JP2016120938A - 小出し可能な複合液出しキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器口部100に装着される第1の液出しキャップ1と、第1の液出しキャップ1に開閉自在にヒンジ連結された第2の液出しキャップ3とからなり、第1の液出しキャップ1には、容器内部に通じる連通孔20と、一定量の液を溜める液溜め部Zとを有しており、第2の液出しキャップ3は、液小出し用パイプ40の先端が嵌め込まれた液出し用案内筒39を備えており、第2の液出しキャップ3を閉じた状態では、液小出し用パイプ40の他端が液溜め部Zの底面部に対面するように位置し、連通孔20を通して液溜め部Zに収容された内容液90が液小出し用パイプ40から液出しされ、第2の液出しキャップ3を開放した状態では、第1の液出しキャップ1の連通孔20を通して内容液の液出しが行われることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
従って、容器からの内容液の排出形態を変更できるような構造のキャップが求められており、例えば特許文献1にダブルヒンジ構造の複合キャップが提案されている。
即ち、第2のヒンジキャップが被せられたまま第1のヒンジキャップを開け、容器を傾けた場合には、キャップ本体の液出し用の開口から内容液が排出され、一方、第1のヒンジキャップを閉じたまま、第2のヒンジキャップを開けて容器を傾けた場合には、第1のヒンジキャップに設けられている案内筒から内容液を小出しすることができるというものである。
第1の液出しキャップは、容器口部に係合固定される筒状側壁と、該筒状側壁の上端部を閉じるように設けられている頂板部とを含み、
前記頂板部には、容器内部に通じる連通孔と、一定量の液を溜める液溜め部と、第2の液出しキャップを保持するための第1の係合突起とが形成されており、
第2の液出しキャップは、第1の液出しキャップの筒状側壁にヒンジ連結され且つ前記第1の係合突起と係合し得る第2の係合突起を備えた環状壁と、該環状壁の上端を閉じるように形成され且つ液出し用案内筒とを備えた天井部とを含み、
前記液出し用案内筒には、液小出し用パイプの先端が嵌合固定されており、
第2の液出しキャップを閉じた状態では、前記液小出し用パイプの他端が前記液溜め部の底面部に対面するように位置し、前記連通孔を通して該液溜め部に収容された容器内容液が該液小出し用パイプから液出しされると共に、
第2の液出しキャップを開放した状態では、第1の液出しキャップの前記連通孔を通して容器内容液の液出しが行われること、
を特徴とする複合液出しキャップが提供される。
(A)第2の液出しキャップの環状壁には、上蓋が開閉自在にヒンジ連結されており、該上蓋を開放した状態で、第2の液出しキャップの液出し用案内筒に嵌合固定されている液小出し用パイプからの容器内容液の液出しが行われること、
(B)第2の液出しキャップの液出し用案内筒には、該案内筒の先端部をシールし得るように閉塞可能な小キャップが設けられていること、
(C)前記液溜め部には、前記液出し用案内筒の先端部分が延びている方向とは反対側となる位置に、一定量以上の液を排出し、収容される液量を調整するための液排出路が設けられていること、
が好ましい。
即ち、本発明において、内容液の小出しは、容器を倒立することにより、第1の液出しキャップに設けられている液溜め部に一旦内容液を移した後に行われる。この液溜め部内には、液小出し用パイプの一方側端部(下端部)が位置しており、この液小出し用パイプから、液溜め部に収容されている内容液が排出されるわけである。このことから理解されるように、第2の液出しキャップ(液小出し用パイプ)からの内容液の小出しでは、液溜め部に収容されている内容液に限定して排出される。従って、本発明では、常に一定の量の内容液が小出しされることとなり、一般の使用者が小出しに際して、排出時間(容器を傾ける時間)を考えながら液出しを行うという煩わしさは完全に解消されている。
また、筒状側壁7の内面の下端には、アンダーカット15が形成されており、このアンダーカット15が容器口部100のサポートリング101の上方に形成されている顎部103と係合することにより、第1の液出しキャップ1はしっかりと容器口部100に固定されることとなる。
即ち、上記のようなスリット17により筒状側壁7を外側壁7aと内側壁7bとの二重壁構造とすることにより、第1の液出しキャップ1を、格別の工具を用いることなく、容易に容器口部100から取り外し、この複合液出しキャップを容器と分別して廃棄することができる。例えば、スリット17が上端から下端まで延びている領域において、外側壁7aの内面に軸方向に延びているスコアを形成しておくことにより、開放された第2の液出しキャップ3を手で持ってヒンジバンド11を引き降ろしてスコアを引き裂くことにより、外側壁7aを完全に引き裂くことができ、これにより、第1の液出しキャップ1を容器口部100から容易に取り除くことができる。
この環状壁27の下端部が、前述した第1のヒンジバンド11によって、第1の液出しキャップ1の筒状側壁7の上端にヒンジ連結されており(図3参照)、この環状壁27の上端が、第2のヒンジバンド31によって上蓋5にヒンジ連結されている。即ち、図1〜図5の態様の複合液出しキャップは、ダブルヒンジ構造を有するものであり、第2の液出しキャップ3は、容器口部100に装着された第1の液出しキャップ1を覆い得るように開閉自在にヒンジ連結され、この第2の液出しキャップ3には、これを覆うことができるように開閉自在に上蓋5がヒンジ連結された構造となっている。
また、図3、図6に示すとおり、この環状壁27の上端部分の第1のヒンジバンド11と対向する側には、第1の開封用タブ34が設けられている。即ち、第1の開封用タブ34により、第2の注ぎ出しキャップ3の開け閉めを手で容易に行うことができる。
天井部29の周縁部の下面には、シールリング37が設けられており、第2の液出しキャップ3を閉じたとき、このシールリング37が第1の液出しキャップ1の筒状突起25の内面に密着することにより、シール性が確保されるようになっている。
この小キャップ41は、バンド43により案内筒39の先端部に開閉可能に連結された平板形状の基板45と、この基板45の一方の面の中央部分に設けられた二重壁構造のシール用リング47とから形成されており、この小キャップ41(平板状基板45)を閉じたとき、シール用リング47の間に案内筒39の先端が嵌め込まれ、これにより、案内筒39の先端(液小出し用パイプの先端)がシールされ、パイプ40の先端部からの内容液の漏洩が防止されるようになっている。
尚、図4及び図5から理解されるように、第2の液出しキャップ3及び上蓋5を閉じたとき、第1のヒンジバンド11と第2のヒンジバンド31との位置関係によって、第1の開封用タブ34と第2の開封用タブ55とは周方向に完全に離隔して位置することとなり、これにより、第1の開封用タブ34を持っての第2の液出しキャップ3の開放と、第2の開封用タブ55を手で持っての上蓋5の開封とを、完全に別個の作業で行うことができ、これらの開封操作を誤ることなく、速やかに行うことができる。
また、上蓋5を閉じるとき、上記の突片59は小キャップ41(平板状基板45)を乗り越えていくが、閉じられた上蓋5を開放するときには、上蓋5の旋回と共に、この突片59が小キャップ41(平板状基板45)を押し上げていくこととなり、この結果、上蓋5を開けると同時に、案内筒39(液小出し用パイプ40)の先端部も解放され、これにより、液小出し用パイプ40からの内容液の排出(小出し)を行うことが可能となる。
このようにして液溜め部Zを内容液90で満杯にした後、図8に示されるように、第2の液出しキャップ3が閉じられたまま、上蓋5を開放すると、上蓋5の開放に伴い、小キャップ41も開放される。従って、この状態で容器を傾けることにより、液溜め部Zに収容された内容液90が、液小出し用パイプ40を通って案内筒39の先端から注ぎ出されることとなる。
かくして、第2の液出しキャップ3を通しての小出しでは、液溜め部Zの内容積に相当する一定量の内容液が排出されることとなる。
図9の態様では、液溜め部Zの形態を除く部分は、図1の態様と同じであるため、一部の引照数字は省略されている。
尚、上述した例では、切欠き60が液排出路として形成されているが、切欠き60の代わりに、仕切り壁21に穴を設けることもできる。このような孔は、切欠き60の下端に位置する部分に形成されるものであり、これにより、切欠き60を設けた場合と同様、仕切り壁21の上方部分に位置する液を液溜め部Zから排出することができる。
また、図1に示されているような屈曲した形態の液出しパイプ40は、成形がし難い場合があるが、そのような場合には、このパイプ40をヒンジ連結された一対のピースからなる割型構造とし、これらピースが開いた形状で成形し、これを閉じることにより、図1に示されている屈曲した形態のパイプが形成されるようにすることができる。
3:第2の液出しキャップ
5:上蓋
19:連通孔
21:液溜め用仕切り壁
25:筒状突起
39:液出し用案内筒
40:液小出し用パイプ
100:容器の口部
Claims (4)
- 容器口部に装着される第1の液出しキャップと、第1の液出しキャップに開閉自在にヒンジ連結された第2の液出しキャップとからなる複合液出しキャップであって、
第1の液出しキャップは、容器口部に係合固定される筒状側壁と、該筒状側壁の上端部を閉じるように設けられている頂板部とを含み、
前記頂板部には、容器内部に通じる連通孔と、一定量の液を溜める液溜め部と、第2の液出しキャップを保持するための第1の係合突起とが形成されており、
第2の液出しキャップは、第1の液出しキャップの筒状側壁にヒンジ連結され且つ前記第1の係合突起と係合し得る第2の係合突起を備えた環状壁と、該環状壁の上端を閉じるように形成され且つ液出し用案内筒とを備えた天井部とを含み、
前記液出し用案内筒には、液小出し用パイプの先端が嵌合固定されており、
第2の液出しキャップを閉じた状態では、前記液小出し用パイプの他端が前記液溜め部の底面部に対面するように位置し、前記連通孔を通して該液溜め部に収容された容器内容液が該液小出し用パイプから液出しされると共に、
第2の液出しキャップを開放した状態では、第1の液出しキャップの前記連通孔を通して容器内容液の液出しが行われること、
を特徴とする複合液出しキャップ。 - 第2の液出しキャップの環状壁には、上蓋が開閉自在にヒンジ連結されており、該上蓋を開放した状態で、第2の液出しキャップの液出し用案内筒に嵌合固定されている液小出し用パイプからの容器内容液の液出しが行われる請求項1に記載の複合液出しキャップ。
- 第2の液出しキャップの液出し用案内筒には、該案内筒の先端部をシールし得るように閉塞可能な小キャップが設けられている請求項1または2に記載の複合液出しキャップ。
- 前記液溜め部には、前記液出し用案内筒の先端部分が延びている方向とは反対側となる位置に、一定量以上の液を排出し、収容される液量を調整するための液排出路が設けられている請求項1〜3の何れかに記載の複合液出しキャップ。
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JP2010126191A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Japan Crown Cork Co Ltd | 容器蓋 |
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- 2014-12-24 JP JP2014260983A patent/JP6632801B2/ja active Active
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