JP3515984B2 - ワイパリンク装置 - Google Patents

ワイパリンク装置

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JP3515984B2
JP3515984B2 JP2000313743A JP2000313743A JP3515984B2 JP 3515984 B2 JP3515984 B2 JP 3515984B2 JP 2000313743 A JP2000313743 A JP 2000313743A JP 2000313743 A JP2000313743 A JP 2000313743A JP 3515984 B2 JP3515984 B2 JP 3515984B2
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田 彰 久 岩
口 義 夫 山
藤 浩 二 伊
屋 貴 広 古
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自動車電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイパ動作を行
うピボットシャフトを回動自在に支持して、車体パネル
に固定されるワイパフレームを有するワイパリンク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイパリンク装置のワイパフレ
ームとしては、金属製フレーム本体の両端部に、このフ
レーム本体とは別個に作成した樹脂製のピボットホルダ
が固定されているものが知られている。このピボットホ
ルダはシャフト孔を有するため、シャフト孔にピボット
シャフトが挿入支持され、同じくピボットホルダに有す
るスタッドボルト等の車体パネル固定手段により車体パ
ネルに対してねじ止めされるため、車体パネルに対して
回動可能にピボットシャフトが支持され、このピボット
シャフトの一端側に連結されるリンクを介し、このリン
クに連結されるワイパモータの回転動力によってピボッ
トシャフトが往復回動するため、このピボットシャフト
の他端側に結合されるワイパアームが払拭面上を往復で
揺動し、このワイパアームに結合されたワイパブレード
が、ワイパアームに内蔵されたアームスプリングによっ
て払拭面に圧接しながら往復で回動することにより、ワ
イパブレードにて払拭面を往復で拭う。
【0003】また、上記の構造とは異なるものとして、
フレーム本体およびピボットホルダを金属により一体成
形したものや、フレーム本体およびピボットホルダを樹
脂により一体成形したものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したワイパフレー
ムのうち、パイプ形状のフレーム本体の両端部に樹脂製
のピボットホルダが固定されているものの場合、接合部
の強度を確保するため、フレーム本体とピボットホルダ
との緩み防止として夫々リベット止めや加締め止めをす
る必要があるため、リベット止めや加締め止めに多くの
工数を必要とし、量産を行い難いという問題点があっ
た。
【0005】また、フレーム本体およびピボットホルダ
を金属により一体成形したワイパフレームでは、全体の
重量が大きくなりうることから、車両の軽量化に反する
ため、実用性に欠け、一方、フレーム本体およびワイパ
ピボットを樹脂により一体成形したワイパフレームで
は、フィラー等を添加したとしても強度を確保するのが
難しく、フレーム本体の外形が大きくなる等、大形化す
るため、これも実用性に欠けていた。
【0006】
【発明の目的】この発明は、軽量であって簡素な構造を
もち、工数の減少を図れるワイパリンク装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るワイパリンク装置では、駆動源となるワイパモータを
取付可能なフレーム本体と、このフレーム本体の両端部
に夫々固着され車両の車体パネルに固定可能な一対のピ
ボットホルダとを備えたワイパフレームと、前記ワイパ
モータの回転を往復回動運動に変換するリンク機構と、
前記一対のピボットホルダに夫々回動自在に支持され、
前記リンク機構により予め定められた範囲を往復回動す
るピボットシャフトとを有するワイパリンク装置におい
て、前記フレーム本体は、前記ワイパモータを固定可能
な筒部と、この筒部の両端部が潰されて板状に形成され
た一対の潰部とを有し、筒状に形成された金属からな
り、前記ピボットホルダは、前記フレーム本体の少なく
とも一方の潰部を覆うとともに筒部の一部を覆う樹脂に
よって形成され前記フレーム本体に固着されたホルダ本
体と、このホルダ本体とともに樹脂により一体に形成さ
れ、前記ピボットシャフトを回動自在に支持する軸受を
有するシャフト支持部と、前記ホルダ本体とともに樹脂
により一体に形成され、前記車体パネルに固定可能な車
体側固定部を有し、前記少なくとも一方の潰部には前記
ピボットシャフトの外径よりも大きなシャフトガイド孔
が設けられ、このシャフトガイド孔を挿通して前記シャ
フト支持部の軸受が形成された構成としたことを特徴と
している。
【0009】この発明の請求項2に係るワイパリンク装
置では、請求項1記載の構成に加え、前記車体側固定部
は前記ホルダ本体から二又状に突出して形成された構成
としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項3に係るワイパリンク装
置では、駆動源となるワイパモータを取付可能なフレー
ム本体と、このフレーム本体の端部に固着され車両の車
体パネルに固定可能なピボットホルダとを備えたワイパ
フレームと、前記ワイパモータの回転を往復回動運動に
変換するリンク機構と、前記ピボットホルダに回動自在
に支持され、前記リンク機構により予め定められた範囲
を往復回動するピボットシャフトとを有するワイパリン
ク装置において、前記フレーム本体は、前記ワイパモー
タを固定可能な筒部と、この筒部の端部が潰されて板状
に形成された潰部とを有し、筒状に形成された金属材料
によって形成され、前記ピボットホルダは、前記フレー
ム本体の筒部の一部及び潰部を覆う樹脂によって形成さ
れ前記フレーム本体に固着されたホルダ本体と、このホ
ルダ本体とともに樹脂により一体に形成され、前記ピボ
ットシャフトを回動自在に支持するシャフト支持部と、
前記ホルダ本体とともに樹脂により一体に形成され、
記車体パネルに固定可能な車体側固定部を有し、前記潰
部には前記ピボットシャフトの外径よりも大きなシャフ
トガイド孔が設けられ、このシャフトガイド孔を挿通し
て前記シャフト支持部の軸受が樹脂により形成された構
成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項4に係るワイパリンク装
置では、請求項3記載の構成に加え、前記車体側固定部
は前記ホルダ本体から二又状に突出して形成された構成
としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明に係るワイパリンク装置におい
て、一対のピボットホルダは、フレーム本体の少なくと
も一方の潰部を覆うとともに筒部の一部を覆う樹脂によ
って形成され該フレーム本体に固定されたホルダ本体
と、このホルダ本体とともに樹脂により一体に形成さ
れ、前記ピボットシャフトを回動自在に支持する軸受を
有するシャフト支持部と、車体パネルに固定可能な車体
側固定部を有し、一方の潰部にピボットシャフトの外
径よりも大きなシャフトガイド孔を穿設し、シャフトガ
イド孔を挿通してシャフト支持部の軸受を形成してい
る。それ故、フレーム本体と少なくとも一方のピボット
ホルダとは、リベット止めや加締め止めを必要とせずに
緩みなく結合することができ、しかも、大きな重量とな
ることはない。
【0013】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わるワイパ
リンク装置の一実施例が示されている。
【0014】図示されるワイパリンク装置20は、駆動
源となるワイパモータ12をモータブラケット5を介し
て取付け可能なフレーム本体2とフレーム本体2の両端
部に夫々固着され図示しない車両の車体パネルに固定可
能な一対のピボットホルダ3、4を備えたワイパフレー
ム1と、一対のピボットホルダ3、4に夫々回動自在に
支持されワイパモータ12の駆動により後述のリンク機
構を介して予め定めた範囲を往復回動するピボットシャ
フト7、8とを有する。ピボットシャフト7、8には、
図示しないワイパアームの一端部が固定され、ワイパア
ームの他端には図示しないワイパブレードが装着され
る。
【0015】ワイパモータ12は、モータブラケット5
に固定される。このワイパモータ12の出力軸12aに
は、モータアーム13の一端部が結合されている。
【0016】一対のピボットホルダ3、4の内、第1の
ピボットホルダ3は、第1のピボットシャフト7を回動
自在に支持し、第2のピボットシャフト4は、第2のピ
ボットシャフト8を回動自在に支持する。
【0017】第1、第2のピボットシャフト7、8に
は、第1、第2のピボットアーム9、10の一端部が夫
々結合され、両ピボットアーム9、10の他端部は第1
のリンンクコンロッド11の両端部に夫々回動可能に結
合されている。
【0018】モータアーム13の他端部と第1のピボッ
トアーム9の他端部は、第2のリンクコンロッド14の
両端部に夫々回動可能に結合されている。
【0019】第2のリンクコンロッド14と、第1のピ
ボットアーム9と、第1のリンクコンロッド11と、第
2のピボットアーム10とでリンク機構を構成してい
る。
【0020】フレーム本体2は金属製であって、一端か
ら他端まで円筒状をなす筒部2aの他端寄りが、く字形
状にわずかに折り曲げられて成形されており、一端部に
第1の潰部2bが形成され、他端部に第2の潰部2cが
形成されている。
【0021】第2の潰部2b、2cは同一の形状をなす
ため、ここでは、図4に示される第1の潰部2bについ
てのみ説明する。
【0022】第1の潰部2bは、筒部2aの端部に対す
る潰し加工によって平面状をなす第1の接合平面2b
1、第2の接合平面2b2を対向位置にもつ板状に成形
されている。
【0023】また、第1の潰部2bのほぼ中央部には、
第1、第2の接合平面2b1、2b2に連通した丸孔状
のシャフトガイド孔2b3が穿設されており、このシャ
フトガイド孔2b3は、後述する第1のピボットホルダ
3に備えたシャフト支持部3aと同芯に配置され、この
シャフト支持部3aに形成された軸受3bの内径寸法よ
りも大きい内径寸法を有する。尚、軸受3bの内径寸法
は第1のピボットシャフト7の外径寸法よりもわずかに
大きい寸法としている。
【0024】そして、第1の潰部2bのシャフトガイド
孔2b3の外側には、第1の潰部2bの端部寄りの2個
所に成形型位置決め部2b4、2b5がそれぞれ形成さ
れている。これら成形型位置決め部2b4、2b5は、
後述する第1のピボットホルダ3が樹脂成形される際
に、成形型に対して位置決めるために用いられる。この
場合、成形型位置決め部2b4、2b5は、シャフトガ
イド孔2b3の外側の2個所に形成されているが、2個
所に限らず、1個所でも3個所でも、数が限定されるも
のではない。
【0025】第2の潰部2cには、第1の潰部2bと同
様にして、第1の接合平面2c1、第2の接合平面2c
2、シャフトガイド孔2c3、成形型位置決め部2c
4、成形型位置決め部2c5を有する。
【0026】フレーム本体2は、筒部2aが中空形状で
あるため、それ自体、曲げに対する強度があるが、第1
の潰部2b、第2の潰部2cの厚さ寸法が筒部2aの肉
厚よりも大きくなっているため、第1の潰部2b、第2
の潰部2cにおいては、剛性が増され、曲げ強度が高く
なっている。
【0027】フレーム本体2の第1の潰部2bには第1
のピボットホルダ3が樹脂一体成形され、フレーム本体
2の第2の潰部2cには第2のピボットホルダ4が樹脂
一体成形されている。
【0028】第1のピボットホルダ3および第2のピボ
ットホルダ4は同一の形状をなすため、ここでは、図3
に示される第1のピボットホルダ3についてのみ説明す
る。
【0029】第1のピボットホルダ3には、フレーム本
体2の第1の潰部2bおよびフレーム本体2の筒部2a
の端部を覆うものとして略十字形状に成形されたホルダ
本体3cのほぼ内側に、フレーム本体2の第1の潰部2
bに備えた第1、第2の接合面2b1、2b2およびフ
レーム本体2の筒部2aの端部にそれぞれ接合されたピ
ボットホルダ側の接合面3c1を有し、フレーム本体2
の第1の潰部2bに穿設したシャフトガイド孔2b3の
内側に丸孔状の軸受3bが形成されている。この軸受3
bは、第1の潰部2bのシャフトガイド孔2b3および
第1のピボットホルダ3に一体に形成された筒状をなす
シャフト支持部3aと同芯に配置されており、軸受3b
の内径寸法は第1の潰部2bのシャフトガイド孔2b3
の内径寸法よりも小さいため、軸受3bはシャフトガイ
ド孔2b3の内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有
する。
【0030】また、第1のピボットホルダ3には、ホル
ダ本体3cの端部寄りに、車体側固定部3c2が一体に
形成されている。車体側固定部3c2は、ホルダ本体3
cの端部において二又状に突出しており、図1に示され
るように、中央にゴム製のダンパ6が嵌め入れられ、こ
のダンパ6を通して図示しないボルトが車両の車体パネ
ル側にねじ止められる。
【0031】第1のピボットホルダ3は、図4に示され
るフレーム本体2の第1の潰部2bの上方に配置された
図示しない一方の成形型および第1の潰部2bの下方に
配置された図示しない他方の成形型の一対の成形型によ
って樹脂成形されている。
【0032】このとき、フレーム本体2の第1の潰部2
bに備えた成形型位置決め部2b4、2b5に他方の成
形型に有する位置決めピンが挿入されることによって第
1の潰部2bが他方の成形型に対して位置が決められ、
フレーム本体2の第1の潰部2bに穿設したシャフトガ
イド孔2b3の内側に他方の成形型に有する軸受形成用
凸部が配置され、この状態から、一方の成形型が第1の
潰部2bの上方に配置されて、一方、他方の成形型が合
わされ、内側に樹脂材料が注入される。その後に、一
方、他方の成形型が分離されることによって、フレーム
本体2の第1の潰部2bに穿設したシャフトガイド孔2
b3の内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有する軸
受3bが形成される。
【0033】軸受3bは、その内径寸法と、この軸受3
bに挿入される第1のピボットシャフト7の外径寸法と
の間に所定の回転隙間を形成しているため、メタル等の
別部品を配置する必要がなく、第1のピボットシャフト
7を回動自在に支持できる。
【0034】第1のピボットホルダ3の軸受3bには、
図3に示されるように、第1のピボットシャフト7が挿
入される。第1のピボットシャフト7の基端部には、第
1のピボットアーム9の一端部が結合され、第1のピボ
ットシャフト7の先端部には、図示しない車体パネルの
外側に突出してワイパブレードを先端に装着したワイパ
アームの基端がねじ止められる。
【0035】第1のピボットアーム9の他端部には、球
状に形成された図示しないボールピンが取付けられてお
り、このボールピンは第1のリンクコンロッド11の一
端部に設けられた図示しないボールリテーナに球面対偶
を介して結合されている。第1のリンクコンロッド11
は、その他端部にもボールリテーナが設けられており、
このボールリテーナは第2のピボットアーム10の他端
部に取付けられた図示しないボールピンに球面対偶を介
して結合されている。
【0036】第2のピボットホルダ4にも、第1のピボ
ットホルダ3と同様にして、シャフト支持部4a、ホル
ダ本体4c、ホルダ側の接合面4c1、軸受4b、車体
側固定部4c2を夫々一体に有する。
【0037】一方、モータブラケット5には、略矩形で
あって板状のブラケット本体5aにフレーム取付片5
b、5c、5dがそれぞれ突出形成されているため、こ
れらフレーム取付片5b、5c、5dがフレーム本体2
の筒部2aに溶接されることによって固定されている。
【0038】モータブラケット5のブラケット本体5a
のほぼ中央には、ワイパモータ12がビス15をねじ止
めることによって取付けられる。ワイパモータ12は、
出力軸12aがブラケット本体5aに設けられた出力軸
挿通孔5a1から突出しているため、この出力軸12a
にモータアーム13の基端部が結合されている。モータ
アーム13の先端部には球状に形成された図示しないボ
ールピンが取付けられており、このボールピンは第2の
リンクコンロッド14の一端部に設けられた図示しない
ボールリテーナに球面対偶を介して結合される。第2の
リンクコンロッド14は、他端部にもボールリテーナが
設けられ、このボールリテーナは、第1のピボットアー
ム9に設けられた図示しないボールピンに球面対偶を介
して結合されている。
【0039】このような構造をなすワイパリンク装置2
0は、ワイパフレーム1の両端において第1のピボット
ホルダ3に備えた車体側固定部3c2および第2のピボ
ットホルダ4に備えた車体側固定部4c2が払拭面の下
方の車体パネルに固定され、車体パネルから突出してい
る第1、第2のピボットシャフト7、8に、ワイパブレ
ードを装着したワイパアームがねじ止められる。
【0040】ワイパモータ12に有する図示しない外部
配線はワイパスイッチを介して電源に電気的に接続され
るため、このワイパスイッチがオン切換えされることに
よって、ワイパモータ12に内蔵したアーマチュアに通
電すると、このアーマチュアが回転を開始するため、ア
ーマチュアの回転によって出力軸12aが回転する。ワ
イパモータ12の出力軸12aが回転すると、モータア
ーム13も回転するため、第2のリンクコンロッド14
を介してモータアーム13の回転により、第1のピボッ
トアーム9、第1のリンクコンロッド11、第2のピボ
ットアーム10から構成される四節回転連鎖機構が作動
して、第1、第2のピボットアーム9、10が予め定め
られた範囲で往復回動し、第1、第2のピボットシャフ
ト7、8が往復回動し、第1、第2のピボットシャフト
7、8に車体パネルの外側でねじ止められたワイパアー
ムを払拭面上で揺動させるため、ワイパアームに内蔵さ
れたアームスプリングによってワイパブレードを払拭面
に圧接させながら、払拭面を拭うものとなる。
【0041】ワイパモータ12に通電されることによっ
て、ワイパブレードにて払拭面を拭うワイパ動作が行わ
れている間、フレーム本体2の潰部2b、2cに第1、
第2のピボットホルダ3、4が樹脂一体成形されたワイ
パフレーム1は、フレーム本体2に対して緩みなく接合
された第1、第2のピボットホルダ3、4によって第
1、第2のピボットシャフト7、8を回動可能にして車
体パネル側に支持するものとなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
るワイパリンク装置によれば、一対のピボットホルダ
は、フレーム本体の少なくとも一方の潰部を覆うととも
に筒部の一部を覆う樹脂によって形成され該フレーム本
体に固定されたホルダ本体と、このホルダ本体とともに
樹脂により一体に形成され、前記ピボットシャフトを回
動自在に支持する軸受を有するシャフト支持部と、車体
パネルに固定可能な車体側固定部を有し、一方の潰部に
ピボットシャフトの外径よりも大きなシャフトガイド
孔を穿設し、シャフトガイド孔を挿通してシャフト支持
部の軸受を形成している。それ故、フレーム本体と少な
くとも一方のピボットホルダとは、リベット止めや加締
め止めを必要とせずに緩みなく結合することができ、し
かも、大きな重量となることはない。よって、軽量であ
って簡素な構造をもち、工数の減少を図れるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパリンク装置の一実施例
の正面図である。
【図2】図1に示したワイパリンク装置に用いたワイパ
フレームの背面図である。
【図3】図1に示したワイパリンク装置においてのピボ
ットホルダ部分の一部破断平面図である。
【図4】図1に示したワイパリンク装置においてのフレ
ーム本体の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイパフレーム 2 フレーム本体 2a 筒部 2b 潰部 2b3 シャフトガイド孔 2b4 成形型位置決め部 2b5 成形型位置決め部 2c 潰部 2c3 シャフトガイド孔 2c4 成形型位置決め部 2c5 成形型位置決め部 3 (ピボットホルダ)第1のピボットホルダ 3a シャフト支持部 3b 軸受 3c2 車体側固定部 4 (ピボットホルダ)第2のピボットホルダ 4a シャフト支持部 4b 軸受 4c2 車体側固定部 7 (ピボットシャフト)第1のピボットシャフト 8 (ピボットシャフト)第2のピボットシャフト 9 (リンク機構)第1のピボットアーム 10 (リンク機構)第2のピボットアーム 11 (リンク機構)第1のリンクコンロッド 12 ワイパモータ 13 モータアーム 14 (リンク機構)第2のリンクコンロッド 20 ワイパリンク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古 屋 貴 広 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社 内 (56)参考文献 実開 平4−19357(JP,U) 実開 昭63−162126(JP,U) 実開 平2−64461(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/00 - 1/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源となるワイパモータを取付可能なフ
    レーム本体と、このフレーム本体の両端部に夫々固着さ
    れ車両の車体パネルに固定可能な一対のピボットホルダ
    とを備えたワイパフレームと、前記ワイパモータの回転
    を往復回動運動に変換するリンク機構と、前記一対のピ
    ボットホルダに夫々回動自在に支持され、前記リンク機
    構により予め定められた範囲を往復回動するピボットシ
    ャフトとを有するワイパリンク装置において、前記フレ
    ーム本体は、前記ワイパモータを固定可能な筒部と、こ
    の筒部の両端部が潰されて板状に形成された一対の潰部
    とを有し、筒状に形成された金属からなり、前記ピボッ
    トホルダは、前記フレーム本体の少なくとも一方の潰部
    を覆うとともに筒部の一部を覆う樹脂によって形成され
    前記フレーム本体に固着されたホルダ本体と、このホル
    ダ本体とともに樹脂により一体に形成され、前記ピボッ
    トシャフトを回動自在に支持する軸受を有するシャフト
    支持部と、前記ホルダ本体とともに樹脂により一体に形
    成され、前記車体パネルに固定可能な車体側固定部を有
    し、前記少なくとも一方の潰部には前記ピボットシャフ
    トの外径よりも大きなシャフトガイド孔が設けられ、こ
    シャフトガイド孔を挿通して前記シャフト支持部の軸
    が形成されていることを特徴とするワイパリンク装
    置。
  2. 【請求項2】前記車体側固定部は前記ホルダ本体から二
    又状に突出して形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のワイパリンク装置。
  3. 【請求項3】駆動源となるワイパモータを取付可能なフ
    レーム本体と、このフレーム本体の端部に固着され車両
    の車体パネルに固定可能なピボットホルダとを備えたワ
    イパフレームと、前記ワイパモータの回転を往復回動運
    動に変換するリンク機構と、前記ピボットホルダに回動
    自在に支持され、前記リンク機構により予め定められた
    範囲を往復回動するピボットシャフトとを有するワイパ
    リンク装置において、前記フレーム本体は、前記ワイパ
    モータを固定可能な筒部と、この筒部の端部が潰されて
    板状に形成された潰部とを有し、筒状に形成された金属
    材料によって形成され、前記ピボットホルダは、前記フ
    レーム本体の筒部の一部及び潰部を覆う樹脂によって形
    成され前記フレーム本体に固着されたホルダ本体と、こ
    のホルダ本体とともに樹脂により一体に形成され、前記
    ピボットシャフトを回動自在に支持するシャフト支持部
    と、前記ホルダ本体とともに樹脂により一体に形成さ
    れ、前記車体パネルに固定可能な車体側固定部を有し、
    前記潰部には前記ピボットシャフトの外径よりも大きな
    シャフトガイド孔が設けられ、このシャフトガイド孔を
    挿通して前記シャフト支持部の軸受が樹脂により形成さ
    れていることを特徴とするワイパリンク装置。
  4. 【請求項4】前記車体側固定部は前記ホルダ本体から二
    又状に突出して形成されていることを特徴とする請求項
    3記載のワイパリンク装置。
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