JP2017086483A - 炊飯器 - Google Patents

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雄太 野間
宏季 大西
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【課題】内釜の周壁上の高さ方向中程に半径方向外側に突出する突部(鍔部)を設けた従来例の存在を前提として、当該鍔部をさらに有効に利用し、お米を美味しく炊き上げる。
【解決手段】炊飯器本体20内に内釜30を有する炊飯器において、内釜30の壁部と、炊飯器本体の内壁21と、内釜の鍔部36とに囲まれた断熱空間Rを形成している。そして、鍔部の下面36aを、内釜壁面から外方へ向かうにつれて下方へ傾斜させ、傾斜する当該下面36aの先端領域を載置部26に線接触させる。傾斜によって断熱空間Rを拡大することができるので、断熱空間の熱容量が増える。その結果、炊飯時間が同じでも加熱量が大きくなり、炊きあがり米飯中のアミノ酸が増えて、甘みが増し、美味しく炊き上げることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、炊飯器に関し、さらに詳しくは、内蔵される内釜の形状を工夫した炊飯器に関する。
電気炊飯器に内蔵される内釜に関して、当該内釜の周壁上の高さ方向中程に半径方向外側に突出する突部(鍔部)を設けたものが、従来より知られている(例えば、特許文献1〜5)。
特許文献1に開示された内釜においては、内釜の上端部および高さ方向中程の位置の2箇所に設けた突部(第1および第2の位置決め部)によって、内釜を安定して支持することが開示されている。また、内釜の底部だけでなく、第2位置決め部に対しても加熱を行うことで、加熱の偏りを抑制している。
また、特許文献2〜5においては、上記突部と内釜と外釜との間に加熱空間を形成し、当該加熱空間に放出される輻射熱によって内釜の下部を包み込むように均一に加熱することが開示されている。
特開2011−120864号公報 特開平8−150068号公報 特開平8−38347号公報 特開平8−332145号公報 特開平9−37933号公報
本発明は、上記従来技術の存在を前提として、内釜の周壁に鍔部を備えた炊飯器において、当該鍔部をさらに有効に利用し、お米を美味しく炊き上げることを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明の炊飯器は、「壁面に環状の鍔部を有する内釜」と「当該内釜の鍔部を下方から支持する載置部を有する炊飯器本体」とを備えていて、内釜の壁部と、炊飯器本体の内壁と、鍔部とに囲まれた断熱空間を形成している。そして、上記鍔部の下面は、内釜壁面から外方へ向かうにつれて下方へ傾斜し、傾斜する当該下面の先端領域が上記載置部に対して接触している。
上記構成を備えた本発明の炊飯器によれば、上記断熱空間を広く構成することが可能となり、断熱空間の熱容量が増える。その結果、炊飯時間が同じでも加熱量が大きくなり、炊きあがり米飯中のアミノ酸が増えて、甘みが増し、美味しく炊き上げることができる。また、熱容量が大きい分だけ保温性能も高くなる。
さらには、傾斜する鍔部の下面先端領域が載置部に対して接触しているので、異物が載置部上に存在する場合に、鍔部下面が水平方向外側に突出する構成と比べて、異物が挟み込まれる可能性が低く、したがって、断熱空間の密封性を向上させることができる。
本発明においては、上記炊飯器本体に、内釜を下方から加熱する下部加熱手段と、鍔部を加熱する鍔部加熱手段とを設けるとともに、鍔部は、内釜の最大水位にほぼ一致する高さ位置で、内釜の壁面に形成することが好ましい。
このような構成を採用した場合には、炊飯時に加熱対象となる内釜内の「米+水」を常に、その上端側と下端側から挟み込むように加熱することが可能となり、炊飯効率を高めることができる。
本発明においては、上記内釜の壁部の上端に外方へ突出するフランジ部を設けて、当該フランジ部の外方への最大突出量を鍔部の突出量よりも小さくすることが好ましい。
このような構成を採用した場合には、上述のように傾斜した鍔部による断熱空間の大型化というメリットを維持したまま、内釜上端のフランジ部(周辺の構造)がそれよりもコンパクトになり、見た目のシンプルさ(コンパクトネス)を実現することができる。さらに、炊飯器の上面付近をコンパクトに設計することが可能となる。
本発明においては、内釜の壁部は、底部中央付近の平坦壁部と、その周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部とを少なくとも含んでいることが好ましい。
このような構成を採用した場合には、まず、平坦壁部が存在するが故に、ここに温度センサを確実に当接させることができ、温度データに基づく各種制御の信頼性を高めることができる。さらに、平坦壁部の周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部が存在することで、当該傾斜を利用して、加熱された水の対流によどみが生じるのを防ぎ、対流を大きくして、ほぼ均一な温度で炊き上げることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る炊飯器を概略的に示す正面図。 図1中の内釜のみを取り出して示す説明図。 図2(b)中の円Aで示す領域を拡大して示す拡大図。 本発明において対流を大きくして均一に炊き上げる効果を、比較例との対比で説明する説明図。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して、以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る炊飯器10を概略的に示す正面図である。図1では、炊飯器本体20の外観を破線で示し、その内部に収容される内釜30を含めた内部構造を実線で示している。また、図2は内釜30のみを示しており、図2(a)が側面図、図2(b)が中央立断面図である。
内釜30は、底部中央領域の平坦壁部31と、その周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部32と、この傾斜壁部からさらに急な角度で立ち上がる外壁33と、外壁の上端(上部開口の周縁)に設けたフランジ部38と、を備える。外壁33には、外方へ向かって突出する環状の鍔部36を設けている。
内釜30の鍔部36周辺を拡大して図3に示している。図3は、図2(b)に円Aで示した部分の拡大図であり、炊飯器本体20の内部構造として設けた載置部26を合わせて示している。載置部26は鍔部36を下方から支持するもので、これにより、内釜30は炊飯器本体20内に安定して収容される。
そして、図1に示したように、内釜の壁部(31、32、33)と、炊飯器本体側の内壁21と、鍔部36とによって囲まれた断熱空間Rが構成されている。なお、図1中、参照符号Sは、釜の温度を測る温度センサである。
<鍔部の下面36aが傾斜していることによる利点>
本発明では、鍔部36の下面36aが、内釜壁面から外方へ向かうにつれて下方へ傾斜している点に特徴がある(この傾斜角は、例えば17°である)。その結果、図示の実施形態では、図3中の拡大図中にLで示した箇所において、下面36aが載置部26に対して線接触することとなる。その結果、図3に示したように、断面視3角形形状の空間r1(断熱空間Rの一部)が作り出され、その分だけ、断熱空間Rを広く構成することができる。
図3において、仮に、下面36aが傾斜することなく平行に延在している場合を考えると、断熱空間Rは上記r1が存在しない分だけ、容積が小さくなる。本発明では、断熱空間Rが大きくなるので、熱容量が増え、炊飯時間が同じでも加熱量が大きくなる。その結果、炊きあがり米飯中のアミノ酸が増えて、甘みが増し、美味しくなる。また、熱容量が大きい分だけ、保温性能も高くなる。
さらには、鍔部36の下面36aが載置部26に対して線接触しているので、鍔部36と載置部26の間に異物が存在する場合でも、傾斜により生じる隙間部分(図3中のr1)に当該異物を位置させて、断熱空間の密封性を維持することができる。
図示した例では、傾斜する鍔部36の下面先端が載置部26に対して線接触している。しかし本発明では、厳密な線接触でなくとも、傾斜する下面36aの一定の幅を持った先端領域が載置部26に接していれば、上記と同様の効果を得ることができる。さらには、傾斜面が載置部26に一旦接触した後、上方に向かって反り返る構成も本件発明の範囲に含まれる。
<鍔部36の形成位置>
炊飯器本体20は、内釜30を下方から加熱する下部加熱手段22と、鍔部36を加熱する鍔部加熱手段27とを備えている(図1参照)。
下部加熱手段22は、例えば加熱コイル等の適当な加熱手段であって、内壁21の近傍に設けられていて、断熱空間Rを熱し、主として内釜30を下方側から加熱する。一方、鍔部加熱手段27は、加熱ヒーター等な適当な加熱手段であって、載置部26を介して内釜30を鍔部36から加熱する。
そして、鍔部36は、内釜に表示した水位線の最大水位にほぼ一致する高さ位置で、内釜の壁面に形成している。最大水位とは、当該内釜が予定している最大の炊飯量(例えば、5合)を炊飯する際における水面の位置である。
このように構成することで、加熱対象となる「米+水」を常に、その上端側と下端側から挟み込むように加熱することが可能となり、炊飯効率を高めることができる。
<鍔部36よりも小径のフランジ38を設けた特徴>
図示した例では、内釜30は、上部開口の周縁(壁部の上端)に、フランジ部38を設けている。フランジ部38は、内釜30を出し入れする際にユーザがこれを掴むことを意図して形成したものである。このようなフランジ部の存在自体は、従来より知られているが、本発明では、このようなフランジ部38の外方への突出量を超えて、鍔部36が外方に突出している点に特徴がある。つまり、図2(a)中に参照符号Mで示した距離だけ、鍔部36がフランジ部38よりも多く外方へ突出している。
これにより、上述のように鍔部36による断熱空間Rの大型化というメリットを維持したまま、内釜上端のフランジ部38が鍔部36よりもコンパクトになり、見た目のシンプルさ(コンパクトネス)を実現することができる。そして、実際に、炊飯器の上面付近をコンパクトに設計することが可能となる。
<内釜30の壁部構成の一例>
本発明において、内釜30の壁部は少なくとも、底部中央付近の平坦壁部31と、その周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部32とを含んでいることが好ましい(図示した実施形態では、外壁33が傾斜壁部32よりも急角度で立ち上がっている)。
まず、平坦壁部31が存在するが故に、ここに温度センサSを確実に当接させることができ(図1)、温度データに基づく各種制御の信頼性を高めることができる。そして、平坦壁部31の周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部32を設けているので、当該傾斜を利用して、加熱された水の対流によどみが生じるのを防ぐことができる。
図4は、この効果を説明している。図4(a)は、図1〜図3で説明した本発明の内釜30を示しており、図4(b)は、これとの比較例として、底壁全体が平坦な内釜を模式的に描いたものである。
図4(a)の本発明では、釜底に生じた気泡が傾斜面に沿ってスムーズに上方へ移動して、炊飯温度のバラツキを低く抑えることができる。これとは対照的に、図4(b)のように全体が真っ平らな底壁では、特にコーナ部に殆ど流れの無いよどみが発生し、炊きムラが生じてしまう。
傾斜壁部32の傾斜角度αは、例えば、平坦壁部31に対して10°以上20°以下である。
<他の実施形態>
(1)
図示した実施形態では、鍔部36は、その全体がほぼ均一な厚みを有していて、その上面も下方へと傾斜していた。しかし、本発明では、鍔部36の下面36aが下方へ傾斜していれば足り、上面は必ずしも傾斜している必要はない。
(2)
図示した実施形態では、フランジ部38は、内釜30の壁部上端の全周に渡って環状に形成されていた。しかし、フランジ部38は、ユーザがこれを掴んで内釜を出し入れすることができれば足りるので、全周に渡って存在している必ずしも必要は無く、部分的に形成されていてもよい。内釜および炊飯器全体としてのコンパクトさを重視する場合には、フランジ部38の大きさは、最低限度に止めることが好ましい。
10 炊飯器
20 炊飯器本体
21 炊飯器本体の内壁
22 下部加熱手段
26 載置部
27 鍔部加熱手段
30 内釜
31 平坦壁部
32 傾斜壁部
33 外壁
36 鍔部
38 フランジ部

Claims (5)

  1. 壁面に環状の鍔部を有する内釜と、当該内釜の鍔部を下方から支持する載置部を有する炊飯器本体とを備えていて、当該内釜の壁部と、炊飯器本体の内壁と、鍔部とに囲まれた断熱空間を形成している炊飯器であって、
    上記鍔部の下面は、内釜壁面から外方へ向かうにつれて下方へ傾斜し、傾斜する当該下面の先端領域が上記載置部に対して接触している、炊飯器。
  2. 上記炊飯器本体は、内釜を下方から加熱する下部加熱手段と、鍔部を加熱する鍔部加熱手段とを備えており、
    鍔部は、内釜に表示した水位線の最大水位にほぼ一致する高さ位置で、内釜の壁面に形成されている、請求項1記載の炊飯器。
  3. 上記内釜は、壁部の上端に外方へ突出するフランジ部を備えており、
    当該フランジ部の外方への最大突出量は、鍔部の突出量よりも小さい、請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 上記内釜の壁部は、底部中央付近の平坦壁部と、その周囲から上方へ向かって傾斜する傾斜壁部とを含んでいる、請求項1〜3のいずれか1つに記載の炊飯器。
  5. 上記傾斜壁部の傾斜角度は、平坦壁部に対して10°以上20°以下である、請求項4記載の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0838347A (ja) * 1994-07-29 1996-02-13 Twinbird Corp 炊飯器
JP2002065457A (ja) * 2001-04-13 2002-03-05 Hitachi Hometec Ltd 炊飯器

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