JP5673114B2 - インバータ装置および電動機ドライブシステム - Google Patents
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まず、スイッチング素子31(S1〜S6)の短絡故障の判定および短絡故障したスイッチング素子の特定が行われる。このとき、スイッチング制御部4は、6つのスイッチング素子31(S1〜S6)のうちの1つのスイッチング素子31をON状態とし、かつ、他のスイッチング素子31をOFF状態とする第1のスイッチングパターン(図2参照)を用いて6つのスイッチング素子31をスイッチングし、ON状態とする1つのスイッチング素子31を順次切り替える(時間t1毎に切り替える(図3参照))。なお、時間t1は、スイッチング素子31に大きい電流(たとえば、上下アームの短絡電流)が流れた場合でもスイッチング素子31が破壊されない長さの時間である。なお、図3には、デッドタイムを考慮していない原理的なスイッチングパターンを示している。
次に、スイッチング素子31(S1〜S6)の開放故障の判定および開放故障したスイッチング素子の特定が行われる。このとき、スイッチング制御部4は、3つの相(U相、V相およびW相)のうちの1つの相の上アームまたは下アームの一方のスイッチング素子31をON状態とし、かつ、他方のスイッチング素子31をOFF状態とするとともに、その1つの相以外の2つの相の上アームまたは下アームの一方の2つのスイッチング素子31をOFF状態とし、かつ、他方の2つのスイッチング素子31をON状態とする。すなわち、スイッチング制御部4は、3つの相のうちの1つの相のON状態とする側のアームを他の2つの相と異なるようにした第2のスイッチングパターン(図4参照)で6つのスイッチング素子31をスイッチングする。そして、ON状態とする側のアームを他の2つの相と異なるようにした1つの相と、その1つの相のON状態とする側のアームとを順次切り替える(時間t2毎に切り替える(図5参照))。なお、図5には、デッドタイムを考慮していない原理的なスイッチングパターンを示している。
スイッチング素子31(S1〜S6)のうち、短絡故障と判定されたスイッチング素子31がある場合には、上述の参考までに説明したスイッチング素子31の判定動作および特定動作で使用したスイッチングパターン(第2のスイッチングパターン(パターンB1〜B6)(図4参照))のうち、短絡故障のスイッチング素子31をON状態とし、短絡故障のスイッチング素子31と逆アームのスイッチング素子31をOFF状態とし、かつ、残り4つのスイッチング素子31の各上下アームを同時にON状態とさせないスイッチングパターン(たとえば、スイッチング素子S1が短絡故障している場合はパターンB1、B5およびB6)で繰り返しスイッチングする動作が行われる。
スイッチング素子31に、短絡故障あるいは開放故障と判定されたスイッチング素子31がない場合(全てのスイッチング素子31が正常な場合)には、上述の参考までに説明したスイッチング素子31のスイッチングパターン(第2のスイッチングパターン(パターンB1〜B6)(図4参照))で6つの全てのスイッチング素子31を繰り返しスイッチングする動作が行われる。
2 平滑コンデンサ
3 電力変換部
4 スイッチング制御部
6 電動機
7 電圧検出器
31、S1、S2、S3、S4、S5、S6 スイッチング素子
Claims (8)
- 直流電圧源から入力される直流電力を平滑する平滑コンデンサと、
前記平滑コンデンサの出力する直流電力を、複数のスイッチング素子を用いて交流電力に変換する電力変換部と、
前記複数のスイッチング素子の制御を行うスイッチング制御部と、を備え、
前記複数のスイッチング素子の故障の有無を検出する機能を有するインバータ装置であって、
前記スイッチング制御部は、前記複数のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をON状態とし、かつ、他のスイッチング素子をOFF状態とするスイッチングパターンで前記複数のスイッチング素子をスイッチングするとともに、前記ON状態とする1つのスイッチング素子を順次切り替えることにより、少なくとも前記スイッチング素子の短絡故障の判定および故障したスイッチング素子の特定を行うように構成されており、
前記スイッチング制御部は、前記直流電圧源を遮断する際に、
前記複数のスイッチング素子に短絡故障のスイッチング素子がある場合は、短絡故障の前記スイッチング素子をON状態とし、短絡故障のスイッチング素子と逆アームの前記スイッチング素子をOFF状態とし、前記短絡故障のスイッチング素子および前記短絡故障のスイッチング素子と逆アームのスイッチング素子を除き、繰り返しスイッチングさせるスイッチングパターンとし、
前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電するように構成されている、インバータ装置。 - 前記スイッチングパターンは、
短絡故障のスイッチング素子をON状態、かつ前記短絡故障のスイッチング素子と逆アームのスイッチング素子をOFF状態とし、
開放故障のスイッチング素子をOFF状態、かつ前記開放故障のスイッチング素子と逆アームのスイッチング素子をON状態とし、
他のスイッチング素子は、前記複数のスイッチング素子の各上下アームが同時にはON状態とならないスイッチングパターンである、請求項1に記載のインバータ装置。 - 前記スイッチング制御部は、前記直流電圧源を遮断する際に、
前記複数のスイッチング素子に故障のスイッチング素子がない場合は、前記複数のスイッチング素子の全てを繰り返しスイッチングさせるスイッチングパターンとし、
前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電するように構成されている、請求項1または2に記載のインバータ装置。 - 前記平滑コンデンサの電圧を検出し、電圧検出値として出力する電圧検出器を備え、
前記スイッチング制御部は、前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電する際、前記電圧検出値が所定の大きさ変化する時間を放電時間とし、前記放電時間が所定値以下である場合に、前記平滑コンデンサに異常があると判定するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインバータ装置。 - 前記平滑コンデンサに異常があると判定する所定値は、前記スイッチング素子すべての単位時間あたりのスイッチング回数と、スイッチング周波数の少なくともいずれか一方を考慮して決められている、請求項4に記載のインバータ装置。
- 前記平滑コンデンサの電圧を検出し、電圧検出値として出力する電圧検出器を備え、
前記スイッチング制御部は、前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を所定時間放電させた際の、前記電圧検出値の変化量が所定値以下である場合に、前記平滑コンデンサに異常があると判定するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインバータ装置。 - 前記平滑コンデンサに異常があると判定する所定値は、前記スイッチング素子すべての単位時間あたりのスイッチング回数と、スイッチング周波数の少なくともいずれか一方を考慮して決められている、請求項6に記載のインバータ装置。
- 直流電圧源から入力される直流電力を平滑する平滑コンデンサと、
前記平滑コンデンサの出力する直流電力を、複数のスイッチング素子を用いて交流電力に変換する電力変換部と、
前記複数のスイッチング素子の制御を行うスイッチング制御部と、を含み、
前記複数のスイッチング素子の故障の有無を検出する機能を有するインバータ装置と、
前記インバータ装置に接続される電動機と、を備え、
前記スイッチング制御部は、前記複数のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をON状態とし、かつ、他のスイッチング素子をOFF状態とするスイッチングパターンで前記複数のスイッチング素子をスイッチングするとともに、前記ON状態とする1つのスイッチング素子を順次切り替えることにより、少なくとも前記スイッチング素子の短絡故障の判定および故障したスイッチング素子の特定を行うように構成されており、
前記スイッチング制御部は、前記直流電圧源を遮断する際に、
前記複数のスイッチング素子に短絡故障のスイッチング素子がある場合は、短絡故障の前記スイッチング素子をON状態とし、短絡故障のスイッチング素子と逆アームの前記スイッチング素子をOFF状態とし、前記短絡故障のスイッチング素子および前記短絡故障のスイッチング素子と逆アームのスイッチング素子を除き、繰り返しスイッチングさせるスイッチングパターンとし、
前記平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電するように構成されている、電動機ドライブシステム。
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JP2011003979A JP5673114B2 (ja) | 2011-01-12 | 2011-01-12 | インバータ装置および電動機ドライブシステム |
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