JPS5926607B2 - シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ - Google Patents

シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ

Info

Publication number
JPS5926607B2
JPS5926607B2 JP50144268A JP14426875A JPS5926607B2 JP S5926607 B2 JPS5926607 B2 JP S5926607B2 JP 50144268 A JP50144268 A JP 50144268A JP 14426875 A JP14426875 A JP 14426875A JP S5926607 B2 JPS5926607 B2 JP S5926607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
hydrogen atom
single bond
formula
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50144268A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5268112A (en
Inventor
武郎 細貝
文男 森
卓司 西田
副二 相原
孝志 大西
祐章 大村
芳司 藤田
富美夫 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP50144268A priority Critical patent/JPS5926607B2/ja
Priority to DE2660600A priority patent/DE2660600C2/de
Priority to DE2660599A priority patent/DE2660599C2/de
Priority to DE2653646A priority patent/DE2653646C2/de
Priority to GB15775/77A priority patent/GB1515077A/en
Priority to GB49698/76A priority patent/GB1515076A/en
Priority to FR7636260A priority patent/FR2338238A1/fr
Priority to CH1513776A priority patent/CH617652A5/fr
Priority to FR7714104A priority patent/FR2351936A1/fr
Priority to FR7714103A priority patent/FR2361322A1/fr
Publication of JPS5268112A publication Critical patent/JPS5268112A/ja
Priority to US05/818,875 priority patent/US4179579A/en
Priority to US06/016,195 priority patent/US4222963A/en
Priority to CH967579A priority patent/CH621536A5/fr
Publication of JPS5926607B2 publication Critical patent/JPS5926607B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式〔1〕 (式中X,およびX2はともに水素原子であるかまたは
一方が水素原子であり、他方はZ1と一緒になつて単結
合を表わし、Z1はX1もしくはX2と一緒になつて単
結合を表わすかまたは水素原子もしくは水素基であり、
R1は水素原子または低級アルキル基であり、X3およ
びX4はともに水素原子であるかまたは一方が水素原子
であり、他方はZ2と一緒になつて単結合を表わし、Z
2はX3もしくはX4と一緒になつて単結合を表わすか
または水素原子であり、R2は水素原子または低級アル
キル基であり、nはOまたは1である)5で表わされる
新規なアリル型アルコールの製造方法に関する。
一般式〔1〕で表わされるアリル型アルコール(以下、
これを「アリル型アルコール〔1〕」と記す)それ自体
香料として使用できるばかりでなく、香料、化粧品基材
、医薬、農薬などの製造中間体として有用な物質である
本発明によれば、一般式〔〕 (式中Xl,X2、X3,X4、Rl.R2、Zl,Z
2およびnは一般式〔I〕におけるそれらと同じ意味を
有し、HalO.はハロゲン原子である)で表わされる
ハロゲン化合物(以下、これを「・・ロゲン化合物〔月
と記す)をアルカリ縮合剤の存在下にタンチルオキサイ
ドにより容易に製造される。
この・・ロゲン化合物〔〕とタンチルオキサイドとの縮
合反応においては、通常、一般式〔〕(式中X1・ X
2・ X3・ X4・ R1・ R2・ Z1・ Z2
およびnは一般式〔I〕におけるそれらと同じ意味を有
する)で表わされるα・β一不飽和ケトン(以下、これ
を「α・β一不飽和ケトン〔〕と記す)が併産されるが
、α・β゛不飽和ケトン〔〕は容易にβ・γ一不飽和ケ
トン〔〕に異性化することが見出された。
したがつてハロゲン化合物〔〕とタンチルオキサイドと
の縮合反応により併産物として得られたα・β一不飽和
ケトン〔〕の少くとも一部を酸性触媒の存在下に加熱し
てβ・γ−不飽和ケトン〔〕に異性化し、これをビニル
グリニヤール試薬と反応させるかまたはエチニル化反応
後部分水素添加することによつて増加量のアリル型アル
コール〔I〕を得ることができる。また、β・γ一不飽
和ケトン〔〕のビニルグリニヤール試薬との反応または
エチニル化反応においてもその反応条件によつてはα・
β一不飽和ケトン〔〕を副生することがあるが、この副
生α・β一不飽和ケトン〔〕も所望により酸性触媒の存
在下に加熱してβ・γ一不飽和ケトン〔〕に異性化し、
これをビニルグリニヤール試薬と反応させるかまたはエ
チニル化反応後部分水素添加することによりアリル型ア
ルコール〔I〕とすることができる。本発明により提供
される新規なアリル型アルコール〔I〕の好ましい例と
しては次の化合物を挙げることができる。
ただし下記の構造式は化合物の立体構造を特定すること
を意図するものではない。4−イソプロペニル一3−メ
チル= 1−オクテン− 3 −オーノレ4−イソプロ
ペニル一 3 ・ 7 −ジメチル−1−オクテン−
3−オール4−イソプロペニル一 3 ・ 7 −ジメ
チル−1 ・6−オクタジエン−3−オール4−イソプ
ロペニル一3 ・7ージメチル一1 ・7ーオクタジエ
ン一 3−オール4−イソプロペニル一3 ・ 7 −
ジメチル−1 ・6−ノナジエン一3−オール4−イソ
プロペニル一3・7・11−トリメチルドデカ−1−エ
ン一3−オール4−イソプロペニル〜3・7・1エート
リメチルドデカ一1 ・ 6 ・10−トリエン一3−
オール4−イソプロペニル一 3 ・ 7 ・11−ト
リメチルドデカ−1・10−ジエン一 3 −オール4
−イソプロペニル一 3 ・ 7 ・11−トリメチル
ドデカ−1 ・ 6 −ジエン一3 −オール4−イソ
プロペニル一3・ 11−ジメチルーJ■■−オーノレ
4−イソプロペニル一3・7・11−トリメチルドデカ
−1−エン一3 ・11−ジオールこれらのアリル型ア
ルコール類のなかでも、下記の一般式〔1a〕(式中、
点線はこれによつて指示した位置のいずれかに2重結合
が存在していてもよいことを示し、nはOまたは1であ
る)に包括される化合物群は、たとえば加熱異性化する
ことにより、ビタミンBの製造中間体であるイソフイト
ールあるいは化粧品基剤であるスクワランの合成原料と
して有用な下記の不飽和ケトン〔V〕に容易に変換され
るのでとくに重要である。
アリル型アルコール〔1〕のうち、上記の一般式〔1a
〕に包含されない化合物も、むろん上記と同様に処理し
てそれぞれ対応する鎖状の不飽和ケトンに導くことがで
きる。従来用いられているテルペノイド化合物の代表的
な製造方法は下記の例によつて示すように反応工程が長
く、かつC3伸長剤として高価なジケテンまたはイソプ
ロペニルエーテルを用いるため製造コスト中に占める伸
長剤の割合が大きいという問題点を含んでいる。
本発明の方法およびこれによつて製造される新規なアリ
ル型アルコール〔1〕を用いるならば、すでに説明した
ところから理解できるように、従来法によつて製造され
る化合物と同一もしくは類似の化合物を短縮された反応
工程および安価な製造コストで製造することが可能であ
る。
次に本発明の方法をより詳しく説明する。
ハロゲノ比合物〔〕とタンチルオキサイドとをアルカリ
縮合剤の存在下に反応させてβ・γ−不飽和ケトン〔〕
を製造するにあたつては、有機ハロゲン化合物とケトン
との縮合反応により置換ケトンを製造する方法として知
られている方法、たとえば下記の(A、(B)および(
C)の方法を用いることができる。
(八 液体アンモニア中、アルカリアミドの存在下に有
機ハロゲン化合物とケトンとを縮合させる方法(特公昭
40−19091号公報および同40−22173号公
報参照)。
(ト)非水系でアルカリ縮合剤およびアミン触媒または
ホスホニウム触媒の存在下に有機ハロゲン化合物とケト
ンとを反応させる方法。
(特公昭40−22251号公報および特開昭50−9
6514号公報参照。なお特公昭40−22251号公
報明細書中、プレニルクロライドとタンチルオキサイド
との反応例を示した実施例67ではケトンのメチル基側
で縮合が起つた2・8−ジメチル−2・7−ノナジエン
−4一オンが収率75%で得られているが、本発明者ら
がこの実施例67を詳細に追試した結果、2・8−ジメ
チル−2・7−ノナジエン−4−オンの収率は高々5%
ぐらいであり、3−イソピロピリデン−6−メチル−5
−ヘプテン−2−オンと3−イソプロペニル−6−メチ
ル−5−ヘプテン−2−オンとの合計収率が70%以上
であつた)。
(C)含水系でアルカリ縮合剤および触媒(アミン触媒
、四級アンモニウム塩触媒またはホスホニウム塩触媒)
の存在下に有機・・ロゲン化合物とケトンとを反応させ
る方法。
(特開昭50一37713号公報および同50−965
14号公報参照)。これらの方法のうち、工業的に採用
する方法として■B)および(Qの方法が好ましく、(
C)の方法がとくに好ましい。
方法]と方法(0とを比較した場合、方法(C)は一般
に反応速度が速いことに加えてアルカリ縮合剤を固体の
ままで使用しなくてよいため反応の再現性、作業環境が
すぐれるなどの利点を有する。ハロゲン化合物〔■〕と
メシチルオキサイドとの縮合反応を実施するにあたつて
は、上記のごとき公知の方法におけると同様の反応条件
を採用することができるが、好ましい方法(B)および
(0について簡単に説明すると、アルカリ縮合剤として
は水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを使用するこ
とが好ましく、その使用量はー・ロゲン化合物〔■〕の
仕込量に対して等モルから約10倍モルまでの範囲が好
ましく、約1.5倍から約4倍モルまでが特に好ましい
触媒として1級アミン、2級アミン、3級アミン、これ
らのアミンの塩、4級アンモニウム塩およびホスホニウ
ム塩が使用可能であり、なかでも4級アンモニウム塩お
よびホスホニウム塩が特に好ましい。
推奨される触媒の具体例としてはテトラブチルアンモニ
ウムクロライド、トリメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド、トリメチルラウリルアンモニウムクロライド、
トリメチルセチルアンモニウムクロライド、トリメチル
ステアリルアンモニウムクロライド、トリメチルステア
リルアンモニウムプロマイド、ジメチルジシクロヘキシ
ルホスホニウムクロライド、メチルトリシクロヘキシル
ホスホニウムクロライド、エチルトリシクロヘキシルホ
スホニウムクロライド、エチルトリシクロヘキシルホス
ホニウムブロマイド等が挙げられる。
触媒量は用いる触媒の種類にもよるが丁般にー・ロゲン
化合物〔■〕の仕込み量に対して約0.001モル%か
ら約20モル%までの範囲、好ましくは約0.005モ
ル%から約2.0モル%までの範囲内がよい。前記の方
法(0を採用する場合、アルカリ縮合剤を水溶液のかた
ちで反応系に供給することが好ましく、該アルカリ縮合
剤水溶液中のアルカリ縮合剤濃度は約40重量%から約
65重量%までの範囲が好適である。
方法(3)および(01ICおいて反応温度はO℃〜1
00℃の範囲内で任意に選びうるが、反応速度、選択率
の面からみて約20゜Cから約70℃までの温度が特に
好ましい。
反応所要時間は触媒の種類、触媒濃度、アルカリ縮合剤
の量などにより異なるが、たとえばアルカリ縮合剤の量
が・・ロゲ7化合物〔■〕に対して等モル程度の場合に
は約10〜30時間、アルカリ縮合剤の量がハロゲン化
合物〔■〕に対して約1.5〜4倍モルの場合には約1
〜10時間で反応は終了する。
一・ロゲン化合物〔■〕とメシチルオキサイドとの縮合
反応においては通常一般にβ・γ一不飽和ケトン〔■〕
とともにα・β一不飽和ケトン〔■〕が生成するが、両
者は所望により精密蒸留することによつて容易に分離す
ることができる。
そしてα・β一不飽和ケトン〔■〕を酸性触媒の存在下
に加熱すれば、α・β一不飽和ケトン〔■〕はβ・γ一
不飽和ケトン〔■〕に異性化する。β・γ一不飽和ケト
ン〔■〕はα・β一不飽和ケトン〔■〕よりも低沸点で
あるので、両者の混合物をα・β一不飽和ケトン〔■〕
の異性化反応条件下加熱蒸留することによりβ・γ一不
飽和ケトン〔■〕のみを連続的に取り出すことも可能で
ある。ただし反応効率からみてハロゲン化合物〔■〕と
メシチルオキサイドとの縮合反応におけるβ・γ一不飽
和ケトン〔■〕/α・β一不飽和ケトン〔■〕の生成比
を大きくすることが好ましい。本発明者らの研究によれ
ば、ハロゲン化合物〔■〕とメシチルオキサイドとの縮
合反応においZ3て反応温度が高い場合、あるいは過剰
のアルカリ縮合剤の存在下に長時間反応を続けた場合に
は一度生成したβ・γ一不飽和ケトン〔■〕が系内でα
・β一不飽和ケトン〔■〕に逆異性化する。
たとえばプレニルクロライド5.Oモルとメシチルオキ
サイド10molを水酸化ナトリウム7.5molの5
5重量%水溶液中でトリメチルステアリルアンモニウム
クロライド24.2fの存在下32〜35℃で反応させ
ると反応時間1.5時間でのプレニルクロライドの転化
率は55%で、3−イソブロペニル−6−メチル−5−
ヘプテン−2−オン対3−イソプロピリデン−6−メチ
ル−5−ヘプテン−2−オンの生成比は90対10であ
るが、3,5時間後ではブレニルクロライドの転化率は
84%で、上記生成比は78対22となり、更に5時間
後ではプレニルクロライドの転化率は93%となるが、
上記生成比は77対23となつた。したがつて縮合反応
をー・ロゲン化合物〔■〕の転化率が約70〜80%に
達したときに停止するこ洟カ縮合反応の反応効率を高く
するうえで有効である。なお、α・β一不飽和ケトン〔
■〕をβ・γ−不飽和ケトン〔■〕に異性化する際の酸
性触媒としては、異性化後の蒸留分離または異性化と同
時の蒸留分離を考えた場合、β・γ一不飽和ケトン〔■
〕の沸点よりも高い沸点を有する酸を用いることが好ま
しく、このような酸としてはたとえばベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、ラウリルスルホン酸など
の脂肪族または芳香族スルホン酸、p−トルイル酸、4
−ニトロ−m−卜ルイル酸、4−ヒドロキシ安息香酸、
バニリン酸、4−ニトロイソフタル酸、シクロヘキサン
カルボン酸のごとき異原子を含むことができるモノ環状
、芳香族または脂環式のモノカルボン酸、ジカルボン酸
またはポリカルボン酸、あるいはアジピン酸、1・2−
ジヒドロキシステアリン酸、ベンジル酸、p−ニトロ桂
皮酸、ジグリコール酸のごときヒドロキシル化および/
またはフエニル置換されてもよい飽和または不飽和の脂
肪族またはヘテロ脂肪族モノカルボン酸、ジカルボン酸
またはポリカルボン酸、あるいはインドール酪酸、1・
2−ジアミノシクロヘキサン四酢酸のごとき脂肪族また
は芳香族アミノ酸、あるいはメタリン酸、フエニルホス
フイン酸のごとき無機酸が挙げられる。酸性触媒の量は
種類によつても異なるが、例えばスルZ4ホン酸類を使
用する場合、α・β一不飽和ケトン〔■〕に対してO.
01〜0.1モル%、他のカルボン酸を使用する場合は
α・β一不飽和ケトン〔■〕に対してO.1〜20モル
%、特に好ましくは約4〜8モル%の濃度で使用される
異性化反応温度は約80℃から約200℃までの温度が
よい。この様にして得られた化合物〔■〕は公知の方法
を用いて、ビニルグリニャール試薬と反応させるかエチ
ニル化反応後水素添加することによりアリル型アルコー
ル〔1〕に誘導することができる。ビニルグリニヤール
試薬を用いる反応は、例えばテトラヒドロフラン(以下
THFと記す)やジエチルエーテル中塩化ビニル又は臭
化ビニルと金属マグネシウムを反応させて得られたビニ
ルマグネシウムハライドとβ・γ一不飽和ケトン〔■〕
を−10〜50℃の範囲で反応させればよい。また従来
用いられているエチニル化方法としては下記のごとき方
法がある。(a)グリニヤール試薬を用いてエチニル化
する方法。
(テトラヒドロフラン、その他の適当な溶媒中、その場
で生成させてもよいエチニルマグネシウムー゛ライドを
ケトンに作用させる。
(b)液体アンモニア中でナトリウム、カリウム、カル
シウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属にア
セチレンを作用させてアセチリドを形成さぜ、これをケ
トンと反応させる方法。
(c)極性溶媒(たとえばN−N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキサイド、N−メチルピロリドンな
ど)中、水酸化カリウム、カリウムアルコキサイド、ナ
トリウムアミドなどの強アルカリ金属化合物の存在下に
アセチレンおよびケトンを反応させる方法。(イ)液体
アンモニア中、触媒量の水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、ナトリウムアルコキサイドまたはカリウムアルコ
キサイドなどの存在下にアセチレンとケトンを反応させ
る方法。
方肉a)は少量の合成には用いることができるが、大規
模な操業には不向きである。
方法(5)では大量のアルカリを使用するためエチニル
化反応中にβ・γ一不飽和ケトン〔■〕からα・β一不
飽和ケトン〔■〕への逆異性化を併う。
たとえば液体アンモニア3l中に金属ナトリウム69t
を存在させ、これにアセチレンガスを吹込んでアセチリ
ドを形成させたのち、3−イソプロぺニル−6−メチル
−5−ヘプテン−2−オン(純度99%)5007を加
えてエチニル化反応を行つた場合、生成物中の組成は3
−イソプロペニル−6−メチル−5−ヘプテン−2−オ
ン5%、3−イソプロピリデン−6−メチル−5−ヘプ
テン−2−オン10%、4−イソプロペニル−3・7−
ジメチル−1−オクチン−6−エン−3−オール85%
であつた。方法(c)および(d)において触媒量のア
ルカリ存在下にエチニル化反応を行うとβ・γ一不飽和
ケトン〔■〕からα・β一不飽和ケトン〔■〕への逆異
性化を多少は伴うが製造コスト及び後処理等の問題をか
んがみると、本発明において用いるエチニル化方法とし
ては上記(c)および(d)の方法がとくに好ましい。
(c)および(d)の方法でエチニル化反応を行う場合
、工業的には水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを
、使用するβ・γ一不飽和ケトン〔■〕に対してO.1
〜10重量%、特に好ましくはO.5〜3重量%を用い
て反応温度−5〜5℃の範囲で行うのが良い。
β・γ一不飽和ケトン〔■〕をエチニル化する際、量の
多少は別としてα・β一不飽和ケトン〔■〕が副生する
こと、及びα・β一不飽和ケトン〔■〕とエチニル化生
成物は蒸留分離ができる事などから考えて、・・ロゲン
化合物〔■〕とメシチルオキサイドを縮合して得られた
α・β一不飽和ケトン〔■〕とβ・γ一不飽和ケトン〔
■〕の混合物をそのままエチニル化工程に付して、次い
で蒸留分離を行つてエチニル化生成物を得ると同時に回
収されたα・β一不飽和ケトン〔■〕を異性化工程に付
してβ・γ一不飽和ケトン〔■〕とすることもできる。
この様にして得られたエチニル化生成物は例えば水素化
リチウムアルミニウム等を用いて化学的に部分水素添加
することも可能であるが、工業的には例えばh−へキサ
ン、n−ヘプタン、オクタン等の炭化水素溶媒中あるい
はメタノ一ル、エタノ一ル、ブロパノ一ル等のアルコー
ル溶媒中、あるいはベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素中、適当な触媒、例えばパラジウム触媒
を用いて接触的に還元するのが好ましい。
なお前記エチニル化工程において副生するα・β一不飽
和ケトン〔■〕は本水素添加条件ではほとんど水素添加
されないことから、エチニル化液をそのまま水素添加し
た後にα・β一不飽和ケトン〔■〕を分離することも可
能である。以上の様に一般式〔1〕で表わされる新規な
アリル型アルコールは、反応としては公知反応の組合せ
により製造されるものであるが、香料としての新しい素
材を提供するものとして、かつ過去数十年にわたるテル
ペノイド合成においてC3伸長剤としての主流であつた
ジケテンt用いるCarro11転位反応、あるいはイ
ソプロペニルエーテルを用いるClaisen転位反応
の製造コスト上の問題点を解決できる重要な化合物であ
る。
以下に実施例、及び参考例を詳細に説明する。
実施例 1水酸化ナトリウム6007一水4907の溶
液中にメシチルオキサイド9807、プレニルクロライ
ド5207、トリメチルステアリルアンモニウムクロラ
イド25fを加え、水浴下攪拌を行い(反応温度は70
℃まで上昇)、2時間後に反応を終了した。
反応液を水にあけてエーテル抽出、水洗、乾燥する。溶
媒を減圧留去したのち、残分1250yを蒸留して過剰
のメシチルオキサイドを回収し、後沸点物として3−イ
ソプロペニルー6−メチル−5−ヘブテン−2−オンと
3−イソプロピリデン−6−メチル−5−ヘプテン−2
−オンの2.5対1混合物560yを得た。(純度96
.4%)。使用したプレニルクロライドの純度が83.
71%であることから、3−イソプロペニル−6−メチ
ル−5−ヘプテン−2−オンの収率は60%、3−イソ
プロピリデン−6−メチル−5−ヘプテン−2−オンの
収率は24%であつた。
上記混合物を理論段数30段の精密蒸留塔を用いて蒸留
分離するとbp32〜34℃(0.2mmHg)の留分
からは3−イソプロペニル−6−メチルー5−へプテン
−2−オンを、bp35〜38℃(0.2mmHg)の
留分からは3−イソプロピリデン−6−メチル−5−ヘ
プテン−2−オンをそれぞれ得た。
これらの構造確認は以下の方法に依つた。得られた3−
イソプロピリデン−6−メチルー5−ヘプテン−2−オ
ン130yは7f(71)trans−1・2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸とともに理論段数50此の精密蒸
留塔の塔底に入れて減圧度300mmHg還流比30/
1で蒸留して留出物1077を得た。
このものはガスクロマトグラフイー分析の結果、3−イ
ソプロペニル−6−メチル−5−ヘプテン−2−オン(
94%)、3−イソプロピリデン−6−メチル−5−ヘ
プテン−2一オン(6%)の混合物であつた。前記の3
−イソプロペニル−6−メチル−5−ヘプテン−2一オ
ン4107と合せて次のエチニル化反応を行つた。5l
−3つロフラスコに液体アンモニア3eを入れ金属ナト
リウム707を加えた後、アセチレンガスを吹込んだ。
反応液が灰色になつた時点で、アセチレンガスの吹込を
中断し、3−イソプロペニル−6−メチル−5−ヘプテ
ン−2−オン517yを加え、次いでアセチレンガスを
吹込んで3時間反応した。アンモニアの除去を行つた後
、塩化アンモニウムで中和し、水にあけてエーテル抽出
した。ボウ硝にて乾燥後溶媒を減圧除去した。残分52
47は減圧蒸留してbp59〜61℃(0.5mmHg
)の留分519yを得た。このものは3−イソプロペニ
ル−6−メチル−5−ヘプテン−2−オン(2%)、3
−イソプロピリデンー6−メチル−5−ヘプテン−2−
オン(8%)、4−イソプロペニル−3・7−ジメチル
−6−オクテン−1−イン−3−オール(90%)の混
合物であつた。生成物の構造確認ぱ以下の方法に依つた
。次いで4−イソプロペニル−3・7−ジメチル6−オ
クテン−1−イン−3−オール5007をn−ヘキサン
1.5′に溶解し、O.25%リンドラー触媒25yを
用いて常温、常圧下に吹流し系で水素添加反応を行つた
反応の経時変化をガスクロマトグラフイー(PEG20
M、150℃)にて分析し、原料プロパルギル型アルコ
ールの消失を確認して反応を終了する。触媒を口別し、
ロ液は減圧下に溶媒留去し、残分を真空蒸留するとbp
55〜59℃(0,4mmHg)の留分として4イソプ
ロペニル−3・7−ジメチル−1・6−オクタジエン−
3−オールを482y得た。残分は再度高真空蒸留し−
bp77〜82℃(0.15mmHg)の留分127を
得た。このものぱ以下の分析により6・10−ジメチル
−6・9−ウンデカジエン−2−オンであつた。実施例
2 実施例1と同様にしてゲラニルクロライド 2142.
8yとメシチルオキサイド162,7yを水酸化ナトリ
ウム99.6y一水81.57溶液中メチルトリシクロ
ヘキシルホスホニウムクロライド57の存在下40℃に
て4時間反応した。
反応液は水にあけてエーテル抽出し、水洗、乾燥後、溶
媒および過剰のメシチルオキサイドを減圧留去する。残
留分188yを真空蒸留してbp80〜98℃0.2m
mHg)の留分として3−イソプロペニル6・10−ジ
メチル−5・9−ウンデカジエン2−オン(58%)お
よび3−イソプロピリデン−6・10−ジメチル−5・
9−ウンデカジエン−2−オン(42%)の混合物16
4yを得た。(純度換算による収率79.87%)。こ
のものを精密蒸留して坤84〜89℃(0.25mmH
g)の留分より3−イソプロペニル−6・10−ジメチ
ル−5・9−ウンデカジエン−2一オンを767、bp
93〜97℃(0.25mmHg)の留分より3−イソ
プロピリデン−6・10−ジメチル−5・9−ウンデカ
ジエン−2−オンを477、及び中間留分を34y得た
生成物の構造確認は以下の方法に依つた。次に前記中間
留分347及び3−イソプロピリデン一6・10−ジメ
チル−5・9−ウンデカジエン一2−オン47yを4−
ニトロイソフタノq俊57の存在下、理論段数50段の
精密蒸留塔を用いて減圧度5m1Hg1還流比30/1
の条件下に加熱異性化蒸留を行ない留出物64yを得た
このものはガスクロマトグラフイ一分析の結果3イソプ
ロペニル一6・10−ジメチル−5・9−ウンデカジエ
ン一2−オン(92%)と3−イソプロピリデン一6・
10−ジメチル−5・9−ウンデカジエン一2−オン(
8%)の混合物であつた。前記3−イソプロペニル一6
・10−ジメチル−5・9−ウンデカジエン一2−オン
767と合せて以下のエチニル化反応を行つた。2fの
3つロフラスコに液体アンモニア11を入れ、金属ナト
リウム137を加えたのち、アセチレンガスを吹込み、
反応液が灰色になつた時点で3−イソプロペニル一6・
10−ジメチル−59−ウンデカジエン一2−オン14
07を加え、更にアセチレンガスの吹込みを3時間行つ
て反応を終了する。
アンモニアを除去後、塩化アンモニウムで中和し、水に
あけてエーテル抽出する。ホウ硝にて乾燥後溶媒を減圧
留去し、残分を高真空蒸留するとBpl2O〜125℃
(0.3mmkg)の留分として4−イソプロペニル一
3・7・11トリメチルドデカ−6・10−ジエン一1
−イン−3−オールが1387得られた。このものはガ
スクロマトグラフイ一分析の結果1%の3−イソプロペ
ニル一6・10−ジメチル−5・9−ウンデカジエン一
2−オンと4%の3−イソプロピリデン一”6・10−
ジメチル−5・9−ウンデカジエン一2−オンを含んで
いた。生成物の構造確認は以下の方法に依つた。赤外線
吸収スペクトル(Cl!l−1 )3500、3450
(−0H)、32901163011442、1373
、1125、1025、942、920、895 核磁気共鳴スペクトル(InCCl4:Ppm)1.4
0s13H,.CH31.53、1.58、1.75、
Sll2H,.CH3−Call.87〜2.50m1
7H1−CH2CH24−イソプロペニル−3・7・1
1−トリメチルドデカ−6・10−ジエン−1−イン−
3−オール1207をn−ヘキサン500mll]O.
25%pd−リンドラー触媒12yの存在下、水素吹流
し系で部分水素添加した。
反応の経時変化はガスクロマトグラフイー(PFG 2
0M1 180℃)により分析し、原料プロパルギル型
アルコールの消失をもつて反応を終了した。反応液を口
別してリンドラー触媒を回収すると同時に母液を減圧下
に濃縮し、残分を高真空蒸留することによりbp105
〜109℃(0.09mmHg)の留分として4−イソ
プロペニル−3・7・11−トリメチルドデカ−1・6
・10−トリエン−3−オール115yを得た。実施
例 3 実施例1と同様に水酸化ナトリウム3007(7.5m
o1)一水2457溶液中、プレニルクロライド522
y(5mo1)とメシチルオキサイド9807(10m
ol)をトリメチルステアリルアンモニウムクロライド
触媒24.2yの存在下、反応温度を32〜35℃に保
ちながら攪拌する。
反応の経時変化は表1に示した。5時間後に反応を終了
し、同様の操作により3−イソプロペニルー6−メチル
−5−ヘプテン−2−オンを収率65%で、3−イソプ
ロピリデン−6−メチル−5ーヘプテン−2−オンを収
率12%で得た。
3−イソプロピリデン−6−メチル−5−ヘプテン−2
ーオンは5fのインドール酪酸の存在下に加熱異性化蒸
留して純度98%の3−イソプロペニルー6−メチル−
5−ヘプテン−2−オンとして767を回収した。
これは前者と混合して次のエチニル化反応に付した。
5lオートクレーフ沖に液体アンモニア2′及び3−イ
ソプロペニル−6−メチル−5−ヘプテン−2−オン4
857を入れ、水酸化カリウム2.5yの触媒の存在下
にアセチレンを吸収させて−2〜5゜Cにてエチニル化
反応を行つた。
反応後液体アンモニアを除去し、残分を水にあけてエー
テル抽出し、ボウ硝にて乾燥後溶媒を留去し、残分を真
空蒸留することにより4−イソプロペニル−3・7−ジ
メチル−6−オクテン−1−イン−3−オールをプレニ
ルクロライドから(純度90%として)の総収率70%
で得た。尚エチニル化生成物は3−イソプロペニル−6
−メチルー5−ヘプテン−2−オンをO.2%、3−イ
ソプロピリデン−6−メチル−5−ヘプテン−2−オン
を1.3%含んでいた。このものを5l−3つロフラス
コに入れ、nーヘキサン2l溶液としてO.25%関−
リンドラー触媒307の存在下、常温にて水素吹流し系
で部分水素添加を行い、前述と同様の操作により4−イ
ソプロペニル−3・7−ジメチル−1・6−オクタジエ
ン−3−オールを収率95%で得た。
実施例 4液体アンモニア500dに金属ナトリウム2
3yを溶解して触媒量の塩化鉄を加えてナトリウムアミ
ドとし、次いでテトラヒドロゲラニルクロライド176
7のメシチルオキサイド196y溶液を滴下し、滴下後
更に2時間攪拌する。
反応後アンモニアを除去し、塩化アンモニウムで中和し
てから水にあけてエーテル抽出する。ボウ硝にて乾燥後
、溶媒及び過剰のメシチルオキサイドを減圧留去し、残
分を真空蒸留してbp95〜98℃(0.50mmHg
)の留分から3−イソプロペニル一6・10−ジメチル
ウンデカ−2−オン178.57(収率75%)を得た
。このものはガスクロマトグラフイー分析の結果3−イ
ソプロピリデン−6・10−ジメチルウンデカ−2−オ
ンを11%含んでいた。
次いで2lーオートクレーブ中にN−メチルピロリドン
700m権入れておき27の水酸化カリウムの触媒下に
3−イソプロペニル−6・10−ジメチルウンデカ−2
−オン178.5yをエチニル化した。(反応温度0〜
5℃、反応時間3時間)。反応液を水にあけてエーテル
抽出―水洗、乾燥後溶媒を減圧留去し、残分を高真空蒸
留してbp110〜115℃(0.2mmHg)の留分
として4−イソプロペニル−3・7・11−トリメチル
ードデカ1−イン−3−オールを1737得た。このも
のはガスクロマトグラフイー分析の結果、3−イソプロ
ピリデン−6・10−ジメチルウンデカ−2−オンを1
2.4%、3−イソプロペニル−6・10−ジメチルウ
ンデカ−2−オンをO.2含んでいた。
これを1l−オートクレーブ中、n−ヘプタン*1(5
00a溶液としてO.25%pd−リンドラー触媒5y
を用いて加圧下(40ky/cd)にて部分水素添加を
行つた。
水添後は同様の操作によりbp107〜112℃(0.
1mmHg)の留分として4イソプロペニル−3・7・
11−トリメチルドデカ−1−エン−3−オールを16
5y得た。実施例 5〜10種々のアルキルハライド〔
■〕とメシチルオキサイドを各種条件下で縮合し、副生
するα・β不飽和ケトン〔■〕は場合によつてはβ・γ
一不飽和ケトン〔■〕に加熱異性化蒸留し、得られたβ
・γ一不飽和ケトンは各種条件下でエチニル化反応を行
い、プロパルギル型アルコールとし、これをリンドラー
触媒を用いて部分水添してアリル型アルコール〔1〕を
得た。
結果は表2に示したとおりである。実施例 11 乾燥テトラヒドロフラン(T■’)2 0 0 ml中
に新しく調整した金属マグネシウム27Vを入れておき
、少量のヨウ素を触媒として臭化ビニル107tを反応
温度を40〜50℃に保ちながらゆつくり滴下した。
滴下後も更に1時間、同温度で攪拌してビニルマグネシ
ウムブロマイドとした。次いで内温を10℃以下に冷却
しながら実施例1の方法で得た3−イソプロペニル−
6 −メチル−5−ヘプテン−2−オン166yのTH
F 5 0 0ml溶液をゆつくり滴下した。滴下後、
反応温度を60℃にあげて更に3時間反応した。反応液
は氷水中にあけてIN−HCI にて中和し、エーテル
抽出を行つた。ボウ硝にて乾燥後、溶媒を減圧留去し、
残分を真空蒸留することにより4−イソプロペニル−
3 ・ 7 −ジメチル−1 ・ 6 −オクタジエン
−3−オールを収率74%で得た。 〉参考例 1実施
例1の方法で得られた4−イソプロヴニル− 3 ・
7 −ジメチル−1・ 6 −オクタジエン−3−オー
ル482 yを11の3つロフラスコに入れて不活性ガ
ス(N2またはHe)雰囲気下、内温170〜180℃
にて3〜4時間加熱異性化反応させた。
反応液はそのまま真空蒸留して、低沸分である分解物2
・6−ジメチルヘプタ− 2 ・ 5 −ジエン及び原
料中の不純物である3−イソプロぺニル−6−メチル−
5−へプテン=2−オンと3−イソプロピリデン−6−
メチル− 5 −へプテン−2−オンの混合物1401
を回収し、高沸点物としてbp7 5〜7 7℃( 0
.5 mmHg )の留分から転位牢成物である6・1
0−ジメチル− 6 ・ 9 一ウンデカジエン−2−
オンを331y(純度98%)得た。生成物の生成機構
及び構造確認は以下のとおりである。赤外線吸収スペク
トル(cm−1 )1715(>C−0)、16 7
5()C = C()、1445、1360) 115
8、1107、985、935、827核磁気共鳴スペ
クトル( in CCl4:ppm)1.5 5、1.
60 each S)9H,.CH3−ca)1.6
8〜2.4 0 m)6 H)−CH2CH2 CH2
ー1.9 6 S) 3 H) 2.5 9 t)2H)=C −CH2−C=5.05
t) 2H)=CH一参考例 2 参考例エにおいて水酸基による分解を防ぐため、4−イ
ソプロペニル−3 ・ 7−ジメチル−1・6−オクタ
ジエン−3−オールを等モル量のトリメチルクロルシラ
ンとピリジン中で反応させて4−イソプロペニル−3
・7−ジメチル−3−トリメチルシロキシ−1・ 6
−オクタジエンとして、このもの22.5yを180℃
にて不活性ガス雰囲気下、3時間反応させた後、反応液
を真空蒸留するとBp8l〜83℃( 0.25mmH
g)の留分として転位生成物6・10−ジメチル−2−
トリメチルシロキシ一 2 ・ 6 ・ 9 −ウンデ
カトリエン21.0二くvを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕(式中X_1
    およびX_2はともに水素原子であるかまたは一方が水
    素原子であり他方はZ_1と一緒になつて単結合を表わ
    し、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒になつて単結
    合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸基であり、R
    _1は水素原子または低級アルキル基であり、X_3お
    よびX_4はともに水素原子であるかまたは一方が水素
    原子であり他方はZ_2と一緒になつて単結合を表わし
    、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒になつて単結合
    を表わすかまたは水素原子であり、R_2は水素原子ま
    たは低級アルキル基であり、nは0または1である)で
    表わされるβ・γ−不飽和ケトンをビニルグリニャール
    試薬と反応させることを特徴とする一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕(式中X_
    1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1
    、Z_2およびnは一般式〔II〕におけるそれらと同じ
    意味を有する)で表わされるアリル型アルコールの製造
    方法。 2 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕(式中X_1
    およびX_2はともに水素原子であるかまたは一方が水
    素原子であり他方はZ_1と一緒になつて単結合を表わ
    し、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒になつて単結
    合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸基であり、R
    _1は水素原子または低級アルキル基であり、X_3お
    よびX_4はともに水素原子であるかまたは一方が水素
    原子であり他方はZ_2と一緒になつて単結合を表わし
    、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒になつて単結合
    を表わすかまたは水素原子であり、R_2は水素原子ま
    たは低級アルキル基であり、nは0または1である)で
    表わされるβ・γ−不飽和ケトンをエチニル化反応後部
    分水素添加することを特徴とする一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_
    2、Z_1、Z_2およびnは一般式〔II〕におけるそ
    れらと同じ意味を有する)で表わされるアリル型アルコ
    ールの製造方法。 3 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕(式中X_
    1およびX_2はともに水素原子であるかまたは一方が
    水素原子であり他方はZ_1と一緒になつて単結合を表
    わし、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒になつて単
    結合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸基であり、
    R_1は水素原子または低級アルキル基であり、X_3
    およびX_4はともに水素原子であるかまたは一方が水
    素原子であり他方はZ_2と一緒になつて単結合を表わ
    し、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒になつて単結
    合を表わすかまたは水素原子であり、R_2は水素原子
    または低級アルキル基であり、nは0または1であり、
    halo.はハロゲン原子である)で表わされるハロゲ
    ン化合物をアルカリ縮合剤の存在下にメシチルオキサイ
    ドと反応させて一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_
    2、Z_1、Z_2およびnは一般式〔III〕における
    それらと同じ意味を有する)で表わされるβ・γ−不飽
    和ケトンを得、該β・γ−不飽和ケトンをビニルグリニ
    ャール試薬と反応させることを特徴とする一般式〔 I
    〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_
    2、Z_1、Z_2およびnは一般式〔III〕における
    それらと同じ意味を有する)で表わされるアリル型アル
    コールの製造方法。 4 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1およびX_2はともに水素原子であるかま
    たは一方が水素原子であり他方はZ_1と一緒になつて
    単結合を表わし、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒
    になつて単結合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸
    基であり、R_1は水素原子または低級アルキル基であ
    り、X_3およびX_4はともに水素原子であるかまた
    は一方が水素原子であり他方はZ_2と一緒になつて単
    結合を表わし、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒に
    なつて単結合を表わすかまたは水素原子であり、R_2
    は水素原子または低級アルキル基であり、nは0または
    1であり、halo.はハロゲン原子である)で表わさ
    れるハロゲン化合物をアルカリ縮合剤の存在下にメシチ
    ルオキサイドと反応させて一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_
    2、Z_1、Z_2およびnは一般式〔III〕における
    それらと同じ意味を有する)で表わされるβ・γ−不飽
    和ケトンを得、該β・γ−不飽和ケトンをエチニル化反
    応後部分水素添加することを特徴とする一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_
    2、Z_1、Z_2およびnは一般式〔III〕における
    それらと同じ意味を有する)で表わされるアリル型アル
    コールの製造方法。 5 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X_1およびX_2はともに水素原子であるかま
    たは一方が水素原子であり他方はZ_1と一緒になつて
    単結合を表わし、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒
    になつて単結合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸
    基でありR_1は水素原子または低級アルキル基であり
    、X_3およびX_4はともに水素原子であるかまたは
    一方が水素原子であり他方はZ_2と一緒になつて単結
    合を表わし、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒にな
    つて単結合を表わすかまたは水素原子であり、R_2は
    水素原子または低級アルキル基であり、nは0または1
    であり、halo.はハロゲン原子である)で表わされ
    るハロゲン化合物をアルカリ縮合剤の存在下にタンチル
    オキサイドと反応させて一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕(式中X_1
    、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1、
    Z_2およびnは一般式〔III〕におけるそれらと同じ
    意j味を有する)で表わされるβ・γ−不飽和ケトンを
    得る工程、一般式〔II〕で表わされるβ・γ−不飽和ケ
    トンをビニルグリニヤール試薬と反応させる工程、なら
    びに上記2工程の一方または双方において併産または副
    生する一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕(式中X_1
    、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1、
    Z_2およびnは一般式〔III〕におけるそれらと同じ
    意味を有する)で表わされるα・β−不飽和ケトンの少
    なくとも一部を酸性触媒の存在下に加熱して一般式〔I
    I〕で表わされるβ・γ−不飽和ケトンに異性化する工
    程を含み、かつ前記の異性化工程で得られるβ・γ−不
    飽和ケトンをビニルグリニヤール試薬と反応させること
    を特徴とする一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕(式中X_
    1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1
    、Z_2およびnは一般式〔III〕におけるそれらと同
    じ意味を有する)で表わされるアリル型アルコールの製
    造方法。 6 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕(式中X_
    1およびX_2はともに水素原子であるかまたは一方が
    水素原子であり他方はZ_1と一緒になつて単結合を表
    わし、Z_1はX_1もしくはX_2と一緒になつて単
    結合を表わすかまたは水素原子もしくは水酸基でありR
    _1は水素原子または低級アルキル基であり、X_3お
    よびX_4はともに水素原子であるかまたは一方が水素
    原子であり他方はZ_2と一緒になつて単結合を表わし
    、Z_2はX_3もしくはX_4と一緒になつて単結合
    を表わすかまたは水素原子であり、R_2は水素原子ま
    たは低級アルキル基であり、nは0または1であり、h
    alo.はハロゲン原子である)で表わされるハロゲン
    化合物をアルカリ縮合剤の存在下にメシチルオキサイド
    と反応させて一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕(式中X_1
    、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1、
    Z_2およびnは一般式〔II〕におけるそれらと同じ意
    味を有する)で表わされるβ・γ−不飽和ケトンを得る
    工程、一般式〔II〕で表わされるβ・γ−不飽和ケトン
    をエチニル化反応後部分水素添加する工程、ならびに上
    記2工程の一方または双方において併産または副生する
    一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕(式中X_1
    、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1、
    Z_2およびnは一般式〔III〕におけるそれらと同じ
    意味を有する)で表わされるα・β−不飽和ケトンの少
    なくとも−部を酸性触媒の存在下に加熱して一般式〔I
    I〕で表わされるβ・γ−不飽和ケトンに異性化する工
    程を含み、かつ前記の異性化工程で得られるβ・γ−不
    飽和ケトンをエチニル化反応後部分水素添加することを
    特徴とする一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕(式中X_
    1、X_2、X_3、X_4、R_1、R_2、Z_1
    、Z_2およびnは一般式〔III〕におけるそれらと同
    じ意味を有する)で表わされるアリル型アルコールの製
    造方法。
JP50144268A 1975-12-02 1975-12-02 シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ Expired JPS5926607B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50144268A JPS5926607B2 (ja) 1975-12-02 1975-12-02 シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ
DE2660600A DE2660600C2 (de) 1975-12-02 1976-11-25 δ,ε-ungesättigtes Keton und Verfahren zu seiner Herstellung
DE2660599A DE2660599C2 (de) 1975-12-02 1976-11-25 Allylalkohol
DE2653646A DE2653646C2 (de) 1975-12-02 1976-11-25 Substituierte Propargylalkohole
GB15775/77A GB1515077A (en) 1975-12-02 1976-11-29 Unsaturated terpene ketones
GB49698/76A GB1515076A (en) 1975-12-02 1976-11-29 Substituted propargyl alcohols and allylic alcohols
CH1513776A CH617652A5 (ja) 1975-12-02 1976-12-01
FR7636260A FR2338238A1 (fr) 1975-12-02 1976-12-01 Alcool propargylique, alcool allylique correspondant et cetone d, e-insaturee correspondante et leur procede de preparation
FR7714104A FR2351936A1 (fr) 1975-12-02 1977-05-09 Cetone s, e-insaturee et son procede de preparation
FR7714103A FR2361322A1 (fr) 1975-12-02 1977-05-09 Alcool allylique et son procede de preparation
US05/818,875 US4179579A (en) 1975-12-02 1977-07-25 Substituted propargyl alcohols, allylic alcohols and unsaturated ketones, and methods for the production thereof
US06/016,195 US4222963A (en) 1975-12-02 1979-02-28 Substituted propargyl alcohols, allylic alcohols and unsaturated ketones, and methods for the production thereof
CH967579A CH621536A5 (ja) 1975-12-02 1979-10-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50144268A JPS5926607B2 (ja) 1975-12-02 1975-12-02 シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5268112A JPS5268112A (en) 1977-06-06
JPS5926607B2 true JPS5926607B2 (ja) 1984-06-29

Family

ID=15358127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50144268A Expired JPS5926607B2 (ja) 1975-12-02 1975-12-02 シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5926607B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0134058B2 (ja) * 1982-11-27 1989-07-17 Tokyo Shibaura Electric Co
JPH0134059B2 (ja) * 1982-11-27 1989-07-17 Tokyo Shibaura Electric Co

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037713A (ja) * 1973-08-09 1975-04-08
JPS5096514A (ja) * 1973-12-27 1975-07-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037713A (ja) * 1973-08-09 1975-04-08
JPS5096514A (ja) * 1973-12-27 1975-07-31

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0134058B2 (ja) * 1982-11-27 1989-07-17 Tokyo Shibaura Electric Co
JPH0134059B2 (ja) * 1982-11-27 1989-07-17 Tokyo Shibaura Electric Co

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5268112A (en) 1977-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4128728A (en) Production of 2,3,6-trimethylphenol
US4288643A (en) Process for preparing 2,3-dimethyl-butene-2
JPS5926607B2 (ja) シンキナアリルガタアルコ−ルノ セイゾウホウホウ
JPS5935904B2 (ja) 新規な化合物の製造方法
JPS58110542A (ja) 塩素化β−ケトエステル
CN112225655B (zh) 一种柠檬醛的制备方法
CN111454132A (zh) 一种合成丁香酚的方法
US3992452A (en) Method for the production of alkoxycyclohexanones
JPS62106060A (ja) 純粋な塩素不含シクロプロパン−カルボン酸エステルの製造方法
JPS6217576B2 (ja)
EP0170205A2 (en) Process for production of dihydromyrcenol and dihydromyrcenyl acetate
US2987551A (en) Preparation of citral
US5300716A (en) Process for the preparation of polyunsaturated olefins
US4001336A (en) 2,6,10-trimethyl-dodecan-1-al and 2,6,10-trimethyl-dodeca-4,8-dien-1-al
JP2502936B2 (ja) 新規なアセチレン系誘導体
CN116535289A (zh) 一种同时制备反-2-己烯醇和反-2-己烯酸的方法
JPS6358812B2 (ja)
CA1147349A (en) Process for 1,1-dihalo-4-methyl-1, 3-pentadienes
Wada et al. THE WITTIG-TYPE AND THE CLAISEN REARRANGEMENT OF ALLYLIC 3-PHENYLTHLO-2-PROPEN-1-YL ETHERS
JPS6048494B2 (ja) δ,ε―不飽和ケトン類の製造方法
JPS64378B2 (ja)
JPS6126531B2 (ja)
JPS6210497B2 (ja)
Werner et al. Aliphatic Trienes—A Synthesis from Acetylene-diols
CN115850046A (zh) 一种突厥酮、突厥酮异构体的制备方法