JP2002036653A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

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JP2002036653A
JP2002036653A JP2000221703A JP2000221703A JP2002036653A JP 2002036653 A JP2002036653 A JP 2002036653A JP 2000221703 A JP2000221703 A JP 2000221703A JP 2000221703 A JP2000221703 A JP 2000221703A JP 2002036653 A JP2002036653 A JP 2002036653A
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driving
medium
transport
speed
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JP2000221703A
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Keiichi Abe
敬一 阿部
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータの駆動方式を適宜切り替
えることにより、効率的にラベル等の印刷媒体を搬送す
ることができるようにする。 【解決手段】 ラベル等の印刷媒体の搬送を開始すると
き、CPU11は、モータ制御部14を制御して、2相
励磁方式でステッピングモータ7を駆動し、所定の搬送
速度になるまで加速させる。次に、所定の搬送速度に達
したとき、CPU11は、モータ制御部14を制御し
て、1−2相励磁方式に切り替えてステッピングモータ
7を駆動し、印刷媒体を等速で搬送する。次に、CPU
11は、モータ制御部14を制御して、2相励磁方式に
切り替えてステッピングモータ7を駆動し、搬送速度を
減速させ、印刷媒体を所定の位置で停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置および印
刷方法に関し、特に、ラベル等の用紙の搬送時にステッ
ピングモータの駆動方法を適宜切り替えることにより、
用紙を効率的に搬送するようにした印刷装置および印刷
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置としてのラベルプリンタ
においては、ステッピングモータを1−2相励磁方式、
又は2相励磁方式のいずれか一方の方式で制御するよう
にしている。1−2相励磁方式はステッピングモータを
低速で回転させるのに適しており、2相励磁方式はステ
ッピングモータを高速で回転させるのに適している。従
って、使用環境等により、いずれかの方式に固定してス
テッピングモータを制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ステッピ
ングモータの駆動方式は、2相励磁方式と1−2相励磁
方式に大別されるが、各々の方式は運用方法によって長
所、短所が発生し、不具合の原因となる場合がある課題
があった。
【0004】例えば、2相励磁方式は、1−2相励磁方
式に比べて、停止トルク及び回転トルクにおいて勝って
いるが、その反面、回転ステップ(1ステップ当たりの
回転角度)が大きいため、共振点による振動やノイズが
発生しやすいという特性を有している。一方、1−2相
励磁方式は、2相励磁方式とは全く逆の特性を有してい
る。そのため、いずれの方式でステッピングモータを駆
動制御しても、不具合が発生する可能性がある。
【0005】従って、ラベル1の搬送速度を低速から高
速まで変化させると、共振点振動を起こしたり、トルク
が低すぎたり、高すぎたりする場合がある。また、1−
2相励磁方式では、高トルクがでないこと、及び、停止
時に1相停止と2相停止の2つの場合があり、停止時に
1相停止となると、2相停止の場合に比べて保持力が弱
いという問題がある。さらに、2相励磁方式では、低速
時にトルク過多による共振点振動が発生する。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、1−2相励磁方式と2相励磁方式とを適宜
切り替えてステッピングモータを駆動制御することによ
り、ステッピングモータの性能を最大限に活かして効率
的な搬送処理を実現することができるようにするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷装
置は、ステッピングモータを含む搬送装置を有し、搬送
装置が所定の媒体を所定の搬送方向に搬送し、媒体に印
刷を行う印刷装置であって、ステッピングモータを複数
の駆動方法で駆動する駆動手段と、駆動手段がステッピ
ングモータを駆動するときの駆動方法を所定のタイミン
グで切り替える切り替え手段と、切り替え手段が駆動方
法を切り替えるタイミングを制御する制御手段とを備
え、切り替え手段は、媒体の搬送方向への搬送を開始す
るとき、駆動方法の所定のものに切り替え、媒体を搬送
方向に搬送する搬送速度が所定の速度に達したとき、駆
動方法の他の所定のものに切り替え、媒体を所定の位置
で停止させるために、媒体を搬送方向に搬送する搬送速
度の減速を開始するとき、駆動方法の所定のものに切り
替えることを特徴とする。また、駆動方法の所定のもの
は、2相励磁方式であり、駆動方法の他の所定のもの
は、1−2相励磁方式であるようにすることができる。
請求項3に記載の印刷方法は、ステッピングモータを含
む搬送装置を有し、搬送装置が所定の媒体を所定の搬送
方向に搬送し、媒体に印刷を行う印刷装置における印刷
方法であって、ステッピングモータを複数の駆動方法で
駆動する駆動ステップと、駆動ステップにおいてステッ
ピングモータが駆動されるときの駆動方法を所定のタイ
ミングで切り替える切り替えステップと、切り替えステ
ップにおいて駆動方法が切り替えられるタイミングを制
御する制御ステップとを備え、切り替えステップにおい
ては、媒体の搬送方向への搬送を開始するとき、駆動方
法の所定のものに切り替え、媒体を搬送方向に搬送する
搬送速度が所定の速度に達したとき、駆動方法の他の所
定のものに切り替え、媒体を所定の位置で停止させるた
めに、媒体を搬送方向に搬送する搬送速度の減速を開始
するとき、駆動方法の所定のものに切り替えることを特
徴とする。本発明に係る印刷装置および印刷方法におい
ては、ステッピングモータを複数の駆動方法で駆動し、
ステッピングモータが駆動されるときの駆動方法を所定
のタイミングで切り替え、駆動方法が切り替えられるタ
イミングを制御する。そして、媒体の搬送方向への搬送
を開始するとき、駆動方法の所定のものに切り替え、媒
体を搬送方向に搬送する搬送速度が所定の速度に達した
とき、駆動方法の他の所定のものに切り替え、媒体を所
定の位置で停止させるために、媒体を搬送方向に搬送す
る搬送速度の減速を開始するとき、駆動方法の所定のも
のに切り替える。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるラベ
ルプリンタの一実施の形態の構成例を示している。同図
に示すように、ラベルプリンタは、各部を制御する制御
部10と、ラベル1に印刷を行う印刷ヘッド5と、制御
部10の制御により駆動されるステッピングモータ(以
下では、適宜単にモータと記載する)7と、ベルト8を
介して伝達されるモータ7の回転力によって回転し、後
述する供給軸4にセットされたラベル連続体3を構成す
る台紙2及び台紙2に剥離可能に貼付されたラベル1を
搬送するとともに、ラベル1を印刷ヘッド5に押圧する
プラテンローラ6と、ラベル連続体3を回転自在に支持
する供給軸4と、所定の光を出射する発光部と、発光部
から出射された光を受光し、受光した光の強度(単位時
間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する受光
部とからなり、台紙2及びラベル1を挟むように発光部
と受光部を配し、ラベル1とギャップ(隣接する2つの
ラベル1の間の台紙2のみの部分)を受光部の受光量に
基づいて検出する位置検出センサ(以下では、適宜単に
センサという)9とを備えている。
【0009】図2は、図1の実施の形態の電気的な構成
例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部
10は、所定の制御プログラムを記憶するROM(re
adonly memory)12と、ROM12に記
憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制
御するCPU(central processing
unit)11と、CPU11が動作する上で必要と
なる各種データを記憶するRAM(random ac
cess memory)13と、ステッピングモータ
7にパルス信号を供給し、ステッピングモータ7を回転
させるモータ制御部14と、CPU11から供給される
印刷すべき文字、図形、及びバーコードなどの印刷デー
タに対応する制御信号を生成し、印刷ヘッド5に供給
し、印刷動作を行わせる印刷制御部15と、CPU11
の制御下、センサ9の発光部を制御し、光を出射させる
とともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、
ディジタルのデータに変換してCPU11に供給するセ
ンサ制御部16と、外部インタフェース17と、インタ
フェース20とを備えている。そして、各種データを入
力するための入力部18と、入力部18からの入力デー
タや、各種情報を表示するためのモニタ19とがインタ
フェース20を介して接続されている。入力部18より
入力された入力データは、インタフェース20を介して
CPU11に供給され、モニタ19に表示される各種情
報に対応する表示データは、インタフェース20を介し
てCPU11より供給されるようになされている。ま
た、外部インタフェース17を介して、外部に接続され
た機器との間で各種データの送受信を行うことができる
ようになされている。
【0010】本実施の形態では、ラベル1を所定の搬送
方向に搬送する場合、最初は加速処理を行ってラベル1
の搬送速度を一気に加速し、所定の速度に達したら等速
処理に移行して一定の速度でラベル1を搬送し、最後に
減速処理を行って一気に減速してラベル1を停止させ
る。そして、ラベル1の搬送速度を加速させる加速処
理、及びラベル1の搬送速度を減速させる減速処理を行
うときは2相励磁方式でモータ7を制御し、ラベル1の
搬送速度を等速にする等速処理を行うときは1−2相励
磁方式でモータ7を制御する。
【0011】ラベル1の搬送速度は、CPU11の制御
下、モータ制御部14によって制御される。CPU11
は、ラベル1の搬送速度を加速させる加速処理を行うと
きは、モータ制御部14に対して、2相励磁方式によっ
てモータ7を駆動するよう指令し、モータ制御部14
は、CPU11からの指令に基づいて、2相励磁方式に
よってモータ7を駆動する。また、CPU11は、ラベ
ル1の搬送速度を等速にする等速処理を行うときは、モ
ータ制御部14に対して、1−2相励磁方式によってモ
ータ7を駆動するよう指令し、モータ制御部14は、C
PU11からの指令に基づいて、1−2相励磁方式によ
ってモータ7を駆動する。さらに、CPU11は、ラベ
ル1の搬送速度を減速させる減速処理を行うときは、モ
ータ制御部14に対して、2相励磁方式によってモータ
7を駆動するよう指令し、モータ制御部14は、CPU
11からの指令に基づいて、2相励磁方式によってモー
タ7を駆動する。
【0012】このように、加速処理中及び減速処理中
は、2相励磁方式に切り替えてモータ7を駆動し、等速
処理中は、1−2相励磁方式に切り替えてモータ7を駆
動する。これにより、停止時には必ず2相励磁方式とな
るため、保持力が増加し安定する。これは、1相停止状
態にならないためである。また、モータ7を駆動すると
きに最もトルクが必要な加速時及び減速時に2相励磁方
式となるため、必要なトルクを引き出すことができる。
さらに、通常の印刷を行うときは、1−2相励磁方式
(ハーフステップ処理)による等速処理を行うので、2
相励磁方式(フルステップ処理)において発生しやすい
通常印字状態における共振周波数の影響を抑えることが
でき、共振点振動やノイズの発生を抑制することができ
る。
【0013】ラベルプリンタ等の制御においても、印字
スピードは低速(例えば、50ミリメートル/秒(mm
/s))から高速(例えば、250mm/s)までの任
意の速度を要求されるのが一般的であるが、低速時にお
いて、2相励磁方式でモータ7を駆動すると、オーバー
パワーとなり、共振、ノイズ等の発生原因となる。この
ため、低速印刷時はモータ7の駆動方式を1−2相励磁
方式に切り替える。また、高速印刷時は2相励磁方式に
切り替えても回転数が高いため、共振点振動は低減さ
れ、高速でラベル1を搬送するのに必要なトルクを引き
出すことができる。
【0014】例えば、図3に示すように、時刻a(現在
値)から時刻b(等速切替え値)までラベル1を搬送す
る場合を考える。図3は、ラベル1が搬送されるときの
速度と相切替えのタイミングの関係を示している。横軸
は時刻を表し、縦軸は速度を表している。
【0015】現在の時刻(時刻の現在値)aから時刻b
(等速に切り替える時刻(等速切替え値))までの間、
ラベル1を搬送する搬送速度を加速する加速処理を行
い、時刻bにおいて所定の速度に達したとき、ラベル1
を一定の速度で搬送する等速処理に切り替える。その
後、一定の速度でラベル1が搬送され、時刻c(減速処
理に切り替える時刻(減速切替え値))になったとき、
減速処理に切り替え、最後に、時刻d(目的値)でラベ
ル1を所定の停止位置で停止させる。
【0016】以下、図4及び図5のフローチャートを参
照して、制御部10の動作について説明する。図4は、
制御部10がモータ7を駆動制御するときに、1−2相
励磁方式と2相励磁方式を切り替える相切替え処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【0017】まず最初に、ステップS1において、CP
U11は、ラベルプリンタの初期化を行う。例えば、後
述する加速リクエストフラグ、等速リクエストフラグ、
減速リクエストフラグ、減速終了フラグ等の各種フラグ
の値を0に初期化する。
【0018】次に、ステップS2において、CPU11
により、用紙搬送が必要か否かが判定される。この例の
場合、ラベル1とラベル1が剥離可能に貼付された台紙
2を所定の搬送方向に搬送する必要があるか否かが判定
される。その結果、ラベル1と台紙2を搬送する必要が
ないと判定された場合、処理を終了する。一方、ラベル
1と台紙2を搬送する必要があると判定された場合、ス
テップS3に進み、ラベル1の現在位置と移動すべき距
離が算出される。図3に示した例の場合、時刻aに対応
する搬送開始時の位置から時刻dに対応する搬送停止時
の位置(停止位置)までの距離が移動距離であり、CP
U11は、時刻aから時刻dまでの間、ラベル1を効率
的に搬送するために、加速処理を行う期間(b−a)、
等速処理を行う期間(c−b)、減速処理を行う期間
(d−c)を所定の計算によって算出する。
【0019】次に、ステップS4において、搬送処理を
実行する割り込み処理プログラムを起動するとともに、
加速リクエストフラグ(図では単に加速リクエストと記
載している)をONにセットする。そして、加速処理を
行う期間を設定するためのカウント値がセットされる加
速カウンタに所定のカウント値(加速カウント)をセッ
トする。次に、等速処理を行う期間を設定するためのカ
ウント値がセットされる等速カウンタに所定のカウント
値(等速カウント)をセットする。さらに、減速処理を
行う期間を設定するためのカウント値がセットされる減
速カウンタに所定のカウント値(減速カウント)をセッ
トする。その後、処理を終了する。
【0020】図5は、搬送処理を実行する割り込み処理
プログラム(以下では適宜単に、割り込み処理プログラ
ムと記載する)の処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。この割り込み処理プログラムは、CPU1
1により、所定の時間間隔で繰り返し起動され、実行さ
れる。いま、図3に示すように、時刻aにおいてラベル
1及び台紙2の搬送が開始されるものとする。割り込み
処理プログラムが起動されると、まず最初に、ステップ
S11において、CPU11により、加速処理であるか
否かが判定される。即ち、ラベル1及び台紙2を搬送す
る搬送速度を加速させる処理を行うか否かが判定され
る。いまの場合、加速リクエストフラグがONにセット
されているので、加速処理であると判定され、ステップ
S12に進む。ステップS12においては、CPU11
は、モータ7を制御する方式を2相励磁方式に切り替え
て、加速カウンタのカウント値(加速カウント)を1だ
け減少させる。これにより、モータ制御部14は、2相
励磁方式でモータ7を制御し、モータ7の回転速度を加
速させていく。
【0021】次に、ステップS13において、加速カウ
ンタのカウント値が0になったか否かが判定される。加
速カウンタのカウント値が0ではない、即ち、引き続き
加速処理が行われると判定された場合、処理を終了す
る。
【0022】次に、割り込み処理プログラムが再起動さ
れると、ステップS11乃至ステップS14の処理が繰
り返し実行される。そして、ステップS13において、
加速カウンタのカウント値が0であると判定され、加速
終了であると判定されるまで、この割り込み処理プログ
ラムが繰り返し起動され、ステップS11乃至ステップ
S14の処理が繰り返し実行される。その間、加速処理
が実行され、ラベル1の搬送速度は加速される。
【0023】ステップS13において、加速カウンタの
カウント値が0であると判定されると、ステップS14
に進み、等速リクエストフラグがONにセットされ、加
速リクエストフラグがOFFにセットされる。その後、
処理を終了する。
【0024】次に、割り込み処理プログラムが再起動さ
れると、ステップS11において、加速リクエストフラ
グはOFFにセットされているので、加速処理ではない
と判定され、ステップS15に進む。ステップS15に
おいては、等速リクエストフラグがONにセットされて
いるので、等速処理であると判定され、ステップS16
に進む。即ち、図3においては、加速処理が終了し、等
速処理が開始される時刻bに対応する。
【0025】ステップS16においては、モータ7を制
御する方式を1−2相励磁方式に切り替えて、等速カウ
ンタのカウント値(等速カウント)を1だけ減少させ
る。
【0026】次に、ステップS17において、等速カウ
ンタのカウント値が0になったか否かが判定される。等
速カウンタのカウント値が0ではない、即ち、引き続き
等速処理が行われると判定された場合、処理を終了す
る。
【0027】次に、割り込み処理プログラムが再起動さ
れると、ステップS15乃至ステップS18の処理が繰
り返し実行される。そして、ステップS17において、
等速カウンタのカウント値が0であると判定され、等速
処理を終了すべきであると判定されるまで、この割り込
み処理プログラムが繰り返し起動され、ステップS15
乃至ステップS18の処理が繰り返し実行される。その
間、等速処理が実行され、ラベル1の搬送速度は一定の
速度(等速)で固定される。
【0028】ステップS17において、等速カウンタの
カウント値が0であると判定されると、ステップS18
に進み、減速リクエストフラグがONにセットされ、等
速リクエストフラグがOFFにセットされる。その後、
処理を終了する。
【0029】次に、割り込み処理プログラムが再起動さ
れると、ステップS11において、加速リクエストフラ
グはOFFにセットされているので、加速処理ではない
と判定され、ステップS15に進む。ステップS15に
おいては、等速リクエストフラグはOFFにセットされ
ているので、等速処理ではないと判定され、ステップS
19に進む。ステップS19においては、減速リクエス
トフラグがONにセットされているので、減速処理であ
ると判定され、ステップS20に進む。即ち、図3にお
いては、等速処理が終了し、減速処理が開始される時刻
cに対応する。
【0030】ステップS20においては、モータ7を制
御する方式を2相励磁方式に切り替えて、減速カウンタ
のカウント値(減速カウントの値)を1だけ減少させ
る。
【0031】次に、ステップS21において、減速カウ
ンタのカウント値が0になったか否かが判定される。減
速カウンタのカウント値が0ではない、即ち、引き続き
減速処理が行われると判定された場合、処理を終了す
る。
【0032】次に、割り込み処理が再起動されると、ス
テップS19乃至ステップS22の処理が繰り返し実行
される。そして、ステップS21において、減速カウン
タのカウント値が0であると判定され、減速処理を終了
すべきであると判定されるまで、この割り込み処理プロ
グラムが繰り返し起動され、ステップS19乃至ステッ
プS22の処理が繰り返し実行される。その間、減速処
理が実行され、ラベル1の搬送速度は減速される。
【0033】ステップS21において、減速カウンタの
カウント値が0であると判定されると、ステップS22
に進み、減速終了フラグがONにセットされ、減速リク
エストフラグがOFFにセットされる。その後、処理を
終了する。
【0034】このようにして、2相励磁方式で駆動され
たモータ7による加速処理が図3に示した時刻aから時
刻bまでの間、実行され、次に、1−2相励磁方式で駆
動されたモータ7による等速処理が時刻bから時刻cま
での間、実行され、次に、2相励磁方式で駆動されたモ
ータ7による減速処理が時刻cから時刻dまでの間、実
行され、最後に、2相励磁方式で駆動されたモータ7の
回転力によって搬送されたラベル1が時刻dで停止す
る。
【0035】このように、トルクの必要な加速中及び減
速中には2相励磁方式でモータ7を駆動し、等速中は1
−2相励磁方式でモータ7を駆動する。これにより、搬
送速度、即ち、モータ7の回転速度と、トルクのバラン
スを取ることができる。また、搬送速度(印字スピー
ド)別に駆動方式を切り替えることにより、共振点振動
を抑制しつつトルクを得る最適化処理を行うことができ
る。例えば、搬送速度が低速時には1−2相励磁方式に
切り替え、高速時には2相励磁方式に切り替えるように
する。
【0036】以上説明したように、本実施の形態により
次のような効果を得ることができる。即ち、搬送距離に
応じて、加速処理を行う期間、等速処理を行う期間、減
速処理を行う期間を決定し、各処理を順次実行するの
で、振動やノイズを最小限にするとともに、停止時には
必ず2相励磁方式でモータ7を駆動するようにして保持
力を高め、安定した停止状態を作り出すことができる。
また、トルクが最も必要となる加速時や減速時に、必要
なトルクを得ることができる。また、駆動方式を切り替
えて効率的に搬送処理を行うことができるので、平均の
搬送速度を可能な限り高速にすることもできる。
【0037】なお、上記実施の形態においては、本発明
をラベルプリンタに適用する場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、他の印刷装置にも本発
明を適用することができる。
【0038】また、上記実施の形態においては、台紙に
剥離可能に貼付されたラベルに文字や図形等を印刷する
場合について説明したが、台紙なしラベルに文字や図形
等を印刷する場合にも本発明を適用することができる。
【0039】また、上記実施の形態の構成及び動作は例
であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更す
ることができることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る印刷装置およ
び印刷方法によれば、ステッピングモータを複数の駆動
方法で駆動し、ステッピングモータが駆動されるときの
駆動方法を所定のタイミングで切り替え、駆動方法が切
り替えられるタイミングを制御する。そして、媒体の所
定の搬送方向への搬送を開始するとき、駆動方法の所定
のものに切り替え、媒体を搬送方向に搬送する搬送速度
が所定の速度に達したとき、駆動方法の他の所定のもの
に切り替え、媒体を所定の位置で停止させるために、媒
体を搬送方向に搬送する搬送速度の減速を開始すると
き、駆動方法の所定のものに切り替えるようにしたの
で、駆動方法を適宜切り替えてステッピングモータを駆
動制御することにより、ステッピングモータの性能を最
大限に活かして効率的な搬送処理を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を応用したラベルプリンタの
一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】図1の制御部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】加速処理、等速処理、減速処理のタイミングを
示す図である。
【図4】相切り替え処理の処理手順を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】搬送処理を行う割り込み処理プログラムの処理
手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ラベル 2 台紙 3 ラベル連続体 4 供給軸 5 印刷ヘッド 6 プラテンローラ 7 ステッピングモータ 8 ベルト 9 位置検出センサ 10 制御部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 モータ制御部 15 印刷制御部 16 センサ制御部 17 外部インタフェース 18 入力部 19 モニタ 20 インタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータを含む搬送装置を有
    し、前記搬送装置が所定の媒体を所定の搬送方向に搬送
    し、前記媒体に印刷を行う印刷装置であって、 前記ステッピングモータを複数の駆動方法で駆動する駆
    動手段と、 前記駆動手段が前記ステッピングモータを駆動するとき
    の前記駆動方法を所定のタイミングで切り替える切り替
    え手段と、 前記切り替え手段が前記駆動方法を切り替える前記タイ
    ミングを制御する制御手段とを備え、 前記切り替え手段は、前記媒体の前記搬送方向への搬送
    を開始するとき、前記駆動方法の所定のものに切り替
    え、前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送速度が所定
    の速度に達したとき、前記駆動方法の他の所定のものに
    切り替え、前記媒体を所定の位置で停止させるために、
    前記媒体を前記搬送方向に搬送する前記搬送速度の減速
    を開始するとき、前記駆動方法の所定のものに切り替え
    ることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動方法の所定のものは、2相励磁
    方式であり、前記駆動方法の他の所定のものは、1−2
    相励磁方式であることを特徴とする請求項1に記載の印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 ステッピングモータを含む搬送装置を有
    し、前記搬送装置が所定の媒体を所定の搬送方向に搬送
    し、前記媒体に印刷を行う印刷装置における印刷方法で
    あって、 前記ステッピングモータを複数の駆動方法で駆動する駆
    動ステップと、 前記駆動ステップにおいて前記ステッピングモータが駆
    動されるときの前記駆動方法を所定のタイミングで切り
    替える切り替えステップと、 前記切り替えステップにおいて前記駆動方法が切り替え
    られる前記タイミングを制御する制御ステップとを備
    え、 前記切り替えステップにおいては、前記媒体の前記搬送
    方向への搬送を開始するとき、前記駆動方法の所定のも
    のに切り替え、前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送
    速度が所定の速度に達したとき、前記駆動方法の他の所
    定のものに切り替え、前記媒体を所定の位置で停止させ
    るために、前記媒体を前記搬送方向に搬送する前記搬送
    速度の減速を開始するとき、前記駆動方法の所定のもの
    に切り替えることを特徴とする印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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