JP2002047376A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JP2002047376A JP2001150447A JP2001150447A JP2002047376A JP 2002047376 A JP2002047376 A JP 2002047376A JP 2001150447 A JP2001150447 A JP 2001150447A JP 2001150447 A JP2001150447 A JP 2001150447A JP 2002047376 A JP2002047376 A JP 2002047376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬度及び弾性(特に低伸長化での弾性)など
の特性に優れたポリブタジエンゴムを提供する。 【解決手段】 (A)特定の天然ゴム及び/又はジエン
系合成ゴム成分10〜80重量%、(B)特定の補強ポ
リブタジエンゴム成分5〜60重量%、並びに(C)特
定の繊維強化ゴム成分5〜70重量%からなるゴム組成
物であって、(B)成分が還元比粘度が0.5〜4であ
るシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成
分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高
シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−
ヘキサン可溶分70〜99重量%からなる補強ポリブタ
ジエンゴムであり、(C)成分が加硫可能なエラストマ
−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する
熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可
塑性ポリマーがマトリックスと結合している繊維強化ゴ
ムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なゴムであって、
産業用自動車タイヤなどの部材に好適な高硬度、高弾性
率ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来技術】近年、自動車業界においては、省資源、省
エネルギーの観点から、ゴムの硬度、弾性、耐摩耗性、
機械的性質、及び動的特性(発熱特性やtanδ)を改
良することが検討されてきた。このようなゴムとして、
高シス−1,4−ポリブタジエン(以下「高シスポリブ
タジエン」)のマトリックス中にシンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエン(SPBD)を分散させた改良
ポリブタジエンゴムが提案された(特公昭49−176
66号)。このポリブタジエンゴムは、SPBDが高シ
スポリブタジエンのマトリックス中に繊維状に分散した
構造を有しているため、従来のゴム、例えば高シスポリ
ブタジエン単味のゴム等と比較して硬度及び弾性が高く
耐屈曲亀裂成長性に優れているという特徴を有してい
る。
【0003】このため、この改良ポリブタジエンを用い
たタイヤ部材も各種提案されている。このようなものと
して、例えばトレッドに使用した例(特公昭63−13
55号)やサイドウォールに使用した例(特公昭55−
17059号)等がある。
【0004】特許2763480号公報には、シンジオ
結晶を含有するジエン系ゴム成分と充填剤、イオウを配
合してなる高硬質ゴム組成物をベース部に用いた産業用
トラクッシュタイヤが開示されている。特開平6−19
2479号公報には、熱可塑性ポリアミド短繊維とジエ
ン系ゴムとを化学結合してなるマスターバッチゴム、ジ
エン系ゴム、カーボンブラック、ノボラック型変性フェ
ノール系樹脂を含有するゴム組成物が開示されている。
【0005】しかし、フォークリフト用タイヤ、ソリッ
ドタイヤ、あるいは、ビードフィラ−やチェーファーな
どビードゴムなどには、走行安定性、形状維持、低ロス
化の観点から、低伸長時での弾性率、硬度などがさらに
高いゴム組成物が望まれていた。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、従来の改良
ポリブタジエンゴムの長所をそのまま保持しつつ、硬度
及び弾性(特に低伸長化での弾性)などの特性に優れた
ポリブタジエンゴムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題解決のための手段】本発明は、(A)天然ゴム及
び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量%、
(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜60重量%、並
びに(C)繊維強化ゴム成分5〜70重量%からなるゴ
ム組成物であって、該(B)成分及び(C)成分が下記
の特徴を有するゴム組成物に関する。 (B)成分:還元比粘度(135℃における濃度0.2
g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4である
シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分
とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シ
ス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘ
キサン可溶分70〜99重量%からなる補強ポリブタジ
エンゴム。 (C)成分:(c−1)加硫可能なエラストマ−からな
るマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性
ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリ
マーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム。
【0008】本発明は、該(C)成分が、(c−1)加
硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖
にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分
散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合
している繊維強化ゴム並びに(c−2)天然ゴム及び/
又はジエン系合成ゴムからなることを特徴とする上記の
ゴム組成物に関する。
【0009】本発明は、該(C)成分が、(c−1)加
硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖
にアミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分
散しており、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合
している繊維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又は
ジエン系合成ゴム、並びに(c−3)カーボンブラック
からなることを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0010】本発明は、該(c−1)マトリックスが、
加硫可能なエラストマ−及びポリオレフィンからなるこ
とを特徴とする上記のゴム組成物に関する。
【0011】本発明は、該(c−1)マトリックスが、
ポリオレフィンの連続相に加硫可能なエラストマ−が分
散している構造からなることを特徴とする上記のゴム組
成物に関する。
【0012】本発明は、(A)天然ゴム及び/又はジエ
ン系合成ゴム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブ
タジエンゴム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強
化ゴム成分5〜70重量%からなるゴム組成物であっ
て、加硫物のM10が30kg/cm2以上、硬度が8
5以上、圧縮永久歪(CS)が70%以下であることを
特徴とするゴム組成物に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のゴム組成物の(A)成分
としては、天然ゴム、ジエン系合成ゴムが挙げられる。
具体的には、天然ゴム、高シスポリブタジエンゴム、低
シスポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、
イソプレンゴム、アクリロニトリルーブタジエンゴムな
どのジエン系ゴム等があげられる。これらの中でも、天
然ゴムが好ましい。又、これらのゴムをエポキシ変性、
シラン変性、マレイン変性などをしたものも用いられ
る。
【0014】本発明のゴム組成物の(B)成分は、還元
比粘度(135℃における濃度0.2g/dl・o−ジ
クロロベンゼン)が0.5〜4であるシンジオタクチッ
ク−1,2−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘ
キサン不溶分1〜30重量%と、高シス−1,4−ポリ
ブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン可溶分70
〜99重量%からなるポリブタジエンゴムである。成分
沸騰n−ヘキサン不溶分の割合は、1〜30重量%、好
ましくは3〜15重量%である。沸騰n−ヘキサン不溶
分の割合が上記範囲より少ないと、本ゴム組成物の硬
度、弾性率、及び破壊強度が低下するという問題が生じ
る。一方、上記範囲より多い場合は配合物MLが高くな
りすぎ、加工性に難が生じる。ここで「配合物」とは、
(A)、(B)、及び(C)成分を配合したゴム組成物
にカーボンブラックやプロセスオイル、加硫剤等を配合
したものをいう。
【0015】沸騰n−ヘキサン不溶分は、o−ジクロロ
ベンゼン中130℃で測定した粘度の値から計算した還
元粘度の値が、0.5〜4の範囲にあることが必要であ
る。還元粘度が0.5よりも小さいと、沸騰n−ヘキサ
ン不溶分が沸騰n−ヘキサン可溶分中に繊維状に分散し
ないので、得られる本ゴム組成物の硬度や弾性、耐屈曲
性が低下するという問題が起こる。一方、還元粘度が4
を超えると、沸騰n−ヘキサン不溶分は沸騰n−ヘキサ
ン可溶分中で凝集塊を形成するようになり、分散不良を
起こし易くなるので、本ゴム組成物の破壊強度、加工
性、耐久性などが低下するという問題が生じる。
【0016】本発明の沸騰n−ヘキサン不溶分はシンジ
オタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする
ものである。シンジオタクチック−1,2−ポリブタジ
エンの融点は、130〜200℃、好ましくは150〜
200℃、特に好ましくは190〜1200℃である。
【0017】沸騰n−ヘキサン可溶分の割合は、99〜
70重量%、好ましくは97〜85重量%である。沸騰
n−ヘキサン可溶分は、ムーニー粘度(ML1+4 、10
0℃、以下「ML」と略す)が10〜130であること
が好ましく、特に15〜80であることが好ましい。M
Lが上記範囲の未満の場合は、得られるポリブタジエン
ゴムの耐久性が悪化するという問題が生じる。一方、M
Lが上記の範囲を超える場合は、配合物のムーニー粘度
が高くなり過ぎ、加工が困難になるという問題が起こ
る。又、配合ゴムの流動性も悪化する。
【0018】沸騰n−ヘキサン可溶分の主成分である高
シス−1,4−ポリブタジエンのシス構造は、90%以
上が好ましく、特に95%以上が好ましい。シス構造が
上記以下であると耐摩耗性の低下などの問題がある。
【0019】以下、本発明の(B)成分のポリブタジエ
ンゴムは、例えば、以下の二段重合法で製造できる。
【0020】二段重合法とは、1,3−ブタジエンを最
初にシス−1,4−重合して高シス−1,4−ポリブタ
ジエンとし、次いで重合系にシンジオタクチック−1,
2重合触媒を投入して残余の1,3−ブタジエンを1,
2重合させるというものである。1,4−重合触媒、及
びシンジオタクチック−1,2−重合触媒には、公知の
ものを使用することができる。
【0021】1,4−重合触媒としては、ジアルキルア
ルミニウムクロライド−コバルト系触媒やトリアルキル
アルミニウム−三弗化硼素−ニッケル系触媒、ジエチル
アルミニウムクロライド−ニッケル系触媒、トリエチル
アルミニウム−四沃化チタニウム系触媒、等のチーグラ
ー・ナッタ型触媒、及びトリエチルアルミニウム−有機
酸ネオジウム−ルイス酸系触媒等のランタン系列希土類
元素系触媒等を挙げることができる。
【0022】シンジオタクチック−1,2−重合触媒と
しては、公知のものを使用することができる。例えば、
可溶性コバルト−有機アルミニウム化合物−二硫化炭素
系触媒(特公昭47−19892号)や、この触媒系に
更にアクリロニトリルなどの電子供与体を加えるもの
(特公昭47−19893号)を挙げることができる。
【0023】このほかブレンド法によっても製造でき
る。ブレンド法とは、予め高シス1,4−ポリブタジエ
ンとシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを別々
に重合しておき、各々の重合溶液をブレンドするという
ものである。このほか、高シス1,4−ポリブタジエン
の重合溶液に固体状のシンジオタクチック1,2−ポリ
ブタジエンをブレンドする等の方法も可能である。
【0024】本発明のゴム組成物の(C)成分は、(c
−1)加硫可能なエラストマ−からなるマトリックス中
に、熱可塑性ポリアミドが微細繊維状に分散しており、
該熱可塑性ポリアミドがマトリックスと結合している繊
維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系合
成ゴム及び(c−3)カーボンブラックを配合してなる
繊維強化ゴム組成物である。(c−1)成分のマトリッ
クスを形成する加硫可能なエラストマーとしては、天然
ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン、スチレン−ブ
タジエンゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化
ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム等を挙
げることができる。これらの中でも天然ゴムが好まし
い。又、これらのゴムをエポキシ変性したものや、シラ
ン変性、或いはマレイン化したものも用いられる。
【0025】上記のマトリックスには、ポリオレフィン
を含有してもよい。ポリオレフィンは、80〜250℃
の融点を有することがこのましく、又、50℃以上のビ
カット軟化点、特に50〜200℃のビカット軟化点を
もつものも好ましい。
【0026】このようなポリオレフィンとしては、炭素
数2〜8のオレフィンの単独重合体や共重合体、及び、
炭素数2〜8のオレフィンと、スチレン、クロロスチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物との共
重合体、炭素数2〜8のオレフィンと、酢酸ビニル、ア
クリル酸或いはそのエステル、メタアクリル酸或いはそ
のエステルとの共重合体、炭素数2〜8のオレフィン
と、ビニルシラン化合物などとの共重合体が挙げられ
る。
【0027】具体的には、例えば、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・
プロピレンのブロックまたはランダム共重合体、線状低
密度ポリエチレン、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリ
ブテン−1、ポリヘキセン−1などのポリオレフィン、
エチレンと酢酸ビニル共重合体、アクリル酸、アクリル
酸メチルなどとの共重合体、エチレンとビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシランなどとの共重合
体、エチレンあるいはプロピレンとスチレン共重合体等
がある。又、塩素化ポリエチレンなどのハロゲン化ポリ
オレフィンも好ましく用いられる。これらのポリオレフ
ィンは1種のみ用いてもよく、2種以上を組合せてもよ
い。
【0028】上記のマトリックス中に微細繊維状に分散
しマトリックスと結合している該熱可塑性ポリアミドと
しては、主鎖中にアミド基を有する熱可塑性ポリマーで
ある。シランカップリング剤で変性されたものが好まし
い。
【0029】主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマー
としては、熱可塑性ポリアミド及び尿素樹脂が挙げられ
る。融点が135℃〜350℃のものが好ましく、15
0℃〜300℃が特に好ましい。
【0030】熱可塑性ポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合
体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシ
リレンジアミンとアジピン酸、ピメリン酸、スペリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸などとの重縮合体、テト
ラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタ
メチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミンなどとテレフタル酸の重縮
合体、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレ
ンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレン
ジアミン、ドデカメチレンジアミンなどとイソフタル酸
の重縮合体等が挙げられる。
【0031】これらの熱可塑性ポリアミドの内、最も好
ましいものとしては融点160〜265℃の熱可塑性ポ
リアミドが挙げられ、具体的にはナイロン6、ナイロン
66、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナイロン6
10、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン11、
及びナイロン12等が挙げられる。
【0032】(c−1)のマトリックスが加硫可能なエ
ラストマ−とポリオレフィンから形成する場合は、加硫
可能なエラストマ−中にポリオレフィンが島状に分散し
た構造を採っていてもよく、又、その逆にポリオレフィ
ン中に加硫可能なエラストマ−が島状に分散した構造を
採っていてもよい。各成分はその界面で互いに結合して
いることが好ましい。
【0033】主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマー
は、その殆どが微細な繊維として上記マトリックス中に
分散している。具体的には、その70重量%、好ましく
は80重量%、特に好ましくは90重量%以上が微細な
繊維として分散している。該繊維は、平均繊維径が1μ
m以下であることが好ましい。
【0034】上記の(c−1)繊維強化ゴムは、例え
ば、特開平8−3368号公報に記載の工程により製造
できる。即ち、工程1:マトリックスを調製する工程、
工程2:主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーを結
合剤と反応させる工程、工程3:上記マトリックスと、
結合剤と反応させた熱可塑性ポリマーとを溶融、混練す
る工程、工程4:得られた混練物を、熱可塑性ポリマー
の融点以上の温度で押出し、次いで熱可塑性ポリマーの
融点より低い温度で延伸及び/又は圧延する工程により
製造できる。溶融、混練は、樹脂やゴムの混練に通常用
いられている装置で行うことができる。例えば、バンバ
リー型ミキサー、ニーダー、ニーダーエキストルーダ
ー、オープンロール、一軸混練機、二軸混練機等が挙げ
られる。
【0035】結合剤としては、シランカップリング剤、
チタネートカップリング剤、ノボラック型アルキルフェ
ノールホルムアルデヒド初期縮合物、レゾール型アルキ
ルフェノールホルムアルデヒド初期縮合物、ノボラック
型フェノールホルムアルデヒド初期縮合物、レゾール型
フェノールホルムアルデヒド初期縮合物、不飽和カルボ
ン酸及びその誘導体、有機過酸化物等、高分子のカップ
リング剤として通常用いられているものを用いることが
できる。これら中で、(シランカップリング剤が好まし
い。シランカップリング剤としては、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス
(β−メトキシエトキシ)シラン等のビニルアルコキシ
シラン、ビニルトリアセチルシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−〔N−(β−メタ
クリロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム
(クロライド)〕プロピルメトキシシラン、並びにスチ
リルジアミノシラン等、ビニル基、アルキロキシ基等他
から水素原子を奪って脱離し易い基及び/又は極性基を
有するシランカップリング剤が好ましく用いられる。結
合剤としてシランカップリング剤を用いる際は、有機過
酸化物を併用することができる。
【0036】熱可塑性ポリマー成分は、予め結合剤と溶
融混練して反応させてから上記マトリックスと溶融混練
してもよいし、結合剤の存在下で上記マトリックスと溶
融混練してもよい。
【0037】熱可塑性ポリマー成分に対する結合剤の場
合は、熱可塑性ポリマー成分と結合剤の合計量を100
重量%としたとき、0.1〜5.5重量%の範囲が好ま
しい。
【0038】この工程において、マトリックスと熱可塑
性ポリマー成分とを溶融、混練する温度は、熱可塑性ポ
リマー成分の融点以上が好ましい。融点よりも低い温度
で溶融、混練を行っても、混練物は、マトリックス中に
熱可塑性ポリマー成分の微細な粒子が分散した構造には
ならない。又、混練温度は、ポリオレフィンの融点又は
ビカット軟化点以上の温度であることが好ましい。
【0039】上記工程で得られた混練物を、紡糸口金或
いはインフレーションダイ又はTダイから押出し、次い
でこれを延伸又は圧延する。この工程においては、紡糸
又は押出によって、混練物中の熱可塑性ポリマー成分の
微粒子が繊維に変形する。この繊維は、それに引続く延
伸又は圧延によって延伸処理され、より強固な繊維とな
る。従って、紡糸及び押出は、熱可塑性ポリマー成分の
融点以上の温度で実施し、延伸及び圧延は熱可塑性ポリ
マー成分の融点よりも低い温度で実施することが好まし
い。
【0040】紡糸又は押出、及びこれに引続く延伸或い
は圧延は、例えば、混練物を紡糸口金から押出して紐状
乃至糸状に紡糸し、ドラフトを掛けつつボビン等に巻取
る等の方法で実施できる。ここでドラフトを掛けると
は、紡糸速度よりも巻取速度を高くとることをいう。巻
取速度/紡糸速度の比(ドラフト比)は1.5〜100
の範囲とすることが好ましい。
【0041】この工程は、この他、紡糸した混練物を圧
延ロール等で連続的に圧延することによっても実施でき
る。更に、混練物をインフレーション用ダイやTダイか
ら押出し、ドラフトを掛けつつロール等に巻取ることに
よっても実施できる。又、ドラフトを掛けつつロールに
巻取る代わりに圧延ロール等で圧延してもよい。
【0042】延伸或いは圧延後の上記(c−1)繊維強
化ゴムは、ペレットとすることが好ましい。ペレットと
することによって、下記の(c−2)天然ゴム、ジエン
系ゴム、及び(c−3)カーボンブラック等と、均一に
混練しやすくなる。
【0043】本発明の(C)成分の繊維強化ゴム組成物
には、上記の(c−1)繊維強化ゴムと共に、(c−
2)天然ゴム及び/又はジエン系ゴム、並びに(c−
3)カーボンブラックを配合してなるものが好ましい。
【0044】前記の(c−2)ジエン系ゴムとしては、
高シス−1,4−ポリブタジエン、低シス−1,4−ポ
リブタジエン、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン
共重合体ゴム、イソプレン−イソブチレン共重合体等が
挙げられる。(c−3)カーボンブラックとしては、粒
子径90mμ以下、ジブチルフタレート(DBP)吸油
量70ml/100g以上のものが好適に使用される。
例えばHAF、FF、FEF、GPF、SAF、ISA
F、SRF等の各種カーボンブラックが使用される。
【0045】前記熱可塑性ポリマーの量が前記下限より
少ないと、MLが小さく加硫物の弾性率及び屈曲回数の
大きいゴム組成物が得られず、熱可塑性ポリマーの量が
前記上限より多いと、組成物のMLが大きくなり、加工
が難しくなる。天然ゴム又はポリイソプレンの配合割合
が前記範囲外であると加硫物の屈曲回数が小さくなる傾
向にある。カーボンブラックの量が前記下限より少ない
と加硫物のピコ摩耗指数が小さくなり、カーボンブラッ
クの量が前記上限より多いと組成物のMLが大きくな
る。
【0046】本発明の上記の(C)繊維強化ゴム組成物
は、前記各成分をバンバリーミキサー、ニーダー、オー
プンロール、二軸混練機等の混練機を用い、混合するこ
とで得られる。混練温度は、当該繊維強化熱可塑性組成
物中の微細な短繊維を構成する熱可塑性ポリマーの融点
よりは低いことが好ましい。熱可塑性ポリマーの融点よ
り高い温度で混練すると、繊維強化熱可塑性組成物中の
微細な短繊維が溶けて球状の粒子等に変形する場合があ
る。
【0047】(C)繊維強化ゴム組成物はペレット状の
ものが好ましい。ペレット状の繊維強化ゴム組成物は
(A)成分及び(B)の成分と均一に混練でき、微細な
繊維が均一に分散した組成物が得られやすい。
【0048】本発明の各成分の配合割合は、(A)天然
ゴム及び/又はジエン系合成ゴム成分10〜80重量
%、好ましくは、10〜60重量%、特に好ましくは1
0〜30重量%(B)補強ポリブタジエンゴム成分5〜
60重量%、好ましくは、5〜50重量%、特に好まし
くは10〜50重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分
5〜70重量%、好ましくは20〜70重量%である。
【0049】本発明のゴム組成物は、以下の工程で製造
することが好ましい。すなわち、加硫可能なエラストマ
−、ポリオレフィン及び主鎖にアミド基を有する熱可塑
性ポリマーを混練し、ポリオレフィンの連続相に加硫可
能なエラストマ−が分散しているマトリックスに主鎖に
アミド基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散
しているペレットを調整する第1工程、さらに、加硫可
能なエラストマ−を添加して混練し、加硫可能なエラス
トマ−の連続相にポリオレフィンが分散しているマトリ
ックスの相構造が転移したマスターバッチを調整する第
2工程、さらに、補強ポリブタジエンゴム成分を添加し
て混練する第3工程ことからなる工程で製造することが
好ましい。。
【0050】本発明のゴム用組成物には加硫剤等の添加
剤が配合される。加硫剤としては公知の加硫剤、例えば
イオウ、有機過酸化剤、含イオウ化合物等を使用するこ
とができる。加硫剤をゴム組成物に配合する方法につい
ては特に制限はなく、それ自体公知の配合方法を採用す
ることができる。加硫剤とともに、ホワイトカーボン、
活性化炭酸カルシウム、超微粉けい酸マグネシウム、ハ
イスチレン樹脂、クマロンインデン樹脂、フェノール樹
脂、リグニン、変性メラミン樹脂、石油樹脂等の補強
剤、各種グレードの炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネ
シウム、クレー、亜鉛華、けいそう土、再生ゴム、粉末
ゴム、エボナイト粉末等の充填剤、アルデヒド、アンモ
ニア類、アルデヒド・アミン類、グアニジン類、チオウ
レア類、チアゾール類、チウラム類、ジチオカーバメー
ト類、キサンテート類等の加硫促進剤、金属酸化物、脂
肪酸等の加硫促進助剤、アミン・アルデヒド類、アミン
・ケトン類、アミン類、フェノール類、イミダゾール
類、含イオウ系或いは含リン系老化防止剤、ナフテン
系、アロマティック系、パラフィン系のプロセス油等
を、この発明の効果を損なわない範囲で配合して組成物
を調製することができる。特に、この発明の組成物に
は、ゴム100重量部に対して1〜30重量部のプロセ
ス油を配合するのが好ましい。
【0051】本発明のゴム組成物の加硫温度は100〜
190℃程度が好ましい。但し加硫温度は、ゴム組成物
中の微細な繊維を構成する熱可塑性ポリマーの融点より
も低い温度である必要がある。この熱可塑性樹脂の融点
以上の温度で加硫を行うと、繊維強化熱可塑性ゴム組成
物の調製時に形成された繊維が溶けてしまい、加工性に
優れ、加硫物の引張弾性率の大きいゴム組成物が得られ
ない場合がある。
【0052】この発明の組成物は、加硫物のM10が3
0kg/cm2以上、好ましくは100〜30kg/c
2、あるいは、3Mpa以上、好ましくは10〜3M
pa、硬度が85以上、好ましくは150〜85、圧縮
永久歪(CS)が70%以下など、低伸長時での弾性率
が大きく、タイヤなどが優れている特性を有している。
【0053】産業用タイヤ、乗用車、バス、トラック、
飛行機等のタイヤ部材、特にビードフィラーやチェーフ
ァーゴム、電線保護カバー、側溝ゴムジョイント、ゴム
シート、防振ゴム、コンベアーベルトなどに用いること
ができる。
【0054】
【実施例】以下の実施例および比較例において、ポリブ
タジエンゴム及びその組成物について以下の各項目の測
定は、次のようにして行った。
【0055】n−ヘキサン不溶分の還元粘度:ポリブタ
ジエンゴム25gを沸騰n−ヘキサン1000ml中で還
流し、沸騰n−ヘキサン不溶分と可溶分とに分離した。
得られた沸騰n−ヘキサン不溶分0.2gをo−ジクロ
ロベンゼン100ccに溶解し、135℃の温度でウベ
ローデ粘度計にて測定した。
【0056】n−ヘキサン不溶分の融点は、示差走査熱
量計(DSC)の吸熱曲線のピークポイントにより決定
した。
【0057】n−ヘキサン可溶分のミクロ構造は、上記
の方法で得られた沸騰n−ヘキサン可溶分について、赤
外線吸収スペクトル法(モレロ法)によってシス−1,
4構造の割合を定量した。
【0058】n−ヘキサン可溶分及び配合物のムーニー
粘度は、JIS−K−6300に規定されている測定方
法に従って測定した。
【0059】加硫物の引張試験は、JIS−K−625
1に規定されている測定法に従って、ダンベル3号で5
00mm/min又は100mm/minで測定した。
加硫物の硬度は、JIS−K−6253に規定されてい
る測定法に従ってデュロメーター式で測定した。加硫物
の圧縮永久歪は、JIS−K−6262に規定されてい
る測定法に従って、ギャーオープン式 125℃×24
Hr 25%圧縮で測定した。比重は、水中置換法で測
定した。
【0060】
【実施例】(参考例1) (B成分)補強ポリブタジエンゴム成分の調製 内部を窒素ガスで置換した容量2リットルのオートクレ
ーブに、1,3−ブタジエン192gを脱水ベンゼン6
08gに溶解した溶液を仕込み、更に水1.3mmol
を加えて30分間攪拌した。次いで、この溶液を50℃
に昇温し、ジエチルアルミニウムクロライド3.1mm
ol、コバルトオクトエート0.01mmol、及び
1,5−シクロオクタジエン11.0mmolを加えて
攪拌を行い、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合し
た。30分経過後、重合溶液に、シンジオタクチック
1,2重合触媒としてトリエチルアルミニウム3.6m
mol、二硫化炭素0.2mmol、及びコバルトオク
トエート0.12mmolを加えて、温度を50℃に調
節して30分間攪拌を行い、残余の1,3−ブタジエン
をシンジオタクチック1,2重合した。重合終了後、重
合溶液に、2,4−tert−ブチル−p−クレゾール
0.5gをメタノール−ベンゼン混合溶媒(50:5
0)に溶かした溶液を加えて、重合反応を停止した。重
合反応を停止した後、重合溶液を常法に従って処理し、
ポリブタジエンゴムを回収した。得られたポリブタジエ
ンゴムは、ムーニー粘度が49(ML1+4、100
℃)、沸騰n−ヘキサン不溶分の含有率が12.4重量
%、沸騰n−ヘキサン可溶分の含有率は87.6重量%
であった。沸騰n−ヘキサン不溶分は還元比粘度が2.
2、融点は200℃であった。沸騰n−ヘキサン可溶分
はムーニー粘度が33(ML1+4、100℃)、シス
−1,4構造の割合は96.9%であった。
【0061】(C成分)繊維強化ゴム成分の調製 ポリエチレン(宇部興産株式会社製、F522)、天然
ゴム(NR、SMR−L)、ナイロン6(宇部興産株式
会社製、宇部ナイロン1030B、融点215〜220
℃、分子量30,000)を用いた。ポリエチレンは、
100重量部に対し、0.5重量部のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、及び0.1重量部の
4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリン酸n−ブチ
ルエーテルと溶融混練して変性した。ナイロン6は、1
00重量部に対し、1.0重量部のN−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランと溶融混練
して変性した。
【0062】先ず、上記のようにして変性したポリエチ
レン100重量部を、天然ゴム100重量部とバンバリ
ー型ミキサーで混練しマトリックスを調製した。これを
170℃でダンプ後ペレット化した。次いで、このマト
リックスとナイロン6の100重量部を、240℃に加
温した二軸混練機で混練し、混練物をペレット化した。
得られた混練物を245℃にセットした一軸押出機で紐
状に押出し、ドラフト比10で引取りつつペレタイザー
でペレット化した。得られたペレットをo−ジクロルベ
ンゼンとキシレンの混合溶媒中で還流して、ポリオレフ
ィン及びNRを除去し、残った繊維の形状や直径を電子
顕微鏡で観察したところ、平均繊維径0.2μの繊維で
有ることが確認できた。得られたペレット50重量部、
油展S−SBR(日本ゼオン製)150重量部、ISA
F カーボン 50重量部の割合で配合して(C)成分
を調製した。
【0063】(実施例1〜2)上記の各成分、加硫剤な
どを表1に示した割合でバンバリーミキサーにより配合
し、加硫条件として155℃7分で加硫した。結果を表
2にまとめた。
【0064】比較例1 (B)成分を加えなかった以外は、表1の配合割合で実
施例1と同様にして行った。結果を表2に示した。
【0065】比較例2 (C)成分を加えなかった以外は、表1の配合割合で実
施例1と同様にして行った。結果を表2に示した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【発明の効果】本発明により、高硬度、高弾性率、低ロ
ス性、低圧縮歪に優れているゴム組成物を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC011 AC013 AC021 AC033 AC052 AC063 AC073 AC083 BB034 BB044 BB064 BB074 BB084 BB124 BB174 BB183 BB244 BP024 CL015 CL035 CN01 FA045 FD095

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)天然ゴム及び/又はジエン系合成
    ゴム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブタジエン
    ゴム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成
    分5〜70重量%からなるゴム組成物であって、該
    (B)成分及び(C)成分が下記の特徴を有するゴム組
    成物。 (B)成分:還元比粘度(135℃における濃度0.2
    g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4である
    シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分
    とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シ
    ス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘ
    キサン可溶分70〜99重量%からなる補強ポリブタジ
    エンゴム。 (C)成分:(c−1)加硫可能なエラストマ−からな
    るマトリックス中に、主鎖にアミド基を有する熱可塑性
    ポリマーが微細繊維状に分散しており、該熱可塑性ポリ
    マーがマトリックスと結合している繊維強化ゴム。
  2. 【請求項2】 該(C)成分が、(c−1)加硫可能な
    エラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド
    基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散してお
    り、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している
    繊維強化ゴム並びに(c−2)天然ゴム及び/又はジエ
    ン系合成ゴムからなることを特徴とする請求項1に記載
    のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 該(C)成分が、(c−1)加硫可能な
    エラストマ−からなるマトリックス中に、主鎖にアミド
    基を有する熱可塑性ポリマーが微細繊維状に分散してお
    り、該熱可塑性ポリマーがマトリックスと結合している
    繊維強化ゴム、(c−2)天然ゴム及び/又はジエン系
    合成ゴム、並びに(c−3)カーボンブラックからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】該(c−1)マトリックスが、加硫可能な
    エラストマ−及びポリオレフィンからなることを特徴と
    する請求項1〜3に記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】該(c−1)マトリックスが、ポリオレフ
    ィンの連続相に加硫可能なエラストマ−が分散している
    構造からなることを特徴とする請求項4に記載のゴム組
    成物。
  6. 【請求項6】(A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴ
    ム成分10〜80重量%、(B)補強ポリブタジエンゴ
    ム成分5〜60重量%、並びに(C)繊維強化ゴム成分
    5〜70重量%からなるゴム組成物であって、加硫物の
    M10が30kg/cm2以上、硬度が85以上、圧縮
    永久歪(CS)が70%以下であることを特徴とするゴ
    ム組成物。
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