JP2002047522A - 電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔及びその製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔及びその製造方法

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JP2002047522A JP2000400508A JP2000400508A JP2002047522A JP 2002047522 A JP2002047522 A JP 2002047522A JP 2000400508 A JP2000400508 A JP 2000400508A JP 2000400508 A JP2000400508 A JP 2000400508A JP 2002047522 A JP2002047522 A JP 2002047522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高静電容量を持つ電解コンデンサ陰極硬質箔
が得られるアルミニウム箔を提供する。 【解決手段】 このアルミニウム箔は、Al純度が9
9.8重量%以上である。アルミニウム箔中において、
粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量が
Fe濃度換算で50〜400ppmである。更に、粒径
0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物量がFe
濃度換算で3〜35ppmである。このアルミニウム箔
は、種々の方法によって得ることができる。一つの方法
としては、Fe含有量が0.02〜0.06重量%でA
l純度が99.8重量%以上の鋳塊を準備する。この鋳
塊に、500℃以上の温度条件で0.5〜3時間均質化
処理を施す。この後、熱間圧延を施し、圧延率が95%
以上となるように冷間圧延を施して、電解コンデンサ陰
極用アルミニウム硬質箔を得る。また、他の方法で電解
コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔を得ることもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高静電容量の電解
コンデンサ陰極箔を得ることのできるアルミニウム硬質
箔及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電解コンデンサ陰極箔は、ア
ルミニウム箔に交流エッチングを施すことにより、製造
されている。交流エッチングによって、アルミニウム箔
表面には、海綿状ピットが形成されて表面積が拡大さ
れ、高静電容量を持つ電解コンデンサ陰極箔となるので
ある。交流エッチングによって海綿状ピットが形成され
るのは、アルミニウム箔表面に存在する析出物がエッチ
ング開始点となって溶解するからである。従って、高静
電容量を持つ電解コンデンサ陰極箔を得るためには、ア
ルミニウム箔表面に存在する析出物の大きさや数が重要
である。
【0003】特開平2−200749号公報には、アル
ミニウム箔表面において、大きさ0.1〜5μmの析出
物を、1mm2当たり2,000〜6,000個析出さ
せたアルミニウム箔は、交流エッチングを施すことによ
り、高静電容量の電解コンデンサ陰極箔が得られると記
載されている。確かに、このようなアルミニウム箔は、
析出物の大きさ及び数を全く調整していないアルミニウ
ム箔に比べて、交流エッチング性が良好で、高静電容量
を持つ電解コンデンサ陰極箔が得られやすいものであ
る。このような所定の大きさの析出物を所定数、その表
面に析出させたアルミニウム箔を得るためには、冷間圧
延して得られたアルミニウム箔に、所定の温度条件下で
最終焼鈍を施す必要があった。そして、最終焼鈍を施す
と、得られた電解コンデンサ陰極用アルミニウム箔は、
必然的に軟質箔となってしまう。
【0004】ところが、電解コンデンサ陰極箔には、使
用箇所等によって軟質箔と硬質箔とが使い分けされてい
るため、上記した特開平2−200749号公報に記載
された技術は軟質箔には適用できるが、硬質箔には適用
できないという憾みがあった。即ち、電解コンデンサ陰
極用アルミニウム硬質箔においては、最終焼鈍を経てい
ないため、アルミニウム箔表面において、その析出物の
数を調整することが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、高静電容量を持つ電解コンデンサ陰極硬質箔を得る
ことのできるアルミニウム硬質箔を開発すべく、鋭意研
究を重ねた結果、アルミニウム箔中における晶・析出物
量がエッチング特性に影響を与えていることが判明し
た。即ち、その理論は明らかではないが、粒径1.0μ
m以上で5.0μm未満の晶・析出物は、交流エッチン
グ時においてエッチングピットの生成に関係しており、
粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物は、
交流エッチング時においてエッチングピットの成長に関
係していることが判明した。従って、アルミニウム箔中
において、粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・
析出物と、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・
析出物とをバランス良く存在させれば、アルミニウム硬
質箔であっても、高静電容量を持つ電解コンデンサ陰極
箔が得られるとの考えに基づき、種々実験を重ねること
によって、本発明に到達したのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、アルミ
ニウム純度が99.8質量%以上のアルミニウム箔であ
って、且つ、該アルミニウム箔中において、粒径1.0
μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量がFe濃度換
算で50〜400ppmであると共に、粒径0.1μm
以上で1.0μm未満の晶・析出物量がFe濃度換算で
3〜35ppmであることを特徴とする電解コンデンサ
陰極用アルミニウム硬質箔及びその製造方法に関するも
のである。
【0007】本発明に係る電解コンデンサ陰極用アルミ
ニウム硬質箔のアルミニウム純度は、99.8質量%以
上である。アルミニウム純度が99.8質量%未満にな
ると、不純物が多くなって、どのような製造方法によっ
ても、晶・析出物量が多くなりすぎて、交流エッチング
時に過溶解を起こしやすくなるため、好ましくない。ア
ルミニウム純度99.8質量%以上のアルミニウム硬質
箔に含まれているその他の元素としては、Fe,Si,
Cu等が挙げられる。
【0008】このアルミニウム硬質箔中において、粒径
1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量は、F
e濃度換算で50〜400ppmであり、好ましくは5
0〜200ppmである。この晶・析出物量が50pp
m未満になると、交流エッチング時に、エッチングピッ
ト生成の開始点(エッチング開始点)が少なくなり、十
分な表面積の拡大が図れなくなるので、好ましくない。
また、このためエッチング時間も長くしなければなら
ず、この場合には化学溶解によるピットの合体及び脱落
も生じやすくなり、十分な表面積の拡大が図れないの
で、好ましくない。晶・析出物量が400ppmを超え
ると、エッチングピット生成の開始点が多くなりすぎ
て、エッチングピットの合体による過溶解が生じやすく
なるので、好ましくない。
【0009】一方、アルミニウム硬質箔中において、粒
径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物量は、
Fe濃度換算で3〜35ppmであり、好ましくは3〜
20ppmであるか、又は10〜35ppmであるのが
良い。この晶・析出物量が3ppm未満であると、交流
エッチング時に、エッチングピットの成長が不十分とな
り、乃至は微細なエッチングピットの成長が不十分とな
り、十分な表面積の拡大が図れなくなるので、好ましく
ない。また、晶・析出物量が35ppmを超えると、成
長したエッチングピットの合体及び脱落が生じやすくな
り、十分な表面積の拡大が図れなくなるので、好ましく
ない。
【0010】晶・析出物量の測定は、原理的には、以下
の方法で行う。まず、質量既知のアルミニウム硬質箔試
料を準備する。そして、この試料を熱フェノールにて溶
解後、フィルター(篩)を用いて、粒径1.0μm以上
で5.0μm未満の晶・析出物、及び粒径0.1μm以
上で1.0μm未満の晶・析出物を捕集する。捕集した
各晶・析出物群を塩酸で溶解し、ICP発光分析にて、
Feを定量分析する。そして、アルミニウム硬質箔試料
の質量に対する各晶・析出物群中におけるFe量を求め
ることによって、Fe濃度換算による粒径1.0μm以
上で5.0μm未満の晶・析出物量、及びFe濃度換算
による粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出
物量を求めるのである。
【0011】本発明に係る電解コンデンサ陰極用アルミ
ニウム硬質箔の製造方法としては、以下に挙げる種々の
方法を採用するのが好ましい。 〔第一の方法〕まず、粒径1.0μm以上で5.0μm
未満の晶・析出物量が50〜400ppmであり、粒径
0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物量が3〜
20ppmである電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬
質箔は、次の第一の方法を採用するのが好ましい。即
ち、Fe含有量が0.015〜0.06質量%でアルミ
ニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊に、550℃以
上の温度条件で0.5〜2時間均質化処理を施した後、
熱間圧延を施し、次いで圧延率が95%以上となるよう
に冷間圧延を施してアルミニウム箔を得、最終焼鈍を施
さないか或いは230℃以下の温度条件で最終焼鈍を施
すという方法を採用するのが好ましい。以下、この第一
の方法を説明する。
【0012】まず、Fe含有量が0.015〜0.06
質量%でアルミニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊
を準備する。Fe含有量が0.015質量%未満になる
と、得られるアルミニウム硬質箔中において、晶・析出
物量が少なくなり、エッチング開始点等が少なくなっ
て、十分に表面積の拡大が図れなくなる傾向が生じる。
また、Fe含有量が0.06質量%を超えると、得られ
るアルミニウム硬質箔中において、晶・析出物量が多く
なりすぎ、エッチング開始点等が多くなりすぎ、過溶解
を生じやすくなる傾向が生じる。なお、アルミニウム純
度が99.8質量%未満の場合にも、得られるアルミニ
ウム硬質箔中において、晶・析出物量が多くなりすぎる
傾向が生じる。また、Fe以外の元素としては、一般的
にSiが含まれていても良い。更に、Cuも含まれてい
ても良い。
【0013】この鋳塊に、均質化処理を施す。均質化処
理の温度条件は、500℃以上であり、好ましくは55
0℃以上である。温度が500℃未満であると、Fe等
の不純物元素等がアルミニウムマトリックス中に固溶し
にくくなり、得られるアルミニウム硬質箔中における一
個々々の晶・析出物の粒径が大きくなる傾向が生じる。
従って、アルミニウム硬質箔中において、粒径1.0μ
m以上で5.0μm未満の晶・析出物量、及び粒径0.
1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物量を調整しに
くくなる傾向が生じる。また、温度の上限は特に限定さ
れないが、実用上の観点から610℃以下で十分であ
る。均質化処理の保持時間は、0.5〜3時間である。
保持時間が0.5時間未満であったり、3時間を超える
と、アルミニウム中のFeが最適分散しにくくなる傾向
が生じ、各粒径範囲の晶・析出物量を調整しにくくなる
傾向が生じる。
【0014】均質化処理を施した後、熱間圧延を施す。
熱間圧延は、従来公知の方法を採用すれば良い。熱間圧
延上がり板は、通常の条件で、即ち熱間圧延上がり板の
温度を280℃未満として、巻き取られる。そして、巻
き戻して、冷間圧延を施す。冷間圧延における圧延率
は、95%以上とする。圧延率が95%未満であると、
金属間化合物又は金属単体が析出するための駆動力が不
足する傾向が生じ、粒径1.0μm以上で5.0μm未
満の晶・析出物量、及び粒径0.1μm以上で1.0μ
m未満の晶・析出物量を調整しにくくなる傾向が生じ
る。ここで、圧延率とは、〔(冷間圧延前のアルミニウ
ム板の厚さ−冷間圧延後のアルミニウム箔の厚さ)/冷
間圧延前のアルミニウム板の厚さ〕×100で算出され
るものである。なお、第一の方法においては、冷間圧延
途中に中間焼鈍を施すのは、差し控えた方が良い。何故
なら、中間焼鈍時に、アルミニウム中に最適分散したF
eが析出する恐れがあるからである。従って、Feの析
出を防止しうる条件であれば、中間焼鈍を施しても良い
ということになる。
【0015】冷間圧延の後、最終焼鈍を施さないか或い
は230℃以下の温度条件で最終焼鈍を施して、電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔を得るのである。2
30℃を超える温度条件で最終焼鈍を施すと、得られた
アルミニウム箔が軟質箔となり、本発明の目的を達成す
ることができない。なお、最終焼鈍を施す場合、その保
持時間は任意であるが、一般的に、1〜10時間程度で
あるのが好ましい。
【0016】〔第二の方法〕粒径1.0μm以上で5.
0μm未満の晶・析出物量が50〜200ppmであ
り、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物
量が10〜35ppmである電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔は、次の第二の方法を採用するのが好ま
しい。即ち、Fe含有量が0.015〜0.06質量%
でアルミニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊に、5
40℃以上の温度で3時間以上の均質化処理を施した
後、熱間圧延を施し、熱間圧延上がり板の温度を280
〜350℃に維持した状態で巻き取り、次いで、冷間圧
延を施すという方法を採用するのが好ましい。以下、こ
の第二の方法を説明する。
【0017】まず、第一の方法の場合と同様に、Fe含
有量が0.015〜0.06質量%でアルミニウム純度
が99.8質量%以上の鋳塊を準備する。Fe含有量を
この範囲に設定した理由は、第一の方法の場合と同様で
ある。この場合も、一般的にSiが含まれているのが好
ましく、その含有量は、0.015〜0.025質量%
が好ましい。Siの含有量が0.015質量%未満にな
ると、粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出
物量と、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析
出物量とを所定の範囲に調整しにくくなる傾向が生じ
る。また、Siの含有量が0.025質量%を超える
と、晶・析出物量が全般的に多くなりすぎて、過溶解が
生じやすくなり、表面積の十分な拡大を図りにくくなる
傾向が生じる。
【0018】この鋳塊に、均質化処理を施す。均質化処
理の温度条件は、540℃以上である。温度が540℃
未満であると、後の工程で巻き取り温度に工夫を加えて
も、アルミニウム硬質箔中における、粒径1.0μm以
上で5.0μm未満の晶・析出物量、及び粒径0.1μ
m以上で1.0μm未満の晶・析出物量を調整しにくく
なる傾向が生じる。また、温度の上限は特に限定されな
いが、実用上の観点から610℃以下で十分である。均
質化処理の保持時間は、3時間以上である。保持時間を
3時間未満とし、後の工程で巻き取り温度に工夫を加え
ると、各粒径範囲の晶・析出物量を調整しにくくなる傾
向が生じる。また、保持時間の上限は特に限定されない
が、実用上の観点から15時間以下で十分である。
【0019】均質化処理を施した後、熱間圧延を施す。
そして、熱間圧延の終了温度を280〜350℃に設定
し、この温度を維持した状態で、熱間圧延上がり板を巻
き取る。第二の方法の特徴は、この巻き取り温度にあ
る。即ち、280〜350℃という、通常よりも高めの
温度で巻き取り、この温度から徐々に室温まで冷却する
のである。これによって、粒径1.0μm以上で5.0
μm未満の晶・析出物量、及び粒径0.1μm以上で
1.0μm未満の晶・析出物量が、好適な範囲に調整さ
れるのである。巻き取り温度が280℃未満であると、
第一の方法か又は第三の方法を採用しない限り、各粒径
の晶・析出物量が相対的に少なくなる傾向があり、交流
エッチング時に、表面積の十分な拡大を図りにくくなる
傾向が生じる。巻き取り温度が350℃を超えると、各
粒径の晶・析出物量が相対的に多くなりすぎて、交流エ
ッチング時に、過溶解を起こす傾向が生じる。
【0020】熱間圧延上がり板を巻き取った後は、それ
を巻き戻して、従来公知の方法で冷間圧延を施せば良
い。また、冷間圧延の圧延率も特に限定はなく、所望の
厚さのアルミニウム箔となるまで、冷間圧延を行えば良
い。なお、最終焼鈍は施さない方が好ましいが、施す場
合は、第一の方法と同様の条件とするのが良い。以上の
ようにして、電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔
が得られるのである。
【0021】〔第三の方法〕粒径1.0μm以上で5.
0μm未満の晶・析出物量が50〜200ppmであ
り、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物
量が10〜35ppmである電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔は、次の第三の方法を採用しても良い。
即ち、Fe含有量が0.015〜0.06重量%でアル
ミニウム純度が99.8重量%以上の鋳塊に、540℃
以上の温度で3時間以上の均質化処理を施した後、熱間
圧延を施し、熱間圧延上がり板の温度を280℃未満と
して巻き取り、次いで、圧延率が80%以上となるよう
に冷間圧延を施して、厚さ0.3〜1mmのアルミニウ
ム板とし、その後、該アルミニウム板を200〜300
℃の温度で3時間以上中間焼鈍を施した後、圧延率が8
0%以上となるように仕上げ冷間圧延を施すという方法
を採用するのが好ましい。以下、この第三の方法を説明
する。
【0022】まず、鋳塊の準備、及び均質化処理につい
ては、第二の方法と同様である。そして、均質化処理を
施した後、熱間圧延を施す。そして、熱間圧延の終了温
度を通常通り、280℃未満とし、熱間圧延上がり板を
巻き取る。その後、圧延率が80%以上となるように、
冷間圧延を施す。この圧延率が80%未満であると、後
の工程である中間焼鈍において、各粒径の晶・析出物を
所定量析出させにくくなる傾向が生じる。この冷間圧延
によって、熱間圧延上がり板は、厚さ0.3〜1mmの
アルミニウム板となる。厚さの範囲をこのように設定し
たのは、後の工程である中間焼鈍において、各粒径の晶
・析出物が所定量析出しやすくするためである。
【0023】この冷間圧延の後、200〜300℃の温
度で3時間以上中間焼鈍を施す。中間焼鈍の温度が20
0℃未満であると、各粒径の晶・析出物量が相対的に少
なくなり、交流エッチング時に、表面積の十分な拡大を
図りにくくなる傾向が生じる。また、中間焼鈍の温度が
300℃を超えると、各粒径の晶・析出物量が相対的に
多くなりすぎて、交流エッチング時に、過溶解を起こす
傾向が生じる。更に、中間焼鈍の時間が3時間未満であ
っても、各粒径の晶・析出物量が相対的に少なくなり、
交流エッチング時に、表面積の十分な拡大を図りにくく
なる傾向が生じる。また、中間焼鈍の時間の上限は特に
限定されないが、実用上の観点から20時間以下で十分
である。
【0024】中間焼鈍の後、圧延率が80%以上となる
ように、仕上げ冷間圧延を施す。仕上げ冷間圧延におけ
る圧延率が80%未満になると、加工硬化が不十分で、
硬質箔に必要とされる強度が得られなくなる傾向が生じ
る。以上のようにして、電解コンデンサ陰極用アルミニ
ウム硬質箔が得られるのである。なお、最終焼鈍の点
は、第二の方法の場合と同様である。
【0025】以上の各方法によって得られた電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム硬質箔は、アルミニウム箔中に
おいて、概ね、粒径1.0μm以上で5.0μm未満の
晶・析出物量がFe濃度換算で50〜400ppm存在
すると共に、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶
・析出物量がFe濃度換算で3〜35ppm存在するも
のである。特に、第一の方法によれば、概ね、粒径1.
0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量が50〜4
00ppmであり、粒径0.1μm以上で1.0μm未
満の晶・析出物量が3〜20ppmである電解コンデン
サ陰極用アルミニウム硬質箔が得られる。また、第二及
び第三の方法によれば、概ね、粒径1.0μm以上で
5.0μm未満の晶・析出物量が50〜200ppmで
あり、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出
物量が10〜35ppmである電解コンデンサ陰極用ア
ルミニウム硬質箔が得られる。そして、このアルミニウ
ム硬質箔に交流エッチングを施すと、高静電容量の陰極
硬質箔が得られるのである。また、このアルミニウム硬
質箔は、引張強度が比較的高いため、高引張強度の陰極
硬質箔が得られるものでもある。
【0026】
【実施例】実施例1〜12及び比較例1〜18 Al:99.90重量%、Si:0.03重量%、その
他不可避不純物よりなる元素組成に、表1に示す量のF
eを含有する、厚さ500mmの鋳塊を準備した。この
鋳塊に、表1に示す温度条件及び時間で均質化処理を施
した後、熱間圧延を直ちに行い、厚さ3mmのアルミニ
ウム板を得た。このアルミニウム板に、表1に示した圧
延率で冷間圧延を施し、アルミニウム箔を得た。次い
で、表1に示す温度条件で3時間の最終焼鈍を施すか、
或いは最終焼鈍を施さずに、電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔を得た。
【0027】得られた電解コンデンサ陰極用アルミニウ
ム硬質箔から、所定の試料を採取し、この試料を熱フェ
ノールにて溶解等して、孔径1.0μmのPTFEフィ
ルターで濾過した後、続いて孔径0.1μmのPTFE
フィルターで濾過した。そして、各フィルターに捕集さ
れた晶・析出物を、体積比1:1に希釈した塩酸水溶液
で溶解し、IPC発光分析にて、Fe濃度換算による粒
径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量、及
びFe濃度換算による粒径0.1μm以上で1.0μm
未満の晶・析出物量を求めた。その結果を表1に示し
た。
【0028】また、得られた電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔から、100mm×10mmの大きさの
短冊状試料を切り出し、インストロン型万能試験機に
て、評点距離50mm及び引張速度10mm/min.
で、引張強度を測定した。その結果も表1に示した。
【0029】更に、得られた電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔に、以下の条件で交流エッチング処理を
施した。 〔交流エッチング処理〕:12.0重量%塩酸+1.0
重量%燐酸+2.0重量%塩化アルミニウム水溶液(液
温:40±1℃)中で、60Hzの交流により、電流密
度0.6A/cm2で15秒間電解エッチングを行っ
た。その後、交流電流を遮断し、上記水溶液中に30秒
間浸漬して、放置しておいた。更に、その後、上記と同
様の条件で電解エッチングを行った。以上の交流エッチ
ング処理を終えたアルミニウム硬質箔を、アジピン酸ア
ンモニウム150gを純水1000cm3に溶解した水
溶液(30±1℃)中に浸漬し、LCRメーターを用い
て、静電容量(μF/cm2)を測定した。この結果を
表1に示した。 〔溶解減量〕:エッチング前の電解コンデンサ陰極用ア
ルミニウム硬質箔と、エッチング後の箔の質量差から溶
解減量(g/m2)を測定した。また、単位溶解減量当
たりの静電容量(μF/mg)も求めた。
【0030】
【表1】
【0031】表1の結果から明らかなように、実施例に
係る電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔は、粒径
1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量がFe
濃度換算で50〜400ppmであり、且つ、粒径0.
1μm以上で1.0μm未満の晶・析出物量がFe濃度
換算で3〜45ppm、特に3〜20ppmである。そ
して、この結果、エッチング特性が良好となり、高静電
容量の電解コンデンサ陰極硬質箔が得られることが分か
る。また、実施例に係る電解コンデンサ陰極用アルミニ
ウム硬質箔は、多くの場合、引張強度も十分高くなって
いる。一方、比較例に係る電解コンデンサ陰極用アルミ
ニウム箔は、晶・析出物量が上記した範囲外となってい
るため、エッチング特性が良好とは言えず、静電容量の
低い電解コンデンサ陰極硬質箔しか得られないことが分
かる。
【0032】実施例13〜20及び比較例19〜22 表2に示すSi、Fe及びAl量を含有する厚さ500
mmの鋳塊を準備した。この鋳塊に、表2に示す温度条
件及び時間で均質化処理を施した後、熱間圧延を直ちに
行い、熱間圧延上がり板を表2に記載した巻き取り温度
で巻き取り、厚さ3mmのアルミニウム板を得た。この
アルミニウム板を室温まで徐々に冷却した後、巻き戻
し、冷間圧延を施して、厚さ0.05mmの電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム硬質箔を得た。
【0033】得られた電解コンデンサ陰極用アルミニウ
ム硬質箔に、実施例1と同様の方法で、Fe濃度換算に
よる粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物
量、及びFe濃度換算による粒径0.1μm以上で1.
0μm未満の晶・析出物量を求めた。その結果を表2に
示した。
【0034】また、得られた電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔に、以下の条件で交流エッチング処理を
施した。 〔交流エッチング処理〕:10.0質量%塩酸+1.0
質量%燐酸+2.0質量%塩化アルミニウム水溶液(液
温:45±1℃)中で、20Hzの正弦波交流により、
電流密度0.6A/cm2で60秒間電解エッチングを
行った。その後、交流エッチング処理を終えたアルミニ
ウム硬質箔を、アジピン酸アンモニウム150gを純水
1000cm3に溶解した水溶液(30±1℃)中に浸
漬し、LCRメーターを用いて、静電容量(μF/cm
2)を測定した。この結果を表2に示した。なお、溶解
減量及び単位溶解減量当たりの静電容量(μF/mg)
を、実施例1と同一の方法により求め、その結果を表2
に示した。
【0035】
【表2】
【0036】表2の結果から明らかなように、実施例に
係る電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔は、粒径
1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量がFe
濃度換算で50〜400ppmで、特に50〜200p
pmであり、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶
・析出物量がFe濃度換算で3〜35ppm、特に10
〜35ppmである。そして、この結果、エッチング特
性が良好となり、高静電容量の電解コンデンサ陰極硬質
箔が得られることが分かる。一方、比較例に係る電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム箔は、晶・析出物量が上記
した範囲外となっているため、エッチング特性が良好と
は言えず、静電容量の低い電解コンデンサ陰極硬質箔し
か得られないことが分かる。
【0037】実施例21〜33及び比較例23〜25 表3に示すSi、Fe及びAl量を含有する厚さ500
mmの鋳塊を準備した。この鋳塊に、表3に示す温度条
件及び時間で均質化処理を施した後、熱間圧延を直ちに
行い、熱間圧延上がり板を表3に記載した巻き取り温度
で巻き取り、厚さ3mmのアルミニウム板を得た。この
アルミニウム板を室温まで徐々に冷却した後、巻き戻
し、表3記載の圧延率で冷間圧延を施し、次いで表3記
載の条件で中間焼鈍を施し、続いて表3記載の仕上げ圧
延率で仕上げ圧延を施し、厚さ0.05mmの電解コン
デンサ陰極用アルミニウム硬質箔を得た。
【0038】得られた電解コンデンサ陰極用アルミニウ
ム硬質箔に、実施例1と同様の方法で、Fe濃度換算に
よる粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物
量、Fe濃度換算による粒径0.1μm以上で1.0μ
m未満の晶・析出物量を求めた。その結果を表3に示し
た。また、得られた電解コンデンサ陰極用アルミニウム
硬質箔に、実施例13と同一の条件で以下の条件で交流
エッチング処理を施し、実施例13と同一の方法で静電
容量(μF/cm2)を測定した。更に、溶解減量及び
単位溶解減量当たりの静電容量(μF/mg)を、実施
例1と同一の方法により求めた。以上の結果を表3に示
した。
【0039】
【表3】
【0040】表3の結果から明らかなように、実施例に
係る電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔は、粒径
1.0μm以上で5.0μm未満の晶・析出物量がFe
濃度換算で50〜400ppmで、特に50〜200p
pmであり、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶
・析出物量がFe濃度換算で3〜35ppm、特に10
〜35ppmである。そして、この結果、エッチング特
性が良好となり、高静電容量の電解コンデンサ陰極硬質
箔が得られることが分かる。一方、比較例に係る電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム箔は、晶・析出物量が上記
した範囲外となっているため、エッチング特性が良好と
は言えず、静電容量の低い電解コンデンサ陰極硬質箔し
か得られないことが分かる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る電解コンデンサ陰極用アル
ミニウム硬質箔は、粒径1.0μm以上で5.0μm未
満の晶・析出物量がFe濃度換算で50〜400ppm
であると共に、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の
晶・析出物量がFe濃度換算で3〜35ppmである。
前者の晶・析出物は、交流エッチング時において、エッ
チングピット生成の開始点となり、後者の晶・析出物は
エッチングピットの成長を促進するので、高静電容量を
持つ電解コンデンサ陰極硬質箔が得られるという効果を
奏する。また、このような電解コンデンサ陰極硬質箔
は、一般的に高引張強度を持つものでもある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/055 C22F 1/00 622 9/00 661Z // C22F 1/00 622 682 661 685Z 682 686A 685 691B 686 691C 691 694Z 694B 694 694A H01G 9/04 346 9/24 B (72)発明者 山口 昭男 滋賀県草津市山寺町笹谷61−8 日本製箔 株式会社滋賀工場内 (72)発明者 山本 兼滋 滋賀県草津市山寺町笹谷61−8 日本製箔 株式会社滋賀工場内 Fターム(参考) 4E002 AD13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム純度が99.8質量%以上
    のアルミニウム箔であって、且つ、該アルミニウム箔中
    において、粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶・
    析出物量がFe濃度換算で50〜400ppmであると
    共に、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析出
    物量がFe濃度換算で3〜35ppmであることを特徴
    とする電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔。
  2. 【請求項2】 粒径0.1μm以上で1.0μm未満の
    晶・析出物量がFe濃度換算で3〜20ppmである請
    求項1記載の電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質
    箔。
  3. 【請求項3】粒径1.0μm以上で5.0μm未満の晶
    ・析出物量がFe濃度換算で50〜200ppmである
    と共に、粒径0.1μm以上で1.0μm未満の晶・析
    出物量がFe濃度換算で10〜35ppmである請求項
    1記載の電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔。
  4. 【請求項4】 Fe含有量が0.015〜0.06質量
    %でアルミニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊に、
    500℃以上の温度条件で0.5時間以上3時間未満均
    質化処理を施した後、熱間圧延を施し、次いで圧延率が
    95%以上となるように冷間圧延を施してアルミニウム
    箔を得、最終焼鈍を施さないか或いは230℃以下の温
    度条件で最終焼鈍を施すことを特徴とする請求項2記載
    の電解コンデンサ陰極用アルミニウム硬質箔の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 Fe含有量が0.015〜0.06質量
    %でアルミニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊に、
    540℃以上の温度で3時間以上の均質化処理を施した
    後、熱間圧延を施し、熱間圧延上がり板の温度を280
    〜350℃に維持した状態で巻き取り、次いで、冷間圧
    延を施すことを特徴とする請求項3記載の電解コンデン
    サ陰極用アルミニウム硬質箔の製造方法。
  6. 【請求項6】 Fe含有量が0.015〜0.06質量
    %でアルミニウム純度が99.8質量%以上の鋳塊に、
    540℃以上の温度で3時間以上の均質化処理を施した
    後、熱間圧延を施し、熱間圧延上がり板の温度を280
    ℃未満として巻き取り、次いで、圧延率が80%以上と
    なるように冷間圧延を施して、厚さ0.3〜1mmのア
    ルミニウム板とし、その後、該アルミニウム板を200
    〜300℃の温度で3時間以上中間焼鈍を施した後、圧
    延率が80%以上となるように仕上げ冷間圧延を施すこ
    とを特徴とする請求項3記載の電解コンデンサ陰極用ア
    ルミニウム硬質箔の製造方法。
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