実施例では18回)の開閉動作を行なうか、又
はその所定回数の開閉動作中に所定個数(本実施例では
10個)の入賞球が発生するまでの開閉動作を行なうよ
うになっている(以下ラウンドという)。このようなラ
ウンドが実行されているときに受け入れられた入賞球が
特定入賞領域(以下V領域という)82に誘導されたと
きには、直ちにその回のラウンドを停止して次のラウン
ドに移行すべく継続される。
【0027】そして、その継続回数は、ラウンド中に入
賞球がV領域82に入賞することを条件として、所定回
数(本実施例では最大15回)行なわれるようになって
いる。すなわち、所定回数のラウンドが終了した場合に
は、次に第2可変入賞球装置60内に受け入れられた入
賞球がV領域82にV入賞してもその入賞球を無効とし
て取扱い、その後においてはラウンドの継続を不能とす
るようになっている。
【0028】上述のように、大当り遊技状態となると、
短時間に多量の入賞球を発生させることができるので、
この種の弾球遊技機においては、大当り遊技状態となる
前提である始動遊技状態に遊技者の注意が集中する。
【0029】一方、遊技盤30の裏面には、図2に示す
ように、前記した各種の入賞口や入賞球装置に入賞した
入賞球を所定の経路に沿って誘導する誘導経路が形成さ
れた入賞球誘導カバー50が固着されている。また、前
記アウト口49の裏面側には、アウト球を下方に誘導す
る通路溝49aが刻設されるが、この通路溝49aの上
端部にアウト球誘導部材51が固着される場合と、固着
されない場合とがある。これらの選択は、パチンコ機の
裏面に開閉自在に設けられる機構板の種類に応じて選択
されるものである。
【0030】次に、図3〜図6を参照して、本実施例の
第2可変入賞球装置60の構成について説明する。第2
可変入賞球装置60は、前記遊技盤1の表面に取付けら
れる取付基板61を有し、その取付基板61のほぼ中央
に入賞球が落下する入賞空間70が後方に凹状に形成さ
れている。そして、この入賞空間70には、後述する球
受部材65a、65bが開放したときだけに、遊技領域
32を落下する打球が受け入れられて入賞球となる。
【0031】また、取付基板61の前面上部には、前記
入賞空間70の上縁および左右縁に沿って打球の侵入を
阻止する障害枠63が突設され、該障害枠63の上辺の
後方には、入賞口62が形成され、打球を入賞球として
取り込むようになっている。また、障害枠63の下方空
間後面には、各種の情報を表示する表示装置64が設け
られている。この表示装置64は、ドットマトリックス
LEDによって構成されており、電源投入時に「力士」
という文字が右から左に所定の速度でスクロール表示さ
れ、始動入賞時には、「ノコッタ」という文字が所定の
速さで点滅する。また、特定遊技状態となった場合にお
いて、球受部材65a、65bが開放する前には、「ゴ
ッツァンデス」という文字が所定の速度でスクロール表
示され、最後の開閉サイクルの継続中及び終了後には、
「千秋楽」という文字が所定の速度でスクロール表示さ
れ、開閉サイクルの継続回数が「初日」「2日」・・・
と所定の周期で点滅され、特定遊技状態の1回目の終了
時に、特定遊技状態が短い間隔であと1回発生する旨を
「アト1回」という文字で表示し、異常発生時に異常に
応じた「E1」「E2」という文字が点灯され、開閉サ
イクル中の入賞個数が「1コ」・・・という文字によっ
て点灯表示される。
【0032】前記障害枠63の下部両側には、一対の球
受部材65a、65bが開閉自在に設けられており、遊
技領域32を流下する打球を第2可変入賞球装置60内
に受け入れるようになっている。球受部材65a、65
bは、リンク機構を介してソレノイド66によって開閉
駆動されるようになっている。
【0033】また、球受部材65a、65bによって受
け止められた打球は、上部球転動板67によって後方に
導かれ左右に形成された球入口68a、68b(図6に
68aのみを表示)に入り、入賞空間70の上部左右に
形成された球出口69a、69bから入賞空間70に放
出される。なお、球入口68a、68bと球出口69
a、69bとの間の通路には、開閉サイクル中における
入賞球数を検出する10カウントスイッチ71a、71
bが設けられている。
【0034】また、前記球出口69a、69bの下方に
は、水平方向と下り傾斜方向とに可変する可動部材72
a、72bが設けられ、この可動部材72a、72bが
ソレノイド73によって水平方向に駆動されたときに、
球出口69a、69bから放出された打球が入賞空間7
0の中央に設けられるキャラクター部材74の盃75に
導かれ、下り傾斜状態となっているときには、入賞空間
70をそのまま下方に落下する。入賞空間70の中央に
設けられるキャラクター部材74は、相撲取りの意匠が
付与されており、優勝した相撲取りが盃75を持って美
酒を飲む動作を行なうようになっている。
【0035】上記した盃75は、モータ77の駆動によ
り持ち上げられて盃75に貯留された打球を球流出口か
ら流出させるが、モータ77が駆動されることにより、
キャラクター部材74に形成される口76が開放して、
盃75から流出する打球を受け入れるようになってい
る。受け入れられた打球は、そのまま下方に導かれてキ
ャラクター部材74の足の間から下部球転動板80の中
央に放出される。
【0036】ただし、その放出部の直前に球を一時的に
停止させる一時停止板78が設けられ、口76から入っ
た先頭の球を一時停止板78で貯留し、後続の球は、一
時停止板78によって貯留される先頭の球に衝突して左
右に振り分けられるため、下部球転動板80の中央に放
出される球は、1個となる。なお、一時停止板78は、
ソレノイド79によって駆動され、ソレノイド79がO
Nしたときに貯留されていた1個の球を放出するもので
あり、また、盃75及び口76を駆動するモータ77の
動作を制御するために2つのフォトセンサが設けられて
いる。
【0037】上記した下部球転動板80は、入賞空間7
0の底面を構成するもので、入賞空間70の後方から前
方に向けて下り傾斜状に形成され、その前端縁に特定入
賞領域82と通常入賞領域83a、83bとが形成され
ている。特定入賞領域82は、中央に1つ形成され、通
常入賞領域83a、83bは、左右に2つ形成されてい
る。また、特定入賞領域82には、特定球検出スイッチ
84が設けられ、この特定球検出スイッチ84がONす
ることにより、特定遊技状態となったり、あるいはラウ
ンドが継続するように制御されるものである。
【0038】ところで、下部球転動板80には、前記特
定入賞領域82の横幅に相当する間隔で中央通路形成片
81が突設されているため、前記一時停止板78によっ
て開放された1個の打球であってキャラクター部材74
の足の中央から放出されて下部球転動板80の中央を転
動する打球は、中央通路形成片81によってほぼ確実に
特定入賞領域82に誘導される。逆に、下部球転動板8
0の左右通路を流下する打球は、中央通路形成片81に
よって特定入賞領域82への誘導を阻止され、多くの確
率で通常入賞領域83a、83bに導かれるということ
である。
【0039】つまり、上記した第2可変入賞球装置60
においては、球受部材65a、65bに受け止められて
内部に誘導された打球のうち、可動部材72a、72b
によって盃75に誘導された打球は、ほぼ確実に特定入
賞領域82に導かれることになるため、本実施例におい
て、可動部材72a、72bは、所定条件が成立したと
きに、始動入賞時における特定入賞領域82への打球の
誘導率を向上させるための手段の一部を構成するもので
ある。これについては、後に詳述する。なお、第2可変
入賞球装置60には、上記した構成以外に役物ランプや
飾りLED、報知LED87、等が設けられており、所
定の動作時に点灯または点滅して装飾効果を盛り上げる
ようになっている。
【0040】以上、第2可変入賞球装置60を含むパチ
ンコ機の遊技盤30の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図7に示す遊技制御回路によって制
御される。
【0041】図7は、遊技制御回路をブロック構成で示
す回路図であり、CPU、ROM、RAM、入出力回路
を含む基本回路90によって制御される。そして、基本
回路90は、スイッチ回路91を介して、始動球検出ス
イッチ37、始動球検出スイッチ39a、39b、通過
ゲートスイッチ(通過ゲートスイッチ)41、10カウ
ントスイッチ71a、71b、特定球検出スイッチ(V
カウントスイッチ)84、および、フォトセンサ(符号
なし)の検出信号が入力され、アドレスデコード回路9
2から基本回路90にチップセレクト信号が与えられ
る。また、電源投入時に初期リセット回路93から基本
回路90にリセット信号が与えられる。
【0042】一方、基本回路90からは、以下の装置、
回路および基本回路90が搭載された遊技制御基板以外
の他の制御基板に制御信号(以下コマンドという)が出
力される。そして、基本回路90からコマンドを受けた
各種の制御基板では、そのコマンドに従った制御を行な
うことになる。また、基本回路90からのコマンドそれ
ぞれを受けて、モータ回路95は、モータ77に駆動信
号を与えてモータ77を駆動し、音回制御基板96は、
スピーカに音声信号を与えて音声を発生させることにな
る。
【0043】また、基本回路90から出力されたコマン
ドを受けたランプ制御基板97は、コマンドに応じて表
示器(表示装置)64を制御するとともに、第2可変入
賞球装置60に設けられる飾りLED(符号なし)も制
御する。更に、基本回路90から出力されたコマンドを
受けたランプ制御基板97は、報知LED85、86
a、86b、87、レール飾りランプ33、肩下ランプ
44a、44b、袖ランプ46a、46b、サイドラン
プ47a、47b、普通図柄表示器500、保留記憶表
示器600および第2可変入賞球装置60に設けられる
役物ランプ(符号なし)をそれぞれの状態に応じて駆動
制御を行なうのである。また、基本回路90のコマンド
に従って、ソレノイド回路99を介してソレノイド3
6、66、73、79に駆動信号が与えられている。
【0044】また、基本回路90からは賞球信号出力回
路101から賞球数情報を出力し、情報出力回路102
に大当り情報や有効始動情報等を出力している。なお、
上記した装置、回路および基本回路が搭載された遊技制
御基板以外の基板には、電源基板(図示せず)から各種
の電圧を有する電力が供給されている。
【0045】図8(a)〜(d)は、可変入賞球装置6
0内に設けられる可動部材72a、72b、盃75の動
作態様を示す図である。
【0046】図8(a)に示すように、可動部材72
a、72b、ソレノイド73の駆動により上下方向に揺
動可能とされているとともに、盃75は、モータ77の
駆動により、可動部材72a、72bとは独立して上下
方向に揺動可能とされている。
【0047】これら可動部材72a、72b、盃75の
動作態様は、高確率動作態様と、中確率動作態様と、低
確率動作態様と、からなる。
【0048】高確率動作態様とは、図8(b)に示すよ
うに、可動部材72a、72bが上方に位置し、盃75
が下方に位置する状態であり、この際可変入賞球装置6
0内に入賞した可動部材72a、72bに到達したパチ
ンコ球がほぼV入賞する態様である。
【0049】中確率動作態様とは、図8(c)に示すよ
うに、可動部材72a、72bが下方に位置するが、盃
75が下方に位置する状態であり、この際可変入賞球装
置60内に入賞した可動部材72a、72bに到達した
パチンコ球がV入賞する可能性も多少残されている態様
である。
【0050】低確率動作態様とは、図8(d)に示すよ
うに、可動部材72a、72bが上方に位置するが、盃
75が上方に位置する状態や、可動部材72a、72b
が下方に位置し、盃75が上方に位置する状態であり、
この際可変入賞球装置60内に入賞した可動部材72
a、72bに到達したパチンコ球がほぼV入賞する可能
性のない態様である。
【0051】これら可動部材72a、72b、盃75
は、図9に示すタイミングチャートに基づく基本パター
ンを繰返し実行するように動作制御されており、状況に
応じて前述した高確率動作態様、中確率動作態様、低確
率動作態様、となるように動作態様が変化する。また、
本実施例では、可動部材72a、72b、盃75は周期
的に上下動を繰り返す動作を行うが、これら可動部材7
2a、72bの動作周期と盃75の動作周期は異なる周
期とされており、基本パターンの始点(終点)のみ可動
部材72a、72bの動作周期の始点(終点)と盃75
の動作周期の始点(終点)が一致するようになってい
る。
【0052】この基本パターンのうち、期間aは、期間
中常に高確率動作態様となる期間であり、この期間中に
可変入賞球装置60内に入賞したパチンコ球は、ほぼV
入賞して大当り遊技状態が発生する期間、すなわち大当
り期待度の最も高い期間である。本実施例では、この期
間aを高確率期間1と呼ぶ。
【0053】また、期間bは、期間中常に低確率動作態
様となる期間であり、この期間中に可変入賞球装置60
内に入賞したパチンコ球は、ほぼV入賞しない期間、す
なわち大当り期待度の最も低い期間である。本実施例で
は、この期間bを低確率期間と呼ぶ。
【0054】また、期間cは、期間中常に低確率動作態
様となる期間であるが、後述する高確率期間2にもうす
ぐ移行する期間、すなわち大当り期待度が上昇する期間
である。本実施例では、この期間cを高確率前兆期間2
と呼ぶ。
【0055】期間dは、期間中一時的に高確率動作態様
となる期間であり、この期間中に可変入賞球装置60内
に入賞したパチンコ球は、高確率期間1に次いで高確率
でV入賞して大当り遊技状態が発生する期間、すなわち
大当り期待度が高確率期間1に次いで高い期間である。
本実施例では、この期間aを高確率期間2と呼ぶ。
【0056】また、期間eは、期間中常に低確率動作態
様となる期間であるが、後述する高確率期間3にもうす
ぐ移行する期間、すなわち大当り期待度が上昇する期間
である。本実施例では、この期間eを高確率前兆期間3
と呼ぶ。
【0057】期間fは、期間中一時的に中確率動作態様
となる期間であり、この期間中に可変入賞球装置60内
に入賞したパチンコ球は、高確率期間2に次いで高確率
でV入賞し大当り遊技状態が発生する期間、すなわち大
当り期待度が高確率期間2に次いで高い期間である。本
実施例では、この期間fを高確率期間3と呼ぶ。
【0058】また、期間gは、期間中常に低確率動作態
様となる期間であるが、最も大当り期待度が高い高確率
期間1にもうすぐ移行する期間、すなわち大当り期待度
が上昇する期間である。本実施例では、この期間gを高
確率前兆期間1と呼ぶ。
【0059】基本パターンでは、高確率期間1、低確率
期間、高確率前兆期間2、高確率期間2、低確率期間、
高確率前兆期間3、高確率期間3、低確率期間、高確率
前兆期間2、高確率期間2、低確率期間、高確率前兆期
間1の順に移行し、再び高確率期間1から繰返し移行す
るようになっている。
【0060】図10は、パチンコ球が始動口38a、3
8bに入賞して始動球検出スイッチ39a、39bに検
出された際に遊技制御基板の基本回路90に搭載された
CPUが実行する始動入賞時処理並びに可変入賞球装置
60に入賞してカウントスイッチ71a、71bに検出
された際に遊技制御基板のCPUが実行する可変入賞時
処理の制御内容を示すフローチャートである。尚、始動
入賞時処理と可変入賞時処理とはほぼ同一の処理である
ため、ここでは始動入賞時処理について説明する。
【0061】始動入賞時処理では、まず、可動部材72
a、72b、盃75の動作状態を高確率動作態様とする
か否かを決定するための可動部材作動抽選を行う(S
1)。次いで、S1のステップにおける可動部材作動抽
選において当選したか否かを確認し(S2)、当選した
場合には、可動部材作動抽選に当選した旨、すなわち可
動部材72a、72b、盃75の動作状態が高確率動作
態様となる旨を報知するか否かを決定する実行抽選1を
行い(S3)、この実行抽選1に当選したか否かを確認
し(S4)、当選した場合には、ランプ制御基板97に
対して、パターンAの発光態様を指示するコマンドを送
信し(S5)、これに基づき報知LED85、86a、
86b、87のうち該当する報知LEDが表示駆動され
る。パターンAは、図11に示すように、発光態様が赤
色点滅するパターンであり、該当する報知LEDが赤色
点滅するように表示駆動される。これにより可動部材7
2a、72b、盃75の動作状態が高確率動作態様とな
る旨が報知される。次いで、可動部材72a、72b、
盃75を、現在の動作状態に係わらず、高確率動作態様
となるように作動させる(S6)
【0062】尚、高確率動作態様は、少なくとも始動入
賞に基づき球受部材65a、65bが開放することで可
変入賞装置60内に取り込まれたパチンコ球(可変入賞
時処理では可変入賞したパチンコ球)が可動部材72
a、72b、盃75に到達するのに十分な時間が経過す
るまで保持され、その後通常の動作状態に戻る。
【0063】また、S2のステップにおいて可動部材作
動抽選に当選しなかった場合には、可動部材72a、7
2b、盃75の動作状態が高確率状態であるかを確認す
る(S7)。可動部材72a、72b、盃75の動作状
態の高確率状態であるかとは、始動入賞に基づき球受部
材65a、65bが開放することで取り込まれたパチン
コ球(可変入賞時処理では可変入賞したパチンコ球)が
可動部材72a、72b、盃75に到達するタイミング
が前述した高確率期間1〜3のいずれかとなることであ
り、始動口38a、38bにパチンコ球が入賞した時点
(可変入賞時処理ではパチンコ球が可変入賞した時点)
の可動部材72a、72b、盃75が動作状態から逆算
した現在の動作状態により、高確率期間1〜3となるか
否かが判定される。
【0064】次いで、S7のステップにおいて可動部材
72a、72b、盃75の動作状態が高確率状態である
場合には、当該始動入賞に基づく球受部材65a、65
bの開放時に可変入賞したパチンコ球(可変入賞時処理
では可変入賞したパチンコ球)が可動部材72a、72
b、盃75に到達するタイミングが高確率期間である旨
を報知するか否かを決定する実行抽選2を行い(S
8)、この実行抽選2に当選したか否かを確認し(S
9)、当選した場合には、ランプ制御基板97に対し
て、パターンB−1〜B−3のうち該当するパターンの
発光態様を指示する旨のコマンドを送信する(S1
0)。具体的には、可変入賞したパチンコ球が可動部材
72a、72b、盃75に到達するタイミングが高確率
期間1の場合には、パターンB−1の発光態様を指示す
る旨のコマンドを送信し、高確率期間2の場合には、パ
ターンB−2の発光態様を指示する旨のコマンドを送信
し、高確率期間3の場合には、パターンB−3の発光態
様を指示する旨のコマンドを送信する。これに基づき報
知LED85、86a、86b、87のうち該当する報
知LEDが表示駆動される。
【0065】パターンB−1は、図11に示すように、
発光態様が赤色点灯するパターンであり、該当する報知
LEDが赤色点灯するように表示駆動される。これによ
り始動入賞に基づく球受部材65a、65bの開放時に
可変入賞したパチンコ球(可変入賞時処理では可変入賞
したパチンコ球)が可動部材72a、72b、盃75に
到達するタイミングが高確率期間1である旨が報知され
る。
【0066】パターンB−2は、図11に示すように、
発光態様が白色点灯するパターンであり、該当する報知
LEDが白色点灯するように表示駆動される。これによ
り始動入賞に基づく球受部材65a、65bの開放時に
可変入賞したパチンコ球(可変入賞時処理では可変入賞
したパチンコ球)が可動部材72a、72b、盃75に
到達するタイミングが高確率期間2である旨が報知され
る。
【0067】パターンB−3は、図11に示すように、
発光態様が緑色点灯するパターンであり、該当する報知
LEDが緑色点灯するように表示駆動される。これによ
り始動入賞に基づく球受部材65a、65bの開放時に
可変入賞したパチンコ球(可変入賞時処理では可変入賞
したパチンコ球)が可動部材72a、72b、盃75に
到達するタイミングが高確率期間3である旨が報知され
る。
【0068】また、S7のステップにおいて可動部材7
2a、72b、盃75の動作状態が高確率状態である場
合には、可動部材72a、72b、盃75の動作状態を
所定時間リアルタイムに報知するか否かを決定する実行
抽選3を行い(S11)、この実行抽選3に当選したか
否かを確認し(S12)、当選した場合には、ランプ制
御基板97に対して、パターンCの発光態様を指示する
旨のコマンドを送信する(S13)。これに基づき報知
LED85、86a、86b、87のうち該当する報知
LEDが表示駆動される。
【0069】パターンCは、図11に示すように、発光
態様が所定時間、各期間別に発光色を連続的に変化させ
る態様であり、各期間に応じて該当する報知LEDの発
光色が連続的に変化するように表示駆動される。具体的
には、高確率期間1に移行した場合には該当するLED
が赤色に変化し、低確率期間に移行した場合には該当す
るLEDが青色に変化し、高確率前兆期間2に移行した
場合には該当するLEDが黄色に変化し、高確率期間2
に移行した場合には該当するLEDが白色に変化し、高
確率前兆期間3に移行した場合には該当するLEDが水
色に変化し、高確率期間3に移行した場合には該当する
LEDが緑色に変化し、高確率前兆期間1に移行した場
合には該当するLEDが紫色に変化する。このようにパ
ターンCの発光態様では、各期間別に、すなわち大当り
状態に対する期待度に応じて発光色が変化することでそ
の時点の可動部材72a、72b、盃75の動作状態に
応じた期待度が報知されるようになっている。
【0070】以上説明したように本実施例のパチンコ機
においては、可変入賞球装置60内に入賞したパチンコ
球がV入賞する可能性の度合い、すなわち大当り遊技状
態の期待度に応じて報知LED85、86a、86b、
87のうち該当する報知LEDの発光色が変化して報知
されるため、V入賞する以前の遊技過程においても大当
り遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高
めることができる。
【0071】また、本実施例のパチンコ機では、報知L
ED85、86a、86b、87が青色の発光素子と赤
色の発光素子と緑色の発光素子とを備える発光ダイオー
ドにより構成されているため、これら光の3原色を発光
する各発光素子の発光状態の組み合わせにより多くの発
光色を実現できるとともに、発光ダイオードを用いるこ
とにより報知手段の長寿命化を図ることができる。
【0072】また、本実施例のパチンコ機では、報知L
ED85、86a、86b、87が大当り遊技状態の期
待度に応じて発光色を連続的に変化させるようになって
おり、大当り遊技状態の期待度が変化する過程を遊技者
が容易に把握できる。
【0073】尚、本実施例では、その時点の可動部材7
2a、72b、盃75の動作状態に基づいて報知LED
85、86a、86b、87の発光色が変化する構成と
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、可変入賞したパチンコ球が可動部材72
a、72bに到達するタイミングまでのタイムラグを考
慮した可動部材72a、72b、盃75の動作状態に応
じて報知LED85、86a、86b、87の発光色を
変化させるようにしても良く、これにより、実際にパチ
ンコ球が到達する時点の動作状態を発光色により把握す
ることができるようになる。
【0074】また、本実施例のパチンコ機では、可変入
賞球装置60内に入賞したパチンコ球がV入賞する可能
性が高い旨、すなわち大当り遊技状態の期待度が高い旨
が、報知LED85、86a、86b、87の発光態様
により報知されるため、V入賞する以前の遊技過程にお
いても大当り遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を
効果的に高めることができる。
【0075】尚、本実施例では、可動部材作動抽選にお
いて当選しなかった場合において、大当り遊技状態の期
待度が高いか否かを判定し、高い場合にはその旨を報知
するか否かを決定し、報知すると決定した場合におい
て、大当り遊技状態の期待度が高い旨の報知を行うよう
になっているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、始動入賞時や可変入賞時等、所定の遊技過程におい
て大当り遊技状態の期待度が高いか否かを判定し、高い
場合には一義的にその旨を報知するのみでも良い。
【0076】また、本実施例では、可変入賞球装置60
内に入賞したパチンコ球がV入賞する可能性が高い場
合、すなわち大当り遊技状態の期待度が高い場合でも、
実行抽選2に当選しなければ報知は行われない、すなわ
ち報知されない場合でも、大当り遊技状態の期待度が高
いことがあるため、報知が行われない場合でも大当り遊
技状態に対する遊技者の期待感が減退してしまうことを
回避できる。
【0077】また、本実施例では、可動部材作動抽選に
より可動部材72a、72b、盃75の動作態様が高確
率動作態様に作動すると決定された場合には、その旨、
すなわち可動部材72a、72b、盃75の動作態様が
高確率動作態様となって大当り遊技状態の期待度が高く
なった旨が、報知LED85、86a、86b、87の
発光態様により報知されるため、V入賞する以前の遊技
過程においても大当り遊技状態の発生に対する遊技者の
期待感を効果的に高めることができる。
【0078】また、本実施例では、可動部材作動抽選に
より可動部材72a、72b、盃75の動作態様が高確
率動作態様に作動すると決定されなかった場合、すなわ
ち実行抽選に外れて高確率動作態様に作動しない場合で
も、高確率動作態様となるタイミングでパチンコ球が可
動部材72a、72bに到達した場合には、V入賞する
ことが可能な構成とされており、このようにすることで
高確率動作態様に作動すると決定されなかったために報
知が行われない場合でも、大当り遊技状態が発生する可
能性が残されるため、大当り遊技状態に対する遊技者の
期待感が減退してしまうことを回避できる。
【0079】また、本実施例では、前述した可動部材作
動抽選により可動部材72a、72b、盃75の動作態
様が高確率動作態様に作動すると決定された場合でも、
実行抽選1に当選しなければ報知は行われない、すなわ
ち報知されない場合でも、高確率動作態様に作動するこ
とがあるため、報知が行われない場合でも大当り遊技状
態に対する遊技者の期待感が減退してしまうことを回避
できる。
【0080】また、本実施例では、可動部材72a、7
2b、盃75の動作周期が異なるように設定されてお
り、高確率動作態様となるタイミングの判別が容易では
なくなるため、遊技性を向上させることができる。
【0081】また、本実施例では、可変入賞球装置60
内に入賞したパチンコ球がV入賞する可能性が高い旨や
可動部材72a、72b、盃75の動作態様が高確率動
作態様に作動すると決定された旨が始動入賞時に報知さ
れるようになっており、このようにすることで、最も期
待感の高まる時点で、これらの報知が行われるため、よ
り大当り遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を高め
ることができる。
【0082】また、本実施例では、可変入賞球装置60
内に入賞したパチンコ球がV入賞する可能性が高い旨や
可動部材72a、72b、盃75の動作態様が高確率動
作態様に作動すると決定された旨が可変入賞球装置60
内への入賞時に報知されるようになっており、このよう
にすることで、最も期待感の高まる時点で、これらの報
知が行われるため、より大当り遊技状態の発生に対する
遊技者の期待感を高めることができる。
【0083】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0084】例えば、第2可変入賞球装置60、特に可
動部材としての可動部材72a、72bや盃75の形状
や構造に関しては、上記実施例に記載のものに限定され
るものではなく、可動部材を、特定の領域に遊技球が進
入する確率が高い高確率動作態様と、特定の領域に遊技
球が進入する確率が低い低確率動作態様と、の間で状態
を変化することができるように構成されていれば種々に
変形可能である。
【0085】また、本実施例では、報知手段としてフル
カラーLEDを適用しているが、例えば、これら報知手
段を複数色発光可能なランプモジュールや液晶表示器等
により構成しても良い。
【0086】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。
【0087】本発明の請求項1は、遊技領域32に発射
された遊技球が入賞しやすい第1の状態(開状態)と、
入賞しない、または入賞しがたい第2の状態(閉状態)
とに変化可能な可変入賞装置(可変入賞球装置60)を
備え、前記遊技領域32に設けられた始動領域(始動口
38a、38b)を遊技球(パチンコ球)が通過したこ
とに基づいて所定の始動態様にて前記可変入賞装置(可
変入賞球装置60)を第1の状態(開状態)に制御し、
前記可変入賞装置(可変入賞球装置60)に入賞した遊
技球(パチンコ球)が複数の領域のうちの特定の領域
(特定入賞領域(V領域)82)に進入したこと(V入
賞)に基づいて前記始動態様より遊技者に有利な特定態
様で前記可変入賞装置(可変入賞球装置60)が第1の
状態(開状態)に制御されるラウンドを所定の上限回数
実行可能な特定遊技状態(大当り遊技状態)が発生する
とともに、前記ラウンド中において前記可変入賞装置
(可変入賞球装置60)に入賞した遊技球(パチンコ
球)が、前記特定の領域(特定入賞領域82)に進入し
たことに基づいて当該ラウンドの終了のあとに次回のラ
ウンドに移行可能となる弾球遊技機(パチンコ機)にお
いて、複数色に発光可能とされ、前記特定の領域(特定
入賞領域82)に遊技球(パチンコ球)が進入する可能
性の度合い(大当り遊技状態の期待度)を発光色により
報知する報知手段(報知LED85、86a、86b、
87)を備える。
【0088】本発明の請求項2は、前記報知手段(報知
LED85、86a、86b、87)は、青色の発光素
子と赤色の発光素子と緑色の発光素子とを備える発光ダ
イオード(フルカラーLED)により構成されている。
【0089】本発明の請求項3は、前記報知手段(報知
LED85、86a、86b、87)は、前記特定の領
域(特定入賞領域82)に遊技球(パチンコ機)が進入
する可能性の度合い(大当り遊技状態の期待度)に応じ
て発光色を連続的に変化させる。
【0090】本発明の請求項4は、前記可変入賞装置
(可変入賞球装置60)内に可動自在に設けられた可動
部材72a、72b(盃75)を、前記始動領域(始動
口38a、38b)へ遊技球(パチンコ球)が通過した
か否かに関わらず、前記特定の領域(特定入賞領域8
2)に遊技球を進入させる確率を高くする高確率動作態
様と、前記特定の領域(特定入賞領域82)に遊技球
(パチンコ球)を進入させる確率を低くする低確率動作
態様とに動作制御する可動部材制御手段(基本回路90
に搭載されたCPUによる可動部材72a、72b、盃
75の動作制御)を備え、前記報知手段(報知LED8
5、86a、86b、87)は、前記特定の領域(特定
入賞領域82)に遊技球(パチンコ球)が進入する確率
が高い旨を、所定の遊技過程において報知する高確率報
知手段(報知LED85、86a、86b、87による
赤色点灯、白色点灯、緑色点灯)を含む。
【0091】尚、請求項4における「前記始動領域へ遊
技球が通過したか否かに関わらず、前記特定の領域に遊
技球を進入させる確率を高くする高確率動作態様と、前
記特定の領域に遊技球を進入させる確率を低くする低確
率動作態様とに動作制御する」とは、遊技球が始動領域
を通過を契機とせずに、高確率動作態様と低確率動作態
様とに動作制御することであり、例えば、本実施例のよ
うに常に高確率動作態様と低確率動作態様となるように
動作制御したり、定期的に高確率動作態様と低確率動作
態様となるように動作制御したり、可変入賞時、ゲート
通過時、通常入賞時等の所定の契機で高確率動作態様と
低確率動作態様となるように動作制御したりするように
しても良い。
【0092】本発明の請求項5は、前記可変入賞装置
(可変入賞球装置60)内に可動自在に設けられた可動
部材72a、72b(盃75)の動作態様を、前記特定
の領域(特定入賞領域82)に遊技球(パチンコ球)を
進入させる確率を高くする高確率動作態様と、前記特定
の領域(特定入賞領域82)に遊技球(パチンコ球)を
進入させる確率を低くする低確率動作態様と、に変化す
るように動作制御する可動部材制御手段(基本回路90
に搭載されたCPUによる可動部材72a、72b、盃
75の動作制御)と、所定の遊技過程において、前記可
動部材制御手段(基本回路90に搭載されたCPUによ
る可動部材72a、72b、盃75の動作制御)により
前記可動部材72a、72b(盃75)を前記高確率動
作態様に動作制御するか否かを決定する態様決定手段
(基本回路90に搭載されたCPUによる可動部材作動
抽選)と、を備え、前記可動部材制御手段(基本回路9
0に搭載されたCPUによる可動部材72a、72b、
盃75の動作制御)は、前記態様決定手段(基本回路9
0に搭載されたCPUによる可動部材作動抽選)により
前記高確率動作態様に動作制御すると決定された場合に
前記可動部材72a、72b(盃75)を前記高確率動
作態様に動作制御させる強制動作制御手段(基本回路9
0に搭載されたCPUによる高確率動作態様の作動)を
含み、前記報知手段(報知LED85、86a、86
b、87)は、前記態様決定手段(基本回路90に搭載
されたCPUによる可動部材作動抽選)により前記高確
率動作態様に動作制御すると決定された場合にその旨を
報知する態様決定報知手段(報知LED85、86a、
86b、87による赤色点滅)を含む。
【0093】本発明の請求項6は、前記可変入賞装置
(可変入賞球装置60)は、前記態様決定手段(基本回
路90に搭載されたCPUによる可動部材作動抽選)に
より前記高確率動作態様に動作制御すると決定されなか
った場合でも前記特定の領域(特定入賞領域82)への
遊技球(パチンコ球)の進入が可能となるように構成さ
れている。
【0094】本発明の請求項7は、前記可動部材72
a、72b(盃75)を複数備え、前記可動部材制御手
段(基本回路90に搭載されたCPUによる可動部材7
2a、72b、盃75の動作制御)は、これら複数の前
記可動部材72a、72b(盃75)の動作周期を異な
らせることにより非同期的に可動制御する非同期制御手
段(基本回路90に搭載されたCPUによる可動部材7
2a、72b、盃75の異なる周期での動作制御)を含
む。
【0095】本発明の請求項8は、前記所定の遊技過程
は、前記始動領域(始動口38a、38b)を遊技球
(パチンコ球)が通過した時点である。
【0096】本発明の請求項9は、前前記所定の遊技過
程は、前記可変入賞装置(可変入賞球装置60)に遊技
球(パチンコ球)が入賞した時点である。
【0097】本発明の請求項10は、前記高確率報知手
段(報知LED85、86a、86b、87による赤色
点灯、白色点灯、緑色点灯)による前記特定の領域(特
定入賞領域82)に遊技球が進入する確率が高い旨の報
知を実行するか否かを決定する報知決定手段(基本回路
90に搭載されたCPUによる実行抽選2)を備える。
【0098】本発明の請求項11は、前記態様決定報知
手段(報知LED85、86a、86b、87による赤
色点滅)による前記高確率動作態様に動作制御すると決
定された旨の報知を実行するか否かを決定する報知決定
手段(基本回路90に搭載されたCPUによる実行抽選
1)を備える。
【0099】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0100】(a)請求項1項の発明によれば、特定の
領域に遊技球が進入する可能性の度合い、すなわち特定
遊技状態の期待度に応じて報知手段の発光色が変化する
ため、特定の領域に遊技球が進入する以前の遊技過程に
おいても特定遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を
効果的に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続さ
せることができる。
【0101】(b)請求項2項の発明によれば、これら
光の3原色を発光する各発光素子の発光状態の組み合わ
せにより多くの発光色を実現できるとともに、発光ダイ
オードを用いることにより報知手段の長寿命化を図るこ
とができる。
【0102】(c)請求項3項の発明によれば、特定の
領域に遊技球が進入する可能性の度合いが変化する過程
を遊技者が容易に把握できる。
【0103】(d)請求項4項の発明によれば、特定の
領域に遊技球が進入する確率が高い旨、すなわち特定遊
技状態が発生する期待度が高い旨が、特定の領域に遊技
球が進入する以前の所定の遊技過程において報知される
ため、特定遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を効
果的に高めることができる。
【0104】(e)請求項5項の発明によれば、高確率
動作態様に動作制御すると決定された旨、すなわち可動
部材が高確率動作態様となって特定遊技状態が発生する
期待度が高くなった旨が、特定の領域に遊技球が進入す
る以前の所定の遊技過程において報知されるため、特定
遊技状態の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高め
ることができる。
【0105】(f)請求項6項の発明によれば、高確率
動作態様に動作制御すると決定されなかったために報知
が行われない場合でも、特定遊技状態が発生する可能性
が残されるため、特定遊技状態に対する遊技者の期待感
が減退してしまうことを回避できる。
【0106】(g)請求項7項の発明によれば、高確率
動作態様となるタイミングの判別が容易ではなくなるこ
とで遊技性を向上させることができる。
【0107】(h)請求項8項の発明によれば、最も期
待感の高まる時点で、特定の領域に遊技球が進入する確
率が高い旨、または高確率動作態様に動作制御すると決
定された旨が報知されるため、より特定遊技状態の発生
に対する遊技者の期待感を高めることができる。
【0108】(i)請求項9項の発明によれば、最も期
待感の高まる時点で、特定の領域に遊技球が進入する確
率が高い旨、または高確率動作態様に動作制御すると決
定された旨が報知されるため、より特定遊技状態の発生
に対する遊技者の期待感を高めることができる。
【0109】(j)請求項10項の発明によれば、特定
の領域に遊技球が進入する確率が高い場合でも、その旨
が報知されないことがあるため、報知が行われない場合
でも特定遊技状態に対する遊技者の期待感が減退してし
まうことを回避できる。
【0110】(k)請求項11項の発明によれば、高確
率動作態様に動作制御すると決定された場合でも、その
旨が報知されないことがあるため、報知が行われない場
合でも特定遊技状態に対する遊技者の期待感が減退して
しまうことを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ機の遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】遊技盤に設けられた第2可変入賞球装置の正面
図である。
【図4】第2可変入賞球装置の断面図である。
【図5】第2可変入賞球装置の一部を破断した斜視図で
ある。
【図6】第2可変入賞球装置の一部の斜視図である。
【図7】遊技状態を制御する制御回路のブロック図であ
る。
【図8】(a)〜(d)は、可動部材、盃の動作態様を
示す図である。
【図9】可動部材、盃の動作態様を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】始動入賞時並びに可変入賞時にCPUが行う
制御内容を示すフローチャートである。
【図11】報知LEDの発光態様を示す図である。
【符号の説明】
30 遊技盤 32 遊技領域 33 ランプ 34 可変入賞球装置 35a、35b 開閉翼片 36 ソレノイド 37 始動球検出スイッチ 38a、38b 始動入賞口 39a、39b 始動球検出スイッチ 40 通過ゲート 41 通過ゲートスイッチ 42 通過口 43a、43b 入賞口 44a、44b 肩下ランプ 45a、45b 入賞口 46a、46b 袖ランプ 47a、47b サイドランプ 48 逆流防止部材 49 アウト口 49a、49b 通路溝 50 入賞球誘導カバー 51 アウト球誘導部材 60 可変入賞球装置 61 取付基板 62 入賞口 63 障害枠 64 表示器 65a、65b 球受部材 66 ソレノイド 67 上部球転動板 68a、68b 球入口 69a、69b 球出口 70 入賞空間 71a、72b カウントスイッチ 72a、72b 可動部材 73 ソレノイド 74 キャラクター部材 75 盃 76 口 77 モータ 78 一時停止板 79 ソレノイド 80 下部球転動板 81 中央通路形成片 82 特定入賞領域 83a、83b 通常入賞領域 84 Vカウントスイッチ 85 報知LED 86a、86b 報知LED 87 報知LED 90 基本回路 91 スイッチ回路 92 アドレスデコード回路 93 初期リセット回路 95 モータ回路 96 音回制御基板 97 ランプ制御基板 99 ソレノイド回路 101 賞球信号出力回路 102 情報出力回路 177 スピーカ 500 普通図柄表示器 600 保留記憶表示器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に発射された遊技球が入賞しや
    すい第1の状態と、入賞しない、または入賞しがたい第
    2の状態とに変化可能な可変入賞装置を備え、前記遊技
    領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基
    づいて所定の始動態様にて前記可変入賞装置を第1の状
    態に制御し、前記可変入賞装置に入賞した遊技球が複数
    の領域のうちの特定の領域に進入したことに基づいて前
    記始動態様より遊技者に有利な特定態様で前記可変入賞
    装置が第1の状態に制御されるラウンドを所定の上限回
    数実行可能な特定遊技状態が発生するとともに、前記ラ
    ウンド中において前記可変入賞装置に入賞した遊技球
    が、前記特定の領域に進入したことに基づいて当該ラウ
    ンドの終了のあとに次回のラウンドに移行可能となる弾
    球遊技機において、複数色に発光可能とされ、前記特定
    の領域に遊技球が進入する可能性の度合いを発光色によ
    り報知する報知手段を備えることを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、青色の発光素子と赤色
    の発光素子と緑色の発光素子とを備える発光ダイオード
    により構成されている請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記特定の領域に遊技
    球が進入する可能性の度合いに応じて発光色を連続的に
    変化させる請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変入賞装置内に可動自在に設けら
    れた可動部材を、前記始動領域へ遊技球が通過したか否
    かに関わらず、前記特定の領域に遊技球を進入させる確
    率を高くする高確率動作態様と、前記特定の領域に遊技
    球を進入させる確率を低くする低確率動作態様とに動作
    制御する可動部材制御手段を備え、前記報知手段は、前
    記特定の領域に遊技球が進入する確率が高い旨を、所定
    の遊技過程において報知する高確率報知手段を含む請求
    項1〜3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変入賞装置内に可動自在に設けら
    れた可動部材の動作態様を、前記特定の領域に遊技球を
    進入させる確率を高くする高確率動作態様と、前記特定
    の領域に遊技球を進入させる確率を低くする低確率動作
    態様と、に変化するように動作制御する可動部材制御手
    段と、所定の遊技過程において、前記可動部材制御手段
    により前記可動部材を前記高確率動作態様に動作制御す
    るか否かを決定する態様決定手段と、を備え、前記可動
    部材制御手段は、前記態様決定手段により前記高確率動
    作態様に動作制御すると決定された場合に前記可動部材
    を前記高確率動作態様に動作制御させる強制動作制御手
    段を含み、前記報知手段は、前記態様決定手段により前
    記高確率動作態様に動作制御すると決定された場合にそ
    の旨を報知する態様決定報知手段を含む請求項1〜4の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記可変入賞装置は、前記態様決定手段
    により前記高確率動作態様に動作制御すると決定されな
    かった場合でも前記特定の領域への遊技球の進入が可能
    となるように構成されている請求項5に記載の弾球遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記可動部材を複数備え、前記可動部材
    制御手段は、これら複数の前記可動部材の動作周期を異
    ならせることにより非同期的に可動制御する非同期制御
    手段を含む請求項4〜6のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
  8. 【請求項8】 前記所定の遊技過程は、前記始動領域を
    遊技球が通過した時点である請求項4〜7のいずれかに
    記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記所定の遊技過程は、前記可変入賞装
    置に遊技球が入賞した時点である請求項4〜8のいずれ
    かに記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記高確率報知手段による前記特定の
    領域に遊技球が進入する確率が高い旨の報知を実行する
    か否かを決定する報知決定手段を備える請求項4〜9の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 前記態様決定報知手段による前記高確
    率動作態様に動作制御すると決定された旨の報知を実行
    するか否かを決定する報知決定手段を備える請求項5〜
    10のいずれかに記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007014360A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Olympia:Kk 遊技球の振分け機構
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