JP2003024558A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003024558A
JP2003024558A JP2001213822A JP2001213822A JP2003024558A JP 2003024558 A JP2003024558 A JP 2003024558A JP 2001213822 A JP2001213822 A JP 2001213822A JP 2001213822 A JP2001213822 A JP 2001213822A JP 2003024558 A JP2003024558 A JP 2003024558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive motor
rotating member
game
pachinko ball
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001213822A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Hayashi
成歳 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority to JP2001213822A priority Critical patent/JP2003024558A/ja
Publication of JP2003024558A publication Critical patent/JP2003024558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物に大量に遊技球が貯えられた状態で回
動する場合であっても、正常に作動することができる遊
技機を提供すること。 【解決手段】 遊技盤2には、始動入賞口14A等へパ
チンコ球が入賞することにより動作する可動入賞装置7
が設けられている。可動入賞装置7内の空間部21に
は、回転部材20が回転可能に上下動できるように配置
されている。その回転部材20は、その下方にパチンコ
球を貯留できる多数の貯留用凹部20aを有している。
制御回路部50は、回転部材20を上下に移動させる第
2の駆動モータ37を制御でき、回転部材20の上方へ
の移動開始後に、高速制御させることができる。また、
回転部材20が移動状態から最上位に移動する際に、制
御回路部50は、第2の駆動モータ37を低速制御させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機等の遊技機に関し、特に、遊技盤に設けられた始動
口へ遊技球が入賞し、役物内に設けられた特定入賞口に
遊技球が入賞することにより、特別遊技状態が発生する
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の一例として、第二種特
別電動役物を備える第2種のパチンコ遊技機がある。そ
の第2種のパチンコ遊技機の遊技盤上には、例えば役物
用羽根が閉じた状態である遊技者にとって不利な第1状
態、及び役物用羽根が開いた状態である遊技者にとって
有利な第2状態に変化可能な変動入賞装置が配設され、
更に、その変動入賞装置を始動させるための始動口が遊
技盤上に配設されている。そして、パチンコ球が遊技盤
上の始動口に入賞すると、変動入賞装置が遊技者に不利
な第1状態から、遊技者に有利な第2状態に変化し、こ
の第2状態において、変動入賞装置内の作動物が作動し
て、パチンコ球が変動入賞装置内の特定領域に入賞する
と、遊技者にとって特に有利な特別遊技状態(大当たり
状態)に変化する。この特に有利な特別遊技状態になる
と、第1状態と第2状態との間の変化が、30秒間に1
5回程度生じるように、役物用羽根の開閉が行われるの
で、役物用羽根が開いた状態で、多数のパチンコ球が入
賞可能となって、遊技者の興趣を増大させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるパチン
コ遊技機の場合、遊技者の嗜好等の移り変わりによっ
て、流行の隆盛下降が激しいため、パチンコ球を転動さ
せるための遊技盤上の構造物の作動でもって多彩な遊技
演出を行って、遊技者の興趣をできるだけ増大させるの
が望ましい。ところで、役物内の構造物が作動する際
に、例えば構造物にパチンコ球が、大量に貯えられた状
態で作動すると、その重さのために正常に作動しないこ
とがあって、遊技演出に支障が生じることがある。本発
明は、前記従来の問題点を解消するためになされたもの
であり、例えば構造物に大量に遊技球が貯えられた状態
で作動する場合であっても、正常に作動することができ
る遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明によれば、遊技球が、遊技盤に設け
られた始動口へ入賞して、役物内に設けられた特定入賞
口へ、遊技球が入賞することにより、特別遊技状態を発
生する遊技機において、前記役物内の構造物を作動させ
る駆動モータを、低速制御または高速制御させる制御手
段を備えたことを特徴とする。それにより、制御手段
が、役物内の構造物を作動させる駆動モータを制御する
に当たって、役物内の構造物が例えば作動状態から停止
状態に移行する際に、制御手段は、駆動モータを低速制
御させることができる。仮に、構造物に大量に遊技球が
貯えられた状態で高速で作動すると、構造物が大きな運
動量を有して、駆動モータの制御が困難となって、役物
内の構造物は正常に作動しないおそれがある。しかし、
その構造物を作動させる駆動モータを低速制御すると、
構造物が大きな運動量を有しないため、駆動モータの脱
調等による位置ずれが生じずに、役物内の構造物は正常
に作動することができる。また、例えば作動開始後であ
って、駆動モータの脱調等による位置ずれのおそれが無
い場合、制御手段は駆動モータを高速制御させることが
でき、役物内の構造物は所定の位置に速く着くことがで
きる。
【0005】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の遊技機において、前記役物内の構造物は、前記役
物内に設けられた、遊技球を貯留できる貯留手段であ
り、前記役物内の貯留手段による遊技球の貯留状態を解
除させる解除手段を備えることを特徴とする。このよう
な遊技球の貯留手段による貯留及び貯留状態の解除は、
注目を集めるものとなり、多彩な遊技演出が可能とな
り、遊技者の興趣を増大させることができる。具体的に
は、役物内の構造物は、役物内に設けられた、遊技球を
貯留できる回転部材であり、駆動モータは、回転部材を
役物内で相対的に上下動させるための上下動用の駆動モ
ータであって、更に、上下動用の駆動モータの駆動によ
り、前記役物内で回転部材が相対的に上下動して、回転
部材による遊技球の貯留状態を解除させる解除手段を備
えるのが望ましい。このように回転部材が相対的に上下
に移動した場合、解除手段によって、回転部材による遊
技球の貯留状態が解除されるが、かかる遊技球の貯留状
態の解除は注目を集めるものであって、多彩な遊技演出
が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができ
る。また、回転部材を役物内で相対的に上下動させる駆
動モータを制御するに当たって、回転部材が例えば移動
状態から停止状態に移行する際に、制御手段は上下動用
の駆動モータを低速制御させることができる。仮に、回
転部材に大量に遊技球が貯えられた状態で高速で移動す
る場合、回転部材が大きな運動量を有して、制御が困難
となって、正常に移動しないおそれがあるが、その上下
動用の駆動モータを低速制御すると、回転部材が大きな
運動量を有しないため、駆動モータの脱調等による位置
ずれが生じずに、正常に移動させることができる。ま
た、制御手段は例えば移動開始後であって、上下動用の
駆動モータの脱調のおそれが無い場合、上下動用の駆動
モータを高速制御させることができ、役物内の貯留手段
は所定の位置に速く着くことができる。
【0006】請求項3に係る発明によれば、請求項2に
記載の遊技機において、前記役物内で前記貯留手段の移
動を停止するに際し、その停止直前に、前記制御手段
は、前記駆動モータを低速制御することを特徴とする。
仮に、大量に遊技球が貯えられた状態で貯留手段を高速
で移動すると、貯留手段が大きな運動量を有して、駆動
モータの制御が困難となって、正常に移動しないおそれ
があるが、貯留手段の停止直前に、貯留手段が低速で移
動するため、貯留手段の運動量が小さくなって、駆動モ
ータに脱調等による位置ずれが生じないので、貯留手段
は、正常に移動することができる。
【0007】請求項4に係る発明によれば、請求項2に
記載の遊技機において、前記貯留手段を回転させる回転
用の駆動モータを備え、前記制御手段は、遊技球を貯留
した状態で前記貯留手段を回転する際に、前記回転用の
駆動モータを低速制御することを特徴とする。仮に、大
量に遊技球が貯えられた状態で貯留手段を高速で回転す
ると、構造物が大きな運動量を有して、回転用の駆動モ
ータの制御が困難となる。しかし、その貯留手段を回転
させる回転用の駆動モータを低速制御して、貯留手段が
低速回転すると、貯留手段の運動量が小さくなって、駆
動モータにおいて脱調等による位置ずれが生じず、回転
用の駆動モータは正常に回転することができる。
【0008】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項1乃至請求項4のいずれか一に記載された遊技機にお
いて、前記駆動モータは、ステップモータであることを
特徴とする。このように役物内の構造物を作動させる駆
動モータが、ステップモータである場合、構造物の作動
に際し、高精度の位置決めが可能となる。
【0009】また、遊技機は、遊技球を貯留できる貯留
手段を回転させる回転駆動手段と、前記役物内で貯留手
段を上下動させる上下動駆動手段と、前記役物内の貯留
手段が上方へ移動した場合、その貯留手段による遊技球
の貯留状態を解除する解除手段とを備えるのが望まし
い。その場合、遊技球を貯留する貯留手段が回転しなが
ら、役物内で貯留手段を上下動させ、役物内の貯留手段
が上方へ移動すると、貯留手段に貯留された状態の遊技
球の貯留状態を解除できる。このような役物内の遊技球
の転動は、斬新なものであり、遊技者にとって興趣を増
大させることができる。また、貯留手段が上下動する構
成を採用する場合、下方へ移動する場合と、上方へ移動
する場合とで、貯留手段の回転方向を反転させるよう
に、前記回転用の駆動モータを制御する回転用の制御手
段を備えるのが望ましい。このように制御手段の制御に
基づき、貯留手段の回転方向が、貯留手段を下方へ移動
させる場合と上方へ移動させる場合とで反転すると、遊
技者に注目させ、遊技者の興趣を増大させることができ
る。そして、貯留手段に大量に遊技球が貯えられた状態
で回転しながら、役物内で貯留手段が上下動する構成を
採用する場合、遊技球の貯留状態が解除する場合、その
回転する貯留手段に貯留された遊技球が、その回転に基
づく遠心力で外側に飛ばされるため、遊技球の貯留状態
の解除を確実にすることができる。
【0010】また、役物内の構造物を金属性の表面を有
するように形成し、その表面に光を当てる発光手段を備
えるのが望ましい。このように役物内の構造物が、金属
性の表面を有し、発光手段がその構造物の表面に光を当
てるので、金属性の表面で反射された光は、遊技者の視
覚に訴えて、興趣を増大させることができる。この場
合、発光手段は、役物内の構造物の上方から光を当てる
のが望ましいが、必要に応じて、役物内の構造物の内部
にも発光手段を設置しても良い。そして、仮に、役物内
の構造物に発光手段を設置できない構成であっても、金
属性の表面で反射された光でもって、役物内の構造物が
あたかも発光しているような印象を遊技者に与えるの
で、遊技者の視覚に訴えることができる。具体的には、
役物内の構造物の表面が、メッキされている場合、メッ
キされた構造物の表面は、光の反射率が高く、また、メ
ッキ内部の構造物の素材は、金属に限定されず、例えば
樹脂等の軽量な素材でもって形成することができる。ま
た、上記遊技機において、役物が、遊技盤前面に主に位
置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に主に位置する、
前記可動物が可動させるための役物用機構部とに分離す
ることができる構成からなるのが望ましい。これは、遊
技盤前面側の役物の装飾用構造部が、遊技盤裏面側の役
物用機構部から分離できるので、遊技盤前面から装飾用
構造部を外して、新しい装飾用構造部を取り付けること
により、装飾用構造部を簡単に変更できるからである。
このように装飾用構造部を変更すると、遊技者に対して
は、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与える
ことができ、また、遊技盤前面の役物が故障等した場
合、装飾用構造部と、役物用機構部とを分離することに
より、容易に分解して修理できるからである。
【0011】また、遊技球案内部上に遊技球を保持する
とともに、遊技球案内部から遊技球を排出するように選
択的に作動可能な遊技用作動部を備えるのが望ましい。
それにより、遊技用作動部の作動でもって、遊技球は、
遊技球案内部上に位置して保持されたり、排出されたり
するので、遊技球の転動は斬新なものとなって、遊技者
の興趣を増大させることができる。また、遊技用作動部
の作動及び不作動を交互に繰り返させる制御手段を備え
るのが望ましい。それにより、始動口入賞後から開閉用
可動部材の開放までの間に、遊技用作動部が作動及び不
作動を交互に繰り返すため、遊技者は、遊技用作動部が
作動することを見落とすことがなく、その作動でもっ
て、始動口に遊技球が入賞したことを確実に知ることが
できる。そして、発射装置のハンドル等を適宜操作する
遊技者は、発射装置の発射強さを調整して、発射する遊
技球を、開いた開閉用可動部材に向かって飛ばすことが
できるため、発射された多数の遊技球が役物内に入賞可
能となって、遊技者の興趣を増大させることができる。
また、始動口に遊技球が入賞した際、開閉用可動部材を
可動させる始動口機能を、所定時間不作動状態に設定
し、この不作動時間に該当する場合、その旨を遊技者に
報知する報知手段を備えてもよい。この場合、「開閉用
可動部材を可動させる始動口機能を不作動状態にする」
とは、不作動時間に該当する場合、遊技球が始動口に入
賞しても、開閉用可動部材等が可動しない状態、例えば
大入賞口用の開閉扉が閉じた状態、または、開閉用羽根
部材等が閉じたままの状態にすることをいう。このよう
な不作動時間の場合(例えば開閉扉が開かない場合)
は、例えば始動口以外の入賞口へ、遊技球が入賞するよ
うに、発射装置の強さ加減を調整して、遊技球を発射す
るのが良いことが分かるので、遊技者は、現在の遊技状
態を把握して、例えば遊技球の発射装置の発射強さを調
整しながら、その発射装置のハンドル等を適宜操作で
き、状況に応じた遊技戦略を、実行することができる。
また、貯留手段の下方側に、特定入賞口と、この特定入
賞口を閉鎖または開放できる遮蔽部とを備え、更に特別
遊技状態の発生中に特定入賞口を閉鎖するように制御す
る制御手段を備えるのが望ましい。それにより、遮蔽部
が特定入賞口を開放した場合、遊技球は前記特定入賞口
に入賞するのに対して、遮蔽部は、特別遊技状態の発生
中、特定入賞口を閉鎖し、遊技球が特定入賞口に入るの
を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ遊技
機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面
を参照しつつ詳細に説明する。図21は実施形態に係る
パチンコ遊技機を示した正面図である。図21に示すパ
チンコ遊技機1は、いわゆる第二種パチンコ機であっ
て、パチンコ遊技機1の遊技盤2上に、後述する始動
口、可動入賞装置等を配設しているが、図21では省略
している。その遊技盤2の下方には、賞球払出装置66
(図20参照)を介して、払い出される賞球を受ける上
皿P3がプレートP4に配設され、このプレートP4
は、音出力手段として機能するスピーカ3aを内蔵して
いる。その上皿P3の下方には、上皿P3から溢れたパ
チンコ球を受ける下皿P5が配設されている。また、プ
レートP4の下方には、発射装置(図示せず)用の操作
ハンドルP6が設けられており、上皿P3上のパチンコ
球が、上皿P3に連通する球送り機構(図示せず)を介
して、発射装置へ送られるように構成されている。
【0013】また、遊技盤2の両肩部には、賞球払い出
し表示用及び球切れ表示用ランプP10が設けられてい
る。この遊技盤2の前側は、鋼板やステンレス等の金属
製のガラス扉P9により覆われている。このガラス扉P
9は、枠体の前側の位置で、ヒンジ部材等を介して、開
閉自在となる内枠に取り付けられている。また、ガラス
扉P9には、開口部を有する鋼板やステンレス等の金属
製のガラス保持枠が、スポット溶接等により固着されて
いる。そのため、遊技者はガラス保持枠に装着された2
枚のガラスを通して、遊技盤2上の遊技領域を見ること
ができる。また、ガラス扉P9の上部には、遊技中のエ
ラーを表示するエラー表示ランプP7や、「当たり」を
表示する当たり表示ランプP8が取り付けられている。
【0014】次に、この実施形態に係る遊技盤2上の役
物等について詳細に説明する。図1は実施形態に係るパ
チンコ遊技機1の遊技盤2を示した拡大正面図である。
図2は実施形態に係るパチンコ遊技機1の遊技盤2から
前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態
を、前側(遊技者側)ら見た拡大斜視図であり、図3
は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を
取り外した状態を、後側から見た拡大斜視図である。図
4は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4
を取り外した状態の拡大側面図である。図5は、遊技盤
2に前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付けた拡
大側面図である。
【0015】この場合、前側ユニット3は、遊技盤2前
面の役物の装飾用構造部であり、後側ユニット4が、役
物内の作動物を可動させるための役物用機構部である。
この遊技盤2には、図2及び図3に示すように、前側ユ
ニット3の後方側を収納するため、やや大きめの開口2
Aが形成されているので、前側ユニット3を開口2A内
に収納した状態で、後側ユニット4を前側ユニット3に
結合することができる。但し、前側ユニット3の前面に
位置する装飾板X2は、遊技盤2の開口2Aよりも大き
めの構成であるので、前側ユニット3及び後側ユニット
4を組み付ける際、装飾板X2は、前側ユニット3及び
後側ユニット4が結合した見栄えのしにくい部分を隠す
ことができる。
【0016】そして、図1に示すように、例えば締め付
け用のネジ等の締め付け部材X1でもって、遊技盤2の
前面側から前側ユニット3を取り付けることができる。
また、図3に示すように、後側ユニット4を締め付け用
の穿設溝Y1等に、不図示のビス、ネジ等の締め付け部
材を用いて、遊技盤2の後面側から取り付けことができ
る。この場合、必要に応じて、締め付け部材(図示せ
ず)等を用いて、前側ユニット3と後側ユニット4とを
相互に固定してもよい。
【0017】このように遊技盤2の前面に位置する前側
ユニット3を、遊技盤2の裏面側に主に位置する後側ユ
ニット4から分離することができ、遊技盤2の前面から
前側ユニット3を容易に外して、新しい別種類の前側ユ
ニット3を取り付けることができるため、簡単にモデル
チェンジができ、遊技者に対しては、新しい別種類のパ
チンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。ま
た、必要に応じて、前側ユニット3を所定期間だけ使用
して老朽化した場合、あるいは、故障が起きた場合、新
しい同じ種類の前側ユニット3に取り替えても良い。
【0018】次に、実施形態に係る遊技盤2前方の遊技
領域6の全体構成について、図1に基づき説明する。遊
技領域6のほぼ中央には、役物としての可動入賞装置7
が配置されている。この可動入賞装置7の左右には、電
飾ランプ8、9が設けられている。その可動入賞装置7
と電飾ランプ8、9との間の上方には、入賞口10、1
1が設けられており、更に、入賞口10、11の下方で
あって、電飾ランプ8、9の左右側方には、入賞口1
2、13が設けられている。その入賞口12、13及び
可動入賞装置7の下方には、始動口部材14が設置され
ている。この始動口部材14には、中始動口14A、左
始動口14B及び右始動口14Cが設けられている。こ
れら中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14
Cにパチンコ球が入賞すると、所定数の賞球を払い出す
と共に、可動入賞装置7の大入賞口15の開閉扉16を
所定回数だけ開閉する。例えば、中始動口14Aにパチ
ンコ球が入賞すると、一定時間のインターバルを置いた
後に、開閉扉16が、所定時間だけ2回開放する。ま
た、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球
が入賞すると、一定時間のインターバルを置いた後に、
開閉扉16が、所定時間だけ1回開放する。これら左始
動口14B及び右始動口14Cの入賞動作、及び中始動
口14Aの入賞動作については、開閉扉16の開閉回数
の相違にすぎないので、左始動口14B及び右始動口1
4Cの入賞についての動作を中心に説明する。
【0019】これら中始動口14Aと左始動口14Bと
の間には、不作動状態表示用の左側の表示用LED14
Dが配設されており、また、中始動口14Aと右始動口
14Cとの間には、不作動状態表示用の右側の表示用L
ED14Eが配設されている。そして、表示用LED1
4D及び表示用LED14Eは、中始動口14A、左始
動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞し
た場合、一定時間のインターバルを置いた後に、開閉扉
16が所定時間だけ開放するに際し、左始動口14B及
び右始動口14Cへのパチンコ球の入賞直後から、所定
時間だけ点灯するように構成されている。ここで、「不
作動状態の表示」とは、中始動口14A等の始動口に、
パチンコ球が入賞しても、大入賞口15用の開閉扉16
(後述)を可動させる始動口機能が、不作動の状態に設
定された旨を表示することをいう。そして、「始動口機
能を不作動状態にする」とは、不作動時間に該当する場
合、パチンコ球が始動口に入賞しても、大入賞口15用
の開閉扉16が可動しない状態、すなわち、大入賞口1
5用の開閉扉16が閉じたままの状態にすることをい
う。そして、開閉扉16が開かない不作動時間の場合
は、例えば始動口14A、14B、14C以外の入賞口
へ、パチンコ球が入賞するように、発射装置の強さ加減
を調整して、パチンコ球を発射するのが良いことが分か
るので、遊技者は、現在の遊技状態を把握して、例えば
パチンコ球の発射装置の発射強さを調整しながら、その
発射装置のハンドル等を適宜操作でき、状況に応じた遊
技戦略を実行することができる。これら表示用LED1
4D及び表示用LED14E(報知手段)は、中始動口
14A、左始動口14B及び右始動口14C(始動口)
の近傍の見やすい位置に配置された場合、始動口14A
等と不作動時間との関係が、視覚的に分かりやすい。
【0020】次に、可動入賞装置7について、図6乃至
図19に基づいて説明する。図6乃至図9は、本実施形
態に係る可動入賞装置7の拡大斜視図であって、パチン
コ球をパチンコ球通路24上に保持するための遊技用作
動部27の前方側27cが上側へ移動した場合を示す。
図10及び図11は、可動入賞装置7の内部を拡大して
示す縦断面図である。図12は、可動入賞装置7内の回
転部材20等及びその周囲の部品を拡大して示す斜視図
であって、図13は、同じく可動入賞装置7内の回転部
材20等、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図で
ある。図14は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、
37及びその周囲の部品を拡大して示す斜視図であっ
て、図15は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、3
7及びその周囲の部品を拡大して示す側面図である。図
16は、可動入賞装置7を下方から見た拡大底面図であ
る。図17は、可動入賞装置7の内部に設けられた回転
部材20及びパチンコ球通路24等を拡大して示す平面
図である。図18は、可動入賞装置7の拡大正面図であ
る。図19(a)は、回転部材20のみの拡大正面図で
あり、図19(b)は、回転部材20のみの拡大平面図
である。
【0021】可動入賞装置7の上方には、図6乃至図9
に示すように、賞球払い出し用の入賞口17が設けられ
ている。この入賞口17内にパチンコ球が入賞すると、
入賞口スイッチ17A(図20参照)によって、その入
賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞
球が払い出される。可動入賞装置7の入賞口17の下方
には、横幅が広くなる大入賞口15が設けられ、この大
入賞口15は、ほぼ長四角形状に形成されている。その
大入賞口15の前方には、開閉扉16が開閉可能に覆わ
れている。この開閉扉16は、可動入賞装置7の裏面側
に配設される開閉用ソレノイド18(図4等参照)の作
動に基づいて、開閉扉16の下方基部16a(図10参
照)を回転中心として開閉される。その大入賞口15内
には、パチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ15A
(図20参照)によって、その入賞したパチンコ球が検
出されることにより、所定数の賞球が払い出される。
【0022】その可動入賞装置7の大入賞口15の下方
には、役物内の構造物としての回転部材20が設けられ
ており、その可動入賞装置7内には、その回転部材20
を上下動可能に収納できる大きさの空間部21が形成さ
れている。この回転部材20は、いわゆるUFO型とい
われ、上方に向かうほど先細りとなる形状を有し、その
下方側に多数の貯留用凹部20aを有している(図19
参照)。この空間部21に位置する回転部材20の上方
には、図10に示すように、発光手段としての複数の発
光ダイオードL1が内設されており、この発光ダイオー
ドL1から発せられた光が、空間部21に面する透光性
の周囲壁21aを介して、回転部材20に向かって発せ
られる。この場合、発光ダイオードL1から発する光の
色は、回転部材20の回転動作及び上下動作に連動して
変化するのが望ましい。この空間部21には、大入賞口
15と連通するパチンコ球通路22(図9参照)の出口
23が形成されているので、大入賞口15に入賞したパ
チンコ球が、パチンコ球通路22の出口23から、空間
部21内に出てくることになる。その回転部材20の周
囲には、図17に示すように、環状のパチンコ球通路2
4が設けられており、このパチンコ球通路24上を、図
6乃至図9に示すように、パチンコ球通路22の出口2
3から出てきたパチンコ球が移動する。
【0023】そのパチンコ球通路24の前側の一部に
は、切り欠いたパチンコ球排出口25が設けられてお
り、このパチンコ球排出口25の前方の遊技者側には、
パチンコ球を受ける球受け部26が設けられているの
で、パチンコ球通路24上のパチンコ球を、パチンコ球
排出口25を介して、球受け部26に導くことができ
る。そして、球受け部26とパチンコ球排出口25との
間には、基端側軸部27bを回転中心として回動して、
前方側27cを上下動させる遊技用作動部27が設けら
れている。その遊技用作動部27の前方側27cは、作
動用ソレノイドH1の動作でもって、上側へ移動した場
合(図6乃至図10参照)、パチンコ球通路24上をパ
チンコ球が移動するのを許容するのに対して、その遊技
用作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パ
チンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ
球排出口25に導かれることになる。このようなパチン
コ球の転動は、斬新なものであり、遊技者にとって興趣
を増大させることができる。この場合、遊技用作動部2
7の作動でもって、パチンコ球は、パチンコ球通路24
(遊技球案内部)上に位置して保持されたり、排出され
たりする。
【0024】具体的には、その遊技用作動部27は、図
16に示すように、その基端側軸部27bに連結部材2
7aを取り付けており、この連結部材27aは作動用ソ
レノイドH1のプランジャH2と連結する。そして、作
動用ソレノイドH1の作動不作動により、プランジャH
2が伸縮することにより、連結部材27aは回動ピン2
7cを回転中心として回動することができる。そして、
連結部材27aの先端部27a1が、基端側軸部27b
に取り付けられた作動部27b1を移動させるので、基
端側軸部27bを回動中心として、遊技用作動部27の
前方側27cを上下動させる。そして、遊技用作動部2
7の前方側27cが上方に位置する場合、遊技用作動部
27の前方側27cが、パチンコ球通路24より高く、
パチンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部
材20の貯留用凹部20aで貯留できるのに対して(図
6乃至図9参照)、遊技用作動部27の前方側27cが
下方に位置する場合、遊技用作動部27の前方側27c
がパチンコ球通路24より低く、パチンコ球をパチンコ
球排出口25を介して下方に落下させることができる。
そのため、遊技用作動部27は、パチンコ球通路24
(遊技球案内部)にパチンコ球を保持するとともに、パ
チンコ球通路24からパチンコ球を排出するように選択
的に作動可能な構成となっている。このような遊技用作
動部27による、パチンコ球の転動は斬新なものとなっ
て、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0025】そして、パチンコ球通路24は、回転部材
20の貯留用凹部20aよりも高い位置にあるので、遊
技用作動部27の前方側27cが上側へ移動した場合、
パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動しながら速度
が落ち、回転部材20の貯留用凹部20aの内のどこか
に落下し、回転部材20の周囲の1個の貯留用凹部20
aには、1個のパチンコ球がパチンコ球通路24から収
納される。しかし、その遊技用作動部27の前方側27
cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24は、図1
1に示すように、やや前方に傾く斜面となっているの
で、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球は、パ
チンコ球通路24の前側における前側ユニット3のパチ
ンコ球排出口25に導かれる。そして、排出口25から
遊技用作動部27に導かれたパチンコ球は、図10に示
すように、球受け部26を介して、下方に導かれるよう
になっており、その後再び、後側ユニット4に導かれる
ようになっている。尚、可動入賞装置7(役物)内の遊
技用作動部27の前方側27cの上下動については、遊
技者が注視するので、始動口14b等の入賞後から大入
賞口15の開閉扉16の開放までの間に、始動口14b
等の入賞に応じて、遊技用作動部27の前方側27cが
複数回開閉(作動)するように設定する。その場合、仮
に、遊技者が、始動口14b等にパチンコ球が入賞した
のを見落とした場合でも、遊技用作動部27の前方側2
7cが、遊技用作動部の作動及び不作動を交互に繰り返
させる動作を複数回行うことにより、始動口14b等に
入賞したことを知ることができる。
【0026】この回転部材20の周囲の貯留用凹部20
aの内の少なくともいずれか一箇所(図示の場合一箇
所)には、大当たりとなるVゾーン用収納部20b(図
17参照)が設けられている。この特定入賞口としての
Vゾーン用収納部20bの下方には、パチンコ球検出手
段としてのVゾーン用スイッチ20V(図20参照)が
設けられており、このVゾーン用スイッチ20Vによっ
て、その入賞したパチンコ球が検出されると、例えば3
0秒間に15回程度、開閉扉16が開閉する状態となる
ので、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる
「大当たり」となって多数の賞球が払い出される状態)
となって、多くの賞球が払い出される。この場合、回転
部材20は、パチンコ球通路24の内側を回転するの
で、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、回
転部材20のどの貯留用凹部20aに収納するか否かは
偶然による。そのためVゾーン用収納部20bに、パチ
ンコ球が収納される確率は、必ずしも高いものではな
い。しかし、沢山のパチンコ球が回転部材20の多くの
貯留用凹部20aに収納されて貯留されると、多くの貯
留用凹部20aがパチンコ球によって塞がれるので、V
ゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納する確率は
高くなり、遊技者にとって、特に有利な特別遊技状態
(大当たり)になるという期待感が高まる。
【0027】このVゾーン用収納部20bは、回転部材
20の周囲に設けられたその他の貯留用凹部20aと異
なって(図12及び図13参照)、底部がなく、下方に
落下する構成となっている。そのため、Vゾーン用収納
部20bの下方に、図16に示すように、パチンコ球が
落下するのを防止するための蓋体20cを設け、蓋体2
0cとプランジャ20dとを作動部材20eでもって連
結する。そして、蓋体20cの駆動用ソレノイド20f
が作動して、プランジャ20dが伸縮することにより、
作動部材20e及び蓋体20cを移動させることができ
るので、Vゾーン用収納部20bの下方に蓋体20cが
ある場合、パチンコ球を収納して貯留できるのに対し
て、Vゾーン用収納部20bの下方から蓋体20cを外
した場合、パチンコ球を下方に落下させることができ
る。しかし、特別遊技状態の発生中については、Vゾー
ン用収納部20bから落下したパチンコ球を、Vゾーン
用スイッチ20V(図20参照)が検出するのを防止す
る必要があるので、Vゾーン用収納部20bに蓋体20
cを閉じて、特別遊技状態の発生中にパチンコ球が入る
のを防止する。そのため、Vゾーン用収納部20b(特
定入賞口)を閉鎖または開放できる蓋体20c(遮蔽
部)は、特別遊技状態の発生中に前記Vゾーン用収納部
20bを閉鎖するように、制御回路部50(図20参
照)により制御されることになる。この場合、Vゾーン
用スイッチ20Vの検出が有効となるV有効時間内に、
パチンコ球がVゾーン用収納部20bに1個入り、特別
遊技状態の発生中、蓋体20cは、前記Vゾーン用収納
部20bを閉鎖するが、V有効時間以外は、蓋体20c
はVゾーン用収納部20bを開放するように制御され
る。そして、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が
1個入った特別遊技状態が発生し、開閉扉16が所定回
数開閉するといった所定の動作(特別遊技状態の動作)
が実行される。その特別遊技状態の動作の完了後、可動
入賞装置7(役物)の新たな作動開始前に、回転部材2
0におけるパチンコ球の貯留動作を解除して、回転部材
20の貯留用凹部20a等から、パチンコ球を除去する
ために行われる。
【0028】次に、回転部材20の回転動作及び上下動
作について、図12乃至図15を参照しながら説明す
る。その回転部材20の内側下方には、図14及び図1
5に示すように、回転部材20を装着するため、上下方
向に延びる軸部30が設けられており、その軸部30の
下方側には、回転部材20の回転動作のため、上下方向
に所定の厚さを有するギヤ部31が設けられている。こ
のギヤ部31の側部には、回転部材20及び軸部30を
一体的に回転させるための、駆動ギヤ32が設けられて
おり、これらギヤ部31と駆動ギヤ32とが歯合してい
る。そして、駆動ギヤ32の下方には、駆動ギヤ32を
回転させるための、回転動作用の第1駆動モータ33が
設けられている。その第1駆動モータ33は、回転部材
20等の役物内の構造物を作動させるための駆動モータ
であり、具体的には、高精度の位置決め制御が可能とな
るステップモータであって、パチンコ球を貯留できる回
転部材20(貯留手段)を回転させる回転用の駆動モー
タとして機能する。
【0029】また、駆動ギヤ32の下方には、エンコー
ダ用信号を発生させるための、所定形状の鍔部34が設
けられており、エンコーダ用鍔部34の側方には、エン
コーダ用検出部35が設けられている。そして、エンコ
ーダ用検出部35は、エンコーダ用鍔部34に基づい
て、回転動作用のエンコーダ用信号を出力でき、このエ
ンコーダ用信号は、回転動作用の第1駆動モータ33の
制御のために使用することができる。そして、回転動作
用の第1駆動モータ33が駆動する場合、エンコーダ用
検出部35の検出に基づいて、駆動ギヤ32を回転さ
せ、更にギヤ部31、軸部30及び回転部材20を回転
させることになるので、回転動作用の第1駆動モータ3
3、駆動ギヤ32等は、パチンコ球を貯留できる回転部
材20(貯留手段)を回転させるための回転駆動手段と
して機能する。そして、制御手段としての制御回路部5
0(図20参照)は、回転動作用の第1駆動モータ33
を低速制御または高速制御させることができる。具体的
には、制御回路部50は、パチンコ球を貯留できる回転
部材20(貯留手段)が、例えばパチンコ球通路24の
下方に位置する場合にあって、その回転部材20を回転
させる際に、第1駆動モータ33を低速制御することが
できる。そして、このように第1駆動モータ33を低速
制御する場合、回転部材20が大きな運動量を有しない
ため、第1駆動モータ33における脱調等による位置ず
れが生じずに、正常な回動を確保することができる。ま
た、軸部30の側方(図14及び図15の左側)には、
上下動用の第2駆動モータ37が設けられている。この
第2駆動モータ37の下方には、第2駆動モータ37の
駆動力を伝達するための、駆動ギヤ38が設けられてい
る。この駆動ギヤ38の側部には、回転部材20及び軸
部30を上下動させるための、駆動ギヤ39が設けられ
ており、これら駆動ギヤ39と駆動ギヤ38とが歯合し
ている。この第2駆動モータ37は、回転部材20等の
役物内の構造物を作動させるための駆動モータであり、
具体的には、高精度の位置決め制御が可能となるステッ
プモータであって、パチンコ球を貯留できる回転部材2
0(貯留手段)を、可動入賞装置7(役物)内で上下動
させるための、上下動用の駆動モータとして機能する。
【0030】この駆動ギヤ38には、エンコーダ用信号
を発生させるための、所定形状の鍔部40が設けられて
おり、エンコーダ用鍔部40の側方には、エンコーダ用
検出部41が設けられている。そして、エンコーダ用検
出部41は、エンコーダ用鍔部40に基づいて、上下動
させるための、エンコーダ用信号を出力でき、エンコー
ダ用信号は、第2駆動モータ37の制御のために使用す
ることができる。そして、駆動ギヤ39の上部には、カ
ム用突起42と、カム用突起42に沿って摺動するカム
溝43とが設けられている。そのため、駆動ギヤ39が
一方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝43内で
摺動することにより、回転部材20及び軸部30等を、
図12及び図13に示すように、上方向へ移動させるこ
とができる。一方、駆動ギヤ39が反対方向へ回動する
と、カム用突起42がカム溝43内で摺動することによ
り、回転部材20及び軸部30等を、図14及び図15
に示すように、下方向へ移動させることができる。従っ
て、回転部材20(貯留手段)が下方へ移動する場合
と、上方へ移動する場合とで、回転部材20の回転方向
を反転させることになるので、第2駆動モータ37の駆
動を制御する制御回路部50は、回転部材20の回転用
の制御手段として機能する。また、制御回路部50(図
20参照)は、第2駆動モータ37を低速制御または高
速制御させることができる。具体的には、制御回路部5
0は、パチンコ球通路24に対して回転部材20が相対
的に上下動して、回転部材20(貯留手段)の移動状態
から停止状態に移行する際に、すなわち、最上位点また
は最下位点に到達する際に、第2駆動モータ37を低速
制御することができる。そして、このように第2駆動モ
ータ37を低速制御する場合、回転部材20が大きな運
動量を有しないため、上下動用の第2駆動モータ37に
おける脱調等による位置ずれが生じずに、正常な回動を
確保することができる。一方、回転部材20(貯留手
段)の移動開始後であって、第2駆動モータ37の脱調
のおそれが無いと判断できる場合、例えば、回転部材2
0が最上位点または最下位点に到達する状況以外におい
ては、第2駆動モータ37を高速制御することができ
る。
【0031】詳細には、回転部材20及び軸部30等
は、図14及び図15に示す位置で上下方向に停止した
状態で、回転部材20が低速で回転する場合、パチンコ
球通路24よりも低い位置になるので、回転部材20の
貯留用凹部20aにおいて、パチンコ球の貯留状態を維
持することができる。その後、回転部材20及び軸部3
0等は、図14及び図15に示す下方位置から、図12
及び図13に示す上方位置へ向かって高速で移動する。
そして、回転部材20がパチンコ球通路24よりも高い
位置になると、貯留用凹部20aの底面20a1が外側
に傾いた傾斜面をなすので、回転部材20の貯留用凹部
20aに貯留されたパチンコ球が、貯留用凹部20aか
らこぼれ落ちて、パチンコ球通路24に落下して、遊技
用作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パ
チンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ
球排出口25に導かれることになる。このようにパチン
コ球を貯留する回転部材20が回転しながら、可動入賞
装置7内の空間部21内で回転部材20を上下動させ、
回転部材20が上方へ移動してパチンコ球通路24の周
囲壁24aを越えた場合(図18参照)、回転部材20
の貯留用凹部20aに貯留されたパチンコ球は、その回
転部材20の回転に基づく遠心力を受けることにもなっ
て、その貯留状態を解除されることになる。そのため回
転部材20の貯留用凹部20aの底面20a1、パチン
コ球通路24の周囲壁24aが、上下動用のモータ33
の駆動に伴って、回転部材20のパチンコ球の貯留を解
除する解除手段として機能する。そして、回転部材20
の移動状態から、最上位点の停止状態に移行する際に、
第2駆動モータ37を低速制御することにより、回転部
材20が低速で大きな運動量を有しないため、第2駆動
モータ37における脱調等による位置ずれが生じずに、
第2駆動モータ37の正常な位置制御を確保しながら、
停止制御をすることができる。その後、回転部材20が
最上位点の停止状態から移行状態に移って、最下位点に
向かって移動する場合、第2駆動モータ37が高速制御
されることにより、回転部材20が高速で最下位点に向
かう。その後、回転部材20の移動状態から、最下位点
の停止状態に移行する際に、第2駆動モータ37を低速
制御することにより、正常な位置制御を確保しながら、
上下方向についての停止制御をすることができる。
【0032】また、その回転部材20の表面は、図19
(a)及び図19(b)に示すように、例えば金、銀等
の金属メッキK1が施されており(図19の点が多数施
された部分)、発光ダイオードL1が透光性の周囲壁2
1aを介して、回転部材20に向かって発光するため、
回転部材20の表面に受けた光は、四方に反射させて、
遊技者の注目を集めることができる。そして、可動入賞
装置7内の空間部21内の回転部材20の周囲に設けら
れた壁についても、例えば金、銀等の金属メッキが施さ
れた場合、更に、この周囲の壁で反射された反射光が、
遊技者に向かって照射するため、遊技者の注目を集める
ことができる。
【0033】次に、この実施形態に係るパチンコ遊技機
1の制御回路のシステムについて、図20を参照しなが
ら説明する。図20は、本実施形態に係るパチンコ遊技
機1の制御回路部50のシステム構成を示すブロック図
である。制御手段として機能する制御回路部50には、
図20に示すように、制御回路部50の全体を制御する
CPU51と、制御プログラムや制御処理に必要なデー
タ等を格納しておくメモリとしてのRAM52(記憶手
段)と、入力ポート53及び出力ポート54とが設けら
れている。これらCPU51、RAM52、入力ポート
53及び出力ポート54は、バス線55で相互に接続さ
れている。また、CPU51には、所定のクロック信号
を出力するクロック回路56が接続されている。また、
RAM52に備えられるカウンタは、一定時間の計測用
のタイマ52Aの機能を果たす。
【0034】また、中始動口14A、左始動口14B、
右始動口14Cには、入賞球を検出する中始動口スイッ
チ57、左始動口スイッチ58、右始動口スイッチ59
が設けられており、これら始動口スイッチ57、58、
59が、入力ポート53にそれぞれ接続されている。ま
た、各入賞口10、11、12、13、17には、入賞
球を検出する各入賞口スイッチ10A、入賞口スイッチ
11A、入賞口スイッチ12A、入賞口スイッチ13
A、入賞口スイッチ17Aが設けられており、これら入
賞口スイッチ10A、11A、12A、13A、17A
は、検出信号を入力するための、入力ポート53に接続
されている。また、大入賞口15の内部には、入賞球の
カウントを行う大入賞口スイッチ15Aが設けられてお
り、大入賞口スイッチ15Aは、検出信号を入力するた
めの、入力ポート53に接続されている。また、可動入
賞装置7のVゾーン用収納部20bには、大入賞口15
の開放を所定分継続して特別遊技状態(大当たり状態)
を発生させるべく、Vゾーンへの入賞球の検出を行うV
ゾーン用スイッチ20Vが設けられており、このVゾー
ン用スイッチ20Vは、検出信号を入力するための、入
力ポート53に接続されている。また、上下動用の第2
駆動モータ37のエンコーダ検出部41、及び、回転動
作用の第1駆動モータ33のエンコーダ検出部35が、
入力ポート53に接続されている。
【0035】また、出力ポート54には、スピーカ3a
を介してゲーム音楽等を再生するための、音声基板60
が接続されている。また、出力ポート54は、賞球払出
回路61を介して賞球払出装置66に接続されている。
また、大入賞口15の開閉扉16の開閉ソレノイド1
8、及び、遊技用作動部27を作動させるための作動用
ソレノイドH1、及び、蓋体20cの駆動用ソレノイド
20fが、ソレノイド駆動回路62を介して、出力ポー
ト54に接続されている。また、発光ダイオードL1、
及び表示用LED14D、14E等を駆動するLED駆
動回路63が、出力ポート54に接続されている。更
に、各電飾ランプ8、電飾ランプ9、エラー表示ランプ
P7、表示ランプP8を点灯駆動する装飾ランプ駆動回
路64が、出力ポート54に接続されている。また、可
動入賞装置7の回転部材20を双方向に回転させる第1
駆動モータ33及び第2駆動モータ37を駆動するモー
タ駆動回路65が、出力ポート54に接続されている。
また、RAM52には、賞球払出回路61を介して賞球
払出装置66を駆動させる際の動作プログラムが記憶さ
れている。また、RAM52には、スピーカ3aを介し
てゲーム音楽等を再生する際の、音声基板60を駆動さ
せる際の動作プログラムが記憶されている。
【0036】また、RAM52には、特別遊技状態(大
当たり)等の際の、大入賞口15の開閉扉16の開閉動
作についての動作プログラムが記憶されている。そのた
め、この動作プログラムに従って動作するCPU51の
制御の下、開閉ソレノイド18用の駆動用信号が、出力
ポート54を介してソレノイド駆動回路62に出力さ
れ、開閉ソレノイド18は所定の作動をすることができ
る。また、RAM52には、蓋体20cを作動させる駆
動用ソレノイド20fについての動作プログラムが記憶
されている。この動作プログラムに従って動作するCP
U51の制御の下、駆動用ソレノイド20f用の駆動用
信号が、出力ポート54を介してソレノイド駆動回路6
2に出力され、駆動用ソレノイド20fは所定の作動を
することができる。また、RAM52には、遊技用作動
部27を作動させる作動用ソレノイドH1についての動
作プログラムが記憶されている。この動作プログラムに
従って動作するCPU51の制御の下、作動用ソレノイ
ドH1用の駆動用信号が、出力ポート54を介してソレ
ノイド駆動回路62に出力され、作動用ソレノイドH1
は所定の作動をすることができる。また、RAM52に
は、第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37を駆動
制御するための、動作プログラム及び高速駆動用の駆動
データが記憶されている。この動作プログラムに従って
動作するCPU51の制御の下、第1駆動モータ33ま
たは第2駆動モータ37についての、低速駆動用または
高速駆動用の駆動用信号が、モータ駆動回路65に出力
され、その駆動用信号に基づいて、これら第1駆動モー
タ33及び第2駆動モータ37がそれぞれ駆動する。
【0037】具体的には、ステップモータからなる第1
駆動モータ33及び第2駆動モータ37について、ステ
ップモータの励磁相の切り替えを短時間で行うための高
速駆動用の駆動データ及び動作プログラムが、RAM5
2に記憶されている。そして、ステップモータの励磁相
の切り替えを、高速駆動の場合に比べて、長時間で行う
ための低速駆動については、この動作プログラムに従っ
て動作するCPU51が、その高速駆動用の駆動データ
をRAM52から読み出して、第1駆動モータ33及び
第2駆動モータ37に複数回(この場合2回)連続して
出力するように動作する。それにより、高速駆動の場合
に比べて、第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37
は、長い時間かけて駆動を行うことになって、結果とし
て低速駆動することになる。この低速駆動は、回転部材
20等を回転させる際、または、上下動させる際の、脱
調等による位置ずれを防止して、正常に動作させるため
のものである。例えば、回転部材20等が、回転状態で
上下動する際の移動状態から、最上位の位置または最下
位の位置で停止する際に、制御回路部50は、第1駆動
モータ33及び第2駆動モータ37を低速で回動するよ
うに設定する。また、回転部材20等が、パチンコ球通
路24より下方に位置して、パチンコ球を貯留し得る状
態で回動する場合、制御回路部50は、第1駆動モータ
33または第2駆動モータ37を低速で回動するように
設定する。また、高速駆動用の駆動データは、第1駆動
モータ33及び第2駆動モータ37における脱調等によ
る位置ずれが生じるおそれが少ない場合、または、脱調
等による位置ずれが生じても問題が無い場合に、制御回
路部50は使用できるように設定する。
【0038】次に、左始動口14B及び右始動口14C
に入賞した後、作動用ソレノイドH1、第1駆動モータ
33及び第2駆動モータ37等の駆動制御処理につい
て、図22を参照しながら説明する。ここで、図22
(A)は、大入賞口15の開閉扉16の動作タイミング
を示す。図22(B)は、Vゾーン用収納部20bの下
方へ、パチンコ球が落下するのを防止する蓋体20cの
動作タイミングを示す。図22(C)は、遊技用作動部
27の動作タイミングを示す。図22(D)は、回転部
材20の上下移動の様子を示す。図22(E)は、エン
コーダ用検出部41の検出信号の動作タイミングを示
す。図22(F)は、回転動作用の第1駆動モータ33
の動作タイミングを示す。図22(A)において、左始
動口14Bまたは右始動口14Cに入賞した時点T1か
ら、1000ms時間経過した後、時点T2から500
ms時間だけ、大入賞口15の開閉扉16が開く様子を
示す。また、図22(A)には、V有効時間、すなわ
ち、Vゾーン用スイッチ20Vによって検出されるVゾ
ーンへの入賞球の検出を有効とする時間が明示されてお
り、この場合、左始動口14Bまたは右始動口14Cの
入賞から、6000ms時間である。また、図22
(B)では、駆動用ソレノイド20fが作動せずに、V
ゾーン用収納部20bの下方から蓋体20cを外した状
態であり、Vゾーン用収納部20bは開いた状態を示
す。図22(C)において、左始動口14B及び右始動
口14Cに入賞した時から、遊技用作動部27が時点T
1から所定時間(2000ms時間)だけ作動した後、
時点T3から所定時間(300ms時間)だけ不作動
で、時点T4から所定時間(200ms時間)だけが再
び作動した後、不作動となるといった動作の繰り返しを
実行する。具体的には、左始動口14Bまたは右始動口
14Cに、パチンコ球が入賞してから、作動用ソレノイ
ドH1が、時点T1から時点T3までの所定時間(20
00ms)作動し、パチンコ球がパチンコ球通路24上
で移動して、回転部材20の凹部20aに貯留できる。
その後、遊技用作動部27の前方側27cを、時点T3
から所定時間(300ms時間)不作動となって、遊技
用作動部27の前方側27cがパチンコ球通路24より
下方に位置し、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、
パチンコ球排出口25を介して、球受け部26に導か
れ、再び遊技用作動部27の前方側27cが、時点T4
から所定時間(200ms時間)上方へ移動し、可動入
賞装置7内のパチンコ球通路24上を移動するパチンコ
球と、上下動(作動不作動)を交互に繰り返す遊技用作
動部27とが干渉することになる。
【0039】それにより、可動入賞装置7(役物)のパ
チンコ球は、作動不作動を交互に繰り返す遊技用作動部
27と干渉等することになるので、遊技用作動部27の
前方側27cが、遊技用作動部27の作動及び不作動を
交互に繰り返す場合、仮に、遊技者が、始動口14b等
にパチンコ球が入賞したのを見落とした場合でも、遊技
用作動部27の前方側27cが、複数回(4回)上下す
る(作動不作動を交互に繰り返す)と、遊技者は始動口
14b等にパチンコ球が入賞したことを知ることができ
る。この場合、遊技用作動部27が、左始動口14B及
び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞してから、開閉
扉16が開放及び閉鎖するまでの間に、動作する態様を
採用するのが望ましい。このような態様の場合、開閉扉
16の開放動作がまもなく始まることが分かり、遊技者
は、開閉扉16(開閉用可動部材)が開放して、多くの
賞球を得ることができるという期待感を持つことにな
る。そして、遊技用作動部27の前方側27cにおい
て、4回の上下動が終了した時点(時点T10)で、左
始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1か
ら所定時間(4000ms時間)経過したことになる。
【0040】図22(D)において、左始動口14B及
び右始動口14Cに入賞した時点T1から、4100m
s時間経過(時点T5)までは、回転部材20がパチン
コ球通路24より下方側に位置し、上下動用の第2駆動
モータ37の駆動は停止状態にある。そして、回転部材
20の貯留用凹部20aは、パチンコ球通路24よりも
下方に位置するので、左始動口14B及び右始動口14
Cに、パチンコ球が入賞した時点T1から時点T5まで
の所定時間(4100ms時間)、パチンコ球通路24
上のパチンコ球は、回転部材20の貯留用凹部20aで
貯留され得る。
【0041】時点T5から、回転部材20が高速で上方
へ向かって移動するように、上下動用の第2駆動モータ
37が駆動する。そして、回転部材20の貯留用凹部2
0aが、パチンコ球通路24より上方へ移動した状態
で、貯留用凹部20aから落下する。そして、図22
(E)に示すエンコーダ用検出部41の検出信号が、時
点T5経過後に、ON状態からOFF状態に立ち下が
り、その後、OFF状態からON状態に立ち上がった際
(時点T6)、回転部材20の上方へ向かう移動におい
て、高速移動から低速移動に切り替わるように、第2駆
動モータ37の駆動が変更され、50ms時間(時点T
6から時点T7までの時間)だけ低速移動状態が継続す
る。このように制御回路部50は、回転部材20が高速
で上方へ向かって移動を開始し、最上位点に到達する直
前に、第2駆動モータ37を低速制御することにより、
回転部材20が大きな運動量を有しないため、上下動用
の第2駆動モータ37の脱調等による位置ずれが生じず
に、正常な移動を確保することができる。その後、時点
T7から500ms時間だけ停止状態が継続し、上下動
用の第2駆動モータ37は、上方位置において停止状態
となる。
【0042】その停止状態から、回転部材20は高速で
下方へ向かって移動するように、第2駆動モータ37の
駆動が変更される。そして、図22(E)に示すエンコ
ーダ用検出部41の検出信号が、時点T7経過後に、O
N状態からOFF状態に戻り、再びOFF状態からON
状態に立ち上がった場合(時点T8)、回転部材20が
下方へ向かう移動において、高速移動から低速移動に切
り替わるように、第2駆動モータ37の駆動が変更され
る。そして、50ms時間(時点T8から時点T9まで
の時間)だけ低速移動状態が継続する。それにより、回
転部材20が最下位点に到達する直前に、制御回路部5
0は、第2駆動モータ37を低速制御することにより、
回転部材20の運動量が小さくなって、脱調等による位
置ずれが生じずに、正常な移動を確保することができ
る。その後、時点T9以降は、回転部材20は下方位置
において停止状態となる。図22(F)において、左始
動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から
4000ms時間(すなわち、時点T1から時点T10
までの時間)は、回転部材20が、パチンコ球通路24
より下方位置に位置した状態で、低速で正回転するよう
に、回転動作用の第1の駆動モータ33が駆動する。そ
れにより、パチンコ球を貯留した状態で、回転部材20
(貯留手段)が回転する際に、制御回路部50は、回転
用の第1駆動モータ33を低速制御するので、回転部材
20は低速回転し、回転部材20の運動量が小さくなっ
て、脱調等による位置ずれが生じずに、正常に回転する
ことができる。その後、時点T10から時点T5までの
時間(100ms時間)、回転部材20は停止状態とな
って、回転動作用第1の駆動モータ33は停止状態であ
る。その後、回転部材20は、時点T5から時点T8ま
での時間に亘って、高速で逆回転するように、回転動作
用第1の駆動モータ33が駆動する。
【0043】具体的には、時点T5において、回転部材
20が低速状態を経ずに、高速で逆回転を開始するよう
に、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動し、時点T
5から時点T8までの時間、その第1の駆動モータ33
が高速で逆回転する状態を継続する。そして、回転部材
20は、時点T8で高速回転から低速回転に切り替わる
ように移行する。そして、時点T8から時点T9までの
時間100ms時間だけ、低速で逆回転するように、回
転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。その後、回
転部材20は時点T9から100ms時間だけ停止状態
なった後、回転部材20は低速で正回転するように、回
転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。時点T9か
ら100ms時間だけ経った時点T11で、回転部材2
0が高速で正回転を開始する。
【0044】以上説明した通り、この実施形態に係る発
明によれば、遊技盤2に設けられた左始動口14B等
(始動口)へ入賞することにより、可動入賞装置7内の
遊技用作動部27が作動して、可動入賞装置7(役物)
内に入ったパチンコ球が、可動入賞装置7内に設けられ
たVゾーン用収納部20b(特定入賞口)へ、入賞する
ことにより特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機1に
おいて、可動入賞装置7内の空間部21には、環状のパ
チンコ球通路24(遊技球案内部)に対して、回転部材
20(構造物、貯留手段)は、回転可能に上下動できる
ように配置されるとともに、その下方にパチンコ球を貯
留できる多数の貯留用凹部20aを有しており、パチン
コ球通路24より下方に位置する場合、パチンコ球通路
24により、貯留用凹部20aに貯留保持されるのに対
し、回転部材20の貯留用凹部20aが、パチンコ球通
路24より上方へ移動した状態で、貯留用凹部20aか
ら落下する。そして、制御回路部50は、回転部材20
を上下に移動させる第2の駆動モータ37を、例えば作
動状態から停止状態に移行する際に低速制御させ、ま
た、作動開始後、高速制御させることができる。それに
より、貯留手段としての回転部材20(構造物)に、大
量にパチンコ球が貯えられた状態で、高速で作動する場
合、回転部材20(構造物)が大きな運動量を有して、
上下動用の第2の駆動モータ37の制御が困難となっ
て、正常に作動しないおそれがあるが、その回転部材2
0の上下動用の第2の駆動モータ37(駆動モータ)
を、低速制御することにより、運動量が小さくなって、
正常に作動することができる。また、このような制御の
場合、第2の駆動モータ37から、異音または振動等が
発生せず、遊技者に不快感を与えることはない。また、
回転部材20の上下動用の第2の駆動モータ37の脱調
のおそれが無くなった場合、必要に応じて、高速制御す
ることにより、回転部材20を所定の位置に速く着くこ
とができる。例えば、回転部材20の回転用の第1の駆
動モータ33について、停止時から回転時に移行する
際、低速制御の実行後に高速制御を実行してもよい。ま
た、回転部材20の回転用の第1の駆動モータ33につ
いて、停止時から回転時に移行する際、必要に応じて、
低速制御の実行後に、高速制御を実行する態様を採用し
てもよい。
【0045】また、パチンコ遊技機1は、左始動口14
B等に入賞しても、大入賞口15用の開閉扉16(役物
内の可動物)が開閉しないことを、遊技者に報知する表
示用LED14D、14E(報知手段)を備えるので、
左始動口14B等へ入賞しても、大入賞口15用の開閉
扉16を開放させる機能を、左始動口14B等が果たさ
ないことかが分かる。この場合、遊技者は例えば左始動
口14B等以外の入賞口11等へパチンコ球を入賞させ
るように、操作ハンドルP6を操作して、発射装置の強
さ加減を調整して、パチンコ球を発射するのが良いこと
が分かるので、遊技者は遊技戦略が練りやすい。また、
表示用LED14D、14E以外に、遊技盤2の周囲に
設けられた表示ランプP8等の表示手段でもって、不作
動時間に該当する旨を報知しても良い。尚、不作動時間
に該当する場合、その旨を遊技者に報知する手段とし
て、例えば、音出力用のスピーカ3aの出力でもって、
その旨を報知しても良い。また、表示用LED14D、
14Eが常時は点灯し、不作動時間に該当する場合、消
灯する態様を採用しても良い。また、不作動時間を報知
する方法として、不作動時間の全時間に亘って、表示用
LED14D、14Eを点灯したり、スピーカ3aから
報知音を、不作動時間の全時間に亘って流す態様を必ず
しも採用する必要はなく、要は、不作動時間に該当する
ことを、遊技者に知らせる態様であれば、その態様を任
意に変更しても良い。
【0046】また、前側ユニット3(装飾用構造部)を
取り外して、新しい前側ユニット3(装飾用構造部)を
取り付けるだけで、遊技者に対しては、新しい別種類の
パチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。
この可動入賞装置7が故障した場合であっても、前側ユ
ニット3及び後側ユニット4を分離することができるの
で、容易に修理できる。特に、前側ユニット3の回転部
材20及び大入賞口15等は、遊技盤2の前面に位置し
て、遊技者の注目を集める装飾用構造部として機能する
ので、遊技者の興趣を増大させることができるが、人気
が無くなって商品価値が少なくなった場合には、前側ユ
ニット3を取り替えて、モデルチェンジするのが望まし
い。その際、後側ユニット4には、前側ユニット3の内
の遊技用作動部27等を作動させるためのソレノイドH
1等は、前側ユニット3(装飾用構造部)を取り外し
て、新しい別種類の前側ユニット3(別種類の装飾用構
造部)を、後側ユニット4に取り付けた場合でも、所定
の目的のために使用できる可能性がある。それにより、
ソレノイドH1等をできるだけ使用できるように、その
ことを考慮した新しい別種類の前側ユニット3を、後側
ユニット4側に装着できるのが望ましい。そして、遊技
盤2前面に位置する可動入賞装置7の前側ユニット3
を、遊技盤2裏面の後側ユニット4から分離することが
できる場合、遊技盤2前面から前側ユニット3を容易に
外すことができるので、可動入賞装置7内の球詰まり等
についても、容易に修理できる。更に、かかる構成の場
合、後側ユニット4は、前側ユニット3の大きさに特に
制限されずに、自由に設計できるので、設計の際の自由
度が増すことになる。また、開閉用可動部材は、例えば
大入賞口15用の開閉扉16に限定されるものではな
く、その他の可動部材等であってもよい。更に、遊技用
作動部27は、例えばパチンコ球を遊技球通路24上に
保持するための物に限定されるものではなく、その他の
作動物であってもよい。
【0047】次に、他の実施の形態のパチンコ遊技機の
回転部材20の回転動作について、図23及び図24に
示すフローチャートを参照して説明する。図23は、回
転部材20の回転動作を示すフローチャートである。図
24は、回転部材20の上下動作を示すフローチャート
である。尚、前記実施の形態と同様な部材については、
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この
実施の形態においては、回転部材20の回転用の第1の
駆動モータ33(駆動モータ)または回転部材20の上
下動用の第2の駆動モータ37(駆動モータ)を、高速
制御用のデータテーブル及び低速制御用のデータテーブ
ルの双方を予め準備して、RAM52に記憶して制御す
る態様である。そのため、先の実施の形態において高速
駆動用の駆動データのみをRAM52に記憶し、高速駆
動するとともに、動作プログラムでもって低速駆動する
態様と異なっている。そして、回転部材20の回転動作
のタイミングについては、高速制御用のデータテーブル
及び低速制御用のデータテーブルのデータを用いて駆動
する第1駆動モータ33の動作態様の場合、停止時から
回転時に移行する際、及び、回転時から停止時に移行す
る際に、低速制御の実行後に高速制御を実行する。その
ため、停止時(図22の時点T5)において、即座に高
速制御の実行を行う先の実施の形態の動作態様と、大き
な相違がある。また、回転部材20の上下動作のタイミ
ングについては、高速制御用のデータテーブル及び低速
制御用のデータテーブルのデータを用いて駆動する第2
駆動モータ37の動作態様の場合、停止時から移動時に
移行する際、及び、移動時から停止時に移行する際に、
低速制御の実行後に、高速制御を実行する。そのため、
停止時(図22の時点T5)において、即座に高速制御
の実行を行う先の実施の形態の動作態様と、大きな相違
がある。
【0048】最初に、制御回路部50は、回転部材20
の回転開始時において、第1駆動モータ33を低速制御
する。具体的には、CPU51は、図23に示すよう
に、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RA
M52の所定エリアにセットする(S1)。次に、CP
U51は、低速用データテーブルから低速用の出力デー
タを取得する(S2)。CPU51は、取得した低速用
データを出力する(S3)。CPU51は、セットされ
た参照回数に達したか否かを判断し(S4)、所定参照
回数に達していない場合(S4:NO)、S2、S3及
びS4を繰り返す。それにより、貯留手段である回転部
材20の回転開始時において、所定参照回数に達するま
で、制御回路部50は、第1駆動モータ33を低速制御
するので、脱調等による位置ずれが生じず、回転用の第
1駆動モータ33は正常に回転することができる。そし
て、所定参照回数に達した場合(S4:YES)、CP
U51は、高速用データテーブルから高速用の出力デー
タを取得する(S5)。CPU51は、取得した高速用
のデータを出力ポート64を介して、モータ駆動回路6
5に出力する(S6)。そして、CPU51は、高速用
データテーブルからの出力終了か否かを判断する(S
7)。モータ駆動回路65への高速用データの出力が終
了でない場合(S7:NO)、CPU51は、S5及び
S6を繰り返す。それにより、回転部材20の回転開始
時において、制御回路部50は、モータ駆動回路65へ
の出力が終了するまで(S7:YES)、CPU51
は、回転部材20の高速用回転制御を行う。そして、制
御回路部50は、回転部材20の回転停止において、第
1駆動モータ33を以下のように制御する。具体的に
は、CPU51は、低速用データテーブルを利用する参
照回数を、RAM52の所定エリアにセットする(S
8)。次に、CPU51は、低速用データテーブルから
出力データを取得する(S9)。CPU51は、取得し
たデータを出力する(S10)。CPU51は、セット
された参照回数に達したか否かを判断し(S11)、所
定参照回数に達していない場合(S11:NO)、CP
U51はS9及びS10を繰り返す。それにより、貯留
手段である回転部材20の回転制御において、所定参照
回数に達するまで、制御回路部50は、第1駆動モータ
33を低速制御する。そして、所定参照回数に達した場
合(S11:YES)、CPU51は、出力ポート64
を介して、モータ駆動回路65に出力を停止する(S1
2)。それにより、貯留手段である回転部材20の回転
を停止するに際し、第1駆動モータ33は脱調等による
位置ずれが生じず、回転用の第1駆動モータ33は正常
に停止することができる。
【0049】次に、制御回路部50は、回転部材20の
上下動開始時において、第2駆動モータ37を低速制御
する。具体的には、CPU51は、図24に示すよう
に、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RA
M52の所定エリアにセットする(S21)。次に、C
PU51は、低速用データテーブルから低速用の出力デ
ータを取得する(S22)。CPU51は、取得した低
速用データを出力する(S23)。CPU51は、セッ
トされた参照回数に達したか否かを判断し(S24)、
所定参照回数に達していない場合(S24:NO)、S
22、S23及びS24を繰り返す。それにより、回転
部材20の上下動開始時において、所定参照回数に達す
るまで、制御回路部50は、第2駆動モータ37を低速
制御する。そして、所定参照回数に達した場合(S2
4:YES)、CPU51は、高速用データテーブルか
ら高速用の出力データを取得する(S25)。CPU5
1は、取得した高速用のデータを出力ポート64を介し
て、モータ駆動回路65に出力する(S26)。そし
て、CPU51は、高速用データテーブルからの出力終
了か否かを判断する(S27)。モータ駆動回路65へ
の高速用出力が終了でない場合(S27:NO)、CP
U51は、S25及びS26を繰り返す。そのためモー
タ駆動回路65への高速用データの出力が終了するまで
(S27:YES)、CPU51は、回転部材20の高
速用上下動の制御を行う。そして、制御回路部50は、
回転部材20の上下動停止において、第2駆動モータ3
7を以下のように制御する。具体的には、CPU51
は、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RA
M52の所定エリアにセットする(S28)。次に、C
PU51は、低速用データテーブルから出力データを取
得する(S29)。CPU51は、取得したデータを出
力する(S30)。CPU51は、セットされた参照回
数に達したか否かを判断し(S31)、所定参照回数に
達していない場合(S31:NO)、CPU51はS2
9及びS30を繰り返す。それにより、回転部材20の
上下動制御において、所定参照回数に達するまで、制御
回路部50は、第2駆動モータ37を低速制御する。所
定参照回数に達した場合(S31:YES)、CPU5
1は、出力ポート64を介して、モータ駆動回路65に
出力を停止する(S32)。それにより、貯留手段であ
る回転部材20を停止するに際し、第2駆動モータ37
は脱調等による位置ずれが生じず、上下動用の第2駆動
モータ37は正常に停止することができる。また、前記
実施の形態の場合、可動入賞装置7は、開閉扉16を開
閉する方式を採用したが、必ずしも、この態様を採用す
ることなく、例えば開閉用羽根部材等の可動部材が開閉
する方式を採用してもよい。
【0050】尚、本発明は、前記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良、変形が可能であることは勿論である。遊技機
の一例として第2種パチンコ遊技機を例示したが、それ
以外の第1種または第3種パチンコ遊技機であってもよ
いし、それ以外のスロット機等の遊技機であっても良
い。また、役物としての可動入賞装置7は、役物内に遊
技球を入れるための大入賞口15(入口部)、及び、こ
の大入賞口15(入口部)の近傍に配置した開閉扉16
(開閉用可動部材)を備える可動入賞装置に限ったもの
ではなく、役物用羽根が開閉する構成の他、その他のも
のでも良い。その可動入賞装置内の構造物についても、
必ずしも回転部材である必要はなく、その他の移動部
材、可動部材等であってもよく、その移動部材、可動部
材等の駆動方法として、ソレノイドでもって駆動する構
成であってもよい。また、駆動モータは、必ずしもステ
ップモータである必要はなく、例えば直流モータ等その
他のモータであっても良い。また、その役物内の構造物
自体が金属からなっていてもよいし、発光手段は、発光
ダイオード以外からなっていてもよい。また、可動入賞
装置は、遊技球としてのパチンコ球を貯留する構成とし
て、上記構成以外のものであってもよい。更に、装飾用
構造部は必ずしも前側ユニット3からなる必要はなく、
また、役物用機構部は必ずしも後側ユニット4からなる
必要はなく、その構成及び形態は任意に変更できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係る遊技
機によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入
賞して、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球が入
賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機にお
いて、役物内の構造物を作動させる駆動モータを、低速
制御または高速制御させる制御手段を備えたので、役物
内の構造物が例えば作動状態から停止状態に移行する際
に、制御手段は駆動モータを低速制御させることがで
き、また、例えば作動開始後、駆動モータを高速制御さ
せることができる。それにより、仮に、構造物に大量に
遊技球が貯えられた状態で高速で作動する場合、構造物
が大きな運動量を有して、駆動モータの制御が困難とな
って、役物内の構造物が正常に作動しないおそれがある
が、その構造物を作動させる駆動モータが低速制御され
ると、構造物が大きな運動量を有しないため、駆動モー
タの脱調等による位置ずれが生じずに、役物内の構造物
が正常に作動することができる。また、作動開始後駆動
モータの脱調等による位置ずれのおそれが無い場合、駆
動モータを高速制御することにより、役物内の構造物は
所定の位置に速く着くことができる。
【0052】また、請求項2に係る遊技機によれば、前
記役物内の構造物は、前記役物内に設けられた、遊技球
を貯留できる貯留手段であり、前記役物内の貯留手段に
よる遊技球の貯留状態を解除させる解除手段を備えるの
で、遊技球の貯留手段による貯留及び解除手段による貯
留状態の解除は、注目を集めるものとなり、多彩な遊技
演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることがで
きる。
【0053】また、請求項3に係る遊技機によれば、役
物内で前記貯留手段の移動を停止するに際し、その停止
直前に、前記制御手段は、前記駆動モータを低速制御す
るので、例えば大量に遊技球を貯えた貯留手段の運動量
が小さくなって、駆動モータにおいて脱調等による位置
ずれが生じずに、その貯留手段は、正常に移動すること
ができる。
【0054】また、請求項4に係る遊技機によれば、前
記貯留手段を回転させる回転用の駆動モータを備え、前
記制御手段は、遊技球を貯留した状態で前記貯留手段を
回転する際に、前記回転用の駆動モータを低速制御する
ので、貯留手段は低速回転し、貯留手段の運動量が小さ
くなり、回転用の駆動モータの脱調等による位置ずれが
生じずに、回転用の駆動モータは正常に回転することが
できる。
【0055】更に、請求項5に係る遊技機によれば、前
記駆動モータは、ステップモータであるので、ステップ
モータでもって役物内の構造物を作動させる場合、構造
物は高精度で位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤を
示した拡大正面図である。
【図2】この実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤か
ら前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態を、
前側から見た拡大斜視図である。
【図3】この実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤か
ら前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態を、
後側から見た拡大斜視図である。
【図4】この実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤か
ら前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態の拡
大側面図である。
【図5】この実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤に
前側ユニット及び後側ユニットを組み付けた拡大側面図
である。
【図6】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示
す斜視図である。
【図7】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示
す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図8】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示
す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図9】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示
す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図10】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す縦断面図である。
【図11】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す縦断面図である。
【図12】この実施形態に係る可動入賞装置内の回転部
材、その他の周囲の部品を拡大して示す斜視図である。
【図13】この実施形態に係る可動入賞装置内の回転部
材、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図である。
【図14】この実施形態に係る可動入賞装置内の駆動モ
ータ、その他の周囲の部品を拡大して示す斜視図であ
る。
【図15】この実施形態に係る可動入賞装置内の駆動モ
ータ、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図であ
る。
【図16】この実施形態に係る可動入賞装置内を下方か
ら見た拡大底面図である。
【図17】この実施形態に係る可動入賞装置の内部を拡
大して示す平面図である。
【図18】この実施形態に係る可動入賞装置を拡大して
示す正面図である。
【図19】(a)は、この実施形態に係る回転部材の拡
大正面図であり、(b)は、回転部材の拡大平面図であ
る。
【図20】この実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回
路部のシステム構成を示すブロック図である。
【図21】この実施形態に係るパチンコ遊技機を示した
正面図である。
【図22】この実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回
路部による回転部材の動作の概要を示すタイミングチャ
ートである。
【図23】他の実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回
路部による駆動用モータの回転動作を示すフローチャー
トである。
【図24】他の実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回
路部による駆動用モータの上下動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 2 遊技盤 2A 開口 3 前側ユニット(装飾用構造部) 4 後側ユニット(役物用機構部) 7 可動入賞装置(役物) 10、11 入賞口 12、13 入賞口 14 始動口部材 14A 中始動口(始動口) 14B 左始動口(始動口) 14C 右始動口(始動口) 14D、14E 表示用LED(報知手段) 16 開閉扉 20 回転部材(構造物) 20a 貯留用凹部(貯留部) 20a1 凹部の底面 20b Vゾーン用収納部 20c 蓋体 20f 蓋体の駆動用ソレノイド(駆動手
段) 21 空間部 22 パチンコ球通路 24 パチンコ球通路(遊技球案内部) 24a 周囲壁 25 パチンコ球排出口 27 遊技用作動部 30 軸部 31 ギヤ部 32 駆動ギヤ 33 回転動作用の第1駆動モータ(回転
駆動手段) 37 上下動用の第2駆動モータ(上下動
駆動手段) 38 駆動ギヤ 42 カム用突起 43 カム溝 H1 作動用ソレノイド(駆動手段) L1 発光ダイオード(発光手段) K1 金属メッキ 50 制御回路部(制御手段) 51 CPU 52 RAM(記憶手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ
    入賞して、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球が
    入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機に
    おいて、 前記役物内の構造物を作動させる駆動モータを、低速制
    御または高速制御させる制御手段を備えたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された遊技機において、 前記役物内の構造物は、前記役物内に設けられた、遊技
    球を貯留できる貯留手段であり、 前記役物内の貯留手段による遊技球の貯留状態を解除さ
    せる解除手段を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された遊技機において、 前記役物内で前記貯留手段の移動を停止するに際し、そ
    の停止直前に、前記制御手段は、前記駆動モータを低速
    制御することを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された遊技機において、 前記貯留手段を回転させる回転用の駆動モータを備え、 前記制御手段は、遊技球を貯留した状態で前記貯留手段
    を回転する際に、前記回転用の駆動モータを低速制御す
    ることを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載された遊技機において、 前記駆動モータは、ステッ
    プモータであることを特徴とする遊技機。
JP2001213822A 2001-07-13 2001-07-13 遊技機 Pending JP2003024558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213822A JP2003024558A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213822A JP2003024558A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003024558A true JP2003024558A (ja) 2003-01-28

Family

ID=19048741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001213822A Pending JP2003024558A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003024558A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230883A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2007151689A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2007151690A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010029586A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2014064731A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Heiwa Corp 遊技機
CN103864197A (zh) * 2014-03-21 2014-06-18 江苏博一环保科技有限公司 一种处理含苯酚废水的反应池及其处理方法
JP2017055865A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017055864A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230883A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP4666141B2 (ja) * 2005-02-28 2011-04-06 奥村遊機株式会社 パチンコ機
JP2007151689A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2007151690A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010029586A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP4681636B2 (ja) * 2008-07-31 2011-05-11 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2014064731A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Heiwa Corp 遊技機
CN103864197A (zh) * 2014-03-21 2014-06-18 江苏博一环保科技有限公司 一种处理含苯酚废水的反应池及其处理方法
JP2017055865A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017055864A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4730914B2 (ja) 遊技機
JP2005013628A (ja) 遊技機の補助演出装置
JP2009268802A (ja) 遊技機
JP4881420B2 (ja) 遊技機
JP2003024558A (ja) 遊技機
JP2006081734A (ja) 遊技機
JP5226460B2 (ja) 遊技機の役物装置
JP5211223B2 (ja) 遊技機
JP2002355396A (ja) 遊技機
JP4529317B2 (ja) 遊技機
JP4529329B2 (ja) 遊技機
JP5368757B2 (ja) 遊技機
JP5368758B2 (ja) 遊技機
JP2003019282A (ja) 遊技機
JP2002355375A (ja) 遊技機
JP6826431B2 (ja) 遊技機
JP2003117088A (ja) 遊技機
JP4994490B2 (ja) 遊技機
JP2003000844A (ja) 遊技機
JP2003340024A (ja) 弾球遊技機
JPH07289699A (ja) パチンコ機の入賞装置
JPH04367680A (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH06102096B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008125770A (ja) 遊技機
JP2005013630A (ja) 遊技機