JP2002345100A - Avアンプおよびavアンプの出力端子のチャンネル設定方法 - Google Patents

Avアンプおよびavアンプの出力端子のチャンネル設定方法

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JP2002345100A
JP2002345100A JP2001152618A JP2001152618A JP2002345100A JP 2002345100 A JP2002345100 A JP 2002345100A JP 2001152618 A JP2001152618 A JP 2001152618A JP 2001152618 A JP2001152618 A JP 2001152618A JP 2002345100 A JP2002345100 A JP 2002345100A
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output
amplifier
audio signal
output terminal
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JP2001152618A
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Toshihiro Takagi
敏弘 高城
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の出力端子に対するスピーカの接続が簡単
に行えるAVアンプを提供する。 【解決手段】A/Vアンプ1は各出力端子に適当にスピ
ーカを接続し、その後スピーカを接続した出力端子毎に
チャンネルが設定できる。したがって、スピーカの接続
作業が簡単に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルサラ
ウンドシステムに適用されるAVアンプおよびAVアン
プの出力端子のチャンネル設定方法に関し、特にドルビ
ーディジタル方式による5.1チャンネルのディジタル
サラウンドシステムに適用されるAVアンプおよびAV
アンプの出力端子のチャンネル設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声の圧縮方式として、ドルビー
ディジタル方式があった。ドルビーディジタル方式は、
各チャンネルが完全に独立した5.1チャンネルのディ
ジタルサラウンドシステムを実現できる。5.1チャン
ネルのディジタルサラウンドシステムは、前2チャンネ
ル、後ろ2チャンネル、センタチャンネルの計5チャン
ネルと、低音用のサブウーハ0.1チャンネルとで構成
される。各チャンネルは、完全独立(ディスクリート)
である。このディジタルサラウンドシステムを実現する
には、6つの独立したスピーカが必要である。
【0003】例えば、特開2000−138999に、
ドルビーディジタル方式によるディジタルサラウンドシ
ステムをカーオーディオで実現するための装置が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ルビーディジタル方式によるディジタルサラウンドシス
テムに適用されるAVアンプは、上述の6つのスピーカ
を接続するために6つの出力端子を備えている。各出力
端子のチャンネル(左前チャンネル、右前チャンネル、
左後ろチャンネル、右後ろチャンネル、センタチャネ
ル、サブウーハ)は固定されていた。したがって、各出
力端子に対してスピーカの種類(使用目的のチャンネ
ル)を確認しながら接続しなければならず、スピーカの
接続作業に手間がかかるという問題があった。
【0005】この発明の目的は、複数の出力端子に対す
るスピーカの接続が簡単に行えるAVアンプおよびAV
アンプの出力端子のチャンネル設定方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のAVアンプ
は、上記課題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0007】(1) ディジタルサラウンドシステムに
適用されるAVアンプにおいて、複数チャンネルのディ
ジタル音声信号が入力される入力部と、上記入力部に入
力された複数チャンネルのディジタル音声信号をアナロ
グ音声信号に変換するD/Aコンバータと、上記アナロ
グ音声信号を出力する複数の出力端子と、各出力端子か
ら出力するアナログ音声信号のチャンネルを切り換える
切換部と、を備えている。
【0008】(2)上記出力端子毎にテストトーンを出
力し、該出力端子から出力するアナログ音声信号のチャ
ンネルの設定を受け付ける。
【0009】(3)上記出力端子切換部は、上記入力部
とD/Aコンバータとの間に設けられている。
【0010】(4)上記ディジタルサラウンドシステム
は、ドルビーディジタル方式による5.1チャンネルの
ディジタルサラウンドシステムである。
【0011】(5)上記切換部は、複数の出力端子につ
いて、出力するアナログ音声信号のチャンネルを入れ換
えるチャンネル入換手段を有し、上記チャンネル入換手
段は、予め決められているチャンネル順に基づいて、出
力端子毎に出力するアナログ音声信号のチャンネルを設
定する。
【0012】(6)上記チャンネル入換手段が複数の出
力端子について、出力するアナログ音声信号のチャンネ
ルを入れ換えたとき、特定のチャンネルの出力端子から
テストトーンを出力する。
【0013】上記構成では、入力された複数チャンネル
のディジタル音声信号がそれぞれアナログ音声信号に変
換される。切換部が各出力端子から出力するアナログ音
声信号のチャンネルを切り換える。
【0014】したがって、複数の出力端子に対して適当
にスピーカを接続した後、各出力端子のチャンネルを切
り換え、各スピーカから適正なチャンネルの音声を出力
させることができるので、スピーカの接続が簡単に行え
る。
【0015】また、上記出力端子毎にテストトーンが出
力されるので、出力端子毎に接続されているスピーカを
簡単に確認することができる。したがって、各出力端子
のチャンネル設定が簡単に行える。
【0016】なお、切換部はここで設定された内容に基
づいて各出力端子のチャンネルを切り換える。
【0017】さらに、予め設定されているチャンネル順
に基づいて複数の出力端子のアナログ音声信号のチャン
ネルを入れ換えることができる。これにより、複数のス
ピーカが視聴者を囲むように配置されるディジタルサラ
ウンドシステムでは、視聴時における視聴者の向きに応
じて、各スピーカから適正なチャンネルの音声を出力さ
せるための変更が、スピーカの配置を変更することな
く、簡単に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態である
AVアンプについて説明する。図1は、この発明の実施
形態であるAVアンプの構成を示すブロック図である。
この実施形態のAVアンプ1は、ドルビーディジタル方
式による5.1チャンネルのディジタルサラウンドシス
テムに適用される。
【0019】まず、ドルビーディジタル方式について簡
単に説明する。本方式では、各チャンネルが完全に独立
した5.1チャンネルのディジタルサラウンドが可能で
ある。5.1チャンネルは、前2チャンネル(左右)、
後ろ2チャンネル(左右)、センタチャンネルの合計5
チャンネルと、サブウーハ0.1チャンネルと、から構
成される。各チャンネルは完全に独立している。センタ
チャンネルは、主にせりふに使用されるチャンネルであ
る。また、サブウーハは、低音専用のチャンネルであ
る。
【0020】なお、ドルビーディジタル方式で記録した
5.1チャンネルのDVDソフトについてはすでに実用
化されている。
【0021】この実施形態のAVアンプ1は、本体の動
作を制御する制御部2と、図示していないデコーダから
5.1チャンネルのディジタル音声信号が入力される入
力部3と、D/A変換部5に入力するディジタル音声信
号についてチャンネルの順番を入れ換える切換部4と、
切換部4から入力されたディジタル音声信号をアナログ
音声信号に変換するD/A変換部5と、D/A変換部5
から出力されたアナログ音声信号を増幅する増幅部6
と、増幅部6で増幅されたアナログ音声信号を出力する
出力部7と、本体に対する入力操作を行う操作部8と、
を備えている。
【0022】デコーダは、5.1チャンネルのディジタ
ル音声信号を本体に入力する。増幅部6には、アナログ
音声信号を増幅するアンプがチャンネル毎に6つ設けら
れている。また、出力部7には、アナログ音声信号を出
力する出力端子A、B、C、D、E、Fがチャンネル毎
に6つ設けられている。各アンプの出力がそれぞれ上記
出力部7に設けられている6つの出力端子A〜Fにそれ
ぞれ接続されている。出力端子A〜Fには、スピーカが
接続される。増幅部6に設けられている6つのアンプに
は、D/A変換部5でD/A変換されたアナログ音声信
号がチャンネル別に入力される。操作部8には、入力操
作を行うキーだけでなく、表示部も設けられている。
【0023】図2は、5.1チャンネルのディジタルサ
ラウンドシステムにおける一般的なスピーカの配置例を
示す図である。視聴者の前に、前2チャンネル用のスピ
ーカLF(Left Front)、RF(Right
Front)、およびセンタチャンネル用のスピーカ
C(Center)が配置される。センタチャンネル用
のスピーカCは前2チャンネル用のスピーカLF、RF
の間に配置される。また、視聴者の後ろに、後ろ2チャ
ンネル用のスピーカLS(Left Surroun
d)、RS(Right Surround)が配置さ
れる。サブウーハ用のスピーカLFE(Low Fre
quency Effect)は、どこに配置してもよ
いが、視聴者の右横または左横に配置するのが一般的で
ある。図2は、サブウーハ用のスピーカLFEを視聴者
の右横に配置している例を示している。
【0024】なお、上記6つのスピーカの配置は、再生
時に臨場感あふれる音場を再現するのに効果的な配置で
ある。また、6つのスピーカはそれぞれ使用目的(チャ
ンネル)に応じた特性のものを使用するのが好ましい。
【0025】次に、この実施形態のAVアンプ1に6つ
のスピーカを接続する作業について説明する。まず、最
初に6つのスピーカLF、RF、C、LS、RS、LF
E、およびAVアンプ1本体を配置する(図3(A)参
照)。6つのスピーカLF、RF、C、LS、RS、L
FEは、図2に示すように配置される。また、AVアン
プ1の近傍には他の音響機器(不図示)、例えばデコー
ダやDVDプレーヤが配置される。AVアンプ1には、
6つの出力端子A〜Fが設けられている。
【0026】AVアンプ1やスピーカLF、RF、C、
LS、RS、LFEの配置が完了すると、6つのスピー
カLF、RF、C、LS、RS、LFEをAVアンプ1
の6つの出力端子A〜Fにそれぞれ接続する(図3
(B)参照)。このとき、6つのスピーカLF、RF、
C、LS、RS、LFEは、どの出力端子A〜Fに接続
してもよい。したがって、出力端子A〜Fに対してスピ
ーカLF、RF、C、LS、RS、LFEの種類(使用
目的)を確認しながら接続しなくてもよいので、簡単に
接続できる。
【0027】AVアンプ1の出力端子に、6つのスピー
カLF、RF、C、LS、RS、LFEを接続すると、
AVアンプ1をテストモードに切り換え、各出力端子A
〜Fのチャンネルを設定する。このテストモードへの切
換は、操作部8における所定のキー操作で行える。
【0028】以下、この実施形態のAVアンプ1のテス
トモードについて説明する。図4はテストモードの処理
を示すフローチャートである。このテストモードは、出
力端子A〜F毎にテストトーンを出力し、テストトーン
を出力した出力端子A〜Fのチャンネル設定を受け付け
るモードである。なお、6つの出力端子A〜Fは、テス
トトーンを出力する順番が予め決められている。ここで
は、この順番をA→B→C→D→E→Fの順とする。
【0029】AVアンプ1は、テストモードに切り換え
られると、テストトーンを出力する順番(n)が1番で
ある、出力端子Aからテストトーン(アナログ音声信
号)を出力する(s1、s2)。これにより、テストト
ーンを出力した出力端子Aに接続されているスピーカか
ら音が発せられる。スピーカの接続作業を行っている者
(以下、接続者と言う。)は、テストトーンが発せられ
たことで、テストトーンを出力した出力端子Aに接続さ
れているスピーカがLF、RF、C、LS、RS、LF
Eのどれであるか、簡単に確認できる。これにより、接
続者は、テストトーンを出力した出力端子Aから出力す
べき音声信号のチャンネルを判断できる。具体的には、
接続者はテストトーンを出力したスピーカの使用目的の
チャンネルを、出力端子Aから出力すべき音声信号のチ
ャンネルであると判断する。例えば、スピーカLFがテ
ストトーンを発したときには、出力端子Aから出力すべ
き音声信号のチャンネルをLFであると判断する。
【0030】AVアンプ1は、上記テストトーンを出力
すると、操作部8に設けられている表示部8aに、ここ
でテストトーンを出力した出力端子Aのチャンネル設定
入力を要求する画面を表示する(図5(A)参照)(s
3)。例えば、AVアンプ1は表示部8aに、「この出
力端子をどのチャンネルに設定するか入力して下さ
い。」というメッセージを表示する。
【0031】ここで、接続者はテストトーンを発したス
ピーカの使用目的のチャンネルに応じて、出力端子Aか
ら出力する音声信号のチャンネルを設定する。例えば、
テストトーンを発したスピーカがLF用のスピーカであ
れば1を入力し、RF用のスピーカであれば2を入力
し、C用のスピーカであれば3を入力し、LS用のスピ
ーカであれば4を入力し、RS用のスピーカであれば5
を入力し、LFE用のスピーカであれば6を入力する。
【0032】AVアンプ1は、テストトーンを出力した
出力端子Aに対するチャンネル設定を受け付けると(s
4)、表示部8aに確認画面を表示する(図5(B)参
照)(s5)。例えば、「この出力端子のチャンネルを
LFに設定します、よろしいですか。」というメッセー
ジを表示する。そして、接続者による確定または取消の
入力を待つ(s6、s7)。
【0033】ここで、確定が入力されると、s2でテス
トトーンを出力した出力端子Aをs4で受け付けたチャ
ンネルに設定する(s8)。そして、テストトーンを出
力していない出力端子が残っているかどうか、すなわち
チャンネルが設定されていない出力端子が残っているか
どうか、を判定する(s9、s10)。具体的には、テ
ストトーンを出力する出力端子の順番(n)を1つ上に
し(n=n+1)(s9)、n>6であるかどうかを判
定する(s10)。テストトーンを出力していない出力
端子が残っていれば、s2に戻ってs9で1つ上にした
順番の出力端子からテストトーン(アナログ音声信号)
を出力し、上記s2以降の処理を行うことで、出力端子
B〜Fについて出力する音声信号のチャンネル設定を受
け付ける。
【0034】一方、s7で取消が入力されると、上記s
3に戻って図5(A)に示した画面を表示し、再度この
出力端子Aについてチャンネルの設定入力を受け付け
る。
【0035】AVアンプ1は、全ての出力端子A〜Fに
ついて出力する音声信号のチャンネル設定を受け付ける
と本処理を終了する。
【0036】なお、AVアンプ1は上記テストモードで
各出力端子A〜Fに対して設定された出力する音声信号
のチャンネルを示すチャンネル設定データを制御部2に
設けられている図示していないメモリ(不揮発性メモ
リ)に記憶する。したがって、本体の動作電源オフによ
り、上記チャンネル設定データが消失することはない。
【0037】次に、上記テストモードで各出力端子A〜
Fのチャンネルが設定されたAVアンプ1の動作につい
て説明する。入力部3には各チャンネルが独立した5.
1チャンネルのディジタル音声信号がシリアルに入力さ
れる。例えば、入力部3には、各チャンネルのディジタ
ル音声信号がLF、RF、C、LS、RS、LFEの順
番に入力される。
【0038】D/A変換部5は、ディジタル音声信号を
チャンネル毎にアナログ音声信号に変換する(D/A変
換する。)。D/A変換した順番に応じて増幅部6に設
けられている6つのアンプA〜Fにアナログ音声信号を
入力する。
【0039】ここで、切換部4が設けられていない従来
のAVアンプであれば(図6(A)参照)、ディジタル
音声信号はデコーダから入力されたチャンネル順にD/
A変換部5に入力される。D/A変換部5は、入力され
たチャンネル順にD/A変換する。D/A変換されたア
ナログ音声信号は、D/A変換された順番、すなわちデ
コーダから入力されたチャンネル順、に増幅部6に設け
られている6つのアンプA〜Fに入力される。各アンプ
A〜Fで増幅されたアナログ音声信号はアンプに接続さ
れている出力端子A〜Fから出力される。この構成で
は、各出力端子A〜Fから出力される音声信号のチャン
ネルが決まっているので、各出力端子に対してスピーカ
の種類(使用目的のチャンネル)を確認しながら接続し
なければならなかった。
【0040】一方、図6(B)に示す、この実施形態の
AVアンプ1は、切換部4がデコーダから入力されたデ
ィジタル音声信号のチャンネルの順番を入れ換えて、D
/A変換部5に入力する。この順番の入れ換えは、上記
テストモードで各出力端子A〜Fに対して設定された出
力する音声信号のチャンネルに基づいて行われる。D/
A変換部5は、入力されたチャンネル順にD/A変換す
る。D/A変換されたアナログ音声信号は、D/A変換
された順番に応じて増幅部6に設けられている6つのア
ンプA〜Fに入力される。各アンプA〜Fで増幅された
アナログ音声信号はアンプに接続されている出力端子A
〜Fから出力される。
【0041】このように、この実施形態のAVアンプ1
は、切換部4が各出力端子A〜Fに対して設定された出
力する音声信号のチャンネルに基づいて、デコーダから
入力されたディジタル音声信号のチャンネル順を入れ換
えてD/A変換部5に入力する。したがって、各出力端
子A〜Fから、上記テストモードで設定されたチャンネ
ルのアナログ音声信号を出力することができる。これに
より、出力端子A〜Fに接続された各スピーカから適正
なチャンネルの音声が出力されるので、臨場感あふれる
音場が再現できる。
【0042】なお、図6(B)は、切換部4における機
能を概念的に示した図である。実際には、切換部4は入
力された5.1チャンネルのディジタル音声信号を一時
的に保持するラッチ回路で構成され、D/A変換部5に
入力する5.1チャンネルのディジタル音声信号のチャ
ンネルの順番の入れ換えについてはソフト処理で行われ
る。
【0043】このように、この実施形態のAVアンプ1
は6つの出力端子A〜Fに6つのスピーカLF、RF、
C、LS、RS、LFEを適当に接続した後、テストモ
ードで出力端子A〜F毎に出力する音声信号のチャンネ
ルの設定が行える。したがって、各出力端子A〜Fに対
してスピーカの種類(使用目的のチャンネル)を確認し
ながら接続しなくてもよいので、スピーカの接続が簡単
に行える。
【0044】また、上記テストモードでは、各出力端子
A〜Fに接続されているスピーカが簡単に確認できるの
で、各出力端子A〜Fに対するチャンネルの設定も簡単
に行える。
【0045】さらに、ソフト処理で各出力端子A〜Fか
ら出力する音声信号のチャンネルを切り換えるので、本
体の大型化や、コストアップという問題も生じない。
【0046】なお、切換部4は各出力端子から出力され
るアナログ音声信号のチャンネルを切り換える切換スイ
ッチ(所謂パッチベイ)で構成してもよい。この場合、
切換部4はD/A変換部5と増幅部6との間、または増
幅部6と出力部7との間に設ければよい。
【0047】さらに、この実施形態のAVアンプ1は以
下に説明するチャンネル入換機能を備えている。このチ
ャンネル入換機能は、以下に示す〜の処理を実行す
る機能である。 出力する音声信号のチャンネルをLFに設定している
出力端子のチャンネルをCに設定変更する。 出力する音声信号のチャンネルをCに設定している出
力端子のチャンネルをRFに設定変更する。 出力する音声信号のチャンネルをRFに設定している
出力端子のチャンネルをRSに設定変更する。 出力する音声信号のチャンネルをRSに設定している
出力端子のチャンネルをLSに設定変更する。 出力する音声信号のチャンネルをLSに設定している
出力端子のチャンネルをLFに設定変更する。 出力する音声信号のチャンネルをCに設定変更した出
力端子からテストトーンを出力する。
【0048】〜の処理は、出力端子A〜Fのチャン
ネル設定をLF→C→RF→RS→LS→LF→・・・
の順に切り換える処理である。
【0049】なお、このチャンネル入換機能は、チャン
ネルをLFEに設定している出力端子については、チャ
ンネルの設定を変更しない。
【0050】AVアンプ1は、操作部8に設けられてい
る方向変更ボタンが操作されたとき、上記〜の処理
(チャンネル入換機能)を実行する。
【0051】一般にAVシステムでは、映像を見るため
の表示装置を備えている。上述したように、6つのスピ
ーカは視聴者を取り囲むように配置されている。
【0052】ところで、図7に示す、2つの表示装置1
1a、11bを備えたAVシステムでは、視聴者は2つ
の表示装置11a、11bのどちらか一方を使用し、他
方を使用しない (同時に2つの表示装置11a、11b
を使用しない。)。表示装置11aで映像を見ることを
前提に各出力端子のチャンネルを設定していると、表示
装置11bで映像を見ているとき(表示装置11bを使
用するとき)正しい方向から音声が聞こえない。図7に
示す例では、正面から聞こえるべき音声が後方から聞こ
え、逆に後方から聞こえるべき音声が正面から聞こえ
る。このように、視聴者の向きが変化すると、正しい方
向から音声が聞こえなくなる。
【0053】視聴者の向きの変化に対応して(映像を見
るのに使用する表示装置11a、11bに応じて)、正
しい方向から音声が聞こえるようにするには、各出力端
子A〜Fから出力する音声信号のチャンネルの設定を変
更が必要である。このチャンネル入換機能は、視聴者の
向きの変化に対応して、正しい方向から音声が聞こえる
ように、各出力端子A〜Fから出力する音声信号のチャ
ンネルの設定を変更する機能である。
【0054】なお、図7から図9において、サブウーハ
用のスピーカLFE以外の5つのスピーカは全て同じス
ピーカである。
【0055】以下、チャンネル入換機能について詳細に
説明する。AVアンプ1は操作部8に設けられている方
向変更ボタンが操作されると、上記〜の処理を行
い、その後の処理を行う。例えば、各スピーカから出
力される音声信号のチャンネルが図7に示す状態である
とき、方向変更ボタンが操作されると、各スピーカから
出力される音声信号のチャンネルが図8に示す状態に変
化する。この図から明らかなように、方向変更ボタンを
操作されると、サブウーハ用以外のスピーカについて、
出力する音声信号のチャンネルを右隣のスピーカのチャ
ンネルに変更する。この例では、方向変更ボタンが5回
操作されると、1回転して元の状態(図7に示す状態)
に戻る。
【0056】なお、上記説明から明らかなように、各ス
ピーカの配置を変更して、図7から図8への変化、およ
び後述する図9への変化を実現しているわけではない。
各スピーカと表示装置11a、11bとの位置関係は同
じである。
【0057】このチャンネル入換機能で各スピーカから
出力される音声信号のチャンネルを変更した場合、設定
されたチャンネルがCである出力端子に接続されたスピ
ーカが視聴者の正面に位置するとき、正しい方向から音
声が聞こえる。したがって、表示装置11aで映像を見
ることを前提に、各出力端子A〜Fから出力する音声信
号のチャンネルが設定されている場合(図7に示す状
態)、方向変更ボタンを3回操作すると、設定されたチ
ャンネルがCである出力端子に接続されたスピーカが表
示装置11bで映像を見ている視聴者の正面に位置し、
正しい方向から音声が聞こえる (図9に示すチャンネル
設定になる。)。
【0058】チャンネルがLFEである出力端子につい
てはチャンネルの設定変更が行われないので、表示装置
11aで映像を見るときと、表示装置11bで映像を見
るときと、ではサブウーハ用のスピーカLFEから出力
される音声が聞こえる方向が異なる。しかし、上述した
ようにサブウーハ用のスピーカLFEはどこに配置して
もよいことから、問題はない、また、この実施形態のA
Vアンプ1は上記方向変更ボタンが操作され、上記〜
の処理を実行すると、で出力する音声信号のチャン
ネルをCに設定変更した出力端子からテストトーンを出
力する。これにより、出力する音声信号のチャンネルが
Cに設定変更された出力端子に接続されているスピーカ
から音が発せられる。したがって、チャンネルがCであ
る出力端子に接続されているスピーカがどのスピーカで
あるか簡単に確認できる。
【0059】上述したように、出力する音声信号のチャ
ンネルがCである出力端子に接続されたスピーカが視聴
者の正面に位置するとき、正しい方向から音声が聞こえ
る。したがって、視聴者は正面に位置するスピーカから
テストトーンが出力されるまで、方向変更ボタンを繰り
返し操作するだけで、正しい方向から音声が聞こえる状
態に変更できる。
【0060】このように、この実施形態のAVアンプ1
は、使用する表示装置11a、11bの変化等により、
視聴者の向きが変化したときでも、方向変更ボタンを操
作するという簡単な操作で、正しい方向から音声が聞こ
えるようにできる。
【0061】なお、上述したように、6つのスピーカは
それぞれ使用目的(チャンネル)に応じた特性のものを
使用するのが好ましいが、上記チャンネル入換機能を備
えたAVアンプ1を適用したAVシステムでは、LFE
用以外のスピーカはその使用目的(チャンネル)が特定
されないので、どのチャンネルで使用しても問題のない
スピーカを使用するほうが好ましい。
【0062】また、この発明はドルビーディジタル方式
のディジタルサラウンドシステムに適用されるAVアン
プに限定されない。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、出力
端子毎に出力するアナログ音声信号のチャンネルが設定
できるので、本体とスピーカの接続が簡単に行える。
【0064】また、各出力端子に接続されているスピー
カが簡単に確認できるので、各出力端子に対するアナロ
グ音声信号のチャンネルの設定も簡単に行える。
【0065】また、ソフト処理で各出力端子のチャンネ
ルを切り換えるので、本体の大型化や、コストアップと
いう問題もおきない。
【0066】さらに、視聴時における視聴者の向きに応
じて、各スピーカから適正なチャンネルの音声を出力さ
せるための変更がスピーカの配置を変更することなく簡
単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるAVアンプの構成を
示すブロック図である。
【図2】5.1チャンネルのディジタルサラウンドシス
テムにおけるスピーカの配置例を示す図である。
【図3】この実施形態のAVアンプとスピーカとの接続
作業を説明する図である。
【図4】この実施形態のAVアンプのテストモードの処
理を示すフローチャートである。
【図5】この実施形態のAVアンプのテストモード時の
表示例を示す図である。
【図6】この実施形態のAVアンプの出力端子のチャン
ネルの切り換えの概念を示す図である。
【図7】この実施形態のAVアンプのチャンネル入換機
能を説明する図である。
【図8】この実施形態のAVアンプのチャンネル入換機
能を説明する図である。
【図9】この実施形態のAVアンプのチャンネル入換機
能を説明する図である。
【符号の説明】
1−AVアンプ 2−制御部 3−入力部 4−切換部 5−D/A変換部 6−増幅部 7−出力部 8−操作部 8aー表示部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドルビーディジタル方式による5.1チ
    ャンネルのディジタルサラウンドシステムに適用される
    AVアンプにおいて、 複数チャンネルのディジタル音声信号が入力される入力
    部と、 上記入力部に入力された複数チャンネルのディジタル音
    声信号をアナログ音声信号に変換するD/Aコンバータ
    と、 上記アナログ音声信号を出力する複数の出力端子と、 上記入力部とD/Aコンバータとの間に設けられ、各出
    力端子から出力するアナログ音声信号のチャンネルを切
    り換える切換部と、を備えるとともに、 上記出力端子毎にテストトーンを出力し、該出力端子か
    ら出力するアナログ音声信号のチャンネルの設定を受け
    付けるAVアンプ。
  2. 【請求項2】 ディジタルサラウンドシステムに適用さ
    れるAVアンプにおいて、 複数チャンネルのディジタル音声信号が入力される入力
    部と、 上記入力部に入力された複数チャンネルのディジタル音
    声信号をアナログ音声信号に変換するD/Aコンバータ
    と、 上記アナログ音声信号を出力する複数の出力端子と、 各出力端子から出力するアナログ音声信号のチャンネル
    を切り換える切換部と、を備えたAVアンプ。
  3. 【請求項3】 上記出力端子毎にテストトーンを出力
    し、該出力端子から出力するアナログ音声信号のチャン
    ネルの設定を受け付ける請求項2に記載のAVアンプ。
  4. 【請求項4】 上記切換部は、上記入力部とD/Aコン
    バータとの間に設けられている請求項2または3に記載
    のAVアンプ。
  5. 【請求項5】 上記ディジタルサラウンドシステムは、
    ドルビーディジタル方式による5.1チャンネルのディ
    ジタルサラウンドシステムである請求項2〜4のいずれ
    かに記載のAVアンプ。
  6. 【請求項6】 上記切換部は、複数の出力端子につい
    て、出力するアナログ音声信号のチャンネルを入れ換え
    るチャンネル入換手段を有し、 上記チャンネル入換手段は、予め決められているチャン
    ネル順に基づいて、出力端子毎に出力するアナログ音声
    信号のチャンネルを設定する請求項2〜5のいずれかに
    記載のAVアンプ。
  7. 【請求項7】 上記チャンネル入換手段が複数の出力端
    子について、出力するアナログ音声信号のチャンネルを
    入れ換えたとき、特定のチャンネルの出力端子からテス
    トトーンを出力するAVアンプ。
  8. 【請求項8】 ドルビーディジタル方式による5.1チ
    ャンネルのディジタル音声信号をD/A変換した複数チ
    ャンネルのアナログ音声信号を出力する複数の出力端子
    を備えたAVアンプの出力端子のチャンネル設定方法で
    あって、 出力端子毎に、テストトーンを出力して接続されている
    スピーカを検出し、接続されているスピーカに対応づけ
    るチャンネルの設定を受け付けるAVアンプの出力端子
    のチャンネル設定方法。
JP2001152618A 2001-05-22 2001-05-22 Avアンプおよびavアンプの出力端子のチャンネル設定方法 Pending JP2002345100A (ja)

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