JP2016198482A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
このようにすることで、大入賞口を複数備えて部品点数を増加させることなく、1つの大入賞口が多様な役割を果たすことができる。
このようにすることで、確変口を備えた大入賞口には確変の移行契機の発生機能を、また確変口を備えない大入賞口には賞球に係る契機の発生機能を、各々担わせることで、面白みのある遊技を実現することができる。
なお、以下の各図面を参照した説明において、方向、向き、及び位置関係等を示す場合には、遊技機設置島に設置されて且つ遊技者に対向して位置するパチンコ機(弾球遊技機)を基準として、向かって右方向を、右、右側、右側方、右側方向、右方向等として説明する。
また、向かって左方向を、左、左側、左側方、左側方向、左方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、天井方向を、上、上側、上方、上方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、床向を、下、下側、下方、下方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、遊技者(手前)側の方向を、前、前側、前方、前方向、手前、手前側、手前側方向、表、表側、表方、表方向等として説明する。
さらに、パチンコ機を基準として、遊技機設置島の内部側の方向を、後、後側、後方、後方向、奥、奥側、奥方、奥方向、裏、裏側、裏方、裏方向等として説明する。
このように、以下の図面説明では、個々に視点及び視座が変化しても、該規定した方向に関する用語に基づいて説明を行うものとする。なお、部位の説明等において、上記記載の用語に、「部」や「面」等の用語を複合して記載した場合でも、方向に関しては、無論、上記規定に遵うものである。
[第一実施形態]
大入賞口装置80は、液晶枠飾り28の右上部且つ前方に配置されると共に略羽根状に形成されてなる開閉部材73を備え、該開閉部材73が図示傾倒姿勢となることで開放され且つ起立姿勢となることで閉鎖される大入賞口70を備える。大入賞口装置80は、大入賞口70に加えて、少なくとも以下に示す各種構成要素を内蔵する。
すなわち、大入賞口装置80は、右上部に大入賞口70に入賞した遊技球を検出するカウントSW70bと、左下部に該大入賞口70に入賞した遊技球のうちの何れかが入球可能な確変口72と、該確変口72に入球した遊技を検出可能な確変口検出SW72aと、右下部及び中央下部にはパチンコ機内部に排出される遊技球を検出する第1排出SW97、及び第2排出SW98を備える。このように、大入賞口装置80は、少なくとも確変口72を内蔵する。
さらに、図3を参照すると、大入賞口装置80は、窓部28aの左右中央且つ下部の前方に、前方視略円形状に形成されて遊技球を確変口72又は第2排出SW98の何れかに振り分ける振分回転体85を備える。また、該振分回転体85の前方且つ上部には、確変口72及び第2排出SW98の何れにも振り分けられなかった遊技球を再度、振り分けるために振分回転体85に誘導するためのリトライ通路95が設けられている。
また、カウントSW70bの下方には、上方から流下してきた遊技球を確保可能な断面略半円形状に形成されて、確保姿勢にあるときに遊技球を1個だけ確保しつつ続いて流下してきた遊技球を第1排出SW97の方向に誘導し、確保姿勢から回転して送出姿勢となることで確保した遊技球を振分回転体85の方向に向けて送出しつつ上方から流下してきた遊技球を第1排出SW97の方向に誘導する可動部材71を備える。
このように、本発明の大入賞口装置80は、大入賞口70に入賞した遊技球が確変口72に入球するか否かの振分けを、先ず可動部材71によって、次いで振分回転体85によって行い、更に、振分回転体85により確変口72に振り分けられなかった遊技球を再度、振分回転体85にて振り分けるために誘導するリトライ通路95を備えている。
詳しくは、図12に示すように、第1特別図柄、第2特別図柄のどちらの特別図柄が大当り表示態様となっても、以下のような態様で、大入賞口70が作動するものである。
すなわち、大当り遊技の1ラウンドから4ラウンド、6ラウンドから9ラウンド、11ラウンドから14ラウンド、及び16ラウンドにおいて、大入賞口70の開閉部材73は、28.0秒間、又はカウントスイッチ70b(図2参照)が9個の遊技球を検出するまで駆動する。
この際、可動部材71は、送出姿勢を維持したままで、確保姿勢への変位は行われず、カウントスイッチ70bで検出された遊技球は全て、第1排出SW97で検出されることになる。つまり、当該状態で遊技球は振分回転体85にて振り分けられることはない。更にいえば、当該状態で確変口72に入球する遊技球はない。
但しこの際、可動部材71は、送出姿勢から確保姿勢に変位して、流下してくる遊技球を1個だけ確保可能な状態となる。該確保姿勢は、所定時間としての例えば8秒間に亘って維持され、当該時間の経過後は、再度送出姿勢に復帰する。可動部材71は、送出姿勢への該復帰作動によって、確保していた遊技球を振分回転体85に向けて送出する。
なお、可動部材71が送出姿勢から確保姿勢に変位して1個の遊技球を確保した後、カウントスイッチ70bで検出され流下してきた全ての遊技球は、当該確保姿勢によって第1排出SW97の方向に向けて誘導される。また、可動部材71が上記復帰作動によって送出姿勢となっても、同様にカウントスイッチ70bで検出され流下してきた遊技球の全てが、当該確保姿勢によって第1排出SW97の方向に向けて誘導される。このように、1回の特定のラウンド毎に、1個の遊技球が、可動部材71によって振分回転体85に向けて送出されるようになっている。このように、特定のラウンドでは、振分回転体85に向けて遊技球が送出されると、該遊技球について、確変口72又は第2排出SW98の何れかへの振り分けが行われる。
本実施形態の大当り遊技は、概ね上述したような内容にて実行されるものである。
主制御装置50は、本実施形態のパチンコ機の遊技を統括制御する主制御手段である。
次に、主に図3及び図4を参照して、本発明の要部である大入賞口装置80の構成について説明する。図3は、大入賞口装置80の概略斜視図であり、図4は、大入賞口装置80が具備する振分回転体85の構成を説明する概略正面図及び概略側面図である。
大入賞口装置80は、開閉部材73が図示傾倒姿勢となることで開口が形成される大入賞口70と、該大入賞口70に入球した遊技球に対して第1の振り分けを行う可動部材71と、該可動部材71により第1の振り分けが行われた結果、遊技球を第1排出SW97へ誘導する第1排出通路76と、可動部材71により第1の振り分けが行われた結果、遊技球を振分回転体85に向けて誘導する第1通路77と、該第1通路77により誘導された遊技球に対して第2の振り分けを行う振分回転体85と、該振分回転体85により第2の振り分けが行われた結果、遊技球を第2排出SW98に向けて誘導する第2排出通路91と、振分回転体85により第2の振り分けが行われた結果、遊技球を確変口72及び確変口検出SW72aに向けて誘導する第2通路92と、振分回転体85により第2の振り分けが行われた結果、確変口検出SW72a(確変口72)及び第2排出SW98の何れにも振り分けられなかった遊技球を、第1通路77に向けて合流させるように誘導するリトライ通路95と、を備える。
開閉部材73は、上述したように液晶枠飾り28の右上部且つ前方に、起立姿勢と右(時計回り)方向への傾倒姿勢に回動変位可能に枢設され、大当り遊技状態となると、大入賞口ソレノイド70cが駆動することで、大入賞口70を閉塞する起立姿勢から、開放する傾倒姿勢に変位する。開閉部材73は、傾倒姿勢となることで、液晶枠飾り28の右側方の遊技領域26に進出し、該遊技領域26を流下する遊技球を大入賞口70に誘導可能に構成されている。
カウントSW誘導通路74の直下には、大入賞口70に入賞した遊技球の通過を検出するためのカウントSW70bが配置されている。カウントSW70bの検出孔は、カウントSW誘導通路74の前記開口と連通して配置されている。
振分室75は、前方視略逆Y字状(図5参照)に形成されると共に、上部はカウントSW70bの検出孔に連通して開口されてなる。詳述すると、該開口から直下方向に向けて第1流路75aが略垂直に形成され、カウントSW70bの検出孔を通過した遊技球を可動部材71に誘導可能となっている。第1流路75aは、可動部材71が配置される下流端において、右斜め下方に向けて形成される第2流路75bと、左斜め下方に向けて形成される第3流路75cとに連通してなる。第3流路75cは、常時、可動部材71によって閉塞されており、可動部材71が確保姿勢にて確保し、送出姿勢に変位することで送出される遊技球のみが流下可能となっている。また、第2流路75bは、可動部材71が送出姿勢にあるとき、また確保姿勢にて遊技球を確保しているときに、第1流路75aにより誘導されて落下してきた全ての遊技球が流下するようになっている。これら第2流路75b及び第3流路75cは共に、一旦後方に向けて流路が延設され、その終端部にて下方に向け遊技球を落下可能な開口が形成されてなる。該開口までが、振分室75の構成要素となっている。
なお、本実施形態の、第1流路75aは、可動部材71が確保姿勢にある場合、可動部材71に確保された遊技球を1個目としたときに、上方のカウントSW70bまで、およそ4個の遊技球が縦に並ぶ高さに形成されている。
可動部材71は、樋状の内面部が上方に向かって位置する確保姿勢(図3及び図5(a)参照)にあるときに遊技球を1個だけ確保可能である。また、該確保姿勢にて遊技球を1個確保した状態では、第1流路75aを落下してきた遊技球を第2流路75bに誘導する。
また、樋状の内面部が第3流路75cの下流方向に向かって位置する、換言すれば、樋状の外面部が第3流路75cの上流開口を閉塞する送出姿勢にあるとき、可動部材71は確保した遊技球を第3流路75cに向けて送出可能であり、且つ、第1流路75aを落下してきた遊技球が第3流路75cに流入することを阻害し、該阻害された遊技球を第2流路75bに誘導することが可能となっている。
このように、可動部材71が送出姿勢と確保姿勢に変位することで、第1の振り分けを実行可能に構成されている。
第1排出通路76の上流端部は、第2流路75bの下流端の開口と対向する開口を備え、下流端部は、第1排出SW97と連通するように構成されている。これにより、上述した可動部材71による第1の振り分けにて、第2流路75bに誘導された遊技球は、第2流路75bを介して、第1排出SW97に誘導される。
第1通路77の上流端部は、第3流路75cの下流端の開口と対向する開口を備え、下流端部は、振分回転体85の右上側面部に対向して開口されており、第1通路77の傾斜に従って流下する遊技球が、振分回転体85の側面部の右上位置に到達可能となっている。また、角パイプ状に形成された第1通路77の上面部(天井部)には、上方に向かって開口されてなるリトライ通路連通口77a(図6参照)が開設されている。
先ず、図4(b)に示すA矢視拡大図は、リトライ通路誘導凹部86の構成を示している。リトライ通路誘導凹部86は、振分回転体85の側面部から回転中心方向に向かって遊技球を保持可能に凹設されてなる。さらに、リトライ通路誘導凹部86は、後端部にはリトライ通路誘導壁部86aが設けられ、前端部は前方に向かって開口されてなる。さらに、リトライ通路誘導凹部86は、図示矢印のように後端部から前端部に向かうにしたがって、凹部の深さが深く、すなわち凹部の底位置が回転中心に近くなるよう形成される。リトライ通路誘導凹部86が、このように構成されることで、保持された遊技球は、後方に送出されることがない。また、振分回転体85が回転して、遊技球を保持したリトライ通路誘導凹部86が振分回転体85の上部に位置したとき、保持された遊技球は、底部の傾斜にしたがって前方に転動して、後述するリトライ通路95に送出される。
振分回転体カバー81の後面上部には、排出口誘導凹部88に対向すると共に後述する第2排出通路91の上流端部の開口と連通する開口が後方に向かって開設されている。
また、振分回転体カバー81の側面の左下部には、確変口誘導凹部87に対向すると共に後述する第2通路92の上流端部の開口と連通する開口が左斜め下方に向かって開設されている。
さらに、振分回転体カバー81の前面上部には、リトライ通路誘導凹部86に対向すると共に後述するリトライ通路95の上流端部の開口と連通する開口が前方に向かって開設されている。
次に、以上説明したように構成される大入賞口装置80の、特定のラウンドにおける作用について、図5および図6を参照して説明する。
図5(a)に示すように、大当り遊技状態の特定のラウンドとなると、大入賞口装置80の開閉部材73が起立姿勢から傾倒姿勢に変位して、大入賞口70を開放する。本実施形態では、開閉部材73が開放変位すると、可動部材71は送出姿勢から確保姿勢に変位する。
遊技領域26を流下する遊技球B1は、開閉部材73により誘導されて大入賞口70に入球すると、カウントSW誘導通路74を後方に向かって流下した後、後端部の開口から下方のカウントSW70bに落下して検出される。
なお、開閉部材73は、カウントSW70bの検出数が9個に到達するか、または開放時間が28秒に到達するか、の何れか早く成立した場合を契機として、傾倒姿勢から起立姿勢に復帰して、大入賞口70を閉鎖する。
可動部材71が遊技球B1を保持して確保姿勢を維持している所定時間(例えば8秒間)の間に、続いて遊技球B2が入賞してきた場合、該遊技球B2は、可動部材71に保持されずに第2流路75bを介して第1排出通路76を流下し、第1排出SW97にて検出され、パチンコ機内部に取り込まれる。
図6(a)に示すように、リトライ通路誘導凹部86が、リトライ通路95の上流端部の開口に対向する位置まで変位すると、保持された遊技球B1は、リトライ通路誘導凹部86の底部の前方への下り傾斜に従って、振分回転体カバー81の開口を介して、リトライ通路95を流下し、リトライ通路95の下流端部の開口およびリトライ通路連通口77aを介して、第1通路77に流入し、再度、振分回転体85により振り分けられる。
また、リトライ通路95に振り分けられた遊技球は、第1通路77に戻されて、再度振分回転体85によって振り分けられる。
始動入賞処理は、第1始動口31、第2始動口32に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート42、43を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置50に格納(記憶)するとともに、記憶した乱数が予め設定された値か否かについて、当否判定を実施する以前に確認する処理を行い、第1始動口31及び第2始動口32への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置53に送信する処理となる。以後、第1始動口31に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口32に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート42、43を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
次に図8、9、10、11を用いて主制御装置50が行う特図当否判定処理を説明する。
この処理は、主制御装置50が第1始動口31又は第2始動口32への遊技球の入球時に取得した大当り判定用乱数と抽選時(判定時)の遊技状態(通常遊技状態か確変状態か)とに応じて大当りを生起させるか否か判定(特図当否判定手段)し、判定結果が大当りなら、大当り図柄判定用乱数に基づいて複数の大当り図柄の中から確定表示を行う大当り図柄を決定し、決定した大当り図柄に応じて大当り遊技の遊技内容が決定される。
特図当否判定テーブルの選択に際し、通常確率状態であるか確変状態であるかの判断は、確変フラグの状態に基づいて行われる。すなわち、確変フラグに1が設定されている場合には、確変状態と判定し、0が設定されている場合には、通常確率状態であると判定する。そして当該判定結果に基づいて、上記通常確率用又は高確率用の何れかの特図当否判定テーブルを選択して、これを参照するものである。
なお、時短フラグとは、主制御装置50にて記憶される値である。本実施形態では、時短フラグの値が「0」のときは、時短状態ではないことを、時短フラグの値が「1」のときは、時短状態であることを主制御装置50が判断するための値である。そして、時短状態では、普通図柄、第1及び第2特別図柄の変動時間が短縮されるとともに、開放延長機能が作動し普通電動役物40の作動回数が増加するとともに作動時間が通常状態よりも延長される。
次に、本実施形態の出入監視処理について図13を参照して説明する。図13は、主制御装置50が実行する出入監視処理を示すフローチャートである。
先ず、図示及び詳細な説明を省略するが、主制御装置50は、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動されるメインルーチンを実行するものである。該メインルーチンでは、初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等の各種乱数の更新処理、当否判定処理(上述した特図当否判定処理を含む)、大当り遊技処理(後述する特別遊技処理を含む)、不正監視処理、および各出力処理等を実行する。さらに、上記当否判定処理に先立って、例えば大入賞口70のカウントSW70bへの入賞検出を確認する入賞確認処理が実行される。該入賞検出処理では、入賞口だけではなく、各種検出SWの検出結果も確認される。例えば、本実施形態の確変口検出SW72a、第1排出SW97、および第2排出SW98等の検出結果も確認される。そして、当該検出結果に基づいて、入賞確認処理の1サブルーチンとして、本実施形態の出入監視処理は、設けられている。
主制御装置50は、出入監視処理を開始すると、S900において、カウントSW70bの検出が発生したか否かの判定処理を実行し(S900)、肯定判定であれば(S900:yes)、S902に処理を移行し、否定判定であれば(S900:no)、S905に処理を移行する。
主制御装置50は、S902において、出入カウンタに1加算する処理を行い、S905に処理を移行する。
出入カウンタは、カウントSW70bの検出により1加算され、確変口検出SW72a、第1排出SW97、或いは第2排出SW98の何れかにて検出されることで1減算されるカウンタである。換言すれば、出入カウンタは、確変口を備えた大入賞口に係る遊技球の出入に応じてカウント値が増加或いは減少するカウンタであって、プラスマイナス0であるときには、カウント値が0となるカウンタである。故に、大入賞口70に入賞した遊技球が大入賞口装置80から排出された状態、つまり内部に残留球が無い状態であれば、カウント値は0となり、残留球が有る場合には、球数に対応したカウント値がカウントされる。
主制御装置50は、S907において、出入カウンタから1減算する処理を行い、S910に処理を移行する。
主制御装置50は、S912において、確変口入球フラグに1を設定し、S915に処理を移行する。
確変口入球フラグは、1が設定されていることによって、確変口72に遊技球が入球したことを示唆するフラグである。
主制御装置50は、S915において、出入カウンタから1減算する処理を行い、本処理を終了する。
次に、本実施形態のエラー報知処理について、図14を参照して説明する。図14は、主制御装置50が実行するエラー報知処理を示すフローチャートである。
なお、エラー報知処理は、特定のラウンドが終了した後に大入賞口装置80内に残留球が有ることにより実行する各種エラー報知の開始又は終了を行う処理である。
主制御装置50は、エラー報知処理を開始すると、S940において、大当り中断フラグが0か否かの判定処理を実行し(S940)、肯定判定であれば(S940:yes)、S950に処理を移行し、否定判定であれば(S940:no)、S942に処理を移行する。
「大当り中断フラグ」は、1が設定されていることにより、大当り遊技中のラウンド間インターバル時間が終了して次のラウンドを開始する際、先の特定のラウンド中に大入賞口70に入賞した遊技球が未だ残留していて帰趨が判明していないため、次のラウンドの実行開始を待機して大当り遊技を中断中である旨を示唆するフラグである。残留球の有無は、出入カウンタのカウント値に基づいて判定し、0であれば残留がなく、0でなければカウント値に対応した数の遊技球が残留していると判定される。
次いで、主制御装置50は、S945において、大当り中断エラー報知終了処理を実行し(S945)、続いて、S947において、大当り中断フラグに0を設定し(S945)、S950に処理を移行する。
S945の大当り中断エラー報知終了処理では、主制御装置50は、サブ統合制御装置53に大当り中断エラー報知終了指示コマンドを送信する。
「終了インターバル待機フラグ」は、1が設定されていることにより、最終の16ラウンドが終了して終了インターバル(大当り終了演出)を開始する際、先の特定のラウンド中に大入賞口70に入賞した遊技球が未だ残留していて帰趨が判明していないため、終了インターバルの実行開始を待機中である旨を示唆するフラグである。残留球の有無は、出入カウンタのカウント値に基づいて判定し、0であれば残留がなく、0でなければカウント値に対応した数の遊技球が残留していると判定される。
「終了インターバル待機時間」は、終了インターバル待機エラー報知の実行可否を決定するための基準となる時間であって、終了インターバル待機フラグに1が設定されると計時が開始され、該終了インターバル待機時間が終了するまでに残留球の帰趨が判明すれば、すなわち出入カウンタのカウント値が0になれば、終了インターバル待機エラー報知は実行せず、一方、終了インターバル待機時間が終了時に出入カウンタのカウント値が0になっていなければ、終了インターバル待機エラー報知を実行するものである。
S955の終了インターバル待機エラー報知開始処理では、主制御装置50は、サブ統合制御装置53に終了インターバル待機エラー報知開始処理開始指示コマンドを送信する。
主制御装置50は、S957において、出入カウンタが0か否かの判定処理を実行し(S957)、肯定判定であれば(S957:yes)、S960に処理を移行し、否定判定であれば(S957:no)、本処理を終了する。
主制御装置50は、S960において、終了インターバル待機フラグに0を設定し、本処理を終了する。
次に主制御装置50が実行する特別遊技処理について、図15乃至図19を参照して説明する。また、当該制御処理に基づくパチンコ機の動作を、図20乃至図22のタイミングチャートを参照して併せて説明する。
特別遊技処理は、小当り遊技および大当り遊技の進行を制御する処理であって、主制御装置50が実行する処理である。
なお、本実施形態の特別遊技処理は、大入賞口70を5ラウンド、10ラウンド、及び15ラウンドの3回の特定のラウンドにて開放する大当り遊技を行うための制御処理である。
図15に示すように特別遊技処理を開始すると、大当りフラグに基づいて条件装置が未作動か否かを判定する(S310)。S310が肯定判定なら(S310:yes)、小当り遊技として大入賞口70が作動中か否かを判定する(S315)。S315が否定判定なら(S315:no)リターンし、肯定判定なら(S315:yes)、小当り開始演出中であるか否かを判定し(S320)、肯定判定なら(S320:yes)、小当り開始演出の終了時間か否かを判定し(S325)、否定判定なら(S325:no)、リターンし、肯定判定なら(S325:yes)、小当り遊技として大入賞口70を開放する大入賞口開放処理を行い(S330)リターンする。尚、本実施形態での小当り遊技は、大入賞口70の開放を0.5秒間行う構成となっている。
S500において、大入賞口70が閉鎖中か否かを判定し(S500)、肯定判定であれば(S500:yes)、S505に処理を移行し、否定判定であれば(S500:no)、図17のS600に処理を移行する。
S505において、大当り遊技の開始演出中か否かを判定し(S505)、肯定判定であれば(S505:yes)、S510に処理を移行し、否定判定であれば(S505:no)、S520に処理を移行する。
S510において、大当り開始演出の終了時間が到来したか否かを判定し(S510)、肯定判定であれば(S510:yes)、S515に処理を移行し、否定判定であれば(S510:no)、本処理を終了する。
S515において、大入賞口70を開放する大入賞口開放処理を実行し(S515)、本処理を終了する。
S525において、インターバル終了時間が経過したか否か、つまり次のラウンドを実行開始するタイミングとなったか否か、を判定し(S525)、肯定判定であれば(S525:yes)、S535に処理を移行し、否定判定であれば(S525:no)、本処理を終了する。
S575において、大当り中断フラグの設定値が0であるか否かを判定し(S575)、否定判定であれば(S575:no)、本処理を終了し、肯定判定であれば(S575:yes)、S580に処理を移行する。
出入カウンタが0ではなく残留球があると判定されて、大当り中断フラグの設定値が0であると判定された場合、S580において、大当り中断フラグに1を設定する処理を実行し(S580)、S585に処理を移行する。
S585において、大当り中断エラー報知開始処理を実行し(S585)、本処理を終了する。
S542において、これから実行するラウンドが特定のラウンド(本実施形態では、5R、10R、或いは15R)か否かを判定し(S542)、肯定判定であれば(S542:yes)、S545に処理を移行し、否定判定であれば(S542:no)、本処理を終了する。
特定のラウンドを実行すると判定された場合、S545において、可動部材71の駆動を開始する可動部材駆動開始処理を実行し(S545)、S550に処理を移行する。
可動部材駆動開始処理は、可動部材71を、送出姿勢から確保姿勢に変位させる変位駆動の開始処理である。
S550において、可動部材71が確保姿勢に変位駆動して該姿勢を維持する所定時間(例えば、8秒間)の計時を開始する駆動時間計時開始処理を実行し(S550)、本処理を終了する。
具体的には、駆動時間計時カウンタのカウントを開始する処理である。
S560において、大当り開始演出処理を実行し(S560)、本処理を終了する。
大当り開始演出処理では、主制御装置50はサブ統合制御装置53に大当り開始演出指示コマンドを送信し、大当り開始演出指示コマンドを受信したサブ統合制御装置53は、パチンコ機に設けられたランプ、LED37を大当り遊技演出用に激しく発光させたり、大当り遊技用の音をスピーカ10から出力させる。また、サブ統合制御装置53は、演出図柄制御装置54aに信号を送信し、演出図柄表示装置54bにおいて大当り開始演出を表示させる。
S605において、特定のラウンドにて実行される可動部材71の駆動時間、すなわち可動部材71が確保姿勢を維持する所定時間(例えば、8秒間)が終了したか否かを判定し(S605)、肯定判定であれば(S605:yes)、S610に処理を移行し、否定判定であれば(S605:no)、図18のS650に処理を移行する。
S610において、可動部材71の確保姿勢の維持を終了して送出姿勢に変位させる、可動部材駆動終了処理を実行し(S610)、次いで、S615において、駆動時間計時カウンタのカウントを終了する駆動時間計時終了処理を実行し(S615)、図18のS650に処理を移行する。
S655において、大入賞口の開放時間が終了したか否かを判定し(S655)、肯定判定であれば(S655:yes)、S660に処理を移行し、否定判定であれば(S655:no)、本処理を終了する。
S665において、大入賞口閉鎖により終了する当該ラウンドが最終のラウンド(16ラウンド)か否かを判定し(S665)、肯定判定であれば(S665:yes)、S670に処理を移行し、否定判定であれば(S665:no)、S685に処理を移行する。
S685において、ラウンド間インターバル処理を実行し(S685)、本処理を終了する。
S670において、出入カウンタのカウント値が0か否かを判定し(S670)、肯定判定であれば(S670:yes)、S675に処理を移行し、否定判定であれば(S670:no)、S690に処理を移行する。
S675において、サブ統合制御装置53に大当り終了演出の開始を指示するコマンドを送信する、大当り終了演出処理を実行し(S675)、本処理を終了する。
S675では、確変口入球フラグに1が設定されているか否かの判定処理を実行し、肯定判定すなわち1が設定されていれば、確変状態に移行することを示唆する大当り終了演出の開始を指示するコマンドを選択し、否定判定すなわち1が設定されていなければ、確変状態に移行しないことを示唆する大当り終了演出の開始を指示するコマンドを選択して、このように選択されたコマンドをサブ統合制御装置53に送信する。
また、主制御装置50は、出入監視処理(図13)のS912にて確変口入球フラグに1が設定したときに、大当り遊技状態の終了後に確変状態に移行することを示唆するコマンドを、サブ統合制御装置53に送信し、S675では単に大当り終了演出の開始を指示するコマンドを送信するようにしても良い。この際、サブ統合制御装置53は、大当り終了演出の開始を指示するコマンドを受信すると、確変状態に移行することを示唆するコマンドを受信しているか否かの判定結果に基づいて、確変状態に移行する内容の、または移行しない内容の大当り終了演出を実行開始する。このように構成しても、大当り終了演出(終了インターバル)を、確変口72への入球の結果に対応した内容で実行可能となる。
なお、大当り終了演出処理は、主制御装置50からサブ統合制御装置53に大当り終了演出指示コマンドを送信することによって、パチンコ機に設けられたランプ、LED37や演出図柄表示装置54bにおいて大当りの終了演出(終了インターバル)を行うための処理である。
S680において、条件装置を停止する処理を実行し(S680)、S700に処理を移行する。
S670で否定判定の場合、S690において、終了インターバル待機フラグに1を設定する処理を実行し(S690)、S695に処理を移行し、次いで、S695において、終了インターバル待機時間計時開始処理を実行し(S695)、本処理を終了する。
終了インターバル待機時間計時開始処理は、終了インターバル待機時間を計時開始する処理であって、終了インターバル待機時間計時カウンタのカウントアップを開始する処理である。上述したように、終了インターバル待機時間は、終了インターバル待機エラー報知の実行可否を決定するための基準となる時間であって、該終了インターバル待機時間が終了するまでに残留球の帰趨が判明すれば、終了インターバル待機エラー報知は実行しないが、終了インターバル待機時間の終了時に帰趨が判明していなければ、終了インターバル待機エラー報知を実行する基準期間である。
S705において確変フラグに1を設定し、S710において確変カウンタに10000回を設定し、S715において時短フラグに1を設定し、S720において時短カウンタに10000回を設定し、S750に処理を移行する。
S725において確変フラグに0を設定し、S730において確変カウンタに0回を設定し、S735において時短フラグに1を設定し、S740において時短カウンタに100回を設定し、S750に処理を移行する。
S750において、確変口入球フラグに0を設定し、続いて、S755において、先に設定された確変フラグ、時短フラグ、確変カウンタ、および時短カウンタの値に基づいて決定された、大当り遊技後の遊技状態を、演出図柄表示装置54b上で報知する指示信号を、演出図柄制御装置54aに送信する。次に、S760において、決定された大当り遊技後の遊技状態を指定する状態指定コマンドを状態指定コマンドテーブルから選択して、サブ統合制御装置53に送信する処理を実行して、本処理を終了する。
尚、上述した状態指定コマンドを送信する処理は、当該大当り遊技終了のタイミングに限らず、特別図柄の変動開始時、さらに変動終了時にも行うようにしても良い。このようにすることで、遊技状態の切り替わるタイミングに先立って、変更する状態指定コマンドを送信することができ、サブ統合制御装置53が実行する演出上の不具合を防止することができる。
以上のような制御を行った場合の、本実施形態のパチンコ機の動作について、次に説明する。
ここで、上述したS525乃至S550、S580、及び、S585の処理等を実行した際のパチンコ機の作動状態を、図20のタイミングチャートを参照して説明する。
確変口72を備えた大入賞口70が、特定のラウンドである5ラウンドを実行している際、大入賞口70へ遊技球が入賞すると、カウントSW70bで検出される。当該検出により大入賞口70に流入した遊技球が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり大入賞口70内に残留したままで、5ラウンドが終了すると、インターバル(ラウンド間インターバル)が開始される。インターバルは所定の終了時間が到来する図示タイミング「a」まで実行される。タイミング「a」となると、図16のS525の判定処理で肯定判定(S525:yes)となり、S535に移行する。
タイミング「a」において、5ラウンド中にカウントSW70bの検出数と同数の検出が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98で検出されていない、つまり出入カウンタのカウント値が0ではない状態であるので、S535の判定処理で否定判定(S535:no)となり、S575にて肯定判定となって、S580及びS585に移行して、大当り中断エラー報知が開始され、大当り動作が中断すなわちラウンド開始が待機される。
なお、仮に、タイミング「a」までに、5ラウンド中にカウントSW70bの検出数と同数の検出が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98で検出されていた場合には、タイミング「a」から破線で図示したように、6ラウンド(特定のラウンドである5ラウンドの次のラウンド)が実行開始される。そして、この場合、大当り中断エラー報知は実行されない。
大入賞口70の内部に残留していた遊技球が、タイミング「b」にて、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図16)のS535では、肯定判定(S535:yes)となり、S540にて大入賞口開放処理が実行される。これにより、6ラウンドが実行開始される。よって、タイミングaからタイミングbまでが大当り動作中断期間であり、ラウンド開始待機期間となる。当該6ラウンドは、特定のラウンドではないので、S542では否定判定(S542:no)となり、S545およびS550は実行されず、可動部材の駆動は開始されない。なお、タイミング「b」で出入カウンタが0となることで、エラー報知処理(図14)のS940及びS942が共に肯定判定となり、S945にて大当り中断エラー報知の終了処理が実行され、これにより大当り中断エラー報知は、タイミング「b」にて終了する。
このように、本実施形態では、特定のラウンド終了後に当該ラウンド中に大入賞口70に入賞した遊技球の帰趨が判明しないまま、次のラウンドが開始される時期が到来した場合、該次のラウンドの開始を待機すなわち、次のラウンドの実行開始を規制する構成を備えている。
上述したS665乃至S695の処理等を実行した際のパチンコ機の作動状態を、図21及び図22のタイミングチャートを参照して説明する。
図21は、大入賞口70内に残留した遊技球の帰趨が、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに、決定された場合の動作を示している。
確変口72を備えた大入賞口70が、特定のラウンドである15ラウンドを実行している際、大入賞口70へ遊技球が入賞すると、カウントSW70bで検出される。当該検出により大入賞口70に流入した遊技球が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり大入賞口70内に残留したままで、15ラウンドが終了し、次いで最終のラウンドとしての16ラウンドが実行されて終了すると、図18のS665の判定処理で肯定判定(S665:yes)となり、S670に移行する。
16ラウンドの終了時までに、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり大入賞口70内に残留したままであるため、出入カウンタのカウント値は0ではないから、S670の判定処理では否定判定(S670:no)となり、S690及びS695に移行する。S690で終了インターバル待機フラグに1が設定され、S695で終了インターバル待機時間計時開始処理が実行されることで、図示タイミング「d」から、所定の終了インターバル待機時間(期間)「T」が開始される。
もし仮に、16ラウンド中に、図示タイミング「c」にて大入賞口70内に残留していた遊技球の帰趨が決定(破線で示す検出)すれば、16ラウンド終了時点の出入カウンタのカウント値は0となっているため、S670の判定処理では肯定判定となり、S675及びS680の処理に移行して、タイミング「d」から大当り終了演出としての終了インターバル(破線で図示)が開始される。
所定の終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに、たとえば、「T」の終了時期より時間「E」だけ前のタイミング「e」において、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行されるエラー報知処理(図14)のS950では否定判定となり、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了前なのでS952が否定判定となり、S955の終了インターバル待機エラー報知開始処理が実行されることなく、出入カウンタが0であることでS957が肯定判定となり、終了インターバル待機フラグに0が設定される。さらに、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図18)のS670では、出入カウンタが0となったために肯定判定となり、S675の大当りの終了演出(終了インターバル)を行うための大当り終了演出処理が実行される。
このような処理によって、タイミング「e」で出入カウンタが0となると、終了インターバルが開始される。つまり、終了インターバルの実行開始が、タイミング「d」からタイミング「e」まで待機させられることで、規制される構成となっている。
また、確変への期待感を煽る演出に限らず、当該期間を利用して、他の様々な演出を実行することで、確変口へと入球するか否かの状態に間を持たせるように構成しても良い。
終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了すると、エラー報知処理(図14)のS952で肯定判定となり、S955の終了インターバル待機エラー報知開始処理が実行されることで、図22に示すように、終了インターバル待機エラー報知が開始される。
終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了してから、すなわち、終了インターバル待機エラー報知が開始されてから、時間「F」が経過したタイミング「f」にて、大入賞口70内に残留した遊技球の帰趨が決定された場合、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図18)のS670では、出入カウンタが0となったために肯定判定となり、S675の大当りの終了演出(終了インターバル)を行うための大当り終了演出処理が実行される。
このような処理によって、タイミング「f」で出入カウンタが0となると、終了インターバルが開始される。つまり、終了インターバルの実行開始が、タイミング「d」からタイミング「f」まで待機させられることで、規制される構成となっている。
図21および図22で説明したように、本実施形態では、特定のラウンドの帰趨が未決状態にあるとき、終了インターバルの実行開始を帰趨が判明するまで待機して規制するものでる。また、帰趨が未決状態にあることを示唆する終了インターバル待機エラー報知は、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに帰趨が判明すれば行わないが、終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了すると開始され、その後に帰趨が判明しても終了しない構成となっている。
なお、本実施形態では、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了後に、大入賞口70内に残留した遊技球の帰趨が決定された場合、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了時に開始された終了インターバル待機エラー報知は、大入賞口70内に残留した遊技球の帰趨が決定しても終了しない構成となっている。すなわち、ホール従業員による電源断等の一定の処理を行わなければ終了しない。
上記説明した第一実施形態では、特定のラウンドを実行後に、確変口検出SW72aの検出数と、第1排出SW97及び第2排出SW98の検出数の合計検出数が、カウントSW70bの検出数より少ない場合、すなわち出入カウンタのカウント値が0ではない場合、次のラウンドが特定のラウンドであるか否かに拘わらず、ラウンドの実行開始を待機して規制する構成としていた。これに対して、本変形例では、次のように構成しても良い。
すなわち、特定のラウンドを実行後に、確変口検出SW72aの検出数と、第1排出SW97及び第2排出SW98の検出数の合計検出数が、カウントSW70bの検出数より少ない場合、すなわち出入カウンタのカウント値が0ではない場合、次のラウンドが特定のラウンドであるか否かを判定し、該判定結果が特定のラウンド以外のラウンドであるとしたときには、当該ラウンドの実行開始を規制せず、判定結果が特定のラウンドであるとしたときは、当該ラウンド(次の特定のラウンド)の実行開始すなわち大入賞口70の開放を待機して、これを規制するように構成する。このような作用は、特別遊技処理における、出入カウンタのカウント値の判定処理、特定のラウンドであるか否かの判定処理、及び特定のラウンドでない場合には移行するが、特定のラウンドである場合には移行しない、大入賞口開放処理、等によって、上記規制が実現可能となる。
このように構成することによって、次の特定のラウンドまでは、たとえ大入賞口70内の遊技球の帰趨が判明しなくても、特定のラウンド以外のラウンドを順次消化することができ、リトライ通路による遊技者心理を煽る特定のラウンドと、賞球を供与する特定のラウンド以外のラウンドの差別化が可能となり、大当り遊技にメリハリが生まれる。また、大当り遊技が迅速に実行可能となる。
また、後述する第二実施形態と同様の構成としても良い。つまり、出入カウンタのカウント値の判定処理と、特定のラウンドであるか否かの判定処理の順序を入れ換え、特定のラウンドでなければ、出入カウンタのカウント値の判定を行わずに、大入賞口開放処理を行うようにしても良い。このようにしても、上記効果を奏する。
次に、本発明に係る第二実施形態について説明する。第一実施形態では、大当り遊技中に開放する大入賞口として、確変口72を備えた大入賞口70のみを備えた構成としていたが、第二実施形態では、確変口72を備えた第1大入賞口1070と、確変口を備えない第2大入賞口1033aの、2つの大入賞口を備えた構成としている点において、相違する。
尚、第一実施形態の図1、図2、図12、図16、及び図20乃至図22を除く、図3乃至図11、図13乃至図15、及び図17乃至図19は、第二実施形態と同様であるため、ここでの説明は割愛して、第一実施形態での説明を援用するものとする。
また、以下の図面を参照した説明においても、相違点以外の第一実施形態と同じ構成については、同じ符号を付与し適宜説明を割愛して、第一実施形態での説明を援用する場合がある。
本実施形態の大入賞口装置80は、液晶枠飾り28の右上部且つ前方に配置されると共に略羽根状に形成されてなる開閉部材73を備え、該開閉部材73が図示傾倒姿勢となることで開放され且つ起立姿勢となることで閉鎖される第1大入賞口1070を備える。大入賞口装置80は、第1大入賞口1070に加えて、少なくとも以下に示す各種構成要素を内蔵する。
すなわち、大入賞口装置80は、右上部に第1大入賞口1070に入賞した遊技球を検出する第1カウントSW1070bと、左下部に該第1大入賞口1070に入賞した遊技球のうちの何れかが入球可能な確変口72と、該確変口72に入球した遊技を検出可能な確変口検出SW72aと、右下部及び中央下部にはパチンコ機内部に排出される遊技球を検出する第1排出SW97、及び第2排出SW98を備える。このように、大入賞口装置80は、少なくとも確変口72を内蔵する。
このように、本実施形態の大入賞口装置80は、第一実施形態の大入賞口70およびカウントSW70bを、第1大入賞口1070および第1カウントSW1070bに置き換えて、構成されている。
また、第2始動口32の直下には、開閉可能なアタッカー式の第2大入賞口1033aを具備してなる大入賞口装置1033が配置されている。該大入賞口装置1033は、確変口を備えない構成となっている。
なお、第1大入賞口1070と第2大入賞口1033aを上述した位置に配置することにより、公知の発射ハンドルを液晶枠飾り28の左側に遊技球が流下するように発射調整した場合、第2大入賞口1033aへの入賞は可能となるが、第1大入賞口1070への入賞は不可能となり、第1大入賞口1070へ遊技球を入賞させる場合には、発射ハンドルを液晶枠飾り28の右側に遊技球が流下するように調整する必要がある。そして、本実施形態において、特定のラウンドでは第1大入賞口1070が開放し、特定のラウンド以外のラウンドでは第2大入賞口1033aが開放するよう構成されているため、遊技者はラウンド毎に発射強度を調整して遊技を行うものである。
なお、発射ハンドルを液晶枠飾り28の右側に遊技球が流下するように調整した場合でも、第2大入賞口1033aに入賞可能としたゲージ構成としても良い。
また、本実施形態では、特定のラウンドは、4ラウンド、8ラウンド、および12ラウンドとなっており、最終ラウンドは第一実施形態と同じく16ラウンドで構成されている。
主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して、第1大入賞口1070に入球した遊技球を検出する第1カウントスイッチ1070bと、第2大入賞口1033aに入球した遊技球を検出する第2カウントスイッチ1033bと、が接続されている。
また、主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して、第1大入賞口1070の開閉部材73を駆動する第1大入賞口ソレノイド1070cと、第2大入賞口1033aの開閉扉を駆動する第2大入賞口ソレノイド1033cと、が接続されており、裏配線中継端子板及び外部接続端子板を介して図示しないホールコンピュータと、が接続されている。
第1特別図柄及び第2特別図柄が大当り表示態様となる(所定の大当り図柄が確定表示される)と、ラウンド毎に、第2大入賞口1033aの開閉扉、または第1大入賞口1070の開閉部材73が、開放駆動して傾倒姿勢となり、遊技球の入球が可能となる。
詳しくは、図12に示すように、第1特別図柄、第2特別図柄のどちらの特別図柄が大当り表示態様となっても、以下のような態様で、第1大入賞口1070及び第2大入賞口1033aが作動するものである。
すなわち、大当り遊技の1ラウンドから3ラウンド、5ラウンドから7ラウンド、9ラウンドから11ラウンド、及び13ラウンドから16ラウンドにおいて、第2大入賞口1033aの開閉扉は、28.0秒間、又は第2カウントスイッチ1033b(図24参照)が9個の遊技球を検出するまで駆動する。このように、本実施形態では、特定のラウンド以外のラウンドでは、第2大入賞口1033aが作動することで、確変口72に遊技球が入球することはない。
但しこの際、可動部材71は、送出姿勢から確保姿勢に変位して、流下してくる遊技球を1個だけ確保可能な状態となる。該確保姿勢は、所定時間としての例えば8秒間に亘って維持され、当該時間の経過後は、再度送出姿勢に復帰する。可動部材71は、送出姿勢への該復帰作動によって、確保していた遊技球を振分回転体85に向けて送出する。
なお、可動部材71が送出姿勢から確保姿勢に変位して1個の遊技球を確保した後、第1カウントスイッチ1070bで検出され流下してきた全ての遊技球は、当該確保姿勢によって第1排出SW97の方向に向けて誘導される。また、可動部材71が上記復帰作動によって送出姿勢となっても、同様に第1カウントスイッチ1070bで検出され流下してきた遊技球の全てが、当該確保姿勢によって第1排出SW97の方向に向けて誘導される。このように、1回の特定のラウンド毎に、1個の遊技球が、可動部材71によって振分回転体85に向けて送出されるようになっている。このように、特定のラウンドでは、振分回転体85に向けて遊技球が送出されると、該遊技球について、確変口72又は第2排出SW98の何れかへの振り分けが行われる。
本実施形態の大当り遊技は、概ね上述したような内容にて実行されるものである。
なお、本実施形態の特別遊技処理は、第1大入賞口1070を4ラウンド、8ラウンド、及び12ラウンドの3回の特定のラウンドにて開放して、第2大入賞口1033aを上記特定のラウンド以外のラウンドにて開放する大当り遊技を行うための制御処理である。
援用する第一実施形態の図15のS310が否定判定なら(S310:no)、即ち大当りフラグが立っていれば、図26のS1500に処理を移行する。
S1500において、第1大入賞口1070又は、第2大入賞口1033aが、閉鎖中か否かを判定し(S1500)、肯定判定であれば(S1500:yes)、S1505に処理を移行し、否定判定であれば(S1500:no)、図17のS600に処理を移行する。
S1505において、大当り遊技の開始演出中か否かを判定し(S1505)、肯定判定であれば(S1505:yes)、S1510に処理を移行し、否定判定であれば(S1505:no)、S1520に処理を移行する。
S1510において、大当り開始演出の終了時間が到来したか否かを判定し(S1510)、肯定判定であれば(S1510:yes)、S1515に処理を移行し、否定判定であれば(S1510:no)、本処理を終了する。
S1515において、第2大入賞口1033aを開放する第2大入賞口開放処理を実行し(S1515)、本処理を終了する。
S1525において、インターバル終了時間が経過したか否か、つまり次のラウンドを実行開始するタイミングとなったか否か、を判定し(S1525)、肯定判定であれば(S1525:yes)、S1530に処理を移行し、否定判定であれば(S1525:no)、本処理を終了する。
S1575において、大当り中断フラグの設定値が0であるか否かを判定し(S1575)、否定判定であれば(S1575:no)、本処理を終了し、肯定判定であれば(S1575:yes)、S1580に処理を移行する。
出入カウンタが0ではなく残留球があると判定されて、大当り中断フラグの設定値が0であると判定された場合、S1580において、大当り中断フラグに1を設定する処理を実行し(S1580)、S1585に処理を移行する。
S1585において、大当り中断エラー報知開始処理を実行し(S1585)、本処理を終了する。
S1545において、可動部材71の駆動を開始する可動部材駆動開始処理を実行し(S1545)、S1550に処理を移行する。
可動部材駆動開始処理は、可動部材71を、送出姿勢から確保姿勢に変位させる変位駆動の開始処理である。
S1550において、可動部材71が確保姿勢に変位駆動して該姿勢を維持する所定時間(例えば、8秒間)の計時を開始する駆動時間計時開始処理を実行し(S1550)、本処理を終了する。
具体的には、駆動時間計時カウンタのカウントを開始する処理である。
S1560において、大当り開始演出処理を実行し(S1560)、本処理を終了する。
大当り開始演出処理では、主制御装置50はサブ統合制御装置53に大当り開始演出指示コマンドを送信し、大当り開始演出指示コマンドを受信したサブ統合制御装置53は、パチンコ機に設けられたランプ、LED37を大当り遊技演出用に激しく発光させたり、大当り遊技用の音をスピーカ10から出力させる。また、サブ統合制御装置53は、演出図柄制御装置54aに信号を送信し、演出図柄表示装置54bにおいて大当り開始演出を表示させる。
以上のような制御を行った場合の、本実施形態のパチンコ機の動作について、次に説明する。
上述したS1525乃至S1550、S1580、及び、S1585の処理等を実行した際のパチンコ機の作動状態を、図27のタイミングチャートを参照して説明する。
なお、以下に参照する図27乃至図29のタイミングチャートは、第一実施形態の図20乃至図22と同様に、簡略化して図示したものである。
確変口72を備えた第1大入賞口1070が、特定のラウンドである4ラウンドを実行している際、第1大入賞口1070へ遊技球が入賞すると、第1カウントSW1070bで検出される。当該検出により第1大入賞口1070に流入した遊技球が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり第1大入賞口1070内に残留したままで、4ラウンドが終了すると、インターバル(ラウンド間インターバル)が実行され所定の終了時期が到来すると、特別遊技処理(図26)のS1525で肯定判定となり、続くS1530にて次のラウンドが特定のラウンドが否かが判定される。本実施形態では、次の5ラウンドから7ラウンドまでは特定のラウンドではないため、S1530にて否定判定となり、S1515で第2大入賞口1033aの開放処理が実行される。これによって、図27に示すように、4ラウンドにおける遊技球の帰趨が判明していなくても、本実施形態では特定のラウンド以外のラウンドは、規制されることなく実行される。
7ラウンドが終了すると、またインターバルが開始される。インターバルは所定の終了時間が到来する図示タイミング「a」まで実行される。タイミング「a」となると、図26のS1525の判定処理で肯定判定(S1525:yes)となり、S1530に移行する。
タイミング「a」において、次のラウンドが特定のラウンドである8ラウンドであるため、S1530で肯定判定となり、次のS1535の判定処理では、タイミング「a」において、4ラウンド中に発生したカウントSW70bの検出数と同数の検出が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98で検出されていない、つまり出入カウンタのカウント値が0ではない状態であるので、S1535の判定処理で否定判定(S1535:no)となる。次いで、S1580及びS1585に移行して、大当り中断エラー報知が開始され、大当り動作が中断すなわちラウンド開始が待機される。
なお、仮に、タイミング「a」までに、4ラウンド中に発生したカウントSW70bの検出数と同数の検出が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98で検出されていた場合には、タイミング「a」から破線で図示したように、8ラウンド(特定のラウンドである4ラウンドの次の特定のラウンド)が実行開始される。そして、この場合、大当り中断エラー報知は実行されない。
第1大入賞口1070の内部に残留していた遊技球が、タイミング「b」にて、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図26)のS1535では、肯定判定(S1535:yes)となり、S1540にて第1大入賞口1070の開放処理が実行される。併せて、S1545およびS1550により可動部材71の駆動開始処理および駆動時間の計時開始処理が行われる。よって、タイミングaからタイミングbまでが大当り動作中断期間であり、ラウンド開始待機期間となる。なお、タイミング「b」で出入カウンタが0となることで、エラー報知処理(図14)のS940及びS942が共に肯定判定となり、S945にて大当り中断エラー報知の終了処理が実行され、これにより大当り中断エラー報知は、タイミング「b」にて終了する。
このように、本実施形態では、特定のラウンド終了後に当該ラウンド中に第1大入賞口1070に入賞した遊技球の帰趨が判明しないまま、次の特定のラウンドが開始される時期が到来した場合、該次の特定のラウンドの開始を待機すなわち、実行開始を規制する構成を備えている。
上述したS665乃至S695の処理等を実行した際のパチンコ機の作動状態を、図28及び図29のタイミングチャートを参照して説明する。
図28は、第1大入賞口1070内に残留した遊技球の帰趨が、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに、決定された場合の動作を示している。
確変口72を備えた第1大入賞口1070が、特定のラウンドである12ラウンドを実行している際、第1大入賞口1070へ遊技球が入賞すると、第1カウントSW1070bで検出される。当該検出により第1大入賞口1070に流入した遊技球が、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり第1大入賞口1070内に残留したままで、該12ラウンドが終了し、続く特定のラウンド以外のラウンドとしての13ラウンド乃至15ラウンドも実行完了し、更に最終のラウンドとしての16ラウンドが実行されて終了すると、図18のS665の判定処理で肯定判定(S665:yes)となり、S670に移行する。
16ラウンドの終了時までに、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98の何れにも検出されず、つまり第1大入賞口1070内に残留したままであるため、出入カウンタのカウント値は0ではないから、S670の判定処理では否定判定(S670:no)となり、S690及びS695に移行する。S690で終了インターバル待機フラグに1が設定され、S695で終了インターバル待機時間計時開始処理が実行されることで、図示タイミング「d」から、所定の終了インターバル待機時間(期間)「T」が開始される。
もし仮に、16ラウンド中に、図示タイミング「c」にて第1大入賞口1070内に残留していた遊技球の帰趨が決定(破線で示す検出)すれば、16ラウンド終了時点の出入カウンタのカウント値は0となっているため、S670の判定処理では肯定判定となり、S675及びS680の処理に移行して、タイミング「d」から大当り終了演出としての終了インターバル(破線で図示)が開始される。
所定の終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに、たとえば、「T」の終了時期より時間「E」だけ前のタイミング「e」において、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行されるエラー報知処理(図14)のS950では肯定判定となり、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了前なのでS952が否定判定となり、S955の終了インターバル待機エラー報知開始処理が実行されることなく、出入カウンタが0であることでS957が肯定判定となり、終了インターバル待機フラグに0が設定される。さらに、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図18)のS670では、出入カウンタが0となったために肯定判定となり、S675の大当りの終了演出(終了インターバル)を行うための大当り終了演出処理が実行される。
このような処理によって、タイミング「e」で出入カウンタが0となると、終了インターバルが開始される。つまり、終了インターバルの実行開始が、タイミング「d」からタイミング「e」まで待機させられることで、規制される構成となっている。
また、確変への期待感を煽る演出に限らず、当該期間を利用して、他の様々な演出を実行することで、確変口へと入球するか否かの状態に間を持たせるように構成しても良い。
終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了すると、エラー報知処理(図14)のS952で肯定判定となり、S955の終了インターバル待機エラー報知開始処理が実行されることで、図29に示すように、終了インターバル待機エラー報知が開始される。
終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了してから、すなわち、終了インターバル待機エラー報知が開始されてから、時間「F」が経過したタイミング「f」にて、第1大入賞口1070内に残留した遊技球の帰趨が決定された場合、確変口検出SW72aで検出されると、出入監視処理(図13)のS910で肯定判定(S910:yes)となり、S915にて出入カウンタのカウント値から1減算される。また、第1排出SW97、又は第2排出SW98で検出されると、出入監視処理(図13)のS905で肯定判定(S905:yes)となり、S907にて出入カウンタのカウント値から1減算される。これらの処理にて出入カウンタが0となると、同じ2ms割り込み処理内にて実行される特別遊技処理(図18)のS670では、出入カウンタが0となったために肯定判定となり、S675の大当りの終了演出(終了インターバル)を行うための大当り終了演出処理が実行される。
このような処理によって、タイミング「f」で出入カウンタが0となると、終了インターバルが開始される。つまり、終了インターバルの実行開始が、タイミング「d」からタイミング「f」まで待機させられることで、規制される構成となっている。
図28および図29で説明したように、本実施形態では、特定のラウンドの帰趨が未決状態にあるとき、終了インターバルの実行開始を帰趨が判明するまで待機して規制するものでる。また、帰趨が未決状態にあることを示唆する終了インターバル待機エラー報知は、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了までに帰趨が判明すれば行わないが、終了インターバル待機時間(期間)「T」が終了すると開始され、その後に帰趨が判明しても終了しない構成となっている。
なお、本実施形態では、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了後に、第1大入賞口1070内に残留した遊技球の帰趨が決定された場合、終了インターバル待機時間(期間)「T」の終了時に開始された終了インターバル待機エラー報知は、第1大入賞口1070内に残留した遊技球の帰趨が決定しても終了しない構成となっている。すなわち、ホール従業員による電源断等の一定の処理を行わなければ終了しない。
上述した第一実施形態及び第二実施形態では、大当り遊技中に確変口72へ入球したことに基づいて、該大当り遊技終了後における特別図柄の当否抽選の抽選確率を、低確率(1/358.1148)から高確率(1/37.6855)に変動するように構成した。しかし、本実施形態では、抽選確率として、低確率よりも高く且つ高確率よりも低い、中確率を更に備える点、および確変口に係る検出手段の検出結果に基づいて、低、中、高確率の何れかを選択して設定する確率設定手段を備えた点において相違する。以下、本発明の第三実施形態を、図30を参照して説明する。
実施例1では、1回の大当り遊技状態中に確変口検出SW72aで検出される検出数の累計に基づいて、図示したような内容で大当り遊技状態後の確率状態を決定するものである。
実施例1の確率設定に係る制御処理を説明する。主制御装置50は、大当り遊技状態を開始すると、当該大当り遊技状態中における確変口検出SW72aの検出数を、累積して記憶する確変口検出数累積処理を行う。該処理は、確変口検出数累積カウンタのカウント値を、検出毎にカウントアップする処理である。
大当り遊技状態中に特定のラウンドが複数回(例えば、3回)に亘り実行されることで、確変口検出SW72aの検出数は、大当り遊技終了時に複数個となる可能性を有している。
大当り遊技状態の終了時、すなわち援用する図19のS680の処理後に、確変口検出数累積カウンタのカウント値を判定(参照)し、該カウント値に基づいて、大当り遊技状態終了後の遊技状態を、低確率遊技状態、中確率遊技状態、及び高確率遊技状態の何れかから選択設定する処理を行う。すなわち、確変口検出数累積カウンタのカウント値が、2個以上すなわち2個または3個の場合は高確率遊技状態、2個より少ない1個の場合は中確率遊技状態、そして0個の場合には低確率遊技状態を選択する、確率選択設定処理を行う。
さらに、このように選択された遊技状態に対応して、低確率フラグ、中確率フラグ、または高確率フラグの何れかに1を設定する。この確率選択設定処理後には、確変口検出数累積カウンタのカウント値をクリアする。
このように構成することで、大当り遊技状態中に確変口検出SW72aへ遊技球が何個検出されるかによって、大当り遊技後の確率が決定されるため、リトライ通路95を備えたことによって奏される、より長い煽り効果を、更に助長することができる。
また、3回の特定のラウンドが行われる前提において、2回が終了した時点で未だ1個も検出されていなかったとしても、最後のラウンドで1回検出されれば、高確率でなくても中確率は獲得できるので、最後まで遊技者に期待を抱かせ続けることができる。
また、同じく3回の特定のラウンドが行われる前提において、2回が終了した時点で未だ1個しか検出されていなかったとしても、最後のラウンドで1回検出されれば、高確率を獲得できるので、最後まで遊技者に期待を抱かせ続けることができる。
さらに、確変口検出SW72aの検出数が多いほど、より高い抽選確率となることが期待できるので、複数回の特定のラウンドを、最後まで遊技者は楽しむことができる。
実施例2では、1回の大当り遊技状態中に確変口検出SW72aでの検出が発生した特定のラウンドの実行順位によって、所定のポイントを付与し、該ポイントの累計に基づいて、図示したような内容で大当り遊技状態後の確率状態を決定するものである。
実施例2の確率設定に係る制御処理を説明する。主制御装置50は、大当り遊技状態を開始すると、当該大当り遊技状態中における確変口検出SW72aの検出が発生すると、該検出が何番目の特定のラウンド中に発生した検出であるか、つまり当該特定のラウンドの実行順位を判定する。そして、判定された実行順位に基づいて、1番目または2番目であれば10ポイント、3番目であれば20ポイントを、付与するポイント付与処理を実行し、続いて、該付与されたポイントを累積して記憶するポイント累積処理を行う。該処理は、ポイント累積カウンタのカウント値を、検出毎にカウントアップする処理である。なお、付与されるポイントは、特定のラウンドの実行順位が早い1番目や2番目は10ポイントと少なく、実行順位が遅い3番目は20ポイントと高く設定されている。
大当り遊技状態の終了時、すなわち援用する図19のS680の処理後に、ポイント累積カウンタのカウント値を判定(参照)し、該カウント値に基づいて、大当り遊技状態終了後の遊技状態を、低確率遊技状態、中確率遊技状態、及び高確率遊技状態の何れかから選択設定する確率選択設定処理を行う。すなわち、ポイント累積カウンタのカウント値が、20ポイント以上すなわち20、30または40ポイントの場合は高確率遊技状態、20ポイントより少ない10ポイントの場合は中確率遊技状態、そして0ポイントの場合には低確率遊技状態を選択する。
さらに、このように選択された遊技状態に対応して、低確率フラグ、中確率フラグ、または高確率フラグの何れかに1を設定する。この選択設定処理後には、ポイント累積カウンタのカウント値をクリアする。
このように構成することで、大当り遊技状態中に確変口検出SW72aへ遊技球が何個検出され、これにより付与されるポイントの累積ポイントの多寡によって、大当り遊技後の確率が決定されるため、リトライ通路95を備えたことによって奏される、より長い煽り効果を、更に助長することができる。
また、3回の特定のラウンドが行われる前提において、3回の内で1回でも検出されれば、最低でも中確率遊技状態を獲得できるので、確変口検出SW72aの検出が発生することを遊技者に強く期待させることができる。
また、同じく3回の特定のラウンドが行われる前提において、実行順位が1番目と2番目の特定のラウンドで共に1個ずつ検出されていれば、3番目の特定のラウンドにて惜しくも検出されなかったとしても、高確率遊技状態を獲得できるので、最初の特定のラウンドから、遊技者に確変口検出SW72aの検出を発生させることへの強い意欲を抱かせることができる。
また、同じく3回の特定のラウンドが行われる前提において、実行順位が1番目と2番目の特定のラウンドで共に、未だ1個も検出されていなかったとしても、最後の特定のラウンドで1回検出されれば、付与ポイントが20ポイントと高く設定されていることから、高確率を獲得できるので、起死回生を狙って遊技者は最後まで期待を抱いて遊技できる。
さらに、確変口検出SW72aの検出数が多いほど、より高い抽選確率となることが期待できるので、複数回の特定のラウンドを、最後まで遊技者は楽しむことができる。
上述した第一実施形態乃至第三実施形態に係る、その他の変形例として、以下のような構成としても良く、第一実施形態乃至第三実施形態、その他の変形例を適宜組み合わせた構成としても、何ら差支えない。
すなわち、特定のラウンドの実行後に、確変口検出SW72a、第1排出SW97、及び第2排出SW98で検出した遊技球数の合計が、カウントSW70bで検出した遊技球数より少ない場合、次の特定のラウンドにおいて、確変口72を備えた大入賞口の開放処理は行うが、入賞した遊技球が第1通路へ振り分けられることが無いように、可動部材71の駆動制御を規制する、つまり可動部材71を、特定のラウンドが開始されても、送出姿勢を維持したまま、確保姿勢に変位しないように制御するようにしても良い。これは、特定のラウンドであるか否かの判定処理、該判定処理で肯定判定の場合に実行する出入りカウンタのカウント値が0であるか否かの判定処理、該判定処理で肯定判定のときに実行するが、否定判定のときには実行しない可動部材駆動開始処理、等の制御によって実現可能となる。
このようにすることで、前の特定のラウンドにおける遊技球の帰趨が判明してない状態では、次の特定のラウンドで確変口を狙う遊技を行わないようにして、単に賞球を発生させるだけのラウンドとすることができる。
このようにすることで、特定のラウンドに要する時間が極端に長くならず、リトライ通路により煽りつつも、円滑な遊技の進行を実現することができる。
これにより、大当り図柄に応じて特定のラウンドでの大入賞口70の開放時間を設定することで、大当り図柄によっては、遊技球を可動部材71に確保不能又は確保困難な状態を発生させることも可能となる。
その結果として、大当り図柄の種別に応じて、確変状態に移行する期待度に変化を与えることができる。
これにより、大当り遊技状態を正常に終了して、異常の発生中のみエラー報知し、正常になれば遊技を滞りなく再開させることができる。
このようにすることで、中断後にも続く有利な大当り遊技状態を、ホール従業員による所定の確認を行った後に、再開するようにすることができ、遊技者の利益を保護できる。
これにより、大当り遊技中はラウンド開始が待機されて帰趨の判明に時間を要してもエラー報知に煩わされることがなく、反面、大当りの終了までに判明していない場合には何らかの問題が発生していることも想定できるので、エラー報知によって対応を促すことができる。
さらに、両方の場合で行う構成としても良い。これにより、想定される帰趨の判明に要する時間が経過することで逐一エラー報知することによって、トラブルを未然に防止することができる。
このようにすれば、常時、大入賞口装置80によって演出図柄表示装置54bのLCD画面が遮蔽され、表示可能な領域が圧迫されることがなく、大当り遊技状態となるまでは全面透過液晶によって、画像を充分に表示することができる。また、大当り遊技の特定のラウンドとなったら、全面透過液晶を透過させて大入賞口装置80を視認可能とし、これによって確変口72に遊技球が振り分けられるか否かの煽りを行うことができる。
これにより、消費電力を低減することができる。
また、振分回転体85は、常時一定方向に一定速度で回転駆動する構成に限らず、逆転駆動や、複数の回転速度を組み合わせて、1プロセスとし、当該プロセスを例えば電源投入時や大入賞口開放時を始期として開始し、これを反復継続するように構成しても良い。
これにより、所定の時期を始期として、一定の動きを行うことができると共に、振分回転体85の動きを遊技者が予想困難として、確変口72への入球をランダムな現象とすることができる。
リトライ通路95の底板部が、摩擦係数の異なる複数種類の部材で構成され、該複数の部材が入れ換え制御されるようにしても良い。これによって、リトライ通路95を流下する遊技球の速度が不定となる。
また、上記底板部が、遊技球の流下方向に対して、同じ方向又は逆方向に変位する、すなわち無端ベルト等によってベルトの回転方向や回転速度を変更制御するように構成しても良い。このとき、ベルトの部位によって摩擦係数を異なるようにしても良い。これによって、リトライ通路95を流下する遊技球の速度が不定となる。
また、リトライ通路95の途中に、開閉動作がランダムに制御される開閉シャッターを備え、流下する遊技球が、該開閉シャッターによって停止させられたり、停止させられなかったり、また、停止時間に長短が発生したり、することで、リトライ通路95を流下する遊技球の速度が不定となる。
上記様々な構成を採用することが可能であり、これによって、リトライ通路95に振り分けられた遊技球が再度、振分回転体85に到達するまでの時間を、不定とすることができ、ひいては、振り分け結果が一定とならないようにすることができる。
このようにすることで、リトライ通路95に振り分けられた遊技球が、確変口72に振り分けられるか否かを、遊技者は予想することが困難となる。
これにより、遊技者の興味は分散されずにその特定のラウンドに対して集中するので、大当り遊技中のメリハリがつき、本発明のリトライ通路95による煽りも、一層効果を奏し易くなる。
このようにすることで、遊技球が確変口72に振り分けられるか否かを、最終ラウンドが終了するまでの長時間に亘って、大当り遊技の所要時間を最大限に活用して、煽ることも可能となる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
50 主制御装置
53 サブ統合制御装置
70 大入賞口
70b カウントSW
71 可動部材(第1振分部)
72a 確変口検出SW
72 確変口
73 開閉部材
74 カウントSW誘導通路
75 振分室
75a 第1流路
75b 第2流路
75c 第3流路
76 第1排出通路
77 第1通路
80 大入賞口装置
81 振分回転体カバー
85 振分回転体
86 リトライ通路誘導凹部
86a リトライ通路誘導壁部
87 確変口誘導凹部
87a 確変口誘導壁部
87b 確変口誘導壁部
88 排出口誘導凹部
88a 排出口誘導壁部
91 第2排出通路
92 第2通路
95 リトライ通路
97 第1排出SW
98 第2排出SW
1070 第1大入賞口
1070b 第1カウントSW
1033 大入賞口装置
1033a 第2大入賞口
Claims (1)
- 確変口を内蔵してなる大入賞口と、
該大入賞口を所定のラウンド数に亘って開放する大当り遊技を行う大当り遊技制御手段と、
前記確変口への遊技球の通過に基づいて、前記大当り遊技終了後に確変状態に移行させる確率変動手段と、を備えた弾球遊技機であって、
前記大当り遊技中の特定ラウンドにおいて、前記大入賞口に入賞した遊技球の少なくとも1つを第1通路へと振り分け、該第1通路へと振り分けられなかった遊技球を第1排出通路へと振り分ける第1振分部と、
前記第1通路を流下した遊技球を、確変口に連通した第2通路、第2排出通路及び、前記第1通路に連通したリトライ通路の何れかに振り分ける第2振分部を備え、
前記リトライ通路は、第2振分部により振り分けられた遊技球を前記第1通路に誘導して再度、第2振分部により振り分けさせること、
を特徴とする弾球遊技機。
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