JP3000075U - 電動工具用ソケットレンチ - Google Patents

電動工具用ソケットレンチ

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JP3000075U
JP3000075U JP41094U JP41094U JP3000075U JP 3000075 U JP3000075 U JP 3000075U JP 41094 U JP41094 U JP 41094U JP 41094 U JP41094 U JP 41094U JP 3000075 U JP3000075 U JP 3000075U
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JP
Japan
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socket
operating shaft
wrench
press
shaft hole
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Application number
JP41094U
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English (en)
Inventor
奎司 杉野
Original Assignee
杉野工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レンチ部と作動軸部とを各別に形成して、作動
軸部1をソケット部2の軸孔23に圧挿した電動工具の
アタッチメントとなるソケットレンチに、使用による経
年変化に基づく作動軸部1の抜けを防止する。 【構成】作動軸部1の外周部分に凹部13を形成し、圧
挿後のソケット部2の尾端面21のプレス押圧で、凹部
13に突出部(軸孔内面部分)24を突出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手持タイプの電動工具のアタッチメントであるソケツトレンチに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動工具用のソケツトレンチは、電動機部分と連結する作動軸部と、被操作物 たるナット若しくはボルト頭部と嵌合するソケット部からなり、全体を一つの鍛 造品として形成している。
【0003】 ところで前記の電動工具の使用に際して、ソケツトレンチはインパクトレンチ としても使用され、強力な捩じれ力が度々印加されることになり、急速な金属疲 労によって作動部が捻じ切れてしまうことがある。 そこで近年作動軸部とレンチ部とを各別に形成すると共に、作動軸部に機械的 強度の優れた材料を使用し、ソケット部の尾端部分に設けた小孔に作動軸部を圧 挿してソケツトレンチを形成して前記の問題を解消した製品も知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
レンチ部と作動軸部とを各別に形成したソケツトレンチに於いては、単に作動 軸部をレンチ部の小孔に圧挿したのみであり、作動軸の回転方向に強い力が加わ り、小孔内で作動軸部に少しの遊びでも生じてしまうと、作動軸部が抜けてしま う虞がある。
【0005】 このため作動軸部とレンチ部とを熔接などで一体化しても良いが、熔接時の熱 で作動軸部の熱処理による機械的強度の利点が失ってしまう。また特別な抜け止 め構造を採用したとしても、当然高速回転に対応できる構造とする必要があり、 、製造コストを高めてしまう。 そこで本考案は、簡単な構造で、コストアップの弊害が少ない抜け止め構造を 具備したソケットレンチを提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る電動工具用ソケットレンチは、作動軸部と、ソケット部からなり 、作動軸部の先端部をソケット部の透孔に圧挿してなるものに於いて、両者の連 結状態でのソケット部の尾端面に対応する作動軸部外周に浅い凹部を形成すると 共に、前記凹部にレンチ部の透孔内面部分を突出せしめてなることを特徴とする ものである。
【0007】 また特に前記の電動工具用ソケツトレンチに於いて、作動軸部をレンチ部の軸 孔に圧挿すると共に、作動軸部の全周部分を囲繞するように若しくは作動軸部周 囲の一部分となるソケット部の尾端面をプレス押圧して、作動軸部の凹部にレン チ部の軸孔内面部分を圧入して突出させてなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
作動軸部とソケット部との連結状態では、小径の軸孔に径大にして硬質の作動 軸部を圧挿するので、作動軸部は軸孔を押し拡げて挿嵌着され、軸孔は角孔に変 形され、作動軸部の回転はソケット部の回転となるように一体化される。
【0009】 また押し拡げられたソケット部の軸孔内面は、凹部に逃げ込み凹部内に突出す ることになる。特に作動軸部の周囲となるソケット部の尾端面部分をプレス押圧 すると、軸孔内周面部分の凹部への突出が確実に行われる。 軸孔内周面部分の凹部への突出によって作動軸部の軸方向移動の阻止部となり 、作動軸部の挿嵌着状態が緩んでも作動軸部の抜けが防止される。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 電動工具用ソケットレンチは、基本的には従前と同様に、作動軸部1とソケッ ト部2からなり、作動軸部1をソケット部2に挿着したものである。
【0011】 作動軸部1は、硬度等の所定の機械的強度を有する材料(例えばSNCM+V :バナジウム添加のNi−Cr−Mo鋼を所定の熱処理を施す)で形成したもの で、その形状は、全体が六角棒状(本体部11)で、先端部12をテーパー状に 先細とし、ソケット部2との連結状態におけるソケツト部2の尾端面21に対応 する外周部分に浅い凹部13を形成し、基端部に電動工具本体(図示せず)との 連結用凹部14を形成したものである。
【0012】 ソケット部2は、前記作動軸部とより柔らかい材質の材料(例えばS45C: 鍛造用炭素鋼)で、前面部分にナット嵌合部22を設けると共に、尾端部分に前 記作動軸部1の本体部11の内接円と同一径が又は僅かに小径の軸孔23を穿設 したものである。
【0013】 作動軸部1のソケット部2への装着は、作動軸部1の先端部12をソケット部 2の軸孔23に圧挿し、軸孔23が作動軸部1の本体部11の形状に対応して押 し拡げられて角孔に変形されて、両者は挿嵌着される。そして押し拡げられたソ ケット部2の軸孔23内面の一部は、凹部13に逃げ込み凹部13内に突出(突 出部24)することになり、更に作動軸部1の周囲となるソケット部2の尾端面 部分21をプレス押圧すると、凹み部25が形成されると同時に、凹部13内に 突出部24が進出することになる。
【0014】 而してが作動軸部1とソケット部2との連結は、角孔となった軸孔23と角棒 の作動軸本体部11の挿嵌となり、作動軸部1の回転で、ソケット部2が供回り して従前のものと同様に電動工具用ソケットレンチとして使用でき、また特に凹 部13へのソケット部2の突出部25の突出によって、長期の使用によって作動 軸部1とソケット部2との挿嵌着状態が緩んだとしても、凹部13と突出部25 の嵌合(掛止め)で、作動軸部1の抜けによる両者の分離が防止されるるもので ある。
【0015】 尚本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、凹部13は必ずしも作動 軸部1の全周に形成しなくともその一部に形成しても良いものであり、また突出 部25の形成のためのソケット部2の尾端面21のプレス押圧も、図4に例示す る通り作動軸部1の全周を囲繞せずにその一部に対して施しても良い(凹み部2 5aの形成)ものである。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上のように作動軸部の先端部をソケット部の小孔に圧挿してなる 電動工具用ソケットレンチに於いて、特に作動軸部の外周部分に凹部を形成し、 圧挿時、若しくは圧挿後のソケット部の尾端面のプレス押圧で、凹部へのレンチ 部の軸孔内面部分を突出させたもので、使用時の作動軸部とソケット部の捻じり 方向の繰り返し応力に基づいて挿着部の遊びが発生しても、前記凹部と突出部の 掛け止め作用で作動軸部の抜け離脱を防止できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の作動軸部とソケット部の連結
前の一部裁断した正面図。
【図2】同連結状態の要部拡大断面図。
【図3】同端面図。
【図4】同別の実施例の端面図。
【符号の説明】
1 作動軸部 11 本体部 12 先端部 13 凹部 14 連結用凹部 2 ソケット部 21 尾端面 22 ナット嵌合部 23 軸孔 24 突出部 25 凹み部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機械的強度を有する材料で、先端
    部をテーパー状に先細に形成した六角棒状の作動軸部
    と、作動軸部より柔らかい材質の材料で、前面部分にナ
    ット嵌合部を設けると共に、尾端部分に前記作動軸部の
    内接円と同一径若しくは僅かに小径の軸孔を穿設したソ
    ケット部からなり、作動軸部の先端部をソケット部の軸
    孔に圧挿してなる電動工具用ソケットレンチに於いて、
    両者の連結状態でのソケツト部の尾端面に対応する作動
    軸部外周に浅い凹部を形成すると共に、前記凹部にレン
    チ部の軸孔内面部分を突出せしめてなることを特徴とす
    る電動工具用ソレットレンチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動工具用ソケツトレン
    チに於いて、作動軸部をレンチ部の軸孔に圧挿すると共
    に、作動軸部の全周部分を囲繞するようにソケット部の
    尾端面をプレス押圧して、作動軸部の凹部にレンチ部の
    軸孔内面部分を圧入して突出させたことを特徴とする電
    動工具用ソレットレンチ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電動工具用ソケツトレン
    チに於いて、作動軸部をレンチ部の軸孔に圧挿すると共
    に、作動軸部周囲となるソケット部の尾端面の一部分を
    プレス押圧して、作動軸部の凹部にレンチ部の軸孔内面
    部分を圧入して突出させてなることを特徴とする電動工
    具用ソレットレンチ。
JP41094U 1994-01-10 1994-01-10 電動工具用ソケットレンチ Expired - Lifetime JP3000075U (ja)

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JP41094U JP3000075U (ja) 1994-01-10 1994-01-10 電動工具用ソケットレンチ

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JP3000075U true JP3000075U (ja) 1994-07-26

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ID=43136092

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