JP2002031835A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002031835A
JP2002031835A JP2000216188A JP2000216188A JP2002031835A JP 2002031835 A JP2002031835 A JP 2002031835A JP 2000216188 A JP2000216188 A JP 2000216188A JP 2000216188 A JP2000216188 A JP 2000216188A JP 2002031835 A JP2002031835 A JP 2002031835A
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battery
camera
secondary battery
charging
unit
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JP2000216188A
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Takatoshi Nishida
隆勇 西田
Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システムが大型化せず、充電が間に合わずに撮
影ができなくなることなく、一次電池を用いて撮影者が
充電のことを気にせずフルオートの撮影を行うことので
きるカメラを提供することである。 【解決手段】このカメラにあっては、大電流パワー系の
第1のユニットと比せ庄信号系の第2のユニットを有し
ており、上記第1及び第2のユニットが、ユニット毎に
異なる電池を有している。そして、上記第1のユニット
電池は一次電池12であり、上記第2のユニットの電池
は二次電池7aで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次電池、二次電
池等、複数の電池を利用した、より便利なカメラの技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、太陽電池のクリーンで廉価なエ
ネルギーをカメラに利用した例は、古くから知られてい
る。例えば、特開昭57−627号公報には、一般的な
一次電池と太陽電池を併用可能としたカメラが提案され
ている。この発明では、一次電池よりも、コストのかか
らない太陽電池を優先してカメラを操作する技術が開示
されている。
【0003】また、特開平9−36409号公報には、
太陽電池、AC電源、一次電池で作動するカメラの例が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平9−36409号公報は、電池消耗に際して、どの
ような電池でも使用可能であるという利点を提案したも
のであるが、各電源に応じてカメラケースやアダプタ等
を必要とし、システムが大型化するという課題を有する
ものであった。
【0005】また、カメラの外装のレベルの大きさの太
陽電池での光電変換では、現在主流となっている電子制
御のフルオートカメラを十分に作動させることは困難で
あり、太陽電池を優先的に用いようとしても、実際は上
述のようなシステムでは一次電池の消耗を避けることが
できなかった。
【0006】一方、太陽電池で全ての制御を行うことを
前提とした考え方では、カメラの小型化ができず、いざ
という時に充電が間に合わずに、撮影ができない製品と
なる虞れがあった。
【0007】したがって本発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであり、システムが大型化することなく、ま
た、太陽電池によって充電が間に合わずに撮影ができな
くなることなく、一次電池を用いて撮影者が太陽電池の
ことを気にせずフルオートの撮影を行うことのできるカ
メラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、第1
のユニットと第2のユニットを有するカメラに於いて、
上記第1及び第2のユニットは、ユニット毎に異なる電
池を有し、上記第1のユニット電池は一次電池であり、
上記第2のユニットの電池は二次電池で構成されること
を特徴とする。
【0009】また本発明は、第1の電源である一次電池
と、第2の電源である二次電池を有するカメラに於い
て、上記二次電池の消費状態若しくは充電状態に従っ
て、カメラ動作の電源を上記第1若しくは第2の電源に
切換える制御手段を具備することを特徴とする。
【0010】本発明のカメラにあっては、第1のユニッ
トと第2のユニットを有しており、上記第1及び第2の
ユニットが、ユニット毎に異なる電池を有している。そ
して、上記第1のユニットの電池は一次電池であり、上
記第2のユニットの電池は二次電池で構成される。
【0011】また本発明は、第1の電源である一次電池
と、第2の電源である二次電池を有するカメラにあっ
て、上記二次電池の消費状態若しくは充電状態に従っ
て、制御手段が、カメラ動作の電源を上記第1若しくは
第2の電源に切換える。
【0012】本発明のカメラによれば、通常は従来のカ
メラと同様、撮影者は一次電池を用いて太陽電池のこと
を気にせずにフルオートの撮影を行うことができ、微小
な電流しか使用しない回路には、太陽電池によってチャ
ージされた二次電池を利用して、上記一次電池の消耗を
抑えて長持ちさせる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図2は、本発明のカメラの概略を示すブロ
ック構成図である。
【0015】図2に於いて、本発明のカメラは、大電流
パワー系(アクチュエータ系)の構成要素たる第1ユニ
ット41と、微小信号系の構成要素たる第2ユニット4
2と、上記第1ユニット41に電源を供給する一次電池
43と、主に第2ユニット42に電源を供給する二次電
池44とを有して構成される。
【0016】本発明は、ピント合わせ露出、フイルム巻
上げ、巻戻し等のフルオートカメラの機能を有するカメ
ラに対し、二次電池44を付加し、上記カメラのうち、
二次電池に相応しい制限された機能のみを太陽電池によ
って作動可能としたものである。
【0017】このような構成により、微小信号系と大電
流パワー系(アクチュエータ系)が分離できるので、ア
クチュエータ駆動時のノイズから分離して、測距や測光
等の微小電流を扱う動作を安定して行うことができると
いう利点もある。
【0018】本発明の二次電池は、微小電流系に相応し
い容量なので、小型化でき、また太陽電池によっても容
易に短時間で充電可能である。
【0019】フルオートカメラの動作、つまりピント合
わせ、露出、巻上げといったシーケンスを全て終了する
だけのエネルギーを、短時間で太陽電池によって充電さ
れる二次電池から得るには、巨大な面積が必要となる。
また、上記シーケンスに必要な電磁石やドライバ等、ア
クチュエータのドライブには高い電圧が必要になるが、
このような仕様に対応するにも上記太陽電池の面積は拡
大される傾向となる。
【0020】一方で、ストロボ等は、莫大なエネルギー
を必要とするので、太陽電池を前提とした二次電池を使
用することには適していない。
【0021】しかしながら、上述した二次電池がAC充
電可能なものであれば、その限りではないものである。
【0022】以下、本発明の一実施の形態について説明
する。
【0023】図5は、本発明の一実施の形態によるカメ
ラの外観を示した斜視図であり、(a)は電池の装填時
の状態を示した図、(b)は撮影可能状態時を示した図
である。
【0024】図5(a)及び(b)に於いて、カメラボ
ディ1の前面には、撮影レンズ2と、測距、測光用窓3
及びファインダ対物レンズ4と、ストロボ発光部5と、
上記撮影レンズ2を保護するための摺動自在のバリア6
等が設けられている。
【0025】また、カメラボディ1の上面には、レリー
ズスイッチ9aと、モード切換スイッチ9bと、LCD
表示部10とが配置されている。
【0026】更に、カメラボディ1の側面には電池蓋1
1が設けられている。この電池蓋11内には、電池(一
次電池)12を装填するための電池室(図示せず)が設
けられており、電池蓋11を閉じることによって該電池
12が落下しないようになっている。尚、電池12は、
アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池を想定してい
る。また、カメラボディ1内には、組込み式の二次電池
7aが設けられており、太陽電池7やAC充電器15に
よって充電可能となっている。
【0027】図5(b)に示されるように、バリア6が
スライドされて撮影可能状態にすると、撮影レンズ2、
測距、測光用窓3及びファインダ対物レンズ4が現れ
る。測距、測光用窓5から入射された光の量や、像信号
によって被写体を正しく撮影するためのピント合わせ情
報や、露出情報が得られる。
【0028】こうして得られた情報や、レリーズスイッ
チ9aの操作に従って、所定のシーケンスで撮影制御す
るのがカメラ内部に設けられたワンチップマイクロコン
ピュータ等の演算制御手段である。
【0029】図1は、このカメラの電気系の構成を示し
たブロック図である。
【0030】図1に於いて、CPU20は、上述したワ
ンチップマイクロコンピュータ等で構成される演算制御
手段である。上記CPU20には、上記太陽電池7、ス
イッチ9、LCD表示部10、一次電池12の他に、二
次電池7a、第1フィルタ21、第2フィルタ22、撮
影動作部23、A/D変換部24、電流源25、スイッ
チ26、A/D変換部27、及び切換スイッチ(SW)
28が接続されている。更に、上記二次電池7aは、A
C充電器15と接続可能になっている。
【0031】また、上記第1フィルタ21とスイッチ2
6の間には分圧用の抵抗24aが接続され、第2フィル
タ22と二次電池7aの間にはモニタ用の抵抗27aが
接続されている。上記第2フィルタ22は、後述するよ
うに、スイッチ22aと、カレントミラー回路22bと
抵抗22cとを有して構成される。
【0032】尚、上記撮影動作部23は、ストロボ発光
部5と、被写体へのピントを合わせるピント合わせ部3
1と、測光してシャッタを制御する露出制御部32と、
フィルムの巻上げ、巻戻しを行うフィルム給送回路33
とを有して構成される。
【0033】大電流が必要なアクチュエータ用回路等
は、切換スイッチ28を介して、一次電池12または二
次電池7aからフィルタを介さず電流供給される。そし
て、上記撮影動作部23内のピント合わせ部31を例に
とれば、ピント合わせレンズ駆動用のモータ等(図示せ
ず)は、フィルタを介さずに電流供給されるが、測距用
回路等は、微小信号が与えられるので、より安定したフ
ィルタを介した電源が利用される。
【0034】このような構成に於いて、CPU20は、
消費電流も作動可能電圧も低いので、第1及び第2フィ
ルタ21及び22を介して、カメラ内部に組込まれた二
次電池7aによってエネルギー供給されて動作される。
【0035】第1フィルタ21または第2フィルタ22
は、電池からの電流使用時の電圧降下等を平滑化するた
めのものであり、この安定化された電圧によって撮影動
作部23のうち信号処理系の回路がエネルギー供給され
る。
【0036】また、大電流が必要なアクチュエータ用回
路等は、切換スイッチ28を介して一次電池12、また
は二次電池7aからフィルタを介さず電流供給される撮
影動作部23内のピント合わせ部31を例にとれば、ピ
ント合わせレンズ駆動用のモータ等はフィルタを介さず
電流供給されるが、測距用回路等は、微小信号を与える
ので、より安定したフィルタを介した電源を利用する。
【0037】CPU20は、スイッチ9の入力状態を検
出して、測距、測光機能の情報入力部から得た情報を基
に、ピント合わせやストロボ発光、シャッタ制御やフィ
ルムの巻上げを行う。そして、図3に示されるように、
ユーザに必要なフィルム駒数等の情報10aをLCD表
示部10に表示制御する。
【0038】また、電池電圧のモニタ結果も、バッテリ
チェック結果として、電池マーク10bのようにLCD
表示部10に表示する。バッテリチェック表示は、一次
電池12の残量を示したもので、図1の回路では、電流
源25をオンした時に電池電圧を抵抗24aで分圧した
結果をA/D変換部24で入力して所定の電圧と比較し
て行う。
【0039】この結果は、LCD表示部10に表示され
るが、電池が消耗してくれば、LCD表示部10の電池
マーク10bの黒い部分が減少していくようにして、ユ
ーザに容易に認識できるようにする。
【0040】また、二次電池7aは、太陽電池7の出力
電流によってダイオード7bと抵抗27aを介して充電
されるが、抵抗27aの両端電圧をA/D変換部27で
モニタすることによって、CPU20は、その充電電流
や充電電圧を検出することができる。二次電池7aの消
耗時に新品の一次電池を挿入すると、電位差によって第
2フィルタ22内のカレントミラー回路22bと抵抗2
2cに電流が流れ、一次電池12から二次電池7aに充
電が行われるようになっている。
【0041】本発明では、上述したように、一次電池を
アクチュエータ系のメインの電源として利用し、微小電
流の信号系には二次電池を利用することによって、一次
電池の消耗を抑えて長時間の撮影を可能ならしめるが、
場合によっては、二次電池によるアクチュエータ駆動も
行う。これらの電池の切換えは、切換スイッチ28によ
って行われる。例えば、AC充電を前提とした撮影シー
ンでは、高速充電が可能なので、二次電池でアクチュエ
ータ駆動してもよい。
【0042】図4は、切換スイッチ28の具体的な構成
例を示した図である。
【0043】図4に於いて、切換スイッチ28はトラン
ジスタ45、46及び抵抗から構成され、CPU20、
一次電池12、二次電池7aと、ピント合わせレンズ駆
動用のモータ47が接続される。また、49は制御用の
トランジスタである。
【0044】このような構成例に於いて、ピント合わせ
レンズ駆動用のモータ47を駆動する時に、CPU20
は各電池12、7aの電圧状態に応じて、トランジスタ
45または46をトランジスタ48と同時にオンさせ
る。これにより、上記モータ47が回転する。
【0045】このモータ47の回転用エネルギーを一次
電池12から得るか二次電池7aから得るかは、図6に
示されるようなフローチャートによって選択される。
【0046】図6は、本実施の形態に於いて、CPU2
0が図示されない内蔵のROMに記憶されたプログラム
に従って判定、制御するシーケンスをフローチャートに
したものである。
【0047】先ず、ステップS1に於いて、メインスイ
ッチの状態が判定される。このメインスイッチは、上述
したバリア6の開閉状態に連動するもので、バリア6が
開状態でオン、閉状態でオフとなる。このCPU20の
判定等は微小電流で済むので、基本的には二次電池7a
のエネルギーで行われる。
【0048】メインスイッチがオフの場合は、図7に示
されるように、AC充電器15による充電が可能とされ
る。したがって、ステップS8にて二次電池7aの電圧
値が判定される。
【0049】ここで、二次電池7aの電圧が十分な場合
は、ステップS9に移行して、一旦、二次電池7aへの
充電がオフされる(第2フィルタ22内のスイッチ22
aがオン)。そして、二次電池7aの電圧が不十分な場
合と同様に、ステップS10にて、AC充電が行われて
いるか否かが判定される。これは、二次電池7aへ流入
する電流量を、抵抗27aの両端のモニタによって判定
すればよい。上述したように、メインスイッチのオフ時
でも、充電OKと判定されると、ステップS9にて充電
がオフにされて過充電による電池の劣化が防止される。
【0050】AC充電が行われている場合、充電が完了
すればステップS11にて、AC充電フラグが“1”と
されて、続くステップS12でAC充電OKの表示が行
われる。
【0051】カメラ外装のLCD表示部10には、図8
に示されるように、種々の情報が表示されるが、上記ス
テップS12による表示は、マーク10eで表される
「ACOK」の点灯によるものである。その他にも、L
CD表示部10には、例えばフィルム駒数等の情報10
a、電池マーク10b、充電開始の矢印マーク10c、
充電量に応じたバー10dが表示されるようになってい
る。
【0052】また、AC充電が行われていない場合は、
ステップS13に移行して、AC充電フラグが“0”と
され、続くステップS14にて、上記LCD表示部10
内の「AC OK」のマーク10eが消灯される。ユー
ザは、このマークが表示されたことを確認して、図9に
示されるように撮影すれば、図7に示されるような充電
と図9に示されるような撮影を繰り返して、二次電池の
エネルギーを供給しながら長時間の撮影を楽むことがで
きる。
【0053】上記ステップS1にて、メインスイッチが
オンされている場合は、ステップS2に於いて、AC充
電のフラグが判定される。ここで、該フラグが“1”、
すなわち充電が完了したものであれば後述するステップ
S24へ移行するが、該フラグが“0”、すなわち充電
が完了していなければ、ステップS3へ移行する。
【0054】このステップS3及びステップS4にて、
一次電池12のバッテリチェックが行われる。その結
果、一次電池12の電圧でOKであれば、ステップS5
に移行して撮影の有無が判定される。ここで、撮影が行
われる場合は、ステップS6に移行して、一次電池12
からのエネルギー供給によって撮影が行われる。
【0055】一方、上記ステップS5にて、撮影がなさ
れない場合は、ステップS7に移行してメインスイッチ
の状態が判定される。そして、メインスイッチがオフで
あれば本ルーチンを抜け、オンされていれば上記ステッ
プS5に移行する。
【0056】上記ステップS4にて、一次電池12によ
る撮影では不十分であると判定された場合は、ステップ
S15に移行して、二次電池7aが選択されているか否
かが判定される。この判定は、カメラに設けられた切換
スイッチ28の状態に従って行われる。二次電池7aが
選択されないと、ステップS16に移行して、LCD表
示部10の電池マーク10b等による警告が出力され
る。
【0057】一方、上記ステップS15にて、上記切換
スイッチ28がオン、すなわち二次電池7aが選択され
ると、該二次電池7aを使用した撮影が行われる。
【0058】ステップS17及びステップS18では、
選択された二次電池7aのバッテリチェックが行われ
る。その結果、撮影には不十分である場合は、ステップ
S19に移行して二次電池7a等の充電が開始される。
【0059】この充電画なされた後、ステップS20で
は、一次電池12の電圧が十分高いか否かが判定され
る。ここで、該一次電池12の電圧が高くない場合は、
上記ステップS16に移行して一次電池12の警告がな
される。
【0060】これに対し、上記ステップS20にて、一
次電池12の電圧が十分に高いものであった場合は、ス
テップS21へ移行して、一次電池12から二次電池7
aへの充電回路がオンされる。そして、ステップS22
にて該充電回路のオンがなされた旨が表示される。
【0061】このとき、図8に示されるように、LCD
表示部10の充電開始の矢印マーク10cが点灯され、
充電量に応じてバー10dのセグメントが点灯される。
そして、フル充電されたならば、バー10dの全セグメ
ントが点灯されて、ユーザに充電がなされたことを知ら
しめるようにしている。
【0062】また、このときオンされた一次電池12か
ら二次電池7aへの充電は、上記ステップS17のバッ
テリチェックでOKになった場合(ステップS23)等
に終了される。
【0063】すなわち、上記ステップS18にて、選択
された二次電池7aのバッテリチェックが行われた結
果、該二次電池7aの電圧が撮影に十分である場合は、
ステップS23に移行して充電がオフされる。そして、
ステップS24に於いて、撮影の有無が判定される。
【0064】ここで、撮影が行われる場合は、ステップ
S25に移行して、二次電池7aからのエネルギー供給
によって撮影が行われる。
【0065】一方、上記ステップS24にて、撮影がな
されない場合は、ステップS26に移行してメインスイ
ッチの状態が判定される。そして、メインスイッチがオ
フであれば本ルーチンを抜け、オンされていれば上記ス
テップS24に移行する。
【0066】本発明による二次電池は、基本的に微弱電
流用の小容量のものであり、1回の撮影毎に充電しなけ
ればならないが、AC充電の充電力は太陽電池の何百倍
も大きいので、二次電池の容量が小さいこともあって、
即時に充電が可能である。また、太陽電池利用の充電時
も、二次電池の容量が小さいので、従来の太陽電池のカ
メラよりも短時間で高い電圧まで充電可能となってい
る。しかも太陽電池利用時には、CPUや表示等少ない
消費電流のもののみ二次電池エネルギーで補うので(ス
テップS6のようにアクチュエータ等、大電流は一次電
池より供給)、1回の充電で長時間の使用が可能とな
る。
【0067】上述したように、一次電池のバッテリチェ
ック結果が撮影には不十分である場合、カメラに設けら
れた二次電池選択用の切換スイッチがオンされていれ
ば、二次電池が使用された撮影が行われる。この場合、
上述したように、容量が少ないので連続した撮影はでき
ないが、二次電池のバッテリチェック結果がOKなら
ば、一次電池がなくなった後、最後の一枚の撮影は可能
となっている。
【0068】しかし、二次電池のエネルギーを使い切っ
てしまいたくない場合は、二次電池選択用の切換スイッ
チをオフにしておけば撮影は行われず、LCD表示部の
電池マーク等で警告がなされる。この場合、一次電池を
交換すれば、従来のカメラと同様に撮影が続けられる。
【0069】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、従来のフルオートカメラと同様に、一次電池の高い
容量と入手性の良さを生かしつつ、二次電池を併用し
て、撮影可能な時間を延長することができる。二次電池
はAC充電でも太陽充電でも充電可能であり、一次電池
による充電も可能としたので、太陽充電時は、クリーン
で低コストのエネルギーを供給されて、常に満充電状態
とすることができ、一次電池の寿命を延ばすことができ
る。また、一次電池の電圧値がなくなってしまっても、
二次電池のエネルギーで緊急の撮影を可能としている。
【0070】充電の様子はLCD表示部に表示されるの
で、ユーザは安心して二次電池の充電を行いながら撮影
ができる。
【0071】また、AC充電等は、なるべく交換の必要
な一次電池のエネルギーを用いず、図9に示されるよう
な部屋の中の撮影では、図7に示されるように、AC充
電を行いながら一次電池の寿命を長くすることができ
る。
【0072】一次電池利用のカメラは、ユーザがわざわ
ざ充電する必要がないが、本実施の形態によれば、この
一次電池の利点を生かしながら微小電流系は二次電池で
エネルギー供給するので、交換必要な一次電池を長持ち
させることができる。
【0073】更に、二次電池の容量が小さいので、一次
電池でも太陽電池でも容易に充電可能として、ユーザは
充電動作を気にせずに撮影を楽しむことができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易に充電可能な小型の二次電池と、入手性の良く充電
不要な一次電池を併用し、二次電池の充電を気にするこ
となく長時間の撮影が楽しめるカメラを提供することが
できる。また、電源を分離して、より安定して正確なカ
メラ動作を可能とすることができる。
【0075】更に、一次電池の交換頻度を下げることに
より、ゴミを出さない環境にやさしい製品にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの電気系の構成を示したブロッ
ク図である。
【図2】本発明のカメラの概略を示すブロック構成図で
ある。
【図3】LCD表示部の表示例を示した図である。
【図4】切換スイッチ28の具体的な構成例を示した図
である。
【図5】本発明の一実施の形態によるカメラの外観を示
した斜視図であり、(a)は電池の装填時の状態を示し
た図、(b)は撮影可能状態時を示した図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるカメラの動作を説
明するローチャートである。
【図7】カメラをAC充電器で充電している状態の例を
示した図である。
【図8】LCD表示部の表示例を示した図である。
【図9】本実施の形態のカメラによる撮影例を示した図
である。
【符号の説明】
1 カメラボディ、 2 撮影レンズ、 3 測距、測光用窓、 4 ファインダ対物レンズ、 5 ストロボ発光部、 7 太陽電池、 7a 二次電池、 6 バリア、 9a レリーズスイッチ、 9b モード切換スイッチ、 10 LCD表示部、 11 電池蓋、 12 電池(一次電池)、 15 AC充電器、 20 CPU、 21 第1フィルタ、 22 第2フィルタ、 23 撮影動作部、 24 A/D変換部、 25 電流源、 26 スイッチ、 27 A/D変換部、 28 切換スイッチ(SW)、 31 ピント合わせ部、 32 露出制御部、 33 フィルム給送回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のユニットと第2のユニットを有す
    るカメラに於いて、 上記第1及び第2のユニットは、ユニット毎に異なる電
    池を有し、 上記第1のユニット電池は一次電池であり、上記第2の
    ユニットの電池は二次電池で構成されることを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 上記一次電池によって上記二次電池を充
    電可能とした充電回路を更に具備することを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 第1の電源である一次電池と、第2の電
    源である二次電池を有するカメラに於いて、 上記二次電池の消費状態若しくは充電状態に従って、カ
    メラ動作の電源を上記第1若しくは第2の電源に切換え
    る制御手段を具備することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 上記二次電池が交流充電中の状態では、
    上記カメラ動作を上記第2の電源にて行うことを特徴と
    する請求項3に記載のカメラ。
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