JPH0241369Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241369Y2
JPH0241369Y2 JP5845386U JP5845386U JPH0241369Y2 JP H0241369 Y2 JPH0241369 Y2 JP H0241369Y2 JP 5845386 U JP5845386 U JP 5845386U JP 5845386 U JP5845386 U JP 5845386U JP H0241369 Y2 JPH0241369 Y2 JP H0241369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
ball joint
joint socket
end cover
shape memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5845386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62170818U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5845386U priority Critical patent/JPH0241369Y2/ja
Publication of JPS62170818U publication Critical patent/JPS62170818U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241369Y2 publication Critical patent/JPH0241369Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等に用いられるボールジヨイン
トに関する。
(従来技術) 従来のボールジヨイントとしては、第4図に示
すようなものが知られている。第4図において、
1はボールジヨイントソケツトであり、ボールジ
ヨイントソケツト1内にはボールスタツド2の球
部2aをベアリング部材となるボールシート3で
包着した状態で組込み、ボールジヨイントソケツ
ト1の底部に設けた開口部4にエンドカバー5を
嵌め入れた状態でカシメ加工することによりボー
ルスタツド2をボールジヨイントソケツト1内に
抱持して規定の作動トルクを得るようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のボールジヨイントにおい
ては、急激な温度上昇が予想される環境状態で使
用される場合、若しくはボールジヨイントを頻繁
に作動させるような箇所に用いる場合には、ボー
ルスタツド2の球部2aとボールシート3との摩
擦による摩擦熱が発生し、ボールジヨイントソケ
ツト1内の温度が上昇する。即ち、第1図Aの点
線で示すように、ボールジヨイントソケツト1内
の温度が上昇すると、ボールジヨイントの作動ト
ルクが徐々に低下し、規定の作動トルクを得られ
ないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は問題点に鑑みてなされたもので、ボー
ルジヨイントソケツト内の温度が上昇したとして
も温度上昇による作動トルクの低下を補償して規
定の作動トルクを確保するボールジヨイントを提
供することを目的とする。
この目的を達成するための本考案は、ボールジ
ヨイントソケツト内にボールスタツドの球部をベ
アリング部材で包着した状態で組込み、ボールジ
ヨイントソケツト底部の開口にエンドカバーを嵌
め入れた状態でカシメ加工により固着して成るボ
ールジヨイントにおいて、ボールスタツドの球部
下方に温度上昇に伴つてベアリング部材を押圧す
る方向の記憶形状に変形する形状記憶金属を設け
るようにしたものである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示した断面図で
ある。まず構成を説明すると、11はボールジヨ
イントソケツトであり、ボールジヨイントソケツ
ト11内にはボールスタツド12の球部12aが
ベアリング部材となるボールシート13により包
着された状態で組込まれ、ボールジヨイントソケ
ツト11の底部に設けた開口部14にエンドカバ
ー15を嵌め入れた状態でカシメ加工することに
より、ボールスタツド12をボールジヨイントソ
ケツト11内に抱持している。エンドカバー15
は第3図Bに示すようにセツトポイント温度TM
に達すると、予め設定した記憶形状に変形する形
状記憶金属により形成されており、ボールジヨイ
ントソケツト11内の温度がセツトポイント温度
TMに達すると、ベアリング部材、即ちボールシ
ート13を押圧する方向に変形する。
次に第1図に示した実施例の作用を説明する。
第3図Aはボールジヨイントソケツト11内の
温度上昇に対するボールジヨイントの作動トルク
の変化を従来例と比較して示した特性図である。
第3図Aに示したようにボールジヨイントソケツ
ト11内の温度がセツトポイント温度TMに達す
ると、形状記憶金属により形成したエンドカバー
15が変形し、ボールシート13を押圧すること
から、エンドカバー15の変形量に応じてボール
ジヨイントの作動トルクが上昇する。
第2図は本考案の他の実施例を示した断面図で
ある。
第2図に示した実施例ではボールジヨイントソ
ケツト11の底部となる開口部にカシメ加工によ
り固着したエンドカバー16と、ベアリング部材
となるボールシート13との間に形状記憶金属1
7を介在させるようにしたことを特徴とし、ボー
ルジヨイントソケツト11内の温度がセツトポイ
ント温度TMに達すると、形状記憶金属17がボ
ールシート13を押圧する方向に変形し、温度上
昇による作動トルクの低下を補償して規定の作動
トルクを確保するようにしたものである。
尚、第2図に示した実施例ではエンドカバー1
6とボールシート13との間に1枚の形状記憶金
属、即ちセツトポイント温度TMに達したとき変
形する形状記憶金属17を介在させるようにした
ものを例にとるものであつたが、他の実施例とし
てエンドカバー16と形状記憶金属17との間に
セツトポイント温度TMより高い設定温度で変形
する別の形状記憶金属を介在させ、温度上昇によ
る作動トルクの低下を補正する補正点を2箇所設
けるようにすると、ボールジヨイントの信頼性が
更に向上する。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、ボー
ルジヨイントソケツト内にボールスタツドの球部
をベアリング部材で包着した状態で組込み、ボー
ルジヨイントソケツト底部の開口にエンドカバー
を嵌め入れた状態でカシメ加工することにより固
着して成るボールジヨイントにおいて、ボールス
タツドの球部下方に温度上昇に伴つてベアリング
部材を押圧する方向の記憶形状に変形する形状記
憶金属を設けるようにしたことで、ボールジヨイ
ントソケツト内の温度が上昇したとしても温度上
昇による作動トルクの低下を補償して規定の作動
トルクを確保することができ、信頼性の高いボー
ルジヨイントが実現できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面図、第
2図は本考案の他の実施例を示した断面図、第3
図は本考案の作用を示した説明図、第4図は従来
例を示した説明図である。 11:ボールジヨイントソケツト、12:ボー
ルスタツド、12a:球部、13:ボールシー
ト、14:開口部、15:エンドカバー、17:
形状記憶金属。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボールジヨイントソケツト内にボールスタツ
    ドの球部をベアリング部材で包着した状態で組
    込み、前記ソケツト底部の開口にエンドカバー
    を嵌め入れた状態でカシメ加工により固着して
    成るボールジヨイントにおいて、 前記球部下方に温度上昇に伴つて前記ベアリ
    ング部材を押圧する方向の記憶形状に変形する
    形状記憶金属を設けたことを特徴とするボール
    ジヨイント。 (2) 前記エンドカバーを前記形状記憶金属で構成
    したことを特徴とする第1項記載のボールジヨ
    イント。 (3) 前記エンドカバーとベアリング部材とのあい
    だに前記形状記憶金属を介在させたことを特徴
    とする第1項記載のボールジヨイント。
JP5845386U 1986-04-18 1986-04-18 Expired JPH0241369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5845386U JPH0241369Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5845386U JPH0241369Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62170818U JPS62170818U (ja) 1987-10-29
JPH0241369Y2 true JPH0241369Y2 (ja) 1990-11-05

Family

ID=30889040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5845386U Expired JPH0241369Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0241369Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62170818U (ja) 1987-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06117429A (ja) ボールジョイント装置
EP0742375A2 (en) Ball joint
JPS63130932A (ja) クラツチ等のアウタとインナ間の開放端を閉塞するカバ−の固定構造及び固定方法
JPH0241369Y2 (ja)
JPS60211117A (ja) 自動車の継手ロツドのためのスラスト玉継手
JPS6317855Y2 (ja)
JPH0554562B2 (ja)
JPH0318739Y2 (ja)
JPH0330726B2 (ja)
JPH0612593Y2 (ja) サーモスタットスイッチ用キャップおよびブラケット構造体
JPH058339Y2 (ja)
JPH0620134Y2 (ja) 熱分析用耐圧試料容器
JPH0245526Y2 (ja)
JPH0318738Y2 (ja)
JP2653590B2 (ja) 光半導体素子の固定構造およびその固定方法
JPH0526333Y2 (ja)
JP2602789Y2 (ja) ボールジョイント
JPH0522831U (ja) ボールジヨイント
JPH058340Y2 (ja)
JPH0535220Y2 (ja)
JPH0235579Y2 (ja)
JPH078901Y2 (ja) 両持ちボールジョイント
JP2004116546A (ja) ボールジョイント
JPS6117421Y2 (ja)
JPH05296256A (ja) 自在継手の組立方法ならびに自在継手