JP2002045331A - 内視鏡の観察窓洗浄装置 - Google Patents
内視鏡の観察窓洗浄装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 観察窓に向けて洗浄用流体を噴射するノズル
の装着位置を先端部本体の外周側に偏寄させて、このノ
ズルと可撓性チューブとの間を接続する接続パイプを曲
げることによって、その分だけ挿入部の細径化が図られ
るようにする。 【解決手段】 先端硬質部２ｃに観察窓１１に向けて洗
浄用流体を噴射するノズル１３が設けられており、ノズ
ル１３に接続した接続パイプ２７は先端部本体２０に設
けた透孔２５に挿嵌されるが、ノズル１３の筒状部１３
ａが装着される部位は外周面側に開口する切り欠き２９
が設けられ、この切り欠き２９の部分では、ノズル１３
の筒状部１３ａが入り込んでいる。接続パイプ２７は中
間部が曲げ部２７ｃとなり、この曲げ部２７ｃの前方及
び後方は、相互に平行な直線部２７ａ，２７ｂとなし、
前方の直線部２７ａは所定長さだけ筒状部１３ａに挿嵌
され、切り欠き２９の隙間にはシール材３５が充填され
てている。曲げ部２７ｃの方向を示すために、先端部本
体２０の基端面に指標４４が設けられる。
の装着位置を先端部本体の外周側に偏寄させて、このノ
ズルと可撓性チューブとの間を接続する接続パイプを曲
げることによって、その分だけ挿入部の細径化が図られ
るようにする。 【解決手段】 先端硬質部２ｃに観察窓１１に向けて洗
浄用流体を噴射するノズル１３が設けられており、ノズ
ル１３に接続した接続パイプ２７は先端部本体２０に設
けた透孔２５に挿嵌されるが、ノズル１３の筒状部１３
ａが装着される部位は外周面側に開口する切り欠き２９
が設けられ、この切り欠き２９の部分では、ノズル１３
の筒状部１３ａが入り込んでいる。接続パイプ２７は中
間部が曲げ部２７ｃとなり、この曲げ部２７ｃの前方及
び後方は、相互に平行な直線部２７ａ，２７ｂとなし、
前方の直線部２７ａは所定長さだけ筒状部１３ａに挿嵌
され、切り欠き２９の隙間にはシール材３５が充填され
てている。曲げ部２７ｃの方向を示すために、先端部本
体２０の基端面に指標４４が設けられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用等として用
いられる内視鏡の挿入部に設けた観察窓を洗浄するため
の洗浄装置に関するものであり、特に体腔内等に挿入さ
れる挿入部を細径化した内視鏡の観察窓洗浄装置に関す
るものである。
いられる内視鏡の挿入部に設けた観察窓を洗浄するため
の洗浄装置に関するものであり、特に体腔内等に挿入さ
れる挿入部を細径化した内視鏡の観察窓洗浄装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】内視鏡は、一般に、術者が把持して操作
を行う本体操作部と、この本体操作部に連設され、体腔
内等に挿入される挿入部と、ユニバーサルコードとから
大略構成され、ユニバーサルコードは本体操作部から延
在させて、その他端部は光源装置（光源装置及びプロセ
ッサ）に着脱可能に接続されるものである。挿入部は体
腔内等の細い経路に挿入されるので、できるだけ細径化
することが望まれる。
を行う本体操作部と、この本体操作部に連設され、体腔
内等に挿入される挿入部と、ユニバーサルコードとから
大略構成され、ユニバーサルコードは本体操作部から延
在させて、その他端部は光源装置（光源装置及びプロセ
ッサ）に着脱可能に接続されるものである。挿入部は体
腔内等の細い経路に挿入されるので、できるだけ細径化
することが望まれる。
【０００３】挿入部の先端面には少なくとも照明窓と観
察窓とが設けられる。照明窓は１箇所または２箇所設け
るようにするのが一般的である。照明窓にはライトガイ
ドの出射端が臨み、拡散レンズが装着される。一方、観
察窓には対物光学系が装着されており、この対物光学系
の結像位置に固体撮像素子が設置される。また、内視鏡
検査の結果、患部等が発見された時には、鉗子等の処置
具を挿通させて、所定の処置等を施すために処置具挿通
チャンネルが設けられる。この処置具挿通チャンネル
は、通常１つのチャンネルで構成されるが、２チャンネ
ル設けたものも用いられる。さらに、観察窓が体液等で
汚損された時に、この観察窓に洗浄用流体を噴射する、
所謂観察窓洗浄装置が設けられる。この観察窓洗浄装置
は、挿入部の先端面に設けられ、観察窓に向けて洗浄液
及び加圧エアからなる洗浄用流体を噴射するノズルを含
む洗浄用流体供給経路で構成され、この洗浄用流体供給
経路は挿入部から本体操作部を経てユニバーサルコード
内にまで延在されている。
察窓とが設けられる。照明窓は１箇所または２箇所設け
るようにするのが一般的である。照明窓にはライトガイ
ドの出射端が臨み、拡散レンズが装着される。一方、観
察窓には対物光学系が装着されており、この対物光学系
の結像位置に固体撮像素子が設置される。また、内視鏡
検査の結果、患部等が発見された時には、鉗子等の処置
具を挿通させて、所定の処置等を施すために処置具挿通
チャンネルが設けられる。この処置具挿通チャンネル
は、通常１つのチャンネルで構成されるが、２チャンネ
ル設けたものも用いられる。さらに、観察窓が体液等で
汚損された時に、この観察窓に洗浄用流体を噴射する、
所謂観察窓洗浄装置が設けられる。この観察窓洗浄装置
は、挿入部の先端面に設けられ、観察窓に向けて洗浄液
及び加圧エアからなる洗浄用流体を噴射するノズルを含
む洗浄用流体供給経路で構成され、この洗浄用流体供給
経路は挿入部から本体操作部を経てユニバーサルコード
内にまで延在されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、挿入部の先
端部分は、強度保持及び加工の容易性等の点から、金属
で形成した先端部本体における先端面に絶縁キャップを
装着することにより構成される。そして、この先端部本
体の軸線方向に向けて所定数の透孔を形成して、これら
各透孔にライトガイド、対物光学系、処置具挿通チャン
ネル、ノズル等が装着される。この挿入部は、体腔内等
に挿入される関係から、挿入操作性及び被験者の負担軽
減を図る等のために、できるだけ細径にするのが望まし
い。挿入部には前述した各種の部材が装着されるが、こ
れら各部材はそれぞれに必要な機能を損なうことなくで
きるだけ小型でコンパクト化し、かつ各部材の配置関係
についても種々の工夫がなされている。従って、近年に
おいては、挿入部の直径は極限に近い状態にまで細くな
されている。
端部分は、強度保持及び加工の容易性等の点から、金属
で形成した先端部本体における先端面に絶縁キャップを
装着することにより構成される。そして、この先端部本
体の軸線方向に向けて所定数の透孔を形成して、これら
各透孔にライトガイド、対物光学系、処置具挿通チャン
ネル、ノズル等が装着される。この挿入部は、体腔内等
に挿入される関係から、挿入操作性及び被験者の負担軽
減を図る等のために、できるだけ細径にするのが望まし
い。挿入部には前述した各種の部材が装着されるが、こ
れら各部材はそれぞれに必要な機能を損なうことなくで
きるだけ小型でコンパクト化し、かつ各部材の配置関係
についても種々の工夫がなされている。従って、近年に
おいては、挿入部の直径は極限に近い状態にまで細くな
されている。
【０００５】しかしながら、これら各部材の配置関係等
によっては、なお挿入部の細径化を図る余地はない訳で
はなく、本発明においては、観察窓の洗浄装置に着目
し、この観察窓洗浄装置を構成するノズルの装着態様に
より挿入部のさらなる細径化を図ることをその目的とし
ている。
によっては、なお挿入部の細径化を図る余地はない訳で
はなく、本発明においては、観察窓の洗浄装置に着目
し、この観察窓洗浄装置を構成するノズルの装着態様に
より挿入部のさらなる細径化を図ることをその目的とし
ている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、本体操作部に体腔内等への挿入部を
連結して設け、この挿入部の先端に先端部本体を設け、
この先端部本体の基端側にはアングル部を構成する最先
端のアングルリングを嵌合させて設け、かつ先端側に絶
縁キャップを嵌合させて設けるようになし、この絶縁キ
ャップの表面に臨むように、少なくとも照明窓及び観察
窓を設け、かつこの観察窓に向けて洗浄用流体を噴射す
るノズルを含む洗浄用流体供給経路を設けた内視鏡であ
って、前記洗浄用流体供給経路は、前記ノズルと、接続
パイプ及び可撓性チューブで構成され、前記ノズルは前
記先端部本体の側面に設けた切り欠きに装着し、前記接
続パイプは中間部に曲げ部を設けて、この曲げ部の前後
は相互に平行な直線部となし、前方側の直線部の少なく
とも一部は前記先端部本体内に挿入されると共にその先
端部が所定の長さだけ前記ノズルに挿嵌され、また後方
側の直線部の少なくとも一部に可撓性チューブを嵌合さ
せるようになし、この曲げ部の曲げ方向は前記可撓性チ
ューブが前記最先端のアングルリング内に配置される他
の部材と干渉しない方向とする構成としたことをその特
徴とするものである。
ために、本発明は、本体操作部に体腔内等への挿入部を
連結して設け、この挿入部の先端に先端部本体を設け、
この先端部本体の基端側にはアングル部を構成する最先
端のアングルリングを嵌合させて設け、かつ先端側に絶
縁キャップを嵌合させて設けるようになし、この絶縁キ
ャップの表面に臨むように、少なくとも照明窓及び観察
窓を設け、かつこの観察窓に向けて洗浄用流体を噴射す
るノズルを含む洗浄用流体供給経路を設けた内視鏡であ
って、前記洗浄用流体供給経路は、前記ノズルと、接続
パイプ及び可撓性チューブで構成され、前記ノズルは前
記先端部本体の側面に設けた切り欠きに装着し、前記接
続パイプは中間部に曲げ部を設けて、この曲げ部の前後
は相互に平行な直線部となし、前方側の直線部の少なく
とも一部は前記先端部本体内に挿入されると共にその先
端部が所定の長さだけ前記ノズルに挿嵌され、また後方
側の直線部の少なくとも一部に可撓性チューブを嵌合さ
せるようになし、この曲げ部の曲げ方向は前記可撓性チ
ューブが前記最先端のアングルリング内に配置される他
の部材と干渉しない方向とする構成としたことをその特
徴とするものである。
【０００７】ここで、先端部本体にはアングル部を構成
する最先端のアングルリングが連設され、さらに他のア
ングルリングが順次連結されているが、これらアングル
リングの内部には各種の部材が挿通されており、接続パ
イプを延在させるために必ずしも広いスペースが確保さ
れる訳ではない。従って、接続パイプの曲げ部を向ける
べき方向を正確に制御しなければ、他の部材、特にアン
グル部を湾曲させるための湾曲操作ワイヤ等と干渉する
おそれがある。そこで、先端部本体の基端面に接続パイ
プの曲げ部の方向を指示する指標を設けるようにするの
が望ましい。また、ノズルは切り欠きの内部に配置さ
れ、このノズルに接続パイプが挿入されるが、このノズ
ル装着状態には切り欠きの部分に余分なスペースが生じ
ることになるので、このスペースにシール材を充填する
のが望ましい。
する最先端のアングルリングが連設され、さらに他のア
ングルリングが順次連結されているが、これらアングル
リングの内部には各種の部材が挿通されており、接続パ
イプを延在させるために必ずしも広いスペースが確保さ
れる訳ではない。従って、接続パイプの曲げ部を向ける
べき方向を正確に制御しなければ、他の部材、特にアン
グル部を湾曲させるための湾曲操作ワイヤ等と干渉する
おそれがある。そこで、先端部本体の基端面に接続パイ
プの曲げ部の方向を指示する指標を設けるようにするの
が望ましい。また、ノズルは切り欠きの内部に配置さ
れ、このノズルに接続パイプが挿入されるが、このノズ
ル装着状態には切り欠きの部分に余分なスペースが生じ
ることになるので、このスペースにシール材を充填する
のが望ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して、詳細に説明する。まず、図１に
内視鏡の全体構成を示す。図中において、１は本体操作
部、２は挿入部、３はユニバーサルコードである。挿入
部２は、基端側、つまり本体操作部１への連設側から順
に、軟性部２ａ，アングル部２ｂ，先端硬質部２ｃに分
けられる。軟性部２ａは可撓管構造のものであり、曲が
った挿入経路に追従して任意の方向に曲がるものであ
る。従って、挿入部２の大半の長さは軟性部２ａで構成
される。アングル部２ｂは手元操作、つまり本体操作部
１側からの遠隔操作により上下または上下及び左右に湾
曲できるようになっており、このアングル部２ｂを湾曲
させることによって、先端硬質部２ｃを所望の方向に向
けることができるようになる。
いて、図面を参照して、詳細に説明する。まず、図１に
内視鏡の全体構成を示す。図中において、１は本体操作
部、２は挿入部、３はユニバーサルコードである。挿入
部２は、基端側、つまり本体操作部１への連設側から順
に、軟性部２ａ，アングル部２ｂ，先端硬質部２ｃに分
けられる。軟性部２ａは可撓管構造のものであり、曲が
った挿入経路に追従して任意の方向に曲がるものであ
る。従って、挿入部２の大半の長さは軟性部２ａで構成
される。アングル部２ｂは手元操作、つまり本体操作部
１側からの遠隔操作により上下または上下及び左右に湾
曲できるようになっており、このアングル部２ｂを湾曲
させることによって、先端硬質部２ｃを所望の方向に向
けることができるようになる。
【０００９】図２に挿入部２の先端面の構成を示す。先
端硬質部２ｃの先端面には、まず体腔内等を照明するた
めの照明窓１０が２箇所設けられており（照明窓の数は
これに限らず１〜３箇所設けられる）、これら両照明窓
１０，１０のほぼ中間位置に観察窓１１が配置されてい
る。観察窓１１の下部に大きく開口しているのが処置具
導出口１２である。さらに、処置具導出口１２の近傍に
は、ノズル１３が設けられており、このノズル１３は観
察窓１１に向けて開口している。
端硬質部２ｃの先端面には、まず体腔内等を照明するた
めの照明窓１０が２箇所設けられており（照明窓の数は
これに限らず１〜３箇所設けられる）、これら両照明窓
１０，１０のほぼ中間位置に観察窓１１が配置されてい
る。観察窓１１の下部に大きく開口しているのが処置具
導出口１２である。さらに、処置具導出口１２の近傍に
は、ノズル１３が設けられており、このノズル１３は観
察窓１１に向けて開口している。
【００１０】照明窓１０の位置には、図示は省略する
が、照明光を発散させる照明用レンズが装着されてお
り、この照明用レンズにはライトガイドの出射端が臨ん
でいる。また、観察窓１１の位置には、図３に示したよ
うに、対物光学系を組み込んだ鏡胴１４が設けられてい
る。図示した構成では、対物光学系とプリズム１５とを
組み合わせることにより光路を９０°曲げるようにな
し、固体撮像素子とその基板からなる撮像手段１６を水
平な状態、つまり挿入部２の軸線方向に向くように設け
ている。ただし、光路を曲げずに固体撮像素子を挿入部
の軸線と直交する方向に配置する構成とすることもでき
る。そして、撮像手段１６からは配線ケーブル１７が延
在されている。処置具導出口１２は、鉗子その他の処置
具を挿入部２から導出させて、所定の処置を施すための
ものである。また、ノズル１３は、観察窓１１が汚れた
時に、洗浄液と加圧エアとを吹き付けることによりその
洗浄を行うためのものである。つまり、ノズル１３は観
察窓１１に向けて洗浄用流体を噴射させるものであり、
後述する接続パイプ２７及び可撓性チューブ２６を含む
洗浄用流体供給経路を構成するものである。
が、照明光を発散させる照明用レンズが装着されてお
り、この照明用レンズにはライトガイドの出射端が臨ん
でいる。また、観察窓１１の位置には、図３に示したよ
うに、対物光学系を組み込んだ鏡胴１４が設けられてい
る。図示した構成では、対物光学系とプリズム１５とを
組み合わせることにより光路を９０°曲げるようにな
し、固体撮像素子とその基板からなる撮像手段１６を水
平な状態、つまり挿入部２の軸線方向に向くように設け
ている。ただし、光路を曲げずに固体撮像素子を挿入部
の軸線と直交する方向に配置する構成とすることもでき
る。そして、撮像手段１６からは配線ケーブル１７が延
在されている。処置具導出口１２は、鉗子その他の処置
具を挿入部２から導出させて、所定の処置を施すための
ものである。また、ノズル１３は、観察窓１１が汚れた
時に、洗浄液と加圧エアとを吹き付けることによりその
洗浄を行うためのものである。つまり、ノズル１３は観
察窓１１に向けて洗浄用流体を噴射させるものであり、
後述する接続パイプ２７及び可撓性チューブ２６を含む
洗浄用流体供給経路を構成するものである。
【００１１】先端硬質部２ｃは、金属の概略円柱形状の
ブロック体からなる先端部本体２０と、この先端部本体
２０の先端面に嵌合される絶縁キャップ２１とから構成
される。これら先端部本体２０から絶縁キャップ２１に
通じるように、ライトガイドを挿通させる透孔、対物光
学系１４が装着される透孔、処置具導出口１２に連なる
透孔、ノズル１３が装着される透孔等が設けられる。図
３には処置具導出口１２の位置での断面が示されてお
り、図４にはノズル１３の装着位置の要部断面が示され
ている。図３において、符号２２は処置具導出口１２を
構成する透孔であって、先端部本体２０の軸線方向に貫
通するように設けられており、この透孔２２の基端側は
拡径されており、この拡径部に連結パイプ２３が挿入さ
れるようになる。そして、この連結パイプ２３には可撓
性のあるチューブ材から構成した処置具挿通チャンネル
２４の先端部が嵌合されている。
ブロック体からなる先端部本体２０と、この先端部本体
２０の先端面に嵌合される絶縁キャップ２１とから構成
される。これら先端部本体２０から絶縁キャップ２１に
通じるように、ライトガイドを挿通させる透孔、対物光
学系１４が装着される透孔、処置具導出口１２に連なる
透孔、ノズル１３が装着される透孔等が設けられる。図
３には処置具導出口１２の位置での断面が示されてお
り、図４にはノズル１３の装着位置の要部断面が示され
ている。図３において、符号２２は処置具導出口１２を
構成する透孔であって、先端部本体２０の軸線方向に貫
通するように設けられており、この透孔２２の基端側は
拡径されており、この拡径部に連結パイプ２３が挿入さ
れるようになる。そして、この連結パイプ２３には可撓
性のあるチューブ材から構成した処置具挿通チャンネル
２４の先端部が嵌合されている。
【００１２】先端部本体２０には、図４から明らかなよ
うに、透孔２５が穿設されており、この透孔２５には洗
浄用流体供給用の可撓性チューブ２６の先端に連結した
接続パイプ２７が挿嵌されている。そして、ノズル１３
は、挿入部２の軸線方向に向けて流れる洗浄用流体の方
向を９０°方向を変えて、観察窓１１に向けて洗浄用流
体としての洗浄液及び加圧エアを噴出させるようにして
いる。このために、ノズル１３は筒状部１３ａと、この
筒状部１３ａの先端に連設され、流体の方向を９０°変
えた噴射部１３ｂを備え、噴射部１３ｂは観察窓１１に
向けて開口している。ここで、噴射部１３ｂは絶縁キャ
ップ２１の表面に配置されており、筒状部１３ａは絶縁
キャップ２１に設けた開口２８を貫通して先端部本体２
０側に延在されている。
うに、透孔２５が穿設されており、この透孔２５には洗
浄用流体供給用の可撓性チューブ２６の先端に連結した
接続パイプ２７が挿嵌されている。そして、ノズル１３
は、挿入部２の軸線方向に向けて流れる洗浄用流体の方
向を９０°方向を変えて、観察窓１１に向けて洗浄用流
体としての洗浄液及び加圧エアを噴出させるようにして
いる。このために、ノズル１３は筒状部１３ａと、この
筒状部１３ａの先端に連設され、流体の方向を９０°変
えた噴射部１３ｂを備え、噴射部１３ｂは観察窓１１に
向けて開口している。ここで、噴射部１３ｂは絶縁キャ
ップ２１の表面に配置されており、筒状部１３ａは絶縁
キャップ２１に設けた開口２８を貫通して先端部本体２
０側に延在されている。
【００１３】透孔２５は、先端部本体２０にその全長に
わたって均一な孔径をもって貫通するように設けられる
のではなく、ノズル１３の筒状部１３ａが装着される部
位は外周面側に開口する切り欠き２９が設けられてい
る。そして、透孔２５は接続パイプ２７を挿通させるの
に必要最小限の孔径となっており、切り欠き２９の部分
では、ノズル１３の筒状部１３ａが入り込める大きさと
なっている。従って、切り欠き２９は、図５に示したよ
うに、透孔２５より大きな孔径とするために、先端部本
体２０の外周部もノズル１３の装着領域として利用する
ために側面の壁面を欠落させたものである。
わたって均一な孔径をもって貫通するように設けられる
のではなく、ノズル１３の筒状部１３ａが装着される部
位は外周面側に開口する切り欠き２９が設けられてい
る。そして、透孔２５は接続パイプ２７を挿通させるの
に必要最小限の孔径となっており、切り欠き２９の部分
では、ノズル１３の筒状部１３ａが入り込める大きさと
なっている。従って、切り欠き２９は、図５に示したよ
うに、透孔２５より大きな孔径とするために、先端部本
体２０の外周部もノズル１３の装着領域として利用する
ために側面の壁面を欠落させたものである。
【００１４】金属からなる先端部本体２０は電気絶縁部
材により完全に覆われるようになっている。このため
に、絶縁キャップ２１は、先端面部２１ａの周囲に先端
部本体２０への嵌合部２１ｂを連設することにより構成
され、止めねじ３０（図２）により絶縁キャップ２１は
先端部本体２０に対して連結状態に固定されている。ま
た、この止めねじ３０の装着部にはシール材３１が充填
されており、これによって止めねじ３０が外部に露出し
ないようになっている。さらに、アングル部２ｂ側から
は外皮層３２がこの絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂの
端面に接合する位置にまで延在されており、この外皮層
３２の端部に糸巻き３３を行うことにより外皮層３２の
端部が固定される。さらに、この外皮層３２の端部から
絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂに至るように接着剤３
４を塗布することにより外皮層３２を固定すると共に、
この外皮層３２と絶縁キャップ２１との間の気密性を確
保するようにしている。
材により完全に覆われるようになっている。このため
に、絶縁キャップ２１は、先端面部２１ａの周囲に先端
部本体２０への嵌合部２１ｂを連設することにより構成
され、止めねじ３０（図２）により絶縁キャップ２１は
先端部本体２０に対して連結状態に固定されている。ま
た、この止めねじ３０の装着部にはシール材３１が充填
されており、これによって止めねじ３０が外部に露出し
ないようになっている。さらに、アングル部２ｂ側から
は外皮層３２がこの絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂの
端面に接合する位置にまで延在されており、この外皮層
３２の端部に糸巻き３３を行うことにより外皮層３２の
端部が固定される。さらに、この外皮層３２の端部から
絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂに至るように接着剤３
４を塗布することにより外皮層３２を固定すると共に、
この外皮層３２と絶縁キャップ２１との間の気密性を確
保するようにしている。
【００１５】ここで、図２から明らかなように、先端部
本体２０の外径と、この先端部本体２０に嵌合される絶
縁キャップ２１における嵌合部２１ｂの内径との間にあ
る程度の径差を持たせて、絶縁キャップ２１を先端部本
体２０にほぼ遊嵌状に嵌合させるようにするのが望まし
い。これによって、絶縁キャップ２１の先端面部２１ａ
における照明窓１０や観察窓１１等の装着部を実質的に
密嵌状態としても、絶縁キャップ２１を先端部本体２０
に容易に装着することができるようになる。なお、この
先端部本体２０と絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂとの
間に生じる隙間にはシール材を充填するのが望ましい。
ただし、前述したように、接着剤３４を外皮層３２の先
端部と絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂとの間に掛け渡
すように充填することにより十分気密が取られているの
で、シール材は隙間に完全に充填される必要はない。
本体２０の外径と、この先端部本体２０に嵌合される絶
縁キャップ２１における嵌合部２１ｂの内径との間にあ
る程度の径差を持たせて、絶縁キャップ２１を先端部本
体２０にほぼ遊嵌状に嵌合させるようにするのが望まし
い。これによって、絶縁キャップ２１の先端面部２１ａ
における照明窓１０や観察窓１１等の装着部を実質的に
密嵌状態としても、絶縁キャップ２１を先端部本体２０
に容易に装着することができるようになる。なお、この
先端部本体２０と絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂとの
間に生じる隙間にはシール材を充填するのが望ましい。
ただし、前述したように、接着剤３４を外皮層３２の先
端部と絶縁キャップ２１の嵌合部２１ｂとの間に掛け渡
すように充填することにより十分気密が取られているの
で、シール材は隙間に完全に充填される必要はない。
【００１６】ノズル１３は先端硬質部２ｃの外部に露出
することから、電気絶縁性の良好な部材、つまり硬質プ
ラスチックで形成される。プラスチックは、接続パイプ
２７を構成する金属パイプより強度が劣る等の関係か
ら、強度を保持するために厚みを大きくする必要があ
り、ノズル１３の肉厚は接続パイプ２７の肉厚の数倍程
度の寸法となる。洗浄用流体を流す通路の一部を構成す
る接続パイプ２７の外径は、同じく通路の一部を構成す
るノズル１３における本体筒１３ａの外径より十分に小
さいことから、先端部本体２０内に透孔２５を穿設し
て、接続パイプ２７をこの透孔２５に挿入するようにし
ている。
することから、電気絶縁性の良好な部材、つまり硬質プ
ラスチックで形成される。プラスチックは、接続パイプ
２７を構成する金属パイプより強度が劣る等の関係か
ら、強度を保持するために厚みを大きくする必要があ
り、ノズル１３の肉厚は接続パイプ２７の肉厚の数倍程
度の寸法となる。洗浄用流体を流す通路の一部を構成す
る接続パイプ２７の外径は、同じく通路の一部を構成す
るノズル１３における本体筒１３ａの外径より十分に小
さいことから、先端部本体２０内に透孔２５を穿設し
て、接続パイプ２７をこの透孔２５に挿入するようにし
ている。
【００１７】一方、ノズル１３における本体筒１３ａは
先端部本体２０の先端側に位置し、かつ先端部本体２０
の内部に嵌入されているので、軸線方向に向けてあまり
長くする必要はない。以上のことから、先端部本体２０
には、図５に示したように、透孔２５の先端側における
所定の長さＬ分に切り欠き２９を形成して、透孔２５の
直径Ｄ1 より大きな直径Ｄ2 となったノズル１３の装着
スペースを確保するようにしている。これによって、接
続パイプ２７より厚肉のノズル１３における本体筒１３
ａを先端部本体２０の外周面とほぼ一致する位置に配置
できるようにしている。このように、ノズル１３の装着
部を先端部本体２０の外周側に偏寄させることによっ
て、ノズルを装着する透孔を形成した場合と比較して、
先端部本体２０の外径を小さくすることができる。つま
り、挿入部２の細径化を図ることができる。また、ノズ
ル１３を外周側に配置したことによって、先端部本体２
０の中央部乃至その近傍に余剰のスペースが生じて、挿
入部２に設けた各種の部材の配置に余裕が生じることに
もなる。
先端部本体２０の先端側に位置し、かつ先端部本体２０
の内部に嵌入されているので、軸線方向に向けてあまり
長くする必要はない。以上のことから、先端部本体２０
には、図５に示したように、透孔２５の先端側における
所定の長さＬ分に切り欠き２９を形成して、透孔２５の
直径Ｄ1 より大きな直径Ｄ2 となったノズル１３の装着
スペースを確保するようにしている。これによって、接
続パイプ２７より厚肉のノズル１３における本体筒１３
ａを先端部本体２０の外周面とほぼ一致する位置に配置
できるようにしている。このように、ノズル１３の装着
部を先端部本体２０の外周側に偏寄させることによっ
て、ノズルを装着する透孔を形成した場合と比較して、
先端部本体２０の外径を小さくすることができる。つま
り、挿入部２の細径化を図ることができる。また、ノズ
ル１３を外周側に配置したことによって、先端部本体２
０の中央部乃至その近傍に余剰のスペースが生じて、挿
入部２に設けた各種の部材の配置に余裕が生じることに
もなる。
【００１８】従って、接続パイプ２７の透孔２５への挿
嵌部と先端部本体２０の外周面との幅はほぼ接続パイプ
２７の厚みとノズル１３の本体筒１３ａの厚みとの差分
となる。先端部本体２０の基端側、つまりアングル部２
ｂの内部位置で接続パイプ２７には可撓性チューブ２６
が嵌合される。然るに、先端硬質部２ｃに連結されてい
るアングル部２ｂは、その構造体としてアングルリング
４０を備えており、アングルリング４０は、周知のよう
に、所定数設けられて、前後に位置するアングルリング
を左右、上下の順に枢着するようにした節輪構造となっ
ており、４本の湾曲操作ワイヤのいずれかを押し引き操
作することによって、上下及び左右の４方向に湾曲させ
ることができるようにしている。従って、接続パイプ２
７を真直ぐに延在させたのでは、この可撓性チューブ２
６を嵌合させるだけの隙間が接続パイプ２７とアングル
リング４０との間に形成されず、また湾曲操作ワイヤ等
や、その他アングル部２ｂ内に挿通されている各部材と
干渉する可能性もある。
嵌部と先端部本体２０の外周面との幅はほぼ接続パイプ
２７の厚みとノズル１３の本体筒１３ａの厚みとの差分
となる。先端部本体２０の基端側、つまりアングル部２
ｂの内部位置で接続パイプ２７には可撓性チューブ２６
が嵌合される。然るに、先端硬質部２ｃに連結されてい
るアングル部２ｂは、その構造体としてアングルリング
４０を備えており、アングルリング４０は、周知のよう
に、所定数設けられて、前後に位置するアングルリング
を左右、上下の順に枢着するようにした節輪構造となっ
ており、４本の湾曲操作ワイヤのいずれかを押し引き操
作することによって、上下及び左右の４方向に湾曲させ
ることができるようにしている。従って、接続パイプ２
７を真直ぐに延在させたのでは、この可撓性チューブ２
６を嵌合させるだけの隙間が接続パイプ２７とアングル
リング４０との間に形成されず、また湾曲操作ワイヤ等
や、その他アングル部２ｂ内に挿通されている各部材と
干渉する可能性もある。
【００１９】以上のことから、接続パイプ２７を、その
中間部において所定の角度をもった曲げ部２７ｃとな
し、この曲げ部２７ｃの前方及び後方は、相互に平行な
直線部２７ａ，２７ｂとした曲げパイプで構成してい
る。前方側の直線部２７ａは先端部本体２０の透孔２５
内に挿入され、後方側の直線部２７ｂに可撓性チューブ
２６が嵌合されるようにする。そして、曲げ部２７ｃに
より前方側の直線部２７ａと後方側の直線部２７ｂとの
間をΔｆ（図４）だけ離間させる。これによって、接続
パイプ２７をアングルリング４０の内面から離間させ
て、可撓性チューブ２６を嵌合させるための隙間が形成
される。
中間部において所定の角度をもった曲げ部２７ｃとな
し、この曲げ部２７ｃの前方及び後方は、相互に平行な
直線部２７ａ，２７ｂとした曲げパイプで構成してい
る。前方側の直線部２７ａは先端部本体２０の透孔２５
内に挿入され、後方側の直線部２７ｂに可撓性チューブ
２６が嵌合されるようにする。そして、曲げ部２７ｃに
より前方側の直線部２７ａと後方側の直線部２７ｂとの
間をΔｆ（図４）だけ離間させる。これによって、接続
パイプ２７をアングルリング４０の内面から離間させ
て、可撓性チューブ２６を嵌合させるための隙間が形成
される。
【００２０】ところで、図示した構造の挿入部２にあっ
ては、図６に示したように、アングル部２ｂ内には、処
置具挿通チャンネル２４，ライトガイド４１，撮像手段
１６からの配線ケーブル１７が挿通されており、さらに
対物光学系におけるレンズの移動操作手段として、コン
トロールケーブル４２が挿通されている。さらにまた、
アングル部２ｂを湾曲操作するための湾曲操作ワイヤ４
３が上下及び左右の４箇所に設けられている。従って、
洗浄用流体供給経路を構成する可撓性チューブ２６の挿
通位置は、単にアングルリング４０の内面から離間すれ
ば良いというのではなく、図示した構造の場合には、コ
ントロールケーブル４２と湾曲操作ワイヤ４３との間の
位置に正確に配置されるように、曲げ部２７ｃの曲げ方
向を調整しなければならない。つまり、接続パイプ２７
は曲げ部２７ｃを有するものの、この曲げの方向性を正
確に制御した状態に装着されなければならない。
ては、図６に示したように、アングル部２ｂ内には、処
置具挿通チャンネル２４，ライトガイド４１，撮像手段
１６からの配線ケーブル１７が挿通されており、さらに
対物光学系におけるレンズの移動操作手段として、コン
トロールケーブル４２が挿通されている。さらにまた、
アングル部２ｂを湾曲操作するための湾曲操作ワイヤ４
３が上下及び左右の４箇所に設けられている。従って、
洗浄用流体供給経路を構成する可撓性チューブ２６の挿
通位置は、単にアングルリング４０の内面から離間すれ
ば良いというのではなく、図示した構造の場合には、コ
ントロールケーブル４２と湾曲操作ワイヤ４３との間の
位置に正確に配置されるように、曲げ部２７ｃの曲げ方
向を調整しなければならない。つまり、接続パイプ２７
は曲げ部２７ｃを有するものの、この曲げの方向性を正
確に制御した状態に装着されなければならない。
【００２１】この接続パイプ２７の曲げ部２７ｃの方向
制御を正確に行えるようにするために、図７に示したよ
うに、先端部本体２０の基端面には、接続パイプ２７の
曲げ部２７ｃの方向性を表示する指標４４が設けられて
いる。この指標４４は先端部本体２０に色付け等のマー
クで形成することもできるが、先端部本体２０の基端面
に溝や凹部、さらには突起等で形成する方が、接続パイ
プ２７の曲げ方向の指標としての安定性及び恒久性等の
観点から望ましい。従って、接続パイプ２７の前方側の
直線部２７ａを透孔２５に挿入した状態で、曲げ部２７
ｃの方向を指標４４が指示する方向に向くように回動さ
せることによって、後方側の直線部２７ｂが前述した各
種の部材と干渉しない方向に延在させることができ、こ
の直線部２７ｂに可撓性チューブ２６を確実に嵌合させ
るように調整することができるようになる。なお、図７
において、符号４５はノズル１３を固定するための止め
ねじである。
制御を正確に行えるようにするために、図７に示したよ
うに、先端部本体２０の基端面には、接続パイプ２７の
曲げ部２７ｃの方向性を表示する指標４４が設けられて
いる。この指標４４は先端部本体２０に色付け等のマー
クで形成することもできるが、先端部本体２０の基端面
に溝や凹部、さらには突起等で形成する方が、接続パイ
プ２７の曲げ方向の指標としての安定性及び恒久性等の
観点から望ましい。従って、接続パイプ２７の前方側の
直線部２７ａを透孔２５に挿入した状態で、曲げ部２７
ｃの方向を指標４４が指示する方向に向くように回動さ
せることによって、後方側の直線部２７ｂが前述した各
種の部材と干渉しない方向に延在させることができ、こ
の直線部２７ｂに可撓性チューブ２６を確実に嵌合させ
るように調整することができるようになる。なお、図７
において、符号４５はノズル１３を固定するための止め
ねじである。
【００２２】ここで、接続パイプ２７とノズル１３の本
体筒１３ａとを嵌合させ、かつ所定の嵌合長を持たせた
上で、ノズル１３の装着部の周囲に生じる空隙にシール
材３５を充填するようにしている。このように、空隙部
分にシール材３５を充填することによって、ノズル１３
を固定すると共に、挿入部２の内部における気密保持機
能を向上させ、かつ外径に凹凸が生じるのを防止でき
る。しかも、接続パイプ２７の先端部分をノズル１３の
本体筒１３ａ内に所定長さだけ挿入することによって、
シール材３５を充填したとしても、接続パイプ２７とノ
ズル１３とを含む洗浄用流体の供給経路にシール材３５
が入り込むことはない。従って、ノズル１３の本体筒１
３ａの内径と、接続パイプ２７の外径とにある程度の径
差を設けて、その間の嵌合を容易にすることができる。
また、ノズル１３における筒状部１３ａから噴射部１３
ｂへの移行部の周囲には接着剤４６を充填する。これに
よって、ノズル１３の固定及び挿入部２の内部の気密性
が確保されることになる。
体筒１３ａとを嵌合させ、かつ所定の嵌合長を持たせた
上で、ノズル１３の装着部の周囲に生じる空隙にシール
材３５を充填するようにしている。このように、空隙部
分にシール材３５を充填することによって、ノズル１３
を固定すると共に、挿入部２の内部における気密保持機
能を向上させ、かつ外径に凹凸が生じるのを防止でき
る。しかも、接続パイプ２７の先端部分をノズル１３の
本体筒１３ａ内に所定長さだけ挿入することによって、
シール材３５を充填したとしても、接続パイプ２７とノ
ズル１３とを含む洗浄用流体の供給経路にシール材３５
が入り込むことはない。従って、ノズル１３の本体筒１
３ａの内径と、接続パイプ２７の外径とにある程度の径
差を設けて、その間の嵌合を容易にすることができる。
また、ノズル１３における筒状部１３ａから噴射部１３
ｂへの移行部の周囲には接着剤４６を充填する。これに
よって、ノズル１３の固定及び挿入部２の内部の気密性
が確保されることになる。
【００２３】なお、前述した実施の形態においては、ノ
ズル１３全体をプラスチックで形成するようにしたが、
ノズルは先端部本体に対して電気的に絶縁されておれ
ば、金属で形成することもできる。金属製のノズルを用
いる場合には、その本体筒に相当する部分の外周に絶縁
筒を嵌合させるように構成する。この場合においても、
絶縁筒を嵌合させた分だけノズルの外径が大きくなる。
従って、先端部本体２０に設けた切り欠き２９の部分に
絶縁筒を位置させるようにすることによって、挿入部の
細径化が図られる。
ズル１３全体をプラスチックで形成するようにしたが、
ノズルは先端部本体に対して電気的に絶縁されておれ
ば、金属で形成することもできる。金属製のノズルを用
いる場合には、その本体筒に相当する部分の外周に絶縁
筒を嵌合させるように構成する。この場合においても、
絶縁筒を嵌合させた分だけノズルの外径が大きくなる。
従って、先端部本体２０に設けた切り欠き２９の部分に
絶縁筒を位置させるようにすることによって、挿入部の
細径化が図られる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、ノ
ズルの装着位置を先端部本体の外周側に偏寄させたこと
によって、その分だけ挿入部の細径化が図られる等の効
果を奏する。
ズルの装着位置を先端部本体の外周側に偏寄させたこと
によって、その分だけ挿入部の細径化が図られる等の効
果を奏する。
【図１】本発明の実施の一形態を示す内視鏡の全体構成
図である。
図である。
【図２】図１の挿入部における先端面の外観図である。
【図３】図２のＸ−Ｘ断面図である。
【図４】図２のＹ−Ｙ断面図である。
【図５】図４の要部拡大図である。
【図６】図３のＺ−Ｚ断面図である。
【図７】先端部本体の基端面を示す要部構成図である。
１ 本体操作部 ２ 挿入部 ２ａ 軟性部 ２ｂ アングル部 ２ｃ 先端硬質部 １０ 照明窓 １１ 観察窓 １３ ノズル １３ａ 筒状部 １３ｂ 噴射部 ２０ 先端部本体 ２１ 絶縁キャップ ２５ 透孔 ２６ 可撓性チューブ ２７ 接続パイプ ２７ａ，２７ｂ 直線部 ２７ｃ 曲げ部 ２８ 開口 ２９ 切り欠き ３５ シール材 ４４ 指標
Claims (3)
- 【請求項１】 本体操作部に体腔内等への挿入部を連結
して設け、この挿入部の先端に先端部本体を設け、この
先端部本体の基端側にはアングル部を構成する最先端の
アングルリングを嵌合させて設け、かつ先端側に絶縁キ
ャップを嵌合させて設けるようになし、この絶縁キャッ
プの表面に臨むように、少なくとも照明窓及び観察窓を
設け、かつこの観察窓に向けて洗浄用流体を噴射するノ
ズルを含む洗浄用流体供給経路を設けた内視鏡におい
て、 前記洗浄用流体供給経路は、前記ノズルと、接続パイプ
及び可撓性チューブで構成され、 前記ノズルは前記先端部本体の側面に設けた切り欠きに
装着し、 前記接続パイプは中間部に曲げ部を設けて、この曲げ部
の前後は相互に平行な直線部となし、前方側の直線部の
少なくとも一部は前記先端部本体内に挿入されると共に
その先端部が所定の長さだけ前記ノズルに挿嵌され、ま
た後方側の直線部の少なくとも一部に可撓性チューブを
嵌合させるようになし、 この曲げ部の曲げ方向は前記可撓性チューブが前記最先
端のアングルリング内に配置される他の部材と干渉しな
い方向とする構成としたことを特徴とする内視鏡の観察
窓洗浄装置。 - 【請求項２】 前記先端部本体の基端面に、前記接続パ
イプの曲げ部の方向を指示する指標を設ける構成とした
ことを特徴とする請求項１記載の内視鏡の観察窓洗浄装
置。 - 【請求項３】 前記切り欠きにおけるノズル及び接続パ
イプの装着部の周囲にはシール材を充填する構成とした
ことを特徴とする請求項１記載の内視鏡の観察窓洗浄装
置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000234068A JP3945133B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 内視鏡の観察窓洗浄装置 |
| DE60123749T DE60123749T2 (de) | 2000-08-02 | 2001-07-31 | Endoskop mit reinigungsvorrichtung für beobachtungsfenster |
| PCT/JP2001/006599 WO2002011607A1 (fr) | 2000-08-02 | 2001-07-31 | Dispositif de lavage de fenetre d'observation d'endoscope |
| EP01954395A EP1247484B1 (en) | 2000-08-02 | 2001-07-31 | Endoscope with observation window cleaning device |
| US10/088,529 US6638214B2 (en) | 2000-08-02 | 2001-07-31 | Observation window washing device of endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000234068A JP3945133B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 内視鏡の観察窓洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002045331A true JP2002045331A (ja) | 2002-02-12 |
| JP3945133B2 JP3945133B2 (ja) | 2007-07-18 |
Family
ID=18726498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000234068A Expired - Fee Related JP3945133B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 内視鏡の観察窓洗浄装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6638214B2 (ja) |
| EP (1) | EP1247484B1 (ja) |
| JP (1) | JP3945133B2 (ja) |
| DE (1) | DE60123749T2 (ja) |
| WO (1) | WO2002011607A1 (ja) |
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| JP2007252834A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Pentax Corp | 内視鏡装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| US7578786B2 (en) | 2003-04-01 | 2009-08-25 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Video endoscope |
| US20040199052A1 (en) | 2003-04-01 | 2004-10-07 | Scimed Life Systems, Inc. | Endoscopic imaging system |
| US20050245789A1 (en) * | 2003-04-01 | 2005-11-03 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Fluid manifold for endoscope system |
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| AU2005291952A1 (en) | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Boston Scientific Limited | Adapter for use with digital imaging medical device |
| US7241263B2 (en) | 2004-09-30 | 2007-07-10 | Scimed Life Systems, Inc. | Selectively rotatable shaft coupler |
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