JP2002043241A - シリコンウェーハの熱処理方法及びシリコンウェーハ - Google Patents

シリコンウェーハの熱処理方法及びシリコンウェーハ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコンウェーハの表面に転位等が生じるお
それが無く、この表面に作り込まれたデバイスの特性及
び信頼性が良好で、歩留まりの向上が可能なシリコンウ
ェーハの熱処理方法及びシリコンウェーハを提供する。 【解決手段】 本発明のシリコンウェーハの熱処理方法
は、窒素をドープしたシリコンウェーハに急速加熱・急
速冷却の熱処理を施すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウェーハ
の表面に転位等が生じるおそれの無いシリコンウェーハ
の熱処理方法及びシリコンウェーハに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウェーハは、CZ(チョ
クラルスキー)法で引上成長されたシリコン単結晶を加
工して作製される。このシリコンウェーハは、酸素不純
物を多く含んでおり、この酸素不純物は転位や欠陥等を
生じさせる酸素析出物(BMD:Bulk Micro Defect)
となる。この酸素析出物がデバイスが形成される表面に
ある場合、リーク電流増大や酸化膜耐圧低下等の原因に
なり、したがって、得られた半導体デバイスの特性に大
きな影響を及ぼす。このため、従来、シリコンウェーハ
表面に対し、1150℃以上の高温で秒単位の短時間で
急速加熱・急速冷却の熱処理(RTA:Rapid Thermal
Annealing)を所定の雰囲気中、例えば不活性雰囲気中
で施し、内部に過剰空孔を埋設するとともに、表裏面側
では酸素を外方拡散させることによりDZ層(無欠陥
層)を表面に形成する方法が用いられている(例えば、
国際公開公報 WO 98/38675に記載の技術)。
【0003】このRTA処理では、図4に示すように、
シリコンウェーハ1の裏面をピン2で3点支持した状態
で熱処理が行われる。そして、この熱処理では、シリコ
ンウェーハ1全体に同じ雰囲気ガスが供給されるため、
表面側だけでなく裏面側にも同様の熱処理が行われる。
したがって、このシリコンウェーハをさらなる熱処理で
酸素析出させた場合、BMD密度の分布は、厚さ方向で
対称的になると共に表裏面両方にBMDがほとんどない
無欠陥層が形成される。また、ピン2で3点支持する替
わりに、シリコンウェーハ1の裏面の周辺部を円環状の
サセプタで支持する構成も用いられている。そして、上
記DZ層を形成した後に上記温度より低温で熱処理を施
すことで、内部の欠陥層に酸素析出核を形成・安定化す
る方法が採用されている。なお、RTA処理において
は、不活性雰囲気とするためにアルゴンガス等の不活性
ガスが用いられるが、N2、O2、あるいはそれらの混合
ガスを用いてもよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たRTA処理では、シリコンウェーハ1の裏面をピン2
で3点支持した状態で処理を行っているために、図5に
示すように、シリコンウェーハ1の自重、熱膨張、収縮
等により処理中にその裏面のピン2の先端部が当たって
いる部分に傷が生じ、この傷が原因で裏面にスリップ3
が発生し、その結果、該スリップ3からシリコンウェー
ハ1の表面に向かって転位4が成長する。
【0005】この転位4は、図6に示すように、スリッ
プ3が大きくなるにしたがって、その発生深さdが浅く
なる、すなわち転位が表面に近い位置まで成長するとい
う性質があるので、RTA処理に要する時間が長くなれ
ばなるほど、該スリップ3から発生する転位4はシリコ
ンウェーハ1の表面に向かって成長する。転位4が成長
してシリコンウェーハ1の表面に出てきてしまった場
合、この部分にデバイスが作り込まれると、デバイスの
特性が悪化し歩留まりが大きく低下することになる。ま
た、円環状のサセプタを用いた場合においても、図7に
示すように、シリコンウェーハ1の裏面の図示しない円
環状のサセプタとの境界部分に同様の円環状の傷5が発
生し、当該傷5からシリコンウェーハ1の表面に向かっ
て転位が発生する。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、シリコンウェーハの表面に転位等が生じるお
それが無く、この表面に作り込まれたデバイスの特性及
び信頼性が良好で、歩留まりの向上が可能なシリコンウ
ェーハの熱処理方法及びシリコンウェーハを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次のようなシリコンウェーハの熱処理方
法及びシリコンウェーハを採用した。すなわち、本発明
の請求項1記載のシリコンウェーハの熱処理方法は、窒
素をドープしたシリコンウェーハに急速加熱・急速冷却
の熱処理を施すことを特徴とする。
【0008】この方法では、シリコンウェーハに予め窒
素をドープしておくか、もしくは急速加熱・急速冷却の
熱処理を施す工程の前に、イオン注入により窒素をドー
プする工程を設ける。前記窒素をドープしておく方法と
しては、CVD法によりSi上にSi34膜を堆積した
ウェーハを溶融Si中に混入させてSi単結晶を引き上
げる方法が採られる。シリコンウェーハに窒素をドープ
することにより、シリコンウェーハ内部の酸素析出量が
促進され、その結果、従来より短時間で、従来と同量の
酸素析出量を有する酸素析出層が形成され、後工程のア
ニール時間を短縮することが可能になる。これにより、
裏面傷からの成長を抑制することが可能になり、転位が
シリコンウェーハの表面に現れるおそれが無くなる。ま
た、シリコンウェーハの表面に転位等が生じないので、
この表面に作り込まれたデバイスの特性及び信頼性が向
上することとなり、その結果、製品の歩留まりが向上す
る。
【0009】シリコンウェーハに窒素をドープすると、
結晶に起因するパーティクル(COP:Crystal Origin
ated Particle)の大きさは、通常のシリコンウェーハ
のCOPより小さくなるので、ランプアニールの様な短
時間の熱処理でも表層のCOPは十分に消滅する。この
COPは、鏡面研磨後のシリコンウェーハをアンモニア
水と過酸化水素水の混合液で洗浄したときにシリコンウ
ェーハ表面に生じる結晶に起因したピットであり、電気
的特性、例えば、酸化膜の経時絶縁破壊特性(TDD
B:Time Dependent Dielectric Breakdown)、酸化膜
耐圧特性(TZDB:Time Zero Dielectric Breakdow
n)等を劣化させる原因となる。
【0010】また、このCOPがシリコンウェーハ表面
に存在すると、半導体デバイスの配線工程において段差
を生じ、断線の原因となる。さらに、このCOPが素子
分離部分に存在すると、リーク等の原因となり、製品の
歩留まりが低下する。それ故、COPを減少させること
は、半導体デバイスの電気的特性及び歩留まりを向上さ
せるのに必要である。
【0011】請求項2記載のシリコンウェーハの熱処理
方法は、請求項1記載のシリコンウェーハの熱処理方法
において、前記急速加熱・急速冷却の熱処理の温度は、
1100℃以上かつ1300℃以下であることを特徴と
する。ここで、急速加熱・急速冷却の熱処理の温度を1
100℃以上かつ1300℃以下と限定した理由は、1
100℃未満ではウェーハ中に十分な原子空孔を注入す
ることができず、したがって、酸素析出を期待すること
ができず、また、1300℃を越えると、転位の成長速
度が速くなるためにシリコンウェーハの表面に転位が生
じるからである。
【0012】請求項3記載のシリコンウェーハの熱処理
方法は、請求項1または2記載のシリコンウェーハの熱
処理方法において、前記急速加熱・急速冷却の熱処理の
時間は、10秒以下であることを特徴とする。ここで、
急速加熱・急速冷却の熱処理の時間を10秒以下と限定
した理由は、窒素をドープしたシリコンウェーハにおい
ても、10秒を越えると、前記熱処理の間に転位が成長
し、該転位がシリコンウェーハの表面に現れるからであ
る。
【0013】請求項4記載のシリコンウェーハの熱処理
方法は、請求項1、2または3記載のシリコンウェーハ
の熱処理方法において、前記シリコンウェーハの窒素ド
ープ量は、1×1011/cm3以上かつ1×1015/c
3以下であることを特徴とする。
【0014】ここで、シリコンウェーハの窒素ドープ量
を1×1011/cm3以上かつ1×1015/cm3以下と
限定した理由は、1×1011/cm3未満では酸素析出
量が少なく十分なゲッタリングサイトが得られず、ま
た、1×1015/cm3を越えるとシリコンウェーハの
導電型(p型もしくはn型)が変わり、半導体ウェーハ
として不適当となるからである。
【0015】請求項5記載のシリコンウェーハの熱処理
方法は、請求項1、2、3または4記載のシリコンウェ
ーハの熱処理方法において、前記シリコンウェーハは、
シリコン単結晶インゴット内での格子間シリコン型点欠
陥が支配的に存在する領域をI、空孔型点欠陥が支配的
に存在する領域をV、格子間シリコン型点欠陥の凝集体
及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領
域をPとするとき、該パーフェクト領域(P)から切り
出されたシリコンウェーハであることを特徴とする。
【0016】請求項6記載のシリコンウェーハの熱処理
方法は、請求項1、2、3または4記載のシリコンウェ
ーハの熱処理方法において、前記シリコンウェーハは、
結晶に起因するパーティクル(COP:Crystal Origin
ated Particle)を含む空孔型点欠陥が支配的に存在す
る領域から切り出されたシリコンウェーハであることを
特徴とする。
【0017】請求項7記載のシリコンウェーハは、窒素
をドープしたシリコンウェーハに急速加熱・急速冷却の
熱処理を施してなるシリコンウェーハであって、酸素濃
度が1×1017/cm3以上かつ1.2×1018/cm3
以下であることを特徴とする。ここで、シリコンウェー
ハの酸素濃度を1×1017/cm3以上かつ1.2×1
18/cm3以下に限定した理由は、CZ法で得られる
シリコンウェーハの酸素濃度の下限が1×1017/cm
3であり、また、1.2×1018/cm3を越えると析出
が過多となり、ウェーハとして不適当だからである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシリコンウェ
ーハの熱処理方法及びシリコンウェーハの一実施の形態
について図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実
施の形態のシリコンウェーハの熱処理方法が適用される
熱処理炉であり、図において、符号11は熱処理が施さ
れるシリコンウェーハ、12はシリコンウェーハ11を
支持するピン、13は該ピン12及びそれに載置される
シリコンウェーハ11を収納する反応室、14は反応室
13の外部に設けられてシリコンウェーハ11を加熱す
るための赤外線ランプである。
【0019】シリコンウェーハ11は、シリコン単結晶
インゴットから切り出したウェーハに窒素(N)をドー
プしたものであって、シリコン単結晶インゴット内での
格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域をI、
空孔型点欠陥が支配的に存在する領域をV、格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在
しないパーフェクト領域をPとしたとき、このパーフェ
クト領域(P)から切り出されたものである。このシリ
コンウェーハ11は、COPを含む空孔型点欠陥が支配
的に存在する領域から切り出してもよい。このシリコン
ウェーハ11の窒素(N)のドープ量は、1×1012
cm3以上かつ1×1015/cm3以下である。
【0020】ピン12は、シリコンカーバイド(Si
C)、あるいは無定形炭素(C)等で形成されたピン
で、シリコンウェーハ11の裏面を3点支持するよう
に、3本のピン12が3角形状に配置されている。反応
室13には、シリコンウェーハ11の表裏面双方に雰囲
気ガスgを供給するための雰囲気ガス供給口13a及び
供給された雰囲気ガスgを排出するための雰囲気ガス排
出口13bが設けられている。雰囲気ガスgは、Ar
(アルゴン)、N2(窒素)、ArとN2との混合ガス等
の不活性ガスが好ましい。
【0021】この熱処理炉によりシリコンウェーハ11
に熱処理、特に急速加熱・急速冷却の熱処理(RTA処
理)を施すには、ピン12、12、…にシリコンウェー
ハ11を載置した後、反応室13内に雰囲気ガス供給口
13aから雰囲気ガスgを供給した状態で、赤外線ラン
プ14でシリコンウェーハ11を加熱することにより、
1100℃以上かつ1300℃以下の温度で10秒以下
のRTA処理を施す。
【0022】このRTA処理により、シリコンウェーハ
11の内部には酸素が析出して重金属をトラップすると
ともに、表面には酸素が外方に向かって拡散するために
無欠陥層(DZ層)が形成される。したがって、表面側
にはDZ層が形成され、内部には欠陥層(BMD領域)
が形成された窒素ドープのシリコンウェーハ11’が得
られる。
【0023】図2はRTA処理時間(秒)とスリップの
長さとの関係を示す図、図3はRTA処理時間(秒)と
酸素(O2)の析出量との関係を示す図であり、これら
の図より、スリップの長さと酸素(O2)の析出量とは
相反する関係にあることが分かる。そこで、スリップの
大きさをできるだけ小さくすると共に、酸素(O2)の
析出量を所定量確保するために、RTA処理を最適に設
定する必要がある。この最適なRTA処理の条件は、転
位がシリコンウェーハの表面に現れるおそれが無い時
間、すなわち10秒以下である。また、このときの温度
は、1100℃以上かつ1300℃以下である。
【0024】このシリコンウェーハ11’では、窒素を
ドープすることにより、酸素濃度が1×1017/cm3
以上かつ1.2×1018/cm3以下のシリコンウェー
ハ11’内部の酸素析出量が、窒素をドープしないシリ
コンウェーハと比べて多く、その結果、熱処理時間を短
縮することが可能になり、転位がシリコンウェーハの表
面に現れるおそれが無くなる。しかも、窒素をドープし
ているのでCOPが小さく、かつ、RTA処理によって
表層のCOPが消滅することとなり、TDDBやTZD
B等を劣化させるおそれも無い。したがって、断線、リ
ーク等の不具合が生じるおそれが無くなり、製品の歩留
まりが高まる。
【0025】このシリコンウェーハ11’の表面からの
傷の深さ及び酸素析出量を測定したところ、傷の深さは
20μm、酸素析出量は2.1×109/cm3であっ
た。一方、窒素をドープしないシリコンウェーハのRT
A処理後の表面からの傷の深さ及び酸素析出量を測定し
たところ、傷の深さは180μm、酸素析出量は8.5
×108/cm3であった。以上により、本実施形態のシ
リコンウェーハ11’が傷の面密度及び酸素析出量共に
優れていることが分かった。
【0026】本実施形態のシリコンウェーハの熱処理方
法によれば、窒素をドープしたシリコンウェーハ11に
RTA処理を施すので、シリコンウェーハ内部の酸素析
出量を促進することができ、その結果、転位がシリコン
ウェーハの表面に現れるおそれが無くなる。また、シリ
コンウェーハの表面に転位等が生じないので、この表面
に作り込まれたデバイスの特性及び信頼性を向上させる
ことができ、引いては製品の歩留まりを向上させること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリコン
ウェーハの熱処理方法によれば、窒素をドープしたシリ
コンウェーハに急速加熱・急速冷却の熱処理を施すの
で、シリコンウェーハ内部の酸素析出量を促進すること
ができ、アニール時間を短縮することができる。その結
果、転位がシリコンウェーハの表面に現れるおそれが無
くなる。また、シリコンウェーハの表面に転位等が生じ
ないので、この表面に作り込まれたデバイスの特性及び
信頼性を向上させることができ、製品の歩留まりを向上
させることができ、製品のコストダウンを図ることがで
きる。
【0028】本発明のシリコンウェーハによれば、酸素
濃度を1×1017/cm3以上かつ1 .2×1018/c
3以下としたので、表面に転位等が無く、結晶性に優
れている。このシリコンウェーハの表面にデバイスを作
り込むと、デバイスの特性及び信頼性が向上し、その結
果、製品の歩留まりが向上し、製品のコストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシリコンウェーハの熱
処理方法が適用される熱処理炉を示す概略構成図であ
る。
【図2】 RTA処理時間(秒)とスリップの長さとの
関係を示す図である。
【図3】 RTA処理時間(秒)と酸素(O2)の析出
量との関係を示す図である。
【図4】 従来のRTA処理におけるシリコンウェーハ
の3点支持の状態を示す側面図である。
【図5】 従来の3点支持の不具合の例を示す断面図で
ある。
【図6】 従来の転移発生深さ(d)とスリップの長さ
との関係を示す図である。
【図7】 従来のサセプタ支持の不具合の例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 シリコンウェーハ 2 ピン 3 スリップ 4 転位 5 円環状の傷 11 シリコンウェーハ 12 ピン 13 反応室 13a 雰囲気ガス供給口 13b 雰囲気ガス排出口 14 赤外線ランプ g 雰囲気ガス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素をドープしたシリコンウェーハに急
    速加熱・急速冷却の熱処理を施すことを特徴とするシリ
    コンウェーハの熱処理方法。
  2. 【請求項2】 前記急速加熱・急速冷却の熱処理の温度
    は、1100℃以上かつ1300℃以下であることを特
    徴とする請求項1記載のシリコンウェーハの熱処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記急速加熱・急速冷却の熱処理の時間
    は、10秒以下であることを特徴とする請求項1または
    2記載のシリコンウェーハの熱処理方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコンウェーハの窒素ドープ量
    は、1×1011/cm 3以上かつ1×1015/cm3以下
    であることを特徴とする請求項1、2または3記載のシ
    リコンウェーハの熱処理方法。
  5. 【請求項5】 前記シリコンウェーハは、シリコン単結
    晶インゴット内での格子間シリコン型点欠陥が支配的に
    存在する領域をI、空孔型点欠陥が支配的に存在する領
    域をV、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点
    欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域をPとする
    とき、該パーフェクト領域(P)から切り出されたシリ
    コンウェーハであることを特徴とする請求項1、2、3
    または4記載のシリコンウェーハの熱処理方法。
  6. 【請求項6】 前記シリコンウェーハは、結晶に起因す
    るパーティクル(COP:Crystal Originated Particl
    e)を含む空孔型点欠陥が支配的に存在する領域から切
    り出されたシリコンウェーハであることを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載のシリコンウェーハの熱処
    理方法。
  7. 【請求項7】 窒素をドープしたシリコンウェーハに急
    速加熱・急速冷却の熱処理を施してなるシリコンウェー
    ハであって、 酸素濃度が1×1017/cm3以上かつ1.2×1018
    /cm3以下であることを特徴とするシリコンウェー
    ハ。
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