JPH0526163Y2 - - Google Patents

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JPH0526163Y2
JPH0526163Y2 JP16481688U JP16481688U JPH0526163Y2 JP H0526163 Y2 JPH0526163 Y2 JP H0526163Y2 JP 16481688 U JP16481688 U JP 16481688U JP 16481688 U JP16481688 U JP 16481688U JP H0526163 Y2 JPH0526163 Y2 JP H0526163Y2
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ALC用のアンカーに関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来のアンカーとしては、第11図に例示する
ようにナツト部aが2股状脚片b,bに一体に固
着されていた。
このような従来のアンカーでは、予めALC壁
面上にケガキを要し、その正しい位置にアンカー
を打込んで後に、例えば多数の孔付きの帯板等の
被取付材の該孔を、上記アンカーの位置に一致さ
せ、ボルトにて取付けていた。従つて、ケガキ作
業が面倒であり、かつ、アンカーの打込位置と、
被取付材の孔とが一致しないことも生じた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のアンカーは、横断面略半円形の金属線
材を折曲部にて折曲げて松葉型に形成した該折曲
部の外周面に於ける合せ面近傍に不完全ネジ部を
形成すると共に残部を完全ネジ部に形成したアン
カー本体と;該不完全ネジ部にネジ山を形成しつ
つ螺着されて、該不完全ネジ部及び完全ネジ部か
らなるネジ部の基端面が僅かに突出状となるまで
乃至同一面まで螺合状態とされたナツトと;を備
えている。
〔作用〕
折曲部に於て合せ面と直交する外径方向へアン
カー本体が弾発的に拡大しようとする。
そのため、ネジ部とナツトとの螺合の緩みが生
じ難い。
さらに、ネジ部の不完全ネジ部にネジ山を形成
しつつナツトが螺着されたから、一層この緩みが
生じないで済む。
また、多数の孔付の被取付材を、直接にALC
壁面に押当てつつ、アンカーを打込んで止着出来
る。このとき、ハンマー等で打込むのであるが、
ハンマー等が直接には(ナツトをたたかずに)ア
ンカー本体のネジ部の基端面をたたくこととな
り、ネジ山をつぶす心配がない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を詳説する。
第1図に於て、1は一対の脚体2,2を有する
アンカー本体であり、3はナツト、4は開脚部
材、5は規制リングであり、これ等によつてアン
カーAが構成される。
アンカー本体1は、横断面半円形の第2図のよ
うな金属線材6を中央で折曲げて、第3図〜第5
図に示すように折曲部7にて約180度折曲げて、
全体を松葉型に形成する。
次に、第6図から第7図に示すように、軸心方
向から見ると半円弧状のネジ成型部8を有する金
型9,9を矢印B,B方向から押圧して、上記折
曲部7にネジ部10を形成する。
矢印B及びその逆方向に近接分離容易とするた
めには、金型9のネジ成型部8のネジ溝・ネジ山
は完全な半円ではなく、奥部が完全ネジである
が、合せ面寄りは浅いネジするのが好ましい。
このようにして、アンカー本体1の折曲部7の
外周面に於ける合せ面11近傍に不完全ネジ部U
を形成すると共に、残部を完全ネジ部Pに形成す
る。
第8図に示すように、折曲部7の外周面に不完
全ネジ部Uと完全ネジ部Pとから成るネジ部10
を形成するが、同図で明らかなように合せ面11
の近傍は不完全ネジ部Uとして、ネジの凹凸が小
さいか、又は無い状態である。
また、このネジ部10の長さ寸法を、ナツト3
の厚さ寸法と同一乃至やや長い目に設定しておい
て、ナツト3をネジ部10に螺合すれば、ネジ部
10の基端面12−アンカー本体1の基端面12
と同じ−が、第1図のように僅かに突出状とな
り、ハンマー13で打撃した時に、(ナツト3に
当らずに)基端面12に当つて、好ましい。
しかも、第8図からナツト3をネジ部10に螺
進する途中に、不完全ネジ部Uにネジ山を形成す
る。言い換えれば、ナツト3がネジ切りを行な
う。
第9図の拡大横断面図で明らかなように、不完
全ネジ部Uでは仮想線のようにネジ山が浅い。し
かし、ナツト3を螺進すると、ナツト3自身でネ
ジ切りが行なわれて、同図の実線のようにネジ山
が深く形成される。従つて、ナツト3とネジ部1
0とのネジ山とネジ溝の螺合摩擦抵抗は大きく、
がたつきも生じない。かつ、第9図に矢印Pで示
すように、折曲部7では脚体2,2が相互に反対
方向(合せ面11と直交する相反方向)へ、弾発
的に拡大復元せんとする力が作用するから、一
層、上記螺合摩擦抵抗が増大して、ネジの緩み止
め作用は著大である。
第10図に示す如く、ALC壁面に(ケガキを
用いず)直接に多数の孔14…を有する被取付部
材15を押当て、その状態で、本考案に係るアン
カーA…をハンマー13(第1図参照)にて打込
めば良い。
このとき、第1図に示す如く、くさび型の開脚
部材4が脚体2,2の股裂作用をなす。かつ、規
制リング5は不要に脚体2,2が打撃時に瞬間的
に振動・変形して、脆いALC表面付近の打込孔
周囲を粉々に砕いて、引抜力を低下させることを
防止している。また、脚体2の先端には、開脚を
助ける匂配面16を予め設けておく。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成され、次のような著
大な効果を奏する。
ネジ部10には不完全ネジ部Uが存在する
が、これにネジ山を形成しつつナツト3を螺進
させて、完全に近いネジに形成するため、螺合
のガタツキも生じないと共に、ネジの緩みが発
生し難い。
ネジ部10は、金属線材6の折曲部7に形成
したため、(第9図中の矢印P…のように)ナ
ツト3のネジ内周面に弾発的に圧接して、緩み
を一層確実に防止出来る。
従来のようなケガキ作業を省略して、現物
(被取付部材15)を直接にALC壁面に押当て
て、打込めば良いので、作業能率を向上出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用方法説明を兼ねた本考案の一実施
例を示す一部断面正面図、第2図は素材の正面
図、第3図は製造途中の状態の正面図、第4図は
第3図の−断面図、第5図は第3図の−
断面図、第6図はその後の加工方法説明図、第7
図はネジの塑性加工説明用断面図、第8図は一部
断面分解図、第9図はナツト螺着状態の拡大断面
作用説明図、第10図は使用方法の一例を示す斜
視図である。第11図は従来例の斜視図である。 1……アンカー本体、3……ナツト、6……金
属線材、7……折曲部、10……ネジ部、11…
…合せ面、12……基端面、U……不完全ネジ
部、P……完全ネジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面略半円形の金属線材6を折曲部7にて折
    曲げて松葉型に形成した該折曲部7の外周面に於
    ける合せ面11近傍に不完全ネジ部Uを形成する
    と共に残部を完全ネジ部Pに形成したアンカー本
    体1と、 該不完全ネジ部Uにネジ山を形成しつつ螺着さ
    れて、該不完全ネジ部U及び完全ネジ部Pから成
    るネジ部10の基端面12が僅かに突出状となる
    まで乃至同一面まで螺合状態とされたナツト3
    と、 を備えていることを特徴とするアンカー。
JP16481688U 1988-12-19 1988-12-19 Expired - Lifetime JPH0526163Y2 (ja)

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JP16481688U JPH0526163Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19

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JP16481688U JPH0526163Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19

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Publication Number Publication Date
JPH0285705U JPH0285705U (ja) 1990-07-05
JPH0526163Y2 true JPH0526163Y2 (ja) 1993-07-01

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JP16481688U Expired - Lifetime JPH0526163Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19

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JPH0285705U (ja) 1990-07-05

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