JPH058012U - 樹脂部品の回り止め加締め構造 - Google Patents

樹脂部品の回り止め加締め構造

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JPH058012U
JPH058012U JP5379191U JP5379191U JPH058012U JP H058012 U JPH058012 U JP H058012U JP 5379191 U JP5379191 U JP 5379191U JP 5379191 U JP5379191 U JP 5379191U JP H058012 U JPH058012 U JP H058012U
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JP
Japan
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resin
resin component
groove
recess
component
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Withdrawn
Application number
JP5379191U
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English (en)
Inventor
憲一 佐藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH058012U publication Critical patent/JPH058012U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に回り止め作業がおこなえ、かつ高温状
態においても樹脂部品の空転が生じない樹脂部品の回り
止め加締め構造の提供を目的とする。 【構成】 樹脂部品3の形状は金属部品1の凹部2の形
状に略一致しており、該形状は上部3bが小径、中部3
cは大径、下部3dは中径の寸法を有する三段の円柱状
に形成している。該中部3cの表面側の加締め代となる
周縁部3aには二箇所にわたり断面四角形の溝3eを形
成する。該樹脂部品3を金属部品1の凹部2に嵌合し
て、凹部2の端縁部2aを圧延ローラで加締めると端縁
部2aの一部が凹んで樹脂部品3の溝3eに食い込むよ
うになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属部品の凹部に樹脂部品を嵌め込んで、該凹部の端縁部を圧延ロ ーラにより折り曲げて前記樹脂部品に圧着し、樹脂部品の回り止めをする樹脂部 品の回り止め加締め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような樹脂部品の回り止め加締め方法として、例えば、図6に示す ように、円柱状の凹部2を有する金属部品1に該凹部2に略同形状をした樹脂部 品3を嵌合して、図7に示すように、該凹部2を形成する金属部品1の端縁部( 加締め代)2aを回転する圧延ローラ4で折り曲げて樹脂部品3の周縁部3aに 圧着し加締めている。更に、回り止めを確実にするために、図8に示すように、 折り曲げられた端縁部2aにタガネ5を当ててハンマー6で叩きタガネ5を打刻 することで、図9に示すように、樹脂部品3の表面を塑性変形7させ回り止めの 効果を得ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、タガネ5により打刻をすることは、工程が1つ増えてコストア ップとなるのみならず、打刻よる回り止め程度では、樹脂部品として熱可塑性の 樹脂部品を用いている場合に、短時間、高温に曝しただけで樹脂の応力緩和現象 により加締め保持力が極端に低下してしまい、樹脂部品が簡単に空転してしまう ことがある。
【0004】 本考案は、簡単に回り止め作業がおこなえ、かつ高温状態においても樹脂部品 の空転が生じない樹脂部品の回り止め加締め構造の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、樹脂部品を金属部品の凹部に嵌合し、該凹部の端縁部を圧延ローラ により折り曲げて前記樹脂部品に圧着し、樹脂部品の回り止めをする樹脂部品の 回り止め加締め構造において、前記樹脂部品の周縁部に予め少なくとも1つの溝 を形成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】
上述構成により、樹脂部品を金属部品の凹部に嵌合し、該凹部の端縁部を圧延 ローラにより折り曲げて前記樹脂部品に圧着すると、該端縁部は樹脂部品の表面 に密着するとともに、該端縁部の一部は樹脂部品に予め設けられていた溝に追従 して下側に凸状部が形成され、溝に食い込んだ状態になる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1には、従来の技術のところで説明したものと同じ金属部品1と、その凹部 2に嵌合させる熱可塑性の樹脂部品3が示されている。該樹脂部品3の形状は金 属部品1の凹部2の形状に略一致しており、該形状は上部3bが小径、中部3c は大径、下部3dは中径の寸法を有する三段の円柱状に形成されている。また、 該中部3cの表面側の加締め代となる周縁部3aには二箇所にわたり断面四角形 の溝3eが形成されており、該溝3eの深さは前述したタガネ5で打刻したとき に樹脂部材3の表面が凹む深さよりも深くしてある。
【0009】 この状態の樹脂部品3を、前記金属部品1の凹部2に嵌合して、図7に示すよ うに、圧延ローラ4を回転させて金属部品1の凹部2の端縁部(加締め代)2a を折り曲げ樹脂部品3に圧着すると、図2に示すように、圧延ローラ4が樹脂部 品3の溝3eが形成された上にきたとき、その溝3eのところで金属部品1の凹 部2の端縁部2aは圧延ローラ4に押されて下側に凸状部2bが形成され、溝3 eに追従する。
【0010】 このように、樹脂部品3の表面側の周縁部3aに予め断面四角形の溝3eを形 成しておき、該樹脂部品3を金属部品1に嵌合して圧延ローラ4で加締めると、 圧延ローラ4が溝3eに追従して、金属部品1の凹部2の端縁部2aに凸状部2 bが転写され、この凸状部2bが樹脂部品3の溝3eに入り込んで回り止めの効 果が得られる。また、これを高温の所に置いても、溝3eの深さが深く金属部品 1に形成された凸状部2bが食い込んだ状態になっているため、その後に樹脂部 品3が空転したりする事態は起こらない。
【0011】 また、より強い回り止め効果を得ようとすれば、樹脂部品3の周縁部3aに多 数の溝を形成するか、あるいは溝の形を変えて、圧延ローラ4に押された金属部 品2の端縁部2aが溝に追従し易いように、図3に示すように断面三角形の溝と したり、図4に示すように端面をカットした形にしたり、図5に示すように溝の 断面を半円形にするなど種々の形状を用いることができる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、樹脂部品の加締め代である周縁部に予 め溝を形成したので、圧延ローラによる加締め工程で回り止めが同時に施され、 その後の回り止め工程を必要としないためコストダウンが図れる。また、溝が深 く形成されているので、金属部分との食い込みが良く、高温の場所に曝しても樹 脂部品が空転するようなことは起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の樹脂部品の加締め回り止め構造
に用いる金属部品と樹脂部品の斜視図である。
【図2】樹脂部品の溝のある部分における圧延ローラに
よる加締め状態を示す図である。
【図3】樹脂部品の溝の形状を断面三角形にしたものを
示す図である。
【図4】樹脂部品の溝の形状を端面をカットした状態に
したものを示す図である。
【図5】樹脂部品の溝の形状を断面半円形にしたものを
示す図である。
【図6】金属部品と樹脂部品の断面図である。
【図7】樹脂部品を金属部品の凹部に嵌合させて圧延ロ
ーラで加締めた図である。
【図8】図7で加締めた後、タガネのより打刻して回り
止めをする図である。
【図9】図8で打刻した部分の断面図である。
【符号の説明】
1 金属部品 2 凹部 2a 凹部の端縁部 3 樹脂部品 3a 周縁部 3e 溝 4 圧延ローラ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 樹脂部品を金属部品の凹部に嵌合し、該
    凹部の端縁部を圧延ローラにより折り曲げて前記樹脂部
    品に圧着し、樹脂部品の回り止めをする樹脂部品の回り
    止め加締め構造において、 前記樹脂部品の周縁部に予め少なくとも1つの溝を形成
    したことを特徴とする樹脂部品の回り止め加締め構造。
JP5379191U 1991-07-11 1991-07-11 樹脂部品の回り止め加締め構造 Withdrawn JPH058012U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07184734A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Ikeda Bussan Co Ltd リクライニング軸の取付構造
JP2002055012A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Saginomiya Seisakusho Inc 圧力センサ・スイッチおよび圧力センサ・スイッチのかしめ結合方法
WO2009119121A1 (ja) * 2008-03-27 2009-10-01 マブチモーター株式会社 ケース蓋固定構成を有するモータ

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