JP2012096737A - 自転車のハンドルステムの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホークステム4内に、内径が下方ほど縮小するテーパー部15が形成され、ホークステム4内に、ハンドルステム20が上方から挿入され、ハンドルステム20の下端部に、引上げられることによりハンドルステム20の下端部を径方向へ移動させてホークステム4の内周に押圧する固定部材21が設けられ、ハンドルステム20に固定部材21を引上げる引上手段14が設けられ、ハンドルステム20を固定部材21と共に上方からホークステム4内に挿入した際、固定部材21がテーパー部15よりも上方位置に保たれるようにハンドルステム20の挿入量を規制する挿入量規制手段25がハンドルステム20に設けられている。
【選択図】図1
Description
ハンドルステム7の下端部には、下端が開放された縦スリット10によって割り部11が形成されている。また、ハンドルステム7の下端部には、引上げられることによって割り部11を径方向外向きに押し広げるコーン形のうす部材12が差し込まれている。図10に示すように、うす部材12には雌ねじを有するねじ孔13が形成され、ハンドルステム7の上部から差し込まれた引上げボルト14の下端部が上方からねじ孔13に螺合している。これにより、うす部材12は引上げボルト14の下端部に昇降自在に取り付けられている。
ホークステム内に、ハンドルステムが上方から挿入され、
ハンドルステムの下端部に、引上げられることによりハンドルステムの下端部を径方向へ移動させてホークステムの内周に押圧する固定部材が設けられ、
ハンドルステムに固定部材を引上げる引上手段が設けられた自転車のハンドルステムの固定構造であって、
ハンドルステムを固定部材と共にホークステム内に挿入した際、固定部材がテーパー部よりも上方位置に保たれるようにハンドルステムの挿入量を規制する挿入量規制手段がハンドルステムに設けられているものである。
挿入量規制手段は挿入部の上部に形成され、
ハンドルステムの軸心から半径方向における挿入量規制手段の外端部までの距離がホークステムの内半径よりも大きいものである。
これによると、ハンドルステムの挿入部を固定部材と共に上方からホークステム内に挿入して下限まで下げた際、ハンドルステムの太径部が上方からホークステムの上端部に当接し、この時点で、ホークステムへのハンドルステムの挿入が規制される。これにより、固定部材がテーパー部よりも上方位置に保たれる。
これによると、引上手段で固定部材を引上げることにより、ハンドルステムの下端部が径方向外向きに押し広げられてホークステムの内周に押圧され、ハンドルステムがホークステムに固定される。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1を説明する。尚、先述した従来技術と同じ部材については、同一の符号を付記してその詳細な説明を省略する。
うす部材21と共にハンドルステム20を上方からホークステム4内に挿入して下限まで下げた場合、ハンドルステム20の太径部25が上方からホークステム4の上端部に当接し、この時点で、ホークステム4内へのハンドルステム20の挿入が規制される。これにより、うす部材21がテーパー部15よりも上方位置に保たれる。
上記実施の形態1では、図2に示すように、固定部材の一例としてコーン形状のうす部材21を用いたが、以下に説明する実施の形態2では、図3,図4に示すように、くさび形状のうす部材30を用いている。このうす部材30は、ねじ孔13を有する円筒状の部材であり、上端に、軸心31に対して一方向へ傾斜した傾斜面32を有している。
うす部材30と共にハンドルステム20を上方からホークステム4内に挿入して下限まで下げた場合、ハンドルステム20の太径部25が上方からホークステム4の上端部に当接し、この時点で、ホークステム4内へのハンドルステム20の挿入が規制される。これにより、うす部材30がテーパー部15よりも上方位置に保たれる。
上記実施の形態1,2では、図1,図3に示すように、挿入量規制手段の一例として太径部25をハンドルステム20に形成しているが、太径部25に限定されるものではなく、例えば、挿入量規制手段の他の例として、図5,図6に示すように、ハンドルステム20の挿入部24の外周面に、径方向外向きに突出する突起部40が形成されている。
うす部材30と共にハンドルステム20を上方からホークステム4内に挿入して下限まで下げた場合、ハンドルステム20の突起部40が上方からホークステム4の上端部に当接し、この時点で、ホークステム4内へのハンドルステム20の挿入が規制される。これにより、うす部材30がテーパー部15よりも上方位置に保たれる。
14 引き上げボルト(引上手段)
15 テーパー部
20 ハンドルステム
21,30 うす部材(固定部材)
24 挿入部
25 太径部(挿入量規制手段)
31 軸心
40 突起部(挿入量規制手段)
B ホークステムの内径
E,F 反対方向
G ハンドルステムの軸心から半径方向における突起部の外端部までの距離
H ホークステムの内半径
J 径方向外向き
Claims (5)
- ホークステム内に、内径が下方ほど縮小するテーパー部が形成され、
ホークステム内に、ハンドルステムが上方から挿入され、
ハンドルステムの下端部に、引上げられることによりハンドルステムの下端部を径方向へ移動させてホークステムの内周に押圧する固定部材が設けられ、
ハンドルステムに固定部材を引上げる引上手段が設けられた自転車のハンドルステムの固定構造であって、
ハンドルステムを固定部材と共にホークステム内に挿入した際、固定部材がテーパー部よりも上方位置に保たれるようにハンドルステムの挿入量を規制する挿入量規制手段がハンドルステムに設けられていることを特徴とする自転車のハンドルステムの固定構造。 - ハンドルステムは、ホークステム内に挿入可能な挿入部と、挿入量規制手段とを有し、
挿入量規制手段は挿入部の上部に形成され、
ハンドルステムの軸心から半径方向における挿入量規制手段の外端部までの距離がホークステムの内半径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の自転車のハンドルステムの固定構造。 - 挿入量規制手段はホークステムの内径よりも太い太径部であることを特徴とする請求項2記載の自転車のハンドルステムの固定構造。
- 固定部材は、引上げられることによって、ハンドルステムの下端部を径方向外向きに押し広げることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自転車のハンドルステムの固定構造。
- 固定部材を引上げることにより、ハンドルステムの下端部と固定部材とが径方向において互いに反対方向へ案内されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自転車のハンドルステムの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010247974A JP2012096737A (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 自転車のハンドルステムの固定構造 |
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JP2010247974A JP2012096737A (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 自転車のハンドルステムの固定構造 |
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JP2012096737A true JP2012096737A (ja) | 2012-05-24 |
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ID=46389146
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JP2010247974A Pending JP2012096737A (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 自転車のハンドルステムの固定構造 |
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2010
- 2010-11-05 JP JP2010247974A patent/JP2012096737A/ja active Pending
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