JP3067228U - スプリング組立体 - Google Patents
スプリング組立体Info
- Publication number
- JP3067228U JP3067228U JP1999007813U JP781399U JP3067228U JP 3067228 U JP3067228 U JP 3067228U JP 1999007813 U JP1999007813 U JP 1999007813U JP 781399 U JP781399 U JP 781399U JP 3067228 U JP3067228 U JP 3067228U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- burring
- press
- caulking
- spring assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Springs (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】比較的内径の小さいスプリングをスプリング組
立体に使用する場合一対の円環状プレートに何ら固定用
のピンなど必要とせずに2枚の同形状の円環状プレート
を共用可能とするスプリング組立体を提供する。 【解決手段】一方の環状プレートにバーリングかしめに
よってスプリングをかしめた後、他方の環状プレートを
セットし、バーリング内径よりも少し大きなパンチ6を
圧入し、バーリング4を押し広げ、それによってスプリ
ング内径と圧着して固定させると共にしごき込みによっ
てスプリングを巻き込み固定する。相互に対向する一対
の環状プレートに複数個のスプリングをかしめスプリン
グ組立体とする際、比較的内径の小さなスプリングを使
用する場合も、スプリングの一端にバーリングかしめを
行い、他端には圧入かしめを行うことによってプレート
に固定させることが可能となる。
立体に使用する場合一対の円環状プレートに何ら固定用
のピンなど必要とせずに2枚の同形状の円環状プレート
を共用可能とするスプリング組立体を提供する。 【解決手段】一方の環状プレートにバーリングかしめに
よってスプリングをかしめた後、他方の環状プレートを
セットし、バーリング内径よりも少し大きなパンチ6を
圧入し、バーリング4を押し広げ、それによってスプリ
ング内径と圧着して固定させると共にしごき込みによっ
てスプリングを巻き込み固定する。相互に対向する一対
の環状プレートに複数個のスプリングをかしめスプリン
グ組立体とする際、比較的内径の小さなスプリングを使
用する場合も、スプリングの一端にバーリングかしめを
行い、他端には圧入かしめを行うことによってプレート
に固定させることが可能となる。
Description
【0001】
本願考案は、自動車の自動変速用トランスミッション内の、油圧によってクラ ッチ板を締結したり、解除したりする際のピストンにリターン力を付与するスプ リング組立体に係るものである。
【0002】
一般に自動変速機の摩擦締結要素としてのクラッチ等の油圧サーボ機構にはピ ストンを付勢するためのスプリング組立体が使用されているが、このスプリング 組立体には、特開H6−226559や実開H2−96053に示されるものが 知られている。
【0003】 そしてこの様なスプリング組立体を製造する場合、プレートとスプリングはバ ーリングを利用して、バーリングを押しつぶしてかしめたり、スリット形状のも のをスプリングの端部に折り曲げ固定されるのが一般的である。
【0004】
ところがこの様なバーリングかしめやスリット形状のかしめは、スプリングの 内径が比較的小さくなった場合、一方しかかしめられなかったり、一方の環状プ レートにスプリングをバーリングかしめた後、他方のプレートに挿入用ピンを取 付、それをスプリングに挿入する方法しか無く、スリットによるかしめ等は微細 なプレス加工が必要となり、極端に難しかった。
【0005】
本願考案ではこの点に鑑み、スプリングの内径が比較的小さいとき、相互に対 向する一対の環状プレートを装備するスプリング組立体を製作する場合、何ら固 定用のピン等を必要とすること無く、2つの同形状のプレートを共用可能とする ことを目的とし、一方の環状プレートにバーリングかしめによってスプリングを かしめた後、他方の環状プレートをセットし、バーリング内径よりも少し大きな パンチを圧入し、バーリングを押し広げ、それによってスプリング内径と圧着し て固定させると共にしごき込みによってスプリングを巻き込み固定される事を特 徴としている。
【0006】
本願考案ではかかる構成によって次に示すような作用が得られる。
【0007】 請求項記載の考案では、相互に対向する一対の環状プレートに複数個のスプリ ングをかしめスプリング組立体とする際、比較的内径の小さなスプリングを使用 する場合も、スプリングの一端にバーリングかしめを行い、他端には圧入かしめ を行うことによってプレートに固定させることが可能となる。
【0008】
以下本願考案のスプリング組立体を実施例に基づいて説明する。
【0009】 図1において、本願考案に係るスプリング組立体の斜視図を示す。 このスプリング組立体は自動変速機の摩擦締結要素としての油圧サーボ機構のリ ターンスプリングとして利用されるものであって、相互に対向配置される一対の 環状プレート、と該プレート間に複数個配される圧縮スプリングとの部品 によって構成されている。
【0010】 このプレート、には圧縮スプリングの内径が嵌合するバーリングが複 数個設けられ、また、プレートの外周、内周には剛性を向上させるためのフラン ジ等が形成されている。
【0011】 まず、バーリングが形成された一方の環状プレートに圧縮スプリングを 挿入し、バーリングの開口先端部を押し広げる事によってスプリングを固定し 、次に他方の環状プレートにスプリング組立体を装着し、バーリングの内径 よりもう少し大きな直径のパンチを圧入して、バーリングを押し広げ圧縮スプ リングと圧着させる。 この時、バーリングの肉をしごき込み、スプリングを巻き込む事によっても スプリングを固定させる。
【0012】
本願考案によれば、比較的内径の小さな圧縮スプリングについても、比較的容 易に同一の環状プレートを対向する位置に一対配置されたスプリング組立体とす る事が可能となり、プレートとプレートの重量にも差が生じなく、上下の区別無 くバランスが良好であり、トランスミッションの組立工程において工数の向上も 計る事が出来る。
【0013】 また、相互に対向する2枚のプレートを同形状のプレートとする事が出来、何 ら固定用のピン等必要とせず、重量的に有利であり、スプリング組立体を組み立 てる際、圧入するパンチも比較的簡単な形状で済み加工の煩雑さが無くなり作業 工数の簡素化が図られ、コストダウンにつながると言う効果を奏する。
【図1】本願考案の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本願考案の圧入かしめによる加工の説明断面図
である。
である。
【図4】従来の形状のスプリング組立体の一部拡大図で
ある。
ある。
【符号の説明】 環状プレート 1 環状プレート 2 圧縮スプリング バーリング バーリングのかしめ部先端 圧入パンチ 支持ブロック
Claims (1)
- 【請求項1】自動車の自動変速機のトランスミッション
内の油圧によってクラッチ板を締結したり解除したりす
る際の、ピストンに力を付与する、複数のスプリングが
環状に配置され並立し両端を相互に対向する2つの環状
プレート板によって形成されるスプリング組立体であっ
て、一方の環状プレートにはスプリングがバーリングか
しめによって固定され、他方の環状プレートにはスプリ
ングがバーリングの圧入拡大によってバーリングと圧着
されると共に、圧入によってバーリングの肉のしごき込
みによってスプリングを巻き込み、所定のかしめ力を有
する事を特徴とするスプリング組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007813U JP3067228U (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | スプリング組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007813U JP3067228U (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | スプリング組立体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067228U true JP3067228U (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=43200768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007813U Expired - Fee Related JP3067228U (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | スプリング組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067228U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115163693A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-11 | 盐城工学院 | 一种稳定性高的感应弹簧 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP1999007813U patent/JP3067228U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115163693A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-11 | 盐城工学院 | 一种稳定性高的感应弹簧 |
CN115163693B (zh) * | 2022-07-25 | 2023-11-21 | 盐城工学院 | 一种稳定性高的感应弹簧 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |