JP2002065457A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2002065457A
JP2002065457A JP2001114730A JP2001114730A JP2002065457A JP 2002065457 A JP2002065457 A JP 2002065457A JP 2001114730 A JP2001114730 A JP 2001114730A JP 2001114730 A JP2001114730 A JP 2001114730A JP 2002065457 A JP2002065457 A JP 2002065457A
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heating
inner pot
flange
rice
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Application number
JP2001114730A
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Toshiaki Suzuki
利明 鈴木
Akihiko Saeki
昭彦 佐伯
Shigeru Jitsukawa
茂 実川
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内釜を均一に加熱して内釜内のご飯を炊きム
ラなく美味に仕上げるとともに、むらし時の温度低下を
防ぎ、保温時においても内釜への熱の伝達効率が良く、
省エネルギーが図れる炊飯器を提供する。 【解決手段】 本体1に着脱自在に収納される内釜2の
上部に鍔部9を設けるとともに、本体1の上部に抵抗線
ヒーター7aと一体的に組み合わされた鍔部加熱部7を
設け、内釜2を本体1内に挿入したとき、鍔部9が鍔部
加熱部7に当接して保持されるようにし、さらに本体1
には内釜2の底部を加熱する主加熱部6を設け、制御部
8で炊飯、むらし、保温などの工程に応じて、主加熱部
6と鍔部加熱部7の通電を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器に関し、炊
飯、保温時に内釜を均一に加熱し、ご飯を美味に仕上げ
て効率よく保温することを目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、本体と、本体内に着脱
自在に収納される内釜と、内釜の底部を加熱する主加熱
部を有し、さらに本体の内側側面に側面加熱部を設け、
本体内に収納された内釜の側面を空気層を介して非接触
で加熱する構成であった。
【0003】この構成を備えた従来技術として、特開平
10−314017号公報、特開平11−318696
号公報等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の炊飯器によ
れば、側面加熱部は内釜の側面と非接触であるため、そ
の熱は本体内側面と内釜との空間の空気層を介して内釜
に伝達していた。
【0005】このため、側面加熱部から内釜への熱の伝
導効率が悪く、主加熱部の補助的な加熱しかできず、炊
飯時など積極的に内釜を加熱したい場合には加熱量が不
足し、主加熱部に近い底部のみ先行して温度が上昇し、
底部が軟らかく、温度上昇の遅い上部が硬くなる炊きム
ラが生じていた。
【0006】また、保温時においては、上記の側面加熱
部でも熱量的には十分であるが、空気層を介しているた
め、加熱した空気が上昇して、炊飯器外に放出してしま
い、熱の伝達効率が悪く、省エネルギー的にも問題であ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる従来の問題を解決
するため、本発明では、本体と、本体内に着脱自在に収
納される内釜と、内釜の底部を加熱する主加熱部を有す
る炊飯器において、前記内釜の上部に鍔部を設けるとと
もに、本体の上部に鍔部加熱部を設け、内釜を本体内に
挿入したとき、内釜の鍔部が本体の鍔部加熱部に当接す
る如くなし、さらに、鍔部加熱部は炊飯、むらし、保温
などの必要に応じて本体に設けた制御部により通電制御
されるようにしたものであり、これによって炊飯、むら
し、保温時に内釜を均一に加熱し、ご飯を美味に炊飯、
保温するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、内釜の底部を主加熱部
で加熱し、内釜の上部側面部を鍔部加熱部によって加熱
する。鍔部加熱部は内釜の鍔部に当接しているため、鍔
部加熱部の熱は効率よく内釜の鍔部に直接熱伝導する。
内釜はアルミニウム等の熱伝導の良い材質で構成されて
いるため、鍔部の熱は内釜側面下方へと伝わり、効率よ
く内釜を加熱できる。
【0009】また、本体に設けた制御部は、炊飯の流れ
に応じて適宜、主加熱部と鍔部加熱部の通電を制御する
ことで、内釜内部をムラなく加熱でき、炊きムラがな
く、美味なご飯を仕上げることが出来る。
【0010】また、保温においては、主加熱部と鍔部加
熱部の通電バランスを制御部が調整して、内釜の温度を
均一に保ち、内釜の温度低いところに結露などが生じな
いように制御する。
【0011】さらに、鍔部加熱部は鍔部に接触している
ため熱伝導効率が良く、炊飯、むらし、保温時とも省エ
ネルギーである。特に側面加熱部が主となって加熱する
保温では、省エネルギー効果が顕著である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て詳細に説明する。図1は本発明の炊飯器の断面図、図
2は要部の断面拡大図である。
【0013】図中、1は本体、2は内釜、3はヒンジ
部、4は蓋体、5は保護枠、6は主加熱部、7は鍔部加
熱部、8は制御部、9は鍔部である。
【0014】その構成の詳細は、本体1内に内釜2が着
脱自在に挿入されている。また、本体1の後部上端部に
はヒンジ部3が設けられ、このヒンジ部3には蓋体4が
開閉自在に取り付けられている。
【0015】本体1内には内釜2を挿入する保護枠5が
設けられ、保護枠5の底部には主加熱部6が設けられ、
内釜2の底部を加熱するように構成されている。
【0016】本実施例では、主加熱部6は電磁誘導加熱
用のコイルで構成され、内釜2の底部を電磁誘導によっ
て加熱するものである。この加熱量は後記制御部8によ
って0〜1000Wで任意に可変できる。
【0017】保護枠5の上方には鍔部加熱部7が設けら
れている。本実施例では抵抗線ヒーター7aを一体的に
組み合わせて鍔部加熱部7が構成されており、その加熱
量は300Wと主加熱部6より低く設定されている。
【0018】本体1内には制御部8が設けられ、これに
主加熱部6及び鍔部加熱部7が接続され、炊飯、保温な
どの動作工程に応じて適宜通電が制御される。
【0019】前記内釜2は、その上部、すなわち上端か
ら少し下方の外周側面部に鍔部9が設けられ、羽釜形状
をなしている。鍔部9は内釜2に最大炊飯量時の適量の
米と水を入れた時の水面となる高さの近傍に設定されて
いる。
【0020】また、内釜2は本体1内に挿入したとき、
その鍔部9が鍔部加熱部7に当接して高さ位置が定ま
り、固定される。
【0021】以上の構成において、その作用を説明す
る。
【0022】炊飯を行う場合には、使用者は内釜2に米
と水を入れ、本体1の保護枠5内に挿入する。
【0023】次に、炊飯スイッチ(図示せず)を操作す
ると、制御部8により炊飯の制御が開始される。いわゆ
る「はじめチョロチョロ、中パッパ、グツグツ言う頃火
を引いて…」の加熱制御を行う。「はじめチョロチョ
ロ」の工程では、制御部8は鍔部加熱部7に通電を行
い、これに当接する内釜2の鍔部9を直接熱伝導で効率
良く加熱する。
【0024】鍔部9が加熱されると、内釜2はアルミニ
ウムなどの熱伝導性の良い材料で構成されているため、
鍔部9の熱は内釜2の側面部へと伝わり、内釜2内の水
を加熱する。
【0025】この工程では、主加熱部6は制御部8によ
って間欠的に弱加熱が行われるが、鍔部加熱部7での加
熱が主体となるため、内釜2の底部より上部の温度が高
く保持される。
【0026】次に「中パッパ」の工程に進むと、鍔部加
熱部7には連続的に通電されるが、より電力の大きい主
加熱部6の加熱量が増し、この主加熱部6の加熱が主体
になる。
【0027】このため内釜2の底部の温度が急上昇し、
沸騰する直前に上部の温度を追い越して、底部から先に
沸騰し、上部も沸騰する。
【0028】沸騰後は「グツグツ言う頃火を引いて」の
工程に移り、主加熱部6、鍔部加熱部7とも制御部8に
より間欠加熱となり、加熱量が調整される。
【0029】内釜2内の水が無くなると「むらし」に移
行する。「むらし」中は、主加熱部6、鍔部加熱部7と
も制御部8により個別に制御され、炊飯容量に合わせて
間欠加熱を行う。
【0030】そして、一定時間のむらしが終了すると、
ご飯が炊き上がる。
【0031】以上の一連の炊飯過程において、内釜2の
底部の米は炊飯の開始から、水が無くなる直前まで水に
浸っているが、上部の米は、炊飯が進行して米が水を吸
うと、周囲に水が無くなり、下部から生じる蒸気で蒸さ
れる状態になる。
【0032】このため、上部の米は下部に対して硬めに
なりやすいが、本実施例では炊飯初期は鍔部加熱部7に
よって上部が先行して加熱され、上部の吸水が先に進ん
でいるため、吸水が良い。
【0033】また、炊飯量が少ない場合は、鍔部9から
水面までの距離があり、熱は内釜2の側面を伝わって水
面まで至る。従って、炊飯量が少ない場合には内釜2の
底部と上部の温度ムラは生じにくく、炊き上がり状態に
上下の差がなく、美味に仕上げる効果においては、最大
炊飯量時ほど本発明の効果を発揮できない。
【0034】しかるに、炊飯量が少ない場合には、熱容
量も少なく、水が無くなった後の「むらし」において、
温度が下がりやすく、十分なむらし効果(米のα化条件
である98℃以上の温度の維持)が得られない。これを
解決するために、主加熱部6で間欠加熱し温度を高く維
持すると、米に焦げが生じやすい。
【0035】本発明では、炊飯量が少ない場合には、鍔
部加熱部7の加熱量を増加させて内釜2の上部の温度を
高く保ち、内釜2の雰囲気温度を高く保持することで、
主加熱部6でご飯が焦げるほど加熱しなくても十分なむ
らし温度が維持できる効果が得られる。
【0036】次に炊き上がり後の保温においては、主加
熱部6の間欠加熱と、鍔部加熱部7の間欠加熱によって
内釜2の温度が均一に保たれ、ご飯が一定温度に保温さ
れる。
【0037】このとき、従来の構成では内釜2の側面部
は空気層を介して加熱されるため、加熱効率が悪く、熱
せられた空気は上昇して炊飯器外に逃げやすく、消費電
力量を多く要していた。保温時の電力は炊飯時に比べれ
ば少ないが、長時間保温されるため、その消費電力量は
10〜12時間保温すると、1回炊飯する量に匹敵し、
省エネルギーの観点からは問題があった。
【0038】本発明では鍔部加熱部7は内釜2の鍔部9
に直接接触して熱を効率よく伝えるため、外気に放散す
る熱量が少なく、消費電力が少なくてすむ。
【0039】また、一時的に長い時間、鍔部加熱部7に
通電して内釜2の側面の温度を高くし、結露水を飛ばす
などの制御をすることができ、これによって鍔部加熱部
7の加熱効率が良くなり、すぐに内釜2の温度を上げる
ことが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、本体
と、本体内に着脱自在に収納される内釜と、内釜の底部
を加熱する主加熱部を有する炊飯器において、前記内釜
の上部に鍔部を設けるとともに、本体の上部に鍔部加熱
部を設け、内釜を本体内に挿入したとき、内釜の鍔部が
本体の鍔部加熱部に当接する如くなし、さらに、鍔部加
熱部は炊飯、むらし、保温などの必要に応じて本体に設
けた制御部により通電制御されるようにしたので、鍔部
加熱部の熱は効率よく内釜の鍔部に直接熱伝導し、鍔部
の熱は内釜側面下方へと伝わり、効率よく内釜を加熱す
ることができる。
【0041】また、内釜の最大炊飯量時の水面は鍔部近
傍であるので、鍔部の熱は内釜を介して水を効率よく加
熱できる。
【0042】また、制御部で炊飯の流れに応じて適宜、
主加熱部と鍔部加熱部の通電を制御することにより、内
釜内部の温度を均一に上昇させてムラなく加熱でき、炊
きムラがなく、美味なご飯を仕上げることが出来る。
【0043】さらに、保温においては、主加熱部と鍔部
加熱部の通電バランスを制御部が調整して内釜の温度を
均一に保ち、内釜の温度の低いところに結露などが生じ
ないように制御でき、また、鍔部加熱部は鍔部に接触し
ているので熱伝導効率が良く、省エネルギーを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の断面図である。
【図2】本発明の要部の断面拡大図である。
【符号の説明】
1 本体 2 内釜 3 ヒンジ部 4 蓋体 5 保護枠 6 主加熱部 7 鍔部加熱部 8 制御部 9 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA03 BA27 BA63 CA06 CA09 CB06 DA02 DA03 DB03 DB14 GC01 GC12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)と、本体(1)内に着脱自在
    に収納される内釜(2)と、内釜(2)の底部を加熱す
    る主加熱部(6)を有する炊飯器において、前記内釜
    (2)の上部に鍔部(9)を設けるとともに、本体
    (1)の上部に鍔部加熱部(7)を設け、内釜(2)を
    本体(1)内に挿入したとき、内釜(2)の鍔部(9)
    が本体(1)の鍔部加熱部(7)に当接する如くなし、
    さらに、鍔部加熱部(7)は炊飯、むらし、保温などの
    必要に応じて本体(1)に設けた制御部(8)により通
    電制御されることを特徴とする炊飯器。
JP2001114730A 2001-04-13 2001-04-13 炊飯器 Pending JP2002065457A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012254276A (ja) * 2011-05-16 2012-12-27 Zojirushi Corp 加熱調理器用調理鍋および加熱調理器
JP2016129611A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 三菱電機株式会社 炊飯器
JP2016129612A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 三菱電機株式会社 炊飯器
JP2017086483A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 象印マホービン株式会社 炊飯器

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