JP2002055110A - 試薬容器の設置装置 - Google Patents

試薬容器の設置装置

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JP2002055110A JP2000241577A JP2000241577A JP2002055110A JP 2002055110 A JP2002055110 A JP 2002055110A JP 2000241577 A JP2000241577 A JP 2000241577A JP 2000241577 A JP2000241577 A JP 2000241577A JP 2002055110 A JP2002055110 A JP 2002055110A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試薬を殆ど余すことなく抽出できる上に、試
薬容器の装脱着を容易に可能とした試薬容器の設置装置
を、コスト的に安価なものにして提供する。 【解決手段】 血液や尿などの検体検査装置に装備され
る試薬容器の設置装置であって、試薬容器14〜17の
挿入穴46を備えた容器収納庫45を、水平方向の横軸
線まわりで揺動可能に枢着して、容器収納庫45を、容
器挿入穴46の軸線Pが上部側ほど装置内方に傾斜し
て、装置ケース1内に納まる第1状態Aと、容器挿入穴
46の軸線Pが上部側ほど装置外方に傾斜して、少なく
とも容器収納庫45の上部側が装置ケース1の開口部4
8から外部に迫り出す第2状態Bとに、それぞれ切り換
え可能に構成し、かつ、装置ケース1の開口部48に蓋
閉蓋51を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血液や尿な
どの検体検査装置に装備される試薬容器の設置装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】血液や尿などの検体を検査するための検
体検査装置には、検体検査のために多くの試薬が使用さ
れるもので、この試薬を収容するための容器は、自立性
を高める上で、容器底部の中央を高くするように、容器
内方に凸に湾曲した凸曲面に形成されている。
【0003】一方、検体検査装置に装備される試薬容器
の設置装置として、従来は、試薬容器の挿入穴を容器収
納庫に形成すると共に、この容器収納庫を、それの挿入
穴の軸線を鉛直方向に向けるように配置して、試薬容器
を鉛直姿勢に保つように構成していたのである。
【0004】そして、上記の検体検査装置に試薬抽出用
のサンプリングノズルを昇降可能に備えて、このサンプ
リングノズルの昇降軸線を試薬容器の中心軸線にほゞ一
致させた状態で、サンプリングノズルを試薬容器内に挿
入し、試薬を抽出していたのであるが、ノズル先端を容
器底部の盛り上がった凸曲部位にまでしか挿入できない
ことから、この凸曲部位を限界として、これよりも下位
に存する試薬を抽出することができない点で問題があっ
た。
【0005】そこで本出願人は、試薬容器の設置装置に
おいて、容器収納庫に形成する容器挿入穴の軸線を上部
側ほど装置ケースの内面側に傾斜させて、試薬が残り少
なくなった場合に、この試薬を傾斜姿勢の容器底部に溜
めるようにした技術を考案したのである。
【0006】この技術によれば、サンプリングノズルの
昇降軸線を、試薬容器内部の最低位部位に通すように構
成して、試薬の滞留部位にサンプリングノズルの先端を
差し入れることで、滞留試薬を余すところなく抽出でき
るのであって、高価な試薬を無為に廃棄することなく、
最後まで使用でき、経済性の向上を図り得る利点があ
る。
【0007】また、上記の技術では、容器挿入穴の軸線
を上部側ほど装置ケースの内面側に傾斜させていること
から、装置ケースに開口部を形成しておけば、この開口
部を通して、試薬容器を斜め上方に持ち上げることで、
試薬容器を挿入穴から容易に装置ケース外に取り出すこ
とができ、かつ、逆の操作によって、試薬容器を挿入穴
に納めることができるのであって、試薬容器を鉛直姿勢
に保つように構成した従来の容器設置装置に比較して、
試薬容器の装脱着の操作性が優れる利点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、試薬容器の
装脱着の作業が装置ケース内に限られることから、試薬
容器の挿抜面でやゝ難があり、加えて、開口部を通して
装置ケース内に手を入れて、試薬容器を装脱着する上
で、その開口部を上下方向に長く形成する必要もあっ
た。
【0009】ここで、試薬容器の交換等に際して、容器
収納庫を装置ケース外に取り出せるように、容器収納庫
を前後方向にスライド可能に構成することが考えられる
が、このスライドには、構造が複雑で高価なスライド手
段を要するだけでなく、スライドに伴って容器収納庫が
振動し、試薬表面が波立って、試薬が溢れ出すことが懸
念される。
【0010】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、試薬を殆ど余すことなく抽出
できる上に、試薬容器の装脱着をコスト的に安価に且つ
容易に可能とした試薬容器の設置装置を提供する点にあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、血液や尿などの検体検査装置に装備さ
れる試薬容器の設置装置として、試薬容器の挿入穴を備
えた容器収納庫を、水平方向の横軸線まわりで揺動可能
に枢着して、容器収納庫を、容器挿入穴の軸線が上部側
ほど装置内方に傾斜して、装置ケース内に納まる第1状
態と、容器挿入穴の軸線が上部側ほど装置外方に傾斜し
て、容器収納庫の上部側が装置ケースの開口部から外部
に迫り出す第2状態とに、それぞれ切り換え可能に構成
し、かつ、装置ケースの開口部に開閉蓋を備えて成る点
に特徴がある(請求項1)。
【0012】上記の特徴構成によれば、容器収納庫を第
2状態に切り換えることで、試薬容器の交換等に際して
の試薬容器の装脱着を、装置ケース外の広いスペースで
容易に行うことができるのであり、しかも、二状態の切
り換えが単なる揺動の構造によることから、スライドの
構造に比較してコスト的に安価であり、かつ、振動を伴
わないことから、試薬が溢れ出す心配もないのである。
【0013】好適には、容器収納庫に開閉蓋を一体化さ
せて、開閉蓋の開放に伴って容器収納庫が第2状態に切
り換わるように構成することであって(請求項2)、こ
れによって開閉蓋の開閉と容器収納庫の二状態の切り換
えを、ワンタッチ操作で行うことができる。
【0014】一方、試薬容器を挿入穴に納めた容器収納
庫の第1状態状態では、試薬容器が傾斜姿勢に保持され
ることから、試薬が順次抽出されて残り少なくなった場
合、試薬は傾斜姿勢の容器底部に溜まることとなる。
【0015】従って、好適には、第1状態下で試薬容器
に挿入されるサンプリングノズルの昇降軸線が、試薬容
器内部の最低位部位を通るように構成しておけば(請求
項3)、上記の試薬滞留部位にサンプリングノズルの先
端を差し入れることで、滞留試薬を余すところなく抽出
できるのであって、高価な試薬を無為に廃棄することな
く、最後まで使用でき、経済性の向上を図ることができ
る。
【0016】また、サンプリングノズルの昇降軸線が試
薬容器内部の最低位部位を通るように構成した上で、第
1及び第2状態下での容器挿入穴の軸線が、鉛直軸線に
対してほゞ振り分け状になるように構成すれば(請求項
4)、試薬容器に対する試薬の最大収容量を確保した上
で、二状態の切り換えに伴う試薬の溢れ出しを確実に防
止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形
態を示すもので、本発明に係る試薬容器の設置装置を全
血免疫測定装置(検体検査装置の一例)に採用した例に
基づいて説明する。
【0018】図1は装置ケースを透視した全血免疫測定
装置の斜視図であり、図2は全血免疫測定装置の全体の
構成図である。これらの図において、1は装置ケース
で、検体としての全血2を収容した検体容器3の収容部
4と、免疫測定部5と、検体容器収容部4と免疫測定部
5とにわたって直線的に移動するプローブユニット部6
とを備えている。
【0019】7は検体容器収容部4に設けられた測定キ
ー、8は定注器、9は希釈液容器、10は溶血試薬容
器、11はポンプであり、これら8〜11はいずれも電
磁弁部12に接続されている。13はポンプ11に接続
された廃液容器である。
【0020】免疫測定部5は、CRP(C−反応性蛋
白)を測定するように構成されている。すなわち、図2
において、14はCRPを測定するための試薬受容容器
(以下、試薬容器という。)で、この容器14の底部に
は、光照射部14aおよび光検知部14bを備えたCR
P測定用のフロー測光セル14cが連通され、フロー測
光セル14cの内部に収容される液を適宜攪拌できるよ
うに構成されている。
【0021】15〜17はCRP測定に用いられる試薬
を収容した容器で、それぞれ、溶血試薬(以下、R1試
薬という)、緩衝液(以下、R2試薬という)、抗ヒト
CRP感作ラテックス免疫試薬(以下、R3試薬とい
う)が収容されている。
【0022】そして、試薬容器14〜17は、検体容器
収容部5における検体容器3のセット位置に対して一直
線状に配置され、これらの容器14〜17は、容器設置
装置42にセットされて、ソレノイド18によって上下
方向に揺動する蓋19により、開口が一括して開閉され
るように構成されている。20は例えばペルチェ素子よ
りなる電子冷却器21を備えたクーラーボックスで、図
示例では試薬R2,R3が収容されている。
【0023】プローブユニット部6の構成図において、
図中の22はプローブユニットで、このプローブユニッ
ト22は、垂直に立設されたベース部材23に沿うよう
にして水平方向に設けられたタイミングベルト24によ
って水平方向に往復移動できるように構成されている。
【0024】25はタイミングベルト24を駆動するた
めのモータ、26はプローブユニット22に設けられた
被ガイド部材27をガイドする一対のガイド部材で、こ
れらはベース部材23に適宜の部材を介して取り付けら
れている。
【0025】28は検体・試薬のサンプリングノズル
で、チューブ29を介してポンプ11に接続されてお
り、プローブユニット22内をタイミングベルト30に
よって上下方向に移動するプローブ保持体31に取り付
けられている。
【0026】このサンプリングノズル28の先端側(下
端側)は、プローブユニット22内に設けられたプロー
ブ洗浄器32を挿通し、先端部外周が洗浄されるように
構成されている。
【0027】そして、このサンプリングノズル28は、
検体2に浸漬されて導通する電極33,34を先端に備
えていて、検体2のサンプリング時における電極33,
34間の電気伝導度を基にして、検体2のヘマトクリッ
ト値を測定するように構成されている。
【0028】35はタイミングベルト30を駆動するた
めのモータで、36はサンプリングノズル28がホーム
ポジション位置(定位置)にあるか否かを検出するセン
サである。
【0029】尚、37は装置の各部を総合的に制御する
とともにCRP測定部5からの出力を用いて各種の演算
を行う制御・演算装置としてのマイクロコンピュータ
(MCU)、38はMCU37からの指令に基づいて電
磁弁部12、プローブユニット部6のモータ25,35
などに駆動信号を送るドライバ、39はCRP測定部5
からの出力信号を処理してMCU37に送る信号処理
部、40はMCU37において処理されて得られる結果
などを表示する装置で、例えばカラーディスプレイであ
り、41は出力装置としてのプリンタである。
【0030】全血免疫測定装置の動作について概略を説
明すると、まず、測定キー7をオンすると、定位置にあ
るサンプリングノズル28は、R2試薬の位置に移動し
て、R2試薬を吸引し、この後、サンプリングノズル2
8の外面が洗浄されて、R1試薬の位置に移動し、R1
試薬を吸引する。この後、サンプリングノズル28の外
面が洗浄されて、検体容器収容部4に移動し、検体容器
3内の検体(全血)2をCRP測定のために吸引し、こ
の後、サンプリングノズル28の外面が洗浄されて、試
薬容器14位置に移動し、検体2、R1試薬、R2試薬
を試薬容器14内に吐出して、検体2、R1試薬、R2
試薬の間で溶血反応を進行させ、妨害物質を除去させ
る。
【0031】次に、サンプリングノズル28はR3試薬
を吸引して、このR3試薬を試薬容器14内に吐出し、
R3試薬が検体2、R1試薬、R2試薬の反応液内に混
入されて、十分に攪拌され、免疫反応が生じてCRP測
定が行われ、そのときのデータが信号処理部39を経て
MCU37に取り込まれる。
【0032】MCU37では、CRP測定部5でのCR
P測定によって得られたデータに基づいて、所定時間当
たりの吸光度変化を予め既知濃度の血清(または血漿)
より求めておいた検量線から、全血中のCRP濃度が得
られる。
【0033】この場合、CRP測定については、検体2
として抗凝固剤添加の全血を用いているため、この全血
を用いることによって生ずる血漿成分容積誤差を補正す
る必要がある。
【0034】この補正に際しては、サンプリングノズル
28による検体2のサンプリング時に、このサンプリン
グノズル28が検体2に浸漬して、電極が検体によって
導通されることで生じる電気伝導度を基にして、検体
(全血)2のヘマトクリット値(Hct)を求め、この
ヘマトクリット値を用いて、CRP測定によって得られ
る全血中のCRP濃度を下記の補正式によって補正し、
血漿中のCRP濃度を求めるのである。
【0035】すなわち、全血中のCRP濃度をAとし、
ヘマトクリット値をBとすると、血漿中のCRP濃度C
は、 C=A×100/(100−B) なる式によって求められる。
【0036】前記MCU37によって得られた各測定値
は、例えば、MCU37に内蔵されたメモリに記憶され
る一方、表示装置40に項目別に表示されたり、プリン
タ41によってプリントされたりする。
【0037】次に、試薬容器設置装置42について説明
すると、図4に示すように、上記のクーラーボックス2
0と、試薬容器15の保持ホルダー43と、試薬容器1
4の保持ホルダー44を、容器収納庫(図4を参照)4
5として、この容器収納庫45に試薬容器14〜17の
挿入穴46を形成している(図5を参照)。
【0038】そして、図6に示すように、装置ケース1
の内面近くに収納庫ホルダー47を備えて、このホルダ
ー47に、電子冷却器32と容器収納庫45とを一体に
装備する一方、収納庫ホルダー47に相対峙する装置ケ
ース1部分に、少なくとも容器収納庫45の上部側を装
置ケース1外に迫り出させる開口部48を形成してい
る。
【0039】更に、収納庫ホルダー47を挟んで開口部
48の両側に一対のブラケット49を立設すると共に、
このブラケット49に、水平方向(より具体的には、試
薬容器14〜17の配置方向)の横軸50を介して収納
庫ホルダー47を揺動可能に枢着して、収納庫ホルダー
47ひいては容器収納庫45を装置ケース1内に納める
第1状態(図5を参照)Aと、容器収納庫45の上部側
を装置ケース1の開口部48から外部に迫り出させる第
2状態(図6を参照)Bとに、それぞれ切り換え可能に
構成し、かつ、装置ケース1の開口部48に対する開閉
蓋51を収納庫ホルダー47に備えている。
【0040】上記の容器挿入穴46は、収納庫ホルダー
47が装置ケース底板の突起1aに乗り掛かった容器収
納庫45の第1状態Aにおいて、穴軸線Pが上部側ほど
装置内方に傾斜するように形成されており、この際、鉛
直軸線に対する穴軸線Pの傾斜角度は、多少の振動では
試薬が溢れない範囲内で、試薬の収容量を最大に確保で
きるように大きくすることが望ましい。
【0041】容器収納庫45の第2状態Bは、収納庫ホ
ルダー47がストッパ52に当接することで現出される
のであって、この第2状態Bの現出下において、容器挿
入穴46の軸線Pが上部側ほど装置外方に傾斜するよう
に、ストッパ52の配置位置が特定されている。
【0042】好適には、第1状態Aでの穴軸線Pの傾斜
角度を、上記したように試薬の収容量を最大に確保でき
るように大きく設定した上で、第1及び第2状態A,B
下での容器挿入穴46の軸線Pが、鉛直軸線に対してほ
ゞ振り分け状になるように設定することであって、これ
によって、試薬の収容量を最大に確保した上で、二状態
A,Bの切り換えに伴う試薬の溢れ出しは確実に防止さ
れるのである。
【0043】そして、容器収納庫45の第1状態Aの現
出下において、試薬容器14〜17に挿入されるサンプ
リングノズル19の昇降軸線Qが、傾斜姿勢にある試薬
容器内部の最低位部位Cを通るように、プローブユニッ
ト部6を構成しているのである。
【0044】上記の構成にかゝる試薬容器の設置装置4
2によれば、容器収納庫45に開閉蓋51を一体化させ
ているので、開閉蓋51の開閉と容器収納庫45の二状
態A,Bの切り換えをワンタッチ操作で行うことがで
き、かつ、容器収納庫45を第2状態Bに切り換えるこ
とで、交換等に際しての試薬容器14〜17の装脱着
を、装置ケース1外の広いスペースで容易に行うことが
できる。
【0045】しかも、容器収納庫45の二状態A,Bの
切り換えが単なる揺動の構造によることから、例えばス
ライドの構造に比較してコスト的に安価であり、かつ、
振動を伴わないことから、試薬の溢れ出しを心配するこ
ともないのである。
【0046】一方、試薬容器14〜17を挿入穴46に
納めた容器収納庫45の第1状態Aでは、試薬容器が傾
斜姿勢に保持されることから、試薬が順次抽出されて残
り少なくなった場合、試薬は傾斜姿勢にある試薬容器内
部の最低位部位Cに溜まるようになり、ここで、サンプ
リングノズル19の昇降軸線Qが、試薬容器14〜17
内部の最低位部位Cを通るように構成しているので、上
記の試薬滞留部位にノズル先端19aを差し入れること
で、滞留試薬を余すところなく抽出できるのであって、
高価な試薬を無為に廃棄することなく、最後まで使用で
き、経済性の向上を図ることができる。
【0047】尚、開閉蓋51を容器収納庫45に一体化
させることは必須の要件ではなく、開閉蓋51を装置ケ
ース1側に枢着して開閉するように構成してもよいので
あり、この際、開閉蓋51を上下方向の縦軸線まわりで
開閉可能に構成してもよいのである。
【0048】また、収納庫ホルダー47ひいては容器収
納庫45を開口部48の下部側近傍に枢着しているが、
図5に仮想線で示すように、横軸50による収納庫ホル
ダー47の枢着位置は、ホルダー47の上部側など任意
に変更可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試薬を殆ど余すことなく抽出できる上に、試薬容器の装
脱着を容易に可能とした試薬容器の設置装置が、コスト
的に安価なものにして提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置ケースを透視した全血免疫測定装置の斜視
図である。
【図2】全血免疫測定装置の構成図である。
【図3】試薬容器の設置装置を示す平面図である。
【図4】検体容器収容部と免疫測定部およびプローブユ
ニット部の配置関係を示す概略側面図である。
【図5】容器収納庫の第1状態を示す説明図である。
【図6】容器収納庫の第2状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…装置ケース、14〜17…試薬容器、28…サンプ
リングノズル、45…容器収納庫、46…容器挿入穴、
48…開口部、51…開閉蓋、A…第1状態、B…第2
状態、C…容器内部の最低位部位、P…容器挿入穴の軸
線、Q…ノズルの昇降軸線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液や尿などの検体検査装置に装備され
    る試薬容器の設置装置であって、試薬容器の挿入穴を備
    えた容器収納庫を、水平方向の横軸線まわりで揺動可能
    に枢着して、容器収納庫を、容器挿入穴の軸線が上部側
    ほど装置内方に傾斜して、装置ケース内に納まる第1状
    態と、容器挿入穴の軸線が上部側ほど装置外方に傾斜し
    て、少なくとも容器収納庫の上部側が装置ケースの開口
    部から外部に迫り出す第2状態とに、それぞれ切り換え
    可能に構成し、かつ、装置ケースの開口部に開閉蓋を備
    えて成ることを特徴とする試薬容器の設置装置。
  2. 【請求項2】 容器収納庫に開閉蓋を一体化させて、開
    閉蓋の開放に伴って容器収納庫が第2状態に切り換わる
    ように構成して成る請求項1に記載された試薬容器の設
    置装置。
  3. 【請求項3】 第1状態下で試薬容器に挿入されるサン
    プリングノズルの昇降軸線が、試薬容器内部の最低位部
    位を通るように構成して成る請求項1または2に記載さ
    れた試薬容器の設置装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2状態下での容器挿入穴の軸
    線が、鉛直軸線に対してほゞ振り分け状になるように構
    成して成る請求項3に記載された試薬容器の設置装置。
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