JPH0362699A - 車載用多元再生システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ この発明は、各種のソース［例えば、ラジオ、テープ、
ＣＤ（コンパクトディスク〉、ＤＡＴ（デジタルオーデ
ィオチーブ）等］の出力信号を、ある特定のスイッチの
操作に基づいて、車両のフロント側やリア側に切り換え
て出力させるようにした車載用多元再生システムに関す
るものである。

［従来の技術１ 第４図は、従来の車載用オーディオ装置を示すブロック
図である。この第４図において、（１〉、（２）はそれ
ぞれにオーディオ信号を出力するソースＡ、ソースＢで
あって、これらのソースＡ（１〉、ソースＢ（２〉から
の出力はコントロール回路（３〉によって切り換えられ
る。そして、このコントロール回路〈３）によって切り
換えられたソースＡ（１〉、ソースＢ（２〉からの出力
は、音量ボリューム（４）および増幅器（５）を介して
適当に増幅されてから、車両のフロント側のスピーカ（
６）、〈７〉およびリア側のスピーカ（８）、（９）よ
り出力される。

前述されたように、スピーカ（６〉、（７）は車両のフ
ロント側に設けられていて、その前者はフロント上チャ
ンネル（左チャンネル）用のものであり、また、その後
者はフロントＲチャンネル（右チャンネル〉用のもので
ある。そして、スピーカ（８）、（９〉は車両のリア側
に設けられていて、その前者はリアルチャンネル（左チ
ャンネル）用のものであり、また、その後者はリアＲチ
ャンネル（右チャンネル〉用のものである。

次に、上記された従来例の動作について説明する。いま
、例えば、テープとしてのソースＡ（１）からのオーデ
ィオ信号が出力されているとして、他方のラジオとして
のソースＢ〈２）からのオーディオ信号を出力させよう
としたものとする。このときには、コントロール回路（
３）の動作に基づいて、ソースＡ（１）の電源を切り、
他方のソースＢ〈２〉の電源を入れることによりソース
の切り換えを行う。

これから認められるように、電源が入れられているソー
スはソースＡ〈１）またはソースＢ（２）のいずれか一
方だけであり、車両内の複数個のスピーカに連なるチャ
ンネルの各々には現に電源が入れられているソースから
の信号だけが出力されていることになる。かくして、車
両のフロント側、リア側、Ｌチャンネル側、Ｒチャンネ
ル側で複数個のソースからの信号を同時に聴取すること
はできない。

更に、上記された従来例においては、オーディオ装置か
らの音響出力が車内全体に放射されるために、当該音響
出力を聴取したくない者が同乗していても、同乗者全員
が聞かされてしまうことになる。そして、このような事
態を避けるためにイヤホン端子付きのオーディオ装置を
搭載したとしても、この場合には、後部座席の同乗者に
よって利用できるような長大なワイア付きのイヤホンを
備えることが必要であって、その操作が繁雑であったり
、または、邪魔になったりすることがある。

また、これに応えて後部座席の近傍適所にイヤホン端子
を設けることも考えられるが、このようなときには、そ
のための特別な配線を施すことが必要になってくる。

［発明が解決しようとする課題１ 従来の車載用オーディオ装置は、上記されたように、複
数個のソースの中のある１個のソースからのオーディオ
信号が出力されているときには、それ以外のソースの電
源を切らねばならず、このために、前記１個のソースか
らの信号が車内の全チャンネルに出力されていて、複数
個のソースからの信号をチャンネル毎に個別に出力させ
ることができないという問題点があった。

この発明は、上記されたような問題点を解決するために
なされたものであって、車両内のフロント側およびリア
側のチャンネル毎のスピーカに対し、複数個のソースの
各々からのオーディオ信号を出力させて、これにより前
記各チャンネルのスピーカを駆動させるとともに、フロ
ント側での音響出力とリア側での音響出力とが混合しな
いこともできるようにした車載用多元再生システムを得
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る車載用多元再生システムは、オーディオ
信号を出力する複数個のソース：車両のフロント側およ
びリア側にそれぞれ配置されている複数個のスピーカ；
上記複数個のソースから上記オーディオ信号を出力する
ときに操作されるダブルソーススイッチ；上記複数個の
ソースを選択的に指定するソース指定スイッチ；上記複
数個のソースからの上記オーディオ信号を選択して上記
複数個のスピーカに供給するソースチャンネル切検回路
：および、上記ダブルソーススイッチおよび上記ソース
指定スイッチの操作により所定のソースに電源を供給す
るとともに、上記ソースチャンネル切換回路の切換制御
を行って上記フロント側およびリア側のスピーカに上記
ソースから個別に上記オーディオ信号を出力させるコン
トロール回路；からなる多元再生システムであって二上
記リア側のスピーカに対して上記ソースチャンネル切換
回路から供給された上記オーディオ信号について、通常
のスピーカ出力からヘッドホンスピーカ出力に切り換え
るための出力切換回路が設けられているものである。

［作用］ この発明においては、現に出力されているソース以外の
ソースの電源が入れられるとともに、ソースチャンネル
切換回路の切り換え制御により、複数個のソースからの
それぞれのオーディオ信号が、車両のフロント側のスピ
ーカおよびリア側のスピーカから同時に出力される。

［実施例］ 次に、この発明の一実施例に係る車載用多元再生システ
ムについて説明する。

第１図は、この発明の一実施例に係る車載用多元再生シ
ステムを示すブロック図である。この第１図において、
符号（１）〜（９）で示されているものは、第４図にお
いて前記された従来例のそれと同様のものであるから、
それらについての重複した説明は省略する。ただし、こ
の第１図において、（３ａ）はコントロール回路、（４
ａ〉〜（４ｄ）は音量ボリューム、そして、（５ａ）〜
（５ｄ）は増幅器である。

また、（１０）はダブルソーススイッチ、（１１）はソ
ース指定スイッチであって、フロント側およびリア側に
対するソースを指定する機能を果たすものであり、これ
らはコントロール回路（３ａ）に付設されている。

このコントロール回路（３ａ）には２個の信号出力ボー
ト（Ｐ＾）、（ＰＢ）が設けられていて、前者にはアナ
ログスイッチ（１２ａ）、（１２ｂ）、（１５）、〈１
６〉が接続されており、また、後者にはアナログスイッ
チ（ｆ３ａ）、（１３ｂ）が接続されている。なお、ア
ナログスイッチ（１２Ｍ）、（１２ｂ）、（１３＆）、
（１３ｂ）によって後述のソースチャンネル切換回路（
１４）が構成されている。

いま、例えば、これらのアナログスイッチ（１２ａ）、
（１２ｂ）および（１３ａ）、（１３ｂ）によってソー
スＡ（１）またはソースＢ（２）におけるＲチャンネル
の信号の切り換えをしたとすると、音量ボリューム（４
ｄ）および増幅器（５ｄ）を介して、フロント側のスピ
ーカ（７）に対応の出力がなされることになる。

次に、上記された実施例の動作について説明する。いま
、アナログスイッチ（１２ａ）、（１３ｍ）の切り換え
動作により、ソースＡ（１）からのオーディオ信号が、
車両のフロント側のチャンネルおよびリア側のチャンネ
ルのスピーカ（６）〜（９）から出力されているものと
する。このときに、フロント側のチャンネルのスピーカ
（６）、（７〉からはソースＡ（１〉からのオーディオ
信号を出力させ、また、リア側のチャンネルのスピーカ
（８〉、くっ）からはソースＢ（２）からのオーディオ
信号を出力させることが所望されたとすると、付設され
ているダブルソーススイッチ（１０）を押すことにより
、コントロール回路（３ａ〉の動作に基づいてソースＢ
（２）の電源が入り、ソースＡ（１）およびソースＢ（
２〉に関するソース信号がソースチャンネル切換回路（
１４）に入力される。

例えば、車両のフロント側に対するソースの選択をする
ときには、コントロール回路〈３ａ〉の信号出力ボート
（ＰＢ）に所定ビット（例えば２ビツト）の信号を出力
させることにより、前述されたソースチャンネル切換回
路（１４〉において、ソースＡ（１〉、ソースＢ（２）
からのオーディオ信号の切り換え選択が、アナログスイ
ッチ（１３ｍ）、（１３ｂ）によって行われる。また、
車両のフロント側に対するソースの選択動作は、同様に
して、アナログスイッチ（１２ａ）、（１２ｂ）または
（１５〉、（１６〉によって行われる。

ソースＡ（１）およびソースＢ（２）からのＬチャンネ
ルおよびＲチャンネルにおけるオーディオ信号の伝送経
路としては以下のものがある。

（＾）：ソースチャンネル切換回路（１４）から、音量
ボリューム（４ｂ〉および増幅器（５ｂ）を介して、ス
ピー力（６）から出力される経路、 （Ｂ）：ソースチャンネル切換回路（１４）から、音量
ボリューム（４ｄ）および増幅器（５ｄ）を介して、ス
ピーカ（７）から出力される経路、 （Ｃ）：ソースチャンネル切換回路（１４）から、ソー
ス切換スイッチ（１７）の接点部（１７ａ）、音量ボリ
ューム（４ａ）、増幅器（５ａ）およびスピーカ切換ス
イッチ〈１９）の接点部（１９ａ）を介して、スピーカ
（８〉から出力される経路、 （Ｄ）：ソースチャンネル切換回路（１４〉から、ソー
ス切換スイッチ（１８）の接点部（１８ａ）、音量ボリ
ューム（４ｃ〉、増幅器（５ｃ）およびスピーカ切換ス
イッチ（２０）の接点部（２０ａ）を介して、スピーカ
（９）から出力される経路。

なお、前記（Ｃ）、（Ｄ）において、ヘッドホンスピー
カが用いられる信号伝送経路としては以下の経路がある
。

（Ｃ’　）　：ソースチャンネル切換回路（１４）から
、ソース切換スイッチ（１７）の接点部（１７ｍ）、音
量ボリューム（４ａ〉、増幅器（５ａ）、スピーカ切換
スイッチ（１９〉の接点部（１９ｂ）およびアッテネー
タ（２１）を介して、ヘッドホンスピーカ（２３〉から
出力される経路、 （Ｄ’　）　：ソースチャンネル切換回路（１４）から
、ソース切換スイッチ（１８〉の接点部（１８ｍ）、音
量ボリューム（４ｃ〉、増幅器（５ｃ〉、スピーカ切換
スイッチ（２０）の接点部（２０ｂ）およびアッテネー
タ（２２〉を介して、ヘッドホンスピーカ（２４）から
出力される経路。

次に、第２図のフローチャート図について説明する。ま
ず、ステップ（Ｓｌ）においてダブルソーススイッチ（
１０）が押されたとすると、次のステップ（Ｓｌ）にお
いてミュート信号が出力される。そして、これに続くス
テップ（Ｓ３）において、ソースＡ（１〉およびソース
（Ｂ）２の中のいずれから出力されているかが、コント
ロール回路（３ａ）によって判定される。いま、ソース
Ａ（１）から出力されていると判定されると、ステップ
（Ｓ４）に移行してソース（Ｂ）２の電源がＯＮにされ
る。これに対して、ソースＢ（２）から出力されている
と判定されると、ステップ（Ｓ５）に移行してソース（
Ａ）１の方の電源がＯＮにされる。

次に続くステップ（Ｓ６〉においては、付設されている
ソース指定スイッチ（１１）の状態がコントロール回路
（３ａ〉によって検知される。ここで、フロント側でソ
ースＡ（１）を指定していると検知されたときには、前
記コントロール回路（３ａ）の信号出力ポート（Ｐ＾）
、（ＰＢ）から対応の信号が出力される。

即ち、ステップ（Ｓ７）に移行して、フロント側にはソ
ースＡ（１）からのオーディオ信号が出力され、リア側
にはソースＢ（２）からのオーディオ信号が出力される
ように、アナログスイッチ（１２ａ）、（１２ｂ）、（
１３ａ）、（１３ｂ）、（１５）および（１６〉の切り
換えがなされる。そして、ステップ（Ｓ８）でミュート
信号をＯＦＦにしてから、フロント側のスピーカ（６〉
、〈７）およびリア側のスピーカ（８〉、（９〉に対応
のソースからのオーディオ信号を出力させる。

これに対して、前記のステップ（Ｓ６〉において、フロ
ント側ではソースＡ（１＞を指定していないときには、
フロント側にはソースＢ（２）からのオーディオ信号が
出力され、リア側にはソースＡ（１）からのオーディオ
信号が出力されるように、アナログスイッチ（１２ａ）
、（１２ｂ）、（１３ａ）、（１３ｂ）、　（１５）お
よび（１６）の切り換えがなされる。そして、ステップ
（Ｓ８）でミュート信号をＯＦＦにしてから、フロント
側のスピーカ（６）、（７）およびリア側のスピーカ（
８）、くっ）に対応のソースからのオーディオ信号を出
力させる。

なお、それぞれの音量コントロールはフェーダ〈フロン
ト／リア出力バランス調整〉コントロールにより実現さ
せることができる。

また、上記された実施例に限らず、このようなやり方を
用いることにより、複数種類のソースをフロント側やリ
ア側に分けて出力させることができる。

更に、例えば、フロント側およびリア側のＬチャンネル
にソースＡ（１）からの信号を出力させ、それらのＲチ
ャンネルにソースＢ（２）からの信号を出力させること
もできる。

第３図は、上記実施例で使用されるリア側スビ−カの例
示図である。この第３図において、（１８）はソース切
換スイッチ、（２０）はスイッチ式ヘッドホン端子であ
り、また、（２２）はアッテネータである。そして、（
２５）はリア側（例えば右側）のスピーカ本体である。

［発明の効果］ 以上詳細に説明されたように、この発明に係る車載用多
元再生システムは、オーディオ信号を出力する複数個の
ソース；車両のフロント側およびリア側にそれぞれ配置
されている複数個のスピーカ；上記複数個のソースから
上記オーディオ信号を出力するときに操作されるダブル
ソーススイッチ；上記複数個のソースを選択的に指定す
るソース指定スイッチ；上記複数個のソースからの上記
オーディオ信号を選択して上記複数個のスピーカに供給
するソースチャンネル切換回路；および、上記ダブルソ
ーススイッチおよび上記ソース指定スイッチの操作によ
り所定のソースに電源を供給するとともに、上記ソース
チャンネル切換回路の切換制御を行って上記フロント側
およびリア側のスピーカに上記ソースから個別に上記オ
ーディオ信号を出力させるコントロール回路；からなる
再生システムであって二上記リア側のスピーカに対して
上記ソースチャンネル切換回路から供給された上記オー
ディオ信号について、通常のスピーカ出力からヘッドホ
ンスピーカ出力に切り換えるための出力切換回路が設け
られていることから、複数個のソースからのオーディオ
信号をダブルソーススイッチ、ソース指定スイッチの操
作により、コントロール回路でソースチャンネル切換回
路の切換制御を行って、車両におけるフロント側および
リア側のチャンネルにそれぞれに切り換えることで、同
時に複数個のソースからのオーディオ信号をフロント側
およびリア側のそれぞれのスピーカに出力させるように
動作するようにされており、 前記フロント側およびリア側の各チャンネルのスピーカ
から、複数個のソースからのオーディオ信号を個別に出
力させるとともに、ヘッドホンスピーカを使用すること
により、車室内の雑音を確実に遮断しながら、所望のソ
ースからのオーディオ信号を聴取することができるとい
う効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例である車載用多元再生シ
ステムを示すブロック図、第２図は、上記実施例の動作
を説明するためのフローチャート図、第３図は、上記実
施例で使用されるリア側スピーカの例示図、第４図は、
従来の車載用オーディオ装置を示すブロック図である。 （１）はソースＡ、 （２〉はソースＢ、 （３＆）はコントロール回路、 （６）〜（９〉はスピーカ、 （ｌＯ）はダブルソーススイッチ、 （１１）はソース指定スイッチ、 （１４〉はソースチャンネル切換回路、（１７）、（１
８）はソース切換スイッチ、（２３）、（２４）はヘッ
ドホンスピーカ。 なお、図中の同一符号は、同一または相当の部分を示す
ものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）オーディオ信号を出力する複数個のソース； 車両のフロント側およびリア側にそれぞれ配置されてい
   る複数個のスピーカ； 上記複数個のソースから上記オーディオ信号を出力する
   ときに操作されるダブルソーススイッチ； 上記複数個のソースを選択的に指定するソース指定スイ
   ッチ； 上記複数個のソースからの上記オーディオ信号を選択し
   て上記複数個のスピーカに供給するソースチャンネル切
   換回路；および 上記ダブルソーススイッチおよび上記ソース指定スイッ
   チの操作により所定のソースに電源を供給するとともに
   、上記ソースチャンネル切換回路の切換制御を行って上
   記フロント側およびリア側のスピーカに上記ソースから
   個別に上記オーディオ信号を出力させるコントロール回
   路；からなる車載用多元再生システムであって： 上記リア側のスピーカに対して上記ソースチャンネル切
   換回路から供給された上記オーディオ信号について、通
   常のスピーカ出力からヘッドホンスピーカ出力に切り換
   えるための出力切換回路が設けられていることを特徴と
   する車載用多元再生システム。