JP2002046671A - フロントピラー用汎用クランプ装置 - Google Patents
フロントピラー用汎用クランプ装置Info
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Abstract
易に保持することができるフロントピラー用汎用クラン
プ装置を提供する。 【解決手段】 第一クランプ1と第二クランプ2とは所
定の間隔を空けて設けられている。また、保持される方
向が、所定の角度だけ異なっている。クランプ1、2間
に、間隔及び角度によるオフセットを設け、設置位置や
方向を適宜変更することで、様々な形状のフロントピラ
ー部材9のフランジ91を容易に保持することができ
る。また、各クランプの頭部111、112、211、
212の先端形状は半球形状としている。このような半
球形状とすることで、点接触による保持となり、フラン
ジ91の表面と、クランプ1、2との接触角度が、フロ
ントピラー部材9ごとに異なっていても保持することが
できる。
Description
フロントピラー部材を組み立て等のために保持するため
の、フロントピラー用汎用クランプ装置に関する。更に
詳しくは、本発明は、形状が異なる様々なフロントピラ
ー部材を容易に保持することができるフロントピラー用
汎用クランプ装置に関する。
組のフロントピラー部材のフランジ部分を溶接すること
で一体に形成される。この溶接時には、各フロントピラ
ー部材のフランジ部分を一組のクランプを用いて把持す
ることによって各フロントピラー部材を保持している。
これらのクランプは、ずれが起きないように固定されて
いる。
類ごとに異なるため、クランプを用いて保持する位置も
異なってくる。このため従来は、種類の異なるフロント
ピラーごとに、異なるクランプを用意しており、異なる
フロントピラーを組み立てる場合は、クランプも交換す
る必要があった。更に、フロントピラーの種類の数だ
け、専用のクランプを用意する必要があり、製作する費
用と時間が必要であった。特に、他の工作機械等と干渉
したりしないように位置決めする必要があるため、準備
に時間が掛かっていた。
するため、特開平7−80738号公報のクランプ装置
が提案されている。このクランプ装置は、単一装置で複
数の作業ができるように、クランプの頭部形状を球形状
にするとともに、可動側の頭部の位置をずらすことによ
って、保持の向きを様々に変えることができる。しか
し、上記クランプ装置は、保持の向きを変えるのみであ
って、位置調整については考慮されていなかった。
のであり、形状が異なる様々なフロントピラー部材を容
易に保持することができるフロントピラー用汎用クラン
プ装置を提供することを目的とする。
ラー用汎用クランプ装置は、第一クランプ及び第二クラ
ンプを備えたフロントピラー用汎用クランプ装置であっ
て、該第一クランプ及び該第二クランプは、上記フロン
トピラーを挟んだ状態で保持する一組の頭部をそれぞれ
備え、各該頭部の先端は半球形状であり、該第一クラン
プ及び該第二クランプは、所定間隔を有し、且つ、各該
頭部の方向を所定角度だけ回転させて配設されることを
特徴とする。
は、第一クランプ及び第二クランプをひねり回すように
配設することで、様々な幅や形状のフロントピラー部材
を保持するために設けられている。また、所定間隔及び
所定角度は、任意の間隔及び角度とすることができる。
更に、上記各「頭部」の形状とは、上記「半球形状」の
他、断面形状が略楕円形状及び略楕円放物線形状である
面形状を含むものとする。また、先端形状が略半球形状
や略楕円球形状等である円柱体等であってもよい。
ンプの各上記頭部の少なくとも一方側は、第2発明に示
すように、各該頭部の対向側方向に移動可能とすること
ができる。また、スプリング等によって弾力が加わった
状態で取り付けることで、様々な厚みのフロントピラー
部材を保持する場合であっても、可動側の頭部の移動量
を一定とすることができる。
のフロントピラー用汎用クランプ装置を実施例により説
明する。本フロントピラー用汎用クランプ装置は、図1
〜3に示すように、第一クランプ1及び第二クランプ2
の一組のクランプを備える。また、フロントウィンドウ
側フランジ91用クランプである第一クランプ1は、フ
ロントピラー部材9のフランジ91を保持するための第
一固定頭部111及び第一可動頭部112を備え、それ
ぞれを所定位置に支持する第一固定端側腕部121及び
第一可動端側腕部122が設けられている。
側腕部122は、空気圧シリンダを用いた第一可動端側
回動部13によって、図2の点線で示す、第一可動頭部
112’及び第一可動端側腕部122’の位置まで回動
することができ、フロントピラー部材9の出し入れを容
易に行うことができる。
ある第二クランプ2は、フロントピラー部材9のフラン
ジ92を保持するための第二固定頭部211及び第二可
動頭部212を備え、それぞれを所定位置に支持する第
二固定端側腕部221及び第二可動端側腕部222が設
けられている。
3に示すように所定の間隔Sを空けて設けられている。
また、保持される方向が、図2に示す所定の角度θ(5
0°〜70°、特に好ましくは60°〜65°)だけ異
なっている。クランプ1、2間に、間隔S及び角度θに
よるオフセットを設け、本フロントピラー用汎用クラン
プ装置の設置位置や方向を適宜変更することで、様々な
形状のフロントピラー部材9のフランジ91を容易に保
持することができる。
1、212の先端形状は略半球形状としている。このよ
うな半球形状とすることで、点接触による保持となり、
フランジ91の表面と、クランプ1、2との接触角度
が、フロントピラー部材9ごとに異なっていても保持す
ることができる。
2は、空気圧シリンダ14、15によって、第一固定頭
部111及び第二固定頭部211を通過する軸方向に進
退し、フランジ91を第一固定頭部111及び第二固定
頭部211に押し当て、保持を行う。また、第一可動頭
部112及び第二可動頭部212は、スプリング3によ
って上記軸方向に弾力が加えられている。これにより、
第一可動頭部112及び第二可動頭部212の移動量が
一定であっても、様々な厚みのフランジ91を保持する
ことができる。
固定部4をロボットアーム(図示せず)に固定して使用
される。また、図1に示すようにフロントピラー部材9
の両端側のフランジ91、92をそれぞれ、第一クラン
プ1及び第二クランプ2にて保持することができる。ま
た、本フロントピラー用汎用クランプ装置は、形状等が
異なる様々なフロントピラー部材を容易に保持すること
ができるように、以下の構成を備える。つまり、各クラ
ンプ1、2の頭部111、112、211、212を球
形状にすることで、フランジ91、92の保持角度が異
なっていてもフロントピラー部材9を安定して保持する
ことができる。
2をスプリング3によって弾力が加えられることで、様
々な厚みのフランジ91、92を容易に保持することが
できる。また、第一クランプ1及び第二クランプ2は、
間隔S及び角度θを設けて立体配置され、位置や向きを
ロボットアームによって適宜変更することで、フランジ
91、92の間隔や形状等が異なる様々なフロントピラ
ー部材9の保持を行うことができる。
ものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更した態様とすることができる。即ち、本実施例
の第一可動頭部112及び第二可動頭部212は、直線
方向に移動するがこれに限らずクランク等を用いて弧状
に移動させてもよい。
プ装置によれば、フランジの間隔や形状等が異なる様々
なフロントピラー部材の保持を安定して行うことができ
る。
ための模式斜視図である。
ための模式正面図である。
ための模式側面図である。
一可動頭部、121;第一固定端側腕部、122;第一
可動端側腕部、13;第一可動端側回動部、14、1
5;空気圧シリンダ、2;第二クランプ、211;第二
固定頭部、212;第二可動頭部、221;第二固定端
側腕部、222;第二可動端側腕部、3;スプリング、
4;固定部、9;フロントピラー部材、91;フロント
ウィンドウ側フランジ、92;フロントドア側フラン
ジ。
Claims (2)
- 【請求項1】 第一クランプ及び第二クランプを備えた
フロントピラー用汎用クランプ装置であって、該第一ク
ランプ及び該第二クランプは、上記フロントピラーを挟
んだ状態で保持する一組の頭部をそれぞれ備え、 各該頭部の先端は半球形状であり、該第一クランプ及び
該第二クランプは、所定間隔を有し、且つ、各該頭部の
方向を所定角度だけ回転させて配設されることを特徴と
するフロントピラー用汎用クランプ装置。 - 【請求項2】 上記第一クランプ及び上記第二クランプ
の各上記頭部の少なくとも一方側は、各該頭部の対向側
方向に移動可能である請求項1記載のフロントピラー用
汎用クランプ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000233018A JP3633457B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | フロントピラー用汎用クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000233018A JP3633457B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | フロントピラー用汎用クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002046671A true JP2002046671A (ja) | 2002-02-12 |
JP3633457B2 JP3633457B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
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Country | Link |
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JP (1) | JP3633457B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112497094A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-03-16 | 金华卓远实业有限公司 | 一种棒料寻位装置 |
-
2000
- 2000-08-01 JP JP2000233018A patent/JP3633457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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