JPH0939742A - ワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法 - Google Patents

ワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法

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JPH0939742A
JPH0939742A JP7195283A JP19528395A JPH0939742A JP H0939742 A JPH0939742 A JP H0939742A JP 7195283 A JP7195283 A JP 7195283A JP 19528395 A JP19528395 A JP 19528395A JP H0939742 A JPH0939742 A JP H0939742A
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石 陽 一 池
Sumitaka Idei
井 純 高 出
Fuminori Yokoo
尾 文 則 横
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的溶接等と比べて容易にして、しかも確
実に接合が行えるワイパフレームおよびワイパフレーム
の筒部材とブラケットとの締結方法を提供することを目
的としている。 【解決手段】 略円筒形状にして中央部に向け対称的に
突出していてリベット15を保持可能な一対のリベット
保持部2d3,2d4、2e3,2e4、2f3,2f
4が形成されたリベット穴2d、2e、2fを有し、リ
ベット15をブラケット5のブラケット穴5b1、5b
2、5b3からリベット穴2d、2e、2fに通して、
リベット穴2d、2e、2fのリベット保持部2d3,
2d4、2e3,2e4、2f3,2f4において保持
した状態で、リベット15が加締められてブラケット5
に締結されている筒部材2を備えたワイパフレーム1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイパ動作を行
うピボットシャフトを回動可能にして車体側に支持する
のに利用されるワイパフレームおよびワイパフレームの
筒部材とブラケットとの締結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパ動作を行うピボットシャフトを回
動可能にして車体側に支持するワイパフレームとして
は、パイプ形状の筒部材のほぼ中央に、ワイパモータを
取付けた板形状のブラケットが電気的溶接(抵抗溶接)
によって固定され、筒部材の両端でピボットシャフトを
回動可能に支持するとともに車体側に固定されるピボッ
トホルダが配置されているものが知られている。
【0003】ピボットシャフトの基端部には、リンクを
介してワイパモータの出力軸が連結され、ピボットシャ
フトの先端部には、車体パネルの外側でワイパブレード
を装着したワイパアームが結合されるため、ワイパモー
タの回転力によってリンクを介しピボットシャフトが往
復回動することによって、ワイパアームが払拭面上を往
復で揺動し、ワイパブレードがワイパアームに内蔵され
たアームスプリングによって払拭面に圧接しながら往復
で回動して、ワイパブレードにて払拭面を往復で拭う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したワイパフレー
ムでは、パイプ形状の筒部材に板形状のブラケットが電
気的溶接(抵抗溶接)によって固定されているため、パ
イプ形状の部材と板形状の部材とを接合するに際し、電
気的溶接により確実に行うのに熟練をともなうものであ
ることや、電気的溶接においての品質管理が容易とは言
い難いという問題点があり、熟練をともなわずに比較的
容易に締結を行えるようにするという課題があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるワイパフレームは、電
気的溶接等と比べて容易にして、しかも確実に締結が行
えるワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブ
ラケットとの締結方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパフレームでは、ワイパモータが取付けられる
ブラケットと、筒状をなし、且つブラケットに固定され
る筒部材を備えたワイパフレームであって、筒部材は、
略円筒形状にして中央部に向け対称的に突出していてリ
ベットを保持可能な一対のリベット保持部が形成された
リベット穴を有し、リベットをブラケットに形成したブ
ラケット穴からリベット穴に通して、リベット穴のリベ
ット保持部において保持した状態で、リベットが加締め
られて該ブラケットに締結固定されている構成としたこ
とを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わるワイパフレー
ムでは、ワイパモータが取付けられ且つブラケット穴を
形成した板状のブラケットと、ピボットシャフトを回動
可能に支持し且つ車体側に固定されるピボットホルダを
端部に配置しているとともに、中央部に向け略円筒形状
に突出して内径寸法より小さい先端間の隙間をもちリベ
ットを保持可能な一対のリベット保持部が形成されたリ
ベット穴を有し、リベットをブラケットのブラケット穴
からリベット穴に通してリベット穴のリベット保持部に
おいて保持した状態で、リベットが加締められてブラケ
ットに締結された筒部材を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法では、対向配置さ
れた一対のリベット穴成形治具の所定位置に筒状母材を
配置し、筒状母材の外側に対称配置された一対のパンチ
により、中央部に向け略円筒形状に突出し且つ突出先端
が筒状母材の内径寸法よりも小さい隙間寸法をもってリ
ベットを保持可能な一対のリベット保持部を有するリベ
ット穴をそれぞれ成形した筒部材を得るリベット穴成形
工程と、ブラケットにブラケット穴を成形するブラケッ
ト穴成形工程と、対向配置された一対のリベット加締め
治具の所定位置に筒部材を配置し、ブラケットに形成し
たブラケット穴を筒部材のリベット穴上に配置するとと
もに、ブラケット穴からリベット穴にリベットを通して
両リベット保持部によりリベットを保持し、筒部材のリ
ベット穴において両リベット保持部により保持されてい
るリベットを加締めて筒部材にブラケットを締結するリ
ベット加締め工程を経ることを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法では、リベット穴
成形工程において、一対のうちの一方のリベット穴成形
治具により、一対のうちの一方のリベット穴が成形され
た後に、一対のうちの他方のリベット穴成形治具によ
り、一対のうちの他方のリベット穴が成形されることを
特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法では、リベット穴
成形工程において、一対のリベット穴成形治具により、
一対のうちの一方のリベット穴および一対のうちの他方
のリベット穴が同時に成形されることを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるワイパフレ
ームにおいて、ブラケットおよび筒部材に締結されたリ
ベットは、筒部材の中央部に向け略円筒形状にして対称
的に突出しているリベット保持部によって保持されてい
る状態で加締められている。それ故、リベットは、加締
られる際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によ
って抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケ
ットと筒部材との締結を行なう。
【0013】この発明の請求項2に係わるワイパフレー
ムにおいて、ブラケットおよび筒部材に締結されたリベ
ットは、リベット穴において部材の中央部に向け略円筒
形状に突出して内径寸法より小さい先端間の隙間をもつ
リベット保持部により保持されている状態で加締められ
ている。それ故、リベットは、加締られる際に発生する
横たわみ応力がリベット保持部によって抑制されるた
め、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との
締結を行なう。
【0014】この発明の請求項3に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベッ
ト穴成形工程では筒状母材の中央部に向け略筒状にして
対称的に突出した一対のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が一対のリベット穴成形治具によってそれぞれ成形
することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程
に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケット
にブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続
いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブ
ラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通され
て両リベット保持部によりリベットが保持され、筒部材
のリベット穴において両リベット保持部により保持され
ているリベットが加締められる。それ故、リベットは、
加締られた際に発生する横たわみ応力がリベット保持部
によって抑制されるため、それによって、座屈現象を起
こすことなくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0015】この発明の請求項4に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベッ
ト穴成形工程では、筒状母材の中央部に向け略筒状に突
出した一方のリベット保持部を有するリベット穴が一方
のリベット穴成形治具によって成形された後に、筒状母
材の中央部に向け略筒状にして一方のリベット保持部に
対称的に突出した他方のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が他方のリベット穴成形治具によって成形されるこ
とによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続い
て行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラ
ケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行
われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケッ
ト穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて両リ
ベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベ
ット穴において両リベット保持部により保持されている
リベットが加締められる。それ故、リベットは、加締ら
れた際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によっ
て抑制されるため、それによって、座屈現象を起こすこ
となくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0016】この発明の請求項5に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベッ
ト穴成形工程では筒状母材の中央部に向け略筒状にして
対称的に突出した一対のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が一対のリベット穴成形治具によって同時的に成形
することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程
に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケット
にブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続
いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブ
ラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通され
て両リベット保持部によりリベットが保持され、筒部材
のリベット穴において両リベット保持部により保持され
ているリベットが加締められる。それ故、リベットは、
加締られた際に発生する横たわみ応力がリベット保持部
によって抑制されるため、それによって、座屈現象を起
こすことなくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0017】
【実施例】図1ないし図11にはこの発明に係わるワイ
パフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケット
との締結方法の一実施例が示されている。
【0018】図1に示されるように、ワイパフレーム1
は、図2に示されるワイパリンク装置20に用いられ、
主として、フレーム本体(筒部材)2、第1のピボット
ホルダ3、第2のピボットホルダ4、モータブラケット
(ブラケット)5から構成されている。ワイパリンク装
置20は、第1、第2のピボットホルダ3、4に第1、
第2のピボットシャフト7、8が回動可能に支持され、
第1、第2のピボットシャフト7、8に第1、第2のピ
ボットアーム9、10が結合され、両ピボットアーム
9、10に第1のリンクコンロッド11が回転可能に結
合され、モータブラケット5にワイパモータ12が固定
され、ワイパモータ12に備えた出力軸12aにモータ
アーム13が結合され、このモータアーム13および第
2のピボットアーム10に第2のリンクコンロッド14
が回転可能に結合されている。
【0019】フレーム本体2は金属製であって、一端か
ら他端まで円筒状をなす筒状部2aの他端寄りが、わず
かに折り曲げられており、一端側に第1の潰部2bが形
成され、他端側に第2の潰部2cが形成されている。
【0020】第1、第2の潰部2b、2cは同一の形状
をなすため、ここでは、図5に示される第1の潰部2b
についてのみ説明する。
【0021】第1の潰部2bは、筒状部2aの端部に対
する潰し加工によって平面状をなす第1の接合平面2b
1、第2の接合平面2b2を対向位置にもつ板状に成形
されている。
【0022】また、第1の潰部2bのほぼ中央部には、
第1、第2の接合平面2b1、2b2に連通した丸孔状
のシャフトガイド孔2b3が形成されており、このシャ
フトガイド孔2b3は、後述する第1のピボットホルダ
3に備えた軸受3bの同芯に配置され、この軸受3bの
内径寸法よりもわずかに大きい内径寸法を有する。
【0023】そして、第1の潰部2bのシャフトガイド
孔2b3の外側には、第1の潰部2bの端部寄りの2個
所に成形型位置決め部2b4、2b5がそれぞれ形成さ
れている。これら成形型位置決め部2b4、2b5は、
後述する第1のピボットホルダ3が樹脂成形される際
に、成形型に対して位置決めするために用いられる。こ
の場合、成形型位置決め部2b4、2b5は、シャフト
ガイド孔2b3の外側の2個所に形成されているが、2
個所に限らず、1個所でも3個所でも、数が限定される
ものではない。
【0024】フレーム本体2は、筒状部2aが中空形状
であるため、それ自体、曲げに対する強度があるが、第
1の潰部2bの肉厚が筒状部2aの厚さ寸法よりも大き
くなっているため、第1の潰部2bにおいて剛性が増
し、結果的に、全体としての曲げ強度が高くなってい
る。
【0025】第2の潰部2cには、第1の潰部2bと同
様にして、第1、第2の接合平面2c1、2c2とシャ
フトガイド孔2c3と成形型位置決め部2c4、2c5
を有する。
【0026】フレーム本体2の第1の潰部2bには第1
のピボットホルダ3が樹脂一体成形され、フレーム本体
2の第2の潰部2cには第2のピボットホルダ4が樹脂
一体成形されている。
【0027】第1のピボットホルダ3および第2のピボ
ットホルダ4は同一の形状をなすため、ここでは、図5
に示される第1のピボットホルダ3についてのみ説明す
る。
【0028】第1のピボットホルダ3には、フレーム本
体2の第1の潰部2bおよびフレーム本体2の端部を覆
うものとして略十字形状に成形されたホルダ本体3cの
ほぼ内側に、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えた
第1、第2の接合面2b1、2b2およびフレーム本体
2の端部にそれぞれ接合されたピボットホルダ側の接合
面3c1を有し、フレーム本体2の第1の潰部2bに備
えたシャフトガイド孔2b3の内側に丸孔状の軸受3b
が形成されている。この軸受3bは、第1の潰部2bの
シャフトガイド孔2b3の同芯に配置されており、内径
寸法は第1の潰部2bのシャフトカイド孔2b3の内径
寸法よりも小さいため、軸受3bはシャフトガイド孔2
b3の内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有する。
【0029】また、第1のピボットホルダ3には、ホル
ダ本体3cの端部寄りに、車体側固定部3c2が形成さ
れている。車体側固定部3c2は、ホルダ本体3cの端
部において二又状に突出しており、図2に示されるよう
に、中央にゴム製のダンパ6が嵌め入れられ、このダン
パ6を通して図示しないボルトが車体パネル側にねじ止
められる。
【0030】第1のピボットホルダ3は、図5に示され
るフレーム本体2の第1の潰部2bの上方に配置された
図示しない一方の成形型および第1の潰部2bの下方に
配置された図示しない他方の成形型の一対の成形型によ
って樹脂成形されている。
【0031】このとき、フレーム本体2の第1の潰部2
bに備えた成形型位置決め部2b4、2b5に他方の成
形型に有する位置決めピンが挿入されることによって第
1の潰れ部2bが他方の成形型に対して位置決められ、
フレーム本体2の第1の潰部2bに備えたシャフトガイ
ド孔2b3の内側に他方の成形型に有する軸受形成用凸
部が配置され、この状態から、一方の成形型が第1の潰
部2bの上方に配置されて、一方、他方の成形型が合わ
され、内側に樹脂材料が注入される。その後に、一方、
他方の成形型が分離されることによって、フレーム本体
2の第1の潰部2bに備えたシャフトガイド孔2b3の
内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有する軸受3b
が形成される。
【0032】軸受3bは内径寸法と、この軸受3bに挿
入されるピボットシャフト7の外径寸法との間に所定の
回転隙間を形成しているため、メタル等の別部品を配置
する必要がなく、ピボットシャフト7を回動自在に支持
できる。
【0033】第2のピボットホルダ4には、第1のピボ
ットホルダ3と同様にして、シャフト支持部4aとホル
ダ本体4cとホルダ側の接合面4c1と軸受4bと車体
側取付部4c2とを有する。
【0034】フレーム本体2の両端に配置された第1、
第2のピボットホルダ3、4の中間には、第1のリベッ
ト穴2d、第2のリベット穴2e、第3のリベット穴2
f、が設けられている。
【0035】第1、第2、第3のリベット穴2d、2
e、2fは、いずれも同一の形状であるため、ここで
は、図3に示される第1のリベット穴2dについてのみ
説明する。
【0036】フレーム本体2の第1のリベット穴2d
は、後述するリベット穴成形治具31、32によって筒
状部2aの径方向に貫通穴状に成形されており、この第
1のリベット穴2dの第1開口部2d1には、略筒状に
して筒状部2aの中央に向け突出した第1のリベット保
持部2d3が形成され、第1開口部2d1に対向配置さ
れた第1のリベット穴2dの第2開口部2d2には、略
筒状にして筒状部2aの中央に向け突出した第2のリベ
ット保持部2d4が形成されている。
【0037】第1、第2のリベット保持部2d3、2d
4は、筒状部2aの外周寄りの両側から中央に向け対向
して突出しているため、第1、第2のリベット保持部2
d3、2d4は筒状部2aの中空部2yにおいて互いに
接近しており、図3に示されるように、第1、第2のリ
ベット保持部2d3、2d4の突出先端同士の隙間寸法
L1は、筒状部2aの内径寸法L2に比べて小さくなっ
ている。それ故、第1のリベット穴2dの第1、第2の
リベット保持部2d3、2d4は、対向配置されていて
隙間寸法L1が筒状部2aの内径寸法L2よりも小さい
ため、図4に示されるリベット15が加締られる際に、
横たわみ応力が生ずることはなく、この横たわみ応力が
生ずることによってリベット15が折れ曲がる、いわゆ
る座屈現象 ( buckling of column ) が起こらないよう
にする機能をもつ。座屈の発生によるリベットの曲り
は、フレーム本体2の中空部2yに各リベット保持部2
d3、2d4が形成されることによってなくなり、各リ
ベット保持部2d3、2d4にリベット15が保持され
た状態で、リベット15が加締められた際に、径方向に
膨らむことによって各リベット保持部2d3、2d4に
よる保持力が増大し、締結力も大きくなるため、振動等
によって締結部が緩むことはない。また、各リベット穴
2dの穴径は、強度に支障のない範囲で寸法公差が定め
られるため、組立ても容易になる。
【0038】第2のリベット穴2eには、互いに連通接
続された第3開口部2e1、第4開口部2e2が備えら
れており、第3開口部2e1に第3のリベット保持部2
e3が形成されているとともに、第4開口部2e2に第
4のリベット保持部2e4が形成されている。
【0039】第3のリベット穴2fには、互いに連通接
続された第5開口部2f1、第6開口部2f2が備えら
れており、第5開口部2f1に第5のリベット保持部2
f3が形成されているとともに、第6開口部2f2に第
6のリベット保持部2f4が形成されている。
【0040】フレーム本体2の第1、第2、第3のリベ
ット穴2dには、セミチューブラ型のリベット15、1
5、15の加締めによってモータブラケット5が固定さ
れている。
【0041】モータブラケット5には、略矩形であって
板状のブラケット本体5aから3個所の第1、第2、第
3のフレーム結合部5b、5c、5dがそれぞれ突出形
成されている。第1、第2、第3のフレーム結合部5
b、5c、5dはフレーム本体2の筒状部2aに略等し
い湾曲状に成形されており、第1、第2、第3のフレー
ム結合部5b、5c、5dに設けられた丸穴(ブラケッ
ト穴)5b1、5c1、5d1を介してフレーム本体2
の第1、第2、第3のリベット穴2d、2e、2fにリ
ベット15、15、15が加締られている。
【0042】このとき、図3,図4に示されるように、
リベット15は、フレーム本体2の筒状部2aの内側に
おいて筒状部2aの外径寸法L2よりも小さい隙間寸法
L1を有する第1、第2のリベット保持部2d3、2d
4によって保持された状態で加締められるため、横たわ
み応力が発生することがなく、座屈現象が起きることな
く加締められる。
【0043】フレーム本体2に対するモータブラケット
5のリベット止めは、図6ないし図11に示される締結
方法によって行われる。リベット穴成形治具30には対
向配置された第1のリベット穴成形治具31および第2
のリベット穴成形治具32が備えられ、リベット加締め
治具50には対向配置された第1のリベット加締め治具
51および第2のリベット加締め治具52が備えられて
いる。図6、図7、図8には各リベット穴成形治具3
1、32を用いたリベット穴成形工程が示され、図9、
図10、図11には各リベット加締め治具51、52を
用いたリベット加締め工程が示されている。
【0044】図6に示されるリベット穴成形の準備工程
では、対向配置された第1のリベット穴成形治具31、
第2のリベット穴成形治具32のあいだに筒形状をなす
筒状母材2xが配置される。
【0045】第1、第2のリベット穴成形治具31、3
2には、母材押え用凹部33a、34aを有するベース
33、34と、ベース33、34から離れた位置で戻し
ばね35、36によって結合された加圧部37、38と
がそれぞれ備えられており、加圧部37、38の中央部
にリベット穴形成用のパンチ39、40がそれぞれ突出
状態で取付けられている。
【0046】パンチ39、40は、筒状母材2xの径方
向に対向配置されており、突出している先端側に、中央
部39b、40bの外径寸法よりも小さいものとしてテ
ーパ状に形成されたリベット保持部形成用テーパ状部3
9a、40aがそれぞれ形成されている。
【0047】筒状母材2xが母材押え部33a、34a
によって支持された第1、第2のリベット穴成形治具3
1、32は、図7に示される加圧工程において、加圧部
37、38が位置Aから位置Bまでベース33、34に
対して押圧移動される。
【0048】この加圧工程において、加圧部37、38
のパンチ39、40は、リベット保持部形成用テーパ状
部39a、40aが筒状母材2xの外側面から中心に向
け予め定められた距離だけそれぞれ押圧移動されるた
め、筒状母材2xに対向配置されたパンチ39、40の
リベット保持部形成用テーパ状部39a、40aによっ
て筒状母材2xの対向位置が打ち抜かれ、筒状母材2x
の中空部2yに、この中空部2yの中心を介した対向位
置に、図3に示されるように、隙間寸法L1が筒状部2
aの外径寸法L2よりも小さい第1、第2のリベット保
持部2d3、2d4を有する第1のリベット穴2dが形
成される。第1のリベット穴2dは、一方の加圧部37
をベース33に対して加圧した後に、他方の加圧部38
をベース34に対して加圧しても成形される。
【0049】加圧工程において位置Aから位置Bまで押
圧移動した加圧部37、38は、図8に示される搬出工
程において、位置Bから位置Aまで戻り移動され、その
後に、第1、第2のリベット穴成形治具31、32が分
離されることによって、対向位置に隙間寸法L1が筒状
部2aの外径寸法L2よりも小さい第1、第2のリベッ
ト保持部2d3、2d4を有する第1のリベット穴2d
が形成された図3に示されるフレーム本体2が搬出され
る。
【0050】搬出されたフレーム本体2は、図9、図1
0、図11に示されるリベット加締め工程においてリベ
ット止めが行われる。
【0051】第1、第2のリベット加締め治具51、5
2には、部材押え用凹部53a、54aを有するベース
53、54と、戻しばね55によってベース53から離
れて結合されたリベッタ支持台57と、戻しばね56に
よってベース54から離れて結合された当て盤支持台5
8とがそれぞれ備えられており、リベッタ支持台57の
中央部にリベッタ59が突出状態で取付けられ、当て盤
支持台58の中央に当て盤60が突出状態で取付けられ
ている。リベッタ59、当て盤60は対向配置され、リ
ベッタ59はリベット15の頭部上に配置され、当て盤
60はリベット15の先端側に当接される。
【0052】図9に示されるリベット加締めの準備工程
において、対向配置された第1のリベット加締め治具5
1、第2のリベット加締め治具52のあいだにフレーム
本体2が配置され、このフレーム本体2に形成された第
1のリベット穴2d上にモータブラケット5の第1のフ
レーム結合部5bに形成された丸穴(ブラケット穴)5
b1が配置され、この丸穴5b1を通して、第1のリベ
ット穴2d内にリベット15が挿入される。このとき、
第1のリベット穴2dに挿入されたリベット15は、フ
レーム本体2の中空部2yにおいて、フレーム本体2の
内径寸法に略等しい長さが第1のリベット穴2dに形成
された第1、第2のリベット保持部2d3、2d4によ
って保持されている。
【0053】このとき、モータブラケット5は、丸穴5
b1が図示しないブラケット穴成形工程によって成形さ
れている。
【0054】次に、準備工程に続く加圧工程において、
図10に示されるように、第2のリベット加締め治具5
2に対して第1のリベット加締め治具51のリベッタ支
持台57が位置Cから位置Dまで押圧移動されることに
よって、モータブラケット5およびモータブラケット5
の第1のフレーム結合部5bが第1のリベット加締め治
具51のベース53に有する部材押え用凹部53aによ
り押圧支持される。
【0055】そして、図10に示される状態から、第2
のリベット加締め治具52に対して第1のリベット加締
め治具51のリベッタ支持台57が位置Dから位置Eま
でさらに押圧移動されることによって、図11に示され
るように、第2のリベット加締め治具52は、リベット
15の先端が当接している当て盤支持台58に対してベ
ース54が押圧移動されるとともに、第1のリベット加
締め治具51は、ベース53が第2のリベット加締め治
具52のベース54とともに押圧移動されるため、リベ
ット15は、第1のリベット穴2dに形成された第1、
第2のリベット保持部2d3、2d4によって保持され
ている状態のまま、リベッタ59および当て盤60によ
って、頭部および先端部が塑性変形してフレーム本体2
およびモータブラケット5に加締められる。
【0056】このとき、リベッタ59および当て盤60
により加締められたリベット15は、フレーム本体2の
中空部2y内において、第1、第2のリベット保持部2
d3、2d4によって保持されている状態のままなの
で、横たわみ応力が生ずることによって起きうる座屈現
象がない状態で、フレーム本体2およびモータブラケッ
ト5に加締められる。
【0057】そして、リベット15がフレーム本体2お
よびモータブラケット5に加締られた後に、図11に示
される第1、第2のリベット加締め治具51、52を分
離して搬出することによって、図4に示されるように、
ワイパフレーム1を得る。
【0058】一方、図2に示されるように、モータブラ
ケット5のブラケット本体5aのほぼ中央には、ワイパ
モータ12がビス16をねじ止めることによって取付け
られている。ワイパモータ12は、出力軸12aがブラ
ケット本体5aに設けられた出力軸挿通孔5a1から突
出しているため、この出力軸12aに後述するモータア
ーム13の基端側が結合されている。
【0059】第1のピボットホルダ3の軸受3bには、
図5に示されるように、第1のピボットシャフト7が挿
入される。第1のピボットシャフト7の基端側には、第
1のピボットアーム9の一端側が結合され、第1のピボ
ットシャフト7の先端側は、図示しない車体パネルの外
側に突出してワイパブレードを先端に装着したワイパア
ームの基端がねじ止められる。
【0060】第1のピボットアーム9の他端側には、球
状に形成された図示しないボールピンが取付けられてお
り、このボールピンは第1のリンクコンロッド11の一
端側に設けられた図示しないボールリテーナに球面対偶
を介して結合されている。第1のリンクコンロッド11
は、他端側にもボールリテーナが設けられているため、
このボールリテーナは第2のピボットアーム10の先端
側に取付けられた図示しないボールピンに球面対偶を介
して結合されている。
【0061】モータアーム13の先端側には球状に形成
された図示しないボールピンが取付けられており、この
ボールピンは第2のリンクコンロッド14の一端側に設
けられた図示しないボールリテーナに球面対偶を介して
結合されている。第2のリンクコンロッド14は、他端
側にもボールリテーナが設けられているため、このボー
ルリテーナは第1のピボットアーム9に設けられた図示
しないボールピンに球面対偶を介して結合されている。
【0062】このような構造をなすワイパフレーム1を
用いたワイパリンク装置20は、ワイパフレーム1の両
端において第1のピボットホルダ3に備えた車体側固定
部3c2および第2のピボットホルダ4に備えた車体側
固定部4c3が払拭面の下方の車体パネルに固定され、
車体パネルから突出している第1、第2のピボットシャ
フト7、8に、ワイパブレードを装着したワイパアーム
がねじ止められる。
【0063】ワイパモータ12に有する図示しない外部
配線はワイパスイッチを介して電源に電気的に接続され
ているため、このワイパスイッチがオン切換えされるこ
とによって、ワイパモータ12に内蔵したアーマチュア
に通電すると、このアーマチュアが回転を開始するた
め、アーマチュアの回転によって出力軸12aが回転す
る。ワイパモータ12の出力軸12aが回転すると、モ
ータアーム13も回転するため、第2のリンクコンロッ
ド14を介してモータアーム13の回転により、第2の
ピボットアーム10、第1のリンクコンロッド11、第
1のピボットアーム9から構成される四節回転連鎖機構
が作動して、第1、第2のピボットアーム9、10が予
め定められた範囲で往復回動し、第1、第2のピボット
シャフト7、8が往復回動し、第1、第2のピボットシ
ャフト7、8に車体パネルの外側でねじ止められたワイ
パアームを払拭面上で揺動させるため、ワイパアームに
内蔵されたアームスプリングによってワイパブレードを
払拭面に圧接させながら、払拭面を拭うものとなる。
【0064】ワイパモータ12に通電されることによっ
て、ワイパブレードにて払拭面を拭うワイパ動作が行わ
れている間、フレーム本体2の端部に第1、第2のピボ
ットホルダ3、4が樹脂一体成形されたワイパフレーム
1は、フレーム本体2に対して緩みなく結合された第
1、第2のピボットホルダ3、4によって第1、第2の
ピボットシャフト7、8を回動可能にして車体パネル側
に支持するものとなる。
【0065】そして、ワイパフレーム1は、各リベット
15がフレーム本体2の第1のリベット穴2dに形成さ
れた第1、第2のリベット保持部2d3、2d4と、フ
レーム本体2の第2のリベット穴2eに形成された第
3,第4のリベット保持部2e3,2e4と、フレーム
本体2の第3のリベット穴2fに形成された第5、第6
のリベット保持部2f3、2f4とによって横たわみ応
力を受けない状態でモータブラケット5とフレーム本体
2に加締められて、ワイパブレードの払拭動作を支持す
るものとなる。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるワイパフレームによれば、ブラケットお
よび筒部材に締結されたリベットは、筒部材の中央部に
向け略円筒形状にして対称的に突出しているリベット保
持部によって保持されている状態で加締められているの
で、加締られる際に発生する横たわみ応力がリベット保
持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことな
くブラケットと筒部材とを確実に締結することができる
という優れた効果を奏する。
【0067】この発明の請求項2に係わるワイパフレー
ムによれば、ブラケットおよび筒部材に締結されたリベ
ットは、リベット穴において部材の中央部に向け略円筒
形状に突出して内径寸法より小さい先端間の隙間をもつ
リベット保持部により保持されている状態で加締められ
ているので、加締られる際に発生する横たわみ応力がリ
ベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こ
すことなくブラケットと筒部材とを確実に締結すること
ができるという優れた効果を奏する。
【0068】この発明の請求項3に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベッ
ト穴成形工程では筒状母材の中央部に向け略筒状にして
対称的に突出した一対のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が一対のリベット穴成形治具によってそれぞれ成形
することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程
に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケット
にブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続
いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブ
ラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通され
て両リベット保持部によりリベットが保持され、筒部材
のリベット穴において両リベット保持部により保持され
ているリベットが加締められるので、リベットは、加締
られる際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によ
って抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケ
ットと筒部材とを確実に締結することができるという優
れた効果を奏する。
【0069】この発明の請求項4に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベッ
ト穴成形工程では、筒状母材の中央部に向け略筒状に突
出した一方のリベット保持部を有するリベット穴が一方
のリベット穴成形治具によって成形された後に、筒状母
材の中央部に向け略筒状にして一方のリベット保持部に
対称的に突出した他方のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が他方のリベット穴成形治具によって成形されるこ
とによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続い
て行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラ
ケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行
われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケッ
ト穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて両リ
ベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベ
ット穴において両リベット保持部により保持されている
リベットが加締められるので、リベットは、加締られる
際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によって抑
制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと
筒部材とを確実に締結することができるという優れた効
果を奏する。
【0070】この発明の請求項5に係わるワイパフレー
ムの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベッ
ト穴成形工程では筒状母材の中央部に向け略筒状にして
対称的に突出した一対のリベット保持部を有するリベッ
ト穴が一対のリベット穴成形治具によって同時的に成形
することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程
に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケット
にブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続
いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブ
ラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通され
て両リベット保持部によりリベットが保持され、筒部材
のリベット穴において両リベット保持部により保持され
ているリベットが加締められるので、リベットは、加締
られる際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によ
って抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケ
ットと筒部材とを確実に締結することができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパフレームの一実施例の
正面図である。
【図2】図1に示したワイパフレームを用いたワイパリ
ンク装置の背面図である。
【図3】図1に示したワイパフレームにおいてのフレー
ム本体に対するリベット穴成形時の断面図である。
【図4】図1に示したワイパフレームにおいてのリベッ
ト加締め時の断面図である。
【図5】図1に示したワイパフレームにおいてのピボッ
トホルダまわりの断面図である。
【図6】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブ
ラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の
説明図である。
【図7】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブ
ラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の
説明図である。
【図8】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブ
ラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の
説明図である。
【図9】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブ
ラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の説
明図である。
【図10】この発明に係わるワイパフレームの筒部材と
ブラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の
説明図である。
【図11】この発明に係わるワイパフレームの筒部材と
ブラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の
説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパフレーム 2 (筒部材)フレーム本体 2d (リベット穴)第1のリベット穴 2d3 (リベット保持部)第1のリベット保持部 2d4 (リベット保持部)第2のリベット保持部 2e (リベット穴)第2のリベット穴 2e3 (リベット保持部)第3のリベット保持部 2e4 (リベット保持部)第4のリベット保持部 2f (リベット穴)第3のリベット穴 2f3 (リベット保持部)第5のリベット保持部 2f4 (リベット保持部)第6のリベット保持部 2x 筒状母材 5 (ブラケット)モータブラケット 5b1 (ブラケット穴)丸穴 5c1 (ブラケット穴)丸穴 5e1 (ブラケット穴)丸穴 12 ワイパモータ 15 リベット 31 (リベット穴成形治具)第1のリベット穴成形治
具 32 (リベット穴成形治具)第2のリベット穴成形治
具 39 パンチ 40 パンチ 50 リベット加締治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータが取付けられるブラケット
    と、 筒状をなし、且つ上記ブラケットに固定される筒部材を
    備えたワイパフレームであって、 上記筒部材は、略円筒形状にして中央部に向け対称的に
    突出していてリベットを保持可能な一対のリベット保持
    部が形成されたリベット穴を有し、該リベットを上記ブ
    ラケットに形成したブラケット穴から該リベット穴に通
    して、該リベット穴のリベット保持部において保持した
    状態で、リベットが加締められて該ブラケットに締結固
    定されていることを特徴とするワイパフレーム。
  2. 【請求項2】 ワイパモータが取付けられ且つブラケッ
    ト穴を形成した板状のブラケットと、 ピボットシャフトを回動可能に支持し且つ車体側に固定
    されるピボットホルダを端部に配置しているとともに、
    中央部に向け略円筒形状に突出して内径寸法より小さい
    先端間の隙間をもちリベットを保持可能な一対のリベッ
    ト保持部が形成されたリベット穴を有し、該リベットを
    上記ブラケットのブラケット穴から該リベット穴に通し
    てリベット穴のリベット保持部において保持した状態
    で、リベットが加締められて該ブラケットに締結された
    筒部材を備えていることを特徴とするワイパフレーム。
  3. 【請求項3】 対向配置された一対のリベット穴成形治
    具の所定位置に筒状母材を配置し、該筒状母材の外側に
    対称配置された一対のパンチにより、中央部に向け略円
    筒形状に突出し且つ突出先端が筒状母材の内径寸法より
    も小さい隙間寸法をもってリベットを保持可能な一対の
    リベット保持部を有するリベット穴をそれぞれ成形した
    筒部材を得るリベット穴成形工程と、 ブラケットにブラケット穴を成形するブラケット穴成形
    工程と、 対向配置された一対のリベット加締め治具の所定位置に
    筒部材を配置し、ブラケットに形成したブラケット穴を
    筒部材のリベット穴上に配置するとともに、ブラケット
    穴からリベット穴にリベットを通して両リベット保持部
    によりリベットを保持し、筒部材のリベット穴において
    両リベット保持部により保持されているリベットを加締
    めて筒部材にブラケットを締結するリベット加締め工程
    を経ることを特徴とするワイパフレームの筒部材とブラ
    ケットとの締結方法。
  4. 【請求項4】 リベット穴成形工程において、一対のう
    ちの一方のリベット穴成形治具により、一対のうちの一
    方のリベット穴が成形された後に、一対のうちの他方の
    リベット穴成形治具により、一対のうちの他方のリベッ
    ト穴が成形されることを特徴とする請求項3に記載のワ
    イパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法。
  5. 【請求項5】 リベット穴成形工程において、一対のリ
    ベット穴成形治具により、一対のうちの一方のリベット
    穴および一対のうちの他方のリベット穴が同時に成形さ
    れることを特徴とする請求項3に記載のワイパフレーム
    の筒部材とブラケットとの締結方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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