JP2008271696A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置20におけるインバータ5のスイッチング素子7の短絡異常を簡単に検出する。
【解決手段】 電力変換装置20を構成する整流器3、平滑コンデンサ4a、4b、及びインバータ5の正極側の各スイッチング素子7の各正極端子を接続する正極側主導体11と、整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの負極側の各スイッチング素子の負極端子を接続する負極側主導体12とのいずれか一方の主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に対して分流導体23を並列接続する。そして、この分流導体23に流れる分流電流を電流計24で検出し、異常検出回路25でこの検出された分流電流が予め定められた上限値を超えると、スイッチング素子7に短絡異常が生じたと判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電源から入力された交流を整流器で一旦直流に変換して、さらに、この直流をインバータで交流に変換して出力する電力変換装置に関する。
例えば、広い回転速度の制御範囲が要求される工場の機械を駆動したり、エレベータを駆動する誘導電動機を駆動する駆動制御装置として、交流電源から供給された交流を整流器で一旦直流に変換して、さらに、この直流をインバータで任意の周波数及び振幅(電圧)とを有した交流に変換する電力変換装置が採用される。
図11は、基本的な電力変換装置の概略構成を示す回路図である。交流電源1から供給される三相交流は電力変換装置2の整流器3で直流に全波整流され、平滑コンデンサ4でリップル分(高調波成分)が吸収されインバータ5に供給される。このインバータ5においては、ダイオード6とスイッチング素子7との並列回路8を6個、ブリッジ接続している。ブリッジ接続された各並列回路8の中間点(交流側端子)に外部に交流を出力するための電力線13が接続されている。
そして、このインバータ5の各スイッチング素子7を駆動制御部9からの各PWM(パルス幅変調)信号で高速に通電遮断制御することによって、入力された直流を任意の周波数及び電圧を有した三相交流に変換して電力線13を介して交流の電動機10に供給することが可能である。
このような構成の電力変換装置2において、整流器3、平滑コンデンサ4、及びインバータ5の正極側の各並列回路8(ダイオード6、スイッチング素子7)の各正極端子を接続する導体を正極側主導体11と称する。一方、整流器3、平滑コンデンサ4、及びインバータ5の負極側の各並列回路8(ダイオード6、スイッチング素子7)の負極端子を接続する導体を負極側主導体12と称する。
このように構成された電力変換装置2において、何らかの故障が生じると、電動機10を正常に運転制御できなくなる。故障原因は各PWM(パルス幅変調)信号で高速に通電遮断制御されるインバータ5に組込まれたスイッチング素子7の短絡異常である確率が高い。したがって、このスイッチング素子7の短絡異常を簡単に検出する手法が必要となる。
図12は、このスイッチング素子7の短絡異常の検出機能が組込まれた電力変換装置2を示す回路図である。平滑コンデンサ4に並列に検出用コンデンサ14を接続し、この検出用コンデンサ14に流れる電流を電流計15で検出する。異常検出回路16は、上限電流値に対応するしきい値電圧Edを生じる電圧源17と、電流計15で検出された電流値(電圧値)としきい値電圧Edとを比較する比較器18とが組込まれている。
そして、この電力変換装置2が稼働中に、インバータ5の正極側主導体11と負極側主導体12との間に直列介挿された一対の並列回路8の各スイッチング素子7に短絡異常が生じると、平滑コンデンサ4及び検出用コンデンサ14に蓄積されている電荷が、正極側主導体11、各スイッチング素子7、負極側主導体12で形成される放電回路を一気に流れて、平滑コンデンサ4及び検出用コンデンサ14は放電する。
その結果、電流計15で検出される電流値が急上昇して、異常検出回路16の比較器18から、ハイレベルの各スイッチング素子7の「短絡異常検出信号」が出力される。
しかしながら、図12に示すスイッチング素子7の短絡異常の検出機能が組込まれた電力変換装置2においても、まだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、スイッチング素子7の短絡異常を検出するために、図11の基本の電力変換装置2に対して、追加される構成部品数が増える。さらに、電力変換装置2内の平滑コンデンサ4と検出用コンデンサ14との特性バラツキなどにより、電力変換装置2全体の電力変換特性の劣化が発生する可能性がある等の問題があった。
また、正極側主導体11又は負極側主導体12に電流計を直接介挿して、正極側主導体11又は負極側主導体12にスイッチング素子7の短絡時に流れる放電電流を測定する手法も考えられる。しかしながら、その場合、正極側主導体11又は負極側主導体12の構造が複雑かつ部品点数が増えるため、電力変換装置2全体の製造費が大幅に上昇し、かつ製造工程が複雑化し、生産性の低下を招く。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電力変換装置としての基本構成をほとんど変更することなく、簡単な部材を付加するのみで、簡単にかつ確実にインバータのスイッチング素子の短絡異常を検出でき、安価で信頼性を向上できる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明は、外部から供給された交流を直流に整流する整流器と、この整流器で整流された直流に含まれる高調波成分を除去する平滑コンデンサと、スイッチング素子とダイオードとの並列回路をブリッジ接続してなり、平滑コンデンサで高調波成分が除去された直流を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの各スイッチング素子を通電遮断制御する駆動制御部とを備えた電力変換装置に適用される。
そして、上記課題を解消するために、本発明の電力変換装置においては、整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの正極側の各スイッチング素子の各正極端子を接続する正極側主導体と、整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの負極側の各スイッチング素子の負極端子を接続する負極側主導体とのいずれか一方の主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に対して並列接続された分流導体と、この分流導体に流れる分流電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段で検出された分流電流が予め定められた上限値を超えると、スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段とを備えている。
このように構成された電力変換装置においては、この電力変換装置が正常動作状態においては、整流器から平滑コンデンサを介してインバータに直流を供給するための正極側主導体又は負極側主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に分流導体が並列接続されている。
インバータのスイッチング素子に短絡異常が発生すると、平滑コンデンサに蓄積されている電荷が、正極側主導体、各スイッチング素子、負極側主導体で形成される放電回路を一気に流れて、平滑コンデンサは放電する。この場合、正極側主導体又は負極側主導体の平滑コンデンサ・スイッチング素子間おける離間した2点間に取付られた分流導体にもそれ相当の放電電流(短絡電流)が流れるので、この分流導体に流れる電流を検出することによってインバータのスイッチング素子の短絡異常を簡単に検出できる。
また、別の発明においては、分流導体の一端は平滑コンデンサの端子に接続され、分流導体の他端はスイッチング素子の端子に接続されている。
また、別の発明においては、分流導体の一端は平滑コンデンサの端子に接続され、分流導体の他端は主導体における平滑コンデンサの端子とスイッチング素子の端子と間の任意位置に接続されている。
さらに、別の発明においては、分流導体の一端は主導体における平滑コンデンサの端子とスイッチング素子の端子と間の任意位置に接続され、分流導体の他端はスイッチング素子の端子に接続されている。
さらに、別の発明においては、分流導体に対して直列介挿された抵抗と、この抵抗の両端の電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段で検出された電圧が予め定められた上限値を超えると、スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段とを備えている。
さらに、別の発明においては、正極側主導体と負極側主導体とに複数の分流導体が取付けられている場合は、この複数の分流導体にそれぞれ流れる各分流電流をまとめて合計の分流電流として検出する電流検出手段と、この電流検出手段で検出された合計の分流電流が予め定められた上限値を超えると、スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段と備えている。
本発明においては、正極側主導体又は負極側主導体の平滑コンデンサ・スイッチング素子間における離間した2点間に分流導体を取付けるのみであり、電力変換装置としての基本構成を変更することなく、簡単にかつ確実にインバータのスイッチング素子の短絡異常を検出できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図である。図11に示す短絡異常検出機能を有さない基本の電力変換装置2と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
交流電源1から供給される三相交流は電力変換装置2の整流器3で直流に全波整流され、正極側主導体11、負極側主導体12に送出される。この正極側主導体11、負極側主導体12間には同一容量を有した一対の平滑コンデンサ4a、4bが並列接続されている。さらに、正極側主導体11、負極側主導体12間には、インバータ5を構成する半導体モジュール21a、21b、21cが並列接続されている。
各半導体モジュール21a、21b、21cは同一構成であり、ダイオード6とスイッチング素子7との並列回路8を2個直列接続したものである。正極側のスイッチング素子7のコレクタ端子Cが、各半導体モジュール21a、21b、21cの正極端子28aとして正極側主導体11に接続され、負極側のスイッチング素子7のエミッタ端子Eが、各半導体モジュール21a、21b、21cの負極端子28bとして負極側主導体12に接続されている。各半導体モジュール21a、21b、21cにおける各並列回路8の中間点(交流側端子)に外部に交流を出力するための電力線13が接続されている。
そして、このインバータ5の各スイッチング素子7を駆動制御部9からの各PWM(パルス幅変調)信号で高速に通電遮断制御することによって、入力された直流を任意の周波数及び電圧を有した三相交流に変換して電力線13を介して交流の電動機10に供給する。
そして、この第1実施形態の電力変換装置20においては、正極側主導体11における平滑コンデンサ4a、4b・スイッチング素子7間における離間した2点22a、22b間に分流導体23を、この正極側主導体11に並列に接続している。この分流導体23に流れる電流を電流計24で検出する。異常検出回路25は、上限電流値に対応するしきい値電圧Esを生じる電圧源26と、電流計24で検出された電流値(電圧値)としきい値電圧Esとを比較する比較器27とが組込まれている。
そして、この電力変換装置20が稼働中に、インバータ5の正極側主導体11と負極側主導体12との間に介挿されたいずれかの半導体モジュール21a、21b、21cに組込まれた一対の並列回路8の各スイッチング素子7に短絡異常が生じると、平滑コンデンサ4a、4bに蓄積されている電荷が、正極側主導体11、各スイッチング素子7、負極側主導体12で形成される放電回路を一気に流れて、平滑コンデンサ4a、4bは放電する。この時、正極側主導体11に並列接続された分流導体23にも、正極側主導体11と分流導体23との抵抗比に応じた放電電流が流れる。
その結果、電流計24で検出される電流値が急上昇して、異常検出回路25の比較器27から、ハイレベルの各スイッチング素子7の「短絡異常検出信号」が出力される。
図2はこの第1実施形態の電力変換装置20のインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す斜視図であり、図3(a)は実装状態を示す平面図であり、図3(b)は側面図である。
平板状の負極側主導体12の上側に図示していない絶縁層を介して、水平方向位置が互いにずれるように平板状の正極側主導体11が設けられている。この正極側主導体11と負極側主導体12との境界線に沿って、各半導体モジュール21a、21b、21cが実装されている。具体的には、各半導体モジュール21a、21b、21cの正極端子28aが正極側主導体11にはんだ付けされ、負極端子28bが負極側主導体12にはんだ付けされている。さらに、各平滑コンデンサ4a、4bも正極側主導体11と負極側主導体12との境界線に実装されている。そして、各平滑コンデンサ4a、4bの正極端子29aが正極側主導体11にはんだ付けされ、負極端子29bが負極側主導体12にはんだ付けされている。
そして、平板状の正極側主導体11の離間した2点22a、22b間に線状の分流導体23が接続され、この分流導体23の中途位置にリング状の電流計24が取付けられている。
なお、この図2及び図3においては、各半導体モジュール21a、21b、21cにおける各並列回路8の中間点(交流側端子)に接続された外部に交流を出力する電力線13の記載は省略されている。
このように構成された第1実施形態の電力変換装置20においては、図2、図3に示すように、平板状の正極側主導体11の離間した2点22a、22b間に線状の分流導体23を設けるのみによって、検出用コンデンサ14を設けることなく、電力変換装置としての基本構成を変更することなく、簡単にかつ確実にインバータ5のスイッチング素子7の短絡異常を検出できる。
なお、分流導体23を正極側主導体11に代えて負極側主導体12に設けることも可能である。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図である。図1に示す本発明の第1実施形態の電力変換装置20と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。また、図5(a)はこの第2実施形態の電力変換装置20aにおけるインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す平面図であり、図5(b)は側面図である。第3図(a)、(b)と同一部分には、同一符号が付している。
この第2実施形態の電力変換装置20aにおいては、分流導体23の一端は平滑コンデンサ4aの正極端子29aにはんだ付けされ、分流導体23の他端は半導体モジュール21aの正極端子28a(正極側のスイッチング素子7のコレクタ端子)にはんだ付けされている。その他の構成は、前述した第1実施形態の電力変換装置20と同じである。
このように構成された第2実施形態の電力変換装置20aにおいても、異常検出回路25で、インバータ5のスイッチング素子7の短絡異常を検出できるので、先に説明した第1実施形態の電力変換装置20とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この第2実施形態の電力変換装置20aにおいては、分流導体23を平滑コンデンサ4aの正極端子29a及び半導体モジュール21aの正極端子28aにはんだ付けしているので、正極側主導体11上に専用のはんだ付け領域を設ける必要がない。
さらに、分流導体23と平滑コンデンサ4a、半導体モジュール21aとを同時に正極側主導体11にはんだ付けできるので、製造工程をさらに簡素化できる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図である。図1に示す本発明の第1実施形態の電力変換装置20と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。また、図7(a)はこの第3実施形態の電力変換装置20bにおけるインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す平面図であり、図7(b)は側面図である。第3図(a)、(b)と同一部分には、同一符号が付している。
この第3実施形態の電力変換装置20bにおいては、分流導体23の一端は平滑コンデンサ4aの正極端子29aにはんだ付けされ、分流導体23の他端は正極側主導体11上の平滑コンデンサ4a、4b・スイッチング素子7間における任意点22bにはんだ付けされている。その他の構成は、前述した第1実施形態の電力変換装置20と同じである。
このように構成された第2実施形態の電力変換装置20aにおいても、異常検出回路25で、インバータ5のスイッチング素子7の短絡異常を検出できるので、先に説明した第1実施形態の電力変換装置20とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この第2実施形態の電力変換装置20aにおいては、分流導体23を平滑コンデンサ4aの正極端子29aにはんだ付けしているので、正極側主導体11上に専用のはんだ付け領域を2箇所設ける必要がない。
さらに、分流導体23と平滑コンデンサ4aとを同時に正極側主導体11にはんだ付けできるので、製造工程をさらに簡素化できる。
(第4実施形態)
図8(a)は本発明の第4実施形態に係わる電力変換装置20cにおけるインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す平面図であり、図8(b)は側面図である。第3図(a)、(b)に示す第1実施形態の実装状態と同一部分には、同一符号が付している。その他の構成は第1実施形態の電力変換装置20とほぼ同じである。
この第4実施形態の電力変換装置20cにおいては、分流導体23の一端は正極側主導体11上の平滑コンデンサ4a、4b・スイッチング素子7間における任意点22aにはんだ付けされ、分流導体23の他端は半導体モジュール21bの正極端子28a(正極側のスイッチング素子7のコレクタ端子)にはんだ付けされている。
このように構成された第4実施形態に係わる電力変換装置20cにおいても、先に説明した第3実施形態の電力変換装置20bとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
(第5実施形態)
図9(a)は本発明の第5実施形態に係わる電力変換装置20dにおけるインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す平面図であり、図9(b)は側面図である。第3図(a)、(b)に示す第1実施形態の実装状態と同一部分には、同一符号が付している。その他の構成は第1実施形態の電力変換装置20とほぼ同じである。
この第5実施形態の電力変換装置20dにおいては、第1実施形態の電力変換装置20と同じように、分流導体23の一端は正極側主導11における平滑コンデンサ4aの正極端子29aに接続され、分流導体23の一端は正極側主導体11における平滑コンデンサ4a、4b・半導体モジュール21a、21b、21c(スイッチング素子7のコレクタ端子)間における任意点22bに接続している。
そして、この分流導体23の中途位置に所定の抵抗値を有した抵抗30が介挿されている。この抵抗の両端電圧は電圧計31で測定されて、異常検出回路25aへ入力される。異常検出回路25aは、図1に示す第1実施形態の異常検出回路25とほぼ同様な回路構成を有しており、電圧計31から入力された電圧が予め定められたしきい値電圧を超えると、ハイレベルの各スイッチング素子7の「短絡異常検出信号」を出力する。
このような構成の第5実施形態の電力変換装置20dにおいては、電圧計31で検出された電圧を抵抗30の抵抗値で除算することにより、分流導体23に流れる放電電流を検出できるので、前述した各実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図10(a)は本発明の第6実施形態に係わる電力変換装置20eにおけるインバータ5及び平滑コンデンサ4a、4b部分の実装状態を示す平面図であり、図10(b)は側面図である。第3図(a)、(b)に示す第1実施形態の実装状態と同一部分には、同一符号が付している。その他の構成は第1実施形態の電力変換装置20とほぼ同じである。
この第6実施形態の電力変換装置20eにおいては、正極側主導体11に対して2本の分流導体23a、23bが接続されている。一方の分流導体23aの一端は平滑コンデンサ4aの正極端子29aに接続され、他端は正極側主導体11における平滑コンデンサ4a、4b・半導体モジュール21a、21b、21c(スイッチング素子7のコレクタ端子)間における任意点22bに接続されている。
他方の分流導体23bの一端は平滑コンデンサ4bの正極端子29aに接続され、他端は正極側主導体11における平滑コンデンサ4a、4b・半導体モジュール21a、21b、21c(スイッチング素子7のコレクタ端子)間における別の任意点22cに接続されている。
そして、リング状の電流計24aは、この各分流導体23a、23bにそれぞれ流れる各分流電流をまとめて合計の分流電流として検出する。この電流計24aで検出された合計の分流電流は一つの異常検出回路25へ入力される。異常検出回路25は電流計24aから入力された合計の分流電流が予め定められた上限値を超えると、半導体モジュール11a、11b、11cの各スイッチング素子7に短絡異常が生じたと判定して、ハイレベルの各スイッチング素子7の「短絡異常検出信号」を出力する。
このように構成された第6実施形態の電力変換装置20eにおいても、インバータ5のスイッチング素子7の短絡異常を検出できるので、前述した各実施形態の電力変換装置20〜20dとほぼ同じ作用効果を奏することが可能である。
さらに、この第6実施形態の電力変換装置20eにおいては、各分流導体23a、23bは各平滑コンデンサ4a、4bの正極端子29aに接続されているので、スイッチング素子7の短絡異常時に生じる、各平滑コンデンサ4a、4bの放電電流を確実に検出できる。したがって、スイッチング素子7の短絡異常をより確実に検出できる。
さらに、一つのリング状の電流計24aで各分流導体23a、23bにそれぞれ流れる各分流電流をまとめて合計の分流電流として検出しているので、回路構成を簡素化でき、電力変換装置20e全体の製造費を低減できる。
本発明の第1実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図 同実施形態の電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す斜視図 同実装状態の平面図及び側面図 本発明の第2実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図 同実施形態の電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す平面図及び側面図 本発明の第3実施形態に係わる電力変換装置の概略構成を示す回路図 同実施形態の電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す平面図及び側面図 本発明の第4実施形態に係わる電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す平面図及び側面図 本発明の第5実施形態に係わる電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す平面図及び側面図 本発明の第6実施形態に係わる電力変換装置のインバータ及び平滑コンデンサ部分の実装状態を示す平面図及び側面図 基本的な電力変換装置の概略構成を示す回路図 従来の短絡異常の検出機能が組込まれた電力変換装置の概略構成を示す回路図
符号の説明
1…交流電源、2,20,20a,20b,20c,20d,20e…電力変換装置、3…整流器、4,4a,4b…平滑コンデンサ、5…インバータ、6…ダイオード、7…スイッチング素子、8…並列回路、9…駆動回路、10…電動機、11…正極側主導体、12…負局側主導体、13…電力線、21a,21b,21c…半導体モジュール、23,23a,23b…分流導体、24,24a…電流計、25,25a…異常検出回路、26…電圧源、27…比較器、28a,29a…正極端子、28b,29b…負極端子、30…抵抗、31…電圧計

Claims (6)

  1. 外部から供給された交流を直流に整流する整流器と、この整流器で整流された直流に含まれる高調波成分を除去する平滑コンデンサと、スイッチング素子とダイオードとの並列回路をブリッジ接続してなり、前記平滑コンデンサで高調波成分が除去された直流を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの各スイッチング素子を通電遮断制御する駆動制御部とを備えた電力変換装置において、
    前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの正極側の各スイッチング素子の各正極端子を接続する正極側主導体と、前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの負極側の各スイッチング素子の負極端子を接続する負極側主導体とのいずれか一方の主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に対して並列接続された分流導体と、
    この分流導体に流れる分流電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段で検出された分流電流が予め定められた上限値を超えると、前記スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記分流導体の一端は前記平滑コンデンサの端子に接続され、前記分流導体の他端は前記スイッチング素子の端子に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記分流導体の一端は前記平滑コンデンサの端子に接続され、前記分流導体の他端は前記主導体における前記平滑コンデンサの端子と前記スイッチング素子の端子と間の任意位置に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記分流導体の一端は前記主導体における前記平滑コンデンサの端子と前記スイッチング素子の端子と間の任意位置に接続され、前記分流導体の他端は前記スイッチング素子の端子に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 外部から供給された交流を直流に整流する整流器と、この整流器で整流された直流に含まれる高調波成分を除去する平滑コンデンサと、スイッチング素子とダイオードとの並列回路をブリッジ接続してなり、前記平滑コンデンサで高調波成分が除去された直流を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの各スイッチング素子を通電遮断制御する駆動制御部とを備えた電力変換装置において、
    前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの正極側の各スイッチング素子の各正極端子を接続する正極側主導体と、前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの負極側の各スイッチング素子の負極端子を接続する負極側主導体とのいずれか一方の主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に対して並列接続された分流導体と、
    前記分流導体に対して直列介挿された抵抗と、
    この抵抗の両端の電圧を検出する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段で検出された電圧が予め定められた上限値を超えると、前記スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  6. 外部から供給された交流を直流に整流する整流器と、この整流器で整流された直流に含まれる高調波成分を除去する平滑コンデンサと、スイッチング素子とダイオードとの並列回路をブリッジ接続してなり、前記平滑コンデンサで高調波成分が除去された直流を交流に変換して出力するインバータと、このインバータの各スイッチング素子を通電遮断制御する駆動制御部とを備えた電力変換装置において、
    前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの正極側の各スイッチング素子の各正極端子を接続する正極側主導体と、前記整流器、平滑コンデンサ、及びインバータの負極側の各スイッチング素子の負極端子を接続する負極側主導体との少なくとも一方の主導体における平滑コンデンサ・スイッチング素子間の部分に対して並列接続された複数の分流導体と、
    この複数の分流導体にそれぞれ流れる各分流電流をまとめて合計の分流電流として検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段で検出された合計の分流電流が予め定められた上限値を超えると、前記スイッチング素子に短絡異常が生じたと判定する異常検出手段と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
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