JP2002047451A - クリヤー塗料組成物、塗膜形成方法および積層塗膜 - Google Patents

クリヤー塗料組成物、塗膜形成方法および積層塗膜

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JP2002047451A JP2000231076A JP2000231076A JP2002047451A JP 2002047451 A JP2002047451 A JP 2002047451A JP 2000231076 A JP2000231076 A JP 2000231076A JP 2000231076 A JP2000231076 A JP 2000231076A JP 2002047451 A JP2002047451 A JP 2002047451A
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哲志 水野
Takashi Moriwake
隆 守分
Hisanori Tanabe
久記 田辺
Goro Nagao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗膜における汚染防止につながるイメージがあ
り、車の所有者に高級感を与える因子である良好な塗膜
水はじき性があり、ゴミ物等が付着した塗膜を補修して
リコートする場合のノンサンディングリコート性が良好
なクリヤー塗料組成物、塗膜形成方法および積層塗膜を
提供する。 【解決手段】(A)架橋性塗膜形成性樹脂および架橋剤
100固形分質量部に対して、(B)(b−1)(メ
タ)アクリロキシアルキル基を含有するラダーシリコー
ンオリゴマー、(b−2)架橋性官能基を含有するエチ
レン性不飽和モノマー、および必要に応じて (b−
3)他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを共重
合することにより得られるラダーシリコーンコポリマー
を0.01〜2質量部含有するクリヤー塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリヤー塗料組成
物、塗膜形成方法および積層塗膜に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車塗装系において、下地との密着
性、耐擦傷性、耐水性、耐油性、耐候性、耐汚染性、光
沢のバランスのとれたコーティング剤として、特開平7
−292313号公報に、特定の分子量を有し、分子中
の側鎖基における(メタ)アクリロキシアルキル基の含
有量が1〜50モル%のラダーシリコーンオリゴマーと
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミ
ド、メチロール(メタ)アクリルアミド、アルコキシメ
チロール(メタ)アクリルアミド、不飽和カルボン酸、
スチレンおよびビニルエステルより選ばれた少なくとも
1種のモノマーとを共重合したコポリマーおよびその有
機溶剤並びに紫外線吸収剤、酸化安定剤および架橋剤を
配合してなる自動車用コーティング剤が記載されてい
る。
【0003】近年、自動車を駐車させているとき、塗膜
に鳥の糞が付着し、こびりついて落とし難い問題や、雨
天走行後の塗膜を観察すると泥はねの汚れが付着し、洗
車しても擦らないと落ち難い等の耐汚染性の問題がクロ
ーズアップされている。
【0004】上記特開平7−292313号公報の自動
車用コーティング剤では、ラダーシリコーンコポリマー
が、架橋剤とともにビヒクルの主成分を構成し、シリコ
ーン成分の含有量が多く、自動車製造ラインではゴミ物
等が付着した塗膜を補修してリコートする場合があり、
自動車の製造における量産性を考えると、ゴミ物等が付
着した不具合の発生した塗膜を完全に防止することは困
難であり、研磨しなくても塗り重ねが良好な密着性(以
下、「ノンサンディングリコート性」という。)を十分
得られ難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗膜
における汚染防止につながるイメージがあり、車の所有
者に高級感を与える因子である良好な塗膜水はじき性が
良好であり、ゴミ物等が付着した塗膜を補修してリコー
トする場合のノンサンディングリコート性が良好なクリ
ヤー塗料組成物、塗膜形成方法および積層塗膜を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述の課題
に鑑み鋭意研究した結果、本発明に至った。 1.(A)架橋性塗膜形成性樹脂および架橋剤100固
形分質量部に対して、(B)(b−1)(メタ)アクリ
ロキシアルキル基を含有するラダーシリコーンオリゴマ
ー、(b−2)架橋性官能基を含有するエチレン性不飽
和モノマー、および必要に応じて(b−3)他の共重合
可能なエチレン性不飽和モノマーを共重合することによ
り得られるラダーシリコーンコポリマーを0.01〜2
質量部含有するクリヤー塗料組成物。 2.上記(B)が、(b−1)成分が1〜30質量%、
(b−2)成分が1〜50質量%、および(b−3)成
分が0〜90質量%の比率により得られるラダーシリコ
ーンコポリマーである上記のクリヤー塗料組成物。 3.上記(b−2)成分中の架橋性官能基が、水酸基、
カルボキシル基、酸無水物基、グリシジル基、アミン
基、または、イソシアネート基のいずれかの官能基であ
る上記のクリヤー塗料組成物。 4.上記(B)成分の含有量が、前記(A)成分100
固形分質量部に対して0.05〜1質量部である上記の
クリヤー塗料組成物。 5.基材に直接または下地塗膜を介して、メタリックベ
ース塗膜またはソリッドベース塗膜を形成し、次いで上
記メタリックベース塗膜またはソリッドベース塗膜を硬
化させずに、その上に上記のクリヤー塗料組成物により
クリヤー塗膜を形成し、上記メタリックベース塗膜また
はソリッドベース塗膜とクリヤー塗膜とを同時に焼付乾
燥する塗膜形成方法。 6.基材に直接または下地塗膜を介して、メタリックベ
ース塗膜またはソリッドベース塗膜が形成され、その上
に上記のクリヤー塗料組成物によりクリヤー塗膜が形成
された積層塗膜。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。クリヤー塗料組成物 本発明のクリヤー塗料組成物は、塗膜水はじき性および
ノンサンディングリコート性が良好なクリヤー塗料であ
る。上記クリヤー塗料組成物は、(A)架橋性塗膜形成
性樹脂および架橋剤100固形分質量部に対して、
(B)(b−1)(メタ)アクリロキシアルキル基を含
有するラダーシリコーンオリゴマー、(b−2)架橋性
官能基を含有するエチレン性不飽和モノマー、および必
要に応じて (b−3)他の共重合可能なエチレン性不飽
和モノマーを共重合することにより得られるラダーシリ
コーンコポリマーを0.01〜2質量部含有している。
ラダーシリコーンコポリマーの含有量が0.01質量部
未満では良好な塗膜水はじき性を得られず、2質量部を
超えると良好なノンサンディングリコート性が得られな
い。好ましくは、0.05〜1質量部である。
【0008】上記クリヤー塗料組成物は、上記(A)架
橋性塗膜形成性樹脂および架橋剤でビヒクルを構成する
が、架橋性塗膜形成性樹脂と架橋剤とから構成されてお
り、架橋性塗膜形成性樹脂としては、例えば、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂が挙
げられ、特に、アクリル樹脂およびポリエステル樹脂
が、耐候性の点より好ましく用いられる。これらは、2
種以上を組み合わせて使用することができる。
【0009】また、上記架橋性塗膜形成性樹脂には、ア
ミノ樹脂や(ブロック)ポリイソシアネート化合物、ア
ミン系、ポリアミド系、多価カルボン酸等の架橋剤と混
合して使用に供され、加熱または常温で硬化反応を進行
させることができる。
【0010】上記アクリル樹脂としては、アクリル系モ
ノマーと他のエチレン性不飽和モノマーとの共重合体を
挙げることができる。共重合に使用し得るアクリル系モ
ノマーとしては、アクリル酸またはメタクリル酸のメチ
ル、エチル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−
ブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベ
ンジル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピ
ル等のエステル化物類、アクリル酸またはメタクリル酸
2−ヒドロキシエチルのカプロラクトンの開環付加物
類、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、
アクリルアミド、メタクリルアミドおよびN−メチロー
ルアクリルアミド、多価アルコールの(メタ)アクリル
酸エステルなどがある。これらと共重合可能な上記他の
エチレン性不飽和モノマーとしては、スチレン、α−メ
チルスチレン、イタコン酸、マレイン酸、酢酸ビニルな
どがある。
【0011】上記ポリエステル樹脂としては、飽和ポリ
エステル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂があり、これら
は例えば、多塩基酸と多価アルコールを加熱縮合して得
られる。多塩基酸には、飽和多塩基酸および不飽和多塩
基酸があり、飽和多塩基酸としては、例えば、無水フタ
ル酸、テレフタル酸、コハク酸が挙げられ、不飽和多塩
基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸が挙げられる。また多価アルコールとしては、
二価アルコールおよび三価アルコールが使用でき、二価
アルコールとしては例としては、エチレングリコール、
ジエチレングリコールが挙げられ、三価アルコールの例
としては、グリセリン、トリメチロールプロパンが挙げ
られる。
【0012】上記アルキッド樹脂としては、既述の多塩
基酸と多価アルコールにさらに油脂・油脂脂肪酸(大豆
油、アマニ油、ヤシ油、ステアリン酸等)、天然樹脂
(ロジン、コハク等)等の変性剤を反応させて得られた
アルキッド樹脂を用いることができる。
【0013】上記フッ素樹脂としては、フッ化ビニリデ
ン樹脂、四フッ化エチレン樹脂のいずれかまたはこれら
の混合体、フルオロオレフィンとヒドロキシ基含有の重
合性化合物およびその他の共重合可能なビニル系化合物
からなるモノマーを共重合させて得られる各種フッ素系
共重合体からなる樹脂を使用することができる。
【0014】上記エポキシ樹脂の例としては、ビスフェ
ノールとエピクロルヒドリンの反応によって得られる樹
脂等を挙げることができる。ビスフェノール類の例とし
ては、ビスフェノールA、ビスフェノールFが挙げられ
る。このようなビスフェノール型エポキシ樹脂として
は、例えば、エピコート828、エピコート1001、
エピコート1004、エピコート1007、エピコート
1009(いずれも、シェルケミカル社製)が挙げら
れ、これらを適当な鎖延長剤を用いて鎖延長したものも
用いることができる。
【0015】上記ポリウレタン樹脂としては、アクリ
ル、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート等
の各種ポリオール成分とポリイソシアネート化合物とに
よって得られるウレタン結合を有する樹脂を挙げること
ができる。上記ポリイソシアネート化合物としては、
2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TD
I)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−T
DI)、およびその混合物(TDI)、ジフェニルメタ
ン−4,4’−ジイソシアネート(4,4’−MD
I)、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート
(2,4’−MDI)、およびその混合物(MDI)、
ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ジ
シクロへキシルメタン・ジイソシアネート(水素化HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HDI)、水素化キシリ
レンジイソシアネート(HXDI)等を挙げることがで
きる。
【0016】上記ポリエーテル樹脂は、エーテル結合を
有する重合体または共重合体であり、ポリオキシエチレ
ン系ポリエーテル、ポリオキシプロピレン系ポリエーテ
ル、もしくはポリオキシブチレン系ポリエーテル、また
はビスフェノールAもしくはビスフェノールFなどの芳
香族ポリヒドロキシ化合物から誘導されるポリエーテル
等の1分子当たりに少なくとも2個の水酸基を有するポ
リエーテル樹脂等を挙げることができる。また上記ポリ
エーテル樹脂とコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸
等の多価カルボン酸類、あるいは、これらの酸無水物等
の反応性誘導体とを反応させて得られるカルボキシル基
含有ポリエーテル樹脂も使用することができる。
【0017】また、特公平8−19315号公報に記載
された、カルボシキル基含有ポリマーとグリシジル基含
有ポリマーとを含有するクリヤー塗料組成物は、耐酸性
雨対策およびウェットオンウェット(W/W)法でメタ
リックベース塗膜との溶解性の差を大きくすると、塗装
した際にメタリックベース塗膜における光輝剤の配向を
乱さないという観点から好ましく用いられる。
【0018】上記架橋性塗膜形成性樹脂と架橋剤との好
ましい割合としては、固形分換算で架橋性塗膜形成性樹
脂が90〜50質量部に対して、架橋剤が10〜50質
量部であり、より好ましくは架橋性塗膜形成性樹脂が8
5〜60質量部に対して、架橋剤が15〜40質量部で
ある。架橋剤が10質量部未満では(架橋性塗膜形成性
樹脂が90質量部を超えると)、塗膜中の架橋が十分で
ないことがある。一方、架橋剤が50質量部を超えると
(架橋性塗膜形成性樹脂が50質量部未満では)、塗料
組成物の貯蔵安定性が低下するとともに硬化速度が大き
くなるため、塗膜外観が悪くなることがある。
【0019】上記(B)成分のラダーシリコーンコポリ
マーは、(b−1)(メタ)アクリロキシアルキル基を
含有するラダーシリコーンオリゴマー、(b−2)架橋
性官能基を含有するエチレン性不飽和モノマー、および
必要に応じて(b−3)他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマーを共重合することにより得られる。
【0020】上記(b−1)(メタ)アクリロキシアル
キル基を含有するラダーシリコーンオリゴマーは、側鎖
基に(メタ)アクリロキシアルキル基を含有し、(メ
タ)アクリロキシアルキル基以外の置換基としては炭素
数1〜18のアルキル基、置換アルキル基、フェニル
基、置換フェニル基が用いられる。また側鎖基に少量の
グリシジル基、アミノ基を入れてもさしつかえない。
【0021】上記(b−2)架橋性官能基を含有するエ
チレン性不飽和モノマーとしては、上記架橋性官能基
が、上記(A)成分の架橋性塗膜形成性樹脂が有する官
能基であればよく、好ましくは水酸基、カルボキシル
基、酸無水物基、グリシジル基、アミン基、イソシアネ
ート基のいずれかの官能基を含有するエチレン性不飽和
モノマーの1種または複数である。
【0022】上記水酸基を有するモノマーとして、アク
リル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒド
ロキシプロピル等が挙げられ、カルボキシル基を有する
モノマーとして、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコ
ン酸、フマル酸等が挙げられ、酸無水物基を有するモノ
マーとして、無水マレイン酸、無水イタコン酸等が挙げ
られ、グリシジル基を有するモノマーとして、アクリル
酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等が挙げられ、
アミン基を有するモノマーとして、アクリルアミド、メ
タアクリルアミド、メチロールアクリルアミド、メチロ
ールメタアクリルアミド、アルコキシメチロールアクリ
ルアミド、アルコキシメチロールメタアクリルアミド、
ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルア
ミノエチルメタクリルアミド、トリブチルアミノエチル
メタクリルアミド、オキサゾリジノエチルメタクリレー
ト、3−アミノプロピルメタクリレート、2−イソプロ
ペニル−2−オキサゾリン、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート等が挙げられ、イソシアネート基を有するモ
ノマーとして、例えば、トリレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト等の芳香族ジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、HDI、リジンジイソシアネート等の脂肪
族ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、テト
ラメチルキシレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加
トリレンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート
が挙げられる。好ましくは、水酸基、またはグリシジル
基を有するモノマーである。
【0023】上記 (b−3)他の共重合可能なエチレ
ン性不飽和モノマーは、必要に応じて用いるが、このモ
ノマーとしてはアクリル酸またはメタクリル酸のメチ
ル、エチル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−
ブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベ
ンジル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、
ジビニルベンゼン等の1種または複数である。
【0024】上記(B)成分中の(b−1)成分と上記
(b−2)成分および必要に応じて用いる(b−3)成
分との配合量は、(b−1)成分が1〜30質量%、
(b−2)成分が1〜50質量%、および(b−3) 成
分が0〜90質量%の比率である。(b−1)成分が、
1質量%未満、(b−2)成分が、1質量%未満では、
塗膜の架橋反応が不十分となり塗膜を有機溶剤でワイピ
ングすると塗膜が溶解する恐れがあり、(b−1)成分
が30質量%を超え、(b−2)成分が50質量%を超
えると、形成された塗膜の艶が不足する恐れがある。
【0025】また、本発明のクリヤー塗料組成物には、
必要に応じて、その透明性を損なわない範囲で、着色顔
料、体質顔料を用いることができる。また上記成分の他
に、脂肪族アミドの潤滑分散体であるポリアミドワック
スや酸化ポリエチレンを主体としたコロイド状分散体で
あるポリエチレンワックス、硬化触媒、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、レベリング剤、シリコーンや有機高分子等
の表面調製剤、タレ止め剤、増粘剤、消泡剤、滑剤、架
橋性重合体粒子(ミクロゲル)等を適宜含むことができ
る。これらの添加剤は、通常、ビヒクル100質量部
(固形分基準)に対して15質量部以下の割合で配合す
ることにより、塗料や塗膜の性能を改善することができ
る。
【0026】本発明のクリヤー塗料組成物は、上記構成
成分を、通常、溶剤に溶解または分散して調製される。
溶剤としては、ビヒクルを溶解または分散するものであ
ればよく、有機溶剤および/または水が使用できる。有
機溶剤としては、塗料分野において通常用いられるもの
を挙げることができ、トルエン、キシレン等の炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセ
ロソルブ等のエステル類、アルコール類を例示できる。
なお、環境面の観点から有機溶剤の使用が規制されてい
る場合には、水を用いることが好ましい。この場合、適
量の親水性有機溶剤を含有させてもよい。
【0027】塗膜形成方法および積層塗膜 本発明の塗膜形成方法は、基材に直接または下地塗膜を
介して、メタリックベース塗膜またはソリッドベース塗
膜を形成し、次いで上記メタリックベース塗膜またはソ
リッドベース塗膜を硬化させずに、その上に、上記のク
リヤー塗料組成物によりクリヤー塗膜を形成し、上記メ
タリックベース塗膜またはソリッドベース塗膜とクリヤ
ー塗膜とを同時に焼付乾燥する方法である。
【0028】被塗物が、自動車車体および部品の場合
は、基材にあらかじめ化成処理をした後、電着塗装等に
よる下塗り塗装、中塗り塗装等により形成される下地塗
膜を形成しておくのが好ましい。上記中塗り塗装は、下
地の隠蔽、耐チッピング性の付与および上塗りとの密着
性確保のために行われるものである。上記中塗り塗装
は、常用の中塗り塗料により形成するが、有機溶剤型、
水性または粉体塗料として用いることができる。
【0029】上記メタリックベース塗膜が透明性を有し
ている場合、上記メタリックベース塗膜の中塗り塗膜と
の複合色を発現し、意匠性を高めることができる。この
場合、中塗り塗膜は、グレー色系の中塗り塗料またはカ
ラー中塗り塗料等を用いて、中塗り塗膜を形成するもの
である。
【0030】本発明の積層塗膜は、種々の基材に形成で
きるが、具体的な基材として例えば、鉄、アルミニウ
ム、銅またはこれらの合金等の金属類、ガラス、セメン
ト、コンクリート等の無機材料、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等のプラスチック材料
類、その他木材、繊維材料(紙、布等)等の天然または
合成材料等を挙げることができる。なお、本明細書中で
は、上記基材に化成処理や下塗り、中塗り塗装等により
形成された下地塗膜を形成されたものを、基材と表現す
る場合がある。
【0031】上記基材に、ベース塗料を塗装してベース
塗膜を形成する。このベース塗膜の形成にはベース塗装
用として一般に使用されている光輝性顔料を含有するメ
タリックベース塗料または着色顔料を含有するソリッド
ベース塗料を使用することができる。ベース塗料用ビヒ
クルとしての架橋性塗膜形成性樹脂、必要に応じて使用
できる架橋剤およびこれらの配合量については、上記ク
リヤー塗料用と同様である。上記ベース塗料は、常用の
上塗りベース塗料により形成するが、有機溶剤型、水性
または粉体塗料として用いることができる。
【0032】また、メタリックベース塗料中には、各種
光輝性顔料を含有する。上記光輝性顔料の例としては、
アルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク
顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、干渉マイ
カ顔料、着色マイカ顔料、金属酸化物被覆ガラスフレー
ク、金属めっきガラスフレーク、金属酸化物被覆ガラス
フレーク、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、金属チ
タンフレーク、グラファイト、ステンレスフレーク、板
状酸化鉄、フタロシアニンフレークおよびホログラム顔
料等を挙げることができる。
【0033】また、メタリックベース塗料であっても、
必要に応じて上記ソリッドベース塗料に使用する着色顔
料を、光輝性顔料と併用することができる。着色顔料と
しては、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン系顔料、イ
ンジゴ系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔料、
ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインド
リノン系顔料、金属錯体顔料等の有機顔料類、黄鉛、黄
色酸化鉄、ベンガラ、二酸化チタン、カーボンブラック
等の無機顔料類が挙げられる。上記光輝性顔料および着
色顔料の添加量は、所望の色相を発現するのに合わせて
任意に設定できる。また各種体質顔料等を併用すること
ができる。
【0034】なお、上記光輝性顔料および/または着色
顔料を併用する場合、顔料全体としての総含有量(PW
C)は、50%未満が好ましく、30%未満がより好ま
しい。50%を超えると塗膜外観が低下する。
【0035】上記ベース塗料には、上記成分の他に、上
記クリヤー塗料組成物に用いる各種添加剤を配合するこ
とが可能である。上記ベース塗料は、上記基材が下塗
り、中塗り塗料等により下地塗装をした物である場合に
は、下地塗膜の上にウェットオンウェット(W/W)
法、またはウェットオンドライ(W/D)法により塗装
することができる。W/W法とは下地塗装をした後、風
乾等により乾燥し、未硬化状態または半硬化状態の下地
塗膜に塗装する方法であり、これに対して、W/D法と
は焼き付けて硬化後の下地塗膜に塗装する方法である。
【0036】上記ベース塗膜を基材上に形成する方法は
特に限定されないが、スプレー法、ロールコーター法等
が好ましく、また、複数回塗装することも可能である。
上記ベース塗膜の乾燥膜厚は、1コートにつき5〜50
μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。この
ようにして形成されたベース塗膜上に、本発明のクリヤ
ー塗料組成物を使用してクリヤー塗膜を少なくとも1層
形成する。上記クリヤー塗膜の形成方法は特に限定され
ないが、スプレー法、ロールコーター法等が好ましい。
また、上記クリヤー塗膜の乾燥膜厚は1コートにつき2
0〜50μmが好ましく、25〜40μmがより好まし
い。
【0037】上記クリヤー塗膜の形成は、上記ベース塗
膜を硬化させた後でも、硬化させる前でもよい。硬化さ
せる前の場合には、W/W法により上記ベース塗膜とク
リヤー塗膜を同時に硬化させることとなる。また、上記
クリヤー塗膜を複数回塗装する場合には、最終のクリヤ
ー塗膜を塗装した後で同時に焼き付けてもよく、また各
層毎に焼き付けてもよい。焼き付け温度は、120〜1
60℃が好ましい。以上のような形成方法によって、本
発明の積層塗膜を得ることができる。
【0038】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例を挙げて
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
のみ限定されるものではない。なお、配合量は特に断り
のないかぎり質量部を表す。基材の調製 ダル鋼板(長さ300mm、幅100mmおよび厚さ
0.8mm)を脱脂後、燐酸亜鉛処理剤(「サーフダイ
ンSD2000」、日本ペイント社製)を使用して化成
処理した後、カチオン電着塗料(「パワートップU−5
0」、日本ペイント社製)を乾燥膜厚が25μmとなる
ように電着塗装した。次いで、160℃で30分間焼き
付けた後、ポリエステル樹脂/メラミン樹脂系中塗り塗
料を乾燥膜厚が40μmとなるようにエアースプレー塗
装し、140℃で30分間焼き付けて中塗り塗膜を形成
し基材とした。
【0039】上塗り塗膜 上記基材に対して、各実施例または比較例の上塗りベー
ス塗料を乾燥膜厚が15μmになるようにスプレー塗装
した。塗装は静電塗装機(「Auto REA」、AB
Bインダストリー社製)を用い、霧化圧2.8kg/c
で行った。塗装中のブースの雰囲気は温度25℃、
湿度75%に保持した。塗装後3分間セッティングし、
各実施例または比較例の上塗りトップクリヤー塗料組成
物を乾燥膜厚が35μmになるように塗装し、室温で1
0分間セッティングし、140℃の温度で30分間、二
層の塗膜層を同時に焼き付けた。得られた積層塗膜の塗
膜水はじき性をベース塗膜とクリヤー塗膜の焼き付け直
後の水接触角として、およびイソプロパノールを含んだ
ガーゼでワイプ後の水接触角として、接触角計(「CA
-D」、協和界面科学社製)を用いて測定した。またノ
ンサンディングリコート密着性は、上記で形成したクリ
ヤー塗膜に、サンディングせずに、それぞれで用いたベ
ース塗料とクリヤー塗料組成物を塗装し、塗り重ね塗膜
を焼き付けて形成させ、塗り重ねた塗膜のゴバン目テー
プ試験(1mm目を100個:JISK 5400に準
拠)を行い、残った桝目を測定した。結果を表1に示し
た。
【0040】ラダーシリコーンコポリマー RS1:「サンフルーレLS190」(昭和電工社製)
は(メタ)アクリロキシアルキル基を含有するラダーシ
リコーンオリゴマー10〜15質量%とその他のアクリ
ルモノマーの共重合物で水酸基価(固形分換算)が10
0であり、固形分は50%である。RS2:温度計、撹
拌機、冷却管、窒素導入管および滴下ロートを備えた2
リットルの反応容器に酢酸ブチル400部を仕込み、1
25℃に昇温した。滴下ロートに、スチレン100部、
メタクリル酸グリシジル200部、アクリル酸4−ヒド
ロキシブチル200部、n−ブチルメタアクリレート4
00部、アクリロキシアルキル基を含有するラダーシリ
コーンオリゴマー「サンフルーレLS112」(昭和電
工社製)200部およびt−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート70部からなるモノマー、および開
始剤溶液を3時間で滴下した。滴下終了後30分間、1
25℃で保持した後、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート10部およびキシレン250部からな
る溶液を30分間で滴下した。滴下終了後、さらに2時
間125℃にて反応を継続し、不揮発分59%、数平均
分子量4500のグリシジル基を含むラダーシリコンポ
リマーRS2を得た。RS3:温度計、撹拌機、冷却
管、窒素導入管および滴下ロートを備えた2リットルの
反応容器に酢酸ブチル400部を仕込み、125℃に昇
温した。滴下ロートに、スチレン300部、n−ブチル
メタアクリレート600部、アクリロキシアルキル基を
含有するラダーシリコーンオリゴマー「サンフルーレL
S112」(昭和電工社製)200部およびt−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート250部からな
るモノマー、および開始剤溶液を3時間で滴下した。滴
下終了後30分間、125℃で保持した後、t−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート10部およびキ
シレン250部からなる溶液を30分間で滴下した。滴
下終了後、さらに2時間125℃にて反応を継続し、不
揮発分59%、数平均分子量4300の官能基を含まな
いラダーシリコンポリマーRS3を得た。
【0041】実施例1 水酸基を含むアクリル樹脂とメラミン樹脂系クリヤー塗
料(「スーパーラック−130クリヤーNO」、樹脂お
よび架橋剤固形分50質量%、日本ペイント社製)10
0重量部に、ラダーシリコーンコポリマーRS1を1重
量部加えて、シンナーで稀釈しクリヤー塗料組成物1を
調製した。(固形分換算で、樹脂および架橋剤100部
に対してラダーシリコーンコポリマー1部である。)
【0042】上記基材に、水酸基を含むアクリル樹脂と
メラミン樹脂系メタリックベース塗料(「スーパーラッ
ク M−180BKLO NO」、日本ペイント社製)
により、べース塗膜形成後ウェットオンウェットで、上
記で調製したクリヤー塗料組成物1を塗装し、その後1
40℃で30分間焼き付けた。
【0043】実施例2 水酸基を含むアクリル樹脂とポリイソシアネート化合物
系クリヤー塗料(「naxマイティーラックGII24
0 2コートクリヤー」、日本ペイント社製)と硬化剤
の混合物100部に、ラダーシリコーンコポリマーRS
1を0.8重量部加えてシンナーで稀釈しクリヤー塗料
組成物2を調製した。(固形分換算で、樹脂および架橋
剤100部に対してラダーシリコーンコポリマー1部で
ある。)
【0044】上記基材に、水酸基を含むアクリル樹脂と
ポリイソシアネート化合物系メタリックベース塗料
(「naxスペリオ2K3044スノーメタリック荒
め」、日本ペイント社製)により、べース塗膜形成後ウ
ェットオンウェットで、上記で調製したクリヤー塗料組
成物2を塗装し、その後80℃で60分間焼き付けた
【0045】実施例3 グリシジル基とカルボキシル基が主に硬化反応するクリ
ヤー塗料(「マックフローO−590−1クリヤーN
O」、樹脂および架橋剤固形分48質量%、日本ペイン
ト社製)100重量部に、ラダーシリコーンコポリマー
RS2を0.8重量部加えて、シンナーで稀釈しクリヤ
ー塗料組成物3を調製した。(固形分換算で、樹脂およ
び架橋剤100部に対してラダーシリコーンコポリマー
1部である。)
【0046】上記基材に、水酸基を含むアクリル樹脂と
メラミン樹脂系メタリックベース塗料(「スーパーラッ
ク M−180BKLO NO」、日本ペイント社製)
により、ベース塗膜形成後ウェットオンウェットで、上
記で調製したクリヤー塗料組成物3を塗装し、その後1
40℃で30分間焼き付けた。
【0047】実施例4 水酸基を含むアクリル樹脂とメラミンとが主に硬化反応
するスーパーラック O−130クリヤー NO(日本
ペイント社製)100重量部にラダーシリコーンコポリ
マーRS1を1重量部加えてシンナーで稀釈しクリヤー
塗料組成物を調製した。上記基材に、水酸基を含むアク
リル樹脂とメラミン樹脂系水性メタリックベース塗料
(「NWB−260BKLO」、日本ペイント社製)に
よりべース塗膜形成後、80℃で15分間プレヒート
後、上記実施例1で調製したクリヤー塗料組成物1を塗
装し、その後140℃で30分間焼き付けた。
【0048】比較例1 ラダーシリコンポリマーを用いずに水酸基を含むアクリ
ル樹脂とメラミン樹脂系クリヤー塗料(「スーパーラッ
ク−130クリヤーNO」、日本ペイント社製)をシン
ナーで稀釈しクリヤー塗料組成物5を調製した。それ以
外は、実施例1と同様に行った。比較例2 実施例3のラダーシリコンポリマーRS2の配合量を4
部に変えた以外は、実施例3と同様に行った。(固形分
換算で、樹脂および架橋剤100部に対してラダーシリ
コーンコポリマー5部である。)比較例3 実施例3のラダーシリコンポリマーを、官能基を有さな
いラダーシリコンポリマーRS3に変えた以外は、実施
例3と同様に行った。
【0049】
【表1】
【0050】表1の結果から明らかのように、本実施例
1〜4は、本発明のクリヤー塗料組成物を用いた塗膜形
成方法で得た積層塗膜であり、塗膜水はじき性およびノ
ンサンディングリコート性が良好な積層塗膜であった。
一方、比較例1および3は、塗膜水はじき性が、比較例
2では、ノンサンディングリコート性が十分ではなかっ
た。
【0051】
【発明の効果】本発明においては、架橋性塗膜形成性樹
脂および架橋剤100固形分質量部に対して、特定のラ
ダーシリコーンコポリマーを0.01〜2質量部含有す
るクリヤー塗料により、塗膜における汚染防止につなが
るイメージがあり、車の所有者に高級感を与える因子で
ある良好な塗膜水はじき性、また自動車塗装時にゴミ物
等が付着した塗膜を補修してリコートする場合のノンサ
ンディングリコート性が良好なクリヤー塗料組成物、塗
膜形成方法および積層塗膜を提供することができるよう
になった。なお、本発明により得られる塗膜は上記良好
な塗膜水はじき性およびノンサンディングリコート性を
有するため自動車、二輪車等の乗物外板、容器外面、コ
イルコーティング、家電業界等の分野において好ましく
使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 157/06 C09D 157/06 183/04 183/04 (72)発明者 山中 雅彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 水野 哲志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 守分 隆 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社内 (72)発明者 田辺 久記 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 長尾 五郎 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE03 CA02 CA13 CA32 CA34 CA38 CA44 CB13 DA06 DB02 DC12 EA02 EA43 EB22 EB42 EB45 EC10 EC23 4J038 CD091 CG141 CG171 CH031 CH041 CH121 CH171 CL002 DB001 DD001 DD121 DG001 DL122 GA02 GA03 GA06 GA07 GA09 GA11 NA05 NA07 PA07 PB07 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)架橋性塗膜形成性樹脂および架橋剤
    100固形分質量部に対して、(B)(b−1)(メ
    タ)アクリロキシアルキル基を含有するラダーシリコー
    ンオリゴマー、(b−2)架橋性官能基を含有するエチ
    レン性不飽和モノマー、および必要に応じて(b−3)
    他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを共重合す
    ることにより得られるラダーシリコーンコポリマーを
    0.01〜2質量部含有するクリヤー塗料組成物。
  2. 【請求項2】前記(B)が、(b−1)成分が1〜30
    質量%、(b−2)成分が1〜50質量%、および(b
    −3)成分が0〜90質量%の比率により得られるラダ
    ーシリコーンコポリマーである請求項1記載のクリヤー
    塗料組成物。
  3. 【請求項3】前記(b−2)成分中の架橋性官能基が、
    水酸基、カルボキシル基、酸無水物基、グリシジル基、
    アミン基、または、イソシアネート基のいずれかの官能
    基である請求項1または2記載のクリヤー塗料組成物。
  4. 【請求項4】前記(B)成分の含有量が、前記(A)成
    分100固形分質量部に対して0.05〜1質量部であ
    る請求項1から3いずれか1項に記載のクリヤー塗料組
    成物。
  5. 【請求項5】基材に直接または下地塗膜を介して、メタ
    リックベース塗膜またはソリッドベース塗膜を形成し、
    次いで前記メタリックベース塗膜またはソリッドベース
    塗膜を硬化させずに、その上に請求項1から4いずれか
    1項記載のクリヤー塗料組成物によりクリヤー塗膜を形
    成し、前記メタリックベース塗膜またはソリッドベース
    塗膜とクリヤー塗膜とを同時に焼付乾燥する塗膜形成方
    法。
  6. 【請求項6】基材に直接または下地塗膜を介して、メタ
    リックベース塗膜またはソリッドベース塗膜が形成さ
    れ、その上に請求項1から4いずれか1項記載のクリヤ
    ー塗料組成物によりクリヤー塗膜が形成された積層塗
    膜。
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