JP4967916B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理装置に関する。
周知のように、AV(Audio Visual)アンプは、接続されたオーディオ機器(ソース)からの音声信号や映像信号を増幅すると共に種々の処理を施し、スピーカやモニタなどの出力装置に供給する。該AVアンプのパフォーマンスを最適化するため、接続されるオーディオ機器の接続関係、視聴空間の音響特性などに応じてAVアンプに設定されるパラメータを調整することが行われている。その方法としては、各種のパラメータをマニュアルで設定する方法の他、自動的に各種パラメータを設定する方法が提案されている(特許文献1参照)。
その際、AVアンプに設定されるパラメータ種は多岐に及ぶため、最適化されたパラメータを使用条件ごとにメモリに記憶しておき、記憶内容を適宜読み出して用いる技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−151975号公報 特開2002−142278号公報
上記特許文献2に記載された技術においては、予め決められたパラメータの組み合わせがメモリに記憶されている。そのため、例えばスピーカを取り替えた場合などAVアンプの使用条件が変更された場合に、該メモリを読み出して用いると、更新を望まないパラメータ値も同時に更新されてしまっていた。なぜなら、システムメモリに記憶された複数のパラメータの中から一部のパラメータだけを読み出して再設定することはできなかったからである。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、パラメータを柔軟に設定可能な信号処理装置を提供すること目的とする。
本発明に係る信号処理装置は、操作部の操作によって入力された各種パラメータの値を受け付けるパラメータ受付手段と、前記パラメータ受付手段が受け付けた各種パラメータがリアルタイムに記憶されるテンポラリー領域が設定されるとともに、複数のパラメータを一組にして継続的に記憶する設定パラメータ群記憶領域が複数設定される記憶手段と、外部機器から信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が受信した信号に対して、前記テンポラリー領域に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を施す信号処理部と、前記信号処理部により信号処理が施された信号を出力する信号出力部と、前記記憶手段に設定されたテンポラリー領域に含まれるパラメータの中から、いずれか1または複数のパラメータを指定すると共に、前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定する書込指定手段と、前記テンポラリー領域から、前記書込指定手段により指定された設定パラメータ群記憶領域に、前記書込指定手段により指定されたパラメータを転送することにより、前記設定パラメータ群記憶領域内の対応するパラメータの値を更新する更新手段と、前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定する読出指定手段と、前記読出指定手段により指定された設定パラメータ群記憶領域からパラメータを読み出し前記テンポラリー領域内の対応するパラメータの値を更新する設定手段とを有することを特徴とする。
なお、上記の構成において、前記テンポラリー領域に記憶されるパラメータの各々を、複数設けられたグループのいずれか1または複数に対応付けるテーブルを記憶するテーブル記憶手段を有し、前記書込指定手段は、前記複数設けられたグループの中から1または複数のグループを指定し、前記更新手段は、前記テーブルにおいて、前記書込指定手段により指定されたグループと対応付けられたパラメータについて、前記設定パラメータ群記憶領域内の対応するパラメータの値を更新しても良い。
また、本発明に係る別の態様の信号処理装置は、操作部の操作によって入力された各種パラメータの値を受け付けるパラメータ受付手段と、前記パラメータ受付手段が受け付けた各種パラメータがリアルタイムに記憶されるテンポラリー領域が設定されるとともに、複数のパラメータを一組にして継続的に記憶する設定パラメータ群記憶領域が複数設定される記憶手段と、外部機器から信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が受信した信号に対して、前記テンポラリー領域に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を施す信号処理部と、前記信号処理部により信号処理が施された信号を出力する信号出力部と、前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定すると共に、該指定した設定パラメータ群記憶領域に記憶されたパラメータの中から、いずれか1または複数のパラメータを指定する読出指定手段と、前記読出指定手段により指定されたパラメータを当該設定パラメータ群記憶領域から読み出し前記テンポラリー領域内の対応するパラメータの値を更新する設定手段とを有することを特徴とする。
なお、上記の構成において、前記テンポラリー領域に記憶されるパラメータの各々を、複数設けられたグループのいずれか1または複数に対応付けるテーブルを記憶するテーブル記憶手段を有し、前記読出指定手段は、前記複数設けられたグループの中から1または複数のグループを指定し、前記設定手段は、前記テーブルにおいて、前記読出指定手段により指定されたグループと対応付けられたパラメータについて、前記テンポラリー領域の対応するパラメータの値を更新しても良い。
また、上記の構成において、前記信号処理部は、前記外部機器から受信した信号を増幅する処理を含むとしても良い。
本発明に係る信号処理装置によれば、パラメータを柔軟に設定可能となる。
本発明の実施形態について説明する前に、以下の説明で用いる用語について説明する。
「音場」とは、視聴空間が持つ特有の音の響きを言う。視聴空間において音源により発音された音は、空気を介して直接リスナーの耳に届く「直接音」のほかに、床や壁や天井などに一回反射してから聞こえてくる「初期反射音」、さらに何回も反射を繰り返しながら次第に減衰してゆく「後部残響音」を生成する。視聴空間の形状や広さ、内装材料の種類などによって、初期反射音や後部残響音の構成は異なることから、その視聴空間特有の響きが生まれ、これを「音場」と呼ぶ。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施する際の最良の形態について説明する。
(A;構成)
本発明に係るAVアンプ1の構成について説明する。
(A−1;AVアンプ1本体の構成)
まず、AVアンプ1本体の構成について、図1を参照して説明する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11AとROM(Read Only Memory)11BとRAM(Random Access Memory)11Cとを含む。CPU11Aは、RAM11Cをワーキングエリアとして、ROM11Bに格納された制御プログラムを実行することによりAVアンプ1の各部を制御する。
UI(User interface)部12は、表示部12Aと操作部12Bと及びリモコン信号受信部12Cとからなる。図2は、AVアンプ1本体のフロント面を示す図である。
表示部12Aは、液晶パネルであり、制御部11の制御下でAVアンプ1の設定状態や動作状態を表示する。
操作部12Bは、AVアンプ1を操作するための各種の操作子である。該操作子には、AVアンプ1の電源の入/待機(スタンバイ)を切り換えるSTANDBY/ONスイッチ、後述する音場プログラムを選択するためのProgramme Selectorスイッチ、再生する入力ソースを選択するためのInput Selectorスイッチ、ボリュームつまみなどが含まれる。
リモコン信号受信部12Cは、後述する複数のリモコンから送信される操作信号(赤外線信号)を受信する。
再び図1に戻り、電源部13は、AVアンプ1の各部に電力を供給する。
チューナ14は、AM放送やFM放送などの電波を受信し、受信した電波を音声信号に変換し入力切替部22に出力する。
アナログ音声信号処理部15は、アナログ音声信号入力端子21と入力切替部22とボリューム調整部23とを備え、デジタル音声信号処理部17との間には、A/D(Analog/Digital)コンバータ24及びD/Aコンバータ25が設けられている。入力切替部22は、アナログ音声信号入力端子21及びチューナ14からの入力信号をボリューム調整部23またはA/Dコンバータ24に出力する。
ボリューム調整部23は、複数チャネル(2ch〜マルチチャネル)の各系統の音声信号のそれぞれについてボリュームを調整し、パワーアンプ26に出力する。パワーアンプ26は、マルチチャネルの信号に対応して複数並列で設けられており、各チャネルに対応するスピーカ5に増幅されたオーディオ信号を供給する。
デジタル音声信号処理部17は、デジタル音声入力端子29とDIR(Digital-Audio Interface Receiver)30とデコーダ31とDSP部32とからなる。
デジタル音声入力端子29に入力された音声信号は、DIR30を介してデコーダ31に供給される。
デコーダ31は、A/Dコンバータ24とDIR30とHDMIリピータ35から入力されるマルチチャネル信号をデコードして、DSP(Digital Signal Processor)部32に出力する。
DSP部32は、デコーダ31から受取った音声信号に対し、各種の音響処理(音場効果の付加、スピーカ間の調整及び環境補正など)を行う。DSP部32から出力された音声信号は、D/Aコンバータ25でアナログ信号に変換され、ボリューム調整部23に出力される。
デジタルインタフェース部18は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子33と入力選択部34とHDMIリピータ35とトランスミッター36とからなる。
HDMI端子33から入力された信号は、入力選択部34を介してHDMIリピータ35に入力される。デジタルオーディオ信号はデコーダ31に入力され、ビデオ信号はトランスミッター36を介してHDMI端子33を介して外部機器に出力される。
デジタルビデオ信号処理部19は、デジタルビデオ処理及びGUI処理部37とビデオエンコーダ38とビデオデコーダ39とからなる。
デジタルビデオ処理及びGUI処理部37は、HDMIリピータ35とトランスミッター36とビデオエンコーダ38とビデオデコーダ39とに接続されており、HDMIリピータ35またはビデオデコーダ39からの入力信号に対して所定の処理を行い、HDMIリピータ35、トランスミッター36又はビデオエンコーダ38に出力する。
アナログビデオ信号処理部20は、アナログビデオ入出力端子40と入力切替部41とバッファアンプ42とバッファアンプ43とからなる。アナログビデオ入出力端子40の入力端子から入力されたビデオ信号は、入力切替部41及びバッファアンプ42を介してビデオデコーダ39に入力される。また、ビデオエンコーダ38の出力は、バッファアンプ43を介してアナログビデオ入出力端子40の出力端子から外部機器に出力される。
(A−2;周辺機器の構成)
次に、AVアンプ1の周辺機器について説明する。図3に示すように、AVアンプ1には、モニタ2、再生装置3、オプティマイザーマイク4、スピーカ5が所定のケーブルで接続されている。また、リモコン6及びGUIリモコン7が設けられている。
リモコン6は、各種の操作子を有し、ユーザによる操作内容を示す操作信号を本体に送信する。図4は、リモコン6のキー配置の一例を示す図である。リモコン6には、AVアンプ1の電源を入れるためのPOWERキー、入力ソース(DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、ゲームなど)の選択を行うための入力選択キー、音場プログラムを選択するための複数の音場プログラム選択キー、AVアンプ1に接続された再生装置3を操作するための操作キー(矢印キー、PLAY、SKIPなど)、再生する曲番号を指定したりするためのテンキー、後述する各種エフェクト(ピュアダイレクトモード、ダイレクトモード、ストレートデコードモードナイトリスニングモードなど)を設定するためのエフェクトキーなどが配置される。赤外線送受信部は、操作信号をAVアンプ1本体のリモコン信号受信部12Cに赤外線で送信する。
GUIリモコン7は、モニタ2に表示されたGUI画面に従ってAVアンプ1を操作するための操作子を有し、ユーザによる操作内容を示す操作信号を、AVアンプ1本体に送信する。
図5は、GUIリモコン7のキー配置の一例を示す図である。GUIリモコン7には、AVアンプ1の電源を入れるためのPOWERキー、AVアンプ1の電源を待機状態(スタンバイ)にするためのSTANDBYキー、GUI画面におけるカーソルを操作するためのカーソルキー、音量を調整するためのVOLキー、GUI画面上で選んだ項目の設定に入ったり設定値を決定したりするためのENTERキー、GUIメニューから抜けるためのEXITキーなどが配置される。赤外線送信部は、操作信号をAVアンプ1本体のリモコン信号受信部12Cに赤外線で送信する。
モニタ2は画像信号の出力装置であり、本実施形態においては、2台のモニタ(以下、区別する場合にはモニタ2A、2Bと称す)が図1におけるHDMI端子33に接続されている。
再生装置3は信号をAVアンプ1に出力する装置であり、本実施形態においてはDVDプレーヤ53とゲーム機56とが含まれる。DVDプレーヤ53は、DVDなどの記録メディアから信号を読み出す装置であり、図1におけるアナログ音声信号入力端子21及びHDMI端子33を介してAVアンプ1に接続されている。ゲーム機56は、ゲームの内容を表す音声信号及び映像信号を出力する装置であり、図1に示すデジタル音声入力端子29及びアナログビデオ入出力端子40に接続されている。
オプティマイザーマイク4は、収音した音を表す信号を生成する。該生成された信号は、図1におけるアナログ音声信号入力端子21に入力される。
スピーカ5は、複数のスピーカを含む。各スピーカは、供給された音声信号に基づいて放音する。
(A−3;スピーカの配置)
ここで、AVアンプ1に接続されたスピーカ5の配置態様について説明する。図6に示すように、AVアンプ1には、フロントL/Rスピーカと、センタースピーカと、サラウンドL/Rスピーカと、サラウンドバックL/Rスピーカと、プレゼンスL/Rスピーカと、サブウーファーとの、計10個(サブウーファーは1つとカウントする)のスピーカが接続され、視聴空間Rにおいて図示した位置に配置される。ユーザ(図中L)は、図示した位置で音を聞き、この位置を以下ではリスニングポジションと呼ぶ。
図6に示したスピーカ配置は、AVアンプ1が最も性能を発揮することができるスピーカ配置であり、ITU−R基準配置に対応している。なお、ITU−R基準配置とは、マルチチャネルオーディオのミキシングスタジオで採用されている国際的な基準配置である。
(A−4;視聴空間最適化機能)
ここで、AVアンプ1が有する「視聴空間最適化機能(以下、YPAOと称す)」について説明する。YPAOとは、あらゆる部屋の音響特性に最適化された設定を自動的にきめ細かく簡単に得る機能である。
オプティマイザーマイク4を上記リスニングポイントに設置し、YPAOの処理を開始させると、予め設定された音(テストトーン)がスピーカ5から種々の態様で出力される。該テストトーンは視聴空間Rの壁面などで反射した後、AVアンプ1本体に接続されたオプティマイザーマイク4により収音され、収音されたテストトーンが解析される。
AVアンプ1は、収音したテストトーンについて以下に挙げる5つの項目を解析し、最適なパラメータを算出する。
(1)スピーカワイヤリングの確認
各スピーカの結線と位相やサブウーファーの位相を検出し、誤配線の確認をする。
(2)スピーカサイズの判定
フロントスピーカ、センタースピーカ、サラウンドスピーカ、サラウンドバックスピーカ、プレゼンススピーカの各スピーカサイズを測定する。サイズの判断はスピーカの低域再生能力を測ることにより行い、サブウーファーと最適につながるよう、各スピーカのクロスオーバー周波数を自動設定する。
(3)スピーカ距離の補正
リスニングポジションから各スピーカまでの距離を測定し、各スピーカから放音される信号の遅延時間を補正する。その際、各スピーカが視聴ポイントと同一円周状に均等距離になるよう遅延時間を調整する。
(4)周波数特性の補正
視聴空間Rにおいて用いられる場合の各スピーカの周波数特性を測定し、イコライジング処理を行うことにより各スピーカ間で音色を統一する。
(5)チャネル間レベルの調整
テストトーンによるチャネル(スピーカ)ごとの音圧レベルを測定し、スピーカ間の音圧レベルが最適なバランスとなるよう設定する。
このようにして測定された結果は、モニタ2に表示させることにより確認することができる。また、自動的に設定されるパラメータについては、設定されたパラメータ値を読み出して確認することができる。
例えば視聴空間Rの形状や視聴空間Rを形成する部材の材質など容易には変更できないために、ITU-R推奨配置によるスピーカを設置することが難しい場合があるが、上記YPAOによれば、あたかもスピーカ5がITU-R推奨配置されているかのように音が再生される。
(A−5;音場プログラム)
次に、AVアンプ1が有する「音場プログラム」機能について説明する。音場プログラムとは、再生される音に各種の音響効果を付与することにより、あたかもコンサートホールなど他の視聴空間で放音されているかのような効果を付与するプログラムである。
実在する各種の視聴空間において、反射音の方向、強さ、帯域特性、遅延時間など音場を特徴付ける特性が実際に測定され、その音場を実現するためのパラメータが上記各種の視聴空間と対応付けてROM11Bに格納されている。
音場プログラムは、予め設定された多数のプログラムから選択可能である。ここでは、主に音楽の鑑賞に適した4つの音場プログラムを取り上げて説明する。
(1)コンサートホール
本音場プログラムは、コンサートホールの音場を再現するためのパラメータが設定される。広く奥行きがある視聴空間であるかのような音響効果が付与される。
(2)チャーチ
本音場プログラムは、適度な残響感を伴う教会の音場を再現するためのパラメータが設定される。
(3)ジャズクラブ
本音場プログラムは、実在するある特定のジャズクラブの音場を再現するためのパラメータが設定される。
(4)ロックコンサート
本音場プログラムは、ロックコンサートにおける広大なアリーナの音場を再現するためのパラメータが設定される。
上記各種の音場を実現するため、音場プログラム間で異なったパラメータに基づいてDSP処理がなされる。以下では、それぞれのDSP処理において用いられるパラメータから、一部を取り上げて説明する。
「エフェクト量」のパラメータにより、以下の各種エフェクトレベルが制御される。
「ディレイ」により、直接音から初期反射音が始まるまでの時間(遅延時間)が制御される。初期反射音の遅れは、音源と反射面との距離によって決まることから、遅延時間を短くすると音源が壁面に近づいた感じになり、逆に遅延時間を長くすると音源は壁面から離れた感じになる。従って、ディレイを調節することにより、ソースの原音から周りの壁までの距離感、空間の大きさ感、音像の態様等が制御される。
「視聴空間の大きさ」により、空間の拡がり感がコントロールされる。音が反射を繰り返すとき、壁と壁との間が広い大きなホールほど、反射音と反射音との時間的な間隔が長くなる。従って、この値を大きくするほど広い空間(部屋)、値を小さくするほど狭い空間であるとの印象を生じさせる。
「響きの強さ」により、初期反射音の減衰特性が制御される。この値を大きくするほど、反響が多く「ライブ」な音場になり、値を小さくするほど反響が少ない「デッド」な音場になる。実際のホールでのライブ感/デッド感は、反射面の吸音特性によって決定され、反射音の減衰が早ければデッドに、遅ければライブに感じられる。
「残響時間」により、後部残響音が減衰していく時間がコントロールされる。残響時間を調整することにより、デッドな視聴空間において長めの残響時間を設定したり、逆にライブな視聴空間において短い残響時間を設定したりして、自然な残響音が生成できる。
「残響音の遅れ」により、後部残響音が発生し始めるまでの時間が制御される。この値を大きくするほど、後部残響音が最初の初期反射音より遅れて発生するようになる。同じ残響時間でも、残響音の遅れを大きくすると、大きな空間の残響感になる。
「残響音の強さ」により、後部残響音のレベルがコントロールされる。この値を大きくするほど後部残響音のレベルが大きくなり、余韻が強く感じられる。
また、上記の他にもスピーカごとの出力レベルの設定や、2チャネルソースをデコードするデコーダを指定するパラメータなどが設けられている。
(A−6;再生モード)
AVアンプ1には、上記音場プログラムに加え、以下のような再生モードが設けられている。ユーザにより特定のモードが選択されると、該選択されたモードに対応するパラメータが自動的に設定される。
ピュアダイレクトモードとは、スーパーオーディオCD(Compact Disk)やDVDオーディオなどのマルチチャネルソースや、CDなどの2チャネルソースを、アナログのままで聴くときに、高音質で聴くことができるモードである。
ダイレクトモードとは、アナログ信号、PCM信号(2チャネル/マルチチャネル)、DSD(Direct Stream Digital)信号(2チャネル/マルチチャネル)を、原音に忠実な高音質ステレオ音声で再生するモードである。
ストレートデコードモードとは、入力された信号に音場効果をかけずに再生するモードである。
ナイトリスニングモードとは、セリフなどは明瞭に、大きな効果音は抑えて再生するモードである。このため、夜間でも音量を気にせずに再生することができるモードである。
以上の各再生モードは、リモコン6に設けられたエフェクトキーを操作することによりON/OFFが設定される。
(A−7;マニュアル設定)
上述した音場プログラム及び再生モードは、ユーザが簡易に音場・音響効果を設定できるように予めパラメータがプリセットされた機能である。該機能に加え、ユーザごとにきめ細かく対応した音響効果を実現するため、「マニュアル設定」機能が設けられている。マニュアル設定においては、以下に説明する複数のパラメータがパラメータごとに設定可能である。
GUIリモコン7により、GUI画面における「マニュアル設定」を選択し、各パラメータの態様を表す選択肢の中からいずれかを選択することにより設定される。
基本設定として、例えば以下に示す設定項目がある。
THXの設定において、THXサラウンドモードについてのパラメータが設定される。具体的には、サブウーファーの低域出力やサラウンドバックL/Rスピーカ間の距離を調節して、最適なTHXサラウンドモードの条件が設定される。
スピーカの設定において、AVアンプ1に接続された各スピーカのサイズや有無などが設定される。音量設定においては、各スピーカからの音量レベルが最適なバランスとなるように、各スピーカからの出力レベルが個別に設定される。距離設定においては、各スピーカからリスニングポジションに音が到達するタイミングが設定される。サブウーファー設定においては、AVアンプ1に接続されたサブウーファーの数や配置などが設定される。
音に関する設定として、例えば以下に示す設定項目がある。
LFEレベルの設定において、ドルビーデジタル、DTS(Digital Theater Systems)及びAAC(Advanced Audio Coding)信号に含まれるLFE(爆発シーンなどで用いられる低域効果音)の再生レベルが調整される。
ダイナミックレンジの設定において、ドルビーデジタル、DTS及びAAC再生時のダイナミックレンジが調整される。
イコライジングの設定においては、グラフィックイコライザーを使って、フロントL/センター/フロントRチャネル、サラウンドL/Rチャネル、サラウンドバックL/Rチャネル、プレゼンスL/Rチャネルの音色が個別に調節される。
トーンコントロールの設定において、スピーカまたはヘッドホンから出力される音声の低音域と高音域が調整される。
その他の音声の設定において、音声と映像のずれを補正するいわゆるリップシンクに関する設定などがなされる。
映像の設定として、例えば以下に示す設定項目がある。
デジタル映像処理の設定において、デジタル映像処理回路のON/OFFを切り換える処理がなされる。
映像モードの設定において、出力する映像の画質を調整する処理がなされる。画質パターン(シネマ、スタンダード、ダイナミック)の選択や、輪郭強調、ノイズ除去、明るさ、コントラスト、色の濃さなどが設定される。
解像度の設定において、出力する映像の解像度を設定する処理がなされる。
アスペクトの設定において、出力する映像のアスペクト比の設定がなされる。該設定においては、設定を変換しない、自動、16:9などの選択肢から選択される。
クロスカラーの設定において、クロスカラー(細かい模様などに発生する色のちらつき)除去機能のON/OFFが切り換えられる。
(A−8;システムメモリ)
ユーザは、外部機器の種類(再生装置3の種類、スピーカ5の組み合わせなど)、音場プログラムの設定、YPAOによる調整、及びマニュアル設定による各種パラメータの設定など、AVアンプ1に多数の設定を行う。それらを使用の度に設定し直す労力を省くため、AVアンプ1には「システムメモリ機能」が搭載されている。システムメモリ機能とは、AVアンプ1の各種設定を、記憶手段(システムメモリ10)に記憶しておき、ユーザにより指定されたタイミングで該記憶された条件を読出し設定する機能である。
図7に示すように、システムメモリ10は、不揮発性の記憶領域(ROM部10A)及び揮発性の記憶領域(RAM部10B)からなる。すなわち、ROM部10Aの記憶領域は図1に示すROM11Bに確保され、RAM部10Bの記憶領域はRAM11Cに確保される。
まず、RAM部10Bについて説明する。RAM部10Bは、その時点でのAVアンプ1に設定されている各種設定が書き込まれている記憶領域であり、その内容はリアルタイムに更新されている。制御部11は、RAM部10Bに書き込まれた各種パラメータ値に基づいて動作する。
ここで、RAM部10Bに書き込まれる各種パラメータのグループ分けについて説明する。AVアンプ1に設定されるパラメータは、複数(本実施形態では、6)のグループにグループ分けされている。図8に示すテーブルは、主なパラメータについて、その割り当てられたグループを示している。
同図に示すように、AVアンプ1に設定される各種パラメータは、Input/HDMI Out、Audio、Volume、SP Config/YPAO、Video、Optionの6グループにグループ分けされている。同図において、各パラメータは、対応する列の丸印が付けられたグループに割り当てられている。
なお、上記テーブルにおいては、各パラメータは1つのグループに割り当てられているが、複数のグループにまたがって割り当てられているものがあっても良い。以下、各グループについて説明する。
「Input/HDMI Out」には、現在の入力ソース、入力モード(AUTO、HDMI、アナログ、デジタル)、デコーダモード、HDMI出力方式に関するパラメータなどが含まれる。
「Audio」には、音場プログラム、再生モード(ナイトモード、ピュアダイレクトモードなど)や各種エフェクトに関する設定、トーンコントロール、LFEレベル、ダイナミックレンジに関するパラメータ等が含まれる。
「Volume」には、各スピーカのデフォルトのボリュームを表すパラメータが含まれる。
「SP Config/YPAO」には、主にスピーカに関するパラメータが含まれる。該パラメータには、YPAOにより設定されるパラメータの全てを含む。また、前回実行されたYPAOの測定値も含まれる。
「Video」には、映像に関するパラメータが含まれる。上記マニュアル設定において説明した各種のパラメータが対応付けられる。
「Option」には、リップシンク設定(映像と音声のずれを補正するための設定)、などに関するパラメータが含まれる。
次に、ROM部10Aについて説明する。ROM部10Aには、複数の記憶領域(以下、テンプレートT1〜n)が設けられている。図7には、各テンプレートT1〜nの記憶領域が概念的に示されている。なお、以下では、テンプレートT1〜nを互いに区別する必要がない場合には、「テンプレートT」と総称する。
図7に示すように、ROM部10Aにおける各テンプレートT1〜nには、各種パラメータの値が図8のテーブルに従ってグループごとに格納される。各テンプレートT1〜nにおいては、上記複数のグループそれぞれにフラグが書き込まれている。該フラグは、上記6グループそれぞれについての書き込み及び読出しを許可するか否かを示すものである。なお、参照図において○は許可を表し×は不許可を表す。
各テンプレートT1〜nのフラグは、デフォルトで許可/不許可が設定されており、図7に示すようにInput/HDMI Outでは不許可(×)に、Audioでは許可(○)に、Volumeでは不許可(×)に、SP Config/YPAOとVideoとOptionとでは許可(○)に設定されている。Volumeではデフォルトで不許可(×)が設定されているのは、各スピーカのデフォルトのボリュームを容易に変更可能にすることは、安全管理上好ましくないからである。しかし、デフォルトとして設定されるフラグの種類は上記に示した種類に限られるものではなく、デフォルトではフラグが設定されていないとしても良い。
(B;動作)
次に、上記の構成を有するAVアンプ1の動作について説明する。なお、本動作例においては、DVDにより映像と音声が再生される場合について説明する。
まず、ユーザはAVアンプ1に対し、各種機器を接続する。具体的には、図3に示すように、モニタ2(モニタ2Aおよび2B)、DVDプレーヤなどの再生装置3、オプティマイザーマイク4、スピーカ5をAVアンプ1に接続する。そしてAVアンプ1本体の電源を入れる。
(B−1;AVアンプとしての一般的な動作)
各装置の接続などのセットアップが完了すると、まずYPAOが実行される。YPAOの実行が指示されると、スピーカ5からテストトーンが放音され、該テストトーンはオプティマイザーマイク4により収音され、上述した所定の処理がなされる。
YPAOにより、複数のパラメータがデフォルト値からYPAOにより最適化された値へと更新される。
次にユーザは、リモコンの入力選択キーまたはAVアンプ1本体のInput selectorスイッチを押し、AVアンプ1へ信号を供給する再生装置3を選択する。ここでは、再生装置3としてDVDプレーヤ53が選択されたものとして以下の説明を続ける。AVアンプ1本体の表示部12Aには該選択された再生装置の名称(例えば「DVD」)が表示される。また、ユーザは、複数接続されたモニタ2A、2Bのいずれを用いるかを選択する。
DVDプレーヤ53からAVアンプ1に信号(音声信号及び映像信号)の入力が開始されると、該入力された信号に従って、映像がモニタ2に表示されると共に、音声がスピーカから放音される。
ユーザは、再生を開始されたDVDの音声及び映像を確認しながらリモコン6の音場プログラム選択キーまたは操作部12BのProgramme selectorスイッチを操作することにより、音場プログラムを選択することができる。例えば、上記DVDにより大迫力の映画を鑑賞する場合には、「ムービーシアター」の音場を選択する。なお、音場プログラムの選択は必ずしも行われる必要はなく、音場効果を付与しない場合には、「ストレートデコード」の設定をすることができる。
また、上記DVDの鑑賞が夜間に行われているような場合には、「ナイトリスニングモード」に設定することも可能である。
また、例えばDVDオーディオなど、高音質な音を表す信号を再生する場合には、ピュアダイレクトモードに設定することも可能である。
また、入力された信号がアナログ信号、PCM(Pulse-Code Modulation)信号、DSD信号などである場合、「ダイレクト」機能を設定すれば、原音に忠実な高音質ステレオ音声で再生される。
以上に説明したように、AVアンプ1を用いてDVDを再生する場合などには、周辺機器を様々に接続すると共に、各種のパラメータを最適な値にする処理が行われる。該各種設定状態は、システムメモリ10のRAM部10Bにその都度書き込まれ記憶されている。
(B−2;システムメモリ10への書き込み)
ここで、上記各種設定をシステムメモリ10へ書き込む方法について説明する。
上述したように、初期状態においてROM部10AのテンプレートT1〜nには、各パラメータのデフォルト値が書き込まれている。また、6つのグループに対応付けられたフラグには、許可(○)または不許可(×)がデフォルトで書き込まれている。
書き込み処理は以下のように行われる。ユーザにより特定のテンプレートTが選択されると共に、該選択されたテンプレートTにおいて、フラグがグループごとに許可(○)または不許可(×)に設定される。そして、該選択されたテンプレートTへの書き込みを指示する「システムメモリ書き込みボタン」がGUI画面において選択されると、その時点でRAM部10Bに書き込まれているパラメータが、該選択されたテンプレートTに書き込まれる。その際、フラグが許可(○)となっているグループに対応付けられているパラメータについてのみRAM部10Bの内容は転記され、その他の不許可(×)となっているグループに対応付けられたパラメータについては転記されない。なお、ROM部10Aへの書き込みが行われた後も、設定されたフラグは更新されずに保存される。
また、GUI画面には、該テンプレートTの名称の入力を促す表示がなされる。ユーザは、テンプレートの記憶内容を判定可能な名称を入力しておくことで、各テンプレートTを容易に識別可能とすることができる。
(B−3;テンプレートTからの読出し)
次に、テンプレートTからのパラメータの読出し方法について説明する。上述したように、RAM部10Bには、その時点でのAVアンプ1の設定を表すパラメータが書き込まれている。該RAM部10Bに書き込まれたパラメータは、ROM部10AのテンプレートTに書き込まれたパラメータにより更新することが可能である。
上述のように、テンプレートTには、各種のパラメータ値が書き込まれている。すなわち、上記テンプレートへの書き込み処理がなされたグループについては、更新されたパラメータ値が書き込まれていると共に、更新されていないパラメータについては、デフォルト値が書き込まれている。
ユーザは、読み出したいテンプレートTを、各テンプレートTに付された名称を参照して選択すると共に、該テンプレートTにおいてRAM部10Bに設定したいグループを選択しそのフラグを「許可(○)」に設定する。「システムメモリ読出しボタン」がGUI画面において選択されると、該選択されたテンプレートTの選択されたグループに対応付けられたパラメータのデータが読み出され、RAM部10Bに書き込まれる。
なお、上記テンプレートTの読出しに際し、各グループに対応付けられたパラメータをユーザが確認できるように、操作に応じて各グループに対応付けられたパラメータを表示する機能を設けても良い。
(B−4;システムメモリ機能に関する具体的な動作例)
以下では、2つの動作例について、システムメモリ10へのデータの格納状況を示しながら説明する。
(B−4−1;動作例1)
本動作例においては、ユーザがYPAOによるパラメータの自動設定を複数回(本動作例では2度)実行し、いずれの設定結果が好みであるか、また、異なる条件で実行されたYPAOの設定によりどのように音が異なって聞こえるのかを聞き比べる場合について説明する。
まず、システムメモリ10のRAM部10Bには、本動作の開始時(初期状態)においてAVアンプ1に設定されているパラメータが書き込まれている(図7参照)。なお、上記初期状態の設定はどのようなものでも構わないが、ここでは、デフォルトのパラメータ値が書き込まれているとする。
ここで、ユーザによりYPAOが実行される。その結果、RAM部10Bにおいて、「SP Config/YPAO」と対応するパラメータが更新される(図9参照)。また、「Input/HDMI Out」、「Audio」、及び「Video」に含まれる各種パラメータがマニュアル設定により設定され、RAM部10Bが更新される(図9参照)。
ここで、初期状態における「SP Config/YPAO」と対応するパラメータがテンプレートT1に書き込む処理が行われる(図10参照)。まず、テンプレートT1が選択される。なお、以降の参照図において、太枠で囲まれたテンプレートTは、ユーザにより選択されていることを示す。次に、「SP Config/YPAO」に対応するフラグのみ許可(○)となるように各グループのフラグが変更される。そして、「システムメモリ書き込みボタン」がGUI画面において選択されると、RAM部10Bに書き込まれたパラメータの中から、SP Config/YPAOに対応付けられたパラメータについてのみ、テンプレートT1に書き込まれる。そして、ユーザは、各テンプレートTの名称の入力を促すGUI画面に従い、名称を入力する。ここでは、「YPAO1」と入力されたものとする。
なお、以降の参照図において、短い矢印は、該当する箇所が変更されたことを表し、長い矢印は、データが記憶領域間で転記されたことを表す。
ここで、ユーザが視聴条件に変更を加えたものとする。該視聴条件の変更に伴い、映像の設定をマニュアルで変更する必要性が生じ、実際に変更を行ったものとする。ここでは、DVDプレーヤの機種と再生するDVDを変更したため、HDMI、THXに係る設定の一部を変更したものとする。すなわち、図11に示すように、「Input/HDMI Out」、「Volume」、及び「Video」の各グループに対応付けられたパラメータが変更される。該変更に従ってRAM部10Bが更新される。
さて、このように変更された条件で視聴空間Rにとって最適な音場を設定するために、ユーザは、YPAOを再び実行させる。該YPAOにより、RAM部10Bに書き込まれたYPAOに関連するパラメータは新たな最適値に更新される(図11参照)。
さて、ユーザは、上記視聴空間Rを変更する前と後とで、それぞれ最適化されたYPAOの設定が、どのように音の違いを生むかを聞き比べようとしている。そこで、ユーザの指示に従い、設定の変更後においてRAM部10Bに書き込まれているパラメータの値をテンプレートTに転記する処理が行われる。
具体的には、図12に示すように、テンプレートT2が選択され、該選択されたテンプレートT2において、「SP Config/YPAO」のフラグのみが「許可」となるように各グループのフラグが設定される。その後、「システムメモリ書き込みボタン」がGUI画面において選択されると、RAM部10Bに書き込まれたパラメータの中から、「SP Config/YPAO」に対応付けられたパラメータのみが選択的にテンプレートT2に書き込まれる。そして、ユーザは、テンプレートT2の名称として「YPAO2」と入力する。
さて、ユーザは、再びテンプレートT1の内容をRAM部10Bに読出すために、以下のようにする(図13参照)。ユーザは、テンプレートT1を選択すると共に、「SP Config/YPAO」のフラグのみが許可であることを確認した後、「システムメモリ読出しボタン」を選択する。その結果、テンプレートT1に書き込まれた各種パラメータから、「許可」が設定されたフラグに対応付けられたパラメータ(この場合、「SP Config/YPAO」に対応付けられたパラメータ)が選択的に読み出され、RAM部10Bに書き込まれる。
このように、既に作成されたテンプレートT1〜nから、グループごとに選択的にパラメータを読み出してRAM部10Bに書き込む処理は繰り返し実行することが可能であり、「YPAO1」及び「YPAO2」に含まれる所望のグループのパラメータを交互にAVアンプ1に設定し、その結果生じる音場を聞き比べることが容易に行われる。
以上の処理においては、その時点でのAVアンプ1の設定を表すパラメータをテンプレートT1〜nに書き込む処理において、所望のグループを選択的に書き込むことができた。また、テンプレートT1〜nからパラメータを読み出す際に、所望のパラメータ(グループ)のみを選択的に読み出してRAM部10Bに設定することができた。
このことにより、必要最低限のパラメータの読出しが可能となり、途中で変更した他のパラメータについては不必要に変更されてしまうことがない。また、所望のパラメータに限って変更することができるため、純粋に該パラメータに由来する効果を確認することができる。また、テンプレートTの読出しに際し、各テンプレートTには名称が対応付けられて記憶されているため、パラメータの読出しが正確かつ容易となる。
(B−4−2;動作例2)
本動作例においては、接続された2つのモニタ2A、2Bを切り換えて用いる場合について説明する。なお、動作例2は、上記動作例1の動作が行われた後に実行されるものとする。すなわち、ROM部10AのテンプレートT1、2には、既に上述のデータが書き込まれているものとする。ただし、参照する図面においては、テンプレート1、2は必要に応じて示す。
本動作開始時には、モニタ2Aが出力機器として選択されているものとする。
システムメモリ10のRAM部10Bには、本動作の開始時(初期状態)においてAVアンプ1に設定されているパラメータが書き込まれている(図7参照)。
まず、モニタ2Aが接続された初期状態における設定がテンプレートT3に書き込まれる(図14参照)。すなわち、テンプレートT3が選択され、ここでは「Input/HDMI Out」及び「Video」に対応するフラグのみが許可(○)となるよう設定される。そして、「システムメモリ書き込みボタン」がGUI画面において選択されると、RAM部10Bに書き込まれたパラメータの中から、「Input/HDMI Out」及び「Video」に対応付けられたパラメータについてのみ、テンプレートT3に書き込まれる。そして、ユーザは、テンプレートT3の名称として、「モニタ2A」と入力する。
次に、ユーザは、該接続されたモニタ2Aに最適化するよう各種の設定を行う(図15参照)。例えば、「Audio」に係る設定の一部を変更したものとする。その場合、「Audio」に対応付けられたパラメータが変更され、該変更後のパラメータはRAM部10Bに書き込まれる。
また、このように変更された条件で視聴空間Rに最適な音場を設定するために、ユーザは、以前ROM部10AにテンプレートTとして記憶させた設定を読み出して用いることも可能である。例えば、図16に示すように、上記動作例1において生成されたテンプレートT1を選択すると共に、該テンプレートT1の「SP Config/YPAO」のフラグを「許可」(○)にすると共に、「システムメモリ読出しボタン」がGUI画面において選択されると、RAM部10Bに書き込まれたYPAOに関連するパラメータは、「YPAO1」に書き込まれたパラメータに更新される。このように、視聴空間Rの音響特性に変更は生じていないような場合には、以前に記憶させておいた設定を読み出して用いると便利である。
さて、ユーザは、本動作例においては、モニタ2Aとモニタ2Bを切り換えて用いることを想定している。この段階で、AVアンプ1の出力先をモニタ2Aからモニタ2Bに変更する。
ユーザは、新たに出力先として選択されたモニタ2Bに合わせて、「Input/HDMI Out」及び「Video」の設定を行う。該設定変更は、RAM部10Bに書き込まれる(図17参照)。
ここで、新たに設定されたモニタ2Bに最適化された設定が、テンプレートT4に書き込まれる(図18参照)。すなわち、テンプレートT4が選択され、「Input/HDMI Out」及び「Video」に対応するフラグのみが許可(○)となるよう設定される。そして、「システムメモリ書き込みボタン」がGUI画面において選択されると、RAM部10Bに書き込まれたパラメータの中から、「Input/HDMI Out」及び「Video」に対応付けられたパラメータのみがテンプレートT4に書き込まれる。そして、ユーザは、テンプレートT4の名称として、「モニタ2B」と入力する。
以上のように、一旦モニタごとに「Input/HDMI Out」及び「Video」が設定された場合、以下のように、モニタ2Aとモニタ2Bの切り替えが容易に行われる。すなわち、モニタ2Bからモニタ2Aに再び出力先が切り換えられたとき、テンプレートT3において、「Input/HDMI Out」及び「Video」のフラグを「許可」として読み出すことにより、それらのグループに関連付けられたパラメータを読み出し、該パラメータを選択的にRAM部10Bに設定することができる(図19参照)。
また、この場合、「Input/HDMI Out」の設定のみを読出したい場合には、図20に示すように、「Input/HDMI Out」のフラグのみが「許可」となるように、「Video」に対応するフラグを「不許可(×)」と変更し、システムメモリの読出しを行えば良い(図20参照)。
HDMI機器のリップシンク設定や映像調整などは出力機器により異なり、従来HDMI機器を切り換える際には、そのたびに該複雑な設定を行わなければならなかった。しかし、以上に説明したように、AVアンプ1の使用方法が切り換えられる場合には、切り換えの前後において最適化された設定をROM部10Aに記憶させておき、適宜読み出すことにより、AVアンプ1の各種設定が容易に切り換えられる。
(B−5;動作のまとめ)
従来のAVアンプにおいては、その使用条件(視聴空間、用いられる周辺機器など)に応じて種々のパラメータを最適化して用いることが必要であり、従来は、使用条件ごとのパラメータを組み合わせてシステムメモリに記憶させておき、該パラメータが読み出されて設定されていた。しかし、該システムメモリには、パラメータが予め決められた組み合わせで記憶されていることから、該システムメモリが読み出される場合には、それら全てのパラメータが読み出され、その時点での使用条件に最適化されており変更を望まないパラメータをも更新されてしまっていた。
しかし、本発明に係るAVアンプ1によれば、使用条件ごとに所望のパラメータのみをシステムメモリ10に記憶しておくことができ、更には、該システムメモリ10からパラメータを読み出す際、所望のパラメータを選択的に読み出して設定することができる。
また、相互に関連しているパラメータが相互に関連付けてグループ化されているため、ユーザはそのグループを選択するだけで、書き込み/読み出しを行うパラメータを簡易に選択することができる。
(C;変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように種々の態様で実施することができる。なお、以下に説明する種々の実施形態を、適宜組み合わせて実施することも可能である。
(1)上記実施形態においては、スピーカ5が1つの視聴空間Rに設けられる場合について説明した。しかし、スピーカ5を複数のゾーン(部屋)にまたがって設け、AVアンプ1が該複数のゾーンに同じソースを出力することができる機能を併せ有するようにしても良く、そのような場合に本発明を適用しても良い。その場合の実施形態の概要を以下に説明する。
主なゾーン(メインゾーン)において再生される信号を、他のゾーン(サブゾーン)においても再生する場合、再生の対象となる信号はメインゾーンに設けられた各スピーカに供給される。それと共に、同信号(すなわちメインゾーン用の信号)は、そのチャネル数が各サブゾーンに対して割り当てられた出力端子の数と一致するようにダウンミキシング処理され、ダウンミキシング処理が施された信号は、サブゾーンに設けられたスピーカへ供給される。
このような場合に、メインゾーン及びサブゾーンにおける各種設定は、ゾーンごとに設定されるのが望ましい。各種設定とは、例えば各ゾーンにおける各スピーカのボリューム、トーンコントロール設定(画像のトーンスケールを調整するための調整値)、各種音響設定(音場プログラム、各種エフェクト)などである。これらのパラメータを、ゾーンごとに設定しシステムメモリに記憶させておき、必要時には該システムメモリを読み出して各ゾーンに対して設定するようにする。その際、上記実施形態に記載したように、ゾーンごとに、又、パラメータごとにパラメータ値の書き込み/読み出しを実行可能としておけば良い。そのようにすれば、上記実施形態において説明したように、各ゾーンにおける各パラメータが所望の組み合わせで記憶されると共に、読出しの際にも所望の組み合わせで読み出され各ゾーンにおいて所望のパラメータが更新される。
(2)上記実施形態においては、図8に記載したような組み合わせでパラメータを記憶させたり読出したりしたが、以下のようにしても良い。
(a)リカバリー機能
上記実施形態において、特定の1つのテンプレートTにおいて、上記に記載の全ての設定項目を保存することができるようにしても良い。例えば、AVアンプ1を初期化する際にメインテナンスを行う者が該テンプレートTを読み出して用いるなどすれば良い。なお、該テンプレートTに記憶されたパラメータがユーザにより容易に変更されないように、GUIリモコンからは書き込み及び読み出しの操作ができず、特別なメニュー画面(Advanced Setup)からのみ制御可能としても良い。
(b)ボリュームメモリ機能(イニシャルボリューム)
ボリュームメモリ機能とは、各ゾーンに設けられたスピーカのボリューム値のみをテンプレートTに保存する機能である。システムメモリ10において、図6に示した10個のスピーカ全てのボリューム値を書き込み可能とするのが好ましい。
(3)上記実施形態においては、各種パラメータのグループ分けを図8のテーブルに従って行う場合について説明した。しかし、該グループ分けはあくまでも例示であり、該グループ分けとは異なっていても良いことは言うまでもない。また、グループ分けを行わず、システムメモリ10への書き込み及びシステムメモリ10からの読出しを、各パラメータについて個別に制御するようにしても良い。すなわち、上記実施形態に示したように、各パラメータに対してフラグを設け、該フラグの各々について「許可」または「不許可」を設定するようにしても良い。
(4)上記実施形態においては、YPAO、音場プログラム、再生モード、マニュアル設定など各種の方法でAVアンプ1にパラメータが設定される場合について説明した。しかし、AVアンプ1に各種の設定をする方法は、上記いずれかに記載の方法でも良いし、更に他の方法を組み合わせても良い。
(5)上記実施形態においては、本発明に係るAVアンプ1に特徴的な機能を実現するための制御プログラムを、ROM11Bに予め書き込んでおく場合について説明したが、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、RAM、ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に上記プログラムを記録して配布するとしても良く、インターネット網などの電気通信回線経由のダウンロードにより上記プログラムを配布するようにしても良い。
(6)上記実施形態においては、テンプレートTにパラメータを書き込む際に、フラグが「許可」に設定されているパラメータに限定して書き込みを行う処理と、テンプレートTからパラメータを読み出す際に、フラグが「許可」に設定されているパラメータに限定して読み出す処理と、両処理が実行されるAVアンプについて記載した。しかし、それら両処理のいずれか一方のみを行うとしても良い。そのような場合、予めパラメータを選択的にテンプレートTに書き込んでおけば、該テンプレートを読み出す際に、書き込まれている全てのパラメータを読み出すとしても一部のパラメータのみがRAM部10Bに設定されることになる。また、テンプレートTに全てのパラメータについて書き込みを行うとしても、該テンプレートTからパラメータを読み出す際に特定のパラメータのみを読み出すようにすれば、一部のパラメータのみがRAM部10Bに設定されることになる。
AVアンプ1の構成を示した図である。 AVアンプ1本体の外観(前面)を示す図である。 AVアンプ1の周辺機器について示した図である。 リモコン6のキー配置を示す図である。 GUIリモコン7のキー配置を示す図である。 視聴空間Rにおけるスピーカ5の配置を示す図である。 システムメモリ10の内容を表す図である。 各種パラメータのグループ分けを示した図である。 システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例1) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例1) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例1) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例1) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例1) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2) システムメモリ10の内容を表す図である。(動作例2)
符号の説明
1…AVアンプ、2…モニタ、3…再生装置、4…オプティマイザーマイク、5…スピーカ、6…リモコン、7…GUIリモコン、10…システムメモリ、11…制御部、12…UI部、13…電源部、14…チューナ、15…アナログ音声信号処理部、17…デジタル音声信号処理部、18…デジタルインタフェース部、19…デジタルビデオ信号処理部、20…アナログビデオ信号処理部、21…アナログ音声信号入力端子、22…入力切替部、23…ボリューム調整部、24…A/Dコンバータ、25…D/Aコンバータ、26…パワーアンプ、29…デジタル音声入力端子、30…DIR、31…デコーダ、32…DSP部、33…HDMI端子、34…入力選択部、35…HDMIリピータ、36…トランスミッター、37…デジタルビデオ処理及びGUI処理部、38…ビデオエンコーダ、39…ビデオデコーダ、40…アナログビデオ入出力端子、41…入力切替部、42…バッファアンプ、43…バッファアンプ、53…DVDプレーヤ、56…ゲーム機

Claims (5)

  1. 操作部の操作によって入力された各種パラメータの値を受け付けるパラメータ受付手段と、
    前記パラメータ受付手段が受け付けた各種パラメータがリアルタイムに記憶されるテンポラリー領域が設定されるとともに、複数のパラメータを一組にして継続的に記憶する設定パラメータ群記憶領域が複数設定される記憶手段と、
    外部機器から信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部が受信した信号に対して、前記テンポラリー領域に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を施す信号処理部と、
    前記信号処理部により信号処理が施された信号を出力する信号出力部と、
    前記記憶手段に設定されたテンポラリー領域に含まれるパラメータの中から、いずれか1または複数のパラメータを指定すると共に、前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定する書込指定手段と、
    前記テンポラリー領域から、前記書込指定手段により指定された設定パラメータ群記憶領域に、前記書込指定手段により指定されたパラメータを転送することにより、前記設定パラメータ群記憶領域内の対応するパラメータの値を更新する更新手段と、
    前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定する読出指定手段と、
    前記読出指定手段により指定された設定パラメータ群記憶領域からパラメータを読み出し前記テンポラリー領域内の対応するパラメータの値を更新する設定手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  2. 操作部の操作によって入力された各種パラメータの値を受け付けるパラメータ受付手段と、
    前記パラメータ受付手段が受け付けた各種パラメータがリアルタイムに記憶されるテンポラリー領域が設定されるとともに、複数のパラメータを一組にして継続的に記憶する設定パラメータ群記憶領域が複数設定される記憶手段と、
    外部機器から信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部が受信した信号に対して、前記テンポラリー領域に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を施す信号処理部と、
    前記信号処理部により信号処理が施された信号を出力する信号出力部と、
    前記記憶手段に複数設定された設定パラメータ群記憶領域のいずれかを指定すると共に、該指定した設定パラメータ群記憶領域に記憶されたパラメータの中から、いずれか1または複数のパラメータを指定する読出指定手段と、
    前記読出指定手段により指定されたパラメータを当該設定パラメータ群記憶領域から読み出し前記テンポラリー領域内の対応するパラメータの値を更新する設定手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  3. 前記テンポラリー領域に記憶されるパラメータの各々を、複数設けられたグループのいずれか1または複数に対応付けるテーブルを記憶するテーブル記憶手段を有し、
    前記書込指定手段は、前記複数設けられたグループの中から1または複数のグループを指定し、
    前記更新手段は、前記テーブルにおいて、前記書込指定手段により指定されたグループと対応付けられたパラメータについて、前記設定パラメータ群記憶領域内の対応するパラメータの値を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記テンポラリー領域に記憶されるパラメータの各々を、複数設けられたグループのいずれか1または複数に対応付けるテーブルを記憶するテーブル記憶手段を有し、
    前記読出指定手段は、前記複数設けられたグループの中から1または複数のグループを指定し、
    前記設定手段は、前記テーブルにおいて、前記読出指定手段により指定されたグループと対応付けられたパラメータについて、前記テンポラリー領域の対応するパラメータの値を更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  5. 前記信号処理部は、前記外部機器から受信した信号を増幅する処理を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の信号処理装置。
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