JP2002034178A - 出力切換装置 - Google Patents

出力切換装置

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JP2002034178A JP2000214675A JP2000214675A JP2002034178A JP 2002034178 A JP2002034178 A JP 2002034178A JP 2000214675 A JP2000214675 A JP 2000214675A JP 2000214675 A JP2000214675 A JP 2000214675A JP 2002034178 A JP2002034178 A JP 2002034178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、商用同期運転機能のないイ
ンバータ回路と直送回路出力との間の切り換えを、横流
を伴わず高速で行うことができる安価な出力切換装置を
提供することである。 【解決手段】 この請求項1記載の発明によれば、直送
回路出力とインバータ出力間の高速切り換え用に第1の
電磁接触器3を設け、更に直送回路1からインバータ2
への切り換え時に生じる横流を防止するために、直送回
路1を一時遮断する第2の電磁接触器4を設けて、直送
回路1からインバータ2へ切り換える際は、第2の電磁
接触器4を「開」状態とし、次いで第1の電磁接触器3
をインバータ2側へ切り換えて、出力端子にインバータ
電源を供給し、インバータ2から直送回路1へ切り換え
る際は、第2の電磁接触器4を「閉」状態とし、次いで
第1の電磁接触器3を直送回路1側へ切り換えて、出力
端子に直送電源を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無停電電源装置の
インバータ出力と直送回路出力とを切り換えるためのA
Cスイッチとして使用される出力切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電源供給システムの信頼性向上の
ための無停電電源装置の設置は、電気系システムにおい
て不可欠なものとなっている。
【0003】無停電電源装置のインバータ回路と直送回
路とを切り換えるために設けられたACスイッチには高
速動作が必要とされる。反面、ACスイッチの高速切り
換え動作には、切り換え動作の高速性に起因する困難が
存在する。すなわち、直送回路とインバータ回路とは周
波数および位相は一致せず、インバータ回路と直送回路
の非同期運転状態においては一般に位相差が生じ、前記
高速切り換え動作による位相差に伴う横流が発生し、イ
ンバータの保護回路が誤動作するという不具合があっ
た。
【0004】したがって従来より、前記横流による不具
合を解消し、高速動作を実現するACスイッチの開発が
行われてきた。
【0005】例えば、前記ACスイッチとして半導体ス
イッチを用いる場合がある。この場合、自己消弧デバイ
スあるいは強制消弧機能を付加し、直送回路とインバー
タ回路に位相差がある非同期運転状態でも、電流を一旦
遮断した後に切り換え動作を行い、直送回路とインバー
タ回路の切り換え時における横流発生を防止している。
また、半導体スイッチと電磁接触器を組み合わせたハイ
ブリッド形も用いられている。
【0006】安価なACスイッチとしては、c接点構成
の電磁接触器やリレーが使用されている。c接点構成の
電磁スイッチにおけるa接点とb接点間の切り換え時間
は、接点の動作時間であるストローク動作時間で決ま
る。
【0007】さらに、2組の電磁接触器を用いて切り換
え操作を行う方式がある。この方式では直送回路とイン
バータ回路の各々に電磁接触器を設け、電気的インター
ロックまたは機械的インターロックを設けることによ
り、2組の電磁接触器間の相互切り換えをなし、インバ
ータ回路の非同期運転状態においても直送回路とインバ
ータ回路の切り換え時における横流発生を防止してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の手法には、それぞれ以下のような課題が
あった。第1に、前記半導体スイッチを用いる場合、直
送回路とインバータ回路間の切り換え動作を電流遮断後
に行うため、回路全体が複雑化してしまうという問題が
あった。
【0009】この場合、直送給電用スイッチ部に半導体
スイッチを用いるので、直送給電中においても制御電源
が必要となり、回路のフェイルセーフ性の低下を招くと
いう問題も存在した。
【0010】第2に、前記c接点構成の電磁接触器のみ
を用いる場合、直送回路とインバータ回路との間の高速
切り換え動作に伴う横流を防止するため、商用同期運転
機能を持つ高価なインバータを用いる必要があり、前記
c接点構成の安価な電磁接触器を用いるのにも関わら
ず、結局、無停電電源装置自体が高価なものになってし
まうという問題があった。
【0011】この場合、前記商用同期運転機能を持つ高
価なインバータを用いず直送回路にインピーダンスを設
けて横流を抑制することも可能であるが、逆相状態を考
慮すると、このインピーダンスは大きな値となり定常直
送給電時に大きな電圧降下を発生させてしまうという問
題もあった。
【0012】第3に、前記2組の電磁接触器を用いる方
式の場合、直送回路とインバータ回路の切り換え時にお
ける電磁接触器の動作遅れが、1台の電磁接触器のオフ
時遅れ動作時間と、もう1台の電磁接触器のオン時遅れ
動作時間との合計となり、直送回路とインバータ回路間
における高速切り換え動作が困難であるという問題があ
った。
【0013】そこで本発明の課題は、商用同期運転機能
のないインバータ回路と直送回路間の切り換えを、横流
を伴わず高速で行うことができる安価な出力切換装置を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
直送回路出力とインバータ出力とを切り換えて負荷に出
力する出力切換装置(例えば図1の出力切換装置10)
において、直送回路の出力段、インバータの出力段、お
よび前記負荷への出力端子と接続され、前記直送回路出
力と前記インバータ出力とを択一的に切り換えるc接点
構成の双投式の第1のスイッチ(例えば図1の第1の電
磁接触器3)と、前記第1のスイッチと前記直送回路の
出力段との間に設けられたb接点構成の第2のスイッチ
(例えば図1の第2の電磁接触器4)と、前記直送回路
出力を前記出力端子から前記負荷に出力する際は、前記
第2のスイッチを閉状態とし、前記第1のスイッチのb
接点を該第2のスイッチを介して前記直送回路の出力段
と接続して、該直送回路出力を該負荷に出力し、前記出
力端子から前記負荷への出力を前記直送回路出力から前
記インバータ出力に切り換える際は、前記第2のスイッ
チを開状態に切り換え、前記第1のスイッチのb接点を
a接点に切り換えて、前記インバータの出力段と接続し
た後、該第2のスイッチを閉状態に切り換え、前記出力
端子から前記負荷への出力を前記インバータ出力から前
記直送回路出力に切り換える際は、前記第1のスイッチ
のa接点をb接点へ切り換える切り換え制御を行う制御
手段(例えば図1の制御部5)と、を備えたことを特徴
とする。
【0015】この請求項1記載の発明によれば、直送回
路出力とインバータ出力間の高速切り換え用にc接点構
成の双投式の第1のスイッチを設け、更に、直送回路出
力からインバータ出力への切り換え時に発生する横流を
防止するために直送回路を一時遮断するためのb接点構
成の第2のスイッチを設ける。
【0016】したがって、直送回路出力からインバータ
出力に切り換える際は、第2のスイッチ動作後に、第1
のスイッチによって直送回路出力からインバータ出力へ
の切り換え動作が行われるため、直送回路出力からの交
流出力は一時遮断され、直送回路出力からインバータ出
力への横流を防止する事が可能となる。更に、直送回路
出力からインバータ出力への切り換え時における動作遅
れは第1のスイッチのオン遅れ動作時間のみであるた
め、高速切り換えが可能となる。
【0017】また、インバータ出力から直送回路出力に
切り換える際は、インバータは並行動作で停止となるた
め、インバータ出力から直送回路出力への横流を回避す
ることができ、更にインバータ出力から直送回路出力へ
の切り換え時における動作遅れは第1のスイッチのオフ
遅れ動作時間のみであるため,高速切り換えが可能とな
る。
【0018】また、2ヶの電磁接触器のみによりACス
イッチを構成するため、安価な高速切り換えスイッチが
実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して本発
明の実施の形態における出力切換装置10について詳細
に説明する。まず、構成を説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態における出
力切換装置10の回路構成を示す図である。図1におい
て、出力切換装置10は、直送回路1、インバータ2、
第1の電磁接触器3、第2の電磁接触器4、および制御
部5により構成されており、制御部5は、第1の電磁接
触器3、第2の電磁接触器4、およびインバータ2の出
力段と、それぞれ信号経路S1、S2、S3を介して接
続されている。
【0021】直送回路1は、図外の商用交流電源(例え
ば交流100V)と接続され、その交流電源を、第1の
電磁接触器3および第2の電磁接触器4を介して出力端
子に接続される負荷(図示せず)に供給する。
【0022】インバータ2は、直送回路1と同様の交流
電源を負荷に供給する電源装置であり、通常、負荷に対
する交流電源の供給はインバータ2によって行われる
(常時インバータ給電方式)。インバータ2が交流電源
を負荷に供給する際、第2の電磁接触器4は解放され、
第1の電磁接触器3はa接点に接続されている。
【0023】インバータ2の出力段は、信号経路S3を
介して制御部5と接続されている。インバータ2の電源
供給状態は信号が経路S3を介して制御部5で検出され
ており、この制御部5から第1の電磁接触器4に出力さ
れる給電切換指令信号によってインバータ2から負荷へ
の電源供給動作は制御される。
【0024】第1の電磁接触器3は双方向スイッチであ
り、a接点はインバータ2の出力段に接続され、b接点
は第2の電磁接触器4に接続され、c接点は出力端子に
接続されている。また、第1の電磁接触器3は信号経路
S1を介して制御部5に接続されている。
【0025】更に、第1の電磁接触器3は、a接点から
b接点への接続切り換えが電磁作用によって行われる
為、切り換え時におけるストローク時間がmsecのオ
ーダーとなり、高速切り換え動作が可能である。
【0026】また,第1の電磁接触器3において、内蔵
する励磁コイル(図示せず)に対し制御部5から信号経
路S1を介して入力される給電切換指令信号がオフ状態
の場合、可動切片はb接点に接続され、その給電切換指
令信号がオン状態の場合、可動切片はa接点に接続され
る。
【0027】第2の電磁接触器4はリレー式スイッチで
あり、この第2の電磁接触器4が有する二つの接点のう
ち一方は直送回路1の出力段に,そしてもう一方は第1
の電磁接触器3のb接点に接続されている。また、第2
の電磁接触器4は信号経路S2を介して制御部5に接続
されている。
【0028】更に、第2の電磁接触器4は、内蔵する励
磁コイル(図示せず)に対して制御部5から信号経路S
2を介して入力される図示しない給電切換指令信号がオ
フ状態の場合、接点は「閉」となる。この第2の電磁接
触器4は、給電切換指令信号(図示せず)がオン状態の
場合、接点が一時的に「開」となるように動作する。
【0029】また、第2の電磁接触器4は、接点の開閉
切り換え動作が電磁作用によって行われる為、高速切り
換え動作が可能である。
【0030】制御部5は、インバータ2の出力段に接続
された信号経路S3を介してインバータ2の電源供給状
態を検出し、その検出結果に基づいて、電磁接触器3お
よび4がそれぞれ内蔵する励磁コイルに対して給電切換
指令信号を出力し、インバータ給電から直送給電への切
り換えを制御する。
【0031】制御部5は、インバータ2の電源供給状態
が、停止もしくは不安定である、と判定した場合、第1
の電磁接触器3が内蔵している励磁コイルに対してオフ
信号を出力し、第1の電磁接触器3の可動切片をb接点
に接続して、直送回路1から負荷に対して交流電源を供
給させる。
【0032】また、制御部5は、インバータ2の給電状
態が正常であると判定した場合、給電切換信号をオン状
態にし、直送給電からインバータ給電への切換を行う。
その際、制御部5は、電磁接触器3および4がそれぞれ
内蔵している励磁コイルに対してオン信号を出力し,第
2の電磁接触器4の接点を「開」とし、次いで第1の電
磁接触器3の可動切片をa接点に接続して、インバータ
2から負荷に対して交流電源を供給させる。更に、制御
部5は、インバータ給電が開始された後、第2の電磁接
触器4が内蔵している励磁コイルに対してオフ信号を出
力し、第2の電磁接触器4の接点を「閉」とする。
【0033】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
2は、本発明の一実施の形態における出力切換装置10
の動作を示すタイミングチャートである。
【0034】図2に従い、インバータ給電時における動
作の説明から始める。本実施の形態における出力切換装
置10は常時インバータ出力方式を用いている。従っ
て、制御部5は,インバータ2の電源供給検出状態が停
止もしくは不安定であると判定するまで、同図(a)の
給電切換指令信号をオン状態とし、同図(b)の第1の
電磁接触器3の接点a−c間をオン(接続)して、負荷
に対するインバータ給電を継続する。
【0035】インバータ2から負荷に交流電源を供給す
ることにより、同図(d)に示す出力端子ではインバー
タ2から供給される交流電力が出力される。
【0036】なお、制御部5は、同図(a)の給電切換
指令信号をオン状態としている間、第2の電磁接触器4
に出力する給電切換指令信号(図示せず)をオフ状態と
して、同図(c)に示す接点の「閉」状態を保つ。
【0037】インバータ給電時において、制御部5は、
インバータ2の電源供給検出状態が、停止もしくは不安
定である、と判断した場合、同図(a)の給電切換指令
信号をオフ状態としてインバータ給電を停止させる。次
いで制御部5は、第1の電磁接触器3が内蔵する励磁コ
イルをオフして、同図(b)の第1の電磁接触器3の接
点b−c間がオン(接続)に切り換わるまでに要するオ
フ時遅れ動作時間T1の間、同図(d)の出力端子の交
流出力を瞬断する。
【0038】前記オフ時遅れ動作時間T1の瞬断後、第
1の電磁接触器3の接点b−c間はオン(接続)とな
り、同図(d)に示す出力端子では直送回路1から供給
される交流電力が出力される。
【0039】なお、制御部5は、同図(a)の給電切換
指令信号をオフ状態としている間、第2の電磁接触器4
に出力する給電切換指令信号(図示せず)をオフ状態と
し、同図(c)に示す接点の「閉」状態を保つ。
【0040】更に直送給電時において、インバータ2の
電源供給状態が正常な状態に回復した場合、手動により
同図(a)の給電切換指令信号をオン状態にしてインバ
ータ給電を再開する。次いで制御部5は、インバータ2
の電源供給検出状態が停止もしくは不安定であると判定
するまで負荷に対するインバータ給電を継続する。
【0041】インバータ2の電源供給状態が正常に回復
し、同図(a)の給電切換指令信号をオフ状態からオン
状態に切り換えてインバータ給電を再開する際、制御部
5は、第2の電磁接触器4に出力する給電切換指令信号
(図示せず)をオン状態とし,第2の電磁接触器4が内
蔵する励磁コイルをオンにする。次いで制御部5は、第
2の電磁接触器4の接点が「開」となるまでに要するオ
ン時遅れ動作時間T2の後、第1の電磁接触器3が内蔵
する励磁コイルをオンして同図(b)の第1の電磁接触
器3の接点a−c間をオン(接続)に切り換える。この
第1の電磁接触器3の接点a−c間がオン(接続)に切
り換わるまでには、オン時遅れ動作時間T3を要する。
この遅れ動作時間T3の間、同図(d)に示す出力端子
の交流出力は瞬断される。
【0042】前記オン時遅れ動作時間T3の瞬断後、第
1の電磁接触器3の接点a−c間はオン(接続)とな
り、同図(d)に示す出力端子ではインバータ2から供
給される交流電力が出力される。
【0043】更に、制御部5は、同図(b)の第1の電
磁接触器3の接点a−c間をオン(接続)した後、第2
の電磁接触器4に出力する給電切換指令信号(図示せ
ず)をオフ状態とし、第2の電磁接触器4が内蔵する励
磁コイルをオフして、同図(c)の第2の電磁接触器4
の接点を「閉」とする。これ以後、制御部5は、同図
(a)の給電切換指令信号を再びオン状態とするまで、
同図(c)に示す接点の「閉」状態を保つ。
【0044】以上説明してきたように、直送回路1とイ
ンバータ2との間の切り換え動作において、直送給電か
らインバータ給電に切り換える場合、制御部5は、まず
第2の電磁接触器4を「開」とし、直送回路からの交流
出力を一時遮断して、第1の電磁接触器3の可動切片を
b接点からa接点に切り換えるため、直送回路1からイ
ンバータ2への横流を防止する事が可能となる。また、
直送給電からインバータ給電への切り換え時における動
作遅れは第1の電磁接触器3のオン遅れ動作時間T3
(数msec)のみであるため、高速切り換え動作が可
能となる。
【0045】更に、インバータ給電から直送給電に切り
換える際は、インバータ2は並行動作で停止するため、
インバータ2から直送回路1への横流は生じない。ま
た、インバータ給電から直送給電への切り換え時におけ
る動作遅れは第1の電磁接触器3のオフ遅れ動作時間T
1(数msec)のみであるため、高速切り換え動作が
可能となる。
【0046】したがって、無停電電源装置の直送回路1
とインバータ2とを相互に切り換えるためのACスイッ
チを2ヶの電磁接触器3および4を用いて構成すること
により、容易かつ安価に直送回路1とインバータ2との
間の高速切り換え動作に伴う横流を防止する事が可能と
なるため、横流を防止するための商用同期運転機能を持
つ高価なインバータを用いる必要がなく、更に、半導体
デバイスを用いたACスイッチに伴う複雑な制御回路を
付加する必要もなくなり,経済性を向上させることがで
きる。
【0047】また、直送給電中は、制御部5より出力さ
れる制御信号がオフ信号であるため、直送給電中に使用
する制御電源を別途設ける必要がなく、動作時における
フェイルセーフ性を向上させることができ、経済的であ
る。
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、直送回路
出力からインバータ出力への切り換え時には、まず第2
のスイッチを解放し、直送回路出力からの交流出力を一
時遮断した後、第1のスイッチを動作させるため、直送
回路出力からインバータ出力への横流が回避され、イン
バータ出力から直送回路出力への切り換え時には、イン
バータは並行動作で停止となるため、インバータ出力か
ら直送回路出力への横流も回避されるので、インバータ
出力と直送回路出力の間の相互切り換え動作に伴う横流
を完全に回避することが可能となる。
【0048】直送回路出力からインバータ出力への切り
換え時、およびインバータ出力から直送回路出力への切
り換え時における動作の遅れは、共に第1のスイッチの
動作時間(数msec)のみによるものであるため、直
送回路出力とインバータ出力との間の高速切り換え動作
が可能となる。
【0049】また、第1および第2のスイッチは共に安
価であるため、製造費用を抑えることができ、更に、第
2のスイッチはオフ時に接続状態となるb接点構成のス
イッチであるため、直送給電時において第2のスイッチ
に電源を投入する必要が無く、無停電電源装置の動作時
における経済性を向上させることができる。
【0050】また、第1および第2のスイッチは共に電
磁作用によって動作する電磁スイッチであるため、半導
体スイッチを用いた場合に比べて制御部の回路構成をシ
ンプルにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における出力切換装置1
0の回路構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態における出力切換装置1
0の動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 直送回路 2 インバータ 3 第1の電磁接触器 4 第2の電磁接触器 5 制御部 10 出力切換装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直送回路出力とインバータ出力とを切り換
    えて負荷に出力する出力切換装置において、 直送回路の出力段、インバータの出力段、および前記負
    荷への出力端子と接続され、前記直送回路出力と前記イ
    ンバータ出力とを択一的に切り換えるc接点構成の双投
    式の第1のスイッチと、 前記第1のスイッチと前記直送回路の出力段との間に設
    けられたb接点構成の第2のスイッチと、 前記直送回路出力を前記出力端子から前記負荷に出力す
    る際は、前記第2のスイッチを閉状態とし、前記第1の
    スイッチのb接点を該第2のスイッチを介して前記直送
    回路の出力段と接続して、該直送回路出力を該負荷に出
    力し、前記出力端子から前記負荷への出力を前記直送回
    路出力から前記インバータ出力に切り換える際は、前記
    第2のスイッチを開状態に切り換え、前記第1のスイッ
    チのb接点をa接点に切り換えて、前記インバータの出
    力段と接続した後、該第2のスイッチを閉状態に切り換
    え、前記出力端子から前記負荷への出力を前記インバー
    タ出力から前記直送回路出力に切り換える際は、前記第
    1のスイッチのa接点をb接点へ切り換える切り換え制
    御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする出力切換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008253033A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電力貯蔵装置
WO2010029854A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 サンケン電気株式会社 無停電電源装置

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