JP2002051569A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
削減すると共に、この削減にもかかわらず迅速な短絡保
護動作を確保すること。 【解決手段】 スイッチング素子RP,RNに短絡事故が
発生した場合、平滑コンデンサ6a,6bとスイッチン
グ素子RP,RNとを通る閉ループ回路に短絡電流I1が
流れると共に、短絡検出用コンデンサ18a,18bと
スイッチング素子RP,RNとを通る別の閉ループ回路に
短絡電流I2が流れることになる。ホールCT7は、こ
の短絡電流I2を検出し、その検出信号を制御部11に
出力する。
Description
を短絡電流から保護するための電流検出センサを搭載し
た電力変換装置に関するものである。
周波数の電源を供給するものとしてPWMインバータを
備えた電力変換装置が使用される。そして、電動機の容
量が大きな場合は、その回生時の回生エネルギーを抵抗
で消費することが困難となるため、PWMコンバータも
搭載して、電源回生を可能とする構成としている。この
ようなPWMインバータ及びPWMコンバータは、P側
母線及びN側母線にアーム構成されたIGBT等の各ス
イッチング素子が直結された構成となっているため、ゲ
ート信号の誤動作や異常制御等による同時点弧が発生
し、直流短絡を起こす場合がある。このような直流短絡
が起きた場合は、瞬時に遮断を行わないと短絡電流によ
ってスイッチング素子が破壊されることになる。そのた
め、電力変換装置には従来からホールCT等の電流検出
センサが搭載され、速やかに短絡電流を検出して保護動
作を行う機能が備えられている。
ンバータ1パラ構成の電力変換装置の回路構成図であ
り、図11はその外観構成図である。コンバータ部1
は、スイッチング素子(IGBT)RP,RNにより構成
されるR相アーム、スイッチング素子SP,SNにより構
成されるS相アーム、スイッチング素子TP,TNにより
構成されるT相アームを有している。インバータ部2
は、スイッチング素子UP,UNにより構成されるU相ア
ーム、スイッチング素子VP,VNにより構成されるV相
アーム、スイッチング素子WP,WNにより構成されるW
相アームを有している。R,S,T相の各アームを構成
するスイッチング素子同士の共通接続点には3相の交流
電源3が接続されており、一方、U,V,W相の各アー
ムを構成するスイッチング素子同士の共通接続点には負
荷である交流モータ4が接続されている。また、これら
各相のアームは、図11に示されているように、取付ベ
ース部材12の両面に取り付けられている。
タ側はP側主回路ブス部材5Pにより連結されると共
に、スイッチング素子RN,SN,TNのエミッタ側はN
側主回路ブス部材5Nにより連結されている。そして、
P側主回路ブス部材5PとN側主回路ブス部材5Nとの間
に平滑コンデンサ6a,6bが接続されており、これら
のコンデンサから流れる電流が電流検出センサとしての
ホールCT7aにより検出されるようになっている。
のコレクタ側はP側主回路ブス部材8Pにより連結され
ると共に、スイッチング素子UN,VN,WNのエミッタ
側はN側主回路ブス部材8Nにより連結されている。そ
して、P側主回路ブス部材8PとN側主回路ブス部材8N
との間に平滑コンデンサ9a,9bが接続されており、
これらのコンデンサから流れる電流が電流検出センサと
してのホールCT7bにより検出されるようになってい
る。なお、図10及び図11の例では、ホールCT7
a,7bとして高速動作が可能なピアソンCTが用いら
れている。
回路接続線10Pが接続されると共に、N側主回路ブス
部材5N,8N間にはN側主回路接続線10Nが接続され
ている。これらの主回路接続線10P,10Nにはインダ
クタンスの高いハイパロン線が用いられており、スイッ
チング素子が高速スイッチング動作を行ったときのコン
バータ部1とインバータ部2との間の相互干渉が防止さ
れるようになっている。
は制御部11に入力されるようになっており、制御部1
1はこの電圧検出信号のレベルが設定値を超えた場合
に、直ちにスイッチング素子に流れる電流が遮断される
よう保護動作を行うようになっている。例えば、図10
において、一対のスイッチング素子RP,RNが同時にオ
ンしてしまった場合には主回路ブス部材5P,5N間すな
わちP側母線及びN側母線間が短絡した状態となる。し
たがって、図10の一点鎖線で示したように、平滑コン
デンサ6a,6bとスイッチング素子RP,RNとを通る
閉ループ回路に短絡電流I1が流れることになる。ホー
ルCT7aは、この時の短絡電流I1を検出してその電
流レベルを表す電圧検出信号を制御部11に出力してお
り、制御部11はこの入力した電圧検出信号のレベルが
設定値を超えた時点で短絡事故が発生したと判別して直
ちに運転動作を停止させる。これにより、スイッチング
素子RP,RNの短絡電流による破壊が防止されることに
なる。
相が各ユニット毎に分割されて配置されたコンバータ3
パラ・インバータ3パラ構成を有する電力変換装置13
の概略外観構成図である。すなわち、コンバータ側のス
イッチング素子RP,RN及びインバータ側のスイッチン
グ素子UP,UNはR/U相ユニット14に、コンバータ
側のスイッチング素子SP,SN及びインバータ側のスイ
ッチング素子VP,VNはS/V相ユニット15に、コン
バータ側のスイッチング素子TP,TN及びインバータ側
のスイッチング素子TP,TNはT/W相ユニット16
に、それぞれ配設されている。そして、各ユニットはそ
れぞれに図示を省略してある冷却器を有しており、この
冷却器によって各ユニット内のスイッチング素子に対す
る冷却が行われるようになっている。
ニット15のみがホールCT7a,7bを有している。
ホールCT7aは、スイッチング素子SPに接続された
P側ブス部材に取り付けられており、同様に、ホールC
T7bは、スイッチング素子VPに接続されたP側ブス
部材に取り付けられている。そして、各ユニット間のP
側ブス部材同士及びN側ブス部材同士は図示を省略して
ある連結ブス部材により連結されており、スイッチング
素子RP,RN間、スイッチング素子SP,SN間、スイッ
チング素子TP,TN間の各短絡はホールCT7aが検出
し、また、スイッチング素子UP,UN間、スイッチング
素子VP,VN間、スイッチング素子WP,WN間の各短絡
はホールCT7bが検出するようになっている。
換装置は次のような課題を有するものであった。まず、
第一に、いずれの電力変換装置も2つのホールCTを用
いているが、このホールCTは優れた高速性を有するも
のである反面、価格的には非常に高価なものである。従
来の電力変換装置は、このような高価なホールCTを2
つも使用した構成であるため、装置全体のコストを引き
上げてしまい、充分ななコストダウンを図ることができ
なかった。
チング素子の個所が異なると、短絡電流が流れる閉ルー
プ回路のインピーダンスが異なるものとなるために、ホ
ールCTから常に一定のレベルの短絡電流検出信号を得
ることができなくなるという問題があった。この場合、
図10及び図11に示したような1つのユニット内に全
てのスイッチング素子が収納されている構成の場合は、
どの部位で短絡が発生しようとインピーダンスに大きな
相違はないために殆ど問題は生じない。例えば、スイッ
チング素子RP,RNに短絡が発生した場合も、スイッチ
ング素子TP,TNに短絡が発生した場合もインピーダン
スに大きな相違はないために、ホールCT7aから制御
部11に出力される短絡電流検出信号は常に均一なもの
となる。
ッチング素子が複数のユニット内に分割されて収納され
ている構成の場合は、短絡の発生する部位によってイン
ピーダンスに大きな相違が生じることになる。例えば、
スイッチング素子SP,SNはホールCT7aに近い個所
に配設されているために短絡時のインピーダンスは比較
的小さなものとなるが、スイッチング素子RP,RN又は
スイッチング素子TP,TNはホールCT7aから遠く離
れた個所に配設されているために短絡時のインピーダン
スは大きなものとなる。したがって、スイッチング素子
RP,RN又はスイッチング素子TP,TNに短絡が発生し
た場合、ホールCT7aからの短絡電流検出信号が設定
値のレベルに到達するまでに長い時間を要し、制御部1
1の保護動作が遅れてしまうことがあった。このような
保護動作の遅れを解消するためには、R/U相ユニット
14及びT/W相ユニット16にもホールCT7a,7
bを設け、S/V相ユニット15と同様の構成にすれば
よいが、それでは高価なホールCTを合計6個も搭載す
ることになり、コスト的には極めて不利なものとなる。
あり、使用する電流検出センサの個数を1個のみに削減
すると共に、この削減にもかかわらず迅速な短絡保護動
作を確保することが可能な電力変換装置を提供すること
を目的としている。
の手段として請求項1記載の発明は、同一冷却器に取り
付けられたコンバータ部及びインバータ部を備え、これ
らコンバータ部及びインバータ部の各相アームを形成す
る各一対のスイッチング素子の一端側及び他端側はそれ
ぞれP側主回路ブス部材及びN側主回路ブス部材により
連結されていると共に、これらコンバータ部並びにイン
バータ部の各P側主回路ブス部材同士の間及び各N側主
回路ブス部材同士の間は干渉防止用導体で形成された主
回路接続線により接続されており、更に、前記各一対の
スイッチング素子に発生する短絡電流を検出するための
電流検出センサを有する電力変換装置において、前記電
流検出センサを1個のみ含んで構成される短絡検出回路
を備え、この短絡検出回路は、前記コンバータ部又はイ
ンバータ部の各相アームを形成する各一対のスイッチン
グ素子のうちのいずれに短絡事故が発生したとしても、
均一レベルの短絡電流検出信号を出力する個所に接続さ
れている、ことを特徴とする。
を1個しか用いていないのでコストダウンを図ることが
できる。そして、いずれの一対のスイッチング素子に短
絡事故が発生しても常に均一レベルの電圧検出信号を出
力することができるので、スイッチング素子に対する短
絡保護動作を確実に行うことができる。
明において、前記短絡検出回路は、前記各一対のスイッ
チング素子のいずれかに短絡事故が発生した場合に、こ
の一対のスイッチング素子を通る閉ループ回路に短絡検
出用電流を供給する短絡検出用コンデンサと、前記一対
のスイッチング素子を通る閉ループ回路の途中に配設さ
れ、前記短絡検出用コンデンサから供給される短絡検出
用電流を検出する前記1個の電流検出センサと、を有す
るものである、ことを特徴とする。
チング素子に短絡事故が発生した場合に、短絡検出用コ
ンデンサから短絡検出を行うための電流を電流検出セン
サに向けて流すことができる。このような短絡検出用コ
ンデンサ及び電流検出センサにより構成される短絡検出
回路の接続を所定の個所で行うことにより、短絡事故の
発生個所如何にかかわらず、常に均一レベルの短絡電流
検出信号を出力することができる。
明において、前記同一冷却器に取り付けられたコンバー
タ部及びインバータ部を複数組備え、各組のコンバータ
部並びにインバータ部のP側主回路ブス部材同士及びN
側主回路ブス部材同士はそれぞれP側連結用ブス部材及
びN側連結用ブス部材により連結されており、前記干渉
防止用導体で形成された主回路接続線による接続は、前
記P側連結用ブス部材及びN側連結用ブス部材を介して
行われている、ことを特徴とする。
上記のように、同一冷却器にコンバータ部及びインバー
タ部が複数組取り付けられ、したがって、主回路ブス部
材の他に連結用ブス部材を用いた構成が採用される。そ
のため、短絡事故の発生部位によって短絡電流が流れる
ときのインピーダンスが大きく異なるため、常に均一レ
ベルの短絡電流検出信号を得るのは難しいが、上記のよ
うな短絡検出回路により常に均一レベルの短絡電流検出
信号を得ることができる。
明において、前記N側連結用ブス部材と前記短絡検出回
路の負側との間に、各組毎の前記コンバータ部又はイン
バータ部における短絡事故発生部位の相違に応じた前記
閉ループ回路のインピーダンスの差異を小さくするため
の補助接続線を接続した、ことを特徴とする。
の電圧検出信号を得ることができる。
載の発明において、前記同一冷却器に取り付けられたコ
ンバータ部及びインバータ部を複数組備え、各組のコン
バータ部並びにインバータ部のP側主回路ブス部材同士
及びN側主回路ブス部材同士は前記干渉防止用導体で形
成された主回路接続線により接続されており、前記P側
主回路ブス部材同士又はN側主回路ブス部材同士のいず
れか一方のみがP側連結用ブス部材又はN側連結用ブス
部材により連結されている、ことを特徴とする。
はN側連結用ブス部材のいずれか一方を省略することが
できるので、装置の構成をより簡単化することができ
る。
明において、前記短絡検出回路は、前記各一対のスイッ
チング素子のいずれかに短絡事故が発生した場合に、こ
の一対のスイッチング素子を通る閉ループ回路の途中に
配設され、前記コンバータ部から前記インバータ部へ向
かう短絡電流のみを流す第1の短絡検出用導体、及び前
記インバータ部から前記コンバータ部へ向かう短絡電流
のみを流す第2の短絡検出用導体と、前記第1の短絡検
出用導体又は前記第2の短絡検出用導体を流れる短絡電
流を検出する前記1個の電流検出センサと、を有するも
のである、ことを特徴とする。
が不要となり、短絡検出回路の構成をより簡単にするこ
とができる。この場合、短絡電流はコンバータ部に搭載
されている平滑コンデンサ、又はインバータ部に搭載さ
れている平滑コンデンサから流れることになる。
明において、前記短絡検出回路は、前記各一対のスイッ
チング素子のいずれかに短絡事故が発生した場合に、こ
の一対のスイッチング素子を通る閉ループ回路の途中に
配設され、前記コンバータ部から前記インバータ部へ向
かう短絡電流、及び前記インバータ部から前記コンバー
タ部へ向かう短絡電流の双方の通過を許容する短絡検出
用導体と、前記短絡検出用導体を流れる短絡電流を検出
する前記1個の電流検出センサと、を有するものであ
る、ことを特徴とする。
に対して、コンバータ部からインバータ部へ向かう短絡
電流と、インバータ部からコンバータ部へ向かう短絡電
流との双方の電流を流すことができるので、短絡検出回
路の構成をより簡単にすることができる。
明において、前記短絡検出回路は、前記電流検出センサ
が前記コンバータ部から前記インバータ部へ向かう短絡
電流を検出したときの検出信号を入力し、この検出信号
が閾値を超えた場合に短絡検出信号を出力する第1のコ
ンパレータと、前記電流検出センサが前記インバータ部
から前記コンバータ部へ向かう短絡電流を検出したとき
の検出信号を入力し、この検出信号が閾値を超えた場合
に短絡検出信号を出力する第2のコンパレータと、を有
するものである、ことを特徴とする。
出用導体に対して、コンバータ部からインバータ部へ向
かう短絡電流と、インバータ部からコンバータ部へ向か
う短絡電流との双方の電流を流すために、これらの電流
の極性は反対になる。したがって、これらの電流が所定
レベルを超えたか否かの判別を行うコンパレータについ
ても2種類のものが必要となる。
いずれかに記載の発明において、前記同一冷却器に取り
付けられたコンバータ部及びインバータ部を1組だけ有
するものである、ことを特徴とする。
出用コンデンサを用いておらず、コンバータ部又はイン
バータ部の平滑コンデンサから流れる短絡電流を検出す
ることになる。したがって、同一冷却器に取り付けられ
たコンバータ部及びインバータ部が複数組の場合には、
短絡事故の発生部位によってインピーダンスが大きく異
なることになる。それ故、請求項6乃至8の発明におけ
る短絡検出回路の構成は、同一冷却器に取り付けられた
コンバータ部及びインバータ部が1組だけの場合に適用
されることになる。
づき説明する。但し、図10乃至図12において説明し
たのと同様の構成要素には同一符号を付して重複した説
明を省略する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る
電力変換装置の回路構成図であり、図2はその外観構成
図である。図1及び図2が図10及び図11と異なる点
は、ホールCT7a,7bが削除され、代わりに1個の
ホールCT7を含んで構成される短絡検出回路17が設
けられている点である。
センサとしての1個のホールCT7(従来のホールCT
7a,7bと同様のものである。)と、直列接続された
2個の短絡検出用コンデンサ18a,18bとから構成
されている。また、短絡検出回路17の正側は、短絡検
出用ブス部材19によりP側主回路接続線10PとP側
主回路ブス部材8Pとの接続点に接続され、短絡検出回
路17の負側は、短絡検出用ブス部材19によりN側主
回路接続線10NとN側主回路ブス部材5Nとの共通接続
点に接続されている。そして、ホールCT7からの電圧
検出信号が制御部11に出力されるようになっている。
なお、上記のように、直列接続された2つのコンデンサ
18a,18bを用いているのは、本実施形態では所定
の電圧レベルを得るのに偶々2個のコンデンサを必要と
したからに過ぎない。したがって、所定の電圧レベルを
得られるのであれば勿論1個のコンデンサのみでもよ
い。
ば、スイッチング素子RP,RNに短絡事故が発生した場
合、平滑コンデンサ6a,6bとスイッチング素子R
P,RNとを通る閉ループ回路に短絡電流I1が流れると
共に、短絡検出用コンデンサ18a,18bとスイッチ
ング素子RP,RNとを通る別の閉ループ回路に短絡電流
I2が流れることになる。ホールCT7は、この短絡電
流I2を検出し、その検出信号を制御部11に出力す
る。
P,WNに短絡事故が発生した場合、平滑コンデンサ9
a,9bとスイッチング素子WP,WNを通る閉ループ回
路に短絡電流I3が流れると共に、短絡検出用コンデン
サ18a,18bとスイッチング素子WP,WNとを通る
閉ループ回路に短絡電流I4が流れることになる。ホー
ルCT7は、この短絡電流I2を検出し、その検出信号
を制御部11に出力することになる。
短絡時に短絡電流I2が流れるときのインピーダンス
と、スイッチング素子WP,WNの短絡時に短絡電流I4
が流れるときのインピーダンスとはほぼ同様の値であ
る。したがって、ホールCT7から出力される短絡電流
検出信号のレベルもほぼ均一レベルのものとなる。この
ように、図1の構成によれば、高価なホールCT7を1
個しか用いていないためにコストを大幅に削減すること
ができ、また、コンバータ部1及びインバータ部2のい
ずれのスイッチング素子に短絡事故が発生してもほぼ均
一なレベルの短絡電流検出信号を得ることができるの
で、常に迅速な短絡保護動作を確保することが可能にな
る。
力変換装置の外観構成図であり、図12の構成と同様
に、R,S,T及びU,V,Wの各相が各ユニット毎に
分割されて配置されたコンバータ3パラ・インバータ3
パラ構成を有するものである。すなわち、この電力変換
装置は、それぞれ個別の冷却器により冷却されるR/U
相ユニット20、S/V相ユニット21、及びT/W相
ユニット22を備えている。
ング素子RP,RNと、一対のスイッチング素子UP,UN
と、R相平滑コンデンサ23と、U相平滑コンデンサ2
4とを有している。S/V相ユニット21は、一対のス
イッチング素子SP,SNと、一対のスイッチング素子V
P,VNと、S相平滑コンデンサ25と、V相平滑コンデ
ンサ26とを有している。T/W相ユニット22は、一
対のスイッチング素子TP,TNと、一対のスイッチング
素子WP,WNと、T相平滑コンデンサ27と、W相平滑
コンデンサ28とを有している。
ング素子RP,RNにはそれぞれP側主回路ブス部材29
P及びN側主回路ブス部材29Nが接続され、更に、R相
平滑コンデンサ23の一端側及び他端側がこれらのブス
部材29P,29Nに接続されている。同様に、スイッチ
ング素子UP,UNにはそれぞれP側主回路ブス部材30
P及びN側主回路ブス部材30Nが接続され、更に、U相
平滑コンデンサ24の一端側及び他端側がこれらのブス
部材30P,30Nに接続されている。
ング素子SP,SNにはそれぞれP側主回路ブス部材31
P及びN側主回路ブス部材31Nが接続され、更に、S相
平滑コンデンサ25の一端側及び他端側がこれらのブス
部材31P,31Nに接続されている。同様に、スイッチ
ング素子VP,VNにはそれぞれP側主回路ブス部材32
P及びN側主回路ブス部材32Nが接続され、更に、V相
平滑コンデンサ26の一端側及び他端側がこれらのブス
部材32P,32Nに接続されている。
ング素子TP,TNにはそれぞれP側主回路ブス部材33
P及びN側主回路ブス部材33Nが接続され、更に、T相
平滑コンデンサ27の一端側及び他端側がこれらのブス
部材33P,33Nに接続されている。同様に、スイッチ
ング素子WP,WNにはそれぞれP側主回路ブス部材34
P及びN側主回路ブス部材34Nが接続され、更に、W相
平滑コンデンサ28の一端側及び他端側がこれらのブス
部材34P,34Nに接続されている。
材29P,31P,33PはP側連結用ブス部材35Pによ
り連結されており、N側主回路ブス部材29N,31N,
33NはN側連結用ブス部材35Nにより連結されてい
る。同様に、インバータ側のP側主回路ブス部材30
P,32P,34PはP側連結用ブス部材36Pにより連結
されており、N側主回路ブス部材30N,32N,34N
はN側連結用ブス部材36Nにより連結されている。な
お、N側連結用ブス部材36Nには延長部分36N1が形
成されている。
は、ハイパロン線により形成されたP側主回路接続線3
7P,38Pにより2個所で接続されており、また、N側
連結用ブス部材35Nと36Nとは、同じくハイパロン線
により形成されたN側主回路接続線37N,38Nにより
2個所で接続されている。そして、短絡検出回路17の
正側が短絡検出用ブス部材19を介してP側連結用ブス
部材35P(又はP側主回路ブス部材29P)に接続され
ると共に、延長部分36N1の端部が短絡検出用ブス部材
19を介して短絡検出回路17の負側に接続されてい
る。
変換装置において、短絡発生時に短絡検出用電流が辿る
経路について説明する。いま、例えば、コンバータ側の
一対のスイッチング素子RP,RNに短絡が発生したとす
ると、短絡検出回路17からの短絡検出用電流は、短絡
検出用コンデンサ18aの正側端子→短絡検出用ブス部
材19→P側主回路ブス部材29P→スイッチング素子
RP→スイッチング素子RN→N側主回路ブス部材29N
→N側連結用ブス部材35N→N側主回路接続線37N及
び38N→N側連結用ブス部材36N→延長部分36N1→
延長部分36N1→短絡検出用ブス部材19→コンデンサ
18bの負側端子、という閉ループ回路を流れることに
なる。
素子UP,UNに短絡が発生したとすると、短絡検出回路
17からの短絡検出用電流は、短絡検出用コンデンサ1
8aの正側端子→P側連結用ブス部材35P→P側主回
路接続線37P及び38P→P側連結用ブス部材36P→
P側主回路ブス部材30P→スイッチング素子UP→スイ
ッチング素子UN→N側主回路ブス部材30N→N側連結
用ブス部材36N→延長部分36N1→短絡検出用ブス部
材19→コンデンサ18bの負側端子、という閉ループ
回路を流れることになる。
グ素子SP,SN及びTP,TN並びにインバータ側のその
他の一対のスイッチング素子VP,VN及びWP,WNに短
絡が発生した場合の経路も上述した経路から容易に類推
できるため、その説明については省略することとする。
過する場合の各インピーダンスを検討してみると、それ
ぞれに差異はあるものの、ホールCT7が制御部11に
出力する短絡電流検出信号のレベルは、制御部11がい
ずれの場合にも同程度の保護動作を行うためには充分な
程度に均一なレベルとなる。したがって、図3の構成に
おいても、図1の構成の場合と同様に、コストを大幅に
削減することができ、且つ、常に迅速な短絡保護動作を
確保することが可能になる。
力変換装置の外観構成図であり、第2の実施形態におけ
る各閉ループ回路のインピーダンスの差異をより小さく
した構成を示すものである。図4が図3と異なる点は、
N側連結用ブス部材35Nの端部と延長部分36N1との
間に補助接続線39(ハイパロン線)が接続されている
点である。
回路17からの短絡検出用電流が各閉ループ回路を通過
する場合の各インピーダンスには若干の差異がある。そ
こで、この各インピーダンスの差異を図5の等価回路に
基づき具体的に求めてみる。
RP,RN、スイッチング素子SP,SN、スイッチング素
子TP,TNのそれぞれに短絡が発生した場合に、短絡検
出回路17からの短絡検出用電流が通過する各閉ループ
回路のインピーダンスを求めるためのものである(図中
の破線は素子RP,RNに短絡が発生した場合の短絡検出
用電流の通過経路を示している。)。この図において、
R1は、ブス部材31Pで等分されるP側連結用ブス部材
35Pの各部分の抵抗値を示しており、R2は、ブス部材
37N,38Nにより4等分されるN側連結用ブス部材3
5Nの各部分の抵抗値を示している(但し、R1=R
2)。また、R3は、N側主回路接続線37N,38Nの抵
抗値を示している。
短絡が発生したとすると、スイッチング素子RP,RNを
通過した電流は、抵抗R1,R3(37N側)の経路を辿
って短絡検出回路17の負側に到達すると共に、抵抗R
2,R2,R2,R3(38N側)の経路を辿って短絡検出
回路17の負側に到達する。この場合のトータルインピ
ーダンスをZRとすると、このZRは下式(1)により表
すことができる(途中の演算過程については説明を省略
する)。同様にして、一対のスイッチング素子SP,SN
に短絡が発生した場合のトータルインピーダンスZS、
及び一対のスイッチング素子TP,TNに短絡が発生した
場合のトータルインピーダンスZTは、それぞれ下式
(2),(3)により表すことができる。
2,R3の値如何によっては各トータルインピーダンス間
の差異が大きくなることがある。そこで、図4に示すよ
うに、補助接続線39を追設することにより、これら各
トータルインピーダンス間の差異を小さくすることがで
きる。すなわち、図4において、スイッチング素子R
P,RNを通過しN側連結用ブス部材35Nに到達した電
流は、N側主回路接続線37N,38N及びN側連結用ブ
ス部材36Nを経由して短絡検出回路17の負側に到達
するものの他に、より距離の短い補助接続線39を通っ
て短絡検出回路17の負側に到達するものがあるため、
図3の場合に比べてトータルインピーダンスZRを小さ
くすることができる。したがって、図3の構成に比べて
より確実且つ安定した短絡保護動作を行うことが可能に
なる。
力変換装置の外観構成図であり、第2及び第3の実施形
態におけるブス部材の数を削減することでより簡単化し
た構成を実現したものである。図6が図3又は図4と異
なる主な点は、P側連結用ブス部材36P、N側連結用
ブス部材36N及び延長部分36N1が削除されている点
である。
バータ側構成要素であるスイッチング素子UP,UN及び
U相平滑コンデンサ24には主回路ブス部材30P,3
0Nが接続されているが、これらの主回路ブス部材30
P,30Nは、ハイパロン線により形成されたP側主回路
接続線40P及びN側主回路接続線40Nにより、それぞ
れコンバータ側のブス部材29P,29Nに接続されてお
り、したがって連結用ブス部材35P,35Nに接続され
ている。同様に、S/V相ユニット21内のブス部材3
2P,32Nは、P側主回路接続線41P及びN側主回路
接続線41Nによりそれぞれコンバータ側のブス部材3
1P,31Nに接続されており、したがって連結用ブス部
材35P,35Nに接続されている。また、T/W相ユニ
ット22内のブス部材34P,34Nも、P側主回路接続
線42P及びN側主回路接続線42Nによりそれぞれコン
バータ側のブス部材33P,33Nに接続されており、し
たがって連結用ブス部材35P,35Nに接続されてい
る。
30P,32P,34PはP側連結用ブス部材35Pを介し
て互いに連結され、また、N側主回路ブス部材30N,
32N,34NもN側連結用ブス部材35Nを介して互い
に連結されていることになる。つまり、図6の構成は回
路的には図3又は図4と同様の構成となるが、P側連結
用ブス部材36P及びN側連結用ブス部材36Nが省略さ
れているので、より簡単化された構成となっている。
力変換装置の要部を示す外観構成図である。図1の構成
における短絡検出回路17では短絡検出用コンデンサ1
8a,18bが用いられていたが、この実施形態はこれ
らのコンデンサを省略して短絡検出回路を構成したもの
である。
ブス部材5Pにはダイオード45のアノード側が取り付
けられており、インバータ部2側のP側主回路ブス部材
8Pにはダイオード46のアノード側が取り付けられて
いる。そして、ダイオード45のカソード側には第1の
短絡検出用導体47の一端側が接続されており、この第
1の短絡検出用導体47の他端側はホールCT7を通過
してP側主回路ブス部材8Pに接続されている。同様
に、ダイオード46のカソード側には第2の短絡検出用
導体48の一端側が接続されており、この第2の短絡検
出用導体48の他端側はホールCT7を通過してP側主
回路ブス部材5Pに接続されている。本実施形態では、
上記のホールCT7、ダイオード45,46、第1及び
第2の短絡検出用導体47,48により短絡検出回路が
構成されている。なお、本実施形態では、コスト低減の
ために、コンバータ部1及びインバータ部2の冷却器と
して、冷却ファン43,44(ブレージングファン)を
採用している。
インバータ部2側の一対のスイッチング素子UP,UN
(又はVP,VN若しくはWP,WN)に短絡が発生したと
すると、平滑コンデンサ6a,6bからの電流が短絡検
出用電流Iaとなって第1の短絡検出用導体47を流れ
る。ホールCT7は、この短絡検出用電流Iaを検出
し、その検出信号を制御部11に出力する。一方、コン
バータ部1側の一対のスイッチング素子RP,RN(又は
SP,SN若しくはTP,TN)に短絡が発生したとする
と、平滑コンデンサ9a,9bからの電流が短絡検出用
電流Ibとなって第2の短絡検出用導体48を流れる。
ホールCT7は、この短絡検出用電流Ibを検出し、そ
の検出信号を制御部11に出力する。
サ18a,18bを省略することができるので、短絡検
出回路を簡単化することができ、よりコストダウンを図
ることができる。更に、上記実施形態では、ホールCT
7により検出される短絡検出用電流Ia,Ibの向きは常
に同一方向となり同一極性となっているので、制御部1
1では短絡判別のために1種類のコンパレータのみを用
いれば足りる。
力変換装置の要部を示す外観構成図であり、図7の第5
の実施形態と同様に、短絡検出用コンデンサ18a,1
8bを省略して短絡検出回路を簡単化したものである。
図8が図7と異なる点は、ダイオード45,46が削除
され、ホールCT7を通過する導体が1本の短絡検出用
導体49だけとなるようにした点である。
り、インバータ部2側のスイッチング素子に短絡が発生
した場合には平滑コンデンサ6a,6bからの短絡検出
用電流IaがP側主回路ブス部材5PからP側主回路ブス
部材8Pに向かって流れ、一方、コンバータ部1側のス
イッチング素子に短絡が発生した場合には平滑コンデン
サ9a,9bからの短絡検出用電流IbがP側主回路ブ
ス部材8PからP側主回路ブス部材5Pに向かって流れる
ことになる。しかし、この実施形態では、1本の短絡検
出用導体49上を、互いに向きが異なり逆極性となる短
絡検出用電流Ia,Ibが流れる構成となっているので、
制御部11における短絡判別回路では2種類のコンパレ
ータを用いる必要がある。
られる制御部11内の短絡判別回路50の構成を示す回
路図である。この図において、短絡検出回路17からの
検出信号は抵抗51aを介して第1のコンパレータ52
aの反転側入力端子に入力されるようになっており、こ
の反転側入力端子には抵抗53aを介してレベル設定器
54aからのレベル設定信号も入力されるようになって
いる。そして、第1のコンパレータ52aの非反転側入
力端子には所定レベルに設定された閾値信号が入力され
るようになっている。したがって、第1のコンパレータ
52aは、レベル設定された検出信号が閾値信号よりも
大きくなった場合にH信号を出力する。
た、抵抗51bを介して第2のコンパレータ52bの非
反転側入力端子に入力されるようになっており、この非
反転側入力端子には抵抗53bを介してレベル設定器5
4bからのレベル設定信号も入力されるようになってい
る。そして、第2のコンパレータ52bの反転側入力端
子には所定レベルに設定された閾値信号が入力されるよ
うになっている。したがって、第2のコンパレータ52
bも、第1のコンパレータ52aと同様に、レベル設定
された検出信号が閾値信号よりも大きくなった場合にH
信号を出力する。
2a又は第2のコンパレータ52bいずれかから上記の
H信号を入力した場合に、図示を省略してある運転制御
回路に短絡判別信号を出力し、電力変換装置の運転を直
ちに停止させるようにする。
図8の第6の実施形態は、図1の構成の電力変換装置す
なわち同一冷却器に取り付けられたコンバータ部及びイ
ンバータ部を1組だけ有するものに適用するのが好まし
く、図3、図4、及び図6のような同一冷却器に取り付
けられたコンバータ部及びインバータ部を複数組有する
ものに適用するのは好ましくない。これは、図7及び図
8の構成は平滑コンデンサからの電流を短絡検出用電流
として用いる構成であるため、もしこの図7及び図8の
構成を図3、図4、及び図6の構成に適用すると、短絡
発生部位によっては閉ループ回路のインピーダンスの差
異が大きくなってしまい、前述した第2の課題が解消さ
れないことになり、更に、多くの本数の短絡検出用導体
がホールCT7内を挿通するという好ましくない構成に
なるからである。
出センサを1個のみ含んで構成される短絡検出回路を、
コンバータ部又はインバータ部の各相アームを形成する
各一対のスイッチング素子のうちのいずれに短絡事故が
発生したとしても均一レベルの短絡電流検出信号を出力
し得る個所に接続するようにしたので、電流検出センサ
の個数を1個のみに削減したにもかかわらず迅速な短絡
保護動作を確保することが可能になる。
回路構成図。
外観構成図。
外観構成図。
プ回路を通過するときの各インピーダンスの差異を求め
るための等価回路図。
外観構成図。
要部を示す外観構成図。
要部を示す外観構成図。
11内の短絡判別回路50の構成を示す回路図。
従来の電力変換装置の回路構成図。
ト毎に分割されて配置されたコンバータ3パラ・インバ
ータ3パラ構成を有する電力変換装置13の概略外観構
成図。
Claims (9)
- 【請求項1】同一冷却器に取り付けられたコンバータ部
及びインバータ部を備え、これらコンバータ部及びイン
バータ部の各相アームを形成する各一対のスイッチング
素子の一端側及び他端側はそれぞれP側主回路ブス部材
及びN側主回路ブス部材により連結されていると共に、
これらコンバータ部並びにインバータ部の各P側主回路
ブス部材同士の間及び各N側主回路ブス部材同士の間は
干渉防止用導体で形成された主回路接続線により接続さ
れており、更に、前記各一対のスイッチング素子に発生
する短絡電流を検出するための電流検出センサを有する
電力変換装置において、 前記電流検出センサを1個のみ含んで構成される短絡検
出回路を備え、この短絡検出回路は、前記コンバータ部
又はインバータ部の各相アームを形成する各一対のスイ
ッチング素子のうちのいずれに短絡事故が発生したとし
ても、均一レベルの短絡電流検出信号を出力する個所に
接続されている、 ことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】前記短絡検出回路は、 前記各一対のスイッチング素子のいずれかに短絡事故が
発生した場合に、この一対のスイッチング素子を通る閉
ループ回路に短絡検出用電流を供給する短絡検出用コン
デンサと、 前記一対のスイッチング素子を通る閉ループ回路の途中
に配設され、前記短絡検出用コンデンサから供給される
短絡検出用電流を検出する前記1個の電流検出センサ
と、 を有するものである、ことを特徴とする請求項1記載の
電力変換装置。 - 【請求項3】前記同一冷却器に取り付けられたコンバー
タ部及びインバータ部を複数組備え、各組のコンバータ
部並びにインバータ部のP側主回路ブス部材同士及びN
側主回路ブス部材同士はそれぞれP側連結用ブス部材及
びN側連結用ブス部材により連結されており、 前記干渉防止用導体で形成された主回路接続線による接
続は、前記P側連結用ブス部材及びN側連結用ブス部材
を介して行われている、 ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。 - 【請求項4】前記N側連結用ブス部材と前記短絡検出回
路の負側との間に、各組毎の前記コンバータ部又はイン
バータ部における短絡事故発生部位の相違に応じた前記
閉ループ回路のインピーダンスの差異を小さくするため
の補助接続線を接続した、 ことを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。 - 【請求項5】前記同一冷却器に取り付けられたコンバー
タ部及びインバータ部を複数組備え、各組のコンバータ
部並びにインバータ部のP側主回路ブス部材同士及びN
側主回路ブス部材同士は前記干渉防止用導体で形成され
た主回路接続線により接続されており、 前記P側主回路ブス部材同士又はN側主回路ブス部材同
士のいずれか一方のみがP側連結用ブス部材又はN側連
結用ブス部材により連結されている、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。 - 【請求項6】前記短絡検出回路は、 前記各一対のスイッチング素子のいずれかに短絡事故が
発生した場合に、この一対のスイッチング素子を通る閉
ループ回路の途中に配設され、前記コンバータ部から前
記インバータ部へ向かう短絡電流のみを流す第1の短絡
検出用導体、及び前記インバータ部から前記コンバータ
部へ向かう短絡電流のみを流す第2の短絡検出用導体
と、 前記第1の短絡検出用導体又は前記第2の短絡検出用導
体を流れる短絡電流を検出する前記1個の電流検出セン
サと、 を有するものである、 ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 【請求項7】前記短絡検出回路は、 前記各一対のスイッチング素子のいずれかに短絡事故が
発生した場合に、この一対のスイッチング素子を通る閉
ループ回路の途中に配設され、前記コンバータ部から前
記インバータ部へ向かう短絡電流、及び前記インバータ
部から前記コンバータ部へ向かう短絡電流の双方の通過
を許容する短絡検出用導体と、 前記短絡検出用導体を流れる短絡電流を検出する前記1
個の電流検出センサと、 を有するものである、 ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 【請求項8】前記短絡検出回路は、 前記電流検出センサが前記コンバータ部から前記インバ
ータ部へ向かう短絡電流を検出したときの検出信号を入
力し、この検出信号が閾値を超えた場合に短絡検出信号
を出力する第1のコンパレータと、 前記電流検出センサが前記インバータ部から前記コンバ
ータ部へ向かう短絡電流を検出したときの検出信号を入
力し、この検出信号が閾値を超えた場合に短絡検出信号
を出力する第2のコンパレータと、 を有するものである、 ことを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。 - 【請求項9】前記同一冷却器に取り付けられたコンバー
タ部及びインバータ部を1組だけ有するものである、 ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の電
力変換装置。
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