JP2002037829A - 自己粘着性発泡体 - Google Patents

自己粘着性発泡体

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JP2002037829A
JP2002037829A JP2000227122A JP2000227122A JP2002037829A JP 2002037829 A JP2002037829 A JP 2002037829A JP 2000227122 A JP2000227122 A JP 2000227122A JP 2000227122 A JP2000227122 A JP 2000227122A JP 2002037829 A JP2002037829 A JP 2002037829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複雑な凹凸のある被着体や180°
以下への折り曲げを要する被着体に対して可撓性、追従
密着性があるとともに、次工程において粘着加工を施す
必要がない発泡体を提供することを課題とする。 【解決手段】 疎水性ポリオール、瀝青物質、ポリイソ
シアネート及び発泡剤を有し、イソシアネートインデッ
クスが90以下の条件で、組成物の物理特性が密度10
0〜800kg/m、粘着応力(180度ピール)
4.0N/25mm以上、引張応力100kPa以上、
伸び100%以上、25%圧縮硬さ2.0〜80kPa
であることを特徴とする自己粘着性発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自己粘着性発泡体に
関し、特に各種被着体(金属、プラスチック、コンクリ
ート等)に優れた粘着性能を有すると共に、環境を汚染
することなく、制振性、防水性、吸音性をあわせもつ自
己粘着性発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、瀝青物質が有する性質(粘着
性)を利用した自己粘着性樹脂がよく知られている。こ
の自己粘着性樹脂は、例えば、特公平1−57710、
特公昭63−29716などに見られるように、活性水
素基含有液状ゴムや活性水素基含有液状ジエン系重合体
と瀝青物質及び/又は粘着付与物質と有機ポリイソシア
ネート化合物などよりなる粘着組成物である。これら
は、瀝青物質が有する粘着性そのものを利用し、さらに
活性水素基に対して反応の完遂には不十分な量のイソシ
アネートを配合することにより発現する、粘着性,接着
性を利用することを特徴としている。
【0003】しかし、これらは全て非発泡の粘着性を有
する樹脂であり、ある程度の可撓性は有しているものの
発泡体ではないため、複雑な凹凸のある被着体や90°
以下への折り曲げを要する被着体への追従密着性などは
もっていなかった。
【0004】このような中、ポリエチレンフォーム、ポ
リウレタンフォームなどの各種発泡体でも比較的高い止
水性能、制振性能を有するものが多く研究・開発されて
きている。そして、発泡体の第1の特徴である可撓性・
追従密着性から複雑な凹凸を有する被着体や180°以
下への折り曲げを要する被着体等、従来の粘着性樹脂で
は使用できなかったところへ使用されつつある。
【0005】しかしながら、それらの発泡体を被着体に
ずれないようにしっかりと接着しようとする場合には、
それらの発泡体に粘着性・接着性を付与するために、例
えば上述の粘着性の高いブチルゴムを積層させたり、ホ
ットメルト接着剤を塗布する等してそれぞれの用途に適
した粘着加工を施した後に止水材や制振材として使用し
ているのが現状である。
【0006】また、土木建築分野での防水施工・屋根葺
きや産業機器・各種車輌・家電製品などの制振処理には
瀝青物質を多量に含むシート等に火焔をあてるか加熱す
る等して、溶融した瀝青物質を接着剤として被着体に貼
りあわせることが古くより行われてきた。この方法はど
ちらの現場においてもその非常に高い防水・制振性能
と、その信頼性からいまもなお防水工事・制振処理方法
の大部分を占めているが、一部ではもはやあまり用いら
れなくなってきている。
【0007】その理由としては、第1に瀝青物質を溶融
させる際にはその煙や臭いが大量に発生し周辺環境を著
しく汚染すること、第2に耐熱性のない被着体には適用
できないこと、第3に高温下に長時間さらされた場合に
は瀝青物質がにじみ出てきて周辺を汚染したりするこ
と、等が挙げられる。
【0008】また、従来、例えば特許1618644
号、特許1534753号が知られている。これらの公
報には、瀝青物質の水性エマルジョンに、ポリオールを
有機イソシアネートと反応させて得たウレタンプレポリ
マー、充填剤、整泡剤などを添加、混合して発泡させる
技術を開示している。しかし、このような瀝青物質を混
合発泡させてなるポリウレタンフォームは、自己粘着性
は有していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
を考慮してなされたもので、複雑な凹凸のある被着体や
180°以下への折り曲げを要する被着体に対して追従
密着性があるとともに、次工程において粘着加工を施す
必要がなく、しかも従来の粘着性樹脂のような自己粘着
性を有する自己粘着性発泡体を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自己粘着性発泡
体は、疎水性ポリオール、瀝青物質、ポリイソシアネー
ト及び発泡剤を有し、イソシアネートインデックスが9
0以下の条件で、組成物の物理特性が密度100〜80
0kg/m、粘着応力(180度ピール)4.0N/
25mm以上、引張応力100kPa以上、伸び100
%以上、25%圧縮硬さ2.0〜80kPaであること
を特徴とする。
【0011】本発明によれば、従来の粘着性樹脂等では
追従し得ないような複雑な凹凸のある被着体にも使用で
きるとともに、発泡体の製造後に粘着加工を施す等の2
段階の工程を経ることなく生産できるので、粘着加工代
や輸送費等がかからず、コストを低く押さえることがで
きる。また、本発明の自己粘着性発泡体には瀝青物質が
大量に含まれているので、先に述べた土木建築分野での
防水施工、屋根葺き及び各種機器への制振材としての用
途にも十分適用しうる。また、溶融させることもなく環
境及び使用部位周辺を汚染することもなく、また耐熱性
のない被着体にも使用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。
【0013】本発明において、イソシアネートインデッ
クスを90以下とした理由は、疎水性ポリオールに対し
て反応を完結させるには不十分な量のイソシアネート化
合物を配合することによって、粘着性能を発現させるた
めである。
【0014】本発明において、前記発泡剤としては、例
えば水が挙げられる。この場合、水の配合割合は、疎水
性ポリオール100重量部に対して、5重量部以下であ
ることが好ましい。ところで、発泡体形成中において、
水とポリイソシアネート化合物が反応し、尿素結合(ハ
ードセグメント)ができるのは公知であるが、本発明品
においては、ハードセグメント含有率が増加すると、十
分な粘着性能が得られない。そこで、本発明では粘着性
能を発現させるために発泡剤としての水の配合割合を5
重量部以下とする、好ましくは1〜3重量部である。
【0015】本発明において、本発明の物理特性は、上
述したように、密度100〜800kg/m、粘着応
力(180度ピール)4.0N/25mm以上、引張応
力100kPa以上、伸び100%以上、25%圧縮硬
さ2.0〜80kPaであり、独立気泡率を0〜60%
とすることが好ましい。
【0016】粘着応力を上記のように限定した理由は、
実用途としての粘着素材を考慮した時に4.0N/25
mm以上の応力がなければ、各種被着体に対する粘着カ
が弱く、使用することが困難であるからである。また、
引張応力及び伸びを上記のように限定した理由は、複雑
な凹凸や180°以下の折り曲げを要する被着体に対し
ての可撓性・追従密着性の点で必要であるからである。
【0017】25%圧縮硬さを上記のように範囲内に限
定した理由は、素材を圧縮して施工する場合に上記の物
性値の範囲でなくては、施工が困難であるからである。
また、独立気泡率を上記の範囲内に限定した理由は、6
0%を超えると、被着体に対する可撓性・追従密着性・
圧着性から考慮して、施工が困難になるので、0〜60
%と限定した。
【0018】本発明品は瀝青物質を大量に添加するの
で、瀝青物質が持つ制振性、防水性、吸音特性を持った
発泡体が得られる。特に、自己粘着性があるため、被着
体界面との密着が良好で、防水材としての利用が可能で
ある。次に、本発明の自己粘着性発泡体を各成分ごとに
説明する。
【0019】1)疎水性ポリオール 本発明のポリオール成分として疎水性ポリオールを使用
するのは、瀝青物質との相溶性が良好だからである。一
般のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
も使用可能であるが、瀝青物質の添加量が増加すると、
良好な発泡体は得られない。その疎水性ポリオールとし
ては、例えばジエン系ポリオール、ヒマシ油ポリオー
ル、ダイマー酸ポリオールがある。
【0020】ジエン系ポリオールとしては、数平均分子
量1000〜10000のブタジエン、イソプレン、ク
ロロプレン等のジエン化合物単独もしくはそれらとスチ
レン又はアクリロニトリル等の共重合可能なビニル化合
物とのラジカル的もしくはアニオン的共重合体を末端水
酸基化したポリジエン系ポリオールである。また、ジエ
ン化合物中の炭化水素の二重結合を水添したものでも使
用可能である。
【0021】ヒマシ油ポリオールとしては、一般に使用
されるヒマシ油もしくは数平均分子量500〜5000
のヒマシ油誘導体ポリオール、例えばヒマシ油ポリエス
テル、ヒマシ油とエチレングリコール、グリセリン等の
短鎖ポリオール混合物とポリカルボン酸との反応生成
物、ヒマシ油とアルキレンオキサイド、例えばプロピレ
ンオキサイド、エチレンオキサイド等の生成物が挙げら
れる。
【0022】ダイマー酸ポリオールとしては、数平均分
子量600〜5000のダイマー酸と短鎖ジオール、ト
リオール、ポリオールとの反応生成物であるダイマー酸
ポリエステル、ダイマー酸とその他のジカルボン酸と短
鎖ジオール、トリオール、ポリオールとの反応生成物も
含まれる。
【0023】特に好ましいのはジエン系ポリオールであ
り、得られた自己粘着性発泡体の被着体に対する可撓
性,追従密着性,圧着性が優れている。
【0024】上記の疎水性ポリオールは,単独もしくは
一般のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ルと10/0〜5/5の範囲で併用してもよい。
【0025】2)瀝青物質 瀝青物質としては、例えば針入度10〜200のストレ
ートアスファルト、ブローンアスファルトやセミブロー
ンアスファルトが挙げられる。好ましくは加工上あまり
高温を必要としないストレートアスファルトがよい。こ
れらの瀝青物質の配合量は、疎水性ポリオール100重
量部に対して、100〜2000重量部、好ましくは3
00〜1000重量部の範囲がよい。この理由は、配合
量が少ないと粘着力が十分でなく、また多すぎると物理
的特性が低下するためである。
【0026】3)ポリイソシアネート化合物 1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する有機化
合物であって、前記疎水性ポリオールが有する活性水酸
基と反応して、ウレタン結合を生成する。このようなイ
ソシアネート化合物はよく知られており、例えばトリレ
ンジイソシアート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、シ
クロヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタリン
ー1,5一ジイソシアネート、又はポリイソシアネート
と活性水酸離を有する化合物から調整した末端イソシア
ネート基含有のプレポリマー等でもよい。これらのポリ
イソシアネート化合物の配合量は、前記疎水性ポリオー
ルの活性水酸基に対して0.9当量以下(イソシアネー
トインデックス90以下)に決定する。好ましくは、イ
ソシアネートインデックス60〜80がよい。ここで、
イソシアネートインデックスが90を超えると、粘着性
能が低下するので好ましくない。
【0027】4)粘着付与剤 上記の疎水性ポリオール、瀝青物質、ポリイソシアネー
ト化合物の配合でも粘着力はあるが、より粘着力を付与
させるために、必要に応じて粘着付与剤を添加すること
ができる。このような粘着付与剤としては、例えばアル
キルフェノール樹脂、テルペン樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、クマロン樹脂、脂肪族あるいは芳香族石油樹脂
が挙げられる。このうち特に好ましいのは、テルペンフ
ェノール樹脂である。
【0028】5)その他の成分 疎水性ポリオール、瀝青物質、ポリイソシアネート化合
物、粘着付与剤以外にも、必要に応じて他成分を添加す
ることができる。そのような添加剤としては、例えば下
記に述べる触媒、粘度調整剤、充填剤、及び助剤が挙げ
られる。
【0029】前記触媒としては、例えばトリエチレンジ
アミン、トリエチルアミン、N一メチルモルホリン等の
アミン触媒、ジブチルスズジラウレート、スタナスオク
テート、ナフテン酸コバルト等の金属触媒が挙げられ
る。これらの触媒は単独又は複数個組み合わせて添加す
ることができる。
【0030】前記粘度調整剤としては、例えばジオクチ
ルフタレート、ジブチルフタレート等の可塑剤、アロマ
系、ナフテン系、パラフィン系のプロセスオイルが挙げ
られる。これらの粘度調整剤は単独又は複数個組み合わ
せて添加することができる。
【0031】前記充填剤としては、例えば炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、クレー、タルク、マイカ、カ
オリン、カーボン等の粉末、繊維状フィラー等が挙げら
れる。これらの充填材は単独または組み合わせて添加す
ることができる。
【0032】前記助剤としては、例えば老化防止剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、シリコーン整泡剤が挙げられ
る。
【0033】本発明において、上記成分と発泡剤として
の水を使用し、混合攪拌、発泡させ、自己粘着性発泡体
を得る。この時、発泡剤として使用する水は、疎水性ポ
リオール100重量部に対し5重量部以下が好ましい。
樹脂形成中では疎水性ポリオールの活性水酸基とポリイ
ソシアネート化合物中のイソシアネート基が反応し、ウ
レタン結合(ソフトセグメント)が形成され、発泡剤の
水とイソシアネート基が反応し、尿素結合(ハードセグ
メント)が形成される。
【0034】本発明において、ハードセグメントが増加
すると、粘着性能が低下していく。水が疎水性ポリオー
ル100重量部に対して5重量部を超えると、樹脂組成
中のハードセグメント含有率が高く、自己粘着性発泡体
としての能力が発揮できない。なお、水の配合量は、疎
水性ポリオール100重量部に対してより好ましくは1
〜3重量部である。
【0035】上記のような方法で得られた自己粘着性発
泡体は各種被着体(金属、プラスチック、コンクリート
等)に対して、可撓性追従密着性・圧着性を有し、かつ
優れた粘着性がある。また、自己粘着性を有しているの
で各種の粘着加工を施す過程を省くことができる。
【0036】これとは別に、瀝青物質を溶融して被着体
に接着する防水処理及び制振処理があるが、本発明品で
は瀝青物質を溶融することはないので、環境を汚染する
ことなく、可撓性、追従密着性、圧着性、制振性、止水
性、吸音性に優れた、隙間に十分密着可能な発泡体を提
供できる。
【0037】(発明の実施形態)疎水性ポリオール、瀝
青物質、添加剤を50〜90℃の温度で混合攪拌してお
く(A成分)。疎水性ポリオール、水、シリコーン整泡
剤を室温で混合攪拌しておく(B成分)。ポリイソシア
ネート化合物(C成分)50〜90℃に加熱されたA成
分中に室温でB,C成分を添加し、15秒間混合攪拌す
ると、自己粘着性発泡体が得られる。発泡剤として使用
する水をB成分に添加したのは、A成分に添加すること
になるので、B成分に添加した方が、均一に分散させる
ことが可能になるからである。上記のように、水をB成
分として混合攪拌を行うと良好な自己粘着性発泡体が得
られた。
【0038】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明する。
【0039】(実施例1)液状ポリブタジエンポリオー
ル(商品名:R−45HT、(株)出光石油化学製、水
酸基価46.6)75重量部、ストレートアスファルト
(針入度80〜100)500重量部、アロマ系プロセ
スオイル(商品名:AC−12、(株)出光興産製)5
0重量部、ジブチルスズジラウレート0.1重量部、D
ABCO−33LV(アミン触媒)0.2重量部を75
℃に加熱し、混合攪拌した。これをA成分とする。
【0040】また、液状ポリブタジエンポリオール(前
述の商品名:R−45HT)25重量部、水3重量部、
シリコーン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌し、
これをB成分とする。
【0041】更に、ポリメチレンポリフェニルイソシア
ネート(商品名:M−200、(株)三井化学製、NC
O:31%)44.6重量部(イソシアネートインデッ
クス80)を、C成分とする。
【0042】75℃に加熱された前記A成分中に室温で
前記B成分及びC成分を添加した後、15秒間、混合攪
拌を行い、自己粘着性発泡体を得た。
【0043】(実施例2)ヒマシ油ポリオール(商品
名:H−52、(株)伊藤製油製、水酸基価195.
9)75重量部、ストレートアスファルト(針入度80
〜100)500重量部、ジブチルスズジラウレート
0.1重量部、及びDABCO−33LV(アミン触
媒)0.2重量部を75℃に加熱し、混合攪拌する。こ
れをA成分とする。
【0044】ヒマシ油ポリオール(前記商品名:H−5
2)25重量部、水3重量部、及びシリコーン整泡剤3
重量部を室温において混合攪拌し、これをB成分とす
る。ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(M−2
00)73.0重量部(イソシアネートインデックス8
0)を、C成分とする。実施例1と同様に混合攪拌を行
い、自己粘着性発泡体を得た。
【0045】(実施例3)ダイマー酸ポリオール(商品
名:テスラツク#2456、(株)日立化成ポリマー
製、水酸基価:125)、ストレートアスフアルト(針
入度80〜100)500重量部、アロマ系プロセスオ
イル(前記商品名:AC−12)50重量部、ジブチル
スズジラウレート0.1重量部、及びDABCO−33
LV(アミン触媒)0.2重量部を75℃に加熱し、混
合攪拌する。これをA成分とする。
【0046】ダイマー酸ポリオール(前記商品名テスラ
ック#2456)25重量部、水3重量部、及びシリコ
ーン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌し、これを
B成分とする。ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト(前記商品名:M−200)59.5重量部(イソシ
アネートインデックス80)をC成分とする。実施例1
と同様に混合攪拌を行い、自己粘着性発泡体を得た。
【0047】(実施例4)液状ポリブタジエンポリオー
ル(前記商品名:R−45HT)75重量部、ストレー
トアスファルト(針入度80〜100)500重量部、
アロマ系プロセスオイル(前記商品名:AC−12)5
0重量部、ジブチルスズジラウレート0.1重量部、及
びDABC0−33LV(アミン触媒)0.2重量部を
75℃に加熱し、混合攪拌する。これをA成分とする。
【0048】液状ポリブタジエンポリオール(前記商品
名:R−45HT)25重量部、水1重量部、及びシリ
コーン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌し、これ
をB成分とする。
【0049】ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(前記商品名:M−200)20.8重量部(イソシア
ネートインデックス80)をC成分とする。実施例1と
同様に混合攪拌を行い、自己粘着性発泡体を得た。
【0050】(実施例5)実施例1のA成分に粘着付与
剤(テルペンフェノール樹脂)30重量部を添加する。
B成分,C成分は実施例1と同様にして混合攪拌を行
い、自己粘着性発泡体を得た。
【0051】(比較例1)ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアネート(前記商品名:M−200)55.8重量
部(イソシアネートインデックス:100)をC成分と
する以外は、実施例1と同様にして混合攪拌を行い、発
泡体を得た。
【0052】(比較例2)A成分は実施例1と同様とす
る。また、液状ポリブタジエンポリオール(前記商品
名:R−45HT)25重量部、水6重量部、シリコー
ン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌して、B成分
とする。更に、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト(前記商品名:M−200)80.2重量部(イソシ
アネートインデックス:80)をC成分とする。実施例
1と同様に混合攪拌を行い、発泡体を得た。
【0053】(比較例3)プロピレンオキサイドベース
の3官能ポリエーテルポリオール(商品名:MN−30
50S、(株)三井化学製、水酸基価:56)75重量
部、ストレートアスファルト(針入度80〜100)5
00重量部、ジブチルスズジラウレート0.1重量部、
及びDABC0−33LV(アミン触媒)0.2重量部
を75℃に加熱し、混合攪拌し、これをA成分とする。
【0054】ポリエーテルポリオール(前記商品名:M
N−3050S)25重量部、水3重量部、及びシリコ
ーン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌し、これを
B成分とする。更に、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート(前記商品名:M−200)46.4重量部
(イソシアネートインデックス80)をC成分とする。
【0055】実施例1と同様に混合攪拌を行い、発泡体
を得た。
【0056】(比較例4)液状ポリブタジエンポリオー
ル(前記商品名:R−45HT)25重量部、低分子液
状ポリブタジエンポリオール(前記商品名:R−15H
T、(株)出光石油化学製、水酸基価102.7)50
重量部、ストレートアスファルト(針入度80〜10
0)500重量部、アロマ系プロセスオイル(前記商品
名:AC−12)50重量部、ジブチルスズジラウレー
ト0.1重量部、及びDABCO−33LV(アミン触
媒)0.2重量部を75℃に加熱し、混合攪拌し、これ
をA成分とする。
【0057】液状ポリブタジエンポリオール(前記商品
名:R−45HT)25重量部、水1重量部、及びシリ
コーン整泡剤3重量部を室温において混合攪拌し、これ
をB成分とする。また、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート(前記商品名:M−200)26.1重量部
(イソシアネートインデックス:80)をC成分とす
る。
【0058】実施例1と同様に混合攪拌を合い、発泡体
を得た。
【0059】上記実施例1〜5、比較例1〜4で得られ
た自己粘着性発泡体及び発泡体の物理特性を下記表1に
示す。
【0060】
【表1】
【0061】表1中、 *1 混合攪拌された発泡原液を発泡後の厚みが3mm
になるように基材上に塗布する。組成物を7日間23
℃、65%の湿度中に放置し、ステンレス板に幅が25
mmになるように貼り付け、2kgのロールを1往復さ
せて荷重を与える。30分後に180°ピール試験を行
った。 *2 JIS K6400により測定した。 *3 50mm×50mmのサンプルを厚みが30mm
になるように重ね、25%に圧縮して、20秒後の硬さ
を測定した。 *4 ASTM D2856−70procedureBにより
測定した。 *5 図1及び図2に示すように、サンプル(厚み3m
m)をU字型に打抜きサンプル1としてアクリル板2
a,2bに挟み、スペーサ3とボルト4とナット5を用
いて5%圧縮し、上方から水6を100mmの水位にな
るように注入して、24時間後に漏水するか否かを試験
した。 *6 蒲鉾状凸部(断面:半径1.5mmの半円、長
さ:100mm)へを10mm間隔に有した被着体(ス
テンレス板、100×100mm)へサンプルに(厚み
10mm)20%圧縮を加え、貼り付けた。30分後に
目視にて、追従密着性を観察した。
【0062】表1により次のようなことが明らかになっ
た。即ち、実施例1に示すような物理特性をもつ、自己
粘着性発泡体が得られた。比較例1〜3は実施例1〜5
と比較すると、粘着応力が乏しい。しかも、比較例3は
ポリオールと瀝青物質との相溶性が悪く、硬い発泡体と
なった。そのため、追従密着性が得られなかった。比較
例4は粘着応力、機械的強度は優れているが、独立気泡
率が高いために追従密着性が得られなかった。また、実
施例5のように、粘着付与剤を添加すると、実施例1〜
4に比べて、大きな粘着応力を示した。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
雑な凹凸のある被着体や180°以下への折り曲げを要
する被着体に対して可撓性、追従密着性があるととも
に、従来の粘着性樹脂のような自己粘着性を有する次工
程において粘着加工を施す必要がなく、従来の粘着性樹
脂のような自己粘着性を有するので自己粘着性発泡体を
提供できる。また、本発明の自己粘着性発泡体は瀝青物
質を溶融することなく、被着体に接着することができる
ので環境を汚染することなく、防水性、制振性、吸音性
をあわせもつ自己粘着性発泡体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来及び本願発明に係る発泡体の止水性を試験
するための装置の平面図。
【図2】図1の装置の側面図。
【符号の説明】
1…サンプル、 2a,2b…アクリル板、 3…スペーサ、 4…ボルト、 5…ナット、 6…水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09J 175/04 C09J 175/04 (C08G 18/00 (C08G 18/00 101:00) 101:00) Fターム(参考) 4J002 AG002 BA003 BA013 BK003 CE003 CK021 FD343 GL00 4J034 BA03 DC08 DC12 DC35 DC43 DC50 DQ09 EA12 FA02 FB01 FC02 FD05 FD07 HA06 HA07 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC65 HC67 HC71 KA01 KB02 KC17 KD02 MA22 MA26 MA27 NA03 NA08 QB01 QB14 QC01 RA10 4J040 BA172 BA212 DK012 DN032 EB022 EF111 EF181 EF201 EF291 EF301 HA126 JA10 JB09 KA26 KA37 LA06 LA07 MA02 MA06 MA10 NA12 NA16 NA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性ポリオール、瀝青物質、ポリイソ
    シアネート及び発泡剤を有し、イソシアネートインデッ
    クスが90以下の条件で、組成物の物理特性が密度10
    0〜800kg/m、粘着応力(180度ピール)
    4.0N/25mm以上、引張応力100kPa以上、
    伸び100%以上、25%圧縮硬さ2.0〜80kPa
    であることを特徴とする自己粘着性発泡体。
  2. 【請求項2】 前記組成物に粘着付与剤が添加されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の自己粘着性発泡体。
  3. 【請求項3】 前記疎水性ポリオールは、ジエン系ポリ
    オール、ヒマシ油ポリオール、ダイマー酸ポリオールの
    いずれかであることを特徴とする請求項1あるいは請求
    項2記載の自己粘着性発泡体。
  4. 【請求項4】 前記発泡剤は水であり、この水は疎水性
    ポリオール100重量部に対して5重量部以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の自己粘着性
    発泡体。
  5. 【請求項5】 独立気泡率が0〜60%であることを特
    徴とする請求項1〜4いずれか記載の自己粘着性発泡
    体。
  6. 【請求項6】 防水性を有することを特徴とする請求項
    1〜5いずれか記載の自己粘着性発泡体。
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