JPH0245526Y2 - - Google Patents

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JPH0245526Y2
JPH0245526Y2 JP10772185U JP10772185U JPH0245526Y2 JP H0245526 Y2 JPH0245526 Y2 JP H0245526Y2 JP 10772185 U JP10772185 U JP 10772185U JP 10772185 U JP10772185 U JP 10772185U JP H0245526 Y2 JPH0245526 Y2 JP H0245526Y2
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JP
Japan
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shaft
boss
lever
hole
ring part
Prior art date
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JP10772185U
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JPS6215605U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レバー(リンク)支点部の組付け構
造、特にヒータコントロールのレバー(リンク)
に適用される支点部の組付け構造に関するもので
あり、自動車部品製造業界で利用されるものであ
る。
〔従来の技術〕
ヒータコントロールをレバー操作によつて行な
うことは従来周知であり、レバー又はリンクの支
点部の取付け構造は例えば第5図に示す如く、レ
バー12をヒータコントロールのベースに設けれ
たボス14と止着用スプリング13で挾み、有頭
シヤフト11をボス14側からボス及びレバーの
各孔に貫通してスプリング13の孔に圧入し、ス
プリング13の孔の拡開によるシヤフト周面との
圧接力によつて、レバー12をヒータコントロー
ルのベース上のボスに回動可能に取付けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の如き従来品に於ては、シヤフトとボス及
びレバーの軸孔との間には構造上から空隙(第5
図a)が存在することとなつて該空隙によつて第
5図の矢印X方向の左右動のがたつきが発生し、
またスプリング13をかしめる時にかしめ状態に
ばらつきが生じ、スプリング13とレバー12間
にも第5図bに示す空隙が生じ、レバー12の上
下のがたつきやねじれによる支点部のがたつきが
発生していた。またスプリング13を強くかしめ
過ぎればレバー12の操作荷重が重くなつたりす
る。
結局従来の取付構造にあつては、シヤフトの打
込みの強弱や、加工設備間のかしめ量のばらつき
により、レバーの操作荷重を均一にすることは出
来なかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は段階的に径の変化したシヤフトを用い
てヒータコントロールのベースに設けられたボス
の支承面でシヤフト段部を受けることによりボス
とシヤフトによるレバー支持間隔を常に一定に保
てる如くし、且つボスの軸孔中にシヤフトの平目
ローレツトを変形圧入することにより、シヤフト
とボスとを圧着一体化し、シヤフトの打込みの強
弱がレバー支持間隔に影響しない構造で組立てる
ことにより前述の従来品に於ける欠陥を解消し
た。
〔作 用〕
シヤフトをボスにかしめる時にかしめ量を強め
に設定すれば、かしめ量が小さい物に於ても打ち
込み不足の発生はなく、打ち込みが強過ぎてもボ
スの支承平面がシヤフト段落平面を支承すること
によりレバー支持間隔に何ら影響を及ぼさない。
即ちレバーのかしめ量が常に一定になる。
〔実施例〕
第1図はシヤフト1をヒータコントロールベー
スのボス4に圧入固着して、レバー2を調整回動
可能に挾持した状態を示しており、シヤフト1は
第1図及び第3図から明らかな如く、下面に載置
平面S4を有する頭部1′、下面に載置用平面S2
有する大径部1″、平目ローレツトを周面に形し
た止着部R及び小径端部1から成つており、シ
ヤフト1支承用のボス4は外輪部上面にレバー支
承用平面S3を有し、内輪部4′は上面にシヤフト
大径部1″の下面S2を支承する平面S1を有し、且
つシヤフトの平目ローレツトが圧入固着されるた
めの径の孔H(第2A図)を有している。なおレ
バー2の厚みTは、シヤフト1がボス4中に圧入
嵌着された状態でシヤフト頭部1′の下面S4とボ
ス4の外輪部上面S3との間で適切な圧接力を受け
て第4図矢印F方向の揺動運動が適切な負荷の下
に実施出来る肉厚である。
本案の組付け構造はまず第2A図に示す如く、
ボス4の孔Hより大きな径d1の孔を有する受け治
具Bの上面に、切込み3′を介して下方に拡開可
能となつた径d2の孔を有するスプリング3を載置
し、スプリング3上にボス4を孔Hが治具Bの孔
及びスプリング3の孔とそれぞれ同心位置になる
ように載置する。なおスプリングの孔の径d2はシ
ヤフトの先端小径部1より小さな径である。
次に第2B図に示す如く、レバー2をその軸支
用孔がボス4の孔Hと同心状にボス4の外輪上に
載置し、シヤフト1をその先端小径部1がスプ
リング3に支持された状態に挿入し、シヤフト頭
部1′に対して圧搾治具Aを矢印Pの方向に作用
させる。圧搾治具Aを受け治具Bの方に加圧作用
させることによりシヤフト先端小径部1がスプ
リング3の孔を拡開しながら貫通し、同時にシヤ
フトの平目ローレツト部Rもボス4の内輪部4′
の孔内にローレツト凸部を押しつぶしながら圧入
され、シヤフト1の進行はその大径部1″の下面
の平面S2がボス内輪部上の平面S1上に当接すると
停止する。圧搾治具Aによるシヤフトのかしめ打
込みは強めに実施するので、かしめ量のいくらか
のばらつきを生ずる各製品の組付けは全て十分な
かしめ量となり、かしめ量の比較的小さな製品に
於てもシヤフト打込みの不足は生じないし、かし
め量が比較的に過大であつてもシヤフトのS2面と
ボスのS1面の当接でシヤフト打込み量が限定され
るので、レバー2へのシヤフト頭部1′の押圧位
置が限定され、レバー2の操作荷重が重くなりす
ぎることはない。
本実施例ではシヤフトの圧入固定を平目ローレ
ツトの押しつぶしで達成したが、要はシヤフトと
ボス軸孔とが圧入固着されれば良いのであつて同
効機能を奏する種の均等手段が考案の技術的手段
に含まれる。
〔考案の効果〕
シヤフトをベースのボス中に打込んで一体化し
たため、シヤフトとベース間のがたつきが無くな
つた。
シヤフトを段付き形状にしてその段平面をボス
平面に当接した状態にかしめるので、シヤフト打
込み力を強めに設定することにより、常に全製品
に十分且つ一定量のかしめを施こすことが出来
る。
レバー操作に於けるがたつきが無く、レバー操
作荷重の一定の製品が量産により得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の一部縦断側面図。第
2A図は、受け治具上にスプリングを載せ、その
上にベースのボスを載置した状態を示す一部縦断
側面図。第2B図は、シヤフトがボス中に半ば圧
入された状態を示す一部縦断側面図。第3図は、
シヤフトの第1図A視図。第4図は、本考案取付
構造の斜視図。第5図は、従来品の一部縦断側面
図。 1……シヤフト、2……レバー、3……スプリ
ング、4……ベースのボス、A……圧搾治具、B
……受け治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頭部1′と大径部1″と圧入固着部Rとから成る
    段付きシヤフト1を、レバー2の孔を貫通して外
    輪部と内輪部からなるボス4に嵌入し、シヤフト
    の圧入固着部Rをボス内輪部4′の孔Hへ圧入固
    着し、シヤフト大径部1″の大端平面S2とボス内
    輪部4′上端の平面S1との当接によつて、シヤフ
    ト頭部1′下面S4とボス外輪部上面S3とでレバー
    2を所定圧接状態に保持したレバー支点部の組付
    け構造。
JP10772185U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH0245526Y2 (ja)

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JP10772185U JPH0245526Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP10772185U JPH0245526Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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Publication Number Publication Date
JPS6215605U JPS6215605U (ja) 1987-01-30
JPH0245526Y2 true JPH0245526Y2 (ja) 1990-12-03

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JP10772185U Expired JPH0245526Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP2510438Y2 (ja) * 1989-01-25 1996-09-11 株式会社錢屋アルミニウム製作所 歯付きプ―リ―

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JPS6215605U (ja) 1987-01-30

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