JP2530144Y2 - 隠し釘 - Google Patents

隠し釘

Info

Publication number
JP2530144Y2
JP2530144Y2 JP1992035696U JP3569692U JP2530144Y2 JP 2530144 Y2 JP2530144 Y2 JP 2530144Y2 JP 1992035696 U JP1992035696 U JP 1992035696U JP 3569692 U JP3569692 U JP 3569692U JP 2530144 Y2 JP2530144 Y2 JP 2530144Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
hidden
ordinary
collar
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992035696U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587317U (ja
Inventor
信一 渡辺
Original Assignee
信一 渡辺
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 信一 渡辺 filed Critical 信一 渡辺
Priority to JP1992035696U priority Critical patent/JP2530144Y2/ja
Publication of JPH0587317U publication Critical patent/JPH0587317U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530144Y2 publication Critical patent/JP2530144Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋や家具などを組み
立てるために使用される隠し釘および隠し釘用ドライバ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の隠し釘および隠し釘用の
打込具としては、例えば、実開昭57−157479号
公報および実開平3−19109号公報に示すようなも
のがある。
【0003】すなわち、隠し釘は、2方向に突出するつ
ばを介して、一方側に普通釘部を有し、反対側にねじ釘
部を有しており、一方の組立部材にねじ釘部をねじ込ん
でから、反対側の普通釘部に他方の組立部材を打ち付
け、2つの組立部材を固定するようになっている。
【0004】隠し釘用の打込具は、つばを介して両側に
普通釘部を有する隠し釘に用いられ、一方側の普通釘部
を一方の組立部材に打ち付けるとき、その挿入孔に反対
側の普通釘部を挿入し、一端をつばに当て、他端をハン
マーで叩くようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の隠し釘では、ねじ釘部をねじ込むために、軸
部から2方向に突出したつばを、反対側の普通釘部を避
けて斜めから指でつまんで回転させたり、ペンチでつば
を挟んで回転させたりしなければならなかった。このた
め、隠し釘をねじ込むのに手間がかかることから、組立
作業に時間がかかるという問題点があった。
【0006】また、従来の隠し釘では、ねじ込むため
に、突出したつばに横方向から加わる力が大きいと、つ
ばが耐えることができずに曲がってしまうため、固い部
材の固定には用いることができないという問題点があっ
た。
【0007】また、従来の隠し釘用の打込具は、普通釘
部を打ち込むためにのみ用いられ、ねじ釘部をねじ込む
ためには用いることができなかった。両側に普通釘部を
有する隠し釘では、釘先に抜け止め用の突起を有するも
のであっても、ねじ釘部を有するものに比べて抜けやす
く、特に、組立部材に横方向に強い力が加わったり、組
立部材が乾燥したりすると、緩んで抜けやすくなるとい
う問題点があった。
【0008】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、抜けにくく、かつ、ねじ込みやす
くて組立作業の時間短縮をはかることができ、また、固
い部材であっても固定することができる隠し釘および隠
し釘用ドライバを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の隠し釘は、つばを介して一方側に普通釘部
を有し、反対側にねじ釘部を有する隠し釘において、前
記つばは軸部の周囲を包囲して設けられ、前記つばの前
記一方側の面には、前記ねじ釘部をねじ込むための凹部
が形成され、前記凹部は、前記普通釘部を挟んで対向す
る2本の溝から形成され、前記普通釘部の釘先は、末端
が前記軸部より放射状の4方向に直角または鋭角で突出
して尖端から末端にかけて傾斜して連続し、各末端の間
の溝が軸部に食い込んで各末端からつば側に伸びるよう
形成されていることを、特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】隠し釘は、1cm程度から数十cmまで、
用途に応じて種々の長さのものが可能である。また、普
通釘部とねじ釘部との長さの比率も、種々の比率が可能
である。
【0014】本考案の隠し釘用ドライバは、前記の隠し
釘をねじ込むための隠し釘用ドライバであって、前記隠
し釘の普通釘部より長く、前記普通釘部が挿入可能な内
径を有する筒状部と、前記筒状部の開口端に形成され
た、前記隠し釘の凹部に対応する凸部と、を有すること
を特徴とする。
【0015】隠し釘用ドライバは、手動で回転させるよ
うに、一般のドライバ用の柄に取付け可能に構成しても
よく、また、筒状部の後端に駆動軸を設け、駆動軸を電
動ドリルのドリルチャックに取り付けて、電動で回転さ
せるように構成してもよい。
【0016】
【作用】隠し釘により2つの組立部材を固定するとき、
まず、隠し釘を一方の組立部材の固定面に垂直に立てて
ねじ釘部の尖端を固定面に当てる。次に、隠し釘用ドラ
イバを準備し、筒状部内に普通釘部を、隠し釘用ドライ
バの開口端の凸部がつばに当たるまで挿入させる。そし
て、凸部をつばの凹部に嵌め合わせる。
【0017】この状態で、隠し釘用ドライバを隠し釘と
同軸上で所定の方向に回転させると、ねじ釘部は容易に
組立部材にねじ込まれる。このとき、組立部材が固いた
めにつばの凹部に強い力がかかっても、軸部の周囲のつ
ば全体に力が加わるため、つばは変形しにくい。
【0018】ねじ釘部およびつばを一方の組立部材に十
分にねじ込んだならば、隠し釘用ドライバを普通釘部か
ら抜き取る。ねじ釘部は、普通釘を打ち込んだ場合に比
べて、組立部材との摩擦力が大きく、抜けにくい。
【0019】次に、他方の組立部材を準備し、固定面を
普通釘部の尖端に当て、反対面を打ち付ける。こうし
て、普通釘部を他方の組立部材に打ち込むことにより、
2つの組立部材を互いに固定することができる。
【0020】普通釘部の釘先の末端は軸部より放射状の
4方向に直角または鋭角で突出しており、いったん打ち
込んだ普通釘部は、突出した末端が抵抗となって抜けに
くく、また、回転を防止して、固定を確実に行なうこと
ができる。普通釘部の釘先は、各末端の間の溝が軸部に
食い込んで各末端からつば側に伸びるよう形成されてお
り、釘先は鋭くて組立部材に刺さりやすく、軸部が太い
ときにも刺さりやすくする。
【0021】さらに、隠し釘の凹部が普通釘部を挟んで
対向する2本の溝から形成されており、ねじ込む力が隠
し釘に均等にかかるため、隠し釘をぐらつかせずにねじ
込むことができ、また、ねじ込む力が凹部により分散さ
れるため、大きい力がかかっても凹部を傷めにくい。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の第1〜第3実施
例を説明する。図1〜図4は、本考案の第1実施例を示
している。
【0023】図1および図2に示すように、隠し釘10
は、つば20を介して一方側に普通釘部30を有し、反
対側にねじ釘部40を有している。普通釘部30とねじ
釘部40とは、共通する軸線上に配置されている。ねじ
釘部40は、一般の木ねじと同様に、軸部41に螺旋状
のねじ山42を形成して成っている。軸部41の尖端4
3は、鋭く尖っている。隠し釘10は約9cmの長さを
有し、ねじ釘部40は普通釘部30よりやや長くなって
いる。
【0024】図1の(A)に示すように、つば20は、
円盤状であって、軸部41の基部44と普通釘部30の
軸部31との間に、軸部の周囲を包囲して設けられてい
る。つば20は、軸部31および基部44より大径をな
し、基部44にかけて傾斜部21が形成されている。つ
ば20の一方側、すなわち、普通釘部30側の面には、
ねじ釘部40をねじ込むための凹部22が形成されてい
る。
【0025】凹部22は、普通釘部30の軸部31を挟
んで対向する2本の溝22a,22bから形成されてい
る。2本の溝22a,22bは、つば20の側部23に
突き抜けている。
【0026】図1の(B)に示すように、普通釘部30
の釘先32は、銛の尖端のように、末端34が軸部31
より放射状の2方向に直角で突出した形状を有してい
る。釘先32は、尖端33から末端34にかけて、傾斜
して連続している。釘先32は、2本の溝22a,22
bに沿った方向の幅aが、それらに直角方向の幅bより
長くなっている。幅bは、軸部31の直径と同じ長さで
ある。釘先32の幅aはつば20の直径より短く、幅b
は溝22aと溝22bの間の幅cより短くなっている。
【0027】隠し釘10は、加熱した鉄材をプレス加工
により成形して、製造することができる。
【0028】図3に示すように、隠し釘10をねじ込む
ための隠し釘用ドライバ50は、断面が四角形の筒状部
51と、凸部52とを有している。筒状部51は、隠し
釘10の普通釘部30より長く、普通釘部30が挿入可
能な内径を有している。筒状部51の後端53には、駆
動軸54が一体的に設けられている。駆動軸54は、断
面が六角形状であって、電動ドリルのドリルチャック
(図示せず)に取付け可能である。
【0029】凸部52は、筒状部51の開口端に形成さ
れ、隠し釘10の凹部22に対応した形状を有してい
る。すなわち、凸部52は、互いに対向する2枚の歯5
2a.52bから形成されている。歯52a.52b
は、溝22a,22bに嵌まり合う寸法を有している。
歯52aと歯52bとの間隔dは、溝22aと溝22b
の間の幅cとほぼ同じ長さである。
【0030】次に作用を説明する。図4において、隠し
釘10により2つの組立部材A,Bを固定するとき、ま
ず、隠し釘10を一方の組立部材Aの固定面に垂直に立
ててねじ釘部40の尖端43を固定面に当てる。次に、
隠し釘用ドライバ50の駆動軸54を電動ドリルのドリ
ルチャック(図示せず)にセットし、筒状部51内に普
通釘部30を、隠し釘用ドライバ50の開口端の凸部5
2がつば20に当たるまで挿入させる。つば20に当た
ったならば、歯52a.52bをつば20の溝22a,
22bに嵌め合わせる。
【0031】この状態で、電動ドリル(図示せず)を駆
動させ、隠し釘用ドライバ50を隠し釘10と同軸上で
所定の方向に回転させると、ねじ釘部40は容易に組立
部材Aにねじ込まれる。これにより、従来のように、普
通釘部を避けて斜めからつばを指でつまんで回転させる
方法や、ペンチでつばを挟んで回転させる方法に比べ
て、組立作業の時間短縮をはかることができる。また、
このとき、組立部材Aが固いためにつば20の溝22
a,22bに強い力がかかっても、軸部の周囲のつば2
0の全体に力が加わるため、つば20は変形しにくい。
【0032】隠し釘10の凹部20は、普通釘部30を
挟んで対向する2本の溝22a,22bから形成されて
おり、ねじ込む力が隠し釘10に均等にかかるため、組
立部材Aが固い場合にも、隠し釘10をぐらつかせずに
ねじ込むことができ、また、ねじ込む力が2本の溝22
a,22bにより2つに分散されるため、大きい力がか
かっても溝を傷めにくい。
【0033】また、ねじ釘部40は、普通釘を打ち込ん
だ場合に比べて、組立部材Aとの摩擦力が大きく、横方
向に強い力が加わったり、組立部材が乾燥したりして
も、緩みにくく、抜けにくい。ねじ釘部40およびつば
20を一方の組立部材Aに十分にねじ込んだならば、隠
し釘用ドライバ50を普通釘部30から抜き取る。
【0034】次に、他方の組立部材Bを準備し、固定面
を普通釘部30の尖端33に当て、反対面をあて木を介
して槌で打ち付ける。こうして、普通釘部30を他方の
組立部材Bに打ち込むことにより、2つの組立部材A,
Bを互いに固定することができる。
【0035】組立部材A,Bを固定したとき、普通釘部
30の釘先32の末端34は軸部31より放射状の2方
向に直角で突出しているため、いったん打ち込んだ普通
釘部30は、突出した末端34が抵抗となって抜けにく
く、固定を確実に行なうことができる。
【0036】図5および図6は、本考案の第2実施例を
示している。本実施例では、隠し釘の普通釘部の釘先形
状、つばの凹部の形状、およびねじ釘部の形状が異なる
例を示している。
【0037】図5に示すように、隠し釘11は、つば2
5を介して一方側に普通釘部35を有し、反対側にねじ
釘部45を有している。
【0038】図5の(A)に示すように、隠し釘11に
おいて、つば25は、円盤状であって、軸部の周囲を包
囲して設けられている。つば25には、普通釘部35側
の面に、ねじ釘部45をねじ込むための凹部26が形成
されている。凹部26は、つば25に、普通釘部35の
軸部36を中心として十字状の凸部27を残して、四隅
を切り欠いた形状に形成されている。
【0039】図5の(B)に示すように、普通釘部35
の釘先37は、末端38が軸部36より放射状の4方向
に直角で突出した形状を有している。釘先37は、尖端
39から末端38にかけて、傾斜して連続している。図
5(A)に示すように、平面図で釘先37の末端38
は、凹部26と重ならないよう、凸部27と重なって配
置されている。ねじ釘部45は、図5(B)に示すよう
に、ねじ山46が間隔をあけずに形成されている。
【0040】隠し釘10は、加熱した鋼材をプレス加工
により成形した後、ねじ切り加工を施して、製造するこ
とができる。
【0041】図6に示すように、隠し釘用ドライバ55
は、断面が円形の筒状部56と、凸部57とを有してい
る。凸部57は、筒状部56の開口端に形成され、隠し
釘11の凹部26に対応した形状を有している。すなわ
ち、凸部57は、図6の(C)に示すように、筒状部5
6の開口端に十字状の溝58を形成して、四隅に残った
形状に形成されている。溝58は、筒状部56の内部に
通じている。
【0042】筒状部56は、隠し釘11の普通釘部35
より長く、普通釘部35が挿入可能な内径を有してい
る。筒状部56の内径は、凸部57付近で傾斜し、狭ま
っている。筒状部56の後端59には、駆動軸60が一
体的に設けられている。駆動軸60は、端部の周囲に3
つの平面部61を有しており、電動ドリルのドリルチャ
ック(図示せず)に取付け可能である。
【0043】次に作用を説明する。図5に示す隠し釘1
1を使用する場合、まず、ねじ釘部45の尖端を固定面
に当てる。次に、隠し釘用ドライバ55の駆動軸60を
電動ドリルのドリルチャック(図示せず)にセットし、
筒状部56内に普通釘部35を挿入させる。
【0044】凸部57をつば25の凹部26に嵌め合わ
せる。この状態で、電動ドリル(図示せず)を駆動さ
せ、隠し釘用ドライバ55を隠し釘11と同軸上で所定
の方向に回転させると、ねじ釘部45は容易に組立部材
Aにねじ込まれる。これにより、従来の方法に比べて、
組立作業の時間短縮をはかることができる。また、この
とき、組立部材Aが固いためにつば25の凹部26に強
い力がかかっても、軸部の周囲のつば25の全体に力が
加わるため、つば25は変形しにくい。
【0045】隠し釘11の凹部26は、普通釘部35を
包囲して4つに分かれて形成されているため、ねじ込む
力が隠し釘11に均等にかかり、隠し釘11をぐらつか
せずにねじ込むことができ、また、ねじ込む力が凹部2
6により分散されるため、大きい力がかかっても凹部2
6を傷めにくい。また、4方向に突出した釘先37がじ
ゃまにならずに、隠し釘用ドライバ55を用いて隠し釘
11をねじ込むことができる。
【0046】ねじ釘部45およびつば25を一方の組立
部材Aに十分にねじ込んだならば、隠し釘用ドライバ5
5を普通釘部35から抜き取る。次に、他方の組立部材
Bを準備し、固定面を普通釘部35の尖端39に当て、
反対面をあて木を介して槌で打ち付ける。こうして、普
通釘部35を他方の組立部材Bに打ち込むことにより、
2つの組立部材A,Bを互いに固定することができる。
【0047】組立部材A,Bを固定したとき、普通釘部
35の釘先37の末端38は軸部36より放射状の4方
向に直角で突出しているため、いったん打ち込んだ普通
釘部35は、突出した末端38が抵抗となって抜けにく
く、第1実施例の場合より固定をさらに確実に行なうこ
とができる。
【0048】図7は、本考案の第3実施例を示してい
る。なお、第1実施例と同種の部位には同一符号を付し
重複した説明を省略する。本実施例では、隠し釘の普通
釘部の釘先形状が異なる例を示している。
【0049】図7に示すように、隠し釘12では、普通
釘部30の釘先70は、末端71が軸部31より放射状
の4方向に直角で突出した形状を有している。釘先70
は、尖端72から末端71にかけて、傾斜して連続して
いる。
【0050】図7の(C)に示すように、4方向に突出
した各末端71の間の溝73は、軸部31に食い込んで
形成されている。他の構成は、第1実施例の隠し釘10
と同様のため、省略する。
【0051】次に作用を説明する。普通釘部30の釘先
70は、4方向に突出した各末端71の間の溝73が軸
部31に食い込んで各末端71からつば側に伸びるよう
形成されているため、鋭くなっており、組立部材に刺さ
りやすい。本考案の釘先形状は、軸部が太い隠し釘のと
きでも刺さりやすいため、特に、有利である。また、釘
先の末端71は、放射状の4方向に突出しているため、
組立部材に刺さると回転を防止して、固定を確実に行な
うことができる。
【0052】
【考案の効果】本考案に係る隠し釘によれば、ねじ釘部
は、普通釘を打ち込んだ場合に比べて、組立部材との摩
擦力が大きいため、抜けにくく、また、組立部材が固い
ためにつばに強い力がかかっても、軸部の周囲のつば全
体に力が加わり、つばが変形しにくいので、固い部材で
あっても固定することができ、さらに、隠し釘用ドライ
バを隠し釘と同軸上で回転させて、ねじ釘部を容易に組
立部材にねじ込むことができるので、組立作業の時間短
縮をはかることができる。
【0053】また、普通釘部の釘先の末端が軸部より放
射状の4方向に直角または鋭角で突出しているので、突
出した末端が抵抗となって抜けにくく、また、回転を防
止して、組立部材を確実に固定することができる。ま
た、普通釘部の釘先は各末端の間の溝が軸部に食い込ん
で各末端からつば側に伸びるよう形成されているので、
釘先は鋭くて組立部材に刺さりやすく、軸部が太いとき
にも刺さりやすくすることができる。
【0054】隠し釘の凹部が普通釘部を挟んで対向する
2本の溝から形成されているので、ねじ込む力が隠し釘
に均等にかかり、隠し釘がねじ込むときにぐらつかない
ので、ねじ込みやすく、また、ねじ込む力が凹部により
分散されるため、大きい力がかかっても凹部を傷めにく
く、固い組立部材であっても固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の第1実施例の隠し釘を示す平
面図、(B)はその正面図である。
【図2】第1実施例の隠し釘を示す側面図である。
【図3】(A)は第1実施例の隠し釘用ドライバを示す
正面図、(B)はその側面図である。
【図4】第1実施例の隠し釘の使用状態を示す断面図で
ある。
【図5】(A)は第2実施例の隠し釘を示す平面図、
(B)はその正面図である。
【図6】(A)は第2実施例の隠し釘用ドライバを示す
正面図、(B)はそのB−B線断面図、(C)はその底
面図である。
【図7】(A)は第3実施例の隠し釘の要部を示す平面
図、(B)はその正面図、(C)はそのC−C線断面図
である。
【符号の説明】
10 隠し釘 20 つば 22 凹部 30 普通釘部 32 釘先 40 ねじ釘部 41 軸部 50 隠し釘用ドライバ 51 筒状部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】つばを介して一方側に普通釘部を有し、反
    対側にねじ釘部を有する隠し釘において、 前記つばは軸部の周囲を包囲して設けられ、前記つばの
    前記一方側の面には、前記ねじ釘部をねじ込むための凹
    部が形成され、前記凹部は、前記普通釘部を挟んで対向
    する2本の溝から形成され、前記普通釘部の釘先は、末
    端が前記軸部より放射状の4方向に直角または鋭角で突
    出して尖端から末端にかけて傾斜して連続し、各末端の
    間の溝が軸部に食い込んで各末端からつば側に伸びるよ
    う形成されていることを、特徴とする隠し釘。
JP1992035696U 1992-04-28 1992-04-28 隠し釘 Expired - Lifetime JP2530144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992035696U JP2530144Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 隠し釘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992035696U JP2530144Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 隠し釘

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587317U JPH0587317U (ja) 1993-11-26
JP2530144Y2 true JP2530144Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=12449062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992035696U Expired - Lifetime JP2530144Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 隠し釘

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530144Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102117964B1 (ko) * 2015-01-28 2020-06-02 주식회사 네오바이오텍 차폐막 고정체 및 고정조립체

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817567U (ja) * 1971-07-08 1973-02-27
JPS5647376U (ja) * 1979-09-18 1981-04-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587317U (ja) 1993-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2157227A1 (en) Spiral Flex Tree Fastener
US2913953A (en) Anchor bolt with drive means for forming a hole
JP3863924B2 (ja) ねじとドライバービットの組合せ
JP2002122122A (ja) ボルトナット組み用の座金と、ネジ式締付け具
US20070160418A1 (en) Quick assembly bolt jacket
JP2530144Y2 (ja) 隠し釘
US3897035A (en) Wall fastener
JP2002168222A (ja) ナット
US7028592B2 (en) Tool element and screw for mating engagement therewith
US7040197B2 (en) Opener providing large arm of force
US20030093081A1 (en) Interference fit screw driver
JPH034813Y2 (ja)
JP4197546B2 (ja) ねじ及びドライバービットとの組合せ
JPH0662217U (ja) 隠し釘
JPH0326758Y2 (ja)
JP2520943Y2 (ja) スクリュー釘
JPH0526163Y2 (ja)
JPH10331820A (ja) スクリュー釘
JPH07224829A (ja) ボルト
JPH0667911U (ja) 隠し釘
JP2000320516A (ja) スクリュー釘
JP2606768B2 (ja) 自転車用ハンドルステムの固定構造
JPH0617685B2 (ja) 埋込ナットの埋設方法
JPH02798Y2 (ja)
JPH034814Y2 (ja)