JP2002037872A - ポリカーボネート樹脂原料およびポリカーボネート樹脂の製造法 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂原料およびポリカーボネート樹脂の製造法

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JP2002037872A
JP2002037872A JP2000226962A JP2000226962A JP2002037872A JP 2002037872 A JP2002037872 A JP 2002037872A JP 2000226962 A JP2000226962 A JP 2000226962A JP 2000226962 A JP2000226962 A JP 2000226962A JP 2002037872 A JP2002037872 A JP 2002037872A
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hydroxyphenyl
polycarbonate resin
bisphenol compound
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Hajime Ito
一 伊藤
Akio Suwa
昭夫 諏訪
Jun Kohirumaki
潤 小比類巻
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリカーボネート樹脂原料およびポリカ
ーボネート樹脂を、簡略な工程で、安価に製造する方法
を提供する。 【解決手段】 ビスフェノール化合物の製造工程で得ら
れる溶融状態のビスフェノール化合物を固化させること
なく水と混合し、ビスフェノール化合物の融点以下の温
度で液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解させる
ポリカーボネート樹脂原料の製造法、およびここで得ら
れるビスフェノール化合物のアルカリ水溶液を界面重合
法によるポリカーボネート樹脂の製造工程に使用するポ
リカーボネート樹脂の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリカーボネート
樹脂原料およびポリカーボネート樹脂の製造法に関す
る。さらに詳しくは、ポリカーボネート樹脂原料および
ポリカーボネート樹脂を、いずれも簡略な工程で、かつ
安価に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、透明性や耐熱
性、機械的強度などのバランスのとれたエンジニアリン
グプラスチックとして、幅広い用途分野で使用されてい
る。特に、近年においては、このポリカーボネート樹脂
が有する透明性や耐熱性、耐加水分解性、寸法安定性な
どの特長を総合的に生かしたコンパクトディスクや、レ
ーザーディスク(登録商標)、光カード、光ディスク、
デジタルビデオディスクなどの光記録媒体の素材として
多用されている。これら光記録媒体などの光学機器用に
適した透明性の高いポリカーボネート樹脂は、界面重合
法によつて製造されたポリカーボネート樹脂が用いられ
ている。
【0003】この界面重合法によるポリカーボネート樹
脂の製造法においては、通常、有機溶剤およびアルカリ
水溶液の存在下に、ビスフェノール化合物とホスゲンを
反応させる方法が採用されている。この場合、ポリカー
ボネート樹脂の主原料であるビスフェノール化合物は、
原料調製工程で、造粒された固体のビスフェノール化合
物をアルカリ水溶液に溶解して溶液を調製し、重縮合工
程で、この溶液にホスゲンガスを吹き込む方法がよく知
られている。
【0004】ところで、このポリカーボネート樹脂の主
原料であるビスフェノール化合物は、例えば、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンにおいては、
フェノールとアセトンより合成した後、多段階での精製
工程を経て、最終的な工程において、造粒することによ
り製品としている。このビスフェノール化合物の造粒工
程においては、スプレードライヤーなどの造粒装置が用
いられ、ビスフェノール化合物を液滴にした後、冷却固
化することにより行われている。
【0005】そして、このビスフェノール化合物を用い
て界面重合法によりポリカーボネート樹脂を製造するに
際しては、上記のビスフェノール化合物の造粒工程で固
化されたビスフェノール化合物の固体粒子を、アルカリ
水溶液に溶解して得られるビスフェノール化合物のアル
カリ水溶液が重縮合反応に用いられている。
【0006】このように、界面重合法におけるポリカー
ボネート樹脂原料のビスフェノール化合物の製造工程、
およびポリカーボネート樹脂の製造工程において、それ
ぞれに煩雑な多段階の製造工程を有することから、多く
の設備や労力を必要とし、そのために製造コストの増大
を招くという難点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリカーボ
ネート樹脂原料、およびポリカーボネート樹脂を、いず
れも簡略な工程で、かつ安価に製造する方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ビスフェノー
ル化合物の製造工程で得られる溶融状態のビスフェノー
ル化合物を、固化させることなく水と混合し、ビスフェ
ノール化合物をその融点以下の温度で液体状態とし、つ
いでアルカリ水溶液に溶解させることにより、また、こ
のようにして得られるビスフェノール化合物のアルカリ
水溶液を界面重合法によるポリカーボネート樹脂の製造
法の原料として使用することにより、上記目的を達成す
ることができることを見出し、これら知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明はの要旨は下記の通りで
ある。 (1)ビスフェノール化合物の製造工程で得られる溶融
状態のビスフェノール化合物を固化させることなく水と
混合し、ビスフェノール化合物をその融点以下の温度で
液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解させること
を特徴とするポリカーボネート樹脂原料の製造法。 (2)ビスフェノール化合物が、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)アルカン類である前記(1)に記載のポリカ
ーボネート樹脂原料の製造法。 (3)ビスフェノール化合物の製造工程で得られる溶融
状態のビスフェノール化合物を固化させることなく水と
混合し、ビスフェノール化合物をその融点以下の温度で
液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解させて得ら
れるビスフェノール化合物のアルカリ水溶液を、界面重
合法によるポリカーボネート樹脂製造工程での原料とし
て使用することを特徴とするポリカーボネート樹脂の製
造法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のポリカーボネート樹脂原
料の製造法は、ビスフェノール化合物の製造工程で得ら
れる溶融状態のビスフェノール化合物を固化させること
なく水と混合し、ビスフェノール化合物をその融点以下
の温度で液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解さ
せることからなるポリカーボネート樹脂原料の製造法で
あり、また、本発明のポリカーボネート樹脂の製造法
は、このようにして得られるビスフェノール化合物のア
ルカリ水溶液を界面重合法によるポリカーボネート樹脂
製造工程での原料として使用するポリカーボネート樹脂
の製造法である。
【0011】この界面重合法によるポリカーボネート樹
脂の製造法については、一般的に行われている方法であ
り、塩化メチレンなどのポリカーボネート樹脂の溶解性
に優れた有機溶剤の存在下に、ビスフェノール化合物の
アルカリ水溶液を攪拌しながら、これにホスゲンを加え
てクロロホーメート末端を有するポリカーボネートオリ
ゴマーを生成させ、ついでこのオリゴマーを高分子量化
する方法である。
【0012】そして、このポリカーボネート樹脂の製造
法における主原料のビスフェノール化合物としては、例
えば、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’−
ジフルオロ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,
4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルビフェニル、
4,4’−ジヒドロキシ−2,2’−ジメチルビフェニ
ル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジシクロヘキ
シルビフェニルなどの4,4’−ジヒドロキシビフェニ
ル類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3
−ノニル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、ビス(2−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(2−ヒドロキ
シフェニル)メタン、2−ヒドロキシフェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−4
メチルフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−4−
メチル−6−tert−ブチルフェニル)メタン、ビス
(2−ヒドロキシ−4,6−ジメチルフェニル)メタン
などのビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン類;1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)
−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
−3−フェニルフェニル)−1−フェニルエタン、2−
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−(4−
ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−
ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)エタン、1−フェニル−1,1−ビス
(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、
1,1−ビス(2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)
エタンなどのビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
類;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−イソプロ
ピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−sec−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(3−シクロヘキシ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、1,1−ビ
ス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジフルオロフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4
−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(2−
ヒドロキシ−4−sec−ブチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(2−ヒドロキシ−4,6−ジメチルフェ
ニル)プロパンなどのビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン類;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
2−メチルプロパン、1,1−ビス(2−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2−メ
チルプロパン、1,1−ビス(2−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(2
−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ブタン、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ペンチルフェニル)ブタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニ
ル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジブロモフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタンなどのビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン類;3,3−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス
(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ノナン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)デカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロ
ヘキサン、1,1−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3
−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサンなどのビス(ヒドロキシフェニ
ル)アルカン類:ビス(4−ヒドロキシフェニル)エー
テル、ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)
エーテルなどのビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル類:ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビ
ス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド
などのビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド類:
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド
などのビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド
類:ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン
などのビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン類:
4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノンなどのビス(4
−ヒドロキシフェニル)ケトン類:9,9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9
−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)フル
オレンなどのビス(ヒドロキシフェニル)フルオレン
類:4,4”−ジヒドロキシ−p−ターフェニルなどの
ジヒドロキシ−p−ターフェニル類:2,5−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ピラジン、2,5−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−3,6−ジメチルピラジン、
2,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,6−ジ
エチルピラジンなどのビス(ヒドロキシフェニル)ピラ
ジン類:1,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メン
タン、2,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メンタ
ン、1,8−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メンタン、1,8−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルフェニル)メンタンなどのビス(ヒドロキシ
フェニル)メンタン類:1,4−ビス〔2−(4−ヒド
ロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン、1,3−
ビス〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピ
ル〕ベンゼンなどのビス〔2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−プロピル〕ベンゼン類:1,3−ジヒドロキ
シナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,
5−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナ
フタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレンなどのジヒ
ドロキシナフタレン類:レゾルシン、ヒドロキノン、カ
テコールなどのジヒドロキシベンゼン類などが挙げられ
る。
【0013】これらビスフェノール類の中でも、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)アルカン類が、これらを原
料としたときに、透明性や耐熱性、耐加水分解性、寸法
安定性などの物性バランスに優れ、光学機器用の素材と
して好適なポリカーボネート樹脂が得られることから特
に好ましい。
【0014】そして、このビスフェノール類の製造法に
ついては、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンは、触媒の存在下、アセトンとフェノー
ルを反応させることにより製造される。ここで用いる触
媒としては、例えばスルホン化スチレン・ジビニルベン
ゼンコポリマー,スルホン化架橋スチレンポリマー,フ
ェノールホルムアルデヒド−スルホン酸樹脂,ベンゼン
ホルムアルデヒド−スルホン酸樹脂などのスルホン酸型
陽イオン交換樹脂が好適に用いられる。また、この場
合、助触媒としてアルキルメルカプタンが好適に用いら
れる。そして、これらアセトンとフェノールとの反応で
は、アセトンに対して過剰のフェノールを反応させる。
【0015】このようにして得られる反応混合物中に
は、目的とする2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンの他に、未反応フェノールや未反応アセト
ン、触媒、副生水、アルキルメルカプタン、有機硫黄化
合物および着色物質などの副生物を含有している。そこ
で、この反応混合物は、減圧蒸留により、未反応アセト
ンや副生水、アルキルメルカプタンを留去する。つい
で、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
の濃縮工程において、さらに減圧蒸留して未反応フェノ
ールが除去される。
【0016】この濃縮工程において、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンの濃度が、20〜50
質量%、好ましくは20〜40質量%とした濃縮残液
は、つぎの晶析工程において、40〜70℃まで冷却さ
れ、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
とフェノールとの付加物(以下、フェノールアダクトと
略称する)となって晶析し、スラリー状になる。このス
ラリー状の濃縮残液は、濾過、遠心分離などによりフェ
ノールアダクトと反応副生物を含む晶析母液に分離され
る。このようにして得られる2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンとフェノールとの1:1のアダ
クトの結晶は、100〜160℃で加熱溶融して液状混
合物とし、これを減圧蒸留してフェノールを除去するこ
とにより、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンが得られる。
【0017】このようにして得られる溶融状態の2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンは、従来、
一般的には、スプレードライヤーなどの造粒装置により
液滴にされ、冷却固化されて粒状の製品とされる。そし
て、このようにして得られる粒状固体の2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが、ポリカーボネ
ート樹脂製造装置に搬送され、ポリカーボネート樹脂の
原料調製工程において、水酸化ナトリウム水溶液などの
アルカリ水溶液への溶解工程を経て、ポリカーボネート
樹脂の製造原料に用いられていた。
【0018】本発明においては、上記のようにして得ら
れる溶融状態のビスフェノール化合物を、造粒工程で粒
状固体の製品とすることなく、溶融状態にあるビスフェ
ノール化合物を固化させることなく水と混合し、ビスフ
ェノール化合物を融点以下の温度、例えば2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの場合には、98
℃〜155℃の液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に
溶解させ、その溶液を用いてアルカリ水溶液への溶解工
程を経ることなく、ポリカーボネート樹脂を製造する方
法である。
【0019】ここで、溶融状態にあるビスフェノール化
合物を固化させることなく水と混合して、ビスフェノー
ル化合物を融点以下の温度でも液体状態を維持するに際
しては、溶融状態にあるビスフェノール化合物に混合す
る水の割合は、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンと水との混合液では、この混合液の
温度を98℃とする場合、この混合液全体に対して18
質量%以上、85質量%以下とすることが必要となる。
そして、この混合液の温度を高めると、加える水の割合
をさらに減量することができる。この溶融状態にあるビ
スフェノール化合物と水を混合する方法は、特に制約は
なく、通常用いられているラインミキサーや攪拌機付き
の溶解槽などを使用することができる。この場合、ビス
フェノール化合物の酸素との接触を避けるため、これら
機器へのビスフェノール化合物と水の導入に際しては、
雰囲気ガスとして窒素ガスなどの不活性ガスを用いるの
が好ましい。
【0020】そして、このように溶融状態にあるビスフ
ェノール化合物を固化させることなく水と混合して、ビ
スフェノール化合物を融点以下の温度で液体状態を維持
したままでアルカリ水溶液に溶解させるのであるが、そ
の際のアルカリ水溶液の温度は、20〜80℃の範囲内
とするのが好ましい。それは、このアルカリ水溶液の温
度が20℃未満であると、ビスフェノール化合物のアル
カリ水溶液への溶解性が低下して溶解に長時間を要する
ようになり、また、80℃を超えると、ビスフェノール
化合物の熱分解により着色するほか、アルカリ水溶液に
よる装置材料の腐食のおそれがあるからである。
【0021】また、この液体状態にあるビスフェノール
化合物と水の混合液を、アルカリ水溶液と混合する場合
には、ラインミキサーや攪拌機付きの溶解槽などを使用
すればよい。この場合においても、予めこれら機器内の
空気を窒素ガスなどの不活性ガスにより置換して、不活
性ガス雰囲気下に行うようにするのがよい。
【0022】そして、この溶融状態のビスフェノール化
合物と水との混合液を溶解させるアルカリ水溶液として
は、水酸化ナトリウムが好適に用いられるが、この水酸
化ナトリウム以外のアルカリ金属水酸化物やアルカリ土
類水酸化物を用いることもできる。このアルカリ水溶液
の濃度は、2〜47質量%の範囲内であるものが好まし
い。また、このアルカリ水溶液の使用量については、こ
れに溶解させるビスフェノール1モルに対して、1.9
〜2.5モルの範囲が好ましい。このビスフェノールと
水酸化ナトリウムなどのアルカリとの反応においては、
理論量はビスフェノール1モルに対して水酸化ナトリウ
ム2モルであるが、実際の反応では水酸化ナトリウムを
若干過剰に用いるようにするのが好ましい。
【0023】さらに、このビスフェノール化合物には、
アルカリ水溶液と混合する際に還元剤を添加するのがよ
い。この還元剤としては、一般に用いられるもの、例え
ば亜硫酸ナトリウムやチオ硫酸ナトリウム、亜二チオン
酸ナトウム(ハイドロサルファイト)などが好ましく、
その添加量は、アルカリ水溶液中の水分量に対して10
〜1,000ppmとすればよい。この還元剤を添加す
る場合には、溶融状態にあるビスフェノール化合物に混
合する水に添加してもよいし、アルカリ水溶液に予め添
加しておいてもよい。さらに、このアルカリ水溶液の濃
度を調整する水に添加してもよく、液体状態にあるビス
フェノール化合物をアルカリ水溶液と混合するときに同
時に添加してもよい。この還元剤の添加により、ここで
得られるビスフェノール化合物のアルカリ水溶液を原料
とするポリカーボネート樹脂の色調が改善される。
【0024】つぎに、このようにして得られるビスフェ
ノール化合物のアルカリ水溶液を原料としてポリカーボ
ネート樹脂を製造する方法については、ビスフェノール
化合物の固体粒子をアルカリ水溶液に溶解する工程を必
要としない他は、従来法における界面重合法によるポリ
カーボネート樹脂の製造法と同様の操作によりポリカー
ボネート樹脂を製造することができる。
【0025】すなわち、塩化メチレンなどのポリカーボ
ネート樹脂の溶解性に優れた有機溶剤の存在下に、上記
のビスフェノール化合物のアルカリ水溶液を攪拌しなが
ら、これにホスゲンを加えてクロロホーメート末端を有
するポリカーボネートオリゴマーを生成させ、ついで、
このポリカーボネートオリゴマーを高分子量化する方法
によることができる。この場合の、重縮合条件や触媒、
分子量調節、必要に応じて添加する添加剤についても、
従来法と同様にすることができる。
【0026】
【実施例】つぎに、実施例および比較例によりさらに具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0027】〔実施例1〕溶融状態(170℃)の2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと、10
0℃に加熱した水を、それぞれポンプによりラインミキ
サーに供給して混合した。2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの流量は、35g/分とし、水の
流量は、10g/分とした。また、この場合のラインミ
キサー内での滞留時間は10秒間であった。さらに、こ
のラインミキサーの出口における2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンと水の混合液の温度は、1
00℃となるように冷却した。
【0028】ついで、このラインミキサーにおいて混合
され流動状態にある2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンと水の混合液は、300ppmの濃度と
なるようにハイドロサルファイトを加えた80℃の水酸
化ナトリウム水溶液(濃度5.9質量%)とラインミキ
サーにより混合した。2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンと水の混合液の流量は、45g/分で
あり、水酸化ナトリウム水溶液の流量は214g/分と
した。また、このラインミキサーでの滞留時間は10秒
間であった。
【0029】このようにしてラインミキサーで混合して
得られた、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンの水酸化ナトリウム水溶液への溶解液には、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの結晶は
見られず、この溶解液のAPHA色相は10以下であっ
た。また、この溶解液について分析した結果、この2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの分解生
成物は検出されなかった。
【0030】〔実施例2〕水酸化ナトリウム水溶液の温
度を30℃とし、かつ2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンと水の混合液と水酸化ナトリウム水溶
液とのラインミキサーでの混合時間を30秒間に変更し
た他は、実施例1と同様にした。
【0031】この結果、得られた2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンの水酸化ナトリウム水溶液
への溶解液には、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンの結晶は見られず、この溶解液のAPHA
色相は10以下であった。また、この溶解液について分
析した結果、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンの分解生成物は検出されなかった。
【0032】〔比較例1〕溶融状態(170℃)の2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに、10
0℃に加熱した水を混合することなく、15℃の水酸化
ナトリウム水溶液(濃度5.6質量%;ハイドロサルフ
ァイト300ppm含有)と共に、ラインミキサーに供
給して混合を試みた。その結果、溶融状態の2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンは、ラインミキ
サー内で固化して、混合することができなかった。
【0033】〔比較例2〕溶融状態(170℃)の2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに、10
0℃に加熱した水を混合することなく、85℃の水酸化
ナトリウム水溶液(濃度5.6質量%;ハイドロサルフ
ァイト300ppm含有)と共に、ラインミキサーに供
給して混合した。
【0034】その結果、得られた2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンの水酸化ナトリウム水溶液
への溶解液には、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンの結晶は見られなかったが、この溶解液の
APHA色相は15〜20であった。そして、この溶解
液について分析した結果、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの分解生成物であるイソプロペニ
ルフェノールが検出された。
【0035】〔実施例3〕 (1)ポリカーボネートオリゴマーの製造 実施例1で得られた2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンの水酸化ナトリウム水溶液〔水溶液中の
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの濃
度=13.5質量%〕を、室温まで冷却した。
【0036】ついで、この2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの水酸化ナトリウム水溶液を13
8リットル/時間、溶媒の塩化メチレンを69リットル
/時間の流量において、内径10mm、管長10mの管
型反応器にオリフィス板を通して導入し、これにホスゲ
ンを10.7kg/時間の流量で並流して吹き込み、3
時間連続的に反応を行った。ここで用いた管型反応器
は、二重管型のものを用い、ジャケット部には冷却水を
流通させて、反応生成液の出口温度を25℃に保持する
よう温度調節をした。
【0037】このようにして得られた反応生成液を静置
して、水相を分離除去し、塩化メチレン相220リット
ルを得た。さらに、この塩化メチレン相に新たに塩化メ
チレン170リットルを加えて攪拌し、ポリカーボネー
トオリゴマー濃度314.7g/リットル、重合度3〜
4、クロロホーメート基濃度が0.74Nであるポリカ
ーボネートオリゴマーの塩化メチレン溶液を得た。
【0038】(2)ポリカーボネート樹脂の製造 内容積20リットルの攪拌機付き反応槽に、上記(1)
で得られたポリカーボネートオリゴマーの塩化メチレン
溶液5.72リットルに塩化メチレン3.28リットル
を加えて、ポリカーボネートオリゴマー濃度を200g
/リットル、クロロホーメート基濃度が0.47Nとし
たポリカーボネートオリゴマーの塩化メチレン溶液を入
れた。つぎに、実施例1で得た室温状態の2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの水酸化ナトリウ
ム水溶液3,570gを加えた。さらに、触媒としてト
リメチルアミン0.856g、および末端停止剤として
p−tert−ブチルフェノール47.5gを加えた。
【0039】ついで、この反応槽の内容液を、攪拌機の
回転数を600rpmとして10分間、乱流状態で攪拌
した。その後、濃度48質量%の水酸化ナトリウム水溶
液167ミリリットルを加え、攪拌機の回転数を200
rpmとして60分間、層流状態において攪拌下に反応
させた。反応終了後、反応生成物に、水5リットルおよ
び塩化メチレン5リットルを加えて混合し、静置して水
相と塩化メチレン相に分離させた。この水相を分離除去
し、塩化メチレン相を0.01規定濃度の水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄した後、さらに0.1規定濃度の塩酸
により洗浄した。その後、水洗して塩化メチレンを除去
し、フレーク状のポリカーボネート樹脂を得た。ここで
得られたポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は、1
9,000であった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ポリカーボネート樹脂
原料の調製工程で、ビスフェノール化合物の造粒工程が
省略でき、また、ポリカーボネート樹脂の製造工程で
は、ビスフェノール化合物の溶解工程を省略できるの
で、それらに伴う設備費や操業経費が節減され、その製
造コストを低減することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビスフェノール化合物の製造工程で得ら
    れる溶融状態のビスフェノール化合物を固化させること
    なく水と混合し、ビスフェノール化合物をその融点以下
    の温度で液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解さ
    せることを特徴とするポリカーボネート樹脂原料の製造
    法。
  2. 【請求項2】 ビスフェノール化合物が、ビス(4−ヒ
    ドロキシフェニル)アルカン類である請求項1に記載の
    ポリカーボネート樹脂原料の製造法。
  3. 【請求項3】 ビスフェノール化合物の製造工程で得ら
    れる溶融状態のビスフェノール化合物を固化させること
    なく水と混合し、ビスフェノール化合物をその融点以下
    の温度で液体状態とし、ついでアルカリ水溶液に溶解さ
    せて得られるビスフェノール化合物のアルカリ水溶液
    を、界面重合法によるポリカーボネート樹脂製造工程で
    の原料として使用することを特徴とするポリカーボネー
    ト樹脂の製造法。
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