JP2002052926A - 車両用ガラス窓構造 - Google Patents

車両用ガラス窓構造

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JP2002052926A JP2000240727A JP2000240727A JP2002052926A JP 2002052926 A JP2002052926 A JP 2002052926A JP 2000240727 A JP2000240727 A JP 2000240727A JP 2000240727 A JP2000240727 A JP 2000240727A JP 2002052926 A JP2002052926 A JP 2002052926A
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molding
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清治 片倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の開口部に装着される窓ガラス構造にお
いて、比較的簡便な構造できしみ音等を低減できる、特
に窓ガラス用周縁モールとボディとの間において、発生
するきしみ音の低減に有効な窓ガラス構造の提供を目的
とする。 【解決手段】 車両の開口部に装着される車両用窓ガラ
ス構造であって、前記窓ガラスはその周縁部に周縁モー
ルが設けられており、前記周縁モールは前記開口部との
接触面に、低摩擦化処理が施されていることを特徴とす
る車両用窓ガラス構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のガラス窓
構造に関する。特に、ガラス板の周囲に一体化されたモ
ール部を有する車両用のガラス窓構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の開口部に装着される窓ガラス構
造では、その周縁部と開口部との空隙を塞ぐために周縁
モールが装着されている。
【0003】自動車の走行時には、路面の凹凸の影響を
受けて、ボディが歪んだり振動したりする。このとき、
窓ガラス用周縁モールは、他の部材と密着して使用され
ているので、きしみ音等が発生することがある。
【0004】そこで例えば、特開昭63−175030
号には、車両用窓枠材に使用した場合に、こすれ音や、
きしみ音の発生を低減することができる塩化ビニル系樹
脂製部材が開示されている。具体的には、パラフィンワ
ックスを含有する塩化ビニル系樹脂製の成形品であっ
て、その表面が1μ以上の粗度を有することを特徴とし
ている。
【0005】さらに、「こすれ音や、きしみ音は、ステ
ィックスリップ現象により生じるものと考えられ、これ
らの音を低減するには、接触する両面間の、静止摩擦係
数と動摩擦係数の絶対値を小さくすると共に、両摩擦係
数の差を小さくすると効果がある」ことが指摘されてい
る。
【0006】また、特開平6−32958号には、モー
ルやリップに適した塩化ビニル樹脂組成物なる技術が開
示されている。これは、「塩化ビニルを主成分とし、J
ISA硬度(23℃)が85以下、−20℃から30℃
の温度範囲で反撥弾性の最小値を示す温度が10℃以下
でかつその反撥弾性の最小値が20%以上である塩化ビ
ニル樹脂組成物からなる自動車用外装部品」である。
【0007】さらに、特開平6−144003号には、
フロントガラス用モールディングなる技術が開示されて
いる。これは特に、フロントガラスとの密着性が高く、
接触面で異音が生じることがない、フロントガラス用モ
ールディングであるとされている。その実施例では、ボ
ディと接触する部分が、ショア硬度70の樹脂で構成さ
れていることが記載されている(ただし、測定温度に関
する記述はない)。
【0008】またさらに、特開平7−132732号に
は、自動車用の窓ガラス用周縁モールなる技術が開示さ
れている。これは、合成樹脂製の窓ガラス用周縁モール
における使用時のきしみ音を防止するものであるとされ
ている。
【0009】なお、上述した「ショア硬度」は、ショア
A硬度と思われる。このショアA硬度とスプリング式硬
さ試験機による「JIS A硬度」は、図8を用いて換
算することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開昭63−
175030号は、パラフィンワックスを必須とする塩
化ビニル系樹脂製の成形品であるので、接着性や表面の
外観特性が劣化する嫌いがある。またこの公報におい
て、表面粗さの測定方法に関し、詳しい記述がないの
で、どのような定義で測定された粗度か不明である。
【0011】前記特開平6−144003号では、溝リ
ップの脚部、頭部、ガラスリップ、およびパネルリップ
からなる複雑な形状を異材質で一体成形している。この
ため、その製造が困難になる嫌いがある。
【0012】また特開平7−132732号でも、モー
ルの脚部と係止片には、パラフィンワックスを混入させ
ることを特徴としている。このため、モールの材質面で
の特性劣化が避けられないものと思われる。
【0013】一方、周縁モールに用いられる塩化ビニル
系樹脂材料そのものの改良も提案されている。例えば、
特開平6−32958号などである。
【0014】そこで本発明は、車両の開口部に装着され
る窓ガラス構造において、比較的簡便な構造できしみ音
等を低減できる窓ガラス構造の提供を目的とする。特に
窓ガラス用周縁モールとボディとの間において、発生す
る異音の低減に有効な窓ガラス構造の提供を目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、請求項1の発明として、車両の開口部
に装着される車両用窓ガラス構造であって、前記窓ガラ
スはその周縁部に周縁モールが設けられており、前記周
縁モールの車両との接触面には、低摩擦化処理が施され
ていることを特徴とする車両用窓ガラス構造である。
【0016】請求項2の発明として、前記低摩擦化処理
は、フッ素樹脂製またはポリアミド製テープを貼付され
てなる請求項1に記載の車両用窓ガラス構造である。
【0017】請求項3の発明として、前記低摩擦化処理
は、シリコーン樹脂が塗布されてなる請求項1に記載の
車両用窓ガラス構造である。
【0018】請求項4の発明として、前記接触面の静止
摩擦係数を0.4以下とした請求項1から3のいずれか
に記載の車両用窓ガラス構造である。
【0019】請求項5の発明として、前記接触面の静止
摩擦係数を0.3以下とした請求項1から3のいずれか
に記載の車両用窓ガラス構造である。
【0020】請求項6の発明として、前記接触面の最大
動摩擦係数を0.2以下とした請求項1から5のいずれ
かに記載の車両用窓ガラス構造である。
【0021】請求項7の発明として、車両の開口部に装
着される車両用窓ガラス構造であって、前記窓ガラスは
その周縁部に周縁モールが設けられており、前記周縁モ
ールの車両との接触面における静止摩擦係数と動摩擦係
数の差を、0.3以下としたことを特徴とする車両用窓
ガラス構造である。
【0022】請求項8の発明として、前記静止摩擦係数
と動摩擦係数の差を、0.2以下としたことを特徴とす
る車両用窓ガラス構造である。
【0023】請求項9の発明として、車両の開口部に装
着される車両用窓ガラス構造であって、前記窓ガラスは
その周縁部に周縁モールが設けられており、前記周縁モ
ールの車両との接触部分近傍は、軟質合成樹脂で構成さ
れており、前記軟質合成樹脂は、常温におけるゴム硬度
(JIS K 6301)が60度以下であることを特徴とする車
両用窓ガラス構造である。
【0024】請求項10の発明として、前記軟質材料の
表面は、さらに低摩擦化処理が施されている請求項9に
記載の車両用窓ガラス構造である。
【0025】請求項11の発明として、車両の開口部に
装着される車両用窓ガラス構造であって、前記窓ガラス
はその周縁部に周縁モールが設けられており、前記周縁
モールの車両との接触面には、クッション性を有するテ
ープを貼付されてなることを特徴とする車両用窓ガラス
構造である。
【0026】請求項12の発明として、前記クッション
性を有するテープの表面は、さらに低摩擦化処理が施さ
れている請求項11に記載の車両用窓ガラス構造であ
る。
【0027】本発明の第1実施形態の特徴は、周縁モー
ルの車両との接触面に、低摩擦化処理を施したことにあ
る。きしみ音(こすれ音)は、周縁モールの車両との接
触面で発生しているので、この接触面における摩擦を低
下させれば、きしみ音を低減することができる。
【0028】具体的には、前記接触面の静止摩擦係数を
0.4以下とすることが好ましい。
【0029】さらに、前記接触面の動摩擦係数を0.2
以下とすることが好ましい。
【0030】本発明の第2実施形態の特徴は、周縁モー
ルの車両との接触面を粗面化したことにある。周縁モー
ルの接触面と車両の表面が滑り始めるときに、きしみ音
がは発生している。特に、静止摩擦と動摩擦の関係が、
「静止摩擦>>動摩擦」であるとき、きしみ音は発生し
やすい。
【0031】上述の特開昭63−175030号でも、
指摘されているように、静止摩擦と動摩擦の差が小さく
するとよい。具体的には、前記接触面における静止摩擦
係数と動摩擦係数の差を0.3以下に、より好ましくは
0.2以下にすると、この滑りを効果的に抑制すること
ができる。その結果、きしみ音を低減できることが分か
った。静止摩擦と動摩擦の差を小さくなるようにするに
は、具体的には接触面を粗面化してやるとよい。
【0032】本発明の第3実施形態の特徴は、周縁モー
ルの車両との接触部分近傍を、軟質材料で構成したこと
である。窓ガラス用周縁モールとボディとの間において
発生する異音には、きしみ音のほかに、周縁モールが振
動を受けて発生するものがある。これは、振動により周
縁モール、具体的にはリップ部が、ボディをたたくこと
によって発生していると考えられる。
【0033】そこで、周縁モールのリップ部分近傍を、
軟質合成樹脂で構成し、常温におけるゴム硬度(JIS K
6301)が60度以下とすれば、振動のエネルギをさらに
効率よく吸収することができる。このため、周縁モール
のリップ部が、ボディをたたくことは低減されるので、
異音の発生を低減することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明を詳細に説明する。 (基本構成の説明)図1に、本発明による車両用窓ガラ
ス構造の基本構成を説明する全体斜視図を示す。車両用
窓ガラス構造1は、ガラス構造体2が車両3の設けられ
た開口部に填め込まれて構成されている。ガラス構造体
2は、ガラス板21と、その周囲に形成された周縁モー
ル22とからなる。
【0035】図2は、基本構成の窓ガラスの周縁部の断
面構造を示す図である。図2において、周縁モール22
には、車両の開口部周辺のボディに対向する所々に開口
部を有している。この周縁モールは、例えばポリビニル
クロライド(PVC)にて成形されている。モールこの
開口部と前記ボディ部は、接着剤24にて接着固定され
ている。この接着剤には、例えばウレタン系接着剤を適
用することができる。さらに周縁モール22の外周部に
は、車両表面を構成する鋼板31に接触するリップ部2
3が形成されている。
【0036】(第1実施形態)図3は、本発明の第1実
施形態の特徴である、リップ部の断面構造を示す図であ
る。この実施形態において、リップ部23における接触
面には、低摩擦化処理としてフッ素樹脂(テフロン(登
録商標))製テープ4が貼付されている(サンプル
1)。フッ素樹脂製テープは低摩擦材料である。またこ
れに代えて、ポリアミド製(ナイロン製)テープでもよ
い(サンプル2)。また比較例として、テープを貼付し
ていないものをサンプル3とした。
【0037】これらサンプルにおける摩擦係数と異音発
生の関係を調べた。図7に、この方法の模式的に説明す
る図を示した。テストは、サンプルである周縁モール付
き窓ガラス構造1を、図示しない加震装置により、図中
の水平方向に振動させ、そのリップ部23に模擬的に塗
装された鋼板31を、種々の荷重Wで押し付けて、行っ
た。
【0038】その具体的なテスト条件は、サンプルに塗
装鋼板を種々の荷重で押し付け、振幅1mm、周波数1
0Hzで、振動を加えて、異音の発生を調べた。なお荷
重は、0.5,1.0,1.5kg重(×9.8N)とし
た。
【0039】異音の発生の程度の認定は、官能試験によ
り行った。その結果を表1に示す。なお表において、
「○」は異音の発生がなかったことを、「△」はわずか
に異音が発生したことを、「×」は異音が発生したこと
を示している。
【0040】
【表1】
【0041】表より明らかなように、フッ素樹脂製テー
プやポリアミド製テープが貼付されていると、静止摩擦
係数や動摩擦係数が小さくなることが分かる。また異音
も発生しなかったことが分かる。一方、テープを貼付し
ていないサンプル3では、異音が発生していた。
【0042】低摩擦化処理は、低摩擦性テープの貼付に
限ることなく、接触面にシリコーン樹脂を塗布すること
によっても行うことができる。
【0043】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態の特徴である、リップ部の断面構造を示す図であ
る。この実施形態において、リップ部23の接触面は、
粗面化されている。この粗面化は、例えばモール成型時
にモール型表面にシボ加工を施すことによって、行うこ
とができる。
【0044】また成形後に、ブラスト加工によって表面
を粗してもよい。ブラスト加工は、研磨材として、例え
ば、その粒度が350〜500μm程度のガラスビーズ
や還元鉄粉を用いて行われる。この研磨材を、圧力49
0kN/m2(5kg/cm2)の圧縮空気にて、ノズル
の先より目的の箇所に吹き付ければよい。処理時間とし
ては、粗面化したい部分の長さ100mm当たり、5秒
以上の時間をかけてノズルを動かすとよい。またノズル
径は、粗面化したい部分の幅に応じて選択されるとよ
い。
【0045】このブラスト加工は、手軽に施すことがで
きるので、加工数量が少数のときに好ましい。また、好
適なシボ加工の程度の見極めるような、テスト的な適用
も可能である。
【0046】粗面化の程度を変化させたサンプルにおい
て、静止摩擦係数と動摩擦係数の差と、異音発生の関係
を調べた。サンプル4は前記差が0.17、サンプル5
は前記差が0.40であり、比較例として粗面化してい
ないものをサンプル6とした。なお、粗面化することに
よって、前記接触面における静止摩擦係数と動摩擦係数
の差は、小さくなっていることが分かる。
【0047】
【表2】
【0048】表より明らかなように、粗面化を行い、静
止摩擦と動摩擦の差が、約0.4では、低荷重時では異
音は発生しなかったが、1.0kg重以上の高荷重時で
は、わずかに異音が発生することが分かった。静止摩擦
と動摩擦の差が、0.2以下では、異音は発生しなかっ
た。一方、粗面化していないサンプル6では、異音が発
生していた。
【0049】以上のサンプル4〜6の表面を、表面顕微
鏡(倍率:1250倍、キーエンス製)にて測定した結
果を、表3に示す。なお本明細書における表面粗さは、
中心線平均粗さ(Ra)にて、評価した。また粗面化し
たサンプルでは、表面の位置によって表面粗さの値が大
きく異なってしまう。そこで、いくつかの測定値のうち
中央値を、代表値として示した。粗面化の程度として
は、Raで約0.7μm以上が有効であることが分かっ
た。
【0050】
【表3】
【0051】(第3実施形態)図5は、本発明の第3実
施形態の特徴である、窓ガラスの周縁部の断面構造を示
す図である。図5においては、リップ部23およびそれ
に連なる部分は、軟質材料により構成されている。具体
的には、軟質合成樹脂で構成される、周縁モール22を
構成する合成樹脂と、一体成形されているとよい。
【0052】また図6に示したように、前記接触面にク
ッション性を有するテープ5を貼付して、構成してもよ
い。
【0053】サンプル7では、リップ部の硬さは常温に
おいてゴム硬度で70度である。一方、サンプル8で
は、リップ部の硬さは常温においてゴム硬度で60度で
ある。ゴム硬度70度では、高荷重時において、わずか
に異音が発生してしまう。これに対して、ゴム硬度60
度であれば、1.5kg重の高荷重時においても、異音
の発生は起こらないことが分かった。
【0054】
【表4】
【0055】このように、接触部分近傍を軟質材料で構
成すれば、振動のエネルギを吸収することができるの
で、異音を低減することができる。
【0056】またさらに、前記接触部分近傍の表面は、
さらに低摩擦化処理が施されていてもよい。具体的な低
摩擦化処理については、上述した第1実施形態で説明し
た構成を適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
では以下のような効果を奏する。すなわち、本発明の第
1実施形態では、ボディが歪んだりしたときに、窓ガラ
ス用周縁モールとボディ面とが容易に滑るので、きしみ
音の発生を低減することができる。
【0058】また、本発明の第2実施形態では、ボディ
が歪んだりしたときに、窓ガラス用周縁モールとボディ
面とが滑りにくくなっているので、きしみ音の発生を低
減することができる。
【0059】さらに本発明の第3実施形態では、ボディ
が振動したりしたときに、周縁モールの接触部分がその
エネルギを吸収できるので、ボディをたたくことが少な
くなり、異音の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用窓ガラス構造を説明する図である。
【図2】車両用窓ガラスの周縁部の断面構造を説明する
図である。
【図3】第1実施形態の特徴であるリップ部の断面構造
を示す図である。
【図4】第2実施形態の特徴である窓ガラスの周縁部の
断面構造を示す図である。
【図5】第3実施形態の特徴である窓ガラスの周縁部の
断面構造を示す図である。
【図6】第3実施形態の別形態であるリップ部の断面構
造を示す図である。
【図7】異音の発生を調べる方法を模式的に説明する図
である。
【図8】ショアA硬度とスプリング式硬さ試験機による
「JIS A硬度」の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:車両用窓ガラス構造 2:ガラス構造体 21:ガラス板 22:周縁モール 23:リップ部 24:(ウレタン系)接着剤 3:車両 31:塗装鋼板 4:低摩擦性を有するテープ(フッ素樹脂テープ) 5:クッション付きテープ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の開口部に装着される車両用窓ガラ
    ス構造であって、前記窓ガラスはその周縁部に周縁モー
    ルが設けられており、前記周縁モールの車両との接触面
    には、低摩擦化処理が施されていることを特徴とする車
    両用窓ガラス構造。
  2. 【請求項2】 前記低摩擦化処理は、フッ素樹脂製また
    はポリアミド製テープを貼付されてなる請求項1に記載
    の車両用窓ガラス構造。
  3. 【請求項3】 前記低摩擦化処理は、シリコーン樹脂が
    塗布されてなる請求項1に記載の車両用窓ガラス構造。
  4. 【請求項4】 前記接触面の静止摩擦係数を0.4以下
    とした請求項1から3のいずれかに記載の車両用窓ガラ
    ス構造。
  5. 【請求項5】 前記接触面の静止摩擦係数を0.3以下
    とした請求項1から3のいずれかに記載の車両用窓ガラ
    ス構造。
  6. 【請求項6】 前記接触面の動摩擦係数を0.2以下と
    した請求項1から5いずれかに記載の車両用窓ガラス構
    造。
  7. 【請求項7】 車両の開口部に装着される車両用窓ガラ
    ス構造であって、前記窓ガラスはその周縁部に周縁モー
    ルが設けられており、前記周縁モールの車両との接触面
    における静止摩擦係数と動摩擦係数の差を、0.3以下
    としたことを特徴とする車両用窓ガラス構造。
  8. 【請求項8】 前記静止摩擦係数と動摩擦係数の差を、
    0.2以下とした請求項7に記載の車両用窓ガラス構
    造。
  9. 【請求項9】 車両の開口部に装着される車両用窓ガラ
    ス構造であって、前記窓ガラスはその周縁部に周縁モー
    ルが設けられており、前記周縁モールの車両との接触部
    分近傍は、軟質合成樹脂で構成されており、前記軟質合
    成樹脂は、常温におけるゴム硬度(JIS K 6301)が60
    度以下であることを特徴とする車両用窓ガラス構造。
  10. 【請求項10】 前記軟質合成樹脂の表面は、さらに低
    摩擦化処理が施されている請求項9に記載の車両用窓ガ
    ラス構造。
  11. 【請求項11】 車両の開口部に装着される車両用窓ガ
    ラス構造であって、前記窓ガラスはその周縁部に周縁モ
    ールが設けられており、前記周縁モールの車両との接触
    面には、クッション性を有するテープを貼付されてなる
    ことを特徴とする車両用窓ガラス構造。
  12. 【請求項12】 前記クッション性を有するテープの表
    面は、さらに低摩擦化処理が施されている請求項11に
    記載の車両用窓ガラス構造。
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