JP2002046817A - コンテナターミナルにおけるコンテナ搬出予約方法および予約装置 - Google Patents

コンテナターミナルにおけるコンテナ搬出予約方法および予約装置

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JP2002046817A
JP2002046817A JP2000228577A JP2000228577A JP2002046817A JP 2002046817 A JP2002046817 A JP 2002046817A JP 2000228577 A JP2000228577 A JP 2000228577A JP 2000228577 A JP2000228577 A JP 2000228577A JP 2002046817 A JP2002046817 A JP 2002046817A
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container
trailer
terminal
wireless
antenna
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JP2000228577A
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Akira Kawase
晃 川瀬
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナヤードからコンテナを搬出するトレ
ーラの待ち時間を短縮する。 【解決手段】 コンテナ番号などの物流情報が入力して
あり、コンテナを受け取るためにコンテナターミナルに
入場しようとするトレーラ2にセットした無線IC書類
タグ11と、コンテナターミナルに入場しようとするト
レーラ2の通路18の上流側に設けられ、上記無線IC
書類タグ11と交信するチェックゲートアンテナ12
と、該アンテナ12からのコンテナ番号などの物流情報
を入力し、コンテナヤード10のヤードクレーン7の運
転士にそのコンテナ9の搬出準備の指令を発信するコン
ピュータとからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナターミナル
内でコンテナを搬出するトレーラの待ち時間を少なくす
るためのコンテナ搬出予約方法および予約装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンテナターミナルは、陸上輸送と海上
輸送の接点に位置し、コンテナ船とトレーラ(シャー
シ)などの異種輸送手段間のコンテナの積み替え等を行
う。一旦コンテナヤードに積み込まれた荷物は個々のコ
ンテナに付されているコンテナ番号と、コンテナに荷物
を積み込むときに作成されたコンテナ貨物搬入票によ
り、その荷物の種類、重量、仕向地、荷主などの属性を
知ることができる。コンテナ番号とその属性が記載され
た伝票は、常にセットされた形で情報の伝達が行われ
る。
【0003】図3はコンテナを受けとるために空トレー
ラがコンテナターミナル入口ゲートに来たときの状態を
示す斜視図である。コンテナを受け取るため空トレーラ
2がコンテナターミナルの入口ゲート1に来ると、チェ
ックインブース4の前で一旦停止し、携帯して来たコン
テナ番号、船会社、船名等の物流情報が記載されたコン
テナ貨物搬出伝票をゲートマン3に渡す。ゲートマン3
はその伝票をチェックインブース4のカメラ台上に載せ
て、その内容を図示しないクラーク室に送信する。クラ
ーク室では作業員がCRT画面で搬出伝票の内容を確認
してから、コンテナ番号などをコンピュータにインプッ
トする。コンピュータはその番号のコンテナが貯蔵され
ている所番地を検索して、空トレーラ2がコンテナを受
け取る場所を決める。コンピュータからの指令によりプ
リンタブース6から指示票をプリントアウトする。空ト
レーラ2の運転士はプリンタブース6で指示票を受け取
り、その指示に従って目的地(受取場所)まで行く。
【0004】一方、クラーク室のコンピュータはコンテ
ナが貯蔵されているコンテナヤードを管理するヤードク
レーンの運転士に目的のコンテナをコンテナヤードから
取り出して空トレーラ2への積込を指示する。図4はコ
ンテナを空トレーラ2に積み込む状態を示す正面図であ
る。図において、7はヤードクレーンである。ヤードク
レーン7は門形で自走するクレーン本体7aと、クレー
ン本体上部の桁7e上を横行するトロリ7bと、トロリ
7bに付設された運転室7cと、トロリ7bからワイヤ
によって吊下げられ、コンテナ9を把持するスプレッダ
7dからなる。ヤードクレーン7は多段積のコンテナ9
を跨いで走行する。なお、8はクラーク室のコンピュー
タと交信し、コンピュータからの指令を表示する端末で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、コ
ンテナ9を受け取りに来た空トレーラ2がコンテナター
ミナルの入口ゲート1に到着し、空トレーラ2の運転士
がコンテナの搬出伝票を提示してから、ヤードクレーン
7の運転士が段積されたコンテナ9から目的のコンテナ
9を取り出して、空トレーラ2に積み込むことになる。
目的のコンテナ9が段積の最上段にある場合には問題は
ないが、下段にある場合には、その上にあるコンテナ9
を他の場所に仮置してから、目的のコンテナ9を取り出
すことになるため、取り出すのに長時間かかり、その間
空トレーラ2は受け渡し場所で待機していなければなら
ず、輸送効率が悪くなってしまう。
【0006】本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案
出したもので、コンテナを受け取るためにコンテナター
ミナルに入場しようとする空トレーラ2がコンテナター
ミナルへの通路の上流に設けたチェックゲートを通ると
きに、受け取ろうとするコンテナの番号を検知し、ヤー
ドクレーンの運転士が予め準備しておくことができ、空
トレーラ2のコンテナ受渡場所での待ち時間を短縮する
ことができるコンテナターミナルにおけるコンテナ搬出
予約方法および予約装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願請求項1記載発明のコンテナターミナルにおけるコ
ンテナ搬出予約方法は、コンテナターミナルに貯蔵され
ているコンテナを受け取るためのトレーラにコンテナ番
号などの物流情報を入力した無線IC書類タグをセット
し、コンテナターミナルに入場しようとするトレーラの
通路の上流側に無線IC書類タグと交信するチェックゲ
ートアンテナを設け、該アンテナによりトレーラが受け
取りにきたコンテナのコンテナ番号の情報を入手し、コ
ンテナターミナル内でそのコンテナの搬出準備を行うよ
うにしたものである。
【0008】本願請求項2記載発明のコンテナターミナ
ルにおけるコンテナ搬出予約装置は、コンテナ番号など
の物流情報が入力してあり、コンテナを受け取るために
コンテナターミナルに入場しようとするトレーラにセッ
トした無線IC書類タグと、コンテナターミナルに入場
しようとするトレーラの通路の上流側に設けられ、上記
無線IC書類タグと交信するチェックゲートアンテナ
と、該アンテナからのコンテナ番号などの物流情報を入
力し、コンテナヤードのヤードクレーンの運転士にその
コンテナの搬出準備の指令を発信するコンピュータとか
らなるものである。
【0009】上記無線IC書類タグは、その内容を読み
取って発信可能な車載器にセットするものであってもよ
いし、トレーラのトラクタヘッドに貼付してあり、チェ
ックゲートアンテナと直接交信するものであってもよ
い。
【0010】以下、本発明の作用を説明する。コンテナ
を受け取りに来た空トレーラがコンテナターミナルまで
の通路の上流に設けられたチェックゲートアンテナの下
を通ると、トレーラにセットしてある無線IC書類タグ
からそれに入力してあるコンテナ番号などの物流情報が
発信される。チェックゲートアンテナはその物流情報を
受信し、その情報をコンテナターミナル管制センタにあ
るコンピュータに伝送する。コンピュータは所有してい
るデータベースを検索して目的のコンテナが貯蔵してあ
る所番地を見出し、その所番地のコンテナを管理してい
るヤードクレーンの運転士にそのコンテナ搬出の準備の
指令を発信する。
【0011】その指令はヤードクレーンの運転室内の端
末に表示されるので、ヤードクレーンの運転士はその指
示に従って目的のコンテナを取り出す準備を始める。た
とえば、目的のコンテナが下積になっている場合にその
上のコンテナを吊り上げて他の場所に仮置し、目的のコ
ンテナにスプレッダを取り付けてすぐ吊り上げられる状
態にして置くなどの準備をする。このように空トレーラ
が受け取りに来たコンテナの番号が、トレーラがターミ
ナル入口ゲートを通過した時点で始めてわかるのではな
く、トレーラの通路の上流に設けたチェックゲートを通
過した時点でわかる。したがって、トレーラがチェック
ゲートを通過してから実際にコンテナヤード内の受渡場
所に到着するまでに、コンテナヤードのヤードクレーン
の運転士は受け渡しの準備をしておけるので、受渡場所
でのトレーラの待ち時間を短縮することができ輸送効率
の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテナ
ターミナルにおけるコンテナ搬出予約装置の説明図、図
2は無線IC書類タグとアンテナとの関係を示す説明図
である。これらの図において11は無線IC書類タグ、
12はチェックゲートアンテナ、13は車載機である。
無線IC書類タグ11は、たとえば、図2に示すよう
に、IC11aとコイル11bを内蔵しており、IC1
1aに受け取ろうとするコンテナのコンテナ番号などの
物流情報が入力してある。無線IC書類タグはその内容
を読み取ってアンテナと交信する車載機13にセットし
てもよいが、無線IC書類タグ11を車載機13にセッ
トせず、単にトレーラ2のトラクタヘッドに貼付して、
直接アンテナ12と交信するようにしてもよい。直接交
信する場合には、無線IC書類タグ11はアンテナ12
に配置されたリーダ/ライタ12aからの電波により電
力供給を受けて発信するようになっている。
【0013】チェックゲートアンテナ12は、コンテナ
ターミナルに入場しようとするトレーラ2の通路18の
上流側に設けられている。
【0014】15はコンテナターミナル管制センタ14
に設けられたコンピュータで、チェックゲートアンテナ
12を通して得られた無線IC書類タグ11のコンテナ
番号などの物流情報を入力し、コンテナヤード10のヤ
ードクレーン7の運転士に、そのコンテナ9の搬出準備
の指令を発信する。発信された情報はヤードクレーン7
の運転室7cの端末8に表示される(図4参照)。
【0015】16は車輌監視アンテナで、トレーラ通路
18のコンテナターミナル付近に設けられている。構造
は先に述べたチェックゲートアンテナ12と同様であ
る。車輌監視アンテナ16を設けることにより、チェッ
クゲートアンテナ12を通過した時点からそこまでにか
かった時間がわかるのでコンピュータ15により、道路
の混雑状況が把握できる。17はターミナルゲート入口
アンテナで、無線IC書類タグ11との交信により、物
流情報を入手するとともに、車載機13にコンテナ受渡
場所の番地を指示する電波を発信し、トレーラ2の運転
士は車載機13の表示によって受渡場所を確認する。車
載機13がない場合にはターミナルゲート入口に設けた
表示機に行先を表示する。
【0016】次に本実施形態の作用を説明する。コンテ
ナ9を受け取りに来た空トレーラ2がコンテナターミナ
ルまでの通路18の上流に設けられたチェックゲートア
ンテナ12の下を通ると、トレーラ2にセットしてある
無線IC書類タグ11からそれに入力してあるコンテナ
番号などの物流情報が発信される。チェックゲートアン
テナ12はその物流情報を受信し、その情報をコンテナ
ターミナル管制センタ14にあるコンピュータ15に伝
送する。コンピュータ15は所有しているデータベース
を検索して目的のコンテナ9が貯蔵してある所番地を見
出し、その所番地のコンテナを管理しているヤードクレ
ーン7の運転士にそのコンテナ9搬出の準備の指令を発
信する。
【0017】その指令はヤードクレーン7の運転室7c
内の端末8に表示されるので、ヤードクレーン7の運転
士はその指示に従って目的のコンテナ9を取り出す準備
を始める。たとえば、目的のコンテナ9が下積になって
いる場合にはその上のコンテナ9を吊り上げて他の場所
に仮置し、目的のコンテナ9にスプレッダ7dを取り付
けてすぐ吊り上げられる状態にしておくなどの準備をす
る。
【0018】このように空トレーラ7が受け取りに来た
コンテナ9の番号をトレーラ2が入口ゲート1を通過し
た時点で始めてわかるのではなく、トレーラ2の通路1
8の上流に設けたチェックゲートアンテナ12を通過し
た時点でわかるので、チェックゲートアンテナ12を通
過してから実際にコンテナヤード10内の受渡場所に到
着するまでに、コンテナヤード10のヤードクレーン7
の運転士は受渡しの準備をしておけるので、受渡場所で
のトレーラ2の待ち時間を短縮することができ輸送効率
の向上を図ることができる。
【0019】本発明は以上述べた実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明のコンテナター
ミナルにおけるコンテナ搬出予約方法および予約装置は
トレーラ移動通路の上流側にチェックゲートアンテナを
設け、そこでトレーラが受け取りに来たコンテナ番号を
自動的に検知し、コンテナヤードのヤードクレーンの運
転士に搬出準備指令を出すようにしたので、コンテナ受
渡場所でのトレーラの待ち時間が減少し、輸送効率が向
上するなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナターミナルにおけるコンテナ
搬出予約装置の斜視説明図である。
【図2】無線IC書類タグとアンテナとの関係を示す説
明図である。
【図3】従来のコンテナ入口ゲートの斜視図である。
【図4】コンテナを空トレーラに積み込む状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
2 トレーラ 7 ヤードクレーン 11 無線IC書類タグ 12 チェックゲートアンテナ 13 車載機 15 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 F 19/07 19/00 H 19/00 Q

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナターミナルに貯蔵されているコ
    ンテナを受け取るためのトレーラにコンテナ番号などの
    物流情報を入力した無線IC書類タグをセットし、コン
    テナターミナルに入場しようとするトレーラの通路の上
    流側に無線IC書類タグと交信するチェックゲートアン
    テナを設け、該アンテナによりトレーラが受け取りにき
    たコンテナのコンテナ番号の情報を入手し、コンテナタ
    ーミナル内でそのコンテナの搬出準備を行うようにした
    ことを特徴とするコンテナターミナルにおけるコンテナ
    搬出予約方法。
  2. 【請求項2】 コンテナ番号などの物流情報が入力して
    あり、コンテナを受け取るためにコンテナターミナルに
    入場しようとするトレーラにセットした無線IC書類タ
    グとコンテナターミナルに入場しようとするトレーラの
    通路の上流側に設けられ、上記無線IC書類タグと交信
    するチェックゲートアンテナと、該アンテナからのコン
    テナ番号などの物流情報を入力し、コンテナヤードのヤ
    ードクレーンの運転士にそのコンテナの搬出準備の指令
    を発信するコンピュータとからなることを特徴とするコ
    ンテナターミナルにおけるコンテナ搬出予約装置。
  3. 【請求項3】 無線IC書類タグはその内容を読み取っ
    て発信可能な車載機にセットするものである請求項2記
    載のコンテナターミナルにおけるコンテナ搬出予約装
    置。
  4. 【請求項4】 無線IC書類タグはトレーラのトラクタ
    ヘッドに貼付してあり、チェックゲートアンテナと直接
    交信するものである請求項2記載のコンテナターミナル
    におけるコンテナ搬出予約装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084259A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナターミナルのゲートシステム
JP2017199320A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 三井造船株式会社 コンテナ位置管理システム
WO2019192368A1 (zh) * 2018-04-04 2019-10-10 清华大学 集装箱检查系统、港口设施及集装箱检查方法

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