JP2003092800A - マルチチャンネル再生装置 - Google Patents

マルチチャンネル再生装置

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JP2003092800A
JP2003092800A JP2001281889A JP2001281889A JP2003092800A JP 2003092800 A JP2003092800 A JP 2003092800A JP 2001281889 A JP2001281889 A JP 2001281889A JP 2001281889 A JP2001281889 A JP 2001281889A JP 2003092800 A JP2003092800 A JP 2003092800A
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Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
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Denon Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーディオ信号を聴取する角度が変化しても、
サラウンド効果やステレオ効果をもたらすマルチチャン
ネル再生装置を提供する。 【解決手段】再生部(DSP)106は、複数チャンネ
ルのオーディオ信号を再生する。操作部108は、出力
端子から出力するオーディオ信号のチャンネルの割当て
を受付ける。制御部107は、操作部108で受付けた
出力端子から出力するオーディオ信号のチャンネルの割
当てに従って複数チャンネルのオーディオ信号をそれぞ
れ出力端子131〜135から出力させるように制御す
る。出力端子131〜135は、再生された複数チャン
ネルのオーディオ信号を各々出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャネルの
オーディオ信号を再生するマルチチャネル再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のAVアンプ、サラウンドアンプ等の
マルチチャンネル再生装置においては、前方左右(フロ
ント)用、前方中央(センター)用、後方左右(サラウ
ンド)用のスピーカ出力端子を備え、これらの出力信号
を、リスニングポジションの前方や後方に配置したスピ
ーカへ接続し、臨場感のあるオーディオ信号の再生を行
っている。
【0003】AVアンプ等のマルチチャンネル再生装置に
おけるマルチチャンネル再生方法として、入力端子から
入力したディジタル信号をデコーダーにて処理を行い、
オーディオ信号を再生する。この場合、オーディオ信号
としては、例えば、5.1チャンネルと呼ばれる信号が
ある。5.1チャンネルは、前方左用(Front LeftChan
nelチャンネル:以下、FLchという)と、前方右用
(Front Right Channel:以下、FRchという)
と、前方中央用(Center Channel:以下、Cchとい
う)と、後方左用(Surround Left Channel:以下、S
Lchという)と、後方右用((Surround Right Chann
el:以下、SRchという)との5チャネルに加え、
0.1チャンネル分のオーディオ信号に相当する低音専
用のサブウーハーチャンネル(Sub Woofer Channel:
以下、SWchという)を備えている。また、現在5.1
チャンネルにサラウンドバックチャンネルを追加し、
6.1チャンネルのオーディオ信号を再生するマルチチ
ャンネル再生装置がある。
【0004】このようなマルチチャンネル再生装置の従
来技術としては、特開2000−115900号公報に
記載された技術がある。本従来技術においては、アナロ
グ2ch信号もしくはマルチチャンネル信号の入力に応
じて出力チャンネルを切替えて出力している。例えば、
アナログ2ch信号が入力された場合には、アナログ信
号をA/D(Analog to Digital)変
換し、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)に
て信号処理をおこない、2チャンネルの信号をFLch、
FRchの2チャネルに加え、SWchのマルチチャン
ネル信号に変換して各スピーカより出力とすることによ
り、臨場感のあるサラウンド再生を可能としている。
【0005】図4に、一般的なサラウンド再生時のスピ
ーカの配置図を示す。図4において、リスニングポジシ
ョンに聴取者がおり、その左前方にFLch用スピーカ
12、前方中央にCch用スピーカ13、前方右にFR
ch用スピーカ14、右後方にSRch用スピーカ1
5、左後方にSLch用スピーカ16をそれぞれ配置し
ている。マルチチャンネル再生装置から出力するオーデ
ィオ信号を、それぞれ対応した各スピーカから出力させ
ることにより、臨場感のある音場を再現させている。図
5に一般的なマルチチャンネル再生装置内のサラウンド
再生回路のブロック図を示す。図5において、ディジタ
ルインプット502には、ディジタル信号が入力され、
アナログインプット501には、アナログ信号が入力さ
れる。アナログ信号は、A/Dコンバータ503により
ディジタル信号に変換される。入力切替え部504で
は、これらの入力信号を切替えて、DSP(Digit
al Signal Processor)505にディジタル
信号を入力する。DSP505は、サラウンド、音場効
果付加等の各種ディジタル処理を行い、各チャンネルの
ディジタル信号を出力する。例えば、図4に示すよう
に、DSP505は、FLch/FRch、Cch/S
Wch、SLch/SFchの各信号を出力する。各チ
ャンネルのディジタル信号は、D/Aコンバータ506
a・b・cにてアナログ信号に変換され、各チャンネル
スピーカ12〜16より出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のAVア
ンプ等のマルチチャンネル再生装置におけるDSPから
の出力信号は、出力チャンネルが固定されている。図4
に示すように、Cchスピーカ13が前方となる角度で
聴取しないと臨場感のあるサラウンドオーディオを聴取
できない。また、図4に示すようにスピーカを配置した
状態において、LchおよびRchの2チャンネル信号
を再生する場合には、スピーカが多数配置されているに
もかかわらず、再生されるスピーカは、Lchのオーデ
ィオ信号が前方左のFLch用スピーカ12から出力さ
れ、Rchのオーディオ信号が前方右のFRch用スピ
ーカ14から出力されてしまうため、図4に示すような
前方中央に正面を向く角度で聴取しないと良質のステレ
オオーディオを聴取することができない。
【0007】聴取者は、自己が正面を向く角度が変化し
てもマルチチャンネル再生装置により再生させたオーデ
ィオ信号を良質な音質で聴取したい場合がある。例え
ば、図4に示すように聴取者とスピーカが配置されてい
る状態で、聴取者の前方にプロジェクター等による大画
面モニターが設置され、聴取者の正面以外の他方に小型
モニターが設置されているとする。この場合に、多くの
人数でモニターからの映像信号と名スピーカからのオー
ディオ信号とを視聴するには、前方に設置された大画面
モニターに映像信号を表示させ、聴取者の正面が前方の
大画面モニターに向いた状態で各スピーカからオーディ
オ信号を出力させる。また、聴取者1人のみでモニター
からの映像信号と各スピーカからのオーディオ信号を視
聴するときなどには、他方に設置された小画面モニター
に映像信号を表示させ、聴取者が小画面モニターに向い
た状態で映像信号及びオーディオ信号を視聴する場合が
ある。
【0008】しかしながら、図4に示すように、各スピ
ーカが配置されている場合、各スピーカから出力される
オーディオ信号は、正面を向いたときに臨場感があるよ
うに設定されたオーディオ信号であるため、視聴者が正
面以外の他方に向いてしまうと、オーディオ信号の聴取
者はサラウンド効果のあるオーディオ信号として聴取で
きなくなってしまう。
【0009】本発明は、マルチチャンネルのオーディオ
信号を再生するマルチチャンネル再生装置において、オ
ーディオ信号を聴取する角度が変化してもサラウンド効
果やステレオ効果をもたらすことができるマルチチャン
ネル再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、複数チャンネルのオーディオ信号を再
生する再生部と、前記再生部により再生された複数チャ
ンネルのオーディオ信号を複数の出力端子から各々出力
する出力部と、前記出力端子から出力するオーディオ信
号のチャンネルの割当てを受付ける操作部と、前記操作
部で受付けた前記出力端子から出力するオーディオ信号
のチャンネルの割当てに従って前記再生部で再生された
複数チャンネルのオーディオ信号をそれぞれ前記複数の
出力端子から出力させるように制御する制御部とを有す
る。本発明によれば、操作部で受付けた出力端子のチャ
ンネルの割当てに従って、複数チャンネルのオーディオ
信号をそれぞれの出力端子から出力させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて説明する。
【0012】図1は、本発明におけるマルチチャンネル
再生装直のー実施形態を示すブロック図である。
【0013】図1において、マルチチャンネル再生装置
101は、アナログ信号を入力するアナログインプット
102、ディジタル信号を入力するディジタルインプッ
ト103、アナログ−ディジタル変換を行うA/Dコン
バータ104、入力信号を切替える入力切替え部10
5、信号処理を行うDSP106、本装置の制御を行う
制御部107、ユーザの操作入力を受付ける操作部10
8、信号を増幅するアンプ110、DSP106から出
力された信号を切替えるための切替え部111、信号を
出力する第1〜第5の出力端子131〜135、およ
び、ディジタル信号をアナログ信号に変換する第1〜第
5のD/Aコンバータ121〜125を備える。
【0014】ディジタルインプット103は、DVDプ
レーヤ等の他の装置からのディジタル信号を入力する。
アナログインプット102は、CDプレーヤ等の他の装
置からのアナログ信号を入力する。A/Dコンバータ1
04は、アナログインプット102から入力されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換する。入力切替え部1
05は、A/Dコンバータ104から出力された信号
と、ディジタルインプット103から出力された信号と
を入力切替え部105により切替えて、DSP106へ
入力させる。DSP106は、入力切替え部105で選
択されたディジタル信号を、センターチャンネル(Cc
h)、フロント右チャンネル(FRch)、フロント左
チャンネル(FLch)、リア右チャンネル(RRc
h)及びリア左チャンネル(RLch)の5つのチャン
ネルのオーディオ信号に分離し出力する。
【0015】出力切替え部111は、リレー回路等によ
る切替えスイッチから成り、制御部107の制御によ
り、DSP106から出力されるCch、FRch、F
Lch、RLchおよびRRchのオーディオ信号を第
1のD/Aコンバータ121〜第5のD/Aコンバータ
125に割り当てて出力する。
【0016】第1のD/Aコンバータ121〜第5のD
/Aコンバータ125は、それぞれDSP106から出
力されたディジタル信号をアナログ信号に変換する。ア
ンプ110は、第1のD/Aコンバータ121〜第5の
D/Aコンバータ125から出力されたアナログ信号を
増幅し、それぞれ第1の出力端子131〜第5の出力端
子135へ出力する。
【0017】図3(a)および(b)は、マルチチャン
ネル再生装置101の操作部108を示す模式図であ
る。
【0018】操作部108は、操作により自任に回動す
るノブ301と、当該ノブの外周に「1」〜「5」の文
字302が印刷されている表示手段のパネル303と、
ノブ301により指定された位置に対応する識別指示信
号を出力する信号出力手段とを少なくとも備える。操作
部108は、Cchの信号を出力させるスピーカ番号
(識別情報)の指定を受付けるための受け付け手段であ
る。視聴者の正面に位置するスピーカ番号に対応したパ
ネルの番号の文字に対向するようにノブを回動させるこ
とによりユーザが中央位置のスピーカを指示することが
できる。この場合、中央位置が決定されると、操作部1
08を介して指示信号を受けた制御部107において、
あらかじめ定められたスピーカの配置の対応関係に従っ
て他の出力端子から出力される信号が決定される。ま
た、スピーカの配置は、パネル303に表示された番号
に対応するスピーカ番号に従って順番に配置しておく。
【0019】また、操作部108は、ノブの形をしてい
なくてもよく、出力端子およびスピーカ番号に対応する
識別情報の指示を受け付ける受付手段でもよい。例え
ば、出力端子およびスピーカ番号に対応する識別情報を
表示したボタン式のスイッチでもよい。ボタン式スイッ
チは、出力端子及びスピーカ番号毎に設けられ、ボタン
式のスイッチのいずれかが押下されると、対応する識別
指示信号を出力する。さらに、本実施の形態におけるマ
ルチチャンネル再生装置もしくは操作部に、表示手段を
備え、複数チャンネルのオーディオ信号をそれぞれ出力
する複数のスピーカの配置を模擬して表示させるように
してもよい。この場合、ユーザは、スピーカの配置を見
ながら、操作部108で聴取者の正面中央位置となるス
ピーカの指定をすることができる。操作部108は、正
面中央位置となるスピーカの指定を受付け、制御部10
7では、操作部108で受付けた正面中央位置の指定に
従って前記複数チャンネルのオーディオ信号を対応する
出力端子からそれぞれ出力させるように制御する。
【0020】図2(a)および(b)は、マルチチャン
ネル再生装置101により出力したオーディオ信号を聴
取者が聴取している場合の模式図を示している。
【0021】図2(a)は、聴取者9が第1のスピーカ
141を正面とした位置でオーディオ信号を聴取してい
る状態を示し、図2(b)は聴取者9が第4のスピーカ
144を正面とした位置でオーディオ信号を聴取してい
る状態を示す模式図である。前述の表示手段には、図2
(a)および(b)に示すようなスピーカの配置を模擬
した表示を表示させてもよい。
【0022】図2(a)および(b)に示すように、第
1のスピーカ141〜第5のスピーカ145は、聴取者
9を中央としてそれぞれ略等角度で、聴取者9に対して
略等距離に配置され、また、各スピーカ番号は、図3
(a)および(b)に示す操作部108のパネルの番号
に対応しているものとする。
【0023】図2(a)に示すように、聴取者9が第1
のスピーカ141を正面とした位置でオーディオ信号を
聴取する場合は、図3(a)に示すように、ノブの印の
ついたの先端がパネルに印刷された「1」の文字と対向
する角度にノブを回動することにより、操作部108か
ら第1の指示信号が出力される。この場合、第1のスピ
ーカ141からCchのオーディオ信号が放音され、第
2のスピーカ142からFRchのオーディオ信号が放
音され、第3のスピーカ143からRRchのオーディ
オ信号が放音され、第4のスピーカ144からRLch
のオーディオ信号が放音され、第5のスピーカ145か
らFLchのオーディオ信号が放音される。
【0024】図2(a)の状態から聴取者9が、例え
ば、図2(b)に示すように第3のスピーカ143を正
面とした方向に向きを変えた場合、図3(b)に示すよ
うに、ノブの印のついた先端がパネルに印刷された
「3」の文字と対向する角度にノブを回動することによ
り、操作部108から第3の指示信号が出力される。こ
の場合、第3のスピーカ143からCchのオーディオ
信号が放音され、第4のスピーカ144からFRchの
オーディオ信号が放音され、第2のスピーカ142から
FLchのオーディオ信号が放音され、第5のスピーカ
145からRRchのオーディオ信号が放音され、第1
のスピーカ141からRLchのオーディオ信号が放音
される。
【0025】図3において、「2」、「3」、「4」及
び「5」の文字は、図1および図2に示す第2のスピーカ
142〜第5のスピーカ145にそれぞれ対応している
場合を例にしている。操作部108は、ノブの目印のつ
いた方の一端がパネルに印刷された「1」の文字と対向
する位置に回されると、第1のスピーカ141に接続さ
れている出力端子131からCchのオーディオ信号を
出力させるように指示する第1の指示信号を出力する。
第1の指示信号が出力された場合、第2のスピーカ14
2からはフロント右チャンネル(FRch)信号が出力
され、第3のスピーカ143からはリア右チャンネル
(RRch)が出力され、第4のスピーカ144からは
リア左チャンネル(RLch)信号が出力され、第5の
スピーカからはフロント左チャンネル(FLch)信号
が出力されるように、出力切替え部111が制御部10
7により制御されて信号出力を切替える。また、同様
に、操作部108は、「2」、「3」、「4」及び
「5」の文字の位置に対向する位置に回動されると、そ
れぞれ第2、第3、第4及び第5の指示信号を出力す
る。
【0026】制御部107は、操作部108からの指示
信号により、DSP106により分離した各チャンネル
の信号を第1のD/Aコンバータ121〜第5のD/A
コンバータ125に割り当てて出力するよう出力切替え
部111を制御する。制御部107は、操作部107か
ら出力された指示信号に対応する出力端子に接続されて
いるD/Aコンバータに対してCchの信号を出力する
ように切替え部111を指示するとともに、他のD/A
コンバータについても、あらかじめ定められた信号を出
力するように指示する。
【0027】図1において、制御部107は、操作部1
08から第1の指示信号が出力されると、Cchの信号
を第1のSPから出力させる為に、DSP106により
分離された各チャンネル信号の内、Cchの信号を第1
のD/Aコンバータ121へ出力し、FRchの信号を
第2のD/Aコンバータ122へ出力し、RRchの信
号を第3のD/Aコンバータ123し、RLchの信号
を第4のD/Aコンバータ124へ割り当てて出力し、
FLchの信号を第5のD/Aコンバータ125へ出力
するよう出力切替え部111を制御する。
【0028】制御部107は、操作部108から第2の
指示信号が出力されると、DSP106により分離され
た各チャンネル信号の内、Cchの信号を第2のD/A
コンバータ122へ出力し、FRchの信号を第3のD
/Aコンバータ123へ出力し、FLchの信号を第1
のD/Aコンバータ121へ出力し、RRchの信号を
第4のD/Aコンバータ124へ出力し、RLchの信
号を第5のD/Aコンバータ125へ割り当てて出力す
るよう出力切替え部111を制御する。
【0029】制御部107は、操作部108から第3の
指示信号が出力されると、DSP106により分離され
た各チャンホル信号の内、Cchの信号を第3のD/A
コンバータ123へ出力し、FRchの信号を第4のD
/Aコンバータ124へ出力し、FLchの信号を第2
のD/Aコンバータ122へ出力し、RRchの信号を
第5のD/Aコンバータ125へ出力し、RLchの信
号を第1のD/Aコンバータ121へ割り当てて出力す
るよう出力切替え部111を制御する。
【0030】制御部107は、操作部108から第4の
指示信号が出力されると、DSP106により分離され
た各チャンネル信号の内、Cchの信号を第4のD/A
コンバータ124へ出力し、FRchの信号を第5のD
/Aコンバータ125へ出力し、FLchの信号を第3
のD/Aコンバータ123へ出力し、RRchの信号を
第1のD/Aコンバータ121へ出力し、RLchの信
号を第2のD/Aコンバータ122へ割り当てて出力す
るよう出力切替え部111を制御する。
【0031】制御部107は、操作部108から第5の
指示信号が出力されると、DSP106により分離され
た各チャンネル信号の内、Cchの信号を第5のD/A
コンバータ125へ出力し、FRchの信号を第1のD
/Aコンバータ121へ出力し、FLchの信号を第4
のD/Aコンバータ124へ出力し、RRchの信号を
第2のD/Aコンバータ122へ出力し、RLchの信
号を第3のD/Aコンバータ123へ割り当てて出力す
るよう出力切替え部111を制御する。
【0032】第1の出力端子131〜第5の出力端子1
35は、出力部を構成し、対応する第1のスピーカ14
1〜第5のスピーカ145にそれぞれ接続されている。
【0033】第1の出力端子131〜第5の出力端子1
35は、それぞれアンプ110により増幅されたアナロ
グ信号を第1のスピーカ141〜第5のスピーカ145
へ出力する。第1のスピーカ141〜第5のスピーカ1
45はそれぞれ第1の出力端子131〜第5の出力端子
135から出力されたアナログ信号を放音する。
【0034】さらに、近年のサラウンドフォーマットと
して、5.1chのマルチチャネルに加え、視聴者の後
方用出力サラウンドバックチャンネルが追加された装置
に対応する場合には、図1に示す本実施の形態に、第6
のD/Aコンバータおよび第6の出力端子を追加しても
よい。この場合、操作部108には、「6」の文字を追
加し、第6の指示信号を出力するように構成し、制御部
107から出力切替え部111の切替え制御を行うこと
により、聴取者の向きに応じたオーディオ信号を出力さ
せることができる。
【0035】また、本実施の形態におけるマルチチャネ
ル再生装置において、フロントチャンネルのFRchお
よびFLchのみの2チャンネル音声出力の場合にも、
スピーカから出力するオーディオ信号を変更できるよう
にしてもよい。この場合、オーディオを聴取する方向を
変えたときに、聴取する方向を変化させても良質なオー
ディオを聴取することが可能となる。
【0036】さらに、AVアンプ等では音声と共に映像
鑑賞も行うが、前方にプロジェクター、後方にテレビモ
ニターを配置し生活環境に応じ視聴方向を変更すること
が可能となる。
【0037】本実施形態のマルチチャンネル再生装置1
01は、DSP106から出力された Cch、FRc
h、FLch、RLch及びRRohの信号を出力切替
え部111により第1のD/Aコンバータ121〜第5
のD/Aコンバータ125に割り当てて出力する構成と
したが、制御部107の制御に従って、DSP106が第
1のD/Aコンバータ121〜第5のD/Aコンバータ
125へCch、FRch、FLch、RLch及びR
Rchの信号をそれぞれ出力する構成としても良い。こ
の場合、DSP106には、再生信号を記憶する第1メ
モリ〜第5メモリの5つのメモリを備える。第1メモリ
〜第5メモリは、第1〜第5の出力端子およびスピーカ
にそれぞれ対応している。制御部107は、操作部10
8からの指示信号により決定される配置に従って、DS
P106により分離したCch、FRch、FLch、
RLch及びRRchを第1メモリ〜第5のメモリに割
り当てて記憶させるよう制御する。制御部107は、第
1メモリ〜第5メモリに記憶された信号を、それぞれ順
に第1のD/Aコンバータ121〜第5のD/Aコンバ
ータ125へ出力するよう制御する。
【0038】例えば、制御部107は、操作部108か
らの第1の指示信号が出力されると、DSP106が分
離したCchの信号を第1のメモリに記憶するよう制御
し、FRch、FLch、RLchおよびRRchの信
号を、順に第2のメモリ、第5のメモリ、第4メモリお
よび第3メモリに記憶させるよう制御する。
【0039】また、制御部107は、操作部108から
第3の指示信号が出力されると、DSP106が分離し
たCchの信号を第3のメモリに記憶するよう制御し、
FRch、FLch、RLch及びRRchの信号を、
順に第4のメモリ、第2のメモリ、第1のメモリ及び第
5のメモリに記憶させるよう制御する。
【0040】例えば、図2(a)に示すように聴取者9
が第1のスピーカ141に対向した位置に向いている場
合は、図3(a)に示すように、操作部108のノブを
パネルの文字「1」に対向する位置とする。操作部10
8は、第1の指示信号を出力し、制御部107は、DS
P106が分離したCchの信号を第1のメモリに記憶
させ、FRch、FLch、RLch及びRRchの信
号を、順に第2のメモリ、第5のメモリ、第4のメモリ
および第3のメモリに記憶させるよう制御する。
【0041】また、図2(b)に示すように聴取者9が
第4のスピーカ144に対向した位置に向いている場合
は、図3(b)に示すように、操作部108のノブをパ
ネルの文字「3」に対向する位置とする。操作部108
は、第3の指示信号を出力し、制御部107は、DSP
106が分離したCchの信号を第3のメモリに記憶さ
せ、FRch、FLch、RLch及びRRchの信号
を、順に第4のメモリ、第2のメモリ、第1のメモリ及
び第3のメモリに記憶させるよう制御する。この制御に
よって、オーディオ信号を指示されたスピーカから出力
させることができる。これにより、出力切替え部111
を備えずとも第1の出力端子131〜第5の出力端子1
35に割り当てて出力する信号を変更させることができ
るので、マルチチャンネル再生装置の構成を簡単にする
ことができる。
【0042】本実施の形態によれば、聴取者の正面中央
位置に位置するスピーカ番号の指定を受付けることで、
他のオーディオ信号を出力するスピーカも決定されるた
め、ユーザにとって簡単にスピーカの指定/変更を行う
ことができる。本実施の形態によれば、DSPで再生さ
れた各チャンネル(フロント、センター、サラウンドチ
ャンネル等)のディジタル出力データの出力先を固定せ
ず、視聴方向に対応させてDSP出力チャンネルデータ
の出力先を変更して出力することができる。これによ
り、視聴方向をー方向に固定せずに、それぞれの状況に
応じ、視聴方向を換えることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、マルチチャンネルのオ
ーディオ信号を再生するマルチチャンネル再生装置にお
いて、簡単な構成でオーディオ信号を聴取する角度が変
化してもサラウンド効果やステレオ効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるマルチチャンネル
再生装置の構成図
【図2】オーディオ信号を聴取者が聴取している場合の
模式図
【図3】マルチチャンネル再生装置101の操作部10
8を示す模式図
【図4】一般的なサラウンド再生時のスピーカの配置図
【図5】一般的なマルチチャンネル再生装置内のサラウ
ンド再生回路の構成図
【符号の説明】
102…アナログインプット、103…ディジタルイン
プット、104…A/Dコンバータ、105…入力切替
え部、106…DSP、107…制御部、108…操作
部、110…アンプ、…出力切替え部、131〜135
…第1〜第5の出力端子、121〜125…第1〜第5
のD/Aコンバータ、141〜145…第1〜第5のス
ピーカ、301…ノブ、302…文字、303…パネ
ル、12…フロント左チャンネル用スピーカ、13…セ
ンターチャンネル用スピーカ、14…フロント右チャン
ネル用スピーカ、15…サラウンド右チャンネル用スピ
ーカ、16…サラウンド左チャンネル用スピーカ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数チャンネルのオーディオ信号を再生す
    る再生部と、 前記再生部により再生された複数チャンネルのオーディ
    オ信号を複数の出力端子から各々出力する出力部と、 前記出力端子から出力するオーディオ信号のチャンネル
    の割当て操作を受付ける操作部と、 前記操作部で受付けた前記出力端子から出力するオーデ
    ィオ信号のチャンネルの割当てに従って前記再生部で再
    生された複数チャンネルのオーディオ信号をそれぞれ前
    記複数の出力端子から出力させるように制御する制御部
    とを有することを特徴とするマルチチャンネル再生装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のマルチチャンネル再生装
    置において、前記操作部は、複数チャンネルのオーディ
    オ信号のうちあらかじめ定めた一つのチャンネルのオー
    ディオ信号について、前記複数の出力端子のうち出力す
    べき出力端子の割当てを受付け、 前記制御部は、前記操作部で受付けた出力端子の割当て
    に従って、あらかじめ定めたオーディオ信号と出力端子
    の関係に応じて、全てのオーディオ信号を出力させる出
    力端子を決定し、前記制御を行うことを特徴とするマル
    チチャンネル再生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のマルチチャンネル再生装
    置において、前記操作部は、あらかじめ定めた出力端子
    の識別情報を受付けることを特徴とするマルチチャンネ
    ル再生装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のマルチチャンネル再生装
    置において、前記操作部は、前記複数の出力端子の識別
    情報が示された表示手段と、前記識別情報を指定するた
    めの回動するノブ手段と、前記ノブ手段により指定され
    た位置に対応する識別信号を出力する信号出力手段とを
    備えることを特徴とするマルチチャンネル再生装置。
  5. 【請求項5】複数チャンネルのオーディオ信号を再生し
    て出力するマルチチャンネル再生装置において、 前記複数チャンネルのオーディオ信号をそれぞれ出力す
    る複数のスピーカの配置を模擬して表示する表示手段
    と、 前記スピーカの配置において、聴取者の正面中央位置と
    なるスピーカの指定を受付ける受付手段と、 前記受付手段で受付けた正面中央位置の指定に従って前
    記複数チャンネルのオーディオ信号を対応する出力端子
    からそれぞれ出力させるように制御する制御手段とを有
    することを特徴とするマルチチャンネル再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343376A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Funai Electric Co Ltd Avシステム
JP2013110633A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスオーラルシステム

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