JP2002060367A - 2−ビニルシクロドデカノンの製造方法 - Google Patents
2−ビニルシクロドデカノンの製造方法Info
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- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
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Abstract
びZ体の混合物を示す。〕で表される2−エチリデンシ
クロドデカノンを、触媒の存在下で異性化し、反応物か
ら下記式(2) 【化2】 で表される2−ビニルシクロドデカノンを分取すること
を特徴とする当該2−ビニルシクロドデカノンの製造方
法。 【効果】 2−ビニルシクロドデカノンを、シクロドデ
カノンから塩素化を経由せずに簡便に高収率で製造でき
る2−エチリデンシクロドデカノンを用いて、安全性に
問題のある溶媒を使用せず、収率良く、洗浄や溶媒回収
等を含まない簡単な工程で製造することができる。
Description
ドデカノンの新規な製造方法に関する。
野においてムスク香料に分類される5−シクロヘキサデ
セン−1−オンの合成中間体である。斯かる2−ビニル
シクロドデカノンの合成法としては、2−クロルシクロ
ドデカン−1−オンにビニルマグネシウムクロリドを作
用させて2−クロル−1−ビニルシクロドデカン−1−
オールを得、これをエチル臭化マグネシウム存在下、加
熱する方法(特開昭49−49936号公報)、2−ビ
ニルシクロドデセンオキシドをルイス酸触媒の存在下、
反応させる方法(特公昭53−31147号公報)及び
シクロドデセンエポキサイドにビニルマグネシウムクロ
リドを反応させて2−ビニルシクロドデカン−1−オー
ルとし、これを酸化する方法(特公昭55−34780
号公報)等が知られている。
記載の方法は、下記反応式に示すように最終工程で発癌
性が指摘されているベンゼンを溶媒として使用している
ことから安全性上問題があり、また反応原料としてクロ
ル化物を使用しているため最終的に5−シクロヘキサデ
セン−1−オンとした際に残留する塩素化物の安全性も
懸念される。
載の方法では、水洗や溶媒回収や精製等の工程があり操
作が複雑であるという欠点がある。
載の方法は、下記反応式で示されるが、収率が低く、ま
たベンゼンを溶媒として使用することから製造上問題が
あった。
や溶媒回収等を含まず、簡易に効率よく、且つ安全に2
−ビニルシクロドデカノンを製造する方法を提供するこ
とにある。
ルシクロドデカノンを効率的に取得する方法について鋭
意検討した結果、2−エチリデンシクロドデカノンと2
−ビニルシクロドデカノンが熱的異性化平衡関係にあ
り、2−エチリデンシクロドデカノンを特定の異性化触
媒を用いて加熱することにより、短時間で異性化平衡状
態に至らしめることができること、更に反応蒸留を利用
すれば2−ビニルシクロドデカノンが効率的に得られる
ことを見出し、本発明を完成した。
びZ体の混合物を示す。〕で表される2−エチリデンシ
クロドデカノンを、触媒の存在下で異性化し、反応物か
ら下記式(2)
を特徴とする当該2−ビニルシクロドデカノンの製造方
法を提供するものである。
ノンの製造方法は、2−エチリデンシクロドデカノン
を、特定の触媒の存在下加熱することにより、短時間で
下記に示されるような、2−(E)−エチリデンシクロ
ドデカノン(1−a)、2−(Z)−エチリデンシクロ
ドデカノン(1−b)及び2−ビニルシクロドデカノン
(2)の異性化平衡状態に導き、反応物2−ビニルシク
ロドデカノンを分取することにより2−ビニルシクロド
デカノンを製造するものである。
リデンシクロドデカノン(1−a)、2−(Z)−エチ
リデンシクロドデカノン(1−b)及び2−ビニルシク
ロドデカノン(2)の存在比は、200℃から250℃
の温度範囲では、2−(E)−エチリデンシクロドデカ
ノン(1−a)が94%〜91%、2−(Z)−エチリ
デンシクロドデカノン(1−b)が5.5%〜7.9
%、2−ビニルシクロドデカノン(2)が0.5%〜
1.1%である。また、目的物の2−ビニルシクロドデ
カノン(2)は温度が高ければ高いほど平衡に達した時
の存在比が大きくなり(表1)、異性化速度は温度が高
くなればなるほど速くなる。
ら2−ビニルシクロドデカノンへの異性化は、熱エネル
ギーだけでも進行するが、その速度は極めて遅く、実施
例1に示すように、触媒を使用すると異性化速度が飛躍
的に向上する。
カノン(2)は、平衡混合物のうちで最も沸点が低い。
すなわち、これらの平均相対揮発度は、温度によって変
化するが、沸点が110℃の時、2−(E)−エチリデ
ンシクロドデカノン(1−a)を1.00とすると、2
−(Z)−エチリデンシクロドデカノン(1−b)は
1.15、2−ビニルシクロドデカノン(2)は1.4
4である。従って、蒸留塔を用いた蒸留分離によりこの
平衡を目的物である2−ビニルシクロドデカノン(2)
へ偏らせることが可能である。具体的には反応蒸留を用
い、異性化と同時に蒸留により原料の2−エチリデンシ
クロドデカノンと生成物の2−ビニルシクロドデカノン
を分離し、2−ビニルシクロドデカノンを系外へ導くこ
とにより、効率的に2−ビニルシクロドデカノンを製造
することができる。
基質である2−エチリデンシクロドデカノン自体を溶媒
として無溶媒で進行する。従って、反応後の生成物の分
離を考慮すれば、無溶媒での反応が実用的であるが、必
要に応じて、2−エチリデンシクロドデカノンより沸点
の高い炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒又は芳香族系溶
媒、例えばパラフィン、ポリエチレン、ポリエチレング
リコールジメチルエーテル、NeoSK−OIL(総研
化学社製)等の一種又は二種以上を用いることができ
る。この場合、溶媒の使用量は、2−エチリデンシクロ
ドデカノンに対して0.5倍重量〜20倍重量、特に経
済性と反応性を考慮して1倍重量〜5倍重量が好まし
い。
0℃、特に経済性と反応性を考慮して175℃〜250
℃が適当である。2−ビニルシクロドデカノンの存在比
は温度が高いほど大きくなるが、異性化反応温度が35
0℃以上だと樹脂化等の副反応を併発し好ましくない。
また、反応圧力に制限はなく、加圧、減圧を問わない
が、好ましくは減圧下で行うのがよい。
ィンの異性化に用いられる触媒が使用できるが、触媒に
よっては本反応を行う際、下記式に示すように、環内へ
の二重結合の移動又は不均化反応の一方若しくは両方の
副反応を伴う場合があることから、このような副反応を
起こさないものを選択する必要があり、斯かる観点か
ら、好ましい触媒としては、例えば、酸触媒、固体塩基
触媒、金属担持触媒、均一系金属錯体及び有機酸のアル
カリ金属塩触媒等が挙げられる。
体又はE体及びZ体の混合物を示す。〕
酸又は固体酸が挙げられ、ブレンステッド酸としては、
例えばパラトルエンスルホン酸又は硫酸、固体酸として
は、例えばシリカアルミナ、硫酸−酸化ジルコニウム、
ニオブ酸等が挙げられる。尚、固体酸触媒は粉末でも成
型したものでもよい。斯かる触媒の使用量は、原料の2
−エチリデンシクロドデカノンに対して0.1重量%〜
50重量%で、特に経済性と反応性を考慮すると1重量
%〜20重量%とすることが好ましい。
ルカリ土類金属の水酸化物や炭酸塩を担体に担持した担
持触媒が挙げられる。ここで担体としては、シリカゲ
ル、アルミナ、炭素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等
が挙げられる。斯かる担持触媒の具体例としては、シリ
カゲル又は酸化ジルコニウムに水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セシウム、水酸化
ルビジウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ルビジ
ウム、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウムの水溶
液を混合後焼成することで得られる水酸化ナトリウム−
酸化ジルコニウム、水酸化カリウム−酸化ジルコニウ
ム、水酸化リチウム−酸化ジルコニウム、水酸化セシウ
ム−酸化ジルコニウム触媒、水酸化ルビジウム−酸化ジ
ルコニウム触媒、水酸化カルシウム−酸化ジルコニウム
触媒、水酸化バリウム−酸化ジルコニウム触媒、炭酸ナ
トリウム−酸化ジルコニウム触媒、炭酸カリウム−酸化
ジルコニウム触媒、炭酸セシウム−酸化ジルコニウム触
媒、炭酸ルビジウム−酸化ジルコニウム触媒、炭酸水素
ナトリウム−酸化ジルコニウム触媒、炭酸水素カリウム
−酸化ジルコニウム触媒、水酸化ナトリウム−シリカゲ
ル、水酸化カリウム−シリカゲル、水酸化リチウム−シ
リカゲル、水酸化セシウム−シリカゲル触媒、水酸化ル
ビジウム−シリカゲル触媒、水酸化カルシウム−シリカ
ゲル触媒、水酸化バリウム−シリカゲル触媒、炭酸ナト
リウム−シリカゲル触媒、炭酸カリウム−シリカゲル触
媒、炭酸セシウム−シリカゲル触媒、炭酸ルビジウム−
シリカゲル触媒や炭酸水素ナトリウム−シリカゲル触
媒、炭酸水素カリウム−シリカゲル触媒等が挙げられ
る。アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物や炭酸
塩の担持量は、0.1重量%〜50重量%、反応性を考
慮すれば0.1重量%〜10重量%が好ましい。これら
の触媒を焼成する時の焼成温度は100℃〜1000
℃、反応性を考慮して200℃〜700℃が好ましく、
この焼成は減圧下または不活性ガス気流下または乾燥空
気気流下のいずれでもよい。
触媒の他に、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化
チタン等の金属酸化物が挙げられる。尚、当該金属酸化
物、例えば酸化マグネシウムは、市販の酸化マグネシウ
ムや水酸化マグネシウムを一般的な方法で焼成して反応
に供される。斯かる固体塩基触媒の使用量は、原料の2
−エチリデンシクロドデカノンに対して0.1重量%〜
50重量%で、特に経済性と反応性を考慮すると1重量
%〜20重量%とすることが好ましい。また、斯かる固
体塩基触媒を使用する際は、反応選択性を向上させる目
的で分子量100以上のアルコールを反応系内に加える
ことができる。使用するアルコールは分子量が100以
上であれば特に限定されず、例えばポリエチレングリコ
ール200、ポリエチレングリコール400、ポリエチ
レングリコール600、ミオイノシトール、1,1,1
−トリス(ヒドロキシメチル)エタン等が挙げられ、ま
た数種類のアルコールを混合してもよい。このうち、経
済性と反応性を考慮すると、特にポリエチレングリコー
ルが好ましい。尚、アルコールの使用量は、2−エチリ
デンシクロドデカノンに対して0.1重量%〜200重
量%、特に好ましくは0.5〜50重量%である。
UPAC勧告1997)遷移金属7、8及び9に属する
金属、好ましくはルテニウム、レニウム又はロジウム、
より好ましくはルテニウム又はレニウムを、アルミナ、
シリカゲル、炭素、チタン酸化物等に担持したものが挙
げられる。また、金属の担体への担持率は、0.1重量
%〜20重量%で、特に経済性と反応性を考慮すると1
重量%〜7重量%とすることが好ましい。金属担持触媒
の使用量は、原料の2−エチリデンシクロドデカノンに
対して0.1重量%〜50重量%で、特に経済性と反応
性を考慮すると1重量%〜20重量%とすることが好ま
しい。
用いることもでき、例えばルテニウム担持体を酸化処理
してなる触媒として、シリカゲルにルテニウムを担持し
た後、空気または酸素で処理した触媒があげられる。ル
テニウム−シリカ触媒を酸化処理する時の酸化処理温度
は10℃から500℃で特に20℃から250℃が好ま
しい。処理時間は温度や酸素濃度によって異なるが0.
5時間から720時間、特に1時間から240時間が好
ましい。ルテニウムの担体への担持率は0.1重量%〜
20重量%で、特に経済性と反応性を考慮すると1重量
%〜7重量%とすることが好ましい。当該触媒の使用量
は、金属担持触媒の場合と同様である。
あっても粉末であってもよい。また上記触媒は単独で
も、複数を混合して使用してもよい。
ムホスファイト錯体、ルテニウムホスフィン錯体、ロジ
ウムホスファイト錯体、ロジウムホスフィン錯体等が挙
げられる。斯かる均一系金属錯体は、[MX2(Y)]2
錯体を原料として調製できる。ここで、Mは金属を示
し、Xはハロゲン原子を示し、Yはアレン化合物を示
す。このうち、ハロゲン原子は塩素、臭素又は沃素のい
ずれでもよいが、経済性と反応性を考慮し、塩素又は臭
素が好ましい。Yのアレン化合物としてはパラシメン、
キシレン、ベンゼン等が挙げられる。すなわち、[MX
2(Y)]2を窒素下でアセトニトリル又はベンゾニトリ
ルの溶媒存在下に配位子としてホスフィン又はホスファ
イト類を1〜20倍モル、好ましくは2〜10倍モル加
え加熱攪拌し、淡黄色の均一な触媒溶液を得る。配位子
としてはトリフェニルホスフィン、トリフェニルホスフ
ァイト、ビスジフェニルホスフォニルアルカン((P
h)2P(CH2)nP(Ph)2,n=2〜6)やビスア
リルホスファイト類((PhO)2PO(CH2)nOP
(OPh)2,n=2〜6)を用いることができる(こ
こで、Phはフェニル基、OPhはフェノオキシ基を示
す)。調製温度は50℃〜300℃、好ましくは100
℃〜250℃とする。触媒の調製時間は0.1〜10時
間、好ましくは0.1時間〜3時間とする。このように
して得られた触媒溶液を、そのまま或いは溶媒を除去し
た物を異性化反応に用いる。均一系金属錯体の使用量
は、原料の2−エチリデンシクロドデカノンに対して
0.01重量%〜10重量%で、特に経済性と反応性を
考慮すると0.1重量%〜5重量%以下とすることが好
ましい。
する有機酸としては、脂肪族系であっても芳香族系であ
っても良く、例えば脂肪族系では、酢酸、プロピオン
酸、デカン酸、ナフテン酸等が挙げられるが、何ら限定
されるものではない。アルカリ金属としては、ナトリウ
ム、カリウム、セシウム、ルビジウム等の水酸化物や炭
酸塩を用いることができる。有機酸のアルカリ金属塩触
媒は有機酸と同モルのアルカリ金属の水酸化物または炭
酸塩を、水あるいはメタノールやエタノール等のアルコ
ール系有機溶媒中で混合することにより調製できる。こ
のようにして得られた触媒溶液を、そのままあるいは溶
媒を除去して異性化反応に用いる。有機酸のアルカリ金
属塩触媒の使用量は、原料の2−エチリデンシクロドデ
カノンに対して0.001重量%〜2重量%とすること
が好ましい。
より、2−エチリデンシクロドデカノンを異性化した
後、反応物から蒸留等により2−ビニルシクロドデカノ
ンを分取することもできるが、異性化と同時に反応蒸留
装置を用いた蒸留により2−ビニルシクロドデカノンを
他2成分と分離して系外に導くことにより、効率的に2
−ビニルシクロドデカノンを製造することができる。反
応蒸留装置は、一般的な蒸留精製用の蒸留装置を持った
反応釜を有する構造を備え、原料の2−エチリデンシク
ロドデカノンと生成物の2−ビニルシクロドデカノンと
を分離できるものであれば特に限定されるものではな
く、例えば、図1に示したような触媒が入った反応槽と
ベトリューク式の連続蒸留塔を組み合わせたもの、図2
のように触媒が入った反応槽と連続蒸留塔を複数組み合
わせたもの、或いは図3のような触媒が入った反応槽と
蒸留塔が一体となった反応装置が挙げられる。
使用され得るものであれば特に制限はなく、例えばヘリ
パック、ポールリング、スルザーパッキング等を使用す
ることができ、特に経済性を考慮するとポールリングが
より好ましい。
性化反応温度によって異なるが、13パスカル〜133
00パスカルの範囲で、特に反応性を考慮に入れると1
3パスカル〜5320パスカルが望ましい。また、蒸留
塔の段数が60以上であれば目的物の2−ビニルシクロ
ドデカノンと2−エチリデンシクロドデカノンをほぼ完
全に分離することができるが、60段以下の場合は完全
分離ができないため、反応蒸留と精製蒸留を別々に行っ
てもよい。
明する。
合成 攪拌用回転子を入れた30mlの反応用丸底フラスコに
温度計を取付ける。この丸底フラスコに2−エチリデン
シクロドデカノン10g(純度99.2%)と下記表に
示した触媒を0.10g入れ、反応容器内を窒素置換後
200℃に加熱攪拌し反応を行う。2.5、5、10、
20、40,80、160分後にサンプリングを行いガ
スクロマトグラフィー分析(カラム:HP−5,30m
×0.32mm×0.25μm、昇温条件:150℃−
2℃/分−230℃)を行う。ガスクロマトグラフィー
分析により目的物である2−ビニルシクロドデカノンと
他の2成分である2−(Z)−エチリデンシクロドデカ
ノンと2−(E)−エチリデンシクロドデカノンの計3
成分が異性化平衡状態になるまでの時間を調べた。ま
た、比較例として触媒を使用しない、熱だけで異性化し
た時の結果も下記表2に示した。
スク社製 2)シリカアルミナ:富士シリシア社製 3)硫酸−酸化ジルコニウム:ジャパンエナジー社製 4)3%水酸化ナトリウム−シリカゲル、3%水酸化カ
リウム−シリカ:50mlのビーカーに0.2gの水酸
化ナトリウム又は水酸化カリウムと9.8mlの水を入
れて2%水溶液を調製し、これにナカライテスク社製の
シリカゲル7.0gを加え、これを電気炉に入れて50
0℃、2700パスカルの減圧下で3時間焼成して製し
た。 5)酸化マグネシウム:関東化学社製 6)5%レニウム−シリカゲル、5%ルテニウム−シリ
カゲル、5%ルテニウム−シリカゲル−酸化物:エヌ・
イーケムッキャト社製 7)[RuClP(OPh)2(p−cymene)
(PhCN)]Cl:温度計と攪拌装置のついた200
ml丸底反応フラスコにジ−μ−クロル−ビス[(p−
シメン−2−イル)ルテニウム(II)クロライド]
0.15gを仕込み窒素でフラスコ内を置換後ベンゾニ
トリル10mlとトリフェニルホスファイト0.31g
を仕込み、攪拌しながら190℃で10分加熱後、溶媒
を減圧下で除去し触媒の粉末を製した(0.45g)。 8)ナフテン酸セシウム:200mlの反応フラスコに
炭酸セシウム5.487g(セシウム33.68mM)
を入れ、50mlのメタノールを加えて溶解する。これ
に10gのナフテン酸(三井油化社製:NSA−18
5)を含む50mlメタノール溶液を滴下ロートより徐
々に加える。このようにして、ナフテン酸セシウムのメ
タノールの均一溶液を得る。
合成 攪拌用回転子を入れた500mlの反応用丸底フラスコ
に温度計と直径25mmで高さ550mmのガラス管に
20段相当のスルザーラボパッキング(住友重機械工業
社製)を充填した蒸留塔を取付ける。この丸底フラスコ
に2−エチリデンシクロドデカノン150g(純度9
9.2%)とシリカアルミナ触媒を7.5g(5重量
%、富士シリシア社製)入れ、減圧下加熱攪拌し反応蒸
留を行う。丸底フラスコ内の液温が200℃前後になる
ように蒸留塔塔頂の減圧度を5×10 3パスカル前後に
調整する。液体が蒸留塔塔頂に上がってから1時間、蒸
留塔内の物質組成を安定化させるために全還流を行う。
その後1時間に8g前後の割合で反応物を流出させる。
反応生成物である留出物中には目的物である2−ビニル
シクロドデカノンがおよそ20重量%と2−(Z)−エ
チリデンシクロドデカノンがおよそ25重量%および2
−(E)−エチリデンシクロドデカノンがおよそ55重
量%含まれている。この反応生成物を直径25mmで高
さ550mmのガラス管に20段相当のスルザーラボパ
ッキングを充填した蒸留塔と温度計を付けた200ml
の丸底フラスコに入れ、2−ビニルシクロドデカノンと
それ以外に分留する。2−(Z)−エチリデンシクロド
デカノンと2−(E)−エチリデンシクロドデカノンは
原料として再利用できることから、前記した蒸留塔を付
けた500mlの反応用丸底フラスコに戻し反応蒸留を
続ける。
物である2−ビニルシクロドデカノンと、原料として再
利用できる2−(Z)−エチリデンシクロドデカノンと
2−(E)−エチリデンシクロドデカノンとに分け、後
者の2成分のリサイクルを繰り返すことにより2−ビニ
ルシクロドデカノンを110g(理論収率73%)得る
ことができた。
データ1 H−NMR(500MHz,CDCl3,ppm):
5.80(1H,ddd,J=8.3,10.2,1
7.3Hz),5.14(1H,dt,17.3,1.
1),5.09(1H,dm,10.2),3.37
(1H,ddd,3.3,8.3,10.7),2.5
7(1H,ddd,3.3,7.4,15.7),2.
42(1H,ddd,3.5,10.7,15.7),
1.96(1H,m),1.82(1H,m)1.61
(1H,m),1.47(1H,m),1.42−1.
19(14H,m)
l3,ppm): 212.29(s),136.88(d),116.6
9(t),55.81(d),38.24(t),3
0.23(t),25.42(t),24.90
(t),24.61(t),24.49(t),24.
22(t),23.16(t),22.28(t),2
2.20(t)
864,1709,1633,1469,1444,1
414,1360,994,917
8),193(3),179(9),165(21),
151(17),137(21),123(15),1
11(41),98(100),81(72),67
(83),55(100),41(84)
カノンの物理データ1 H−NMR(500MHz,CDCl3,ppm):
5.72(1H,q,J=7.4Hz),2.63(2
H,m),2.34(2H,t,5.9),1.78
(3H,d,7.4),1.75(2H,m),1.4
2−1.18(14H,m)
l3,ppm): 208.20(s),143.30(s),129.0
7(d),40.58(t),34.17(t),2
5.78(t),25.70(t),25.38
(t),25.05(t),24.89(t),24.
88(t),23.03(t),22.67(t),1
5.38(q)
863,1695,1668,1468,1444,1
384,1367
00),193(39),175(10),165(1
7),151(31),137(55),123(6
5),109(74),95(77),81(73),
67(72),55(84),41(66)
カノンの物理データ
ppm):6.65(1H,q,J=6.9Hz),
2.68(2H,m),2.42(2H,t,5.
9),1.86(3H,d,6.9),1.67(2
H,m),1.42−1.18(14H,m)
l3,ppm):204.66(s),142.29
(s),136.83(d),38.39(t),2
6.45(t),26.41(t),24.81
(t),24.41(t),24.31(t),24.
29(t),23.75(t),23.06(t),2
2.65(t),14.78(q)
863,1665,1639,1468,1444,1
384,1266,1237
00),193(49),175(15),165(2
8),151(55),137(89),123(9
3),109(92),95(89),81(82),
67(82),55(92),41(75)
合成 シリカアルミナ触媒に代えて2%水酸化ナトリウム水溶
液10gにシリカ7.0gを浸析後2.7×103パス
カルの減圧下500℃で3時間焼成した触媒を使用する
以外実施例2と同様の方法を用い、2−ビニルシクロド
デカノンを128.7g(理論収率85.8%)得るこ
とができた。
合成 高沸点の溶媒として融点が42℃から44℃のパラフィ
ン(常圧で沸点が約370℃)を150g入れる以外実
施例3と同様の方法を用い、2−ビニルシクロドデカノ
ンを109.2g(理論収率72.8%)得ることがで
きた。高沸点の溶媒を使用することにより沸点上昇が起
こり、結果として蒸留塔塔頂の減圧度が2.7×103
パスカルになる。
合成 シリカアルミナ触媒に代えて酸化マグネシウム(関東化
学社製)を触媒として使用する以外実施例2と同様の方
法を用い、2−ビニルシクロドデカノンを30g(理論
収率20%)得ることができた。
合成 反応選択性を向上させる目的でポリエチレングリコール
400(ナカライテスク社製)を原料に対して5重量%
添加する以外実施例5と同様の方法を用い、2−ビニル
シクロドデカノンを119.4g(理論収率79.6
%)得ることができた。
合成 シリカアルミナ触媒に代えてシリカゲルに5%ルテニウ
ムを担持した触媒(エヌ・イーケムキャット社製)を使
用する以外実施例2と同様の方法を用い、2−ビニルシ
クロドデカノンを136.6g(理論収率91.1%)
得ることができた。
合成 シリカアルミナ触媒に代えてシリカゲルに5%ルテニウ
ムを担持後酸化処理した触媒(エヌ・イーケムキャット
社製)を使用する以外実施例2と同様の方法を用い、2
−ビニルシクロドデカノンを136g(理論収率90.
7%)得ることができた。
合成 シリカアルミナ触媒に代えて実施例1で調整法を記載し
た[RuClP(OPh)2(p−cymene)(P
hCN)]Cl触媒を使用する以外実施例2と同様の方
法を用い、2−ビニルシクロドデカノンを90g(理論
収率60%)得ることができた。
の合成 シリカアルミナ触媒に代えて実施例1で調整法を記載し
たナフテン酸セシウム触媒のメタノール溶液を使用する
以外実施例2と同様の方法を用い、2−ビニルシクロド
デカノンを142g(理論収率94.7%)得ることが
できた。
Kを用いた共役ケトンから非共役のケトンへの異性化反
応を用いて、2−エチリデンシクロドデカノンから2−
ビニルシクロドデカノンへの異性化を試みた。すなわ
ち、テトラヒドロフラン(15ml)にt−BuOKを
1.12g(0.01モル)を溶解後、これに2−エチ
リデンシクロドデカノン2.08g(0.01モル)を
入れ室温で30分間撹伴後、反応混合物を15mlの塩
化アンモニウム水溶液上に注いだ。通常の仕上げ処理後
粗生成物を2.10g得た。この中に20%の2−ビニ
ルシクロドデカノンを含有していた。この結果、収率2
0%で2−ビニルシクロドデカノンは得られるものの、
前述した不均化反応生成物が主生成物(80%)とな
り、またt−BuOKを基質と等モル使用することか
ら、当該方法は2−ビニルシクロドデカノンの製造には
適さないと判断された。
結合の異性化方法に基づき、2−エチリデンシクロドデ
カノンから2−ビニルシクロドデカノンへの異性化を試
みた。すなわち、2−エチリデンシクロドデカノンをパ
イレックス(登録商標)の反応容器に入れ、セン特殊光
源社製の高圧水銀ランプ(波長は不連続で約250nm
〜580nm)を使用して光を2時間照射する。この時
の反応容器内の温度は約200℃〜240℃である。室
温まで冷却後、反応生成物のガスクロマトグラフィー分
析(カラム:HP−5,30m×0.32mm×0.2
5μm、昇温条件:150℃−2℃/分−230℃)を
行う。2−ビニルシクロドデカノンと2−(Z)−エチ
リデンシクロドデカノンと2−(E)−エチリデンシク
ロドデカノンとその他未同定化合物の比は0.16:4
4.66:52:3.18であった。その結果、反応時
間2時間で2−ビニルシクロドデカノンは0.16%し
か生成せず、当該方法は2−エチリデンシクロドデカノ
ンから2−ビニルシクロドデカノンへの異性化において
は効率が悪く、2−ビニルシクロドデカノンの製造には
適さないと判断された。
シクロドデカノンを、シクロドデカノンから塩素化を経
由せずに簡便に高収率で製造できる2−エチリデンシク
ロドデカノンを用いて、安全性に問題のある溶媒を使用
せず、収率良く、洗浄や溶媒回収等を含まない簡単な工
程で製造することができる。
塔を組み合わせた反応蒸留装置の概略図である。
た反応蒸留装置の概略図である。
留装置の概略図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 〔式中、波線は二重結合がE体若しくはZ体又はE体及
びZ体の混合物を示す。〕で表される2−エチリデンシ
クロドデカノンを、触媒の存在下で異性化し、反応物か
ら下記式(2) 【化2】 で表される2−ビニルシクロドデカノンを分取すること
を特徴とする当該2−ビニルシクロドデカノンの製造方
法。 - 【請求項2】 2−ビニルシクロドデカノンの分取を、
反応蒸留により行うものである請求項1記載の2−ビニ
ルシクロドデカノンの製造方法。 - 【請求項3】 触媒が、酸触媒、固体塩基触媒、金属担
持触媒、均一系金属錯体及び有機酸のアルカリ金属塩触
媒よりなる群から選ばれた1種又は2種以上である請求
項1又は2記載の2−ビニルシクロドデカノンの製造方
法。 - 【請求項4】 酸触媒が、ブレンステッド酸及び/又は
固体酸である請求項3記載の2−ビニルシクロドデカノ
ンの製造方法。 - 【請求項5】 固体塩基触媒が、アルカリ金属若しくは
アルカリ土類金属の水酸化物又は炭酸塩を担体に担持し
た担持触媒及び/又は金属酸化物である請求項3記載の
2−ビニルシクロドデカノンの製造方法。 - 【請求項6】 金属担持触媒が、ルテニウム若しくはレ
ニウムの担持体又はルテニウム担持体を酸化処理してな
るものである請求項3記載の2−ビニルシクロドデカノ
ンの製造方法。 - 【請求項7】 均一系金属錯体が、ルテニウムホスフィ
ン錯体又はルテニウムホスファイト錯体である請求項3
記載の2−ビニルシクロドデカノンの製造方法。
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