JP2508567Y2 - カメラのセルフモ―ド設定装置 - Google Patents

カメラのセルフモ―ド設定装置

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JP2508567Y2
JP2508567Y2 JP1988115908U JP11590888U JP2508567Y2 JP 2508567 Y2 JP2508567 Y2 JP 2508567Y2 JP 1988115908 U JP1988115908 U JP 1988115908U JP 11590888 U JP11590888 U JP 11590888U JP 2508567 Y2 JP2508567 Y2 JP 2508567Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カメラのセルフモード設定装置に関するも
のであり、特に、ストロボ発光撮影が可能であるカメラ
における、複数駒のセルフタイマー撮影を連続して行な
う連続セルフタイマー撮影の設定装置に関する。
(従来技術および考案が解決しようとする問題点) 従来のセルフタイマー付カメラにおいては、複数駒の
セルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフタイマ
ー撮影つまり連続セルフモードの撮影についての設定機
能を有するものがある。ところがこのようなカメラまた
はセルフタイマー機構において、被写体の光量が不量す
るかまたは意図的にストロボを発光させて撮影しなけれ
ばならない場合は、連続セルフモードで撮影するため
に、複数回のストロボ発光を連続して行なわなければな
らない。
したがって、セルフタイマー付カメラのストロボ発光
用電源としてリチウム電池(以降Liと記す。)など比較
的大容量で高電圧の電源を用いた場合には、連続セルフ
タイマー撮影の機能を設けることが可能であったのに対
し、単3電池等比較的小容量で低電圧の電源を発光用電
源として用いた場合は、連続セルフタイマー撮影の機能
を設けることができなかった。
これは、Li電池等は容量または電圧が大きく、短い時
間間隔でも連続のストロボ発光が充分可能であったが、
単3電池等は容量または電圧が小さく、2度目以降の再
充電に要する時間が比較的長かったからである。
つまり、単3電池等小容量または低電圧の電池を使用
した場合、2枚目を撮影する時間を再充電時間に合わせ
て、変動させる(撮影を変動インターバルにさせる)
か、再充電時間を固定して(撮影を固定インターバルに
して)充電不足のまま撮影しなければならなかったから
である。
言いかえると、上記のように変動インターバルにした
場合、毎回の撮影ごとにセルフタイマーのインターバル
が異なり、撮影者にとって不便であり、また固定インタ
ーバルにした場合は、2枚目が露出アンダーになってし
まうか、十分な充電時間を設定することで露出アンダー
は防止できるとしても2枚目の撮影が間延びしたものに
なるかであり、これもまた不便である。
他方、Li電池を用いた場合は、撮影上の不便は生じな
いのであるが、このような大容量電池は高価であること
と、そのように高価であるため需要が少なく、したがっ
て使用場所によっては電池の入手困難な場合がしばしば
生じることとが問題であった。
(問題を解決するための手段) 本考案はストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフタ
イマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセル
フタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードとが
それぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置であ
る。
第1のセルフモード設定装置においては、判断手段と
セルフタイマー設定手段を設けている。上記判断手段
は、前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否
かを判断するように構成されており、上記セルフタイマ
ー設定手段は、一方で、前記判断手段によって前記スト
ロボ発光撮影モードが設定されていないと判断された場
合には、前記一駒、連続セルフモードの設定を何れも許
容するが、他方で前記判断手段によって前記ストロボ発
光撮影モードが設定されていると判断された場合には、
前記連続セルフモードの設定を禁止するように構成され
ている。
第2のセルフモード設定装置においては、判断手段と
格納手段と識別手段とセルフタイマー設定手段とを設け
ている。上記判断手段は、前記ストロボ発光撮影モード
が設定されているか否かを判断するよう構成されてお
り、上記格納手段は、互いに容量が異なると共に形状お
よび/または電圧が異なる大容量電池と小容量電池との
何れか一方を格納するよう構成されており、上記識別手
段は、前記格納手段に格納されている電池が前記大容量
電池と前記小容量電池との何れであるかを前記電池の形
状の相違から識別するよう構成されており、上記セルフ
タイマー設定手段は、一方で、前記判断手段によって前
記ストロボ発光撮影モードが設定されていると判断され
た場合でかつ前記識別手段によって前記格納手段に格納
されている前記電池が前記大容量電池であると識別され
た場合は、前記一駒、前記連続セルフモードの設定を何
れも許容するが、他方、前記判断手段によって前記スト
ロボ発光撮影モードが設定されていると判断された場合
でかつ前記識別判断手段によって前記格納手段に格納さ
れている前記電池が前記小容量電池であると識別された
場合は、前記連続セルフモードの設定は禁止するよう構
成されている。
第3のセルフモード設定装置においては、第2の装置
と同様に判断手段と格納手段と、識別手段とセルフタイ
マー設定手段とを設けている。
ただし、識別手段の機能は異なり、前記格納手段に格
納されている電池が前記高電圧電池と前記低電圧電池と
の何れであるかを前記電池の形状および/または電圧の
相違から識別するよう構成されている。この結果、セル
フタイマー設定手段も、大容量電池か小容量電池かの識
別結果ではなく高電圧電池か低電圧電池かの識別結果に
従うよう構成される。
(作用) 本考案の装置の第1例においては、ストロボ発光用の
電源として低容量または低電圧の電源が使用されている
カメラで、ストロボ発光撮影モードに設定された場合
に、連続セルフモードの設定を禁止するように構成され
ているので、光量不足等の条件であやまって連続セルフ
モードでの撮影を行なわせることがなくなる。
本考案の装置の第2、第3例においては、カメラにス
トロボ発光用の電源として低容量または低電圧の電源が
使用された場合であって、ストロボ発光撮影モードに設
定された場合に、連続セルフモードの設定を禁止するよ
うに構成されているので、光量不足等の条件であやまっ
て連続セルフモードでの撮影を行なわせることがなくな
る。
(実施例) 以下図面を用いて本考案のセルフモード設定装置につ
いて説明を行なう。まず、本考案を実施するためカメラ
に内蔵されたセルフモード設定装置について説明を行な
う。第3図(a)および第3図(b)は本考案の上記装
置の構成を示した図であり、第3図(a)は本考案の第
1実施例の装置の概略の構成を示したものであり、第3
図(b)は本考案の第2実施例および第3実施例の装置
の概略の構成を示したものである。
まず第1実施例について説明を行なう。第3図(a)
に示された装置は、被写体の光量検出手段60と、レリー
ズ手段であるレリーズ釦の半押しスイッチS1および全押
しスイッチS2と、セルフ釦のセルフスイッチS3を有する
セルフタイマー設定手段66とを有しており、これら手段
からの信号は、カメラ制御手段(CPU)61に入力され
る。カメラ制御手段61は、上記の信号に従って本考案の
方法に従った処理つまりプログラムを行なう。ある場合
には、カメラ制御手段は処理結果に従って、セルフ表示
制御手段に指令を送り、シングルまたはダブルセルフモ
ードによる撮影であることを表示するかまたはセルフタ
イマー動作中であることを知らせるためセルフLEDを点
灯させる。また被写体の光量が不足する場合には、カメ
ラ制御手段61は処理プログラムに従って、ストロボ(S
B)制御手段63に指令を送り、不図示の露出制御回路に
接続されているシャッターの開放に同調させて発光管つ
まりストロボを発光させる。さらに、撮影終了後におい
て、カメラ制御手段61はフィルム巻上げ巻戻し制御手段
64に指令を送り、モータを駆動してフィルムの自動巻上
げを行なわせる。これら手段のうち手段60〜64は当業者
にはすでに公知であるため詳細な記述は省略する。
第3図(b)に示された第2実施例および第3実施例
の装置は、第3図(a)の第1実施例のセルフモード設
定装置とほぼ同一であるが、電池の識別手段65と各種電
池の格納手段(図示せず)とが設けられていることが特
徴である。
第2実施例において、この電池の識別手段65は、カメ
ラのストロボ電源または発光管用電源に使用する電池の
容量の大小をその電池の外形または電圧から判定するた
めの識別手段65である。例えば、ストロボ発光用電源
に、寿命が長く従って発光回数が多くしかも充電からの
次の充電までに時間を要さないLi電池など(場合によっ
ては単3電池を多数並列配列した電源)の大容量電源A
を用いた場合には、上記識別手段65はストロボを用いた
撮影においてダブルセルフタイマーまたは2回以上多段
の連続セルフタイマーの設定が可能であることをカメラ
制御手段61に指示する様に構成する。また、ストロボ発
光用電源として、寿命が比較的短かくしかも充電から次
の充電までに時間を要す単3電池などの普通電源Bを用
いた場合には、上記識別手段65は、ストロボを用いた撮
影において連続セルフタイマーの設定が不可能であるこ
とをカメラ制御手段61に指示する。
第3実施例において電池の識別手段65は、カメラのス
トロボ電源に使用する電池の電圧の高低をその電池の外
形または直接に電圧から判定するための手段であるとい
う点で異なるが、判断基準をかえているだけで実質的に
は第2実施例と同一である。
実際には、識別手段65として、電池の形状を識別する
ため、電池格納手段つまり電池の収納室に設けた機械的
電気接点を用い、単3電池が収納されているかLi電池が
収納されているかを両者の形状の差から識別する。また
識別手段65としては、電池の電圧を識別しており、電池
に直接接続された電圧検出装置等を用い、出力電圧が6V
の時はLi電池が使用されていることを判断し、出力電圧
が1.5Vまたは3Vである時は単3電池が1本または2本使
用されていることを判断する。
これら識別手段である電気接点または電圧検出装置を
同時にカメラに設けてもかまわないし、一方のみの識別
手段をカメラに設けてもかまわない。ただし、電圧検出
装置65のみを設ける場合は、カメラに収容する電池の個
数等に制限が生じる場合もある。
第1図,第2図(a)は、本考案の第1実施例のセル
フモード設定装置の動作について説明するための図であ
る。第1実施例の場合ストロボ発光用の電源は単3電池
など比較的寿命の短い普通電池Bを用いていることを前
提としている。そしてこれらの図は、セルフタイマーを
用いた撮影モードまたは普通の撮影モードにおけるカメ
ラ制御手段(CPU)61またはセルフタイマー設定手段66
における処理プログラムを示している。セルフ釦または
レリーズ釦の押圧によってセルフスイッチS3または半押
しスイッチS1が閉じられる(オンになる)。これにより
CPU61が起動されプログラムがスタートする。
第1に通常の撮影モードつまりセルフタイマーを用い
ない場合のセルフモード設定装置の動作について説明を
行なう。
レリーズ釦の押圧と同時に、カメラ内のCPUのプログ
ラムがスタートし、第1図に示したように、まず起動リ
セット処理(1)を行ないCPUおよびセルフタイマー設
定手段66内のメモリ等の初期設定等を行なう。次に、バ
ッテリー・チェック(B,C)処理(2)とAF(焦点位置
検出およびレンズ合焦)処理(3)を行なう。続いて、
被写体輝度に応じた光量検出手段60の出力とあらかじめ
設定されたフィルム感度とに従ってストロボを発光させ
るかどうかの発光識別処理(4)を行なう。図面には示
してないが、自動露出制御のための処理を行なっている
ことは当然である。これら一連の動作および処理(1)
〜(4)は、カメラを撮影可能状態に設定するためのも
のであるが、すでに公知の技術であるため詳細は省略す
る。
これら一連の処理が終了した後、セルフタイマー設定
手段66のセルフスイッチS3が閉状態つまりオン(以降ON
とする)であるかどうか(“S3ON?")の確認を行なう
(5)。この場合通常の撮影モードであるから、セルフ
スイッチS3は当然開状態つまりオフ(以降OFFとする)
であり、プログラムは下方つまりノー(以降NOとする)
の方向に進む。これにより符号(11)で示されたセルフ
モード処理は行なわれなくなる。次にレリーズ釦が全押
しになっているかどうか(“S2ON?")の確認を行ない
(6)、ノーの場合つまりレリーズ釦が全押しになって
ない時は、レリーズ釦が半押しになっているかどうか
(“S1ON?")の確認を行ない(7)、レリーズ釦が全押
しになり全押しスイッチS2がオンになるまで処理5〜7
のループをくりかえすか、またはレリーズ釦がもとにも
どされ半押しスイッチS1がオフとなったことを確認して
撮影のプログラムを途中で終了する。
ここでレリーズ釦を半押しの状態からさらに押圧する
と、“S2ON?"(6)において全押しスイッチS2はオン
(ON)と判断され、下方のイエス(以降YESと示す)に
進む。以降シャッターを開放して露出を行なうが
(8)、発光識別処理に従って、光量が不足するストロ
ボ発光モードの場合にはストロボを発光させる。次にフ
ィルム給送のため、フィルムの巻上げを行なって
(9)、次の撮影に供える。
“ダブルセルフモード?"(10)で、セルフタイマー設
定手段66に記憶されたデータがダブルセルフモードに設
定されているかどうかを確認し、この場合、ノー(NO)
であるため、撮影プログラムを終了する。
第2に単一のセルフタイマー撮影つまりシングルセル
フモードでの使用について説明を行なう。
セルフスイッチS3の押圧と同時にCPUが起動され一連
の動作および処理(1)〜(4)が行なわれることは、
第1の装置の場合と同様であり、これにより撮影可能状
態となる。
しかしながら、今度はセルフスイッチS3がオンになっ
ているため、“S3ON?"(5)でYESと判断され、セルフ
モード処理(11)へと進む。
セルフモード処理(11)は第2図(a)に示したよう
な処理であり、図に従ってシングルセルフモードの場合
の撮影プログラムついて具体的に説明する。
最初に、被写体方向からセルフ動作中であることを確
認できるようにされたセルフLEDを点灯し(21)、次の
ステップでは、セルフタイマー設定手段66に記憶または
ラッチされたダブルセルフモードに関するデータ“ダブ
ルセルフモード?"の判断(22)は、(今の説明はシング
ルセルフモード撮影でありしかも、起動リセットにより
初期化されているから)NOであり、光量検出手段の結果
に従って“SB発光モード?"の判断(23)を行なう。
この結果がYESつまりSB(ストロボ)発光モードの場
合、“S3ON?"(25)でセルフスイッチS3が切られるのを
待って、液晶等によってセルフタイマー設定手段66でシ
ングルセルフタイマー設定表示を行なう(45)。この場
合したがって第1実施例では、ストロボ用の電源として
は普通電源Bを用いているため、SB発光モードでのダブ
ルセルフモードの設定(ストロボを2度発光させるセル
フタイマー撮影)を禁止してある。このため撮影者は、
3秒以上セルフスイッチS3を押してもダブルセルフモー
ドに設定できない。
そしてシングルセルフタイマー設定表示後シングルセ
ルフタイマー動作プログラム(35)〜(41)を行なう。
まず7秒間のタイマーをスタートさせ(35)、セルフLE
Dを点灯させたまま7秒間が経過すると(36)、セルフL
EDの点滅を開始させ(37)、同時に3秒間のタイマーを
スタートさせ(38)、セルフLEDを点滅させたまま3秒
間が経過すると(39)、セルフLEDが消灯し(40)、セ
ルフモード処理(11)を終了する(41)。
この後は、すでに述べたプログラム(8)〜(10)に
したがって撮影を完了する。
また上記“SB発光モード?"(23)の判断結果がNOの場
合、セルフスイッチS3がすでにオフ(OFF)であればセ
ルフタイマー設定手段66でシングルセルフタイマー設定
の表示を行ない(45)、以降は上記シングルセルフタイ
マー動作プログラム(35)〜(41)に従って、セルフモ
ード処理を終了し、プログラム(8)〜(10)に従っ
て、シングルセルフモード撮影を完了する。
他方、セルフスイッチS3がまだONであれば(24)、右
方向のイエス(YES)に進み、3秒間のタイマーをスタ
ートさせる(28)。
セルフスイッチS3が3秒間以内にOFFとなった場合、
つまり撮影者がシングルセルフモード撮影を希望する場
合は、“S3ON?"(29)と“タイムアップ?"(30)とのル
ープをくりかえした後に、“S3ON?"(29)からNOに進
み、やはりシングルセルフタイマー設定表示を行ない、
上記シングルセルフモード撮影と同様の撮影が行なわれ
る。
第3に連続のセルフタイマー撮影つまりダブルセルフ
モードの場合について設定装置の動作について説明を行
なう。
この場合、セルフスイッチS3の押圧により撮影可能と
なるまで((1)〜(5))は第2のシングルセルフモ
ードと同様であるが、セルフモード処理(11)の進行が
異なる。
第2図(a)を用いて説明すると、まだ、セルフタイ
マー設定手段66にダブルセルフモードが設定されていな
いため、“ダブルセルフモード?"でNOに進む(22)。ダ
ブルセルフモードに設定できるのはSB発光モードになっ
ていない時であり、“SB発光モード?"(23)からここで
はNOに進む。
ダブルセルフモードに設定するためには、3秒間以上
セルフスイッチS3を押し続ければよく(“S3ON?"(29)
と“タイムアップ?"(30)のループをくりかえす。)、
3秒間経過後にセルフタイマー設定手段66で液晶表示等
によるダブルセルフタイマー設定表示を行ない(50)、
この時ダブルセルフモードに設定されたことをセルフタ
イマー設定手段66にラッチする(31)。これにより、セ
ルフLEDが点滅し始め、ダブルセルフモードの設定が終
わったことを示す(32)。セルフスイッチS3をはなす
と、再びセルフLEDが点灯し(34)、7秒間のタイマー
がスタートする(35)。以降撮影が完了するまでは、第
2のシングルセルフモードの撮影と同様である。ただ
し、“ダブルセルフモード?"(10)では、すでにダブル
セルフモードの設定がセルフタイマー設定手段66にラッ
チされているため(上記ステップ(31))、YESに進
み、再びセルフモード処理(11)が行なわれる。
今度はセルフLEDを点灯(21)した後、ダブルセルフ
モードであることを確認して(22)、YESに進み、セル
フタイマー設定手段66のダブルセルフモードの設定を解
除し(26)、2秒間のタイマーを即座にスタートさせる
(27)。2秒経過した後、セルフLEDを点滅させ(3
7)、3秒間のタイマーをスタートさせる(38)。3秒
間が経過すると(39)、セルフLEDが消灯し(40)、再
び露光(8)および巻上げ(9)が行なわれる。ダブル
セルフモードは解除されているため、撮影プログラムを
完了する(12)。
以上のようなダブルセルフモードの撮影により、モー
ド設定後10秒後に1回目の撮影が終了し、さらにその5
秒後に2回目の撮影をすることができる。しかもこのよ
うなセルフモード設定装置ではすでに述べたように、連
続発光が不可能であるかまたは連続発光に時間を要す電
池を使用しているため、ストロボ発光させる必要がある
場合は、1回のみのセルフタイマー撮影しか設定できな
くしている。
以下に本考案の第2または第3の実施例であるセルフ
モード設定装置の動作について説明する。この第2およ
び第3実施例では、カメラの大容量または高電圧の連続
発光可能な電池Aおよび小容量のため連続発光が不可能
な電池Bを使用することを可能にしている。なお、装置
の構成についてはすでに述べたので省略する。また第1
図にあたる撮影の進行プログラムも全く同様のため省略
する。第2図(a)セルフモード処理においてのみわず
かな差が生じる。
第2実施例の装置の動作においては、電池の容量およ
び電圧を判断するステップ(55)を“SB発光モード?"
(23)と“S3ON?"(25)との間に設けた。これにより、
光量不足でSB発光モードの場合でも、連続発光可能な電
池Aを使用していればダブルセルフモード撮影を可能に
するステップ“S3ON?"(24)にもどり、ストロボを連続
で2度発光してのダブルセルフモード撮影を可能にす
る。
これに反して、SB発光モードの場合で連続発光が不可
能な電池Bを使用していれば、“S3ON?"(25)に進み、
シングルセルフモードの撮影しか行えなくる。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、連続発光を行なうことができ
ないストロボ発光用電源を使用した場合であっても、ス
トロボを使用しない時は単一および連続セルフモード撮
影が可能であり、ストロボを使用する時は単一セルフモ
ード撮影を可能にし、連続セルフモード撮影を禁止した
ため、光量不足等の条件のまま、あやまって連続セルフ
モード撮影を設定することがなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図(a)、第3図(a)は本考案の第1実
施例の装置を説明するための図面であり、第1図と第2
図(a)はセルフタイマー設定のため使用されるプログ
ラムのフローチャートであり、第3図(a)は第1実施
例のセルフモード設定装置の構成を示した図面であり、 第2図(b)、第3(b)は本考案の第2および第3実
施例の装置を説明するための図面であり、第2図(b)
はセルフタイマー設定のため使用されるプログラムのフ
ローチャートであり、第3図(b)は第2および第3実
施例のセルフモード設定装置の構成を示した図面であ
る。 〔主要部分の符号の説明〕 60……被写体の光量検出手段 61……カメラ制御手段 62……セルフ表示制御手段 63……SB制御手段 64……フィルム巻上げ巻戻し制御手段 65……電池の識別手段 66……セルフタイマー設定手段

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフ
    タイマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセ
    ルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードと
    がそれぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置に
    おいて、 前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段によって前記ストロボ発光撮影モードが設
    定されていないと判断された場合は、前記一駒、連続セ
    ルフモードの設定を何れも許容するが、前記判断手段に
    よって前記ストロボ発光撮影モードが設定されていると
    判断された場合は、前記一駒セルフモードの設定は許容
    しても前記連続セルフモードの設定は禁止するセルフタ
    イマー設定手段とから構成されたカメラのセルフモード
    設定装置。
  2. 【請求項2】ストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフ
    タイマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセ
    ルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードと
    がそれぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置に
    おいて、 前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否かを
    判断する判断手段と、 互いに容量が異なると共に形状も異なる大容量電池と小
    容量電池との何れか一方を格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている電池が前記大容量電池と
    前記小容量電池との何れであるかを前記電池の形状の相
    違から識別する識別手段と、 前記判断手段によって前記ストロボ発光撮影モードが設
    定されていると判断された場合でかつ前記識別手段によ
    って前記格納手段に格納されている前記電池が前記大容
    量電池であると識別された場合は、前記一駒、前記連続
    セルフモードの設定を何れも許容するが、前記判断手段
    によって前記ストロボ発光撮影モードが設定されている
    と判断された場合でかつ前記識別手段によって前記格納
    手段に格納されている前記電池が前記小容量電池である
    と識別された場合は、前記一駒セルフモードの設定は許
    容しても前記連続セルフモードの設定は禁止するセルフ
    タイマー設定手段とから構成されることを特徴とするカ
    メラのセルフモード設定装置。
  3. 【請求項3】ストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフ
    タイマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセ
    ルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードと
    がそれぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置に
    おいて、 前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否かを
    判断する判断手段と、 互いに容量が異なると共に電圧も異なる大容量電池と小
    容量電池との何れか一方を格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている電池が前記大容量電池と
    前記小容量電池との何れであるかを前記電池の電圧の相
    違から識別する識別手段と、 前記判断手段によって前記ストロボ発光撮影モードが設
    定されていると判断された場合でかつ前記識別手段によ
    って前記格納手段に格納されている前記電池が前記大容
    量電池であると識別された場合は、前記一駒、前記連続
    セルフモードの設定を何れも許容するが、前記判断手段
    によって前記ストロボ発光撮影モードが設定されている
    と判断された場合でかつ前記識別手段によって前記格納
    手段に格納されている前記電池が前記小容量電池である
    と識別された場合は、前記一駒セルフモードの設定は許
    容しても前記連続セルフモードの設定は禁止するセルフ
    タイマー設定手段とから構成されることを特徴とするカ
    メラのセルフモード設定装置。
  4. 【請求項4】ストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフ
    タイマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセ
    ルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードと
    がそれぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置に
    おいて、 前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否かを
    判断する判断手段と、 互いに電圧が異なると共に形状も異なる高電圧電池と低
    電圧電池との何れか一方を格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている電池が前記高電圧電池と
    前記低電圧電池との何れであるかを前記電池の形状の相
    違から識別する識別手段と、 前記判断手段によって前記ストロボ発光撮影モードが設
    定されていると判断された場合でかつ前記識別手段によ
    って前記格納手段に格納されている前記電池が前記高電
    圧電池であると識別された場合は、前記一駒、前記連続
    セルフモードの設定を何れも許容するが、前記判断手段
    によって前記ストロボ発光撮影モードが設定されている
    と判断された場合でかつ前記識別手段によって前記格納
    手段に格納されている前記電池が前記低電圧電池である
    と識別された場合は、前記一駒セルフモードの設定は許
    容しても前記連続セルフモードの設定は禁止するセルフ
    タイマー設定手段とから構成されることを特徴とするカ
    メラのセルフモード設定装置。
  5. 【請求項5】ストロボ発光撮影モードと、一駒のセルフ
    タイマー撮影を行なう一駒セルフモードと、複数駒のセ
    ルフタイマー撮影を連続して行なう連続セルフモードと
    がそれぞれ設定可能なカメラのセルフモード設定装置に
    おいて、 前記ストロボ発光撮影モードが設定されているか否かを
    判断する判断手段と、 互いに電圧が異なると共に形状も異なる高電圧電池と低
    電圧電池との何れか一方を格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている電池が前記高電圧電池と
    前記低電圧電池との何れであるかを前記電池の電圧の相
    違から識別する識別手段と、 前記判断手段によって前記ストロボ発光撮影モードが設
    定されていると判断された場合でかつ前記識別手段によ
    って前記格納手段に格納されている前記電池が前記高電
    圧電池であると識別された場合は、前記一駒、前記連続
    セルフモードの設定を何れも許容するが、前記判断手段
    によって前記ストロボ発光撮影モードが設定されている
    と判断された場合でかつ前記識別手段によって前記格納
    手段に格納されている前記電池が前記低電圧電池である
    と識別された場合は、前記一駒セルフモードの設定は許
    容しても前記連続セルフモードの設定は禁止するセルフ
    タイマー設定手段とから構成されることを特徴とするカ
    メラのセルフモード設定装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5577731A (en) * 1978-12-08 1980-06-11 Ricoh Co Ltd Self-timer device of camera
JPS56149024A (en) * 1980-04-22 1981-11-18 Olympus Optical Co Ltd Self-timer operation display device for camera
JPS5749937A (en) * 1980-09-10 1982-03-24 Canon Inc Photographic mode switching device for flash photographing of camera
JPS63199334A (ja) * 1987-02-16 1988-08-17 Nikon Corp 電子閃光装置

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