JP2002029560A - キャップ - Google Patents
キャップInfo
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- JP2002029560A JP2002029560A JP2000213962A JP2000213962A JP2002029560A JP 2002029560 A JP2002029560 A JP 2002029560A JP 2000213962 A JP2000213962 A JP 2000213962A JP 2000213962 A JP2000213962 A JP 2000213962A JP 2002029560 A JP2002029560 A JP 2002029560A
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Abstract
果的に回避して、気泡の発生を容易に防止できるキャッ
プを提供する。 【解決手段】 注出口11を備え、起泡性内容液を収容
する容器13の口部14に装着されるキャップ10であ
って、注出口11の内側周囲から下方に延設される環状
壁面体17を備え、且つこの環状壁面体17の下端は、
その周方向に、容器13を載置した際の水平面に対して
傾斜する傾斜部18を有する。環状壁面体17は、その
内壁面がドーム状の湾曲面となっており、傾斜部18は
湾曲する傾斜部となっている。傾斜部18は、環状壁面
体17の下端の全周にわたって設けられており、傾斜部
18の最も高い部分と最も低い部分は対向する位置に配
置されている。
Description
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップ及び
該キャップを備える容器に関する。
性剤や油分等を含む液体からなる起泡性を有する内容液
は、キャップに残留する当該内容液によって注出部に膜
が造られることにより、容器を把持した際に注出口から
気泡を発生させる要因となる。
部に向かって下方に延設される環状の壁面体を設け、こ
の壁面体に沿って残留した内容液を収容部にスムースに
案内して、液切れが良好になるように工夫されたキャッ
プが知られている。このキャップは、液切れは良好にな
るものの、壁面体の下端に膜が残置されるのを十分に回
避できず、この膜による気泡の発生を招くことになる。
されるのを効果的に回避して、気泡の発生を容易に防止
できるキャップ及び該キャップを備える容器の提供を目
的とする。
え、起泡性内容液を収容する容器の口部に装着されるキ
ャップであって、前記注出口の内側周囲から下方に延設
される環状壁面体を備え、且つ該環状壁面体の下端は、
その周方向に、前記容器を載置した際の水平面に対して
傾斜する傾斜部を有するキャップを提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
キャップ10は、図1〜図4に示すように、例えば界面
活性剤を含み起泡性を有する液体である液体洗剤を内容
液として収容した合成樹脂製の円筒状容器13の口部1
4に装着されて使用される。
注出する注出口11を備えたキャップ本体12と、キャ
ップ本体12の周縁近傍にヒンジ連結され、注出口11
を開閉するヒンジ蓋16とからなる。また本実施形態の
キャップ10は、注出口11の内側周囲から下方に延設
される環状壁面体17を備え、且つ環状壁面体17の下
端は、その周方向に、円筒状容器13を載置した際の水
平面に対して傾斜する傾斜部18を有する。
その内壁面19がドーム状に湾曲する湾曲面となってお
り、またこれの下端の傾斜部18は下方に凸となった円
弧状に湾曲する傾斜部となっている。また、傾斜部18
は、環状壁面体17の下端の全周にわたって設けられて
おり、傾斜部18の最も高い部分は、ヒンジ蓋16のヒ
ンジ連結部20から最も離れて位置し、傾斜部18の最
も低い部分は、最も高い部分と対向する位置であるヒン
ジ連結部20に最も近い位置に配置される。
射出成形品であって、円盤状の天面部15と、天面部1
5の周縁部分から下方に延設された円筒状の周壁部21
とからなる。周壁部21は例えば11mm程度の高さを
有し、その内周面には雌ネジが形成されている。周壁部
21の雌ネジが円筒状容器13の口部14の外周面に形
成された雄ネジに螺合されることにより、キャップ10
が容器13の口部14に装着固定される。
程度の大きさであり、その略中央部分には、ヒンジ連結
部20から離れる方向に偏心して、変形した楕円形状の
環状蓋受け台22が上方に突出して形成されている。環
状蓋受け台22の内側には、注出口11と環状壁面体1
7とからなる注出部23が天面部15と一体として設け
られている。注出口11は、ヒンジ連結部20とは離れ
る側に偏心したドーム状の環状壁面体17の上端部にお
いて開口すると共に、注出口11の周囲を囲んで液垂れ
防止壁24が上方に突出して設けられている。液垂れ防
止壁24は、その内側面が上方に向けて漸次拡開するテ
ーパー面となっており、この液垂れ防止壁24によって
液体洗剤の注出終了時に液切れをスムースに行うことが
出来ると共に、液垂れ防止壁24に囲まれる空間を介す
ることにより、液垂れを生じることなく液体洗剤を注出
部23に戻すことが可能になる。
いずれもがドーム形状を有し、環状蓋受け台22の内側
において、天面部15よりも上方に突出すると共に、そ
の傾斜部18となった下端が天面部15に接合してい
る。すなわち、ヒンジ連結部20から最も離れて位置す
る傾斜部18の最も高い部分は、天面部15と同じ高さ
で当該天面部15と直接接合し、傾斜部18のそれ以外
の部分は天面部15よりも下方まで延設され、上方に曲
折した後に当該天面部15と接合している。
下面側には、周壁部21から所定の間隔をおいて環状の
インナーリング25が下方に突出して設けられており、
このインナーリング25を円筒状容器13の口部14の
内側に密着させ、口部14の上端部をインナーリング2
5と周壁部21の間に挟み込みつつキャップ10が口部
14に装着される。
ャップ本体11と一体として形成される。ヒンジ蓋は、
キャップ本体11の環状蓋受け台23の平面形状と合致
する平面形状を有すると共に、内側が中空となったドー
ム形状を有し、その周縁部の下端面が環状蓋受け台23
の上端面に当接することによって閉じた状態となる。ま
た、ヒンジ蓋16の内側中央の天端部分には、ドーム形
状の中空内部に突出して閉栓棒26が設けられ、ヒンジ
蓋16を閉じた際にこの閉栓棒26が注出口11に嵌合
係止されて注出口11を閉塞すると共に、ヒンジ蓋16
による閉塞状態を保持する。
を挟んで折れ曲がり可能な蓋側連結台27及び本体側連
結台28を介してキャップ本体12の天面部15に接合
されている。また、ヒンジ蓋16の外周面には、ヒンジ
連結部20と反対側に位置して斜め上方に突出する開放
操作爪29が設けられており、この開放操作爪29を介
してヒンジ蓋16を容易に開閉操作できるようになって
いる。
洗剤の注出操作を一旦終了して円筒状容器13を載置し
た際に、環状壁面体17の下端に液体洗剤による膜が残
置されるのを効果的に回避することができる。すなわ
ち、余剰の液体洗剤は、液垂れ防止壁24から注出口1
1を介して円筒状容器13の内部に回収されることにな
り、この際に注出口11に膜を生じる。生じた膜は、そ
の自重によって注出口11と連続する環状壁面体17の
ドーム状の内壁面19に沿って余剰の液体洗剤と共に下
方へ移動し、環状壁面体17の下端を周縁部とする膜を
形成する。ここで、本実施形態によれば、環状壁面体1
7の下端は傾斜部18となっているので、形成された膜
はその自重によって、下方部分の肉厚が厚くなる一方
で、上方部分の肉厚が薄くなってその厚さが不均一にな
ってゆき、薄い部分で破断することによりスムースに消
失する。これによって、液体洗剤を再度使用すべく円筒
状容器を把持した際に、注出口11から気泡が発生する
のを容易に防止することができる。
連続する内壁面19はドーム状の湾曲面となっているこ
とにより、注出口11で生じた膜を傾斜部18までより
スムースに移動させることができ、また傾斜部18が下
方に凸となって湾曲する傾斜部となっていることによ
り、当該傾斜部18に形成された膜の厚さをよりスムー
スに不均一にすることができる。さらに、湾曲する傾斜
部18が環状壁面体17の全周にわたって設けられてい
ることにより、膜の厚さをスムースに不均一にする効果
を一層向上させることができる。
加えて、さらに以下のような作用効果が奏される。すな
わち、傾斜部18の最も高い部分は、天面部15と同じ
高さで当該天面部15と接合していることにより、液体
洗剤の量が少なくなって円筒状容器13を逆さにして使
用する場合に、環状壁面体17の下端部分の外周とイン
ナーリング25との間の溝部分30に残った液体洗剤
は、天面部15から下方(逆さにした際の上方)に突出
していない上記最も高い部分における接合部を介して環
状壁面体18の内側の空間にスムースに流入することが
できる。したがって、溝部分に滞留することによる無駄
を生じることなく液体洗剤を最後まで使用することがで
きる。
ヒンジ蓋16のヒンジ連結部20と離れる側に偏心して
設けられているので、注出口11から液体洗剤を注出す
る際の作業性に優れる。
ることなく種々の変更が可能である。例えば、環状壁面
体の下端の傾斜部は、下方に凸となった傾斜部である必
要は必ずしもなく、上方に凸或いはS字形に湾曲する傾
斜部や、直線状に傾斜する傾斜部であっても良い。ま
た、傾斜部は、環状壁面体の下端の全周にわたって設け
る必要は必ずしもなく、その一部に設けたものであって
も良い。一部に形成された傾斜部であっても、膜の厚さ
を不均一にする効果を十分に発揮することができる。さ
らに、注出口を開閉する蓋部材はヒンジ蓋である必要は
必ずしもなく、その他の蓋部材を用いることもでき、ま
た蓋部材はなくても良い。さらにまた、キャップが取り
付けられる容器は、円筒状容器である必要は必ずしもな
く、収容される内容液としては、液体洗剤の他、海面活
性剤や油を等を含み、起泡性を備える種々の液体を用い
ることができる。
る容器によれば、環状の壁面体の下端に膜が残置される
のを効果的に回避して、気泡の発生を容易に防止するこ
とができる。
た容器の側面図である。
状態を示す断面図である。
を開いた状態を示す断面図である。
を開いた状態を示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 注出口を備え、起泡性内容液を収容する
容器の口部に装着されるキャップであって、 前記注出口の内側周囲から下方に延設される環状壁面体
を備え、且つ該環状壁面体の下端は、その周方向に、前
記容器を載置した際の水平面に対して傾斜する傾斜部を
有するキャップ。 - 【請求項2】 前記環状壁面体は、その内壁面がドーム
状の湾曲面となっており、前記傾斜部は円弧状に湾曲す
る傾斜部となっている請求項1記載のキャップ。 - 【請求項3】 前記傾斜部は、前記環状壁面体の下端の
全周にわたって設けられており、前記傾斜部の最も高い
部分と最も低い部分は対向する位置に配置される請求項
1又は2に記載のキャップ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のキャッ
プを備え、起泡性内容液を収容する容器。
Priority Applications (1)
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JP2000213962A JP3380798B2 (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP3380798B2 JP3380798B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004256151A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2008050011A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Q P Corp | 注出口体 |
JP2011093554A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 抜栓キャップ |
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2000
- 2000-07-14 JP JP2000213962A patent/JP3380798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004256151A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP4493924B2 (ja) * | 2003-02-27 | 2010-06-30 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
JP2008050011A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Q P Corp | 注出口体 |
JP2011093554A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 抜栓キャップ |
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JP3380798B2 (ja) | 2003-02-24 |
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