JP2606768B2 - 自転車用ハンドルステムの固定構造 - Google Patents

自転車用ハンドルステムの固定構造

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JP2606768B2
JP2606768B2 JP31278491A JP31278491A JP2606768B2 JP 2606768 B2 JP2606768 B2 JP 2606768B2 JP 31278491 A JP31278491 A JP 31278491A JP 31278491 A JP31278491 A JP 31278491A JP 2606768 B2 JP2606768 B2 JP 2606768B2
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handle stem
stem
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Inventor
安 杉野
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株式会社スギノテクノ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車用ハンドルバーを
保持するハンドルステムの固定構造に関するもので、該
ハンドルステムの組付け作業が容易に行えるようにした
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】ハンドルバーを自転車フレームに
取付ける為のハンドルステムは、ハンドルの回動操作を
前車輪に確実に伝達させる為に前車輪支持用の前ホーク
と強固に結合されるようになっている。図6に示すよう
に、ハンドルバー(1) を保持するハンドルステム(2)の
下端は、車体フレーム(4) のヘッドパイプ(40)に内挿さ
れた前ホーク(3)用の上パイプ(30)内に挿入固定されて
いる。
【0003】上記ハンドルステム(2)の下端には引上げ
うす(5)の上面が当接せしめられていると共に、これら
両者の当接面は互いに傾斜面(21)(51)になっており、上
記引上げうす(5)はハンドルステム(2)の上端部から挿
入した締付けネジ(6) で上方に引上げられるようになっ
ている。このものでは、ハンドルステム(2)の上端から
挿入した締付けネジ(6) を六角レンチ等の工具で締付け
ると、該締付けネジ(6) の下端部に螺合する引上げうす
(5)が上方に引上げられる。すると、該引上げうす(5)
は、これとハンドルステム(2)の当接面に形成された傾
斜面(21)(51)で横方向に滑って、該引上げうす(5)が前
記前ホーク(3)の上パイプ(30)の内壁に強固に押圧され
て該押圧力でハンドルステム(2)と前ホーク(3)が連結
される。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、ハン
ドルステム(2)の組立作業の作業性が悪いという問題が
あった。上記問題点について更に詳述すると、上記従来
のものにおいてハンドルステム(2)を固定する際には、
組付け前のハンドルステム(2)にその上端から締付けネ
ジ(6) を挿通させると共に該締付けネジ(6) の下端に引
上げうす(5)を緩く仮止め装着する準備作業が必要とな
る。又、上記引上げうす(5)を仮止めしたハンドルステ
ム(2)の下端を前ホーク(3)の上パイプ(30)に内挿した
後には締付けネジ(6) の頭部を六角レンチ等で何度も回
動させる必要があるだけでなく、更に、ハンドルステム
(2)と上記上パイプ(30)を最適結合力で結合させる為に
締付けネジ(6) に附与しなければならない締付力は経験
上知得されるもので、該締付けネジ(6) を適正に締付け
るには熟練を要する。従って、上記従来のものでは、ハ
ンドルステム(2)の組立作業が繁雑化して作業性が悪く
なるのである。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、『前ホーク(3)の上部に突出する上パイプ(30)内に
ハンドルステム(2)の下部を挿入固定する構造』におい
て、該ハンドルステム(2)を組付ける際の作業性の向上
を図ることをその課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『ハンドルステム(2)の下端部の内周面を隆
起させて絞り部(24)を形成し、ハンドルステム(2)の頂
部から挿入した結合軸(7)の先端部(70)を上記絞り部(2
4)に圧入するようにした』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。既述従
来のものと同様にハンドルステム(2)の下端部を前ホー
ク(3)の上部に突出する上パイプ(30)に内挿入した状態
で該ハンドルステム(2)内にその上端から結合軸(7)を
挿入する。
【0008】次に、ハンドルステム(2)の先端内周を隆
起させて形成した絞り部(24)に上記結合軸(7)の先端部
(70)をハンマー等で打込んで圧入する。すると、該結合
軸(7)の圧入に伴ってハンドルステム(2)の下端部がそ
の弾性によって直径拡大して外側の前ホーク(3)用の上
パイプ(30)内に圧接される。これにより、ハンドルステ
ム(2)と前ホーク(3)の上パイプ(30)が摩擦結合して抜
け止め状態になってハンドルステム(2)の組立て作業が
完了する。
【0009】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。ハンドルス
テム(2)の上端から挿入した結合軸(7)を、該ハンドル
ステム(2)の先端部の絞り部(24)の部分に圧入するだけ
で該ハンドルステム(2)の組立て作業が完了するから、
引上げうす(5)の仮止めや締付けネジ(6) の回動締付け
作業が必要であった既述従来のものに比べ、該ハンドル
ステム(2)の組立て作業が簡便に行えてその作業性が向
上する。
【0010】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図1,図2に示すように、ハンドルステム
(2)の下端部近傍の内周面には隆起部(23)が周設されて
絞り部(24)が形成されている。又、上記ハンドルステム
(2)にはその下端から上記隆起部(23)の配設部を越えて
更に上方に延びる軸線方向のスリット(S) (S) が開削さ
れており、該スリット(S) (S) によってハンドルステム
(2)の下端部の直径拡大が容易に成し得るようになって
いる。
【0011】次に、ハンドルステム(2)にはその頂面に
穿設された透孔(26)を介して結合軸(7)が挿入されるよ
うになっており、該結合軸(7)の先端部(70)はその他の
部分より太軸状に形成されている。又、上記先端部(70)
の下端はテーパー面(72)になっており、該テーパー面(7
2)を利用して結合軸(7)の先端部(70)をハンドルステム
(2)の隆起部(23)の部分に楔状に打込めるようになって
いる。
【0012】このものでは、前ホーク(3)の上パイプ(3
0)を車体フレーム(4) のヘッドパイプ(40)にその下端か
ら挿入すると共に、該上パイプ(30)の上端部を上わん(3
4),上玉押し(35)及び袋ナット(36)等から成るヘッドセ
ット(37)で固定し、その後、上記上パイプ(30)内にその
上端からハンドルステム(2)の下端を挿入する。そし
て、ハンドルステム(2)の頂面に穿設した挿入孔(26)か
ら結合軸(7)を挿入し、該結合軸(7)の上端部をハンマ
ー等で打撃することによってその先端部(70)をハンドル
ステム(2)の下端部近傍の隆起部(23)(23)間に打ち込
む。すると、上記結合軸(7)の先端部(70)のテーパー面
(72)が隆起部(23)(23)間に楔状に打込まれ、これによ
り、該ハンドルステム(2)の下端部がスリット(S) (S)
の作用で直径拡大せしめられ、その外周が前ホーク(3)
の上パイプ(30)に圧接される。これにより、ハンドルス
テム(2)が前ホーク(3)に抜け止め状態に結合され、引
上げうす(5)を使用する既述従来のものに比べて結合軸
(7)の打込みだけで組付け作業が完了するから、該ハン
ドルステム(2)の組立て作業が簡便になる。
【0013】尚、上記実施例では結合軸(7)の先端部(7
0)をテーパー面(72)とこれに続くストレート部(74)で形
成したが、図3に示すように先端部(70)を急テーパー部
(76)とごく緩やかな緩テーパー部(77)から構成してもよ
い。図4に示す第2実施例は 結合軸(7)を軸部(78)と
その先端部に螺合されるナット部(79)から構成したもの
で、ナット部(79)の先端外周部はテーパー面(72)となっ
ている。このものでは、ナット部(79)を螺合した軸部(7
8)を既述第1実施例と同様にハンドルステム(2)の下端
の隆起部(23)(23)内に打ち込むが、ハンドルステム(2)
の長さ(前ホーク(3)の上パイプ(30)からの突出量)を
調節するときは、軸部(78)を六角レンチ等で回してナッ
ト部(79)を隆起部(23)(23)間から上方に抜き取る。そし
て、ハンドルステム(2)と前ホーク(3)の上パイプ(30)
との結合を解除してハンドルステム(2)の長さを調節し
た後、再度結合軸(7)をハンマー等で打込むと、ハンド
ルステム(2)の長さが調節できることとなる。
【0014】尚、上記第2実施例では、軸部(78)の先端
に螺合するナット部(79)をテーパー面(72)とこれに続く
ストレート部で形成したが、図5に示すように、ナット
部(79)を下端の急テーパー面(76)とこれに続く緩テーパ
ー面(77)で形成しても良い。この場合には、前ホーク
(3)の上パイプ(30)とハンドルステム(2)の固定が緩ん
だ場合、軸部(78)を若干ねじ戻してその上端部をハンド
ルステム(2)の頂面から持ち上げた状態にして結合軸
(7)を再度ハンマー等で打込むと、緩んだハンドルステ
ム(2)を再度強固に前ホーク(3)側に固定できる。
【0015】更に、上記いずれの実施例においても、ハ
ンドルステム(2)の下端部にスリット(S) (S) を開削し
たが、該スリット(S) (S) を設けなくても良い。即ち、
上記スリット(S) (S) を設けなくても、結合軸(7)の先
端部(70)やナット部(79)をハンドルステム(2)の下端部
の絞り部(24)に打込むと、該ハンドルステム(2)はこれ
が有する弾性限界内で直径拡大してその外側の前ホーク
用上パイプ(30)に圧接結合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図
【図2】ハンドルステム(2)の下端部近傍の拡大図
【図3】第1実施例に使用する結合軸(7)の変形例
【図4】第2実施例の説明図
【図5】第2実施例に使用するナット部(79)の変形例を
説明する要部断面図
【図6】従来例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・ハンドルバー (2)・・・ハンドルステム (3)・・・前ホーク (S) ・・・スリット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前ホーク(3)の上部に突出する上パイプ
    (30)内にハンドルステム(2)の下部を挿入固定する構造
    において、ハンドルステム(2)の下端部の内周面を隆起
    させて絞り部(24)を形成し、ハンドルステム(2)の頂部
    から挿入した結合軸(7)の先端部(70)を上記絞り部(24)
    に圧入するようにした自転車用ハンドルステムの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明に於いて、ハンドルステ
    ム(2)の側壁下端部から絞り部(24)を経て更に延びるス
    リット(S) (S) を開削した自転車用ハンドルステムの固
    定構造。
JP31278491A 1991-11-27 1991-11-27 自転車用ハンドルステムの固定構造 Expired - Lifetime JP2606768B2 (ja)

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