JP2002055012A - 圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法 - Google Patents
圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法Info
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Abstract
センサ・スイッチを提供すること。 【解決手段】 かしめ結合円筒体17の凹凸部17Cと
樹脂製コネクタ部材16の凹凸部16Cとの嵌め込み式
の係合によってかしめ結合円筒体17と樹脂製コネクタ
部材16とを廻り止め係合し、かしめ結合円筒体17の
端縁を金属製ケース部材16側の凹凸部13の形状に倣
ってかしめ、このかしめによってかしめ結合円筒体17
と金属製ケース部材14とを廻り止め係合する。
Description
イッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法に
関するものである。
・スイッチ)として、検出・感応対象の流体が流れる配
管に接続される継手と圧力感知エレメントとキャップ部
材とによる金属製ケース部材と、圧力感知エレメントの
電極と電気的に接続される電気接続用の樹脂製コネクタ
部材とが、当該両者の接合部分の外周を囲繞してかしめ
られる金属製のかしめ結合円筒体によって固定連結され
た構造のものが知られている。
では、継手を配管にねじ込む際に、金属製ケース部材と
樹脂製コネクタ部材とがねじれる(相対回動変位)と、
機能上、不具合が生じるから、従来のものでは、金属製
ケース部材と樹脂製コネクタ部材の双方の結合部に凹凸
部を設け、金属製ケース部材の凹凸部と樹脂製コネクタ
部材の凹凸部との嵌め込み係合によって金属製ケース部
材と樹脂製コネクタ部材との廻り止めを行い、その上
で、かしめ結合円筒体の板厚を厚くしてかしめ荷重を高
め、金属製ケース部材と樹脂製コネクタ部材とが廻り難
い構造にしている。
廻り止め構造では、金属製ケース部材と樹脂製コネクタ
部材との相対的な回転を、これら両者の凹凸部によって
阻止するがために、凹凸部の強度を増すべく金属製ケー
ス部材の板厚を大きくしなければならず、これによって
コネクタ部分の外径が大きくなり、圧力センサ・スイッ
チの小型化設計を阻害する。また、金属製ケース部材の
板厚を大きくする分、かしめ荷重が大きくなることによ
り、かしめ加工のコストや設備コストが高くなる。この
ため、小型で、安価な圧力センサ・スイッチを得ること
ができない。
ためになされたもので、廻り止め構造を改善し、小型
で、安価な圧力センサ・スイッチ、およびその圧力セン
サ・スイッチのかしめ結合方法を提供することを目的と
している。
めに、この発明による圧力センサ・スイッチは、検出・
感応対象の流体が流れる配管に接続される継手と圧力感
知エレメントとキャップ部材とによる金属製ケース部材
と、圧力感知エレメントの電極と電気的に接続される電
気接続用の樹脂製コネクタ部材とが、当該両者の接合部
分の外周を囲繞してかしめられる金属製のかしめ結合円
筒体によって固定連結される圧力センサ・スイッチにお
いて、前記かしめ結合円筒体は、一端に前記樹脂製コネ
クタ部材との係合部を有し、当該係合部に凹凸部を予め
形成され、当該凹凸部と前記樹脂製コネクタ部材に形成
されている凹凸部との嵌め込み式の係合によって前記樹
脂製コネクタ部材と廻り止め係合し、前記金属製ケース
部材のうち、前記かしめ結合円筒体の他端がかしめ係合
する部分に凹凸部が形成され、前記かしめ結合円筒体
は、前記他端を前記金属製ケース部材側の凹凸部の形状
に倣ってかしめられ、当該かしめによって前記金属製ケ
ース部材と廻り止め係合しているものである。
合円筒体の一端に形成された凹凸部と樹脂製コネクタ部
材に形成されている凹凸部との嵌め込み式の係合によ
り、かしめ結合円筒体と樹脂製コネクタ部材との廻り止
めが行われ、かしめ結合円筒体他端が金属製ケース部材
側の凹凸部の形状に倣ってかしめられることにより、か
しめ結合円筒体と金属製ケース部材との廻り止めが行わ
れ、かしめ結合円筒体を中間体として金属製ケース部材
と樹脂製コネクタ部材とが廻り止めされる。
発明による圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法は、
上述の発明による圧力センサ・スイッチのかしめ結合方
法において、ローラ工具によって前記かしめ結合円筒体
の前記他端を前記金属製ケース部材側の凹凸部の形状に
倣ってかしめ変形させるものである。
明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図8はこの発
明による圧力センサ・スイッチの一つの実施の形態を示
している。
対象の流体が流れる配管に接続される継手11と圧力感
知エレメント12とキャップ部材13とによる金属製ケ
ース部材14と、圧力感知エレメント12の電極15と
電気的に接続される電気接続用の樹脂製コネクタ部材1
6と、金属製ケース部材14と樹脂製コネクタ部材16
の接合部分の外周を囲繞してかしめられることにより金
属製ケース部材14と樹脂製コネクタ部材16とを固定
連結する金属製のかしめ結合円筒体17とにより構成さ
れている。
4)継手11は、配管のねじ孔にねじ係合するねじ部1
1Aと工具係合用の廻しナット部11Bとを含み、廻し
ナット部11の側をキャップ部材13の一端とろう付け
等により一体的に連結されている。圧力感知エレメント
12は円周面部12Aを有する円柱状外形をなし、その
一端部にキャップ部材13の他端に形成された円環状フ
ランジ13Aが溶接等により一体的に連結されている。
円環状フランジ13Aの外周縁部には、周方向の複数箇
所(4箇所)に凸部13Bが突出形成されている。
図8)樹脂製コネクタ部材16は、電気絶縁性を有する
合成樹脂の成形品により構成され、内部に接続端子18
を含むコネクタケース部16Aと、金属製ケース部材1
4との結合端部16Bとを有している。結合端部16B
は円環状のフランジ部をなし、そのフランジ面の周方向
の複数箇所(4箇所)に凸部16Cが突出成形されてい
る。
6)かしめ結合円筒体17は、プレス成形品であり、樹
脂製コネクタ部材16の結合端部16Bの外周に嵌合す
る円筒部17Aと、円筒部17Aの一端(樹脂製コネク
タ部材側)に形成された円環状の内部フランジ部17B
とを有し、内部フランジ部17Bの内周縁部の周方向の
複数箇所(4箇所)に凹部17Cが切り欠き形成されて
いる。
手順を説明する。 (1)樹脂製コネクタ部材16の外周にかしめ結合円筒
体17を嵌合させ、かしめ結合円筒体17の内部フラン
ジ部17Bと樹脂製コネクタ部材16の結合端部16B
はフランジ部とを当接させ、樹脂製コネクタ部材16の
凸部16Cとかしめ結合円筒体17の凹部17Cとを嵌
め込み式に係合させる。この係合によって樹脂製コネク
タ部材16とかしめ結合円筒体17とが廻り止め係合す
る。
16Bに形成されているOリング溝16DにOリング1
9を嵌め込み、金属製ケース部材14の圧力感知エレメ
ント12側をかしめ結合円筒体17内に挿入し、圧力感
知エレメント12との先端面と結合端部16Bの先端面
とをOリング18を挟んで突き合わせる。この突き合わ
せによって圧力感知エレメント12の電極15と樹脂製
コネクタ部材16の接続端子18とがクリップ式に導通
接続される。
合円筒体17の円筒部17Aの縁部17Dを内側に曲げ
るようにして金属製ケース部材14の円環状フランジ1
3Aの外形形状に倣ってかしめる。このかしめは、ロー
ラ工具100を回転させながら、円環状フランジ13A
の外形形状に沿って回しながら行う。このかしめによっ
てかしめ結合円筒体17の縁部17Dは円環状フランジ
13Aに形成されている凸部13Bを包むようして変形
し、金属製ケース部材14とかしめ結合円筒体1とが廻
り止め係合される。
体17を中間体として金属製ケース部材14と樹脂製コ
ネクタ部材16とが廻り止めされる。これにより、金属
製ケース部材14と樹脂製コネクタ部材16との結合部
に形成した凹凸係合部により廻り止めをする場合のよう
に、金属製ケース部材14の板厚を大きくする必要がな
くなり、コネクタ部分の小径化が可能になる。これによ
り、圧力センサ・スイッチの小型化設計が可能になり、
圧力センサ・スイッチの小型化を図ることができる。併
せて、金属製ケース部材14の板厚を大きくする必要が
ない分、かしめ荷重を軽減でき、かしめ加工のコストや
設備コストの低下を図ることができる。
明による圧力センサ・スイッチによれば、かしめ結合円
筒体の一端に形成された凹凸部と樹脂製コネクタ部材に
形成されている凹凸部との嵌め込み式の係合により、か
しめ結合円筒体と樹脂製コネクタ部材との廻り止めが行
われ、かしめ結合円筒体他端が金属製ケース部材側の凹
凸部の形状に倣ってかしめられることにより、かしめ結
合円筒体と金属製ケース部材との廻り止めが行われ、か
しめ結合円筒体を中間体として金属製ケース部材と樹脂
製コネクタ部材とが廻り止めされるから、金属製ケース
部材と樹脂製コネクタ部材との結合部に形成した凹凸係
合部により廻り止めをする場合のように、金属製ケース
部材の板厚を大きくする必要がなくなり、併せて、金属
製ケース部材の板厚を大きくする必要がない分、かしめ
荷重を軽減でき、小型で、安価な圧力センサ・スイッチ
を提供することができる。
チのかしめ結合方法によれば、ローラ工具によってかし
め結合円筒体の他端を金属製ケース部材側の凹凸部の形
状に倣ってかしめ変形させるから、金属製ケース部材側
の凹凸部の形状に倣ったかしめが、容易に、しかも確実
に行われ、組み付け信頼性の高い圧力センサ・スイッチ
を得ることができる。
実施の形態(かしめ前の状態)を示す部分断面図であ
る。
実施の形態を示す底面図である。
ケース部材の平面図である。
ケース部材の正面図である。
結合円筒体の縦断面図である。
結合円筒体の底面図である。
コネクタ部材の正面図である。
コネクタ部材の底面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 検出・感応対象の流体が流れる配管に接
続される継手と圧力感知エレメントとキャップ部材とに
よる金属製ケース部材と、圧力感知エレメントの電極と
電気的に接続される電気接続用の樹脂製コネクタ部材と
が、当該両者の接合部分の外周を囲繞してかしめられる
金属製のかしめ結合円筒体によって固定連結される圧力
センサ・スイッチにおいて、 前記かしめ結合円筒体は、一端に前記樹脂製コネクタ部
材との係合部を有し、当該係合部に凹凸部を予め形成さ
れ、当該凹凸部と前記樹脂製コネクタ部材に形成されて
いる凹凸部との嵌め込み式の係合によって前記樹脂製コ
ネクタ部材と廻り止め係合し、 前記金属製ケース部材のうち、前記かしめ結合円筒体の
他端がかしめ係合する部分に凹凸部が形成され、前記か
しめ結合円筒体は、前記他端を前記金属製ケース部材側
の凹凸部の形状に倣ってかしめられ、当該かしめによっ
て前記金属製ケース部材と廻り止め係合していること、 を特徴とする圧力センサ・スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の圧力センサ・スイッチ
のかしめ結合方法において、ローラ工具によって前記か
しめ結合円筒体の前記他端を前記金属製ケース部材側の
凹凸部の形状に倣ってかしめ変形させることを特徴とす
る圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244266A JP2002055012A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000244266A JP2002055012A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002055012A true JP2002055012A (ja) | 2002-02-20 |
Family
ID=18734979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000244266A Pending JP2002055012A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002055012A (ja) |
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- 2000-08-11 JP JP2000244266A patent/JP2002055012A/ja active Pending
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