JPH0238053B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0238053B2
JPH0238053B2 JP61285875A JP28587586A JPH0238053B2 JP H0238053 B2 JPH0238053 B2 JP H0238053B2 JP 61285875 A JP61285875 A JP 61285875A JP 28587586 A JP28587586 A JP 28587586A JP H0238053 B2 JPH0238053 B2 JP H0238053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blind nut
mounting hole
tool
fastened
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61285875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62261707A (ja
Inventor
Fumio Wakamatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP28587586A priority Critical patent/JPS62261707A/ja
Publication of JPS62261707A publication Critical patent/JPS62261707A/ja
Publication of JPH0238053B2 publication Critical patent/JPH0238053B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、予形成されたブラインドナツト取付
孔に凹溝を形成するための工具に関する。
薄肉でかつ両面からの操作が困難な部材、例え
ば第1図に示すような自動車のバンパー2を固定
する補強材4は、ネジ切りおよび内側へのナツト
の挿入・位置決めが困難である。このため上記の
ような部材に対して通常のナツトとボルトを用い
た締結作業は困難である。従つて、片面からの固
着が可能なナツト10(本明細書ではブラインド
ナツトと称す)が使用される。このブラインドナ
ツト10は、塑性変形可能な材料から構成された
中空円筒体から成り、前方内径部に雌ねじ12が
切られ、後方端部に半径外方向へ広がるフランジ
を有する。このブラインドナツト10は、一方の
被締結部材16の取付孔へ片面から挿入した後軸
方向圧縮により、ナツトを第2図に示すように外
方へ膨出することによりカシメ固着する。その後
他方の被締結部材18を貫通させたボルト8を螺
合し、締結作業を行うようになつている。
しかしながら従来のブラインドナツトは、ナツ
ト外周面と被締結部材の取付孔内面とが同心状に
面接触しているだけであるため、インパクトレン
チ等を使用したボルト締めによりブラインドナツ
トに大きなトルクが加えられたり、ボルト端が当
接して軸方向力が加えられたりすると、一旦カシ
メにより固着されたブラインドナツトが空転する
ような場合が生じる。
従つて、本発明に目的はブラインドナツトのカ
シメ固着をより安定化することにあり、そのため
のブラインドナツトの取付孔形成用工具を提供す
ることである。
上記目的を達成するため、本発明によれば、被
締結部材に予形成されたブラインドナツト取付孔
の内周面に接するロツド状ガイド部と、該ガイド
部の後方に配され該取付孔に挿入可能なフランジ
部と、該フランジ部の外周前縁部に半径外方向に
突出して形成され先端面が傾斜する刃とから成
り、該刃のフランジ部半径方向突出外縁と前記傾
斜面とのなす角が鋭角である、ブラインドナツト
の回わり止め機構用凹溝付取付孔を形成するため
の工具が提供される。本発明の工具は所定のブラ
インドナツトと共に用いることが特に有用であ
る。即ち、被締結部材の取付孔内周面に半径外方
向に切欠いた凹溝を設けて、取付孔にブラインド
ナツトを挿入し該取付孔凹溝内を含め半径外方向
へブラインドナツト中間壁部を膨出して、膨出部
とフランジ部の間に被締結部材を圧着保持する。
この凹溝は、予め形成された取付孔(通例丸孔)
に上記の工具により形成できる。
本発明の工具によれば、上記所定のブラインド
ナツトにおいて被締結部材の取付孔周面に半径外
方向に切欠いた凹溝が設けられるためナツト取付
孔は異形化し、ナツトのカシメの際にナツト外周
面(巾間壁部)が塑性変形膨出して凹溝内に嵌合
するので、ボルト締めの際大きなトルクを受けて
も空転することはない。
本発明の工具は、フランジ部外周前縁部に半径
外方向に突出する刃を形成し、この刃は、刃先の
尖つた、かつ先端面が傾斜する切刃を構成する。
本構成により、鋭い刃先で力を集中させ、この
刃先が傾斜面により孔の内周面にくさび状にくい
込み、この内周面をくさび作用により削り取つて
溝を形成していく。
従つて、本発明の工具による凹溝の形成には、
大きな力を必要とせず、また、受けダイを必要と
せず、被締結部材の面変形もほとんどなく、ブラ
インドナツトを固着すべき中空物体の被締結部材
に対し外部から凹溝加工ができる。
以下添付図面を参照して本発明について説明す
る。
まず第3図および第4図を参照して本発明に係
る工具20およびブラインドナツト取付孔22に
ついて説明する。図示するような異形取付孔22
は、まず最初にドリル(図示せず)を用いて被締
結部材16に片面より丸孔を形成し、その後第3
図および第4図に示す工具20により丸孔周面に
半径外方向に切欠かれた溝24を形成する。図中
に示した凹溝24は半円形状であり、計4個形成
されているが、これ以外の形状例えば三角形又は
上記以外の個数例えば1〜3個又は5個以上設け
ることも可能である。
工具20は、前方に位置するガイド部26と、
後方に位置するグリツプ部28と、両者の間に位
置するフランジ部30と、フランジ部30の外周
前縁部に位置する切刃32とから主として成る。
ガイド部26は、挿入が容易となるように先端部
が切頭円錐形状であり、それ以外の部分はほぼ四
角柱形状をなす。四角柱部の各角部は丸孔の内周
面に面接触するように丸みをつけてある。このた
めガイド部26を丸孔に挿入すれば工具20の心
合わせは完成する。このフランジ部30は、被締
結部材16の丸孔に挿入できるよう丸孔内径にほ
ぼ等しい外径を有し、外周前縁部に切刃32が設
けられている。この切刃32は、フランジ部30
の外周に沿つて1つ又は複数設けられている。切
刃32の先端面32aは傾斜しており、この傾斜
面32aと、切刃32のフランジ部半径方向突出
外縁32bとでなす角θは、鋭角に形成されてい
る。本構成により、小さな力で凹溝切削を可能と
している。グリツプ部28は、所定のパンチ装置
(図示せず)が容易となるよう円筒状に形成され
ている。ガイド部26が被締結部材16の丸孔に
挿入された状態の工具20は、所定のパンチ装置
により打撃されると、切刃32の尖つた先端が被
締結部材16の丸孔周辺部に当接しこれにくい込
み、工具20の軸方向移動に伴い切刃傾斜面32
aはくさび作用を呈し、これにより部材16を切
欠き凹溝を形成していく。このようにして、丸孔
を異形取付孔22とする。
こうして異形化された取付孔22には第6図に
示すようにブラインドナツト10が片面より挿入
される。このブラインドナツト10は、塑性変形
可能な材料から構成された中空の略円筒形をなす
部材であり、一端部には半径外方向へ広がつたフ
ランジ部14を有する。ブラインドナツト10の
内径部は、上記フランジ部14と逆方向の端部近
傍に設けられた雌ねじ部12と、フランジ部14
側に位置するボルトガイド部34とから成る。ボ
ルトガイド部34は、図示するように雌ねじ部1
2よりも内径が若干大くなつており、このためボ
ルトガイド部34に対応する壁部分36も肉薄と
なつている。
ブラインドナツト10の円筒部外径は、被締結
部材の取付孔22の内径よりも若干小であり、ブ
ラインドナツト10を取付孔に挿入できる。第6
図に示すよう被締結部材16に嵌合されたブライ
ンドナツト10は、軸方向に圧縮されて第7図に
示すように肉薄壁部36が半径外方向へ膨出す
る。この膨出部38は図示するように断面がほぼ
U字形をなし、フランジ部14とU字膨出部38
との間の被締結部材16がカシメられていて挟持
される。こうしてブラインドナツト10は被締結
部材16に固着されるが、塑性変形した肉薄壁部
36の一部は取付孔22の凹溝24に喰い込むの
でブラインドナツト10に大トルクが加えられて
もこれらの凹溝24の喰い込み部分によりブライ
ンドナツト10の空転は阻止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ブラインドナツトの応用例を示す斜
視図、第2図はブラインドナツトとボルトを使つ
た締結法を示す断面図、第3図は異形化取付孔を
形成するための工具を示す側面図、第4図は第3
図の工具を軸方向から見た正面図、第5図は第3
図の工具によつて形成された取付孔にブラインド
ナツトを挿入した状態を示す平面図、第6図は第
5図の−線に沿つた断面図、第7図はカシメ
後のブラインドナツトを示す断面図である。 8……ボルト、10……ブラインドナツト、1
2……ネジ部、16……被締結部材、20……工
具、22……取付孔、24……凹溝、26……ガ
イド部、30……フランジ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被締結部材に予形成されたブラインドナツト
    取付孔の内周面に接するロツド状ガイド部と、該
    ガイド部の後方に配され該取付孔に挿入可能なフ
    ランジ部と、該フランジ部の外周前縁部に半径外
    方向に突出して形成され先端面が傾斜する刃とか
    ら成り、該刃のフランジ部半径方向突出外縁と前
    記傾斜面とのなす角が鋭角である、ブラインドナ
    ツトの回わり止め機構用凹溝付取付孔を形成する
    ための工具。
JP28587586A 1986-12-02 1986-12-02 ブラインドナツトの取付孔形成用工具 Granted JPS62261707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28587586A JPS62261707A (ja) 1986-12-02 1986-12-02 ブラインドナツトの取付孔形成用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28587586A JPS62261707A (ja) 1986-12-02 1986-12-02 ブラインドナツトの取付孔形成用工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62261707A JPS62261707A (ja) 1987-11-13
JPH0238053B2 true JPH0238053B2 (ja) 1990-08-28

Family

ID=17697160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28587586A Granted JPS62261707A (ja) 1986-12-02 1986-12-02 ブラインドナツトの取付孔形成用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62261707A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281540A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd ブラインドタイプの固着具を被締結部材に締結する方法
JP5591019B2 (ja) * 2010-08-10 2014-09-17 三菱アルミニウム株式会社 車両用外装ビーム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120551U (ja) * 1974-08-02 1976-02-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256683U (ja) * 1975-10-23 1977-04-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120551U (ja) * 1974-08-02 1976-02-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62261707A (ja) 1987-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0645051Y2 (ja) アンカーナット締着装置
JP2613166B2 (ja) Tナット
US5183357A (en) Rivet fastener with drilling bit
EP0066260B1 (en) Fastener
GB2243425A (en) Anchoring of bolts or screws in holes
US3367228A (en) Fastener with improved locking means
US5333977A (en) Bolt having a locking means
US4274460A (en) Panel fastener joint
JP3163073B2 (ja) 取り外し可能タング付きインサート
US5634750A (en) Expansible anchor
US3398627A (en) Anchor bolts
JPH0252125B2 (ja)
JP2002122122A (ja) ボルトナット組み用の座金と、ネジ式締付け具
JPH0238053B2 (ja)
JPS6249488B2 (ja)
EP0182565A1 (en) Anchoring bolt
JPH10131976A (ja) 回転体固定具
JP4115734B2 (ja) ブラインドナット
US2862537A (en) Slip on nut with bendable attaching head
JP4313914B2 (ja) 締結具及び締結方法
US3199721A (en) Wrench coupling
JPH10103328A (ja) ボルトと板体の固着構造及び板体固着用ボルト
JPH10141349A (ja) 緩み止めナット、並びに、その製造方法
JP3169730B2 (ja) ねじ材に対する板状材の固定方法および固定構造
JP3227311B2 (ja) 点検穴用プラグ