JP2002049438A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JP2002049438A JP2002049438A JP2000235125A JP2000235125A JP2002049438A JP 2002049438 A JP2002049438 A JP 2002049438A JP 2000235125 A JP2000235125 A JP 2000235125A JP 2000235125 A JP2000235125 A JP 2000235125A JP 2002049438 A JP2002049438 A JP 2002049438A
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- Japan
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- circuit
- phase
- clock signal
- clock
- pll circuit
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Pulse Circuits (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PLL回路単体のジッターを低減することに
よってLSI内のクロックスキューを低減することがで
きる半導体装置を提供する。 【解決手段】 CMOSゲートアレイによる論理LSI
を構成するPLL回路を用いたクロック位相合わせ回路
であって、内部ループでフィードバックをかけて自己発
振可能なPLL回路1と、このPLL回路1の出力部の
クロック信号の位相とクロックツリー末端部のクロック
信号の位相とを合わせるDLL回路2と、このDLL回
路2から出力された内部クロック信号を分配するクロッ
クツリー3などから構成され、PLL回路1を内部ルー
プで発振させることによってPLL回路1単体のジッタ
ーを低減してLSI内のクロックスキューを低減し、か
つDLL回路2を用いることによってLSI間のクロッ
クスキューを低減することができる構成となっている。
よってLSI内のクロックスキューを低減することがで
きる半導体装置を提供する。 【解決手段】 CMOSゲートアレイによる論理LSI
を構成するPLL回路を用いたクロック位相合わせ回路
であって、内部ループでフィードバックをかけて自己発
振可能なPLL回路1と、このPLL回路1の出力部の
クロック信号の位相とクロックツリー末端部のクロック
信号の位相とを合わせるDLL回路2と、このDLL回
路2から出力された内部クロック信号を分配するクロッ
クツリー3などから構成され、PLL回路1を内部ルー
プで発振させることによってPLL回路1単体のジッタ
ーを低減してLSI内のクロックスキューを低減し、か
つDLL回路2を用いることによってLSI間のクロッ
クスキューを低減することができる構成となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のクロ
ックスキュー低減技術に関し、特にシステムの高速化に
伴い、システムのクロック信号とLSI内部のクロック
スキューが問題となるLSIにおいて、このLSI内に
スキューの小さいクロック信号を供給する方法として好
適な半導体装置に適用して有効な技術に関する。
ックスキュー低減技術に関し、特にシステムの高速化に
伴い、システムのクロック信号とLSI内部のクロック
スキューが問題となるLSIにおいて、このLSI内に
スキューの小さいクロック信号を供給する方法として好
適な半導体装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、システムの高速化に伴い、システ
ムのクロック信号とLSI内部のクロックスキューが問
題となっている。そこで、現状のLSIは、PLL(P
hase Locked Loop)回路を用いてシス
テムクロック信号とLSI内部のクロック信号の位相を
同期させ、またPLL回路を使用することにより、入力
クロック信号の周波数をLSI内部で逓倍することがで
きる。
ムのクロック信号とLSI内部のクロックスキューが問
題となっている。そこで、現状のLSIは、PLL(P
hase Locked Loop)回路を用いてシス
テムクロック信号とLSI内部のクロック信号の位相を
同期させ、またPLL回路を使用することにより、入力
クロック信号の周波数をLSI内部で逓倍することがで
きる。
【0003】このPLL回路の特性として重要なことは
ジッター性能で、PLL回路のジッターがクロックスキ
ューに大きく影響を与える。LSIの動作周波数を高く
するには、クロックスキュー(=PLL回路のジッタ
ー)を低減しなければならないが、PLL回路の多くは
アナログ方式の回路を採用しているため、近年、LSI
の電源の低電圧化が進むにつれてノイズなどの影響によ
りジッターの小さいPLL回路を設計するのが難しくな
っている。
ジッター性能で、PLL回路のジッターがクロックスキ
ューに大きく影響を与える。LSIの動作周波数を高く
するには、クロックスキュー(=PLL回路のジッタ
ー)を低減しなければならないが、PLL回路の多くは
アナログ方式の回路を採用しているため、近年、LSI
の電源の低電圧化が進むにつれてノイズなどの影響によ
りジッターの小さいPLL回路を設計するのが難しくな
っている。
【0004】たとえば、CMOSゲートアレイでは、入
力クロック信号の周波数を逓倍したり、チップ間のクロ
ックスキューを低減する目的でPLL回路を用いてい
る。このPLL回路は、クロックツリー末端部のクロッ
ク信号の位相と入力された参照クロック信号の位相とが
合うように位相調整を行うことにより、チップ間でのク
ロックツリー末端部のスキューがなくなるようにしてい
る。
力クロック信号の周波数を逓倍したり、チップ間のクロ
ックスキューを低減する目的でPLL回路を用いてい
る。このPLL回路は、クロックツリー末端部のクロッ
ク信号の位相と入力された参照クロック信号の位相とが
合うように位相調整を行うことにより、チップ間でのク
ロックツリー末端部のスキューがなくなるようにしてい
る。
【0005】なお、このようなPLL回路に関する技術
としては、たとえば平成2年2月10日、日本放送出版
協会発行の「電子回路ノウハウ 発振回路の完全マスタ
ー」P37に記載される技術などが挙げられる。
としては、たとえば平成2年2月10日、日本放送出版
協会発行の「電子回路ノウハウ 発振回路の完全マスタ
ー」P37に記載される技術などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なPLL回路の技術について、本発明者が検討した結
果、以下のようなことが明らかとなった。以下におい
て、PLL回路を用いたクロック位相合わせ回路を示す
図12、この図12の回路を含むLSIの接続を示す図
13を用いて、本発明の前提となるLSIの一例を説明
する。
なPLL回路の技術について、本発明者が検討した結
果、以下のようなことが明らかとなった。以下におい
て、PLL回路を用いたクロック位相合わせ回路を示す
図12、この図12の回路を含むLSIの接続を示す図
13を用いて、本発明の前提となるLSIの一例を説明
する。
【0007】図12のように、PLL回路を用いたクロ
ック位相合わせ回路は、PLL回路11、クロックツリ
ー13、ディレイ回路16などからなり、外部クロック
信号から内部クロック信号が生成されるような構成とな
っている。このPLL回路11を用いたクロック位相合
わせ回路を含むLSIは、図13のように接続され、各
LSI(1〜n)に対して外部クロック信号が共通に入
力されている。
ック位相合わせ回路は、PLL回路11、クロックツリ
ー13、ディレイ回路16などからなり、外部クロック
信号から内部クロック信号が生成されるような構成とな
っている。このPLL回路11を用いたクロック位相合
わせ回路を含むLSIは、図13のように接続され、各
LSI(1〜n)に対して外部クロック信号が共通に入
力されている。
【0008】前記PLL回路を用いたクロック位相合わ
せ回路を含むLSIでは、PLL回路11から出力され
たクロック信号は必要に応じて分周器15で分周された
後にクロックツリー13に供給され、クロックツリー1
3の末端部で各フリップフロップ回路14にクロック信
号が供給される。フリップフロップ回路14に供給され
たクロック信号と同相のクロック信号がPLL回路11
にフィードバックされる。PLL回路11はLSI外部
から入力されたクロック信号とフィードバッククロック
信号の位相を比較して位相合わせを行う。
せ回路を含むLSIでは、PLL回路11から出力され
たクロック信号は必要に応じて分周器15で分周された
後にクロックツリー13に供給され、クロックツリー1
3の末端部で各フリップフロップ回路14にクロック信
号が供給される。フリップフロップ回路14に供給され
たクロック信号と同相のクロック信号がPLL回路11
にフィードバックされる。PLL回路11はLSI外部
から入力されたクロック信号とフィードバッククロック
信号の位相を比較して位相合わせを行う。
【0009】この場合に、フィードバックループにPL
L回路11の参照クロック信号を入力する入力回路とデ
ィレイが等しいディレイ回路16を挿入することによ
り、LSI外部のクロック信号とフリップフロップ回路
14に供給されるクロック信号の位相が等しくなり、L
SI間のクロック信号の位相も等しくなる。この時、フ
ィードバックループにノイズなどによるジッターが生じ
ると、PLL回路11はジッターを含んだクロック信号
に位相を合わせようとするため、PLL回路11単体の
ジッターが増大してしまい、その結果、LSI内のクロ
ックスキューが増大してしまう。
L回路11の参照クロック信号を入力する入力回路とデ
ィレイが等しいディレイ回路16を挿入することによ
り、LSI外部のクロック信号とフリップフロップ回路
14に供給されるクロック信号の位相が等しくなり、L
SI間のクロック信号の位相も等しくなる。この時、フ
ィードバックループにノイズなどによるジッターが生じ
ると、PLL回路11はジッターを含んだクロック信号
に位相を合わせようとするため、PLL回路11単体の
ジッターが増大してしまい、その結果、LSI内のクロ
ックスキューが増大してしまう。
【0010】従って、前記のようなPLL回路において
は、PLL回路単体のジッターが小さくても、クロック
ツリーにノイズが加わるなどしてクロックツリーの末端
部の位相がジッターを含んでいると、PLL回路はその
ジッターを含んだ位相に合わせようとするためにPLL
回路の出力クロック信号のジッターが増加し、結果的に
チップ内のクロックスキューが増大してしまうことが考
えられる。
は、PLL回路単体のジッターが小さくても、クロック
ツリーにノイズが加わるなどしてクロックツリーの末端
部の位相がジッターを含んでいると、PLL回路はその
ジッターを含んだ位相に合わせようとするためにPLL
回路の出力クロック信号のジッターが増加し、結果的に
チップ内のクロックスキューが増大してしまうことが考
えられる。
【0011】そこで、本発明の目的は、PLL回路を用
いたクロック位相合わせ回路を含むLSIにおいて、P
LL回路単体のジッターを低減することによってLSI
内のクロックスキューを低減することができる半導体装
置を提供するものである。
いたクロック位相合わせ回路を含むLSIにおいて、P
LL回路単体のジッターを低減することによってLSI
内のクロックスキューを低減することができる半導体装
置を提供するものである。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】本発明において、PLL回路はクロックツ
リーの末端部の位相に対して位相合わせを行うのではな
く、PLL回路の内部でフィードバックをかけて自己発
振させることにより、ノイズなどの影響をなくし、PL
L回路単体のジッターを低減し、かつチップ間でPLL
回路の出力部のクロック信号の位相を合わせる。そのま
までは、チップによってクロックツリー末端部の位相が
異なってしまうので、PLL回路の出力部のクロック信
号の位相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相
を合わせるためにDLL(Delay Locked
Loop)を用いることにより、LSI間でのクロック
スキューをなくすようにしたものである。
リーの末端部の位相に対して位相合わせを行うのではな
く、PLL回路の内部でフィードバックをかけて自己発
振させることにより、ノイズなどの影響をなくし、PL
L回路単体のジッターを低減し、かつチップ間でPLL
回路の出力部のクロック信号の位相を合わせる。そのま
までは、チップによってクロックツリー末端部の位相が
異なってしまうので、PLL回路の出力部のクロック信
号の位相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相
を合わせるためにDLL(Delay Locked
Loop)を用いることにより、LSI間でのクロック
スキューをなくすようにしたものである。
【0015】すなわち、本発明による半導体装置は、内
部ループでフィードバックをかけて自己発振可能なPL
L回路と、このPLL回路の出力部のクロック信号の位
相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相とを合
わせるDLL回路とを有するものである。これにより、
PLL回路を内部ループで発振させることによりPLL
回路単体のジッターを低減してLSI内のクロックスキ
ューを低減し、かつDLL回路を用いることによりLS
I間のクロックスキューを低減することができる。
部ループでフィードバックをかけて自己発振可能なPL
L回路と、このPLL回路の出力部のクロック信号の位
相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相とを合
わせるDLL回路とを有するものである。これにより、
PLL回路を内部ループで発振させることによりPLL
回路単体のジッターを低減してLSI内のクロックスキ
ューを低減し、かつDLL回路を用いることによりLS
I間のクロックスキューを低減することができる。
【0016】前記半導体装置の構成において、PLL回
路は、このPLL回路から出力されたクロック信号を分
周する分周器と、PLL回路の参照クロック信号を入力
する入力回路とディレイが等しいディレイ回路とを、P
LL回路のフードバックループに接続するようにしたも
のである。
路は、このPLL回路から出力されたクロック信号を分
周する分周器と、PLL回路の参照クロック信号を入力
する入力回路とディレイが等しいディレイ回路とを、P
LL回路のフードバックループに接続するようにしたも
のである。
【0017】さらに、前記半導体装置を構成する第1の
DLL回路は、PLL回路からの出力クロック信号の位
相とクロックツリー末端部からのフィードバッククロッ
ク信号の位相とを比較する位相比較器と、この位相比較
器の出力信号をクロック信号に用いたシフトレジスタと
を組み合わせ、ディレイ回路のディレイ値をシフトレジ
スタの出力結果に応じて変えて、電源投入時のみ位相合
わせを行うようにしたものである。
DLL回路は、PLL回路からの出力クロック信号の位
相とクロックツリー末端部からのフィードバッククロッ
ク信号の位相とを比較する位相比較器と、この位相比較
器の出力信号をクロック信号に用いたシフトレジスタと
を組み合わせ、ディレイ回路のディレイ値をシフトレジ
スタの出力結果に応じて変えて、電源投入時のみ位相合
わせを行うようにしたものである。
【0018】また、第2のDLL回路は、PLL回路か
らの出力クロック信号の位相とクロックツリー末端部か
らのフィードバッククロック信号の位相とを比較する位
相比較器と、この位相比較器からのアップ信号/ダウン
信号に応じてインクリメント/デクリメントするアップ
ダウンカウンタとを組み合わせ、ディレイ回路のディレ
イ値をアップダウンカウンタの出力結果に応じて変え
て、動作時に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを
行うようにしたものである。
らの出力クロック信号の位相とクロックツリー末端部か
らのフィードバッククロック信号の位相とを比較する位
相比較器と、この位相比較器からのアップ信号/ダウン
信号に応じてインクリメント/デクリメントするアップ
ダウンカウンタとを組み合わせ、ディレイ回路のディレ
イ値をアップダウンカウンタの出力結果に応じて変え
て、動作時に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを
行うようにしたものである。
【0019】さらに、第3のDLL回路は、PLL回路
からの出力クロック信号の位相とクロックツリー末端部
からのフィードバッククロック信号の位相とを比較する
位相比較器と、この位相比較器からのアップ信号/ダウ
ン信号に応じてレベルを生成するチャージポンプとを組
み合わせ、ディレイ回路のディレイ値をチャージポンプ
のレベルに応じて変えて、アナログ的に位相合わせを行
うようにしたものである。
からの出力クロック信号の位相とクロックツリー末端部
からのフィードバッククロック信号の位相とを比較する
位相比較器と、この位相比較器からのアップ信号/ダウ
ン信号に応じてレベルを生成するチャージポンプとを組
み合わせ、ディレイ回路のディレイ値をチャージポンプ
のレベルに応じて変えて、アナログ的に位相合わせを行
うようにしたものである。
【0020】よって、前記半導体装置によれば、PLL
回路単体のジッターを低減することにより、LSI内の
クロックスキューを低減することができる。この結果、
LSI内のクロックスキューを低減することにより、L
SIの動作周波数を向上させることができる。また、L
SI間のクロックスキューも低減できるので、システム
全体の動作周波数を向上させることができる。
回路単体のジッターを低減することにより、LSI内の
クロックスキューを低減することができる。この結果、
LSI内のクロックスキューを低減することにより、L
SIの動作周波数を向上させることができる。また、L
SI間のクロックスキューも低減できるので、システム
全体の動作周波数を向上させることができる。
【0021】すなわち、LSIの最大動作周波数を向上
するには、フリップフロップ回路、通常ゲートのディレ
イを低減するとともに、クロックスキューを低減するこ
とが重要となる。前述のような本発明の前提となるLS
Iのクロック位相合わせ方法では、フィードバック系に
ノイズなどによりジッターが生じると、PLL回路がそ
のジッターを持った位相に合わせようとするためにPL
L回路単体のジッターが増え、結果的にクロックスキュ
ーが増えてしまう。これに対して、本発明では、PLL
回路を自己発振させるためにPLL回路単体のジッター
を小さくすることができ、クロックスキューも低減する
ことができる。その結果、LSIの最大動作周波数を向
上することができる。
するには、フリップフロップ回路、通常ゲートのディレ
イを低減するとともに、クロックスキューを低減するこ
とが重要となる。前述のような本発明の前提となるLS
Iのクロック位相合わせ方法では、フィードバック系に
ノイズなどによりジッターが生じると、PLL回路がそ
のジッターを持った位相に合わせようとするためにPL
L回路単体のジッターが増え、結果的にクロックスキュ
ーが増えてしまう。これに対して、本発明では、PLL
回路を自己発振させるためにPLL回路単体のジッター
を小さくすることができ、クロックスキューも低減する
ことができる。その結果、LSIの最大動作周波数を向
上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の半導体装置において、PLL回路を用いたクロッ
ク位相合わせ回路を示すブロック図、図2はPLL回路
を示すブロック図、図3はDLL回路を示すブロック
図、図4は位相比較器を示す回路図、図5はシフトレジ
スタとステップ制御ディレイ回路を示す回路図、図6は
ディレイ調整のシーケンスを示すタイミング図である。
態1の半導体装置において、PLL回路を用いたクロッ
ク位相合わせ回路を示すブロック図、図2はPLL回路
を示すブロック図、図3はDLL回路を示すブロック
図、図4は位相比較器を示す回路図、図5はシフトレジ
スタとステップ制御ディレイ回路を示す回路図、図6は
ディレイ調整のシーケンスを示すタイミング図である。
【0024】まず、図1により、本実施の形態の半導体
装置における、PLL回路を用いたクロック位相合わせ
回路の一例の構成を説明する。本実施の形態のPLL回
路を用いたクロック位相合わせ回路は、たとえばCMO
Sゲートアレイによる論理LSIとされ、内部ループで
フィードバックをかけて自己発振可能なPLL回路1
と、このPLL回路1の出力部のクロック信号の位相と
クロックツリー末端部のクロック信号の位相とを合わせ
るDLL回路2と、このDLL回路2から出力された内
部クロック信号を分配するクロックツリー3などからな
り、外部クロック信号が入力され、この外部クロック信
号から内部クロック信号が生成され、LSIを構成する
各論理ブロック(図示せず)に接続される各フリップフ
ロップ回路(FF)4に供給されるような構成となって
いる。
装置における、PLL回路を用いたクロック位相合わせ
回路の一例の構成を説明する。本実施の形態のPLL回
路を用いたクロック位相合わせ回路は、たとえばCMO
Sゲートアレイによる論理LSIとされ、内部ループで
フィードバックをかけて自己発振可能なPLL回路1
と、このPLL回路1の出力部のクロック信号の位相と
クロックツリー末端部のクロック信号の位相とを合わせ
るDLL回路2と、このDLL回路2から出力された内
部クロック信号を分配するクロックツリー3などからな
り、外部クロック信号が入力され、この外部クロック信
号から内部クロック信号が生成され、LSIを構成する
各論理ブロック(図示せず)に接続される各フリップフ
ロップ回路(FF)4に供給されるような構成となって
いる。
【0025】PLL回路1は、たとえば図2に示すよう
に、LSI外部入力の参照クロック信号とフィードバッ
ククロック信号の位相を比較する位相周波数比較器PF
Cと、この位相周波数比較器PFCの出力(アップ信号
UP、ダウン信号DN)を受けてレベルを生成するチャ
ージポンプCPと、このチャージポンプCPの出力から
発振器を制御するレベルを生成するループフィルタ容量
C1,C2を含む電圧−電流変換回路VI1〜VI3
と、位相周波数比較器PFCの出力を受けてレベルを生
成する時間−電流変換回路TIと、電圧−電流変換回路
VI1〜VI3と時間−電流変換回路TIの出力演算結
果を受けて発振する電流制御発振回路CCOと、この電
流制御発振回路CCOの出力クロック信号を分周する分
周器5と、フィードバックループに挿入される、参照ク
ロック信号を入力する入力回路とディレイが等しいディ
レイ回路6などから構成されている。図2では、ループ
フィルタが2段で構成されたPLL回路1を例に示した
が、PLL回路1は必ずしも図2のタイプでなくても構
わない。
に、LSI外部入力の参照クロック信号とフィードバッ
ククロック信号の位相を比較する位相周波数比較器PF
Cと、この位相周波数比較器PFCの出力(アップ信号
UP、ダウン信号DN)を受けてレベルを生成するチャ
ージポンプCPと、このチャージポンプCPの出力から
発振器を制御するレベルを生成するループフィルタ容量
C1,C2を含む電圧−電流変換回路VI1〜VI3
と、位相周波数比較器PFCの出力を受けてレベルを生
成する時間−電流変換回路TIと、電圧−電流変換回路
VI1〜VI3と時間−電流変換回路TIの出力演算結
果を受けて発振する電流制御発振回路CCOと、この電
流制御発振回路CCOの出力クロック信号を分周する分
周器5と、フィードバックループに挿入される、参照ク
ロック信号を入力する入力回路とディレイが等しいディ
レイ回路6などから構成されている。図2では、ループ
フィルタが2段で構成されたPLL回路1を例に示した
が、PLL回路1は必ずしも図2のタイプでなくても構
わない。
【0026】DLL回路2は、たとえば図3に示すよう
に、PLL回路1からの出力クロック信号の位相とクロ
ックツリー3の末端部からのフィードバッククロック信
号の位相を比較する位相比較器PDと、この位相比較器
PDの出力信号(カウントアップ信号COUNT U
P)をクロック信号に用いたシフトレジスタSREG
と、このシフトレジスタSREGの出力結果に応じてス
テップ状にディレイ値を変えるステップ制御ディレイ回
路SCDなどから構成されている。このDLL回路2で
は、位相比較器PDで位相比較をした結果、PLL回路
1の出力クロック信号の位相の方が早い場合、カウント
アップ信号COUNT UPが出力され、シフトレジス
タSREGが1ビットシフトしてステップ制御ディレイ
回路SCDのディレイパスが切り替わり、ディレイ値が
大きくなる。PLL回路1の出力クロック信号の位相の
方が早い間、同じ動作を繰り返し、出力クロック信号と
フィードバッククロック信号の位相がほぼ揃い、カウン
トアップ信号COUNT UPが出力されなくなった所
でディレイ値が固定される。
に、PLL回路1からの出力クロック信号の位相とクロ
ックツリー3の末端部からのフィードバッククロック信
号の位相を比較する位相比較器PDと、この位相比較器
PDの出力信号(カウントアップ信号COUNT U
P)をクロック信号に用いたシフトレジスタSREG
と、このシフトレジスタSREGの出力結果に応じてス
テップ状にディレイ値を変えるステップ制御ディレイ回
路SCDなどから構成されている。このDLL回路2で
は、位相比較器PDで位相比較をした結果、PLL回路
1の出力クロック信号の位相の方が早い場合、カウント
アップ信号COUNT UPが出力され、シフトレジス
タSREGが1ビットシフトしてステップ制御ディレイ
回路SCDのディレイパスが切り替わり、ディレイ値が
大きくなる。PLL回路1の出力クロック信号の位相の
方が早い間、同じ動作を繰り返し、出力クロック信号と
フィードバッククロック信号の位相がほぼ揃い、カウン
トアップ信号COUNT UPが出力されなくなった所
でディレイ値が固定される。
【0027】このDLL回路2の位相比較器PDは、た
とえば図4に示すように、PLL回路1の出力クロック
信号とクロックツリー3の末端部からのフィードバック
クロック信号がそれぞれ入力される、2系統の複数のイ
ンバータおよび複数のNANDゲートからなる論理回路
から構成されている。この位相比較器PDでは、PLL
回路1の出力クロック信号に対してフィードバッククロ
ック信号の位相が遅れている場合にはカウントアップ信
号COUNT UPとしてアップ信号UPを、進んでい
る場合にはダウン信号DNをそれぞれ出力する。
とえば図4に示すように、PLL回路1の出力クロック
信号とクロックツリー3の末端部からのフィードバック
クロック信号がそれぞれ入力される、2系統の複数のイ
ンバータおよび複数のNANDゲートからなる論理回路
から構成されている。この位相比較器PDでは、PLL
回路1の出力クロック信号に対してフィードバッククロ
ック信号の位相が遅れている場合にはカウントアップ信
号COUNT UPとしてアップ信号UPを、進んでい
る場合にはダウン信号DNをそれぞれ出力する。
【0028】DLL回路2のシフトレジスタSREGと
ステップ制御ディレイ回路SCDは、たとえば図5に示
すように、位相比較器PDからのカウントアップ信号C
OUNT UPやパワーオンリセット信号がそれぞれ入
力される、n段のフリップフロップおよびインバータか
らなるシフトレジスタSREGと、PLL回路1の出力
クロック信号と各シフトレジスタSREGの出力信号が
それぞれ入力される、n段のNANDゲートおよびイン
バータからなるステップ制御ディレイ回路SCDから構
成されている。このシフトレジスタSREGでは、カウ
ントアップ信号COUNT UPが入力される度に次段
のシフトレジスタSREGに“H”信号が伝播してい
き、出力信号DC1〜DCnが“H”レベルになった所
でクロック信号が折り返されるようになるので、ディレ
イが増加する。このステップ制御ディレイ回路SCD
は、図5に示した回路以外に負荷容量でディレイ値を調
整する方式でもよい。
ステップ制御ディレイ回路SCDは、たとえば図5に示
すように、位相比較器PDからのカウントアップ信号C
OUNT UPやパワーオンリセット信号がそれぞれ入
力される、n段のフリップフロップおよびインバータか
らなるシフトレジスタSREGと、PLL回路1の出力
クロック信号と各シフトレジスタSREGの出力信号が
それぞれ入力される、n段のNANDゲートおよびイン
バータからなるステップ制御ディレイ回路SCDから構
成されている。このシフトレジスタSREGでは、カウ
ントアップ信号COUNT UPが入力される度に次段
のシフトレジスタSREGに“H”信号が伝播してい
き、出力信号DC1〜DCnが“H”レベルになった所
でクロック信号が折り返されるようになるので、ディレ
イが増加する。このステップ制御ディレイ回路SCD
は、図5に示した回路以外に負荷容量でディレイ値を調
整する方式でもよい。
【0029】クロックツリー3は、DLL回路2から出
力された内部クロック信号を分配して、複数の論理ブロ
ックのそれぞれに接続された各フリップフロップ回路4
に供給するクロック信号分配回路である。
力された内部クロック信号を分配して、複数の論理ブロ
ックのそれぞれに接続された各フリップフロップ回路4
に供給するクロック信号分配回路である。
【0030】次に、本実施の形態の作用について、図6
により、ディレイ調整のシーケンスを説明する。
により、ディレイ調整のシーケンスを説明する。
【0031】たとえば、PLL回路1の出力クロック信
号とフィードバッククロック信号の位相が揃っていない
間は、カウントアップ信号COUNT UPが出力され
て、シフトレジスタSREGに“H”信号が伝播してい
く。この際に、フィードバッククロック信号が遅らされ
る形で位相がずれていき、シフトレジスタSREGの出
力信号DC3まで“H”レベルになった所でPLL回路
1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号の
位相が揃い、ディレイはそこで固定される。
号とフィードバッククロック信号の位相が揃っていない
間は、カウントアップ信号COUNT UPが出力され
て、シフトレジスタSREGに“H”信号が伝播してい
く。この際に、フィードバッククロック信号が遅らされ
る形で位相がずれていき、シフトレジスタSREGの出
力信号DC3まで“H”レベルになった所でPLL回路
1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号の
位相が揃い、ディレイはそこで固定される。
【0032】すなわち、1段目のシフトレジスタSRE
Gの出力信号DC1でフィードバッククロック信号が遅
れる方向にディレイ調整され、さらに2段目、3段目の
シフトレジスタSREGの出力信号DC2,DC3でフ
ィードバッククロック信号が遅れる方向にディレイ調整
されることで、PLL回路1の出力クロック信号とフィ
ードバッククロック信号の位相が揃う。このように位相
が揃うと、次段以降のシフトレジスタSREGの出力信
号DC4〜DCnは“L”レベルになる。
Gの出力信号DC1でフィードバッククロック信号が遅
れる方向にディレイ調整され、さらに2段目、3段目の
シフトレジスタSREGの出力信号DC2,DC3でフ
ィードバッククロック信号が遅れる方向にディレイ調整
されることで、PLL回路1の出力クロック信号とフィ
ードバッククロック信号の位相が揃う。このように位相
が揃うと、次段以降のシフトレジスタSREGの出力信
号DC4〜DCnは“L”レベルになる。
【0033】このPLL回路1の出力クロック信号とフ
ィードバッククロック信号のディレイ調整においては、
常に位相調整を行うと、それ自体がジッターの原因とな
る可能性があるので、LSIの通常動作時に温度変化な
どにより位相が大きくずれない限り、ディレイ調整はL
SIの起動時、電源投入時のみ行った方がよい。
ィードバッククロック信号のディレイ調整においては、
常に位相調整を行うと、それ自体がジッターの原因とな
る可能性があるので、LSIの通常動作時に温度変化な
どにより位相が大きくずれない限り、ディレイ調整はL
SIの起動時、電源投入時のみ行った方がよい。
【0034】従って、本実施の形態によれば、PLL回
路1から出力されたクロック信号を必要に応じてPLL
回路1の内部の分周器5で分周し、PLL回路1の内部
でフィードバックループをかけ、この時、フィードバッ
クループにPLL回路1の参照クロック信号を入力する
入力回路とディレイが等しいディレイ回路6を挿入する
ことにより、LSI外部のクロック信号とPLL回路1
の出力クロック信号の位相が等しくなる。また、PLL
回路1の内部ループを介してフィードバックさせるの
で、フィードバッククロック信号は位相変動が少なく、
PLL回路1のジッターも低く抑えることができる。
路1から出力されたクロック信号を必要に応じてPLL
回路1の内部の分周器5で分周し、PLL回路1の内部
でフィードバックループをかけ、この時、フィードバッ
クループにPLL回路1の参照クロック信号を入力する
入力回路とディレイが等しいディレイ回路6を挿入する
ことにより、LSI外部のクロック信号とPLL回路1
の出力クロック信号の位相が等しくなる。また、PLL
回路1の内部ループを介してフィードバックさせるの
で、フィードバッククロック信号は位相変動が少なく、
PLL回路1のジッターも低く抑えることができる。
【0035】さらに、LSI間でフリップフロップ回路
4に供給されるクロック信号の位相が揃わない問題につ
いては、位相を揃えるためにDLL回路2を用いること
により、PLL回路1から出力されたクロック信号とク
ロックツリー3の末端部でのクロック信号の位相を揃え
ることができる。これにより、LSI間でフリップフロ
ップ回路4には同じ位相のクロック信号を供給すること
ができる。なお、クロックツリー3の末端部ではノイズ
などにより多少のジッターが生じるが、PLL回路1単
体のジッターが小さいので、トータルでのジッターは前
述した前提技術のLSIよりも低減することができる。
4に供給されるクロック信号の位相が揃わない問題につ
いては、位相を揃えるためにDLL回路2を用いること
により、PLL回路1から出力されたクロック信号とク
ロックツリー3の末端部でのクロック信号の位相を揃え
ることができる。これにより、LSI間でフリップフロ
ップ回路4には同じ位相のクロック信号を供給すること
ができる。なお、クロックツリー3の末端部ではノイズ
などにより多少のジッターが生じるが、PLL回路1単
体のジッターが小さいので、トータルでのジッターは前
述した前提技術のLSIよりも低減することができる。
【0036】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2の半導体装置におけるPLL回路を用いたクロック
位相合わせ回路において、DLL回路を示すブロック図
である。
態2の半導体装置におけるPLL回路を用いたクロック
位相合わせ回路において、DLL回路を示すブロック図
である。
【0037】本実施の形態のPLL回路を用いたクロッ
ク位相合わせ回路は、前記実施の形態1と同様に、たと
えばCMOSゲートアレイによる論理LSIとされ、内
部ループでフィードバックをかけて自己発振可能なPL
L回路1と、このPLL回路1の出力部のクロック信号
の位相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相と
を合わせるDLL回路2aと、このDLL回路2aから
出力された内部クロック信号を分配するクロックツリー
3などから構成され、前記実施の形態1との相違点は、
DLL回路2aの回路構成を変更して、LSIの動作時
に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを行うように
した点である。
ク位相合わせ回路は、前記実施の形態1と同様に、たと
えばCMOSゲートアレイによる論理LSIとされ、内
部ループでフィードバックをかけて自己発振可能なPL
L回路1と、このPLL回路1の出力部のクロック信号
の位相とクロックツリー末端部のクロック信号の位相と
を合わせるDLL回路2aと、このDLL回路2aから
出力された内部クロック信号を分配するクロックツリー
3などから構成され、前記実施の形態1との相違点は、
DLL回路2aの回路構成を変更して、LSIの動作時
に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを行うように
した点である。
【0038】すなわち、前記実施の形態1では、DLL
回路2による位相合わせは電源投入時のみ行う方式を示
し、その方が望ましいと述べたが、LSIの動作時に位
相が大きくずれた場合を考えて、LSIの通常動作時に
も位相が揃わなくなったら位相合わせを行う方式が本実
施の形態である。
回路2による位相合わせは電源投入時のみ行う方式を示
し、その方が望ましいと述べたが、LSIの動作時に位
相が大きくずれた場合を考えて、LSIの通常動作時に
も位相が揃わなくなったら位相合わせを行う方式が本実
施の形態である。
【0039】本実施の形態におけるDLL回路2aは、
たとえば図7に示すように、PLL回路1からの出力ク
ロック信号の位相とクロックツリー3の末端部からのフ
ィードバッククロック信号の位相を比較する位相比較器
PDと、この位相比較器PDからのアップ信号UP/ダ
ウン信号DNに応じてインクリメント/デクリメントす
るアップダウンカウンタUDCと、このアップダウンカ
ウンタUDCの出力で設定されるレジスタREGと、こ
のレジスタREGの値をデコードするデコーダDEC
と、このデコーダDECの出力に応じてステップ状にデ
ィレイ値を変えるステップ制御ディレイ回路SCDなど
から構成されている。
たとえば図7に示すように、PLL回路1からの出力ク
ロック信号の位相とクロックツリー3の末端部からのフ
ィードバッククロック信号の位相を比較する位相比較器
PDと、この位相比較器PDからのアップ信号UP/ダ
ウン信号DNに応じてインクリメント/デクリメントす
るアップダウンカウンタUDCと、このアップダウンカ
ウンタUDCの出力で設定されるレジスタREGと、こ
のレジスタREGの値をデコードするデコーダDEC
と、このデコーダDECの出力に応じてステップ状にデ
ィレイ値を変えるステップ制御ディレイ回路SCDなど
から構成されている。
【0040】このDLL回路2aにおいては、PLL回
路1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号
の位相比較を行って、フィードバッククロック信号の位
相が遅れていたらアップ信号UPでアップダウンカウン
タUDCをインクリメントし、進んでいたらダウン信号
DNでデクリメントすることにより、レジスタREGを
設定し、このレジスタREGの値をデコーダDECでデ
コードしてステップ制御ディレイ回路SCDを制御す
る。アップダウンカウンタUDCは、位相誤差が小さい
ときはインクリメント/デクリメントしないように設定
して、DLL回路2a自体のジッターの発生源にならな
いようにする。
路1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号
の位相比較を行って、フィードバッククロック信号の位
相が遅れていたらアップ信号UPでアップダウンカウン
タUDCをインクリメントし、進んでいたらダウン信号
DNでデクリメントすることにより、レジスタREGを
設定し、このレジスタREGの値をデコーダDECでデ
コードしてステップ制御ディレイ回路SCDを制御す
る。アップダウンカウンタUDCは、位相誤差が小さい
ときはインクリメント/デクリメントしないように設定
して、DLL回路2a自体のジッターの発生源にならな
いようにする。
【0041】従って、本実施の形態によれば、DLL回
路2aの回路構成を変更することにより、LSIの動作
時に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを行うこと
ができる。この場合に、前記実施の形態1と同様に、L
SI外部のクロック信号とPLL回路1の出力クロック
信号の位相が等しくなり、またPLL回路1のジッター
も低く抑えることができ、さらにPLL回路1から出力
されたクロック信号とクロックツリー3の末端部でのク
ロック信号の位相を揃えて、LSI間でフリップフロッ
プ回路4には同じ位相のクロック信号を供給することが
できる。
路2aの回路構成を変更することにより、LSIの動作
時に位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを行うこと
ができる。この場合に、前記実施の形態1と同様に、L
SI外部のクロック信号とPLL回路1の出力クロック
信号の位相が等しくなり、またPLL回路1のジッター
も低く抑えることができ、さらにPLL回路1から出力
されたクロック信号とクロックツリー3の末端部でのク
ロック信号の位相を揃えて、LSI間でフリップフロッ
プ回路4には同じ位相のクロック信号を供給することが
できる。
【0042】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3の半導体装置におけるPLL回路を用いたクロック
位相合わせ回路において、DLL回路を示すブロック
図、図9はチャージポンプを示す回路図、図10は電圧
−電流変換回路を示す回路図、図11は電流制御ディレ
イ回路を示す回路図である。
態3の半導体装置におけるPLL回路を用いたクロック
位相合わせ回路において、DLL回路を示すブロック
図、図9はチャージポンプを示す回路図、図10は電圧
−電流変換回路を示す回路図、図11は電流制御ディレ
イ回路を示す回路図である。
【0043】本実施の形態のPLL回路を用いたクロッ
ク位相合わせ回路は、前記実施の形態1および2と同様
に、たとえばCMOSゲートアレイによる論理LSIと
され、内部ループでフィードバックをかけて自己発振可
能なPLL回路1と、このPLL回路1の出力部のクロ
ック信号の位相とクロックツリー末端部のクロック信号
の位相とを合わせるDLL回路2bと、このDLL回路
2bから出力された内部クロック信号を分配するクロッ
クツリー3などから構成され、前記実施の形態1および
2との相違点は、DLL回路2bの回路構成を変更し
て、アナログ的に位相合わせを行うようにした点であ
る。
ク位相合わせ回路は、前記実施の形態1および2と同様
に、たとえばCMOSゲートアレイによる論理LSIと
され、内部ループでフィードバックをかけて自己発振可
能なPLL回路1と、このPLL回路1の出力部のクロ
ック信号の位相とクロックツリー末端部のクロック信号
の位相とを合わせるDLL回路2bと、このDLL回路
2bから出力された内部クロック信号を分配するクロッ
クツリー3などから構成され、前記実施の形態1および
2との相違点は、DLL回路2bの回路構成を変更し
て、アナログ的に位相合わせを行うようにした点であ
る。
【0044】すなわち、前記実施の形態1および2のよ
うに、ステップ制御ディレイ回路SCDではPLL回路
1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号の
位相差の最大値はディレイの刻み幅となってしまうの
で、原理的に位相を完全に揃えることができるアナログ
方式が本実施の形態である。
うに、ステップ制御ディレイ回路SCDではPLL回路
1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号の
位相差の最大値はディレイの刻み幅となってしまうの
で、原理的に位相を完全に揃えることができるアナログ
方式が本実施の形態である。
【0045】本実施の形態におけるDLL回路2bは、
たとえば図8に示すように、PLL回路1からの出力ク
ロック信号の位相とクロックツリー3の末端部からのフ
ィードバッククロック信号の位相を比較する位相比較器
PDと、この位相比較器PDからのアップ信号UP/ダ
ウン信号DNに応じてレベルを生成するチャージポンプ
CPと、このチャージポンプCPのレベルに応じて変換
するループフィルタ容量Cを含む電圧−電流変換回路V
Iと、この電圧−電流変換回路VIからのレベル電圧V
P/VNに応じてディレイ値を変える電流制御ディレイ
回路CCDなどから構成されている。
たとえば図8に示すように、PLL回路1からの出力ク
ロック信号の位相とクロックツリー3の末端部からのフ
ィードバッククロック信号の位相を比較する位相比較器
PDと、この位相比較器PDからのアップ信号UP/ダ
ウン信号DNに応じてレベルを生成するチャージポンプ
CPと、このチャージポンプCPのレベルに応じて変換
するループフィルタ容量Cを含む電圧−電流変換回路V
Iと、この電圧−電流変換回路VIからのレベル電圧V
P/VNに応じてディレイ値を変える電流制御ディレイ
回路CCDなどから構成されている。
【0046】このDLL回路2bにおいては、PLL回
路1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号
の位相差に応じてアップ信号UPまたはダウン信号DN
が位相比較器PDから出力され、アップ/ダウン信号を
受けてチャージポンプCPがレベルを生成する。このチ
ャージポンプCPのレベルに応じて電圧−電流変換回路
VIが電流制御ディレイ回路CCDの制御信号を生成
し、その制御信号に応じて電流制御ディレイ回路CCD
のディレイが変化する。前述したようにクロック信号系
の位相変動が大きい場合、常に位相比較を行うとDLL
回路2b自体がジッターの発生源になってしまうので、
位相変動が比較的小さい場合に有効である。
路1の出力クロック信号とフィードバッククロック信号
の位相差に応じてアップ信号UPまたはダウン信号DN
が位相比較器PDから出力され、アップ/ダウン信号を
受けてチャージポンプCPがレベルを生成する。このチ
ャージポンプCPのレベルに応じて電圧−電流変換回路
VIが電流制御ディレイ回路CCDの制御信号を生成
し、その制御信号に応じて電流制御ディレイ回路CCD
のディレイが変化する。前述したようにクロック信号系
の位相変動が大きい場合、常に位相比較を行うとDLL
回路2b自体がジッターの発生源になってしまうので、
位相変動が比較的小さい場合に有効である。
【0047】チャージポンプCPは、たとえば図9に示
すように、PMOSトランジスタ、NMOSトランジス
タ、インバータおよび容量からなり、アップ信号UPが
入力されると、PMOSトランジスタMPがONして容
量Cに電荷をチャージして出力電圧VCPの電圧を高く
し、ダウン信号DNが入力されると、NMOSトランジ
スタMNがONして容量Cから電荷がディスチャージし
て出力電圧VCPの電圧を低くする。
すように、PMOSトランジスタ、NMOSトランジス
タ、インバータおよび容量からなり、アップ信号UPが
入力されると、PMOSトランジスタMPがONして容
量Cに電荷をチャージして出力電圧VCPの電圧を高く
し、ダウン信号DNが入力されると、NMOSトランジ
スタMNがONして容量Cから電荷がディスチャージし
て出力電圧VCPの電圧を低くする。
【0048】電圧−電流変換回路VIは、たとえば図1
0に示すように、PMOSトランジスタおよびNMOS
トランジスタからなり、チャージポンプCPの出力電圧
VCPに応じた電流iをカレントミラー回路でn倍に増
幅した後、電圧VN、VPの電位を生成する。
0に示すように、PMOSトランジスタおよびNMOS
トランジスタからなり、チャージポンプCPの出力電圧
VCPに応じた電流iをカレントミラー回路でn倍に増
幅した後、電圧VN、VPの電位を生成する。
【0049】電流制御ディレイ回路CCDは、たとえば
図11に示すように、n段のPMOSトランジスタおよ
びNMOSトランジスタからなり、インバータチェーン
の電源側にPMOSトランジスタを、グランド側にNM
OSトランジスタを挿入して、それらのPMOS/NM
OSトランジスタのゲートをそれそれ電圧VP/VNで
制御することにより、インバータチェーンのディレイを
制御する。
図11に示すように、n段のPMOSトランジスタおよ
びNMOSトランジスタからなり、インバータチェーン
の電源側にPMOSトランジスタを、グランド側にNM
OSトランジスタを挿入して、それらのPMOS/NM
OSトランジスタのゲートをそれそれ電圧VP/VNで
制御することにより、インバータチェーンのディレイを
制御する。
【0050】従って、本実施の形態によれば、DLL回
路2bの回路構成を変更することにより、アナログ的に
位相合わせを行うことができる。この場合に、前記実施
の形態1および2と同様に、LSI外部のクロック信号
とPLL回路1の出力クロック信号の位相が等しくな
り、またPLL回路1のジッターも低く抑えることがで
き、さらにPLL回路1から出力されたクロック信号と
クロックツリー3の末端部でのクロック信号の位相を揃
えて、LSI間でフリップフロップ回路4には同じ位相
のクロック信号を供給することができる。
路2bの回路構成を変更することにより、アナログ的に
位相合わせを行うことができる。この場合に、前記実施
の形態1および2と同様に、LSI外部のクロック信号
とPLL回路1の出力クロック信号の位相が等しくな
り、またPLL回路1のジッターも低く抑えることがで
き、さらにPLL回路1から出力されたクロック信号と
クロックツリー3の末端部でのクロック信号の位相を揃
えて、LSI間でフリップフロップ回路4には同じ位相
のクロック信号を供給することができる。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0052】たとえば、本発明のLSIを構成するPL
L回路、DLL回路のブロック構成、さらにこれらの回
路を構成する回路構成については、前述した例に限定さ
れるものではなく、同様の機能を有するブロック構成お
よび回路構成に種々変更することが可能である。
L回路、DLL回路のブロック構成、さらにこれらの回
路を構成する回路構成については、前述した例に限定さ
れるものではなく、同様の機能を有するブロック構成お
よび回路構成に種々変更することが可能である。
【0053】また、本発明は、PLL回路を内蔵したL
SIに効果的であるが、さらにPLL回路を内蔵したL
SIを用いて構築したシステムなどについても応用する
ことができる。
SIに効果的であるが、さらにPLL回路を内蔵したL
SIを用いて構築したシステムなどについても応用する
ことができる。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0055】(1)内部ループでフィードバックをかけ
て自己発振可能なPLL回路と、このPLL回路の出力
部のクロック信号の位相とクロックツリー末端部のクロ
ック信号の位相とを合わせるDLL回路とを有すること
で、PLL回路単体のジッターを低減することができる
ので、LSI内のクロックスキューを低減することが可
能となる。
て自己発振可能なPLL回路と、このPLL回路の出力
部のクロック信号の位相とクロックツリー末端部のクロ
ック信号の位相とを合わせるDLL回路とを有すること
で、PLL回路単体のジッターを低減することができる
ので、LSI内のクロックスキューを低減することが可
能となる。
【0056】(2)前記(1)により、LSI内のクロ
ックスキューを低減することができるので、LSIの動
作周波数を向上させることが可能となる。
ックスキューを低減することができるので、LSIの動
作周波数を向上させることが可能となる。
【0057】(3)前記(1)により、LSI間のクロ
ックスキューを低減することができるので、システム全
体の動作周波数を向上させることが可能となる。
ックスキューを低減することができるので、システム全
体の動作周波数を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
PLL回路を用いたクロック位相合わせ回路を示すブロ
ック図である。
PLL回路を用いたクロック位相合わせ回路を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
PLL回路を示すブロック図である。
PLL回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
DLL回路を示すブロック図である。
DLL回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
位相比較器を示す回路図である。
位相比較器を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
シフトレジスタとステップ制御ディレイ回路を示す回路
図である。
シフトレジスタとステップ制御ディレイ回路を示す回路
図である。
【図6】本発明の実施の形態1の半導体装置において、
ディレイ調整のシーケンスを示すタイミング図である。
ディレイ調整のシーケンスを示すタイミング図である。
【図7】本発明の実施の形態2の半導体装置におけるP
LL回路を用いたクロック位相合わせ回路において、D
LL回路を示すブロック図である。
LL回路を用いたクロック位相合わせ回路において、D
LL回路を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3の半導体装置におけるP
LL回路を用いたクロック位相合わせ回路において、D
LL回路を示すブロック図である。
LL回路を用いたクロック位相合わせ回路において、D
LL回路を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3の半導体装置において、
チャージポンプを示す回路図である。
チャージポンプを示す回路図である。
【図10】本発明の実施の形態3の半導体装置におい
て、電圧−電流変換回路を示す回路図である。
て、電圧−電流変換回路を示す回路図である。
【図11】本発明の実施の形態3の半導体装置におい
て、電流制御ディレイ回路を示す回路図である。
て、電流制御ディレイ回路を示す回路図である。
【図12】本発明の前提となる半導体装置におけるPL
L回路を用いたクロック位相合わせ回路を示すブロック
図である。
L回路を用いたクロック位相合わせ回路を示すブロック
図である。
【図13】本発明の前提となる半導体装置の接続を示す
説明図である。
説明図である。
1,11 PLL回路 2,2a,2b DLL回路 3,13 クロックツリー 4,14 フリップフロップ回路 5,15 分周器 6,16 ディレイ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03L 7/08 H03L 7/08 J 5K047 H04L 7/033 H // H03K 5/13 H04L 7/02 B H04L 25/40 Fターム(参考) 5B079 BC03 BC07 CC02 CC14 DD08 DD13 5F038 BG02 BG05 BG06 BH19 CA04 CD09 DF01 EZ20 5J001 AA05 BB00 BB05 BB10 BB12 BB14 BB20 BB22 BB23 BB24 DD01 DD09 5J106 AA04 CC21 CC52 CC58 DD19 DD32 DD39 KK00 KK17 KK25 5K029 AA02 DD04 DD15 LL08 LL19 5K047 AA06 AA08 GG09 GG45 MM27 MM36 MM46 MM55 MM58 MM63
Claims (5)
- 【請求項1】 内部ループでフィードバックをかけて自
己発振可能なPLL回路と、 前記PLL回路の出力部のクロック信号の位相とクロッ
クツリー末端部のクロック信号の位相とを合わせるDL
L回路とを有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記PLL回路は、前記PLL回路から出力されたクロ
ック信号を分周する分周器と、前記PLL回路の参照ク
ロック信号を入力する入力回路とディレイが等しいディ
レイ回路とを有し、 前記PLL回路のフードバックループに前記分周器と前
記ディレイ回路とが接続されていることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記DLL回路は、前記PLL回路からの出力クロック
信号の位相と前記クロックツリー末端部からのフィード
バッククロック信号の位相とを比較する位相比較器と、
前記位相比較器の出力信号をクロック信号に用いたシフ
トレジスタと、前記シフトレジスタの出力結果に応じて
ディレイ値を変えるディレイ回路とを有し、 前記位相比較器と前記シフトレジスタとを組み合わせて
前記ディレイ回路のディレイ値を変え、電源投入時のみ
位相合わせを行うことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記DLL回路は、前記PLL回路からの出力クロック
信号の位相と前記クロックツリー末端部からのフィード
バッククロック信号の位相とを比較する位相比較器と、
前記位相比較器からのアップ信号/ダウン信号に応じて
インクリメント/デクリメントするアップダウンカウン
タと、前記アップダウンカウンタの出力結果に応じてデ
ィレイ値を変えるディレイ回路とを有し、 前記位相比較器と前記アップダウンカウンタとを組み合
わせて前記ディレイ回路のディレイ値を変え、動作時に
位相が大きくずれた場合のみ位相合わせを行うことを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記DLL回路は、前記PLL回路からの出力クロック
信号の位相と前記クロックツリー末端部からのフィード
バッククロック信号の位相とを比較する位相比較器と、
前記位相比較器からのアップ信号/ダウン信号に応じて
レベルを生成するチャージポンプと、前記チャージポン
プのレベルに応じてディレイ値を変えるディレイ回路と
を有し、 前記位相比較器と前記チャージポンプとを組み合わせて
前記ディレイ回路のディレイ値を変え、アナログ的に位
相合わせを行うことを特徴とする半導体装置。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000235125A JP2002049438A (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | 半導体装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002049438A true JP2002049438A (ja) | 2002-02-15 |
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