JP2002044799A - オーディオ用アンプ - Google Patents

オーディオ用アンプ

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JP2002044799A
JP2002044799A JP2000231610A JP2000231610A JP2002044799A JP 2002044799 A JP2002044799 A JP 2002044799A JP 2000231610 A JP2000231610 A JP 2000231610A JP 2000231610 A JP2000231610 A JP 2000231610A JP 2002044799 A JP2002044799 A JP 2002044799A
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JP2000231610A
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Shinichi Fujita
心一 藤田
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力に異常が生じたときに、回路やスピーカ
の破損を防止するとともに、再生を続行できるようにす
る。 【解決手段】 各出力チャンネルFL,C,FR,R
L,RRのパワーアンプ42,44,46,48,50
内には異常検出回路および保護回路が配置されており、
自己の出力チャンネルに異常が検出されたときに保護回
路を動作させて、当該チャンネルのパワーアンプの動作
とその出力を停止させる。このとき、音像定位およびミ
キシング回路30は、異常が検出されたチャンネルの信
号を音像定位処理して、そのチャンネルのスピーカの両
側に隣接するスピーカに供給する。これにより、異常が
検出されたチャンネルの信号の再生音は、そのチャンネ
ルのスピーカ位置に擬似的に定位する。他の正常チャン
ネルの信号は、該各チャンネルのスピーカからそのまま
再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオ用ア
ンプに関し、出力に異常が生じたときに、回路やスピー
カを破損から保護するとともに、再生を続行できるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用パワーアンプやプリメイン
アンプにおいては、スピーカ端子が使用者の取扱いの誤
り等で短絡すると、出力段に過大電流が流れて出力段の
素子が破壊されることがある。また、出力に直流電位が
生じると、スピーカが焼損することがある。そこで、通
常これらアンプの出力には保護回路が設けられて、出力
に異常(過大電流や直流電位の発生等)が生じたとき
に、保護回路を動作させて出力を遮断して(あるいは、
電源自体をオフして)、該出力を停止させることによ
り、出力段の素子の破壊やスピーカの焼損を防止してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーディオ用ア
ンプにおいては、保護機能が出力チャンネルごとに独立
していなかったため、1つの出力チャンネルの異常に対
しても、全部の出力チャンネルがオフされたり電源自体
がオフされていた。このため、映画など長いプログラム
を見ている途中でどれか1つのチャンネルだけ異常にな
った場合にも、それ以降の視聴ができなくなっていた。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、出力に
異常が生じたときに、回路やスピーカの破壊を防止する
とともに、再生を続行できるようにしたオーディオ用ア
ンプを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明
は、3チャンネル以上の出力チャンネルを有するオーデ
ィオ用アンプにおいて、前記出力チャンネルの異常をチ
ャンネル単位で検出する異常検出回路と、該異常が検出
された出力チャンネルの出力を停止させる保護回路と、
該異常が検出された出力チャンネルのオーディオ信号を
所定の複数の正常な出力チャンネルのスピーカから再生
してその音像を該異常が検出された出力チャンネルのス
ピーカ位置に定位させるために、該異常が検出された出
力チャンネルのオーディオ信号に所定の音像定位処理を
施して該各正常な出力チャンネルのスピーカから再生す
るオーディオ信号をそれぞれ生成する音像定位回路と、
前記異常が検出されたときに、前記音像定位回路で生成
された各オーディオ信号を、該当する正常な各出力チャ
ンネルに元々割り当てられているオーディオ信号にそれ
ぞれミキシングして該各正常な出力チャンネルから出力
するミキシング回路とを具備してなるものである。第1
の発明によれば、出力チャンネルの異常をチャンネル単
位で検出して、異常が検出された出力チャンネルの出力
を停止させるようにしたので、該出力チャンネルの回路
やスピーカの破損を防止することができる。また、正常
な出力チャンネルはそのまま生かされ、異常が検出され
た出力チャンネルのオーディオ信号に音像定位処理を施
して、所定の複数の正常な出力チャンネルのスピーカか
ら再生して、その音像を該異常が検出された出力チャン
ネルのスピーカ位置に定位させる(つまり、その位置に
仮想的に代わりのスピーカを作る)ようにしたので、該
異常が検出された出力チャンネルの音声を該異常が検出
された出力チャンネルのスピーカ位置に擬似的に定位さ
せることができ、異常状態を応急的に救済して、異常が
生じていないときと似た状態で聴取を続けることができ
る。なお、前記異常検出に基づく前記音像定位回路もし
くは前記ミキシング回路の制御または該音像定位回路お
よび該ミキシング回路の制御は、マイコン等の制御回路
を介してまたは介さないで行うことができる。
【0005】第1の発明は、例えば次のような様々な構
成として実現することができる(a)少なくとも前方左
右および後方左右の各出力チャンネルを有し、前記異常
検出回路がそのうち1つの出力チャンネルの異常を検出
したときに、前記保護回路が該異常が検出された出力チ
ャンネルの出力を停止し、前記音像定位回路が該異常が
検出された出力チャンネルのオーディオ信号に所定の音
像定位処理を施して、前記前方左右および後方左右のス
ピーカのうち該異常が検出された出力チャンネル用のス
ピーカの両側に隣接するスピーカから再生するオーディ
オ信号をそれぞれ生成し、前記ミキシング回路が該生成
されたオーディオ信号を、該当する各出力チャンネルに
元々割り当てられているオーディオ信号にそれぞれミキ
シングして該各出力チャンネルから出力する。(b)少
なくとも前方左右および前方中央の各出力チャンネルを
有し、前記異常検出回路が前方中央の出力チャンネルの
異常を検出したときに、前記保護回路が該前方中央の出
力チャンネルの出力を停止し、前記音像定位回路が該前
方中央の出力チャンネルのオーディオ信号に所定の音像
定位処理を施して前記前方左右の出力チャンネルのスピ
ーカから再生するオーディオ信号をそれぞれ生成し、前
記ミキシング回路が該各生成されたオーディオ信号を、
前記前方左右の出力チャンネルに元々割り当てられてい
るオーディオ信号にそれぞれミキシングして該前方左右
の出力チャンネルから出力する。(c)少なくとも前方
左右、前方中央および後方左右の各出力チャンネルを有
し、前記異常検出回路が前方左の出力チャンネルの異常
を検出したときに、前記保護回路が該前方左の出力チャ
ンネルの出力を停止し、前記音像定位回路が該前方左の
出力チャンネルのオーディオ信号に所定の音像定位処理
を施して前記前方中央および前記後方左のスピーカから
再生するオーディオ信号をそれぞれ生成し、前記ミキシ
ング回路が該生成された各オーディオ信号を、前記前方
中央および前記後方左の出力チャンネルに元々割り当て
られているオーディオ信号にそれぞれミキシングして該
前方中央および該後方左の出力チャンネルから出力す
る。(d)少なくとも前方左右、前方中央および後方左
右の各出力チャンネルを有し、前記異常検出回路が前方
右の出力チャンネルの異常を検出したときに、前記保護
回路が該前方右の出力チャンネルの出力を停止し、前記
音像定位回路が該前方右の出力チャンネルのオーディオ
信号に所定の音像定位処理を施して前記前方中央および
前記後方右のスピーカから再生するオーディオ信号をそ
れぞれ生成し、前記ミキシング回路が該生成された各オ
ーディオ信号を、前記前方中央および前記後方右の出力
チャンネルに元々割り当てられているオーディオ信号に
それぞれミキシングして該前方中央および該後方右の出
力チャンネルから出力する。
【0006】また、この出願の第2の発明は、3チャン
ネル以上の反射音出力チャンネル{反射音を専門に出力
するチャンネルに限らず、反射音と主信号音(直接音)
等反射音以外の音とをミキシングした信号を出力するチ
ャンネルを含む。}を有し、共通のオーディオ信号を該
反射音出力チャンネルごとに割り当てられた反射音パラ
メータでそれぞれ畳み込み演算して反射音信号を生成
し、該当する反射音出力チャンネルからそれぞれ出力す
るオーディオ用アンプにおいて、前記反射音出力チャン
ネルの異常をチャンネル単位で検出する異常検出回路
と、該異常が検出された反射音出力チャンネルの出力を
停止させる保護回路と、該異常が検出されたときに、所
定の複数の正常な反射音出力チャンネルの反射音パラメ
ータを、該異常が検出された反射音出力チャンネルに割
り当てられている反射音パラメータに相当するものを含
むものに変更する制御を行う制御回路とを具備してなる
ものである。
【0007】第2の発明によれば、反射音出力チャンネ
ルの異常をチャンネル単位で検出して、異常が検出され
た反射音出力チャンネルの出力を停止させるようにした
ので、該反射音出力チャンネルの回路やスピーカの破損
を防止することができる。また、正常な反射音出力チャ
ンネルはそのまま生かされ、所定の複数の正常な反射音
出力チャンネルの反射音パラメータを、該異常が検出さ
れた反射音出力チャンネルに割り当てられている反射音
パラメータに相当するものを含むものに変更するように
したので、該異常が検出された反射音出力チャンネルで
発生すべき反射音またはそれに近い反射音を再生するこ
とができ、異常状態を応急的に救済して、異常が生じて
いないときと似た状態で聴取を続けることができる。な
お、前記所定の複数の正常な反射音出力チャンネルは、
例えば、前記異常が検出された反射音出力チャンネルの
左右に隣接する2つの反射音出力チャンネルとすること
ができる。また、前記各反射音出力チャンネルに割り当
てられている反射音パラメータが、その左または右に隣
接する反射音出力チャンネルの反射音パラメータと対に
なってその音量比で該左または右に隣接する反射音出力
チャンネルとの間の任意の位置の反射音を表すものであ
る場合には、前記制御回路は、例えば、前記異常が検出
されたときに、該異常が検出された反射音出力チャンネ
ルに割り当てられている反射音パラメータのうち、左側
に隣接する反射音出力チャンネルと対になって表される
反射音パラメータに相当するものを右側に隣接する反射
音出力チャンネルの反射音パラメータに含ませ、右側に
隣接する反射音出力チャンネルと対になっている反射音
パラメータに相当するものを左側に隣接する反射音出力
チャンネルの反射音パラメータに含ませるように、該左
右に隣接する2つの反射音出力チャンネルの反射音パラ
メータを変更する制御を行うものとすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の発明の実施の形態)第1
の発明をサラウンドアンプ(サラウンドチャンネル付プ
リメインアンプ)に適用した実施の形態を説明する。図
1はこのサラウンドアンプのシステム構成(アナログ入
力系統は省略する。)を示したものである。ディジタル
入力端子10からは、ドルビーデジタル(商標)エンコ
ード信号等のディジタルオーディオ信号が入力される。
この信号はデコーダ12でエンコードされて、L(前方
左)、C(前方中央)、R(前方右)、LS(後方左サ
ラウンド)、RS(後方右サラウンド)の各エンコード
出力チャンネルのオーディオ信号に分離される。ミキシ
ング回路14は、フロント信号L,C,Rの各チャンネ
ルオーディオ信号をミキシングする。反射音生成回路1
6は、聴取者64の前方に広がるプレゼント音場を創生
する反射音信号を生成するもので、FL(前方左)、F
R(前方右)、RL(後方左)、RR(後方右)の各出
力チャンネルごとに、各対応するスピーカ66,70,
72,74の方向に相当する反射音パラメータ(遅延時
間とゲインで表される反射音ごとのパラメータ)が設定
されたFIR(非巡回型フィルタ)等の畳み込み演算回
路を具備し、フロント信号L,C,Rのミキシング信号
にそれぞれ畳み込み演算を施して、各出力チャンネルF
L,FR,RL,RRごとの反射音信号を生成する。
【0009】反射音生成回路18は、聴取者64の左後
方に広がるサラウンド音場を創生する反射音信号を生成
するもので、FL,FR,RL,RRの各出力チャンネ
ルごとに、各対応するスピーカ66,70,72,74
の方向に相当する反射音パラメータが設定されたFIR
等の畳み込み演算回路を具備し、後方左サラウンド信号
LSに畳み込み演算を施して、各出力チャンネルFL,
FR,RL,RRごとの反射音信号を生成する。
【0010】反射音生成回路20は、聴取者64の右後
方に広がるサラウンド音場を創生する反射音信号を生成
するもので、FL,FR,RL,RRの各出力チャンネ
ルごとに、各対応するスピーカ66,70,72,74
の方向に相当する反射音パラメータが設定されたFIR
等の畳み込み演算回路を具備し、後方右サラウンド信号
RSに畳み込み演算を施して、各出力チャンネルFL,
FR,RL,RRごとの反射音信号を生成する。ミキシ
ング回路22は、反射音生成回路16,18,20から
出力される反射音信号を、同じ出力チャンネルのものど
うしミキシングして出力する。ミキシング回路22から
出力される各出力チャンネルFL,FR,RL,RRの
反射音信号は、ミキシング回路24,26,28,29
において、デコーダ12の各エンコーダ出力チャンネル
L,R,LS,RSの信号にそれぞれミキシングされて
音像定位およびミキシング回路30に入力される。
【0011】音像定位およびミキシング回路30は、正
常な出力チャンネルに元々割り当てられているオーディ
オ信号はそのまま出力するとともに、異常が検出された
出力チャンネルについてそのオーディオ信号を所定の複
数の正常な出力チャンネルのスピーカから再生して、そ
の音像を該異常が検出された出力チャンネルのスピーカ
位置に定位させるために、該異常が検出された出力チャ
ンネルのオーディオ信号に所定の音像定位処理を施して
該各正常な出力チャンネルのスピーカから再生するオー
ディオ信号をそれぞれ生成するとともに、該生成された
オーディオ信号を、該当する正常な各出力チャンネルに
元々割り当てられているオーディオ信号にそれぞれミキ
シングして、該各正常な出力チャンネルから出力するも
のである。音像定位およびミキシング回路30から出力
される各出力チャンネルFL,C,FR,RL,RRの
オーディオ信号は、それぞれプリアンプ(D/A変換器
を含む)32,34,36,38,40およびパワーア
ンプ42,44,46,48,50を介してスピーカ端
子52,54,56,58,60から出力され、リスニ
ングルーム62内の聴取者64の周囲に配設された各対
応する方向のスピーカ66,68,70,72,74に
それぞれ供給されて発音される。パワーアンプ42,4
4,46,48,50内には、自己のチャンネルの異常
(過大電流、直流電位の発生等)を検出する異常検出回
路と、該異常が検出されたときに、自己のチャンネルの
出力を停止させる保護回路がそれぞれ内蔵されている。
制御回路82はマイコン等で構成されるもので、各出力
チャンネルの異常検出出力に基づき、音像定位およびミ
キシング回路30を制御する。
【0012】パワーアンプ42,44,46,48,5
0の1チャンネル分の構成例を図2に示す。パワーアン
プ回路76にはリレースイッチ77(保護回路)を介し
て電源が供給される。オーディオ信号はパワーアンプ回
路76で電力増幅され、リレースイッチ78(保護回
路)を介して出力される。異常検出回路80はパワーア
ンプ回路76における過大電流や直流電位の発生等の異
常を検出すると、リレースイッチ77をオフして、パワ
ーアンプ回路76への給電を停止させると同時に、リレ
ースイッチ78をオフして、当該出力チャンネルの出力
を停止させる。リレースイッチ77,78に代えてヒュ
ーズを配置すれば、このヒューズが異常検出回路と保護
回路を構成することになる。
【0013】音像定位およびミキシング回路30の構成
例を図3に示す。各出力チャンネルFL,C,FR,R
L,RRのオーディオ信号は、音像定位回路84,8
6,88,90,92に入力される。これら音像定位回
路84,86,88,90,92は自己の出力チャンネ
ルの信号を該チャンネルのスピーカの両側に隣接する2
つのスピーカから再生したときに、その音像が自己のチ
ャンネルのスピーカ位置に定位するように、該信号に対
し音像定位処理を施して、該両側に隣接する2つのスピ
ーカから再生する信号を生成するものである。これら音
像定位回路84,86,88,90,92は、簡単には
例えば図4に示すように、1チャンネル入力オーディオ
信号をアッテネータ93,95に入力して2チャンネル
オーディオ信号を生成して出力する回路でそれぞれ構成
することができる。この場合、アッテネータ93,95
のゲイン比で定位を設定することができる。また、より
高精度には、音像定位回路84,86,88,90,9
2は、1チャンネル入力オーディオ信号を、頭部伝達関
数の付与とクロストークキャンセルの演算を行う周知の
音像定位回路に入力して2チャンネルオーディオ信号を
生成して出力する回路でそれぞれ構成することができ
る。音像定位回路84,86,88,90,92の入力
チャンネルと出力チャンネルの関係を次表に示す。 入力チャンネル 出力チャンネル 音像定位回路84 FL C,RL 音像定位回路86 C FL,FR 音像定位回路88 FR C,RR 音像定位回路90 RL FL,RR 音像定位回路92 RR FR,RL
【0014】すなわち、音像定位回路84は、自己のチ
ャンネルFLの信号をチャンネルCおよびRLのスピー
カ68,72から再生したときに、その音像が自己のチ
ャンネルFLのスピーカ66の位置に定位するように、
自己のチャンネルFLの信号を音像定位処理して、チャ
ンネルCおよびRLのスピーカ68,72で再生する信
号を生成する。また、音像定位回路86は、自己のチャ
ンネルCの信号をチャンネルFLおよびFRのスピーカ
66,70から再生したときに、その音像が自己のチャ
ンネルCのスピーカ68の位置に定位するように、自己
のチャンネルCの信号を音像定位処理して、チャンネル
FLおよびFRのスピーカ66,70で再生する信号を
生成する。また、音像定位回路88は、自己のチャンネ
ルFRの信号をチャンネルCおよびRRのスピーカ6
8,74から再生したときに、その音像が自己のチャン
ネルFRのスピーカ70の位置に定位するように、自己
のチャンネルFRの信号を音像定位処理して、チャンネ
ルCおよびRRのスピーカ68,74で再生する信号を
生成する。また、音像定位回路90は、自己のチャンネ
ルRLの信号をチャンネルFLおよびRRのスピーカ6
6,74から再生したときに、その音像が自己のチャン
ネルRLのスピーカ72の位置に定位するように、自己
のチャンネルRLの信号を音像定位処理して、チャンネ
ルFLおよびRRのスピーカ66,74で再生する信号
を生成する。また、音像定位回路92は、自己のチャン
ネルRRの信号をチャンネルFRおよびRLのスピーカ
70,72から再生したときに、その音像が自己のチャ
ンネルRRのスピーカ74の位置に定位するように、自
己のチャンネルRRの信号を音像定位処理して、チャン
ネルFRおよびRLのスピーカ70,72で再生する信
号を生成する。
【0015】チャンネルFLの音像定位回路84で生成
された各チャンネルC,RLの信号は、当該チャンネル
FLで異常が検出されたときに制御回路82からの指令
で連動してオンするスイッチ94a,94b(正常時は
オフ)を介してチャンネルC,RLのミキシング回路1
06,110にそれぞれ入力される。チャンネルCの音
像定位回路86で生成された各チャンネルFL,FRの
信号は、当該チャンネルCで異常が検出されたときに制
御回路82からの指令で連動してオンするスイッチ96
a,96b(正常時はオフ)を介してチャンネルFL,
FRのミキシング回路104,108にそれぞれ入力さ
れる。チャンネルFRの音像定位回路88で生成された
各チャンネルC,RRの信号は、当該チャンネルFRで
異常が検出されたときに制御回路82からの指令で連動
してオンするスイッチ98a,98b(正常時はオフ)
を介してチャンネルC,RRのミキシング回路106,
111にそれぞれ入力される。チャンネルRLの音像定
位回路90で生成された各チャンネルFL,RRの信号
は、当該チャンネルRLで異常が検出されたときに制御
回路82からの指令で連動してオンするスイッチ100
a,100b(正常時はオフ)を介してチャンネルF
L,RRのミキシング回路104,111にそれぞれ入
力される。チャンネルRRの音像定位回路92で生成さ
れた各チャンネルFR,RLの信号は、当該チャンネル
RRで異常が検出されたときに制御回路82からの指令
で連動してオンするスイッチ102a,102b(正常
時はオフ)を介してチャンネルFR,RLのミキシング
回路108,110にそれぞれ入力される。ミキシング
回路104,106,108,110,111は、自己
のチャンネルFL,C,FR,RL,RRの信号と、音
像定位回路84,86,88,90で生成されスイッチ
94a,94b,96a,96b,98a,98b,1
00a,100b,102a,102bを介して入力さ
れる自己のチャンネルFL,C,FR,RL,RRあて
の信号とをミキシングして出力し、各該当するスピーカ
66,68,70,72,74にそれぞれ供給する。な
お、スイッチ94a,94b,96a,96b,98
a,98b,100a,100b,102a,102b
のオン、オフは、制御回路82(マイコン等)を介さず
に、各対応するパワーアンプ42,44,46,48,
50内の異常検出回路80(図2)の異常検出出力で直
接行うこともできる。
【0016】図1のオーディオ用アンプにおける出力チ
ャンネルの制御動作の一例を図5に示す。FL,C,F
R,RL,RRの5チャンネルで通常再生を行っている
状態で(S1)、異常が検出されたときは(S2)、異
常チャンネルの出力を停止させ(S3)、この発明によ
る救済処理を実行する(S4)。その後、異常状態が解
消すると(S5)、救済処理を解除し(S6)、異常チ
ャンネルの出力停止を解除して(S7)、通常再生に復
帰させる(S1)。
【0017】図5のステップS4の救済処理による再生
動作を説明する。図6は通常再生時の状態で、全5チャ
ンネルのスピーカ66,68,70,72,74は自己
に元々割り当てられているチャンネルFL,C,FR,
RL,RRの信号を再生している。図7はチャンネルC
に異常が検出されているときの状態で、チャンネルCの
信号は音像定位処理が施されてスピーカ66,70から
再生される。他のチャンネルFL,FR,RL,RRの
信号は元々割り当てられているスピーカ66,70,7
2,74から再生される。図8はチャンネルFLに異常
が検出されているときの状態で、チャンネルFLの信号
は音像定位処理が施されてスピーカ68,72から再生
される。他のチャンネルC,FR,RL,RRの信号は
元々割り当てられているスピーカ68,70,72,7
4から再生される。図9はチャンネルFRに異常が検出
されているときの状態で、チャンネルFRの信号は音像
定位処理が施されてスピーカ68,74から再生され
る。他のチャンネルFL,C,RL,RRの信号は元々
割り当てられているスピーカ66,68,72,74か
ら再生される。図10はチャンネルRLに異常が検出さ
れているときの状態で、チャンネルRLの信号は音像定
位処理が施されてスピーカ66,74から再生される。
他のチャンネルFL,C,FR,RRの信号は元々割り
当てられているスピーカ66,68,70,72,74
から再生される。図11はチャンネルRRに異常が検出
されているときの状態で、チャンネルRRの信号は音像
定位処理が施されてスピーカ70,72から再生され
る。他のチャンネルFL,C,FR,RLの信号は元々
割り当てられているスピーカ66,68,70,72か
ら再生される。
【0018】図5のステップS4の救済処理による再生
音源について説明する。図12は、5チャンネルで通常
再生しているときの、ある瞬間の音源再生状態を示す。
図13は、チャンネルCに異常が生じて、該チャンネル
Cの信号を音像定位処理してスピーカ66,70から再
生し、他のチャンネルFL,FR,RL,RRの信号を
元々割り当てられているスピーカ66,70,72,7
4から再生しているときの、図12と同じ瞬間の音源再
生状態を示す。このとき、チャンネルCの信号(直接音
のみで構成される信号)の再生音源は、通常再生時にス
ピーカ68で再生したときと同じ位置に定位する。図1
4は、チャンネルFRに異常が生じて、該チャンネルF
Rの信号を音像定位処理してスピーカ68,74から再
生し、他のチャンネルFL,C,RL,RRの信号を元
々割り当てられているスピーカ66,68,72,74
から再生しているときの、図12と同じ瞬間の音源再生
状態を示す。このとき、チャンネルFRの信号(直接音
と反射音で構成される信号)の再生音源は、通常再生時
にスピーカ70で再生したときと同じ位置に定位する。
【0019】なお、前記実施の形態ではチャンネルFL
に異常が生じたときに、該チャンネルFLの信号をスピ
ーカ68,72で再生してスピーカ66の位置に定位す
るように、該チャンネルFLの信号を音像定位処理して
スピーカ68,72で再生するようにしたが、これに代
えて、該チャンネルFLの信号をスピーカ70,72で
再生してスピーカ66の位置に定位するように、該チャ
ンネルFLの信号を音像定位処理してスピーカ70,7
2で再生することもできる。同様に、前記実施の形態で
はチャンネルFRに異常が生じたときに、該チャンネル
FRの信号をスピーカ68,74で再生してスピーカ7
0の位置に定位するように、該チャンネルFRの信号を
音像定位処理してスピーカ68,74で再生するように
したが、これに代えて、該チャンネルFRの信号をスピ
ーカ66,74で再生してスピーカ70の位置に定位す
るように、該チャンネルFRの信号を音像定位処理して
スピーカ66,74で再生することもできる。
【0020】また、前記実施の形態では、出力チャンネ
ル数が5チャンネルのオーディオ用アンプに第1の発明
を適用した場合について説明したが、これに限らず第1
の発明は出力チャンネル数が3チャンネル以上の各種出
力チャンネル数のオーディオ用アンプに適用できるもの
である。また、第1の発明はサラウンドアンプに限ら
ず、通常のプリメインアンプやメインアンプ(パワーア
ンプ)等の各種オーディオ用アンプに適用することがで
きる。
【0021】(第2の発明の実施の形態)第2の発明を
サラウンドアンプ(サラウンドチャンネル付プリメイン
アンプ)に適用した実施の形態を説明する。図15はこ
のサラウンドアンプのシステム構成を示したものであ
る。入力端子113,115からは、左右2チャンネル
のアナログオーディオ信号(主信号)が入力される。こ
れら信号は直接音出力チャンネルL,Rを構成するプリ
アンプ117,119およびパワーアンプ121,12
3を介してスピーカ端子125,127から出力され、
リスニングルーム129内の聴取者131の前方左右に
配設された主スピーカ133,135にそれぞれ供給さ
れて直接音として発音される。
【0022】左右2チャンネルの主信号はミキシング回
路137でミキシングされて、L+RまたはL−Rのミ
キシングオーディオ信号が生成される。このミキシング
オーディオ信号は、反射音生成回路139に入力され
る。反射音生成回路139は、聴取者131の周囲に広
がるサラウンド音場を創生する反射音信号を生成するも
ので、FLr(前方左)、FRr(前方右)、RLr
(後方左)、RRr(後方右)の各反射音出力チャンネ
ルごとに、各対応するスピーカ141,143,14
5,147の方向に相当する反射音パラメータ(遅延時
間とゲインで表される反射音ごとのパラメータ)が設定
されたFIR(非巡回型フィルタ)等の畳み込み演算回
路149,151,153,155を具備し、前記ミキ
シングオーディオ信号にそれぞれ畳み込み演算を施し
て、各反射音出力チャンネルFLr,FRr,RLr,
RRrごとの反射音信号を生成する。畳み込み演算回路
149,151,153,155の反射音パラメータの
設定および異常発生時の反射音パラメータの変更は、マ
イコン等で構成される制御回路181で制御される。反
射音生成回路139から出力される各反射音出力チャン
ネルFLr,FRr,RLr,RRrの反射音信号は、
プリアンプ157,159,161,163およびパワ
ーアンプ165,167,169,171を介してスピ
ーカ端子173,175,177,179から出力さ
れ、リスニングルーム129内の聴取者131の前方左
右および後方左右に配設されたサラウンドスピーカ14
1,143,145,147にそれぞれ供給されて反射
音として発音される。
【0023】パワーアンプ121,123,165,1
67,169,171内には、自己のチャンネルの異常
(過大電流、直流電位の発生等)を検出する異常検出回
路と、該異常が検出されたときに、自己のチャンネルの
出力を停止させる保護回路がそれぞれ内蔵されている。
パワーアンプ121,123,165,167,16
9,171の1チャンネル分の構成は、例えば前記図2
と同様にすることができる(ただし、直接音出力チャン
ネルL,Rのパワーアンプ121,123については、
制御回路181への異常検出出力の伝達は不要であ
る。)。
【0024】異常発生時の制御回路181による救済処
理は、例えば前記図5と同様にして行うことができる。
すなわち、F,L,FLr,FRr,RLr,RRrの
6チャンネルで通常再生を行っている状態で(S1)、
異常が検出されたときは(S2)、異常チャンネルの出
力を停止させ(S3)、この発明による救済処理を実行
する(S4)。その後、異常状態が解消すると(S
5)、救済処理を解除し(S6)、異常チャンネルの出
力停止を解除して(S7)、通常再生に復帰させる(S
1)。
【0025】救済処理(S4)の内容について説明す
る。図16は、通常再生時にサラウンドスピーカ14
1,143,145,147によって聴取者131の周
囲に再現される反射音の一例を示したものである。個々
の反射音は、その左右両側のスピーカで再生される。す
なわち、聴取者131の全周をスピーカ141,14
3,145,147の対角位置で区切られる4つの領域
A〜Dに分割して、各領域A〜D内の反射音を次のスピ
ーカ対でそれぞれ再生する。 ・領域A内の反射音:スピーカ141(FLr),14
3(FRr) ・領域B内の反射音:スピーカ143(FRr),14
7(RRr) ・領域C内の反射音:スピーカ147(RRr),14
5(RLr) ・領域D内の反射音:スピーカ145(RLr),14
1(FLr) この場合、個々の反射音は、それが再生される2つのス
ピーカでの音量比で該当する領域内での周方向の定位が
決定され、両スピーカでの音量和でその反射音の大きさ
が決定され、遅延時間(両スピーカでの再生音で同じ遅
延時間)で該領域内での径方向の定位(聴取点からの距
離)が決定される。
【0026】図16のサラウンド音場を創生するため
に、図1の畳み込み演算回路149,151,153,
155には、通常の再生時に、次の領域の反射音のパラ
メータ(反射音パラメータ)が設定される。 ・畳み込み演算回路149(FLr):領域A,Dの反
射音パラメータ ・畳み込み演算回路151(FRr):領域A,Bの反
射音パラメータ ・畳み込み演算回路153(RLr):領域D,Cの反
射音パラメータ ・畳み込み演算回路155(RRr):領域B,Cの反
射音パラメータ
【0027】図17は図16の通常の再生状態から前方
右の反射音出力チャンネルFRrに異常が生じた時に、
救済処理されてサラウンドスピーカ141,145,1
47(スピーカ143は休止)によって聴取者131の
周囲に再現される反射音を示したものである。この時、
各領域A〜D内の反射音を次のスピーカ対でそれぞれ再
生する。 ・領域A+B内の反射音:スピーカ141(FLr),
147(RRr) ・領域C内の反射音:スピーカ147(RRr),14
5(RLr) ・領域D内の反射音:スピーカ145(RLr),14
1(FLr) この場合も、個々の反射音は、それが再生される2つの
スピーカでの音量比で該当する領域内での周方向の定位
が決定され、両スピーカでの音量和でその反射音の大き
さが決定され、遅延時間(両スピーカでの再生音で同じ
遅延時間)で該領域内での径方向の定位(聴取点からの
距離)が決定される。
【0028】図17の救済処理によるサラウンド音場を
創生するために、図1の畳み込み演算回路149,15
3,155の反射音のパラメータは次のように変更され
る。 ・畳み込み演算回路149(FLr):領域A+B,D
の反射音パラメータ ・畳み込み演算回路153(RLr):領域D,Cの反
射音パラメータ(変更無し) ・畳み込み演算回路155(RRr):領域A+B,C
の反射音のパラメータ
【0029】この変更の結果、畳み込み演算回路151
(FRr)に割り当てられていた反射音パラメータのう
ち、領域Aに属するものに相当するもの{畳み込み演算
回路151(FRr)に割り当てられていた反射音パラ
メータに対し、遅延時間は同じで、畳み込み演算回路1
49(FLr)に割り当てられている対となる反射音パ
ラメータとの音量比が異なる反射音パラメータ}は畳み
込み演算回路155(RRr)に割り当てられ、領域B
に属するものに相当するもの{畳み込み演算回路151
(FRr)に割り当てられていた反射音パラメータに対
し、遅延時間は同じで、畳み込み演算回路155(RR
r)に割り当てられている対となる反射音パラメータと
の音量比が異なる反射音パラメータ}は畳み込み演算回
路149(FLr)に割り当てられることになる。以上
の救済処理により、異常が生じていないときと似た状態
で聴取を続けることができる。
【0030】以上は前方右の反射音出力チャンネルFR
rに異常が生じた場合について説明したが、他の反射音
出力チャンネルに異常が生じた場合も同様に、スピーカ
位置が該異常チャンネルの左右に隣接する2つの反射音
出力チャンネルを使って救済処理される。
【0031】なお、前記実施の形態では、主スピーカ1
33,135とは別に前方左右のサラウンドスピーカ1
41,143を用いたが、主スピーカ133,135を
前方左右のサラウンドスピーカに兼用して、前方左右の
反射音出力チャンネルFLr,FRrのパワーアンプ1
65,167から出力される反射音信号を直接音出力チ
ャンネルL,Rのパワーアンプ121,123から出力
される直接音信号に加算してスピーカ端子125,12
7から出力して、スピーカ133,135に供給するこ
ともできる。また、前記実施の形態では、反射音出力チ
ャンネル数が4チャンネルのオーディオ用アンプに第2
の発明を適用した場合について説明したが、これに限ら
ず第2の発明は出力チャンネル数が3チャンネル以上の
各種出力チャンネル数のオーディオ用アンプに適用でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明のオーディオ用アンプの実施の形
態を示すシステム構成ブロック図である。
【図2】 図1のパワーアンプ42,44,46,4
8,50の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の音場定位およびミキシング回路30の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の音像定位回路84,86,88,9
0,92の構成例を示すブロック図である。
【図5】 図1のオーディオ用アンプにおける出力チャ
ンネルの制御動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1のオーディオ用アンプにおける通常再生
時の状態を示すリスニングルーム内の平面図である。
【図7】 図1のオーディオ用アンプにおける、チャン
ネルCに異常が検出されているときの救済動作を示すリ
スニングルーム内の平面図である。
【図8】 図1のオーディオ用アンプにおける、チャン
ネルFLに異常が検出されているときの救済動作を示す
リスニングルーム内の平面図である。
【図9】 図1のオーディオ用アンプにおける、チャン
ネルFRに異常が検出されているときの救済動作を示す
リスニングルーム内の平面図である。
【図10】 図1のオーディオ用アンプにおける、チャ
ンネルRLに異常が検出されているときの救済動作を示
すリスニングルーム内の平面図である。
【図11】 図1のオーディオ用アンプにおける、チャ
ンネルRRに異常が検出されているときの救済動作を示
すリスニングルーム内の平面図である。
【図12】 図1のオーディオ用アンプにおいて、5チ
ャンネルで通常再生しているときの、ある瞬間における
音源再生状態を示す平面図である。
【図13】 図1のオーディオ用アンプにおいて、チャ
ンネルCに異常が生じて救済処理しているときの、図1
2と同じ瞬間における音源再生状態を示す平面図であ
る。
【図14】 図1のオーディオ用アンプにおいて、チャ
ンネルFRに異常が生じて救済処理しているときの、図
12と同じ瞬間における音源再生状態を示す平面図であ
る。
【図15】 第2の発明のオーディオ用アンプの実施の
形態を示すシステム構成ブロック図である。
【図16】 図15のオーディオ用アンプにおける通常
再生時の反射音再生状態を示すリスニングルーム内の平
面図である。
【図17】 図16の通常の再生状態から反射音出力チ
ャンネルFRrに異常が生じ救済処理されている時の反
射音再生状態を示すリスニングルーム内の平面図であ
る。
【符号の説明】
30…音像定位およびミキシング回路、66,68,7
0,72,74,141,143,145,147…ス
ピーカ、77,78…リレースイッチ(保護回路)、8
0…異常検出回路、82,181…制御回路、84,8
6,88,90,92…音像定位回路、104,10
6,108,110,111…ミキシング回路、139
…反射音生成回路、FL,C,FR,RL,RR…出力
チャンネル、FLr,FRr,RLr,RRr…反射音
出力チャンネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D020 AA02 5D062 BB03 5J069 AA02 AA21 AA41 CA52 CA56 CC02 FA20 HA38 KA00 KA23 KA62 MA20 QA04 TA01 TA02 TA07 5J091 AA02 AA21 AA41 CA52 CA56 FA20 FP02 GP02 HA38 KA00 KA23 KA62 MA20 QA04 TA01 TA02 TA07 5J092 AA02 AA21 AA41 CA52 CA56 FA20 HA38 KA00 KA23 KA62 MA20 QA04 TA01 TA02 TA07 VL08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3チャンネル以上の出力チャンネルを有す
    るオーディオ用アンプにおいて、 前記出力チャンネルの異常をチャンネル単位で検出する
    異常検出回路と、 該異常が検出された出力チャンネルの出力を停止させる
    保護回路と、 該異常が検出された出力チャンネルのオーディオ信号を
    所定の複数の正常な出力チャンネルのスピーカから再生
    してその音像を該異常が検出された出力チャンネルのス
    ピーカ位置に定位させるために、該異常が検出された出
    力チャンネルのオーディオ信号に所定の音像定位処理を
    施して該各正常な出力チャンネルのスピーカから再生す
    るオーディオ信号をそれぞれ生成する音像定位回路と、 前記異常が検出されたときに、前記音像定位回路で生成
    された各オーディオ信号を、該当する正常な各出力チャ
    ンネルに元々割り当てられているオーディオ信号にそれ
    ぞれミキシングして該各正常な出力チャンネルから出力
    するミキシング回路とを具備してなるオーディオ用アン
    プ。
  2. 【請求項2】少なくとも前方左右および後方左右の各出
    力チャンネルを有し、 前記異常検出回路がそのうち1つの出力チャンネルの異
    常を検出したときに、 前記保護回路が該異常が検出された出力チャンネルの出
    力を停止し、 前記音像定位回路が該異常が検出された出力チャンネル
    のオーディオ信号に所定の音像定位処理を施して、前記
    前方左右および後方左右のスピーカのうち該異常が検出
    された出力チャンネル用のスピーカの両側に隣接するス
    ピーカから再生するオーディオ信号をそれぞれ生成し、 前記ミキシング回路が該生成されたオーディオ信号を、
    該当する各出力チャンネルに元々割り当てられているオ
    ーディオ信号にそれぞれミキシングして該各出力チャン
    ネルから出力する請求項1記載のオーディオ用アンプ。
  3. 【請求項3】少なくとも前方左右および前方中央の各出
    力チャンネルを有し、 前記異常検出回路が前方中央の出力チャンネルの異常を
    検出したときに、 前記保護回路が該前方中央の出力チャンネルの出力を停
    止し、 前記音像定位回路が該前方中央の出力チャンネルのオー
    ディオ信号に所定の音像定位処理を施して前記前方左右
    の出力チャンネルのスピーカから再生するオーディオ信
    号をそれぞれ生成し、 前記ミキシング回路が該各生成されたオーディオ信号
    を、前記前方左右の出力チャンネルに元々割り当てられ
    ているオーディオ信号にそれぞれミキシングして該前方
    左右の出力チャンネルから出力する請求項1記載のオー
    ディオ用アンプ。
  4. 【請求項4】少なくとも前方左右、前方中央および後方
    左右の各出力チャンネルを有し、 前記異常検出回路が前方左の出力チャンネルの異常を検
    出したときに、 前記保護回路が該前方左の出力チャンネルの出力を停止
    し、 前記音像定位回路が該前方左の出力チャンネルのオーデ
    ィオ信号に所定の音像定位処理を施して前記前方中央お
    よび前記後方左のスピーカから再生するオーディオ信号
    をそれぞれ生成し、 前記ミキシング回路が該生成された各オーディオ信号
    を、前記前方中央および前記後方左の出力チャンネルに
    元々割り当てられているオーディオ信号にそれぞれミキ
    シングして該前方中央および該後方左の出力チャンネル
    から出力する請求項1記載のオーディオ用アンプ。
  5. 【請求項5】少なくとも前方左右、前方中央および後方
    左右の各出力チャンネルを有し、 前記異常検出回路が前方右の出力チャンネルの異常を検
    出したときに、 前記保護回路が該前方右の出力チャンネルの出力を停止
    し、 前記音像定位回路が該前方右の出力チャンネルのオーデ
    ィオ信号に所定の音像定位処理を施して前記前方中央お
    よび前記後方右のスピーカから再生するオーディオ信号
    をそれぞれ生成し、 前記ミキシング回路が該生成された各オーディオ信号
    を、前記前方中央および前記後方右の出力チャンネルに
    元々割り当てられているオーディオ信号にそれぞれミキ
    シングして該前方中央および該後方右の出力チャンネル
    から出力する請求項1記載のオーディオ用アンプ。
  6. 【請求項6】前記異常検出に基づく前記音像定位回路も
    しくは前記ミキシング回路の制御または該音像定位回路
    および該ミキシング回路の制御を、制御回路を介して行
    う請求項1から5のいずれかに記載のオーディオ用アン
    プ。
  7. 【請求項7】3チャンネル以上の反射音出力チャンネル
    を有し、共通のオーディオ信号を該反射音出力チャンネ
    ルごとに割り当てられた反射音パラメータでそれぞれ畳
    み込み演算して反射音信号を生成し、該当する反射音出
    力チャンネルからそれぞれ出力するオーディオ用アンプ
    において、 前記反射音出力チャンネルの異常をチャンネル単位で検
    出する異常検出回路と、 該異常が検出された反射音出力チャンネルの出力を停止
    させる保護回路と、 該異常が検出されたときに、所定の複数の正常な反射音
    出力チャンネルの反射音パラメータを、該異常が検出さ
    れた反射音出力チャンネルに割り当てられている反射音
    パラメータに相当するものを含むものに変更する制御を
    行う制御回路とを具備してなるオーディオ用アンプ。
  8. 【請求項8】前記所定の複数の正常な反射音出力チャン
    ネルが、前記異常が検出された反射音出力チャンネルの
    左右に隣接する2つの反射音出力チャンネルである請求
    項7記載のオーディオ用アンプ。
  9. 【請求項9】前記各反射音出力チャンネルに割り当てら
    れている反射音パラメータが、その左または右に隣接す
    る反射音出力チャンネルの反射音パラメータと対になっ
    てその音量比で該左または右に隣接する反射音出力チャ
    ンネルとの間の任意の位置の反射音を表すものであり、 前記制御回路が、前記異常が検出されたときに、該異常
    が検出された反射音出力チャンネルに割り当てられてい
    る反射音パラメータのうち、左側に隣接する反射音出力
    チャンネルと対になって表される反射音パラメータに相
    当するものを右側に隣接する反射音出力チャンネルの反
    射音パラメータに含ませ、右側に隣接する反射音出力チ
    ャンネルと対になっている反射音パラメータに相当する
    ものを左側に隣接する反射音出力チャンネルの反射音パ
    ラメータに含ませるように、該左右に隣接する2つの反
    射音出力チャンネルの反射音パラメータを変更する制御
    を行う請求項8記載のオーディオ用アンプ。
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