JP3332077B2 - 野球用スパイクシューズのスパイク取付け金具、該取付け金具の取付け工具及び取外し工具 - Google Patents
野球用スパイクシューズのスパイク取付け金具、該取付け金具の取付け工具及び取外し工具Info
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Description
ューズの靴底に固着されるスパイクの取付け金具と、該
取付け金具を取付け及び取外すための工具に関するもの
である。
クは、細長いピンの一端に扁平で径大の座板部を設けた
釘状金具を、靴底及びスパイクに設けた取付孔に前記座
板部が中底側に位置するように挿通し、前記スパイクか
ら突出した前記ピンを折り曲げてスパイクを靴底に固着
するようにしたものが最も一般的である。しかし、この
ような釘状金具によるスパイクの取付け構造では、スパ
イクを交換する時に、前記釘状金具を取り外すのに手間
を要するだけではなく、靴底を傷め易いという問題があ
った。
図10に示すような取付け金具が提案されている。該取
付け金具1は、ピン3の一端に扁平で径大の座板部4を
設けた釘状金具2のピン3を、折り曲げる代わりに、靴
底の中底5、外底6及びスパイク7に設けた取付孔8に
挿通して所定長さ突出するように設定し、該ピン3の突
出部分に真ちゅう製カラー9を嵌合した状態で突出端部
3aをもみ潰すようにかしめてカラー9を固定し、該カ
ラー9を介してスパイク7を外底6に固着している。図
中、7aはスパイク7の爪である。
た取付け金具1は、スパイク7を取り付けるのに、ピン
3の突出端部3aをもみ潰すようにかしめるため、構造
が複雑で高価なかしめ装置を必要とし、また、スパイク
7を取り外す際には、カラー9をペンチ等で挟み切って
除去するため、大変手間を要するという問題があった。
さらに、スパイクシューズの使用中に、かしめたピン3
の突出端部3aが摩耗してカラー9が脱落し、スパイク
7が不測に外れるおそれがある。
の問題点を解決するもので、スパイクの取付け、取外し
が容易、かつ迅速に行なえるものでありながら、スパイ
クを靴底に強固に固着することができる野球用スパイク
シューズのスパイク取付け金具と、該取付け金具の取付
け工具及び取外し工具を提供することを目的とする。
に、本発明は、野球用スパイクシューズの靴底に固着さ
れるスパイクの取付け金具であって、一端に扁平で径大
の座板部を有する軸体の外周面に軸線に対して傾斜して
軸方向へ延びる多数の傾斜突条が設けられている軸部材
と、一端にフランジ頭部を有し、前記傾斜突条を含む前
記軸体の外径より僅かに小さい直径を有する貫通孔が設
けられている筒部材とから成り、前記靴底及び前記スパ
イクに設けた取付孔に、前記軸部材を前記靴底の中底側
から挿入すると共に、前記筒部材を前記スパイク側から
挿入し、前記軸体を前記貫通孔に圧入して、前記傾斜突
条が前記貫通孔の内壁面に喰い込んで前記両部材が結合
され、該両部材の前記座板部と前記フランジ部とにより
前記靴底及びスパイクを挟み付けて、前記スパイクが前
記靴底に固着されるように構成されていることを特徴と
する。
線に対して約10度ないし20度の範囲が好ましい。種
々のテストの結果、該傾斜角度が10度以下の場合に
は、前記貫通孔に対する前記軸体の圧入抵抗は小さくな
るが、所定の保持強度が得られず、また、20度以上の
場合には、前記貫通孔に対する前記軸体の圧入抵抗が増
大して、作業性が悪くなるだけでなく、前記傾斜突条が
前記貫通孔の内壁面に正しく喰い込まないため、所定の
保持強度が得られず、不適当であった。
材のフランジ部が係合する係合凹部を有する打込み棒
と、該打込み棒を嵌挿して周方向へ可動自在に保持する
有底筒状体の保持案内体とを備えている。
材のフランジ部が係合する係合凹部を有する保持案内体
と、該保持案内体に軸方向並びに周方向摺動自在に嵌挿
され、先端部分が前記係合凹部から突出する打出しピン
と、前記保持案内体の後部に軸方向摺動自在に嵌挿さ
れ、叩き込んで前記打出しピンを加圧する加圧棒とを備
えている。
について図面に基づいて説明する。
3参照)は、図1に示す軸部材11と、図2に示す円筒
形の筒部材12とから成り、両部材11,12はいずれ
も炭素鋼などの金属材料でつくられており、軸部材11
は焼入れなどの硬化処理が施されている。
14を有する軸体13の外周面に軸線に対して傾斜して
軸方向へ延びる多数の傾斜突条15が設けられており、
軸体13の先端部13aは先細に形成されている。筒部
材12は、一端にフランジ部16を有し、傾斜突条15
を含む軸体3の外径より僅かに小さい直径を有する貫通
孔17が設けられており、該貫通孔17の入口端部には
面取り加工して傾斜案内面18が設けられている。
とから成る本発明のスパイク取付け金具10を用いて、
スパイク20を靴底21に固着した使用状態を示してい
る。靴底21の中底22、外底23及びスパイク20に
設けた同心状の取付孔24〜26に、軸部材11の軸体
13を中底22側から挿入して座板部14を中底22に
押し当て、一方、筒部材12をスパイク20側から挿入
し、その貫通孔17を軸体13の先端部13aに嵌め合
わせた状態で、フランジ部16を後述する取付け工具3
0を用いて打ち込み、打ち込みによって、軸体13が貫
通孔17に圧入され、軸体13の傾斜突条15が貫通孔
17の内壁面に喰い込み、フランジ部16がスパイク2
0に押し当てられた姿勢で軸部材11と筒部材12とが
結合される。その結果、軸部材11の座板部14と筒部
材12のフランジ部16とにより、中底22、外底23
及びスパイク20を挟み付けるようにして、スパイク2
0が靴底21に固着されるものである。なお、図中27
はスパイク20の爪を示している。また、筒部材12を
打ち込む際、軸体13の傾斜突条15の傾斜度に添うよ
うに筒部材12を若干回動させながら打ち込むと、打ち
込み抵抗が小さく容易に打ち込まれるので、後述する取
付け工具30は、打ち込み時に筒部材12の回動を許容
する構造となっている。
の取付け工具30を示している。該取付け工具30は、
打込み棒31と該打込み棒31を嵌挿して周方向へ可動
自在に保持する有底筒状体の保持案内体32とを備えて
いる。打込み棒31は先端部に筒部材12のフランジ部
16が係合する係合凹部33を有し、かつ、中間部位の
外周面に2つの切欠き溝34,34が設けられている。
そして、保持案内体32に嵌装した2本の係止ピン3
5,35が切欠き溝34,34に係合して、打込み棒3
1が保持案内体32に周方向へ若干可動自在に保持され
ていると共に、打込み棒31の後端面と保持案内体32
の底部32aとの間に球体36が介装されていて、保持
案内体32の底部32aをハンマー等で叩いて打込み棒
31を打ち込む際、該打込み棒31がスムーズに周方向
へ可動し得るように構成されている。
取付け金具10を取り付けるには、図8に示すように、
靴底21の中底22側から取付孔24〜26に装入した
軸部材11の座板部14を支持体55の位置決め凹部5
6に嵌め合わせて支持した状態で、筒部材12の貫通孔
17を軸部材11の軸体13の先端部13aに嵌め合わ
せ、打込み棒31の係合凹部33をフランジ部16に係
合し、保持案内体32を介して打込み棒31をハンマー
などで打ち込むと、筒部材12が傾斜突条15の傾斜角
度に添うように若干回動しながら打ち込まれるので、打
ち込み抵抗が小さく容易に打ち込まれ、図3に示すよう
に取り付けられる。その結果、傾斜突条15が貫通孔1
7の内壁面に転写するように正しく喰い込んで、大きな
保持力が得られる。
の取外し工具40を示している。該取外し工具40は、
筒状の保持案内体41と、該保持案内体41の前半部分
に軸方向摺動自在に嵌挿された打出しピン42と、保持
案内体41の後半部分に軸方向摺動自在に嵌挿された加
圧棒43とを備えている。保持案内体41の先端部には
筒部材12のフランジ部16が係合する係合凹部44が
設けられている。また、保持案内体41は前半部分に設
けた細孔45と後半部分に設けた径大孔46とを有して
いる。打出しピン42は筒部材12の貫通孔17よりや
や小径の直径を有し、細孔45を貫通して先端部分が係
合凹部44から突出すると共に、後端部に設けた頭部4
7が細孔45と径大孔46との境界に形成される段部4
8に係止されている。一方、加圧棒43は径大孔46に
嵌挿され、その外周面に設けた軸方向へ延びる縦溝49
に保持案内体41に横方向から嵌装した係止ピン50を
係合させて、縦溝49の長さの範囲内で軸方向へ摺動自
在に組み付けられており、後端部に打込み頭部51を有
している。
取付け金具10を取り外すには、図9に示すように、軸
部材11の座板部14を包囲する筒状支持体57を中底
12に当てがってこれを支持した状態で、保持案内体4
1の係合凹部44を筒部材12のフランジ部16に係合
して位置決めすると同時に、打出しピン42の先端部分
を貫通孔17に挿入して軸部材11の軸体13の先端部
13aに当接させ、続いて加圧棒43の先端面を打出し
ピン42の頭部47に押し当て、その打込み頭部51を
ハンマーなどで叩き込むと、加圧棒43により加圧され
た打出しピン42により軸部材11が中底12側へ打ち
出されて筒部材12と分離される。したがって、スパイ
ク20は筒部材12と共に簡単に取り外される。
取付け金具は、軸部材に嵌め合わせた筒部材を打ち込む
だけで簡単にスパイクを靴底に固着することができる。
しかも、靴底に対するスパイクの保持力が大きく、強固
に固着できるものである。
を用いれば、本発明のスパイク取付け金具を靴底に容
易、かつ迅速に取り付けることができる。
具を用いれば、靴底に取り付けた本発明のスパイク取付
け金具を容易、かつ迅速に取り外すことができるもので
ある。
部材の正面図である。
部材の正面図である。
にスパイクを取り付けた状態を示す縦断正面図である。
け金具を取り付ける工程を示す説明図である。
け金具を取り外す工程を示す説明図である。
断正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 野球用スパイクシューズの靴底に固着さ
れるスパイクの取付け金具であって、 一端に扁平で径大の座板部を有する軸体の外周面に軸線
に対して傾斜して軸方向へ延びる多数の傾斜突条が設け
られている軸部材と、 一端にフランジ部を有し、前記傾斜突条を含む前記軸体
の外径より僅かに小さい直径を有する貫通孔が設けられ
ている筒部材とから成り、 前記靴底及び前記スパイクに設けた取付孔に、前記軸部
材を前記靴底の中底側から挿入すると共に、前記筒部材
を前記スパイク側から挿入し、前記軸体を前記貫通孔に
圧入して、前記傾斜突条が前記貫通孔の内壁面に喰い込
んで前記両部材が結合され、該両部材の前記座板部と前
記フランジ部とにより前記靴底及びスパイクを挟み付け
て、前記スパイクが前記靴底に固着されるように構成さ
れていることを特徴とする野球用スパイクシューズのス
パイク取付け金具。 - 【請求項2】 請求項1記載のスパイク取付け金具の取
付け工具であって、 先端部に前記筒部材のフランジ部が係合する係合凹部を
有する打込み棒と、該打込み棒を嵌挿して周方向へ可動
自在に保持する有底筒状体の保持案内体とを備えた野球
用シューズのスパイク取付け金具の取付け工具。 - 【請求項3】 請求項1記載のスパイク取付け金具の取
外し工具であって、 先端部に前記筒部材のフランジ頭部が係合する係合凹部
を有する筒状の保持案内体と、該保持案内体の前部に軸
方向摺動自在に嵌挿され、先端部分が前記係合凹部から
突出する打出しピンと、前記保持案内体の後部に軸方向
摺動自在に嵌挿され、叩き込んで前記打出しピンを加圧
する加圧棒とを備えた野球用スパイクシューズのスパイ
ク取付け金具の取外し工具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22411998A JP3332077B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 野球用スパイクシューズのスパイク取付け金具、該取付け金具の取付け工具及び取外し工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22411998A JP3332077B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 野球用スパイクシューズのスパイク取付け金具、該取付け金具の取付け工具及び取外し工具 |
Publications (2)
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JP3332077B2 true JP3332077B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=16808847
Family Applications (1)
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JP22411998A Expired - Fee Related JP3332077B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 野球用スパイクシューズのスパイク取付け金具、該取付け金具の取付け工具及び取外し工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002067186A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-05 | Mizuno Corp | スパイク取付け金具の取付け・取外し装置 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP22411998A patent/JP3332077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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